JP2004052629A - エンジンのチェーンケース構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】クランクシャフトの回転動力を伝達するチェーンを覆ってエンジン本体に取付けられるチェーンケースの内面に、前記チェーンで掻き揚げられるオイルの飛散を防止するためのオイル飛散防止壁と、オイルの流れ方向をガイドするオイルガイド壁とが一体に突設されるエンジンのチェーンケース構造において、チェーンケースの重量増大を回避しつつチェーンケースの剛性を増大する。
【解決手段】チェーンケース35の内面に、エンジン本体に当接する突き当て部38が、オイル飛散防止壁36およびオイルガイド壁37に隙間なく連なって一体に突設される。
【選択図】 図3
【解決手段】チェーンケース35の内面に、エンジン本体に当接する突き当て部38が、オイル飛散防止壁36およびオイルガイド壁37に隙間なく連なって一体に突設される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランクシャフトの回転動力を伝達するチェーンを覆ってエンジン本体に取付けられるチェーンケースの内面に、前記チェーンで掻き揚げられるオイルの飛散を防止するためのオイル飛散防止壁と、オイルの流れ方向をガイドするオイルガイド壁とが一体に突設されるエンジンのチェーンケース構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるチェーンケース構造は、たとえば特開平8ー74597号公報で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のものでは、オイル飛散防止壁およびオイルガイド壁が相互に離れてチェーンケースに設けられており、チェーンケースの重量増大を回避しつつチェーンケースの剛性を増大する上では改良の余地がある。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、チェーンケースの重量増大を回避しつつチェーンケースの剛性を増大するようにしたエンジンのチェーンケース構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、クランクシャフトの回転動力を伝達するチェーンを覆ってエンジン本体に取付けられるチェーンケースの内面に、前記チェーンで掻き揚げられるオイルの飛散を防止するためのオイル飛散防止壁と、オイルの流れ方向をガイドするオイルガイド壁とが一体に突設されるエンジンのチェーンケース構造において、前記チェーンケースの内面に、エンジン本体に当接する突き当て部が、前記オイル飛散防止壁および前記オイルガイド壁に隙間なく連なって一体に突設されることを特徴とする。
【0006】
このような構成によれば、エンジン本体に当接する突き当て部と、前記オイル飛散防止壁および前記オイルガイド壁とが隙間なく一体に連なることで、チェーンケースの剛性を増大することができ、しかも剛性を増大することでチェーンケースの重量が増加することもない。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記チェーンおよびスプロケットの噛合部にオイルをガイドするように形成された前記オイルガイド壁の上方に、前記オイル飛散防止壁が配置されることを特徴とし、かかる構成によれば、オイル飛散防止壁に衝突したオイルもオイルガイド壁を経てチェーンおよびスプロケットの噛合部に流れることになり、前記噛合部の潤滑を積極的に行なうことができる。またオイル飛散防止壁の上面もオイルガイドとして機能することになり、オイルガイド壁の小型化を図り、チェーンケースの軽量化を図ることができる。
【0008】
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記突き当て部が、短円柱状に形成されて前記チェーンケースの略中央部に配置され、前記オイル飛散防止壁および前記オイルガイド壁の厚さが前記突き当て部の直径よりも小さく設定されることを特徴とし、かかる構成によれば、突き当て部の剛性を高くして、チェーンケース中央部の剛性を効果的に高めることができ、しかも剛性の高い突き当て部に連なるオイル飛散防止壁およびオイルガイド壁の厚さを小さくして軽量化を図りつつ、オイル飛散防止壁およびオイルガイド壁の剛性を充分に確保することができる。
【0009】
請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記オイル飛散防止壁が、前記チェーンの走行方向に沿う下流側に向けて膨らんだ円弧状に形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、チェーンから飛散したオイルをオイル飛散防止壁で確実に受けるようにするとともに、チェーンケースの剛性をより一層高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものであり、図1はチェーンケースを取り外した状態でのエンジンの一部縦断正面図であって図2の1−1線に沿う断面図、図2は図1の2−2線に沿うエンジンの拡大断面図、図3はチェーンケースをエンジン本体側から見た背面図、図4は図1の4−4線に沿うエンジンブロックおよびチェーンケースの断面図、図5は図1の5ー5線に沿うエンジンブロックおよびチェーンケースの断面図、図6は図1の6ー6線に沿う下部クランクケースおよびチェーンケースの断面図である。
【0012】
先ず図1において、このエンジンのエンジン本体11は、上部クランクケース部12aを下部に一体に有したエンジンブロック12と、該エンジンブロック12の上部に結合されるシリンダヘッド13と、前記上部クランクケース部12aに結合されてクランクケース15を構成する下部クランクケース14と、下部クランクケース14の下面に結合されるオイルパン16とを備え、上部クランクケース部12aおよび下部クランクケース14の合わせ面に軸線を配置したクランクシャフト17が前記クランクケース15で回転自在に支承される。
【0013】
図2を併せて参照して、クランクシャフト17の一端部はクランクケース15から突出されており、クランクケース15からの突出部でクランクシャフト17には、第1駆動スプロケット18と、第1駆動スプロケット18よりも大径の第2駆動スプロケット19とが、第2駆動スプロケット19を第1駆動スプロケット18よりもクランクケース15寄りに配置して固定される。
【0014】
一方、シリンダヘッド13には、前記クランクシャフト17と平行な軸線を有するカムシャフト20が、図示しない動弁装置の一部を構成するようにして回転自在に支承されており、該カムシャフト20の軸方向一端部に第1被動スプロケット21が固定される。第1駆動スプロケット18および第1被動スプロケット21には無端状のカムチェーン22が巻き掛けられ、クランクシャフト17が矢印23で示す方向に回転するのに応じてカムチェーン22が走行することにより、クランクシャフト17からの回転動力がカムシャフト20に1/2の減速比で伝達される。
【0015】
第1駆動スプロケット18および第1被動スプロケット21間でのカムチェーン22の往行側で該カムチェーン22はエンジンブロック12に回転自在に支承されたアイドルスプロケット24にも巻き掛けられており、該アイドルスプロケット24および第1駆動スプロケット18間のカムチェーン22にその外周側から弾発的に接触して張力を付与するテンショナー25が、エンジンブロック12の下部の上部クランクケース部12aに取付けられる。また第1駆動スプロケット18および第1被動スプロケット21間でのカムチェーン22の復行側でカムチェーン22の走行は、シリンダヘッド13およびエンジンブロック12間にわたって配置されるチェーンガイド26Aでガイドされる。
【0016】
またオイルパン16内には、該オイルパン16で固定的に支持されるオイルポンプ27が収納されており、前記クランクシャフト17と平行な軸線を有するオイルポンプ27の回転軸28には第2被動スプロケット29が固定される。第2駆動スプロケット19および第2被動スプロケット29には無端状のチェーン30が巻き掛けられ、クランクシャフト17の矢印23で示す方向への回転に応じてチェーン30が走行することにより、クランクシャフト17からの回転動力がオイルポンプ27に伝達される。
【0017】
下部クランクケース14には、第2駆動スプロケット19および第2被動スプロケット29間でのチェーン30の往行側でチェーン30にその外周側から弾発的に接触して張力を付与するテンショナー31が取付けられるとともに、第2駆動スプロケット19および第2被動スプロケット29間でのチェーン30の復行側でチェーン30の走行をガイドするチェーンガイド32が取付けられる。
【0018】
エンジンブロック12、シリンダヘッド13および下部クランクケース14において、クランクシャフト17の軸線に沿う一端部両側には面一に連なる結合面33,34が設けられており、それらの結合面33,34には、クランクシャフト17の回転動力を伝達するカムチェーン22およびチェーン30を覆うチェーンケース35が結合される。このチェーンケース35の下端には、オイルパン16が一体に備えるケース部16aが結合されるものであり、このケース部16aは、前記クランクシャフト17の軸線に沿う一方側にクランクケース15から張り出して上方に開放した椀状に形成されている。
【0019】
図3において、チェーンケース35の内面には、カムチェーン22でオイルパン16から掻き揚げられるオイルの飛散を防止するためのオイル飛散防止壁36と、シリンダヘッド13側から落下してくるオイルを第1および第2駆動スプロケット18,19ならびにカムチェーン22およびチェーン30の噛合部に向けてガイドするオイルガイド壁37とが一体に突設される。しかもチェーンケース35の内面の略中央部には、エンジン本体11におけるエンジンブロック12側に突出する短円柱状の突き当て部38が一体に突設されるものであり、オイル飛散防止壁36およびオイルガイド壁37は、前記突き当て部38に隙間なく一体に連なるように形成され、オイル飛散防止壁36およびオイルガイド壁37の厚さt1,t2は突き当て部38の直径dよりも小さく設定される。
【0020】
オイルガイド壁37は、突き当て部38から斜め下方に延びるように形成されるものであり、このオイルガイド壁37の上方に配置されるオイル飛散防止壁36は、オイルガイド壁37とは反対側で突き当て部38に連設される。しかもオイル飛散防止壁36は、アイドルスプロケット24および第1駆動スプロケット18間でカムチェーン22が上方に凸に彎曲した部分の上方に配置されるようにして突き当て部38に連設されるものであり、カムチェーン22の走行方向に沿う下流側に向けて膨らんだ円弧状に形成されている。
【0021】
図4において、相互に隙間なく連なった前記オイル飛散防止壁36、オイルガイド壁37および突き当て部38に対応した形状を有するとともにチェーンケース35側に突出する受け部39が、エンジン本体11のエンジンブロック12に一体に突設されており、チェーンケース35を前記結合面33,34に結合することで、チェーンケース35のオイル飛散防止壁36、オイルガイド壁37および突き当て部38は前記受け部39に突き当てられることになる。
【0022】
図5において、前記カムチェーン22をガイドするチェーンガイド26Aは、そのエンジン本体11側およびチェーンケース側の側面に嵌合溝42,43をそれぞれ備えるものであり、それらの嵌合溝42,43に嵌合してチェーンガイド26Aを挟持する挟持突部44,45が、エンジン本体11におけるエンジンブロック12およびシリンダヘッド13と、チェーンケース35とにそれぞれ一体に突設される。
【0023】
図6を併せて参照して、チェーンケース35の内面には、チェーン30でオイルパン16から掻き揚げられるオイルの飛散を防止するための略L字状のオイル飛散防止壁46が、第2駆動スプロケット19および第2被動スプロケット29間でのチェーン22の復行側に対応して一体に突設されており、エンジン本体11における下部クランクケース14には、チェーンケース35の結合面33,34への結合に応じて前記オイル飛散防止壁46に突き当たるオイル飛散防止壁47が、チェーンケース35側のオイル飛散防止壁46に対応した形状を有して一体に突設される。
【0024】
ところで、第2駆動スプロケット19および第2被動スプロケット29間でのチェーン22の復行側でチェーン22の走行をガイドするチェーンガイド32は、前記オイル飛散防止壁46,47および第2駆動スプロケット29間に介在する位置で下部クランクケース14に取付けられるのであるが、前記オイル飛散防止壁46,47で受けられたオイルが第2駆動スプロケット29側に直接戻るのを前記チェーンガイド32と協働して阻止するための邪魔板48が、チェーンケース35の結合面33,34への結合時に前記チェーンガイド32に当接するようにして一体に突設される。これにより、オイル飛散防止壁46,47で受けられたオイルは、第2駆動スプロケット29側に戻ることはなく、オイルパン16に落下する。
【0025】
次にこの実施例の作用について説明すると、クランクシャフト17の回転動力をカムシャフト20およびオイルポンプ27に伝達するカムチェーン22およびチェーン30を覆ってエンジン本体11に取付けられるチェーンケース35の内面に、カムチェーン22で掻き揚げられるオイルの飛散を防止するためのオイル飛散防止壁36と、オイルの流れ方向をガイドするオイルガイド壁37とが、エンジン本体11に当接するようにしてチェーンケース35の内面に突設された突き当て部38に隙間なく連なって一体に突設されている。
【0026】
このようにエンジン本体11に当接する突き当て部38と、前記オイル飛散防止壁36および前記オイルガイド壁37とが隙間なく一体に連なることで、チェーンケース35の剛性を増大することができ、しかも剛性を増大することでチェーンケース35の重量が増加することもない。
【0027】
またカムチェーン22および第1駆動スプロケット18の噛合部ならびにチェーン30および第2駆動スプロケット29の噛合部にオイルをガイドするように形成されたオイルガイド壁37の上方にオイル飛散防止壁36が配置されているので、オイル飛散防止壁36に衝突したオイルもオイルガイド壁37の下面を経て前記噛合部に流れることになり、前記噛合部の潤滑を積極的に行なうことができる。しかもオイル飛散防止壁36の上面もオイルガイドとして機能することになるので、オイルガイド壁37の小型化を図り、チェーンケース35の軽量化を図ることができる。
【0028】
また突き当て部38が短円柱状に形成されてチェーンケース35の略中央部に配置されるので、突き当て部38の剛性を高くして、チェーンケース35中央部の剛性を効果的に高めることができる。
【0029】
しかもオイル飛散防止36壁およびオイルガイド壁37の厚さt1,t2が突き当て部38の直径dよりも小さく設定されており、剛性の高い突き当て部38に連なるオイル飛散防止壁36およびオイルガイド壁37の厚さt1,t2を小さくして軽量化を図りつつ、オイル飛散防止壁36およびオイルガイド壁37の剛性を充分に確保することができる。
【0030】
またオイル飛散防止壁36が、カムチェーン22の走行方向に沿う下流側に向けて膨らんだ円弧状に形成されるので、カムチェーン22から飛散したオイルをオイル飛散防止壁36で確実に受けるようにするとともに、チェーンケース35の剛性をより一層高めることができる。
【0031】
さらにカムチェーン22をガイドするチェーンガイド26Aが、エンジン本体11におけるエンジンブロック12およびシリンダヘッド13に突設された挟持突部44、ならびにチェーンケース35に一体に突設された挟持突部45間に挟持されるので、チェーンガイド26Aをエンジン本体11またはチェーンケース35に取り付けるための専用部品を不要とし、部品点数の低減に寄与することができる。
【0032】
前記チェーンガイドをエンジン本体およびチェーンケース間で挟持する構造の変形例として、図7で示すように、チェーンガイド26Bが、エンジン本体11におけるエンジンブロック12およびシリンダヘッド13に突設された挟持突部49、ならびにチェーンケース35に一体に突設された挟持突部50間に挟持されるようにしてもよい。
【0033】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0034】
たとえばクランクシャフトを鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンに本発明を適用することも可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、エンジン本体に当接する突き当て部と、オイル飛散防止壁およびオイルガイド壁とが隙間なく一体に連なるようにして、チェーンケースの剛性を増大することができ、しかも剛性を増大することでチェーンケースの重量が増加することもない。
【0036】
また請求項2記載の発明によれば、チェーンおよびスプロケットの噛合部の潤滑を積極的に行なうことができ、またオイルガイド壁の小型化を図り、チェーンケースの軽量化を図ることができる。
【0037】
請求項3記載の発明によれば、突き当て部の剛性を高くして、チェーンケース中央部の剛性を効果的に高めることができ、しかも剛性の高い突き当て部に連なるオイル飛散防止壁およびオイルガイド壁の厚さを小さくして軽量化を図りつつ、オイル飛散防止壁およびオイルガイド壁の剛性を充分に確保することができる。
【0038】
さらに請求項4記載の発明によれば、チェーンから飛散したオイルをオイル飛散防止壁で確実に受けるようにするとともに、チェーンケースの剛性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チェーンケースを取り外した状態でのエンジンの一部縦断正面図であって図2の1−1線に沿う断面図である。
【図2】図1の2−2線に沿うエンジンの拡大断面図である。
【図3】チェーンケースをエンジン本体側から見た背面図である。
【図4】図1の4−4線に沿うエンジンブロックおよびチェーンケースの断面図である。
【図5】図1の5ー5線に沿うエンジンブロックおよびチェーンケースの断面図である。
【図6】図1の6ー6線に沿う下部クランクケースおよびチェーンケースの断面図である。
【図7】チェーンガイドをエンジン本体およびチェーンケース間で挟持する構造の変形例を示すための図5に対応した断面図である。
【符号の説明】
11・・・エンジン本体
17・・・クランクシャフト
22・・・チェーン
35・・・チェーンケース
36・・・オイル飛散防止壁
37・・・オイルガイド壁
38・・・突き当て部
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランクシャフトの回転動力を伝達するチェーンを覆ってエンジン本体に取付けられるチェーンケースの内面に、前記チェーンで掻き揚げられるオイルの飛散を防止するためのオイル飛散防止壁と、オイルの流れ方向をガイドするオイルガイド壁とが一体に突設されるエンジンのチェーンケース構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるチェーンケース構造は、たとえば特開平8ー74597号公報で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のものでは、オイル飛散防止壁およびオイルガイド壁が相互に離れてチェーンケースに設けられており、チェーンケースの重量増大を回避しつつチェーンケースの剛性を増大する上では改良の余地がある。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、チェーンケースの重量増大を回避しつつチェーンケースの剛性を増大するようにしたエンジンのチェーンケース構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、クランクシャフトの回転動力を伝達するチェーンを覆ってエンジン本体に取付けられるチェーンケースの内面に、前記チェーンで掻き揚げられるオイルの飛散を防止するためのオイル飛散防止壁と、オイルの流れ方向をガイドするオイルガイド壁とが一体に突設されるエンジンのチェーンケース構造において、前記チェーンケースの内面に、エンジン本体に当接する突き当て部が、前記オイル飛散防止壁および前記オイルガイド壁に隙間なく連なって一体に突設されることを特徴とする。
【0006】
このような構成によれば、エンジン本体に当接する突き当て部と、前記オイル飛散防止壁および前記オイルガイド壁とが隙間なく一体に連なることで、チェーンケースの剛性を増大することができ、しかも剛性を増大することでチェーンケースの重量が増加することもない。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記チェーンおよびスプロケットの噛合部にオイルをガイドするように形成された前記オイルガイド壁の上方に、前記オイル飛散防止壁が配置されることを特徴とし、かかる構成によれば、オイル飛散防止壁に衝突したオイルもオイルガイド壁を経てチェーンおよびスプロケットの噛合部に流れることになり、前記噛合部の潤滑を積極的に行なうことができる。またオイル飛散防止壁の上面もオイルガイドとして機能することになり、オイルガイド壁の小型化を図り、チェーンケースの軽量化を図ることができる。
【0008】
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記突き当て部が、短円柱状に形成されて前記チェーンケースの略中央部に配置され、前記オイル飛散防止壁および前記オイルガイド壁の厚さが前記突き当て部の直径よりも小さく設定されることを特徴とし、かかる構成によれば、突き当て部の剛性を高くして、チェーンケース中央部の剛性を効果的に高めることができ、しかも剛性の高い突き当て部に連なるオイル飛散防止壁およびオイルガイド壁の厚さを小さくして軽量化を図りつつ、オイル飛散防止壁およびオイルガイド壁の剛性を充分に確保することができる。
【0009】
請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記オイル飛散防止壁が、前記チェーンの走行方向に沿う下流側に向けて膨らんだ円弧状に形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、チェーンから飛散したオイルをオイル飛散防止壁で確実に受けるようにするとともに、チェーンケースの剛性をより一層高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものであり、図1はチェーンケースを取り外した状態でのエンジンの一部縦断正面図であって図2の1−1線に沿う断面図、図2は図1の2−2線に沿うエンジンの拡大断面図、図3はチェーンケースをエンジン本体側から見た背面図、図4は図1の4−4線に沿うエンジンブロックおよびチェーンケースの断面図、図5は図1の5ー5線に沿うエンジンブロックおよびチェーンケースの断面図、図6は図1の6ー6線に沿う下部クランクケースおよびチェーンケースの断面図である。
【0012】
先ず図1において、このエンジンのエンジン本体11は、上部クランクケース部12aを下部に一体に有したエンジンブロック12と、該エンジンブロック12の上部に結合されるシリンダヘッド13と、前記上部クランクケース部12aに結合されてクランクケース15を構成する下部クランクケース14と、下部クランクケース14の下面に結合されるオイルパン16とを備え、上部クランクケース部12aおよび下部クランクケース14の合わせ面に軸線を配置したクランクシャフト17が前記クランクケース15で回転自在に支承される。
【0013】
図2を併せて参照して、クランクシャフト17の一端部はクランクケース15から突出されており、クランクケース15からの突出部でクランクシャフト17には、第1駆動スプロケット18と、第1駆動スプロケット18よりも大径の第2駆動スプロケット19とが、第2駆動スプロケット19を第1駆動スプロケット18よりもクランクケース15寄りに配置して固定される。
【0014】
一方、シリンダヘッド13には、前記クランクシャフト17と平行な軸線を有するカムシャフト20が、図示しない動弁装置の一部を構成するようにして回転自在に支承されており、該カムシャフト20の軸方向一端部に第1被動スプロケット21が固定される。第1駆動スプロケット18および第1被動スプロケット21には無端状のカムチェーン22が巻き掛けられ、クランクシャフト17が矢印23で示す方向に回転するのに応じてカムチェーン22が走行することにより、クランクシャフト17からの回転動力がカムシャフト20に1/2の減速比で伝達される。
【0015】
第1駆動スプロケット18および第1被動スプロケット21間でのカムチェーン22の往行側で該カムチェーン22はエンジンブロック12に回転自在に支承されたアイドルスプロケット24にも巻き掛けられており、該アイドルスプロケット24および第1駆動スプロケット18間のカムチェーン22にその外周側から弾発的に接触して張力を付与するテンショナー25が、エンジンブロック12の下部の上部クランクケース部12aに取付けられる。また第1駆動スプロケット18および第1被動スプロケット21間でのカムチェーン22の復行側でカムチェーン22の走行は、シリンダヘッド13およびエンジンブロック12間にわたって配置されるチェーンガイド26Aでガイドされる。
【0016】
またオイルパン16内には、該オイルパン16で固定的に支持されるオイルポンプ27が収納されており、前記クランクシャフト17と平行な軸線を有するオイルポンプ27の回転軸28には第2被動スプロケット29が固定される。第2駆動スプロケット19および第2被動スプロケット29には無端状のチェーン30が巻き掛けられ、クランクシャフト17の矢印23で示す方向への回転に応じてチェーン30が走行することにより、クランクシャフト17からの回転動力がオイルポンプ27に伝達される。
【0017】
下部クランクケース14には、第2駆動スプロケット19および第2被動スプロケット29間でのチェーン30の往行側でチェーン30にその外周側から弾発的に接触して張力を付与するテンショナー31が取付けられるとともに、第2駆動スプロケット19および第2被動スプロケット29間でのチェーン30の復行側でチェーン30の走行をガイドするチェーンガイド32が取付けられる。
【0018】
エンジンブロック12、シリンダヘッド13および下部クランクケース14において、クランクシャフト17の軸線に沿う一端部両側には面一に連なる結合面33,34が設けられており、それらの結合面33,34には、クランクシャフト17の回転動力を伝達するカムチェーン22およびチェーン30を覆うチェーンケース35が結合される。このチェーンケース35の下端には、オイルパン16が一体に備えるケース部16aが結合されるものであり、このケース部16aは、前記クランクシャフト17の軸線に沿う一方側にクランクケース15から張り出して上方に開放した椀状に形成されている。
【0019】
図3において、チェーンケース35の内面には、カムチェーン22でオイルパン16から掻き揚げられるオイルの飛散を防止するためのオイル飛散防止壁36と、シリンダヘッド13側から落下してくるオイルを第1および第2駆動スプロケット18,19ならびにカムチェーン22およびチェーン30の噛合部に向けてガイドするオイルガイド壁37とが一体に突設される。しかもチェーンケース35の内面の略中央部には、エンジン本体11におけるエンジンブロック12側に突出する短円柱状の突き当て部38が一体に突設されるものであり、オイル飛散防止壁36およびオイルガイド壁37は、前記突き当て部38に隙間なく一体に連なるように形成され、オイル飛散防止壁36およびオイルガイド壁37の厚さt1,t2は突き当て部38の直径dよりも小さく設定される。
【0020】
オイルガイド壁37は、突き当て部38から斜め下方に延びるように形成されるものであり、このオイルガイド壁37の上方に配置されるオイル飛散防止壁36は、オイルガイド壁37とは反対側で突き当て部38に連設される。しかもオイル飛散防止壁36は、アイドルスプロケット24および第1駆動スプロケット18間でカムチェーン22が上方に凸に彎曲した部分の上方に配置されるようにして突き当て部38に連設されるものであり、カムチェーン22の走行方向に沿う下流側に向けて膨らんだ円弧状に形成されている。
【0021】
図4において、相互に隙間なく連なった前記オイル飛散防止壁36、オイルガイド壁37および突き当て部38に対応した形状を有するとともにチェーンケース35側に突出する受け部39が、エンジン本体11のエンジンブロック12に一体に突設されており、チェーンケース35を前記結合面33,34に結合することで、チェーンケース35のオイル飛散防止壁36、オイルガイド壁37および突き当て部38は前記受け部39に突き当てられることになる。
【0022】
図5において、前記カムチェーン22をガイドするチェーンガイド26Aは、そのエンジン本体11側およびチェーンケース側の側面に嵌合溝42,43をそれぞれ備えるものであり、それらの嵌合溝42,43に嵌合してチェーンガイド26Aを挟持する挟持突部44,45が、エンジン本体11におけるエンジンブロック12およびシリンダヘッド13と、チェーンケース35とにそれぞれ一体に突設される。
【0023】
図6を併せて参照して、チェーンケース35の内面には、チェーン30でオイルパン16から掻き揚げられるオイルの飛散を防止するための略L字状のオイル飛散防止壁46が、第2駆動スプロケット19および第2被動スプロケット29間でのチェーン22の復行側に対応して一体に突設されており、エンジン本体11における下部クランクケース14には、チェーンケース35の結合面33,34への結合に応じて前記オイル飛散防止壁46に突き当たるオイル飛散防止壁47が、チェーンケース35側のオイル飛散防止壁46に対応した形状を有して一体に突設される。
【0024】
ところで、第2駆動スプロケット19および第2被動スプロケット29間でのチェーン22の復行側でチェーン22の走行をガイドするチェーンガイド32は、前記オイル飛散防止壁46,47および第2駆動スプロケット29間に介在する位置で下部クランクケース14に取付けられるのであるが、前記オイル飛散防止壁46,47で受けられたオイルが第2駆動スプロケット29側に直接戻るのを前記チェーンガイド32と協働して阻止するための邪魔板48が、チェーンケース35の結合面33,34への結合時に前記チェーンガイド32に当接するようにして一体に突設される。これにより、オイル飛散防止壁46,47で受けられたオイルは、第2駆動スプロケット29側に戻ることはなく、オイルパン16に落下する。
【0025】
次にこの実施例の作用について説明すると、クランクシャフト17の回転動力をカムシャフト20およびオイルポンプ27に伝達するカムチェーン22およびチェーン30を覆ってエンジン本体11に取付けられるチェーンケース35の内面に、カムチェーン22で掻き揚げられるオイルの飛散を防止するためのオイル飛散防止壁36と、オイルの流れ方向をガイドするオイルガイド壁37とが、エンジン本体11に当接するようにしてチェーンケース35の内面に突設された突き当て部38に隙間なく連なって一体に突設されている。
【0026】
このようにエンジン本体11に当接する突き当て部38と、前記オイル飛散防止壁36および前記オイルガイド壁37とが隙間なく一体に連なることで、チェーンケース35の剛性を増大することができ、しかも剛性を増大することでチェーンケース35の重量が増加することもない。
【0027】
またカムチェーン22および第1駆動スプロケット18の噛合部ならびにチェーン30および第2駆動スプロケット29の噛合部にオイルをガイドするように形成されたオイルガイド壁37の上方にオイル飛散防止壁36が配置されているので、オイル飛散防止壁36に衝突したオイルもオイルガイド壁37の下面を経て前記噛合部に流れることになり、前記噛合部の潤滑を積極的に行なうことができる。しかもオイル飛散防止壁36の上面もオイルガイドとして機能することになるので、オイルガイド壁37の小型化を図り、チェーンケース35の軽量化を図ることができる。
【0028】
また突き当て部38が短円柱状に形成されてチェーンケース35の略中央部に配置されるので、突き当て部38の剛性を高くして、チェーンケース35中央部の剛性を効果的に高めることができる。
【0029】
しかもオイル飛散防止36壁およびオイルガイド壁37の厚さt1,t2が突き当て部38の直径dよりも小さく設定されており、剛性の高い突き当て部38に連なるオイル飛散防止壁36およびオイルガイド壁37の厚さt1,t2を小さくして軽量化を図りつつ、オイル飛散防止壁36およびオイルガイド壁37の剛性を充分に確保することができる。
【0030】
またオイル飛散防止壁36が、カムチェーン22の走行方向に沿う下流側に向けて膨らんだ円弧状に形成されるので、カムチェーン22から飛散したオイルをオイル飛散防止壁36で確実に受けるようにするとともに、チェーンケース35の剛性をより一層高めることができる。
【0031】
さらにカムチェーン22をガイドするチェーンガイド26Aが、エンジン本体11におけるエンジンブロック12およびシリンダヘッド13に突設された挟持突部44、ならびにチェーンケース35に一体に突設された挟持突部45間に挟持されるので、チェーンガイド26Aをエンジン本体11またはチェーンケース35に取り付けるための専用部品を不要とし、部品点数の低減に寄与することができる。
【0032】
前記チェーンガイドをエンジン本体およびチェーンケース間で挟持する構造の変形例として、図7で示すように、チェーンガイド26Bが、エンジン本体11におけるエンジンブロック12およびシリンダヘッド13に突設された挟持突部49、ならびにチェーンケース35に一体に突設された挟持突部50間に挟持されるようにしてもよい。
【0033】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0034】
たとえばクランクシャフトを鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンに本発明を適用することも可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、エンジン本体に当接する突き当て部と、オイル飛散防止壁およびオイルガイド壁とが隙間なく一体に連なるようにして、チェーンケースの剛性を増大することができ、しかも剛性を増大することでチェーンケースの重量が増加することもない。
【0036】
また請求項2記載の発明によれば、チェーンおよびスプロケットの噛合部の潤滑を積極的に行なうことができ、またオイルガイド壁の小型化を図り、チェーンケースの軽量化を図ることができる。
【0037】
請求項3記載の発明によれば、突き当て部の剛性を高くして、チェーンケース中央部の剛性を効果的に高めることができ、しかも剛性の高い突き当て部に連なるオイル飛散防止壁およびオイルガイド壁の厚さを小さくして軽量化を図りつつ、オイル飛散防止壁およびオイルガイド壁の剛性を充分に確保することができる。
【0038】
さらに請求項4記載の発明によれば、チェーンから飛散したオイルをオイル飛散防止壁で確実に受けるようにするとともに、チェーンケースの剛性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チェーンケースを取り外した状態でのエンジンの一部縦断正面図であって図2の1−1線に沿う断面図である。
【図2】図1の2−2線に沿うエンジンの拡大断面図である。
【図3】チェーンケースをエンジン本体側から見た背面図である。
【図4】図1の4−4線に沿うエンジンブロックおよびチェーンケースの断面図である。
【図5】図1の5ー5線に沿うエンジンブロックおよびチェーンケースの断面図である。
【図6】図1の6ー6線に沿う下部クランクケースおよびチェーンケースの断面図である。
【図7】チェーンガイドをエンジン本体およびチェーンケース間で挟持する構造の変形例を示すための図5に対応した断面図である。
【符号の説明】
11・・・エンジン本体
17・・・クランクシャフト
22・・・チェーン
35・・・チェーンケース
36・・・オイル飛散防止壁
37・・・オイルガイド壁
38・・・突き当て部
Claims (4)
- クランクシャフト(17)の回転動力を伝達するチェーン(22)を覆ってエンジン本体(11)に取付けられるチェーンケース(35)の内面に、前記チェーン(22)で掻き揚げられるオイルの飛散を防止するためのオイル飛散防止壁(36)と、オイルの流れ方向をガイドするオイルガイド壁(37)とが一体に突設されるエンジンのチェーンケース構造において、前記チェーンケース(35)の内面に、エンジン本体(11)に当接する突き当て部(38)が、前記オイル飛散防止壁(36)および前記オイルガイド壁(37)に隙間なく連なって一体に突設されることを特徴とするエンジンのチェーンケース構造。
- 前記チェーン(22)およびスプロケット(18)の噛合部にオイルをガイドするように形成された前記オイルガイド壁(37)の上方に、前記オイル飛散防止壁(36)が配置されることを特徴とする請求項1記載のエンジンのチェーンケース構造。
- 前記突き当て部(38)が、短円柱状に形成されて前記チェーンケース(35)の略中央部に配置され、前記オイル飛散防止壁(36)および前記オイルガイド壁(37)の厚さが前記突き当て部(38)の直径よりも小さく設定されることを特徴とする請求項1または2記載のエンジンのチェーンケース構造。
- 前記オイル飛散防止壁(36)が、前記チェーン(22)の走行方向に沿う下流側に向けて膨らんだ円弧状に形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンのチェーンケース構造。
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JP2002209696A JP2004052629A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | エンジンのチェーンケース構造 |
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US7886711B2 (en) * | 2008-02-01 | 2011-02-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Oil drain passage structure |
JP2014095317A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Toyota Motor Corp | タイミングチェーンの潤滑油供給構造 |
JP2015063906A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のオイルレベルゲージ用通路 |
-
2002
- 2002-07-18 JP JP2002209696A patent/JP2004052629A/ja active Pending
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