JP6134242B2 - 内燃機関のオイルレベルゲージ用通路 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のオイルレベルゲージ用通路に関し、特に、飛散オイルの付着を防止し得る内燃機関のオイルレベルゲージ用通路に関するものである。
従来、自動車の内燃機関のオイルパンに貯留されたオイルのレベルを確認するために、棒状または帯状のオイルレベルゲージを内燃機関内部に所定位置まで挿入し、オイルレベルゲージの先端部がオイルパン内に所定長突入することにより、オイルレベルゲージの先端部に付着したオイルの付着位置からオイル量の適否を確認するものがある。オイルレベルゲージの内燃機関への挿入口の位置は、エンジンの形状やエンジンルームのレイアウト、レベル計測作業の作業性等を考慮して決定されるが、例えばチェーンケース内を通すようにしたものがある。
チェーンケース内にはシリンダヘッド側のカム軸とクランク軸との間で周回するチェーンが設けられており、チェーンの移動によりオイルが飛散してオイルレベルゲージに付着すると、正確なオイル量を判断することができない。そのような飛散オイルの付着を防止するためにはチェーンケース内にオイルパン内に至るチューブを設け、チューブにオイルレベルゲージを挿入することが考えられるが、部品点数や組み付け工数の増加によりコスト高になる。
一方、チェーンはチェーンガイドによりガイドされかつテンションが規制されるようになっており、チェーンガイドによりオイルの飛散を止めることが可能となる。そのため、チェーンガイドのチェーンとは反対側にオイルレベルゲージを位置させることにより、チューブを設けることなくオイルレベルゲージをチェーンケース内に通すことができる。
しかしながら、クランク軸にはチェーンを巻き掛けるスプロケットが固着されており、スプロケットに付着しているオイルが飛散する。チェーンガイドはスプロケットの手前まで延在し得るが、スプロケットからの飛散オイルを完全に止めることはできない。例えば、クランク軸のスプロケットにオイルポンプチェーンを介してオイルポンプを駆動するものがあり、その場合にオイルポンプチェーンやオイルポンプスプロケットによるオイルの飛散を防止するために、オイルポンプのケースカバー(ハウジングカバー)に、オイルポンプチェーンがオイルポンプスプロケットに巻き掛けられる部位を覆う略コ字状のリブを設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2006−63925号公報
一方、クランク軸に同軸にオイルポンプを設けた内燃機関があり、その場合にもオイルポンプのケースカバーにリブを設けることが考えられるが、上記特許文献1のものでは、スプロケットを略半周分外囲する略コ字状のリブを設けており、リブを設けることによる重量増となるという問題がある。
このような課題を解決して、チェーンケース内に通すようにしたオイルレベルゲージへのチェーンやスプロケットから飛散したオイルの付着を防止することを実現するために、本発明に於いては、クランク軸(6)を回転自在に軸支しかつ当該クランク軸の軸端部が外方に突出する端壁(7)を備える内燃機関本体(1・2)と、前記クランク軸の軸端部に固着された伝動用回転部材(8)と、前記クランク軸の回転を被駆動軸(5・5a)に伝えるべく前記伝動用回転部材と当該被駆動軸とに亘って巻回された無端伝動部材(9)と、前記無端伝動部材を覆うように前記端壁に固設されたカバー(13)と、オイルパン(4)内のオイル量を確認するべく前記カバー内に前記オイルパンとは相反する側から挿入されたオイルレベルゲージ(15)とを有する内燃機関のオイルレベルゲージ用通路であって、前記クランク軸に同軸的に駆動されるオイルポンプ(21)のポンプケース(22)が前記端壁に取り付けられ、前記ポンプケースに、前記伝動用回転部材と前記オイルレベルゲージとの間に位置するリブ(24)が形成され、前記リブは、前記無端伝動部材をガイドするガイド部材(11)の前記伝動用回転部材側の一端近傍に至るように延在しているものとした。
これによれば、無端伝動部材として例えばチェーンを用いた場合、伝動用回転部材としてスプロケットからの飛散オイルがオイルレベルゲージの方に飛んだ場合に、ガイド部材としてのチェーンガイドにより飛散オイルを止めることができるとともに、チェーンガイドはスプロケット部分を覆うまで延在せず、チェーンガイドにより覆われていない部分からの飛散オイルに対してはオイルポンプのポンプケースに設けたリブにより止めることができる。オイルレベルゲージに飛散オイルが付着することを防止できるため、オイル量の確認を確実に行うことができる。また、オイルポンプはクランク軸と同軸に設けられていることから、クランク軸の軸端部に固着されたスプロケットの近傍にリブを設けることができ、スプロケットからのオイルの飛散範囲が狭い領域でリブによりオイルの飛散を止めることができ、リブの延在長さを短くすることができ、リブを設けることによる重量増を抑制し得る。また、リブを設けることによりポンプケースの強度が増大するため、例えば二つ割り形状のポンプケースの場合にその合わせ面の密接度が高まり、オイルポンプのオイルリーク量を低減し得る。
特に、前記カバーは、前記オイルレベルゲージをガイドするように延在する帯状ガイド(14)を有し、前記帯状ガイドが、前記カバーに一体のリブ形状に形成され、前記帯状ガイドの前記オイルポンプの近傍部分は、前記リブと共にラビリンス構造を形成するとよい。
これによれば、オイルレベルゲージをガイドする帯状ガイドがカバーとしてのチェーンケースに設けられている場合には、オイルポンプ側のリブとチェーンケース側の帯状ガイドとの間に組み付け誤差を考慮した隙間を設ける必要があるが、それらリブと帯状ガイドとをラビリンス構造を形成するように配置することにより、組み付け誤差を許容し、かつ例えばシリンダヘッド側から落下してくるオイルがオイルレベルゲージ側に侵入することを防止できる。
また、前記オイルポンプは、直線状に延在するリリーフバルブ(23)を内蔵し、前記ポンプケースの前記リリーフバルブが配設された部分(22a)が、他の部分よりも外側に突出するように形成され、前記ポンプケースは、前記リリーフバルブが配設された部分を前記オイルレベルゲージが通る部分に沿わせるように前記端壁に取り付けられ、前記リブが、前記ポンプケースの前記リリーフバルブが配設された部分の突出方向頂点に設けられているとよい。
これによれば、オイルポンプにリリーフバルブを一体的に設けることにより、リリーフバルブを設けた部分が他の部分よりも盛り上がる形状になる場合に、ポンプケースにおける盛り上がりにより突出する部分の突出方向頂点にリブを設けることにより、リブの高さを最小限とすることができ、リブを設けることによる重量増加を最小限に抑制し得る。
また、前記帯状ガイドの前記オイルポンプの近傍部分(14a)が、前記無端伝動部材側に曲成されているとよい。これによれば、帯状ガイドにより受け止められたオイルが帯状ガイドを伝わり落ち、そのオイルの帯状ガイドの下端から落下する位置をオイルレベルゲージ側とは相反する側に遠ざけることができ、オイルレベルゲージへのオイルの付着をより確実に防止し得る。
このように本発明によれば、無端伝動部材として例えばチェーンを用いた場合、伝動用回転部材としてスプロケットからの飛散オイルがオイルレベルゲージの方に飛んだ場合に、チェーンガイドにより飛散オイルを止めることができるとともに、チェーンガイドはスプロケット部分を覆うまで延在せず、チェーンガイドにより覆われていない部分からの飛散オイルに対してはオイルポンプのポンプケースに設けたリブにより止めることができる。オイルレベルゲージに飛散オイルが付着することを防止できるため、オイル量の確認を確実に行うことができる。また、オイルポンプはクランク軸と同軸に設けられていることから、クランク軸の軸端部に固着されたスプロケットの近傍にリブを設けることができ、スプロケットからのオイルの飛散範囲が狭い領域でリブによりオイルの飛散を止めることができ、リブの延在長さを短くすることができ、リブを設けることによる重量増を抑制し得る。また、リブを設けることによりポンプケースの強度が増大するため、例えば二つ割り形状のポンプケースの場合にその合わせ面の密接度が高まり、オイルポンプのオイルリーク量を低減し得る。さらに、チェーンケースの裏側のリブとオイルポンプのポンプケース側のリブとでオイルレベルゲージの通路を構成するため、パイプやその他の部材により専用の通路を別途設ける必要がなくなり、重量面での合理的な設計が可能である。
本発明が適用された内燃機関のクランク軸の軸線方向から見た内燃機関本体の要部正面図である。 図1のII−II線に沿って破断して矢印方向に見た要部拡大断面図である。 オイルポンプを示す斜視図である。 オイルポンプ周りを示す正面図である。 図4のV−V線に沿って破断して矢印方向に見た断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用された内燃機関のクランク軸の軸線方向から見た内燃機関本体の要部正面図である。なお、図では、内燃機関本体として、シリンダブロック1とシリンダブロック1の上面に固設されたシリンダヘッド2と、シリンダブロック1の下面に固設されたオイルパン4とが図示さされている。
シリンダヘッド2には吸排気用の各カム軸5が回転自在に設けられ、各カム軸5にはドリブンスプロケット5aが固着されている。なお、カム軸5とドリブンスプロケット5aとは一体に回転することから、両部材を総称して被駆動軸と称す。
シリンダブロック1の図における下部にはクランク軸6が配設されている。クランク軸6は、シリンダブロック1のクランク軸6の軸線方向に位置する端壁7から外側に所定量突出した状態で、端壁7に軸受(図示省略)を介して回転自在に軸支されている。クランク軸6の端壁7から外側に突出した軸端部には回転伝動部材としてのドライブスプロケット8が同軸に固着されている。なお、端壁7は、以下の説明では、シリンダブロック1及びシリンダヘッド2に亘って設けられているものとして説明する。
ドライブスプロケット8と上記した各ドリブンスプロケット5aとには、無端伝動部材としてのチェーン9が巻き掛けられている。これにより、クランク軸6の回転がチェーン9を介して各ドリブンスプロケット5aに伝達され、各カム軸5が同期回転する。なお、チェーン9の走行範囲において、ドライブスプロケット8と各ドリブンスプロケット5aとの間の部分は、図における右側部分が端壁7に設けられたガイド部材としてのチェーンガイド11によりガイドされ、左側部分が端壁7に設けられたテンショナー12によりテンションを掛けられつつガイドされる。
図1における端壁7の手前側に、シリンダブロック1及びシリンダヘッド2に亘る大きさのカバーとしてのチェーンケース13が取り付けられる。チェーンケース13は、図2に併せて示されるように、立壁状の左右の縁部13a・13b(図1ではハッチングして示している)を有し、両縁部13a・13b間は端壁7との間にチェーン9を含む上記した各部材を受容する空室を形成するように凹状に形成されている。両縁部13a・13bの適所で端壁7の左右の縁部にボルトにより固定されて、シリンダブロック1及びシリンダヘッド2からなる内燃機関本体にチェーンケース13が取り付けられる。
チェーンケース13の端壁7に対峙する内面には、チェーンガイド11に沿うように延在するリブ状の帯状ガイド14(図1ではハッチングして示している)が一体に形成されている。チェーンケース13の取り付け状態で、帯状ガイド14と図1の右側の縁部13bとの間にオイルレベルゲージ15が通るオイルレベルゲージ用通路16が形成される。
オイルレベルゲージ15は、長尺の棒状(または帯状等も可)の弾性部材からなり、チェーンケース13の上部からチェーンケース13内に挿入され、上記オイルレベルゲージ用通路16を通り、先端部15aがオイルパン4内へ至るようにされている。オイルレベルゲージ15を所定位置まで挿入すると、先端部15aがオイルパン4内に所定長没入するため、オイルレベルゲージ15を引き抜くことにより、先端部15aに付着したオイルの位置からオイルパン4内に貯留されているオイルの量を確認することができる。
図3及び図4に併せて示されるように、端壁7のクランク軸6が設けられた部分には、クランク軸6により駆動されるオイルポンプ21が配設されている。オイルポンプ21は、端壁7にボルトにより固定される二つ割り形状のポンプケース22を有する。オイルポンプ21の内蔵構造はクランク軸6と同軸に駆動される公知のものであってよく、その説明を省略する。
上記したドライブスプロケット8は、ポンプケース22を貫通してチェーンケース13内に露出したクランク軸6の軸端部に固着されている。ドライブスプロケット8に付着しているオイルは、ドライブスプロケット8の回転により半径方向外向きに飛散し、ドライブスプロケット8と右側の縁部13bとの間を横切るオイルレベルゲージ用通路16に至るようになる。
なお、ポンプケース22には、ドライブスプロケット8のオイルパン4側となる下方側部分を円弧状に外囲するように形成された円弧状壁部22bが設けられている。この円弧状壁部22bにより、ドライブスプロケット8からの飛散オイルの下方側への飛散が止められる。また、チェーンガイド11によりチェーン9からのオイル飛散を止めることができる。そのチェーンガイド11はドライブスプロケット8の近傍まで延在するように設けられているが、ドライブスプロケット8に至るまでは設けられていないため、チェーンガイド11と円弧状壁部22bとの間から、ドライブスプロケット8からの飛散オイルが、図4の破線の矢印に示される範囲(図のα)でオイルレベルゲージ用通路16に向けて飛んでいくことになる。
図示例のオイルポンプ21はリリーフバルブ23を内蔵した構造であり、ポンプケース22には、リリーフバルブ23が配設されている部分が他の部分よりも外側に突出しかつリリーフバルブ23の軸線方向に筋状に延在する筋状突部22aが形成されている。オイルポンプ21は端壁7に取り付けられるため、筋状突部22aはチェーンケース13内側に突出している。その筋状突部22aには、その突出方向頂点が通る線上からさらに突出するリブ24が一体に形成されている。これにより、ポンプケース22にリブ24を設ける場合の重量増をより一層少なくすることができ、エンジン軽量化を促進することができる。
ポンプケース22は、筋状突部22aがオイルレベルゲージ用通路16側に位置しかつオイルレベルゲージ用通路16に沿うように設けられている。これにより、筋状突部22aの延在方向に沿うように設けられたリブ24が、ドライブスプロケット8とオイルレベルゲージ用通路16との間に配置される。リブ24の高さをチェーンケース13の内面に近接する位置までとするとともに、リブ24の延在方向端を帯状ガイド14のオイルポンプ21側となる下端に近接させることにより、ドライブスプロケット8から上記範囲αで飛んでくる飛散オイルをリブ24により遮断することができる。これにより、ドライブスプロケット8からの飛散オイルがオイルレベルゲージ15に至ることが防止されるため、オイルレベルゲージ15によるオイルパン4内の貯留オイルの量(レベル)を何等問題無く確認することができる。
さらに、帯状ガイド14がリブ24に近接するように設けられている。図4に示されるように、帯状ガイド14のオイルポンプ21側近傍の下端部14aをチェーン9側に曲成し、リブ24の帯状ガイド14側の上端部24aを帯状ガイド14の下端部14aと略平行になる側に曲成するとよい。また、それら下端部14aと上端部24aとが、ドライブスプロケット8の半径方向に見た場合に互いの先端部が重なるとよい。このような形状により、下端部14aと上端部24aとは互いにラビリンス構造を形成することができる。これにより、チェーンケース13側の帯状ガイド14と、オイルポンプ21すなわち端壁7側のリブ24とがそれぞれ別体となっていても、ラビリンス構造により、互いに近接する部分からのオイルレベルゲージ15へのオイル飛散を遮断し得る。
なお、帯状ガイド14とリブ24とは互いに直線状に連続するように設けられてもよいが、上記したように帯状ガイド14の下端部14aを曲成することにより、シリンダヘッド2側からの落下オイルを下端部14aの斜面で受け止めることができる。さらに、下端部14aの傾斜がチェーン9側すなわちオイルレベルゲージ用通路16側とは反対側に傾いていることにより、下端部14aの先端から落下するオイルがリブ24の同じくオイルレベルゲージ用通路16側とは反対側に落下するため、帯状ガイド14を伝わり落ちてくるオイルがオイルレベルゲージ用通路16側に落下することが確実に防止される。
上記したようにオイルポンプ21のポンプケース22は二つ割り構造である。ポンプケース22は、図5に示されるように、シリンダブロック1側のプレート26と、プレート26に面合わせされるボディ27とからなる。ボディ27のプレート26に面する側には油路となる凹設部が設けられており、図5では吐出油路28が示されている。吐出油路28にはオイル内圧(図の矢印)が加わっており、プレート26とボディ27との合わせ面26a・27aはシール面となる。そのような構造では、吐出油路28のオイル内圧によりプレート26に対してボディ27が離反する向きの力を受けるため、両合わせ面26a・27aからオイル漏れが生じる虞がある。
それに対して、本発明によれば、上記したようにリリーフバルブ23を配置した部分(筋状突部22a)にリブ24を設けている。リリーフバルブ23はポンプ吐出側に設けられることから、図5に示されるように、リブ24を吐出油路28と重なるように設けることができる。これによりボディ27の強度を高めることができるため、吐出油路28のオイル内圧によりプレート26に対してボディ27が離反する向きの力を受けてボディ27の合わせ面27aがプレート26の合わせ面26aに対して浮いてしまうことを防止でき、オイル漏れを抑制し得る。
以上、本発明を、その好適実施形態の実施例について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施例により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、ポンプケース22のリリーフバルブ23を配置した部分(筋状突部22a)にリブ24を設けたが、ポンプケース22の形状における他の突状部分に設けてもよい。また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。なお、本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンにも適用可能である。
1 シリンダブロック(内燃機関本体)
2 シリンダヘッド(内燃機関本体)
4 オイルパン
5 カム軸(被駆動軸)
5a ドリブンスプロケット(被駆動軸)
7 端壁
8 ドライブスプロケット(伝動用回転部材)
9 チェーン(無端伝動部材)
11 チェーンガイド(ガイド部材)
13 チェーンケース(カバー)
14 帯状ガイド
14a 下端部(オイルポンプ側部分)
15 オイルレベルゲージ
21 オイルポンプ
22 ポンプケース
22a 筋状突部(リリーフバルブが配設された部分)
23 リリーフバルブ
24 リブ

Claims (5)

  1. クランク軸の軸端部が外方に突出した状態で当該クランク軸を回転自在に軸支する端壁を備える内燃機関本体と、
    前記クランク軸の軸端部に固着された伝動用回転部材と、
    前記クランク軸の回転を被駆動軸に伝えるべく前記伝動用回転部材と当該被駆動軸とに亘って巻回された無端伝動部材と、
    前記無端伝動部材を覆うように前記端壁に固設されたカバーと、
    オイルパン内のオイル量を確認するべく前記カバー内に前記オイルパンとは相反する側から挿入されたオイルレベルゲージとを有する内燃機関のオイルレベルゲージ用通路であって、
    前記無端伝動部材をガイドするガイド部材が前記伝動用回転部材の近傍まで延在するように設けられ、
    前記クランク軸に同軸的に駆動されるオイルポンプのポンプケースが前記端壁に取り付けられ、
    前記ポンプケースに、前記伝動用回転部材と前記オイルレベルゲージとの間に位置するリブが形成され、
    前記リブは、前記伝動用回転部材から前記オイルレベルゲージ用通路に向かって飛散するオイルを前記ガイド部材と協働して遮断するように延在していることを特徴とする内燃機関のオイルレベルゲージ用通路。
  2. 前記ガイド部材は、前記ポンプケース上まで延在していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のオイルレベルゲージ用通路。
  3. 前記カバーは、前記オイルレベルゲージをガイドするように延在する帯状ガイドを有し、
    前記帯状ガイドの前記オイルポンプの近傍部分は、前記リブと共にラビリンス構造を形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関のオイルレベルゲージ用通路。
  4. 前記帯状ガイドの前記オイルポンプ側の端部が、前記無端伝動部材側に曲成されており、かつ前記リブの前記帯状ガイド側の端部が、前記帯状ガイドの前記オイルポンプ側の端部と略平行になるように前記無端伝動部材の反対側に曲成されていることを特徴とする請求項に記載の内燃機関のオイルレベルゲージ用通路。
  5. 前記オイルポンプは、直線状に延在するリリーフバルブを内蔵し、
    前記ポンプケースの前記リリーフバルブが配設された部分が、他の部分よりも外側に突出するように形成され、
    前記ポンプケースは、前記リリーフバルブが配設された部分を前記オイルレベルゲージが通る部分に沿わせるように前記端壁に取り付けられ、
    前記リブが、前記ポンプケースの前記リリーフバルブが配設された部分の突出方向頂点に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の内燃機関のオイルレベルゲージ用通路。
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