JP5063393B2 - オイルレベルゲージの案内管の取付構造 - Google Patents
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<変速機の全体構成>
図1を用いて本発明の一実施形態が採用された内燃機関10について説明する。図1は内燃機関10の概略正面図である。
図2に示すように、案内管22の取付構造24は、クランクケース18のフランジ部18bに設けられた第1部分30と、取付部材40と、固定管23と、オイルパン16の16bに設けられた第2部分50と、を備えている。
第1部分30は、フランジ部18bの前側(例えば、オイルポンプ46周辺)の一部分であり、取付孔34と、支持部35と、を有している。取付孔34は、フランジ部18bの内側から外側に貫通している。フランジ部18bの内側とは、フランジ部18bのクランク室19側を意味している。この実施形態では、取付孔34は円柱状に形成されている。
図2および図3に示すように、取付部材40は、例えば、耐熱性を有する合成ゴム素材等の弾性体製の円柱状の部材であり、金属製の第1部分30および樹脂製の第2部分50より剛性が低い。取付部材40は、外周面40dと、取付孔34の支持面35aに当接する概ね環状の当接面40aと、当接面40aから下方に貫通する固定孔40bと、当接面40aと対向して配置された概ね環状の底面40cと、を有している。
固定管23は、案内管22よりも短い管状の部材であり、例えば合成樹脂製である。取付部材40は、例えば、アウトサート成形などにより固定管23と一体形成されている。これにより、固定管23が取付部材40に強固に固定される。固定管23の第1端部23aは、取付部材40に固定されている。固定管23の第2端部23bは、案内管22の下端部22aに接着や圧入などによりに固定されている。固定管23は開口32に挿入されているため、案内管22と固定管23との固定部分はクランクケース18の外側に配置されている。
図2に示すように、第2部分50は、オイルパン16(ケーシングに取り付けられる部材の一例)のフランジ部16aの一部分であり、接触面50aを有している。接触面50aは取付部材40の底面40cと当接している。接触面50aと支持部35とにより、取付部材40の一部は挟持されている。これにより、取付部材40が取付孔34から脱落するのを防止できる。
案内管22をシリンダブロック12のクランクケース18に取り付ける際には、第1部分30の内側面30a側から取付部材40を、当接面40aが取付孔34の支持面35aに接触するまで取付孔34に圧入嵌合させる。このとき、取付部材40の外径が取付孔34の内径より僅かに大きいため、取付部材40の外周面40dが取付孔34の内周面34bに確実に密着する。これより、鋳造の際に第1部分30の取付孔34の内周面34bに小さな窪み(いわゆる巣)が生じても、その部分が取付部材40により塞がれてシール性を維持できる。
取付構造24の特徴は以下の通りである。
この取付構造24では、第1部分30の取付孔34に取付部材40が配置されており、第1部分30の支持部35と第2部分50との間に取付部材40が挟み込まれているため、取付部材40が取付孔34から脱落するのを防止できる。このため、取付部材40の抜け止め用の部材が不要となり、構造の簡素化が可能となる。
また、取付孔34に取付部材40を装着する際、取付部材40の当接面40aが支持部35の支持面35aと接触するため、取付部材40がフランジ部18bの外側に抜けるのを防止できる。
取付部材40は第1部分30および第2部分50よりも剛性が低く、取付孔34に取付部材40が嵌め込まれている。このため、取付部材40の外周面40dが取付孔34の内周面34bと密着し、シール性を確保することができる。
取付部材40が合成ゴムなどの弾性体製であるため、取付孔34の内周面34bの表面が粗い場合、あるいは、取付孔34の寸法と取付部材40の寸法とが設計寸法よりも若干ずれる場合であっても、取付部材40の外周面40dが内周面34bに密着し、シール性を確保することができる。
支持部35が支持面35aを有しているため、支持面35aに当接面40aが当接することにより取付部材40の位置決めを行える。また、支持面35aに当接面40aを当接させることにより、第1部分30に対する取付部材40の姿勢がさらに安定し、取付部材40によるシール性がさらに向上する。
この取付構造24では、取付部材40に一体形成された固定管23を有している。固定管23は開口32を通ってフランジ部18bの外側へ延びており、案内管22が固定管23に固定されている。これにより、クランクケース18から案内管22に伝達される振動が取付部材40により吸収され、クランクケース18から案内管22に振動が伝達されるのを抑制できる。
固定管23は、第1部分30の外側面30bに対して傾斜している。これにより、オイルパン16内の深い位置にオイルレベルゲージ20を円滑に案内できる。
取付部材40は、支持面35aと当接する当接面40aを有しており、案内管22は、当接面40aに対して傾斜するように設けられている。このため、フランジ部18bに対して取付孔34を傾斜した状態で形成しなくても、フランジ部18bの外側面30bに傾斜するように案内管22を配置できる。これにより、製造コストの低減を図ることができる。
本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
前述の実施形態では、開口32と固定管23との間に隙間が形成されている。本発明はこれに限定されず、図4および図5に示すように、取付部材140に開口32に挿入される挿入部140dを階段状に形成してもよい。なお、以下に説明する以外の構造は前述の実施形態と実質的に同じため説明を省略する。
前述の実施形態では、取付部材40,140に合成ゴム素材を用いたが、取付部材40,140は、第1および第2部分30,50より低剛性でシール性を有するものであれば合成ゴム素材等の弾性体に限定されない。例えば、取付部材40,140として合成樹脂を用いてもよい。
前述の実施形態では、固定管23を取付部材40とアウトサート成形により一体形成したが、接着や圧入などの他の固定方法により固定してもよい。また、固定管23を設けずに案内管22を取付部材40,140に直接固定してもよい。
前述の実施形態では、案内管22を金属チューブ製とし、固定管23を合成樹脂製としたが、案内管22および固定管23の材質は前述の実施形態に限定されない。例えば、案内管22および固定管23の材質は金属製または合成樹脂製であってもよい。
前述の実施形態では、弾性体製の取付部材40を取付孔34に嵌め込むだけで、取付部材40を回り止めできる。しかし、取付部材40の回り止めを確実に行うために回り止め構造を採用してもよい。図6にクランク室19から見た場合の取付部材240の平面図を示す。
支持部35の形状は前述の実施形態に限定されない。例えば、支持部35が取付孔34の内周面34bから半径方向内側へ延びる少なくとも1つの突起であってもよい。
本発明に係る案内管の取付構造は、オイルを貯留できる構造を有する全ての内燃機関に適用できる。
12 シリンダブロック
16 オイルパン(ケーシングの一例)
18 クランクケース(ケーシングの一例)
20 オイルレベルゲージ
22 案内管
23 固定管
24 取付構造
30 第1部分
30b 外側面
32 開口
34 取付孔
34b 内周面(内側面)
35 支持部
35a 支持面
40,140,240 取付部材
40a 当接面
40b 固定孔
50 第2部分
140d 挿入部
Claims (8)
- クランクケース及びオイルパンからなるケーシングに、オイルレベルゲージを案内する案内管を取り付ける構造であって、
前記オイルパンが接合される前記クランクケースのフランジ部に、前記案内管が取り付けられる取付孔が形成され、
前記取付孔は、前記オイルパンが接合される前記フランジ部の内側から該内側とは反対側の外側まで貫通しており、前記フランジ部の前記外側に最も近い位置において、前記取付孔の内周面から前記取付孔の内側に突出する支持部が形成されており、
前記オイルパンを前記クランクケースに取り付けることにより,前記案内管が取り付けられた取付部材の一部を前記支持部と前記オイルパンとの間に挟みこんで前記案内管を前記ケーシングに取り付けてなる、
オイルレベルゲージの案内管の取付構造。 - 前記取付部材は、前記フランジ部よりも剛性が低く、前記取付孔に嵌め込まれている、
請求項1に記載のオイルレベルゲージの案内管の取付構造。 - 前記取付部材は、弾性体製である、
請求項1または2に記載のオイルレベルゲージの案内管の取付構造。 - 前記支持部は、前記取付部材が当接する支持面を有している、
請求項1から3のいずれかに記載のオイルレベルゲージの案内管の取付構造。 - 前記取付部材は、前記取付孔の形状に対応して階段状に形成されてなる、
請求項1から4のいずれかに記載のオイルレベルゲージの案内管の取付構造。 - 前記案内管は、前記フランジ部の外側面に対して傾斜している、
請求項1から5のいずれかに記載のオイルレベルゲージの案内管の取付構造。 - 前記取付部材は、前記支持面と当接する当接面を有しており、
前記案内管は、前記当接面に対して傾斜するように設けられている、
請求項4に記載のオイルレベルゲージの案内管の取付構造。 - 前記取付部材に一体形成され前記取付孔を通って前記クランクケースの外側へ延びる固定管をさらに備え、
前記案内管は、前記固定管に固定されている、
請求項2または3に記載のオイルレベルゲージの案内管の取付構造。
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