JP6127918B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6127918B2
JP6127918B2 JP2013227748A JP2013227748A JP6127918B2 JP 6127918 B2 JP6127918 B2 JP 6127918B2 JP 2013227748 A JP2013227748 A JP 2013227748A JP 2013227748 A JP2013227748 A JP 2013227748A JP 6127918 B2 JP6127918 B2 JP 6127918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
filling port
disposed
main body
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013227748A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015087671A (ja
Inventor
啓城 森
啓城 森
達夫 小笠原
達夫 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2013227748A priority Critical patent/JP6127918B2/ja
Priority to US14/526,671 priority patent/US9223250B2/en
Priority to EP14190825.1A priority patent/EP2869132B1/en
Priority to CN201410602557.2A priority patent/CN104597736B/zh
Publication of JP2015087671A publication Critical patent/JP2015087671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6127918B2 publication Critical patent/JP6127918B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0877Arrangements for metering and dispensing developer from a developer cartridge into the development unit
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0887Arrangements for conveying and conditioning developer in the developing unit, e.g. agitating, removing impurities or humidity
    • G03G15/0891Arrangements for conveying and conditioning developer in the developing unit, e.g. agitating, removing impurities or humidity for conveying or circulating developer, e.g. augers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0887Arrangements for conveying and conditioning developer in the developing unit, e.g. agitating, removing impurities or humidity
    • G03G15/0889Arrangements for conveying and conditioning developer in the developing unit, e.g. agitating, removing impurities or humidity for agitation or stirring
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0896Arrangements or disposition of the complete developer unit or parts thereof not provided for by groups G03G15/08 - G03G15/0894

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に装備される現像装置に関する。
従来より、電子写真方式が採用される画像形成装置に装着されるカートリッジが知られている。
カートリッジは、例えば、トナーを収容するトナーホッパと、トナーホッパ内のトナーをかき混ぜるためにトナーホッパ内で回転可能なパドルと、現像ローラにトナーを搬送するためのトナー添加ローラと、トナー添加ローラにトナーを移送するためのアジテータとを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、アジテータは、回転するパドルに係合されることにより持ち上げられた後、パドルとの係合が解除されることにより、重力により落下する。このとき、アジテータは、トナーをトナー添加ローラに向けて移送する。
特開平10−198151号公報
しかるに、特許文献1に記載のカートリッジでは、組み付けや部品の寸法誤差などに起因して、アジテータの動作不良が生じる場合がある。そこで、製造ラインにおいてカートリッジの組み立て後に、アジテータの動作を確認することが望まれている。しかし、トナーホッパ内に配置されるアジテータの動作を、カートリッジの組み立て後に確認することは困難である。
そこで、本発明の目的は、搬送部材の移動を容易かつ確実に確認できる現像装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の現像装置は、現像剤を収容するように構成される筐体と、筐体に回転可能に支持され、現像剤を搬送するように構成されるローラ部材と、筐体に回転可能に支持され、現像剤を撹拌するように構成される撹拌部材と、撹拌部材によって撹拌される現像剤をローラ部材に向かって搬送するように構成される搬送部材とを備えている。搬送部材は、移動するように構成されている。筐体は、現像剤を充填するための充填口を有し、撹拌部材が配置される第1収容部と、ローラ部材が配置され、第1収容部と連通される第2収容部とを有している。搬送部材は、撹拌部材よりもローラ部材側に配置されている。充填口は、撹拌部材の回転軸線に沿う軸線方向から見て、搬送部材の移動軌跡と重なるように配置されている。
このような構成によれば、充填口が、軸線方向から見て搬送部材の移動軌跡と重なるように配置されているので、現像装置の小型化を図ることができながら、充填口を介して、搬送部材の移動を確認することができる。つまり、現像装置の組み立て後であっても、充填口を介して、搬送部材の移動を容易かつ確実に確認できる。
従って、本発明の現像装置によれば、小型化および簡素化を図ることができながら、搬送部材の移動を容易かつ確実に確認できる。
(2)また、筐体は、第1収容部と第2収容部とを連通する開口部を有していてもよい。搬送部材は、第1位置と、第1位置よりも開口部を大きく開放する第2位置とに移動するように構成されていてもよい。この場合、撹拌部材は、回転したときに搬送部材と接触することにより、搬送部材を第2位置に位置させる接触部を有している。
しかるに、搬送部材は、充填口を有する第1収容部に配置される撹拌部材よりも、ローラ部材側に配置されている。そのため、充填口を介して筐体に現像剤を充填するときに、搬送部材が第2収容部への現像剤の充填の邪魔となり、第2収容部に現像剤を十分に充填できない場合がある。
これに対して、上記の構成によれば、撹拌部材が接触部を有しているので、接触部を搬送部材と接触させることにより、搬送部材を第1位置よりも開口部を大きく開放する第2位置に配置することができる。
そのため、現像剤の充填時において搬送部材を第2位置に配置すれば、搬送部材が第2収容部への現像剤の充填の邪魔となることを抑制できる。
その結果、第1収容部から開口部を介して第2収容部に、現像剤が円滑に充填されるので、第1収容部および第2収容部のそれぞれに現像剤を確実に充填できる。よって、筐体に収容される現像剤容量の向上を図ることができる。
(3)また、充填口は、筐体の軸線方向の一方端部に配置されていてもよい。この場合、接触部は、撹拌部材の軸線方向の他方端部に配置されている。
このような構成によれば、接触部が充填口とは反対に配置されているので、現像剤の充填時において、接触部が邪魔になることを抑制できる。
(4)また、搬送部材は、第2位置にあるときに、軸線方向から見て充填口と重なる本体部を有していてもよい。
このような構成によれば、搬送部材が第2位置にあるときに、本体部が軸線方向から見て充填口と重なるので、充填口を介して、搬送部材の移動をより一層確実に確認できる。
(5)また、本体部は、軸線方向に延びる平面を有していてもよい。
このような構成によれば、現像剤の充填時において、現像剤は本体部の平面に沿って流動する。そのため、第2位置にある搬送部材の本体部が、軸線方向から見て充填口と重なっていても、現像剤の円滑な充填を確保することができる。
(6)また、本体部は、充填口と向かい合うように構成され、現像剤の充填をガイドするガイド面を有していてもよい。
このような構成によれば、ガイド面は、現像剤の充填時において現像剤の充填をガイドするので、現像剤のより一層円滑な充填を確保することができる。
(7)また、充填口は、軸線方向から見て、略円形状を有していてもよい。本体部は、搬送部材が第2位置にあるときに、充填口の径方向に延びていてもよい。
このような構成によれば、搬送部材が第2位置にある状態において、本体部は充填口の径方向に延びているので、現像剤の充填時において、第2位置にある搬送部材の本体部に対して、充填口の周方向の両方に、現像剤を確実に流入させることができる。そのため、筐体に現像剤をより一層確実に充填することができる。
(8)また、本体部は、搬送部材が第1位置にあるときに、充填口の周縁よりも撹拌部材の回転の径方向の外方に位置していてもよい。
このような構成によれば、搬送部材が第1位置にあるときに、本体部は、充填口の周縁よりも撹拌部材の回転の径方向の外方に位置しているので、軸線方向から見て充填口と重なっていない。
つまり、本体部は、搬送部材が第1位置にあるときに軸線方向から見て充填口と重ならず、搬送部材が第2位置にあるときに軸線方向から見て充填口と重なる。そのため、軸線方向から見て、充填口を介して本体部を確認することにより、搬送部材の位置を確実に把握することができる。
また、搬送部材は、第1位置にあるときに本体部が充填口の周縁よりも径方向の外方に位置するように、大きく移動する。つまり、搬送部材が、第1位置と第2位置とに移動するときの移動範囲を大きく確保することができ、ローラ部材に現像剤をより一層確実に搬送することができる。
本発明によれば、搬送部材の移動を容易かつ確実に確認できる。
図1Aは、本発明の現像装置の一実施形態としての現像カートリッジを右後から見た斜視図である。図1Bは、図1Aに示す現像カートリッジの右側断面図を示す。 図2Aは、図1に示す第1フレームを右後から見た斜視図である。図2Bは、図2Aに示す第1フレームを右前から見た斜視図である。 図3は、図1Bに示す第1フレーム、アジテータユニットおよび搬送ユニットを右上から見た分解斜視図である。 図4は、図3に示す搬送ユニットが組み付けられた第1フレームを右上から見た斜視図である。 図5Aは、図1Aに示す現像カートリッジの右側面図であって、搬送部材が第1位置にある状態を示す。図5Bは、図5Aに示す現像カートリッジの左側断面図である。 図6Aは、図1Aに示す現像カートリッジの右側面図であって、搬送部材が第2位置にある状態を示す。図6Bは、図6Aに示す現像カートリッジの左側断面図である。 図7は、図1Aに示す現像カートリッジが装着されるプリンタの中央断面図を示す。 図8は、本発明の変形例に係る搬送部材を、右前から見た斜視図である。
1.現像カートリッジの概略
現像装置の一例としての現像カートリッジ1は、図1Aおよび図1Bに示すように、筐体2と、撹拌部材の一例としてのアジテータ3と、ローラ部材の一例としての供給ローラ5と、現像ローラ4と、層厚規制ブレード6とを備えている。
なお、以下の説明において、現像カートリッジ1の方向に言及するときには、現像ローラ4が配置されている方を、現像カートリッジ1の後方とし、その反対を現像カートリッジ1の前方とする。すなわち、図1Bの紙面右方が現像カートリッジ1の後方であり、紙面左方が現像カートリッジ1の前方である。また、図1Bの紙面上方が現像カートリッジ1の上方であり、紙面下方が現像カートリッジ1の下方である。また、現像カートリッジ1を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1Bの紙面手前が現像カートリッジ1の右方であり、紙面奥が現像カートリッジ1の左方である。なお、具体的には、各図において方向を矢印にて示す。
また、左右方向は軸線方向の一例であり、右方は軸線方向の一方であり、左方は軸線方向の他方である。また、前後方向は隣接方向の一例であり、後方は隣接方向の一方であり、前方は隣接方向の他方である。上下方向は直交方向の一例であり、上方は直交方向の一方であり、下方は直交方向の他方である。なお、上下方向は鉛直方向であり、前後左右方向は水平方向である。
筐体2は、図1Aに示すように、左右方向に延びる略ボックス状であり、現像剤の一例としてのトナーを収容している。また、筐体2の後端部は、前後方向に開放されている。
アジテータ3は、図1Bに示すように、筐体2内の前方部分に配置されている。
供給ローラ5は、筐体2内において、アジテータ3の後下方に配置されている。そして、供給ローラ5は、筐体2に回転可能に支持されている。
現像ローラ4は、供給ローラ5の後上方に配置され、筐体2の後端部に配置されている。現像ローラ4の前下端部は、供給ローラ5の後上端部と圧接している。また、現像ローラ4の上方部分および後方部分は、筐体2から露出している。そして、現像ローラ4は、筐体2に回転可能に支持されている。
層厚規制ブレード6は、現像ローラ4の前上方に配置されている。層厚規制ブレード6の下端部は、現像ローラ4の前端部に接触している。
2.現像カートリッジの使用態様
このような現像カートリッジ1は、図7に示すように、プリンタ15に装備される。
プリンタ15は、電子写真方式のモノクロプリンタである。プリンタ15は、本体ケーシング16と、プロセスカートリッジ25と、スキャナユニット26と、定着ユニット27とを備えている。なお、プリンタ15に関し、方向について言及する場合には、水平方向に載置した状態を基準とし、具体的には、図7中の矢印方向を基準とする。
本体ケーシング16は、略ボックス形状を有している。本体ケーシング16は、カートリッジ開口部19と、トップカバー21と、用紙開口部20と、給紙カバー22と、用紙載置部24と、排紙トレイ23とを有している。
カートリッジ開口部19は、本体ケーシング16の上端部に配置されている。トップカバー21は、前後方向に延びる略平板形状を有している。トップカバー21は、その後端部を支点として、本体ケーシング16の後壁の上端部に揺動可能に支持されている。トップカバー21は、カートリッジ開口部19を開放または閉鎖する。
用紙開口部20は、本体ケーシング16の前端部における下方部分に配置されており、本体ケーシング16の前端部を前後方向に貫通している。
給紙カバー22は、その下端部を支点として、本体ケーシング16の底壁の前端部に揺動可能に支持されている。給紙カバー22は、用紙開口部20を開放または閉鎖する。
用紙載置部24は、本体ケーシング16の下端部に配置されている。用紙載置部24は、用紙Pが載置されるように構成されている。
排紙トレイ23は、本体ケーシング16の上壁の前方部分に配置されている。排紙トレイ23は、用紙Pが載置されるように、本体ケーシング16の上面から下方へ凹んでいる。
プロセスカートリッジ25は、本体ケーシング16の上下方向略中央に配置されている。プロセスカートリッジ25は、カートリッジ開口部19を介して、本体ケーシング16に対して装着または離脱するように構成されている。
プロセスカートリッジ25は、ドラムカートリッジ28と、現像カートリッジ1とを備えている。
ドラムカートリッジ28は、感光ドラム29と、転写ローラ30と、スコロトロン型帯電器31とを備えている。
感光ドラム29は、ドラムカートリッジ28の後方部分において、回転可能に支持されている。
転写ローラ30は、感光ドラム29に対して後方に位置しており、ドラムカートリッジ28の後方部分において回転可能に支持されている。転写ローラ30の前端部は、感光ドラム29の後端部に圧接している。
スコロトロン型帯電器31は、感光ドラム29の前上方に間隔を空けて位置している。
現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジ28に対して装着または離脱するように構成されている。これによって、現像カートリッジ1は、本体ケーシング16に対して装着または離脱するように構成されている。
現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジ28に装着された状態で、感光ドラム29の前下方に位置している。現像カートリッジ1の現像ローラ4の後上端部は、感光ドラム29の前下端部に接触している。
スキャナユニット26は、本体ケーシング16内において、プロセスカートリッジ25の前方に配置されている。スキャナユニット26は、感光ドラム29に向けて、画像データに基づくレーザービームLを出射するように構成されている。
定着ユニット27は、プロセスカートリッジ25の上方に配置されている。定着ユニット27は、加熱ローラ32と、加圧ローラ33とを備えている。加圧ローラ33は、加熱ローラ32に対して後上方に配置されている。加圧ローラ33の前下端部は、加熱ローラ32の後上端部に圧接している。
このようなプリンタ15では、まず、作業者が、給紙カバー22を揺動させて、用紙開口部20を開放する。そして、用紙Pの後方部分を、用紙開口部20を介して、本体ケーシング16内に導入する。これによって、用紙Pの後方部分は、本体ケーシング16内において、用紙載置部24の上面にスタックされ、用紙Pの前方部分は、本体ケーシング16外において、給紙カバー22の上面にスタックされる。
次いで、図示しない制御部の制御により画像形成動作が開始すると、スコロトロン型帯電器31は、感光ドラム29の表面を一様に帯電する。スキャナユニット26は、感光ドラム29の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム29の表面に形成される。
また、筐体2内のトナーは、アジテータ3により撹拌されて、供給ローラ5に供給される。供給ローラ5は、アジテータ3によって供給されたトナーを現像ローラ4に向かって搬送する。そして、トナーは、現像ローラ4と供給ローラ5との間で摩擦帯電され、現像ローラ4に担持される。層厚規制ブレード6は、現像ローラ4の周面に担持されたトナーを一定の厚みに規制する。
そして、現像ローラ4に担持されたトナーは、感光ドラム29の表面の静電潜像に供給される。感光ドラム29の表面のトナー像は、用紙Pが感光ドラム29と転写ローラ30との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは、加熱ローラ32と加圧ローラ33との間を通過するときに、加熱および加圧される。これにより、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙トレイ23に排紙される。
このように用紙Pは、プリンタ15の画像形成動作において、用紙載置部24から排紙トレイ23へ、側面視略C字状の搬送経路を搬送される。
3.現像カートリッジの詳細
筐体2は、樹脂からなり、図1Bに示すように、第1フレーム45と、第2フレーム46とを備えている。
(1)第1フレーム
第1フレーム45は、筐体2の下方部分を構成している。第1フレーム45は、図2Aに示すように、左側壁47と、右側壁48と、前壁49と、底壁50とを一体に有している。
左側壁47は、第1フレーム45の左端部に配置されている。左側壁47は、側面視略矩形の板状であり、平面視において略クランク状を有している。
左側壁47は、前方部分55と、屈曲部分56と、後方部分57とを一体に有している。前方部分55は、前後方向に延びる側面視略矩形状を有している。屈曲部分56は、前方部分55の後端部から連続して左方に向かって突出しており、上下方向に延びる背面視略矩形状を有している。後方部分57は、屈曲部分56の左端部から連続して後方に向かって延びており、側面視略矩形状を有している。
また、左側壁47は、軸挿通穴60と、ギア挿通穴61とを有している。
軸挿通穴60は、前方部分55の後端部における上下方向略中央に配置されている。軸挿通穴60は、側面視略円形状を有し、前方部分55を左右方向に貫通している。
ギア挿通穴61は、前方部分55において、軸挿通穴60の前下方に間隔を空けて配置されている。ギア挿通穴61は、側面視略円形状を有し、前方部分55の右面から左方に向かって凹んでいる。
また、左側壁47は、ばね支持部64と、ばね係止部65とを一体的に有している。
ばね支持部64は、前方部分55の右面において、ギア挿通穴61を囲むように、ギア挿通穴61の周縁に配置されている。ばね支持部64は、後方に向かって開放される側面視略C字状を有しており、前方部分55の右面から右方に向かって突出している。つまり、ばね支持部64は、左右方向に延びる部分筒状を有している。また、ばね支持部64の内径は、ギア挿通穴61の内径よりも大きく、後述するコイルばね94の外径と略同じである。
ばね係止部65は、前方部分55の右面において、ばね支持部64の後上方かつ軸挿通穴60の前上方に配置されている。
ばね係止部65は、突出壁66と、係止壁67とを一体に有している。
突出壁66は、前方部分55の上端部における後方部分から、右方に向かって突出している。突出壁66は、前後方向に延びる平面視略矩形の板状である。また、突出壁66の上面は、前方部分55の上端面と面一である。
係止壁67は、図4に示すように、突出壁66の下面における前後方向略中央部分から下方に向かって突出しており、上下方向に延びる側面視略矩形状を有している。また、係止壁67は、図2Aに示すように、左右方向に延びており、係止壁67の左端部は、前方部分55の右面に接続されている。
右側壁48は、第1フレーム45の右端部に配置されており、左側壁47に対して右方に間隔を空けて配置されている。また、右側壁48は、左側壁47と同様に、側面視略矩形の板状であり、平面視において略クランク状を有している。
右側壁48は、前方部分70と、屈曲部分71と、後方部分72とを一体に有している。前方部分70は、前後方向に延びる側面視略矩形状である。屈曲部分71は、前方部分70の後端部から連続して右方に向かって突出しており、上下方向に延びる背面視略矩形状を有している。後方部分72は、屈曲部分71の右端部から連続して後方に向かって突出しており、側面視略矩形状を有している。
また、右側壁48は、図示しない軸挿通穴と、充填口の一例としてのトナー充填口74とを有している。つまり、トナー充填口74は、筐体2の右端部に配置されている。
図示しない軸挿通穴は、左右方向に投影したときに、左側壁47の軸挿通穴60と一致するように配置されており、前方部分70の後端部における上下方向略中央に配置されている。図示しない軸挿通穴は、軸挿通穴60と同一形状およびサイズを有しており、前方部分70の左面から右方に向かって凹んでいる。
トナー充填口74は、前方部分70の側面視略中央に配置されている。トナー充填口74は、左右方向から見て略円形状を有しており、前方部分70を左右方向に貫通している。また、トナー充填口74の中心は、左右方向に投影したときに、ギア挿通穴61の中心と一致している。
また、右側壁48は、図2Aおよび図2Bに示すように、筒部77と、軸受部78と、複数の桟部79と、キャップ42とを有している。
筒部77は、図2Aに示すように、前方部分70の右面に配置されている。筒部77は、左右方向に延びる略円筒形状を有しており、トナー充填口74の周縁から右方に向かって突出している。
軸受部78は、筒部77内に配置されている。軸受部78は、左右方向に延びる略円筒形状を有しており、軸受部78の右端部は閉鎖されている。軸受部78の外径は、筒部77の内径よりも小さい。また、軸受部78の中心軸線は、筒部77の中心軸線と一致している。
複数の桟部79のそれぞれは、筒部77の径方向に延びる板状であり、筒部77の内周面と軸受部78の外周面とを連結している。
複数の桟部79は、図5Aに示すように、筒部77の周方向に互いに略120°の間隔を空けて配置されている。詳しくは、複数の桟部79は、第1桟部79Aと、第2桟部79Bと、第3桟部79Cとを備えている。
第1桟部79Aは、上下方向に延びており、筒部77の内周面の上端部と軸受部78の外周面の上端部とを連結している。第2桟部79Bは、第1桟部79Aに対して後下方に配置されている。第2桟部79Bは、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びており、筒部77の内周面の後下端部と軸受部78の外周面の後下端部とを連結している。第3桟部79Cは、第1桟部79Aに対して前下方に配置されている。第3桟部79Cは、前下方と後上方とを結ぶ方向に延びており、筒部77の内周面の前下端部と軸受部78の外周面の前下端部とを連結している。
キャップ42は、図2Bに示すように、筒部77に対して装着または離脱するように構成されている。キャップ42は、左右方向に延びる略円筒形状を有しおり、キャップ42の左端部は、閉鎖されている。キャップ42の外径は、筒部77の内径と略同じである。そして、キャップ42は、筒部77に右方から挿入されることにより、右側壁48に装着されている。これによって、キャップ42は、トナー充填口74を閉鎖している。
前壁49は、図2Aに示すように、第1フレーム45の前端部に配置されており、左側壁47および右側壁48の前端部間に架設されている。前壁49は、左右方向に延びる正面視略矩形の板状である。
底壁50は、第1フレーム45の下端部に配置されており、左側壁47および右側壁48の下端部間に架設されている。また、底壁50の前端部は、前壁49の下端部に接続されている。
より詳しくは、底壁50は、図1Bに示すように、湾曲部83と、円弧部84と、リップ部85とを一体に有している。
湾曲部83は、底壁50の前方部分である。湾曲部83は、前壁49の下端部から連続して後方に向かって延び、かつ、下方に向かって湾曲している。
円弧部84は、湾曲部83の後方に隣接配置されている。円弧部84は、上方に向かって開放される側面視略半円弧形状を有している。円弧部84の内周面は、供給ローラ5の周面に沿っている。そして、円弧部84の前端部は、湾曲部83の後端部に接続されている。
リップ部85は、円弧部84の後方に隣接配置されており、円弧部84の後端部から連続して後方に向かって延びている。
(2)第2フレーム
第2フレーム46は、筐体2の上方部分であって、第1フレーム45を上方から被覆している。
第2フレーム46は、図1Aに示すように、左右方向に延びる平面視略矩形の板状である。第2フレーム46は、図1Bに示すように、前上壁86と、後上壁87とを一体に有している。
前上壁86は、第2フレーム46の前方部分であって、膨出部88と、鍔部89とを有している。
膨出部88は、下方に向かって開放される略ボックス形状を有しており、図1Aに示すように、左右方向に延びている。
鍔部89は、平面視において、膨出部88を囲むように、膨出部88に対して左右両方および前方に配置されている。つまり、鍔部89は、後方に向かって開放される平面視略コ字状を有している。そして、鍔部89の右方部分の左端部は、膨出部88の右壁の下端部に接続され、鍔部89の左方部分の右端部は、膨出部88の左壁の下端部に接続され、鍔部89の前方部分の後端部は、膨出部88の前壁の下端部に接続されている。
後上壁87は、図1Bに示すように、第2フレーム46の後方部分であって、平板部91と、仕切壁92とを有している。
平板部91は、膨出部88の後壁の下端部から連続して後方に向かって延びている。また、平板部91は、左右方向に延びる平面視略矩形の板状である。
仕切壁92は、平板部91の下面における前後方向略中央に配置されており、平板部91の下面から下方に向かって突出している。また、仕切壁92は、平板部91の全体にわたって左右方向に延びており、背面視略矩形の板状を有している。
(3)筐体
そして、筐体2は、第1フレーム45と第2フレーム46とが組み合わされ、左側壁47の前方部分55、右側壁48の前方部分70および前壁49のそれぞれの上端部と、前上壁86の鍔部89とが溶着されることにより構成されている。
また、筐体2において、第2フレーム46の後上壁87は、第1フレーム45のばね係止部65の右方に隣接配置されている。より詳しくは、後上壁87の平板部91は、ばね係止部65の突出壁66の右方に隣接配置され、後上壁87の仕切壁92は、ばね係止部65の係止壁67の右方に隣接配置されている。また、仕切壁92と、湾曲部83と円弧部84との接続部分90とは上下方向に間隔を空けて配置されている。
そして、筐体2の側断面視において、仕切壁92の下端部と、接続部分90の上端部とを結ぶ仮想線分L1よりも後方の空間が、第2収容部の一例としての現像室8として画定され、仮想線分L1よりも前方の空間が、第1収容部の一例としてのトナー収容室7として画定されている。
また、仕切壁92の下端部、係止壁67の下端部、接続部分90の上端部、左側壁47の前方部分55の右面および右側壁48の前方部分70の左面が、開口部の一例としての連通口95を画定している。
つまり、筐体2は、前後方向に隣接配置されるトナー収容室7および現像室8と、トナー収容室7と現像室8とを前後方向に連通する連通口95とを有している。
(4)現像室
現像室8は、より具体的には、図1Bおよび図2Aに示すように、左側壁47の後方部分57、屈曲部分56および前方部分55の後端部と、右側壁48の後方部分72、屈曲部分71および前方部分70の後端部と、底壁50の円弧部84およびリップ部85と、後上壁87の後方部分とにより画定されている。
そして、現像カートリッジ1は、図1Bに示すように、現像室8において、現像ローラ4、供給ローラ5および層厚規制ブレード6を備えている。
現像ローラ4は、現像室8の後端部に配置されており、リップ部85の上方に間隔を空けて配置されている。現像ローラ4は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。
そして、現像ローラ4は、現像ローラ4の左端部が左側壁47の後方部分57に回転可能に支持され、現像ローラ4の右端部が右側壁48の後方部分72に回転可能に支持されることにより、筐体2に支持されている。
供給ローラ5は、現像室8において、現像ローラ4に対して、前方かつ下方に配置されており、円弧部84内に収容されている。供給ローラ5は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。
そして、供給ローラ5は、供給ローラ5の左端部が左側壁47の前方部分55の後下端部に回転可能に支持され、供給ローラ5の右端部が右側壁48の前方部分70の後下端部に回転可能に支持されることにより、筐体2に支持されている。
層厚規制ブレード6は、現像室8において、現像ローラ4の前上方に配置されている。層厚規制ブレード6は、図1Aに示すように、左右方向に延びる背面視略矩形の板状である。そして、層厚規制ブレード6は、図1Bに示すように、層厚規制ブレード6の下端部が、現像ローラ4の周面の前端部に接触するように、筐体2に支持されている。
(5)トナー収容室
トナー収容室7は、より具体的には、図1Bおよび図2Aに示すように、左側壁47の前方部分55(後端部を除く)と、右側壁48の前方部分70(後端部を除く)と、底壁50の湾曲部83と、前壁49と、前上壁86および後上壁87の前方部分とにより画定されている。
現像カートリッジ1は、トナー収容室7において、アジテータユニット96を備えている。なお、以下の説明において、径方向の外方とは、径方向に沿い中心軸線から離れる外向き方向であり、径方向の内方とは、径方向に沿い中心軸線に向かう内向き方向である。
アジテータユニット96は、トナー収容室7内の側面視略中央に配置されている。アジテータユニット96は、図3に示すように、アジテータ3と、コイルばね94と、アジテータギア93とを備えている。
アジテータ3は、アジテータ軸97と、撹拌羽根98とを備えている。なお、アジテータ3は、図1Bに示すように、詳しくは後述するが、アジテータギア93を介して駆動力が入力されると、回転方向Rに回転する。なお、回転方向Rは、右側面視反時計回り方向である。
アジテータ軸97は、図1Bおよび図3に示すように、軸本体99と、1対の回動軸100と、接触部の一例としてのカム101とを一体に有している。
軸本体99は、断面略H字状を有しており、左右方向に延びている。
1対の回動軸100は、軸本体99の左右両端面に1つずつ配置されている。1対の回動軸100のそれぞれは、図3に示すように、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、軸本体99の左右方向端面から、左右方向外方に向かって突出している。そして、1対の回動軸100のそれぞれは、左右方向に投影したときに一致しており、各回動軸100の中心軸線A1は、同一直線上に位置する。
カム101は、軸本体99の左方に隣接されており、左方の回動軸100の右端部に配置されている。つまり、カム101は、アジテータ3の左端部に配置されており、トナー充填口74とは反対に配置されている。
カム101は、側面視略円形の板状を有しており、左方の回動軸100の周面から、回動軸100の径方向外方に向かって広がっている。そのため、カム101の回転中心は、回動軸100の中心軸線A1と一致している。
カム101は、図1Bに示すように、大径部分104と、小径部分105と、漸減部分106とを有している。
大径部分104は、カム101における中心角が略90°の部分であり、側面視略扇状を有している。なお、大径部分104の曲率半径R1は、大径部分104の周方向全体にわたって一定である。
小径部分105は、大径部分104に対して、回転方向Rの上流に隣接配置されている。小径部分105は、カム101における中心角が略60°の部分であり、側面視略扇状を有している。小径部分105の曲率半径R2は、大径部分104の曲率半径R1よりも小さく、小径部分105の周方向全体にわたって一定である。また、小径部分105の半径R2は、搬送部材131が第1置にある状態におけるカム接触部135の前端部と、アジテータ3の中心軸線A1との距離Dよりも短い。すなわち、小径部分105は、搬送部材131のカム接触部135と係合不能である。
漸減部分106は、小径部分105に対して、回転方向Rの上流に隣接配置されており、漸減部分106の回転方向Rの上流端部は、大径部分104の回転方向Rの下流端部に接続されている。漸減部分106は、カム101における中心角が略210°の部分であり、側面視略半円形状を有している。
また、漸減部分106の曲率半径は、回転方向Rの上流に向かうにつれて徐々に小さくなる。また、漸減部分106における回転方向Rの下流端部の曲率半径R3は、大径部分104の曲率半径R1と略同じである。また、漸減部分106における回転方向Rの上流端部の曲率半径R4は、小径部分105の曲率半径R2と略同じである。
撹拌羽根98は、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの可撓性を有するフィルム材料からなる。そして、撹拌羽根98は、その一端部が軸本体99に固定されている。
そして、アジテータ3は、図3に示すように、右方の回動軸100が軸受部78に回転可能に受け入れられ、左方の回動軸100がギア挿通穴61に挿入されるように、トナー収容室7内に配置されている。
コイルばね94は、左右方向に沿って線材が螺旋状に巻回されるコイル形状を有している。コイルばね94の内径は、回動軸100の外径よりも大きく、後述する軸受筒122の外径よりも大きい。そして、コイルばね94は、左方の回動軸100が挿入され、アジテータ軸97のカム101と、左側壁47のギア挿通穴61の周縁との間に配置されている。これによって、コイルばね94の左端部は、ギア挿通穴61の周縁と接触し、コイルばね94の右端部は、カム101の左面と接触している。
これによって、コイルばね94は、カム101を常には右方に向けて付勢している。そのため、アジテータ3は、コイルばね94の付勢力により右方に向けて付勢されている。なお、コイルばね94の左端部は、ばね支持部64に右方から受け入れられている。これによって、コイルばね94は、径方向への移動が規制されている。
アジテータギア93は、左方の回動軸100の左端部に相対回転不能に取り付けられている。アジテータギア93は、左右方向に延びる円筒形状を有しており、ギア部121と、軸受筒122とを一体に有している。
ギア部121は、アジテータギア93の左方部分であって、その周面すべてにわたって、ギア歯を有している。
軸受筒122は、アジテータギア93の右方部分であって、ギア部121と中心軸線が一致する略円筒形状を有している。また、軸受筒122の外径は、ギア部121の外径よりも小さく、ギア挿通穴61の内径と略同じである。
そして、アジテータギア93は、軸受筒122がギア挿通穴61に左方から相対回転可能に挿入されるように、左方の回動軸100に取り付けられている。これによって、アジテータギア93のギア部121は、左側壁47に対して左方に配置されている。
また、アジテータ3は、右方の回動軸100が軸受部78に回転可能に支持され、左方の回動軸100が軸受筒122を介してギア挿通穴61の周縁に回転可能に支持されることにより、筐体2に支持されている。これによって、アジテータ3は、回動軸100の中心軸線A1を回転中心として回転可能である。つまり、回動軸100の中心軸線A1は、アジテータ3の回転軸線の一例である。
(6)搬送ユニット
また、現像カートリッジ1は、図1Bに示すように、トナー収容室7と現像室8との境界部分において、搬送ユニット130を備えている。つまり、搬送ユニット130は、アジテータ3よりも後方すなわち現像室8側に配置されている。
搬送ユニット130は、図3に示すように、搬送部材131と、フィルム部材141と、ばね部材132とを備えている。
搬送部材131は、揺動軸133と、フランジ部142と、本体部の一例としての搬送部134と、カム接触部135と、抜止部136と、掻出部137とを一体に有している。なお、搬送部材131は、詳しくは後述するが、図5Aおよび図5Bに示すように、供給ローラ5に向かってトナーを搬送する第1位置と、図6Aおよび図6Bに示すように、トナー収容室7から現像室8へのトナーの供給を許容する第2位置との間を移動する。
そこで、以下の搬送部材131の説明においては、搬送部材131が、図1B、図5Aおよび図5Bに示す第1位置にある状態を基準として説明する。
揺動軸133は、図3および図4に示すように、左右方向に延びる略円柱形状を有している。
フランジ部142は、揺動軸133の左端面よりも僅かに右方に配置されている。フランジ部142は、揺動軸133の全周から、揺動軸133の径方向外方に向かって広がっている。フランジ部142は、揺動軸133を中心とする略円環形状を有している。
搬送部134は、左右方向に延びる正面視略矩形の板状であり、図1Bに示すように、揺動軸133の周面の前下端部から連続して、揺動軸133の径方向外方に向かって延びている。
また、搬送部134の左上端部は、図4に示すように、正面視略矩形状に切り欠かれている。これによって、図3および図4に示すように、搬送部134の左端部と、揺動軸133におけるフランジ部142よりも左方の部分とは、連続しておらず、揺動軸133の径方向に間隔を空けて配置されている。
また、搬送部134の左右方向寸法は、揺動軸133の左右方向寸法よりも小さい。そして、搬送部134の左右方向端部は、揺動軸133の左右端部よりも左右方向の内方に位置している。
また、搬送部134の一方面146は、図1Bに示すように、供給ローラ5の周面と間隔を空けて向かい合っている。搬送部134の一方面146は、側面視において揺動軸133の周面の下端部から連続して、前下方に向かって直線状に延びている。
また、搬送部134の他方面147は、搬送部134における一方面146と反対の面であって、平面の一例としての第1部分148と、第2部分149とを有している。
第1部分148は、搬送部134の他方面147の径方向内方部分であって、側面視において揺動軸133の周面の前下端部から連続して、前下方に向かって直線状に延びている。また、第1部分148は、図3に示すように、搬送部134の左右方向全体にわたって延びており、凹凸を有しない平滑面として構成されている。
第2部分149は、図1Bに示すように、搬送部134の他方面147の径方向外方部分であって、側面視において第1部分148の径方向外方端部から連続して、前下方に向かって円弧状に延びている。また、第2部分149は、図3に示すように、搬送部134の左右方向全体にわたって延びており、凹凸を有しない平滑面として構成されている。
また、搬送部134は、図4に示すように、通過溝138を有している。通過溝138は、搬送部134の左下端部に配置されている。通過溝138は、下方に向かって開放される正面視略U字状を有しており、搬送部134の下端縁における左端部から、揺動軸133の径方向内方に凹んでいる。
カム接触部135は、搬送部134の前面における通過溝138の上方に配置されている。カム接触部135は、平面視略矩形の板状を有しており、搬送部134における通過溝138の上方周縁から連続して、前方に向かって突出している。
抜止部136は、図3に示すように、搬送部134の前面において、カム接触部135の左方に隣接配置されている。抜止部136は、側面視略矩形状の板状を有しており、搬送部134の前面から上方に向かって突出している。また、抜止部136の右面は、カム接触部135の左端部に接続されており、抜止部136の上端部は、カム接触部135の上端部よりも僅かに上方に位置している。
掻出部137は、図4に示すように、左右方向に延びる正面視略矩形の板状であり、図1Bに示すように、揺動軸133の周面の上端部から連続して、揺動軸133の径方向外方に向かって延びている。これによって、掻出部137は、搬送部134に対して、揺動軸133の周方向に略120°の間隔を隔てて配置されている。
また、掻出部137の左下端部は、正面視略矩形状に切り欠かれている。これによって、掻出部137の左端部と、揺動軸133におけるフランジ部142よりも左方の部分とは、連続しておらず、揺動軸133の径方向に間隔を空けて配置されている。
また、掻出部137の左右方向寸法は、揺動軸133の左右方向寸法よりも小さい。そして、掻出部137の左右方向端部は、揺動軸133の左右方向端部よりも左右方向の内方に位置している。また、掻出部137の前面は、左右方向に延びる平滑面として構成されている。
フィルム部材141は、図3および図4に示すように、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの可撓性を有するフィルム材料からなる。フィルム部材141は、左右方向に延びる略矩形状を有している。フィルム部材141の左右方向寸法は、搬送部134の右端部から通過溝138の右端縁までの左右方向寸法と略同じである。
そして、フィルム部材141は、図1Bに示すように、フィルム部材141の径方向内方部分が、搬送部134の一方面146における径方向外方端部に固定されることにより、搬送部材131に支持されている。
ばね部材132は、図3に示すように、コイル部143と、第1腕部144と、第2腕部145とを一体に有している。
コイル部143は、左右方向に沿って線材が螺旋状に巻回されるコイル形状を有している。
第1腕部144は、コイル部143の線材の一端部、具体的には、コイル部143の左後端部から、接線方向に沿って上方に向かって引き出された後、Uターンするように、折り返されている。
第2腕部145は、コイル部143の線材の他端部、具体的には、コイル部143の右下端部から、接線方向に沿って前方に向かって引き出された後、下方に向かって湾曲されている。
そして、ばね部材132は、コイル部143に揺動軸133の左端部が挿通されるとともに、第2腕部145の前端部が、カム接触部135の前端部に引っ掛けられることにより、搬送部材131に支持されている。これによって、ばね部材132のコイル部143は、フランジ部142の左方に隣接配置され、ばね部材132の第2腕部145は、抜止部136の右方に隣接配置される。
このような搬送ユニット130は、搬送部材131の揺動軸133の左右両端部のそれぞれが、対応する軸挿通穴60および図示しない軸挿通穴に、相対回転可能に挿入されることにより、筐体2に支持されている。これによって、搬送部材131は、図1Bに示すように、連通口95内に配置されており、揺動軸133の中心軸線A2を回転中心として揺動可能に構成されている。また、搬送部材131の揺動軸133は、連通口95の上下方向の中央Cよりも上方に位置している。
また、ばね部材132のコイル部143は、図2Aおよび図4に示すように、左側壁47における軸挿通穴60の周縁と、フランジ部142との間に介在される。そのため、コイル部143は、搬送部材131のフランジ部142を、常には右方に向かって付勢している。
そして、ばね部材132の第1腕部144は、図4に示すように、ばね部材132のねじりによる付勢力に抗して、前方に向かって傾倒され、係止壁67の下端部に下方から当接する。これによって、ばね部材132の第2腕部145は、ばね部材132のねじりによる付勢力により、カム接触部135を後下方に向かって付勢する。そのため、搬送部材131は、ばね部材132のねじりによる付勢力により、常には、右側面視反時計回り方向に付勢されている。
これによって、搬送部材131は、常には、掻出部137の径方向外方端部が、係止壁67の下端部に対して後方から接触する第1位置に位置している。つまり、係止壁67の下端部は、掻出部137の径方向外方端部と当接することにより、搬送部材131の右側面視反時計回り方向の移動を規制している。
また、搬送部材131が第1位置にある状態において、掻出部137は、図5Bに示すように、連通口95の上方部分に対して後方に配置されており、連通口95の上方部分を閉鎖している。
また、搬送部材131が第1位置にある状態において、搬送部134の径方向の外方端部139は、湾曲部83と円弧部84との接続部分90に対して、前上方に僅かに間隔を空けて配置されており、フィルム部材141が接続部分90と接触している。これによって、搬送部134およびフィルム部材141は、連通口95の下方部分を閉鎖している。
また、搬送部材131のカム接触部135の左右方向位置は、図3に示すように、アジテータ3のカム101の左右方向位置と略同じである。そして、搬送部材131のカム接触部135は、アジテータ3のカム101の回転軌跡内に配置されている。
4.搬送部材の動作確認
次に、現像カートリッジ1の組み立て後における、搬送部材131の動作確認について説明する。
搬送部材131の動作を確認するには、まず、作業者は、キャップ42を右側壁48の筒部77から離脱させた後、アジテータギア93に駆動力を入力する。
これによって、アジテータ3は、図1Bおよび図5Aに示すように、回転方向Rに回転し、カム101は、アジテータ3の回転に伴って回転方向Rに回転する。すると、カム101の大径部分104の回転方向Rの下流端面は、図1Bに示すように、搬送部材131のカム接触部135に対して下方から当接する。
そして、カム101の大径部分104の回転方向Rの下流端面は、アジテータ3の回転に伴って、カム接触部135を上方に向かって押圧する。すると、搬送部材131は、ばね部材132のねじりによる付勢力に抗して、第1位置から、右側面視時計回りに揺動する。
これによって、搬送部134の径方向の外方端部139が、揺動軸133を中心として右側面視時計回りに移動し、フィルム部材141の遊端部と、湾曲部83および円弧部84の接続部分90との接触が解除される。
次いで、アジテータ3がさらに回転すると、カム101の大径部分104の周面が、図6Aに示すように、カム接触部135と接触する。そうすると、搬送部材131は、図6Bに示すように、ばね部材132のねじりによる付勢力に抗して、右側面視時計回りにさらに揺動し、第2位置に到達する。つまり、カム101の大径部分104は、カム接触部135と接触することにより、搬送部材131を第2位置に位置させる。
このとき、搬送部134の径方向の外方端部139は、湾曲部83と円弧部84との接続部分90に対して前上方に離間されている。これによって、搬送部134は、連通口95の揺動軸133よりも下方の部分を開放している。
また、掻出部137は、現像室8において、揺動軸133に対して後上方に位置している。これによって、掻出部137は、仕切壁92に対して前上方と後下方とを結ぶ方向に間隔を空けて配置されており、連通口95の揺動軸133よりも上方の部分を開放している。つまり、搬送部材131は、第2位置にある状態において、連通口95を上下方向に2分割しており、第2位置にある搬送部材131は、第1位置にある場合と比較して、連通口95を大きく開放している。
また、搬送部134は、図6Bに示すように、搬送部材131が第2位置にある状態において、トナー充填口74の径方向におおよそ沿っており、トナー充填口74の中心に向かって延びている。
そして、搬送部134の径方向の外方端部139は、図6Aに示すように、右方から見て、トナー充填口74の周方向において、第1桟部79Aと第2桟部79Bとの間の略中央に配置されている。つまり、搬送部134の径方向の外方端部139は、右方から見て、トナー充填口74と重なっている。言い換えれば、トナー充填口74は、右方から見て、搬送部材131の移動軌跡と重なるように配置されている。
これによって、搬送部材131が第2位置に配置されていることを確認できる。
次いで、アジテータ3がさらに回転すると、カム101の大径部分104の周面が、カム接触部135から離れるとともに、撹拌羽根98が、搬送部134の径方向の外方端部139に対して、下方から当接する。そして、アジテータ3がさらに回転すると、撹拌羽根98と搬送部134との接触が解除される。そうすると、搬送部材131は、ばね部材132のねじりによる付勢力により、カム接触部135がカム101の漸減部分106の周面に当接するまで、右側面視反時計回りに揺動する。このとき、搬送部134の通過溝138は、カム101の漸減部分106の通過を許容する。
次いで、アジテータ3がさらに回転すると、漸減部分106の周面がカム接触部135と摺擦する。そして、カム接触部135と接触する漸減部分106の周面の部分が、回転方向Rの上流に向かうにつれて、搬送部材131は、右側面視反時計回りに連続的に徐々に揺動する。
次いで、アジテータ3がさらに回転すると、図1Bおよび図5Bに示すように、カム101の漸減部分106の周面と、カム接触部135とが離間し、それらの摺擦が解除される。これによって、搬送部材131は、ばね部材132のねじりによる付勢力により、右側面視反時計回りに揺動され、再度、第1位置に配置される。つまり、搬送部材131は、アジテータ3の回転に連動して、第1位置から第2位置を経た後、再度、第1位置に到達するまで揺動する。
このとき、搬送部134は、図5Bに示すように、トナー充填口74の周縁75よりも、アジテータ3の回転の径方向の外方、つまり、トナー充填口74の径方向の外方に位置している。そのため、搬送部134の径方向の外方端部139は、図5Aに示すように、右方から見てトナー充填口74と重なっていない。これによって、搬送部材131が第1位置にあることを確認できる。
つまり、アジテータギア93に駆動力を入力したときに、搬送部134の径方向の外方端部139が、図5A〜図6Bに示すように、現像カートリッジ1を右方から見て、トナー充填口74と重なった後、トナー充填口74の周縁75よりもトナー充填口74の径方向の外方に移動すれば、搬送部材131が第1位置から第2位置に揺動したことを確認できる。つまり、搬送部材131が、第1位置と第2位置との間を正常に揺動することを確認できる。
また、搬送部134の径方向の外方端部139が、右方から見て、トナー充填口74と重なるか否か、言い換えれば、トナー充填口74を介して確認できるか否かによって、搬送部材131が第1位置にあるか、または、第2位置にあるかを判別できる。
5.トナー充填動作
次に、現像カートリッジ1に対するトナーの充填について説明する。なお、トナーの充填動作は、通常、現像カートリッジ1の製造時に実施されるが、使用済みの現像カートリッジ1に再度トナーを充填する場合にも適用される。
現像カートリッジ1にトナーを充填するには、まず、作業者が、キャップ42を右側壁48の筒部77から離脱して、トナー充填口74を開放する。そして、上記の搬送部材の動作確認と同様にして、カム101の大径部分104の周面が、図6Aに示すように、搬送部材131のカム接触部135と接触するまで、アジテータ3を回転方向Rに回転させ、搬送部材131を第2位置に配置する。
次いで、作業者は、トナー充填口74が上方を向くように、現像カートリッジ1の長手方向が上下方向に沿うように配置する。これにより、現像カートリッジ1の右側壁48が上方に位置し、現像カートリッジ1の左側壁47が下方に位置する。
そして、図示しないトナー充填装置が、トナー充填口74から、上下方向に沿って筐体2のトナー収容室7にトナーを充填する。
このとき、搬送部材131が第2位置に配置されているので、連通口95は開放されている。そのため、トナー収容室7に充填されたトナーは、連通口95を介して、現像室8に流入する。
より詳しくは、充填されるトナーは、図6Bに示すように、連通口95における揺動軸133と仕切壁92との間の領域を介して、トナー収容室7から現像室8に流入する第1トナーT1と、連通口95における揺動軸133と接続部分90との間の領域を介して、トナー収容室7から現像室8に流入する第2トナーT2とを含んでいる。
第1トナーT1は、図示しないトナー充填装置から排出された後、搬送部134の他方面147の第2部分149に沿って、下方に向かって流動されるとともに、トナー収容室7に向かって流動する。そして、第1トナーT1は、搬送部134の他方面147の第2部分149から第1部分148に到達し、第1部分148に沿ってトナー収容室7に向かって流動する。その後、第1トナーT1は、連通口95における揺動軸133と仕切壁92との間の領域を通過して、現像室8内に到達する。
一方、第2トナーT2は、図示しないトナー充填装置から排出された後、搬送部134の搬送部134の一方面146に沿って、下方に向かって流動されるとともに、トナー収容室7に向かって流動する。そして、第2トナーT2は、連通口95における揺動軸133と接続部分90との間の領域を通過して、現像室8内に到達する。
これによって、トナー収容室7および現像室8のそれぞれにトナーが充填される。
次いで、作業者が、キャップ42を右側壁48の筒部77に圧入する。これによって、トナー充填口74が閉鎖される。
以上によって、現像カートリッジ1のトナー充填動作が完了する。
6.搬送部材によるトナー搬送動作
次に、搬送部材131による供給ローラ5に対するトナーの搬送動作について説明する。
上記のように、画像形成動作が開始すると、図示しない駆動源は、現像ローラ4および供給ローラ5のそれぞれに駆動力を入力する。すると、現像ローラ4および供給ローラ5のそれぞれは、図7に示すように、右側面視時計回りに回転する。
また、図示しない駆動源は、アジテータギア93のギア部121に駆動力を入力する。すると、アジテータ3は、図1Bに示すように、回転方向Rに回転する。
これによって、アジテータ3のカム101は、上記の搬送部材の動作確認と同様に、搬送部材131のカム接触部135と接触し、搬送部材131は、図5A〜図6Bに示すように、第1位置から第2位置に移動する。
このとき、アジテータ3の撹拌羽根98の遊端部は、図6Bに示すように、搬送部134の下方かつ接続部分90の上方に到達する。これによって、撹拌羽根98は、その弾性力によって、トナー収容室7内のトナーを、前方から後方へ送り出すように、現像室8に向けて供給する。
このとき、搬送部134は、トナー収容室7から現像室8へ供給されるトナーが、搬送部134よりも上方に流動することを規制し、供給ローラ5に向かうトナーの流動をガイドする。
次いで、アジテータ3がさらに回転すると、撹拌羽根98が、搬送部134の径方向の外方端部139に対して下方から接触した後、撹拌羽根98と搬送部134との接触が解除される。そうすると、搬送部材131は、図1Bに示すように、カム接触部135がカム101の漸減部分106の周面に当接するまで、右側面視反時計回りに揺動する。
このとき、掻出部137は、搬送部材131の揺動に伴って、右側面視反時計回りに移動する。これによって、掻出部137は、掻出部137の上方に位置するトナーを、連通口95の上方部分を介して、現像室8からトナー収容室7に向かって掻き出す。
次いで、アジテータ3がさらに回転すると、カム101の漸減部分106の周面と、カム接触部135との接触が解除され、搬送部材131は、再度、第1位置に配置される。
これによって、搬送部134は、アジテータ3によって撹拌され、トナー収容室7から現像室8に供給されたトナーを、供給ローラ5に向かって押し込むように搬送する。
そして、引き続き、アジテータ3が回転することにより、搬送部材131は、第1位置から第2位置に揺動した後、再度第1位置に到達するサイクルを順次、連続するように繰り返す。これによって、搬送部材131は、トナー収容室7から現像室8に、トナーを連続的に搬送する。
7.作用効果
(1)現像カートリッジ1によれば、図5Aおよび図5Bに示すように、トナー充填口74は、右方から見て搬送部材131の移動軌跡と重なるように配置されている。
そのため、現像カートリッジ1の小型化を図ることができながら、トナー充填口74を介して、搬送部材131の移動を確認することができる。つまり、現像カートリッジ1の組み立て後であっても、トナー充填口74を介して、搬送部材131の移動を容易かつ確実に確認できる。
(2)アジテータ3は、図3に示すように、カム101を有している。そのため、図6Aに示すように、カム101の大径部分104を、搬送部材131のカム接触部135と接触させることにより、搬送部材131を第1位置よりも連通口95を大きく開放する第2位置に配置することができる。
その結果、図6Bに示すように、トナーの充填時において搬送部材131を第2位置に配置すれば、搬送部材131が現像室8へのトナーの充填の邪魔となることを抑制できる。
よって、トナー収容室7から連通口95を介して現像室8に、トナーが円滑に充填されるので、トナー収容室7および現像室8のそれぞれにトナーを確実に充填できる。従って、筐体2に収容されるトナー容量の向上を図ることができる。
(3)また、カム101は、図3に示されるように、トナー充填口74とは反対に配置されている。そのため、トナーの充填時において、カム101が邪魔になることを抑制できる。
(4)搬送部134の径方向の外方端部139は、図6Aに示されるように、搬送部材131が第2位置にあるときに、右方から見てトナー充填口74と重なっている。そのため、トナー充填口74を介して、搬送部材131の移動をより一層確実に確認できる。
(5)また、搬送部134の他方面147は、図3に示すように、左右方向に延びる第1部分148を有している。
そのため、トナーの充填時において、トナーは、図6Bに示すように、搬送部134の第1部分148に沿って流動する。その結果、トナーの円滑な充填を確保することができる。
(6)搬送部134は、図6Bに示すように、搬送部材131が第2位置にある状態において、トナー充填口74の径方向に延びている。
そのため、トナーの充填時において、第2位置にある搬送部材131の搬送部134に対して、トナー充填口74の周方向の両方に、トナーを確実に流入させることができる。その結果、トナーの充填時において、連通口95における仕切壁92の下端部と揺動軸133との間の領域、および、連通口95における揺動軸133と接続部分90との間の領域のそれぞれにトナーを十分に通過させることができる。これにより、筐体2にトナーをより一層確実に充填することができる。
(7)また、搬送部134は、図5Bに示すように、搬送部材131が第1位置にあるときに、トナー充填口74の周縁75よりも、アジテータ3の回転の径方向の外方に位置している。そのため、第1位置にある搬送部材131の搬送部134は、図5Aに示すように、右方から見てトナー充填口74と重なっていない。
つまり、搬送部134の径方向の外方端部139は、搬送部材131が第1位置にあるときに右方から見てトナー充填口74と重ならず、図6Aに示すように、搬送部材131が第2位置にあるときに右方から見てトナー充填口74と重なる。そのため、右方から見て、搬送部134をトナー充填口74を介して確認することにより、搬送部材131の位置を確実に把握することができる。
また、搬送部材131が、第1位置と第2位置とに移動するときの移動範囲を大きく確保することができ、供給ローラ5にトナーをより一層確実に搬送することができる。
8.変形例
(1)搬送部134は、図8に示すように、ガイド面150を有していてもよい。ガイド面150は、搬送部134の右端面において、前後両端部のそれぞれに配置されている。前方のガイド面150Aは、前方に向かうにつれて左方に傾斜し、後方のガイド面150Bは、後方に向かうにつれて左方に傾斜している。
また、ガイド面150は、搬送部材131が第2位置にある状態において、トナー充填口74と左右方向に向かい合う。そして、ガイド面150は、トナーの充填時において、トナーの流動をガイドする。その結果、トナーのより一層円滑な充填を確保することができる。
(2)また、上記の実施形態では、搬送部材131が第2位置にある状態で、筐体2にトナーを充填するが、本発明はこれに限定されず、搬送部材131が第1位置にある状態で、筐体2にトナーを充填することもできる。
搬送部材131が第1位置にある状態で、筐体2にトナーを充填すると、搬送部材131が連通口95を閉鎖しており、搬送部134の径方向の外方端部139が右方から見てトナー充填口74と重なっていないので、搬送部134がトナー充填の邪魔になることを確実に抑制できる。そのため、筐体2のトナー収容室7に円滑にトナーを充填することができる。
(3)また、上記の実施形態では、供給ローラ5がローラ部材の一例として対応したが、ローラ部材としては、供給ローラ5に代えて、例えば、ブラシ状のローラなどを適用することもできる。また、現像カートリッジ1が、供給ローラ5を備えない場合には、現像ローラ4がローラ部材の一例として対応する。なお、現像ローラ4に代えて、例えば、現像スリーブ、ブラシ状のローラなどを適用することもできる。
(4)また、上記の実施形態では、アジテータ3が撹拌部材の一例として対応したが、撹拌部材としては、アジテータ3に代えて、例えば、パドルを有する撹拌部材などを適用することもできる。
これらによっても、上記した実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、これら実施形態および変形例は、適宜組み合わせることができる。
1 現像カートリッジ
2 筐体
3 アジテータ
5 供給ローラ
7 トナー収容室
8 現像室
74 トナー充填口
75 トナー充填口の周縁
95 連通口
101 カム
131 搬送部材
134 搬送部
148 搬送部の他方面の第1部分
150 ガイド面

Claims (8)

  1. 現像剤を収容するように構成される筐体と、
    前記筐体に回転可能に支持され、現像剤を搬送するように構成されるローラ部材と、
    前記筐体に回転可能に支持され、現像剤を撹拌するように構成される撹拌部材と、
    前記撹拌部材によって撹拌される現像剤を前記ローラ部材に向かって搬送するように構成される搬送部材とを備え
    記筐体は、
    現像剤を充填するための充填口を有し、前記撹拌部材が配置される第1収容部と、
    前記ローラ部材が配置され、前記第1収容部と連通される第2収容部と
    前記第1収容部と前記第2収容部とを連通する開口部とを有し、
    前記搬送部材は、
    前記撹拌部材よりも前記ローラ部材側に配置され、
    第1位置と、前記第1位置よりも前記開口部を大きく開放する第2位置とに移動するように構成され、
    前記撹拌部材は、
    回転したときに前記搬送部材と接触することにより、前記搬送部材を前記第2位置に位置させる第1接触部を有し、
    前記充填口は、
    前記撹拌部材の回転軸線に沿う軸線方向から見て、前記搬送部材の移動軌跡と重なるように配置され
    前記搬送部材は、前記第2位置にあるときに、前記軸線方向から見て前記充填口と重なる本体部を有していることを特徴とする、現像装置。
  2. 前記充填口は、前記筐体の前記軸線方向の一方端部に配置され、
    前記第1接触部は、前記撹拌部材の前記軸線方向の他方端部に配置されていることを特徴とする、請求項に記載の現像装置。
  3. 前記本体部は、
    前記軸線方向に延びる平面を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記本体部は、
    前記充填口と向かい合うように構成され、現像剤の充填をガイドするガイド面を有していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の現像装置。
  5. 前記充填口は、前記軸線方向から見て、略円形状を有し、
    前記本体部は、
    前記搬送部材が前記第2位置にあるときに、前記充填口の径方向に延びていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の現像装置。
  6. 前記本体部は、
    前記搬送部材が第1位置にあるときに、前記充填口の周縁よりも前記撹拌部材の回転の径方向の外方に位置していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の現像装置。
  7. 前記搬送部材は、揺動軸と、前記撹拌部材が回転したときに前記第1接触部と接触する第2接触部と、を有し、
    前記本体部の前記軸線方向の中央は、前記第2接触部よりも前記揺動軸の前記軸線方向の中央に近い位置に位置することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の現像装置。
  8. 前記搬送部材は、揺動軸と、前記撹拌部材が回転したときに前記第1接触部と接触する第2接触部と、を有し、
    前記本体部は、前記揺動軸の前記軸線方向一端と前記軸線方向他端との間に位置され、
    前記本体部の前記軸線方向の寸法は、前記第2接触部の前記軸線方向の寸法よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の現像装置。
JP2013227748A 2013-10-31 2013-10-31 現像装置 Active JP6127918B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013227748A JP6127918B2 (ja) 2013-10-31 2013-10-31 現像装置
US14/526,671 US9223250B2 (en) 2013-10-31 2014-10-29 Development apparatus and image forming apparatus including the same
EP14190825.1A EP2869132B1 (en) 2013-10-31 2014-10-29 Development apparatus
CN201410602557.2A CN104597736B (zh) 2013-10-31 2014-10-31 显影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013227748A JP6127918B2 (ja) 2013-10-31 2013-10-31 現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015087671A JP2015087671A (ja) 2015-05-07
JP6127918B2 true JP6127918B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=51897071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013227748A Active JP6127918B2 (ja) 2013-10-31 2013-10-31 現像装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9223250B2 (ja)
EP (1) EP2869132B1 (ja)
JP (1) JP6127918B2 (ja)
CN (1) CN104597736B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6379855B2 (ja) * 2014-08-25 2018-08-29 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ
JP6753112B2 (ja) * 2016-03-31 2020-09-09 ブラザー工業株式会社 現像剤カートリッジおよび現像剤収容ユニット
JP6729363B2 (ja) * 2016-12-28 2020-07-22 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ
JP2019179070A (ja) 2018-03-30 2019-10-17 キヤノン株式会社 現像剤収容容器、現像装置およびプロセスカートリッジ
JP2019179072A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 キヤノン株式会社 現像剤容器、現像装置及びプロセスカートリッジ
KR102175298B1 (ko) * 2018-06-14 2020-11-06 엘지전자 주식회사 이동 로봇의 동작 방법
KR20200022783A (ko) 2018-08-23 2020-03-04 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 현상제 유입구를 막는 마개를 갖는 현상 카트리지

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5875378A (en) * 1996-12-20 1999-02-23 Lexmark International, Inc. Toner cartridge with hopper exit agitator
US6771922B2 (en) * 2002-12-31 2004-08-03 Lexmark International, Inc. Toner cartridge
JP4284622B2 (ja) * 2005-01-31 2009-06-24 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ及び画像形成装置
JP4765436B2 (ja) * 2005-06-29 2011-09-07 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 トナーカートリッジ
JP4841000B2 (ja) * 2006-12-11 2011-12-21 キヤノン株式会社 現像剤容器、現像装置、及びプロセスカートリッジ
JP2008176015A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Canon Inc 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4973272B2 (ja) * 2007-03-27 2012-07-11 ブラザー工業株式会社 カートリッジおよび画像形成装置
JP5299419B2 (ja) * 2010-12-27 2013-09-25 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ
JP2014016486A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Brother Ind Ltd 現像装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN104597736B (zh) 2019-01-22
JP2015087671A (ja) 2015-05-07
US20150117904A1 (en) 2015-04-30
CN104597736A (zh) 2015-05-06
EP2869132A2 (en) 2015-05-06
US9223250B2 (en) 2015-12-29
EP2869132B1 (en) 2018-10-24
EP2869132A3 (en) 2015-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6127918B2 (ja) 現像装置
JP6337792B2 (ja) 現像カートリッジ
JP4978689B2 (ja) 現像ユニット
US8290407B2 (en) Toner supply apparatus with a drive member for driving an agitator and with a film covering the periphery of the drive member
JP4849169B2 (ja) 現像剤カートリッジ
JP2014016496A (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP6079647B2 (ja) プロセスカートリッジおよび現像カートリッジ
JP5962274B2 (ja) 現像カートリッジ
JP5982819B2 (ja) 現像装置およびその製造方法
JP6064867B2 (ja) カートリッジ
JP6156066B2 (ja) カートリッジ
JP6011085B2 (ja) カートリッジ
JP2015087664A (ja) カートリッジ
JP6323008B2 (ja) 感光体カートリッジおよびプロセスカートリッジ
JP2015087675A (ja) 現像装置
JP6922182B2 (ja) トナー収容具、画像形成装置
JP2016170433A (ja) カートリッジ
WO2014010118A1 (ja) 現像装置
JP2015011229A (ja) カートリッジ
JP2015087665A (ja) カートリッジ
JP2016142872A (ja) カートリッジ
JP2015087670A (ja) 現像装置
JP2016033534A (ja) トナー容器、画像形成装置
JP5949400B2 (ja) カートリッジおよび画像形成装置
JP2015087666A (ja) 現像カートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6127918

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150