JP2016170433A - カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、カートリッジの情報を検知することができるカートリッジを提供すること。【解決手段】トナーを担持するように構成される現像ローラ16を備える現像カートリッジ7において、電極部材81から右側へ突出する受電部86に、受電部86を部分的に被覆する被検知端部89を有する新品検知ギア82を回転可能に支持し、新品検知ギア82の回転により、受電部86への給電を、被検知端部89によって所定のタイミングで解除して、外部から受電部86への給電、および、給電の解除に対応する、現像カートリッジ7の情報を検知する。【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に装着されるカートリッジに関する。
電子写真方式のプリンタとして、感光体と、感光体にトナーを供給する現像カートリッジとを備えるプリンタが知られている。
このようなプリンタでは、装着された現像カートリッジの情報(例えば、現像カートリッジが新品であるか否かなど)を判断するための新品検出手段を備えている。
例えば、現像カートリッジに回転可能に設けられる検出ギアに、本体ケーシング内のアクチュエータに当接される当接突起を設け、現像カートリッジが本体ケーシングに装着されたときに、検出ギアを回転駆動させて、当接突起によってアクチュータを揺動させるとともに、光センサによってアクチュエータの揺動を検出し、その検出結果に基づいて、現像カートリッジの情報を判断するレーザプリンタが提案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2006−267994号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載のレーザプリンタでは、本体ケーシング内に、現像カートリッジの当接突起が当接されるアクチュエータと、そのアクチュエータの揺動を検出する光センサとが設けられている。
そのため、装着された現像カートリッジの情報を判断するための構成が複雑化している。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成で、カートリッジの情報を検知することができるカートリッジを提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明のカートリッジは、所定方向に延びる第1軸線を中心として回転するように構成され、現像剤を担持するように構成される現像ローラと、導電性部材からなり、現像ローラと電気的に接続されるように構成される現像電極と、絶縁性部材からなる被検知体と、被検知体を被覆するカバーとを備える。
現像電極は、本体部と、本体部から所定方向に突出する突出部とを有する。
被検知体は、突出部に回転可能に支持され、突出部を露出させる第1露出部と、突出部を被覆する第1被覆部とを有する。
カバーは、突出部の所定方向一方側端縁を露出させる開口を有する。
突出部の所定方向一方側端縁は、所定方向と直交する直交方向に投影したときに、カバーの所定方向一方側端縁と重なるように配置される。
このような構成によれば、現像電極から突出する突出部に、突出部を露出させる第1露出部と、突出部を被覆する第1被覆部とを有する被検知体が回転可能に支持されている。
そのため、外部から突出部へ第1露出部を介して給電することができながら、被検知体の回転により、外部から突出部への給電を、第1被覆部によって解除することができる。
その結果、外部から突出部への給電、および、給電の解除をカートリッジの情報に対応させれば、簡易な構成で、アクチュエータや光センサなどを設けることなく、カートリッジの情報を検知することができる。
(2)また、カバーは、少なくとも一部の突出部を所定方向一方側から被覆する電極被覆部を有してもよい。
このような構成によれば、電極被覆部によって、少なくとも一部の突出部を所定方向一方側から保護することができる。
(3)また、突出部は、電極被覆部に覆われる第2被覆部と、電極被覆部から露出される第2露出部とを有してもよい。この場合、第2露出部は、第2被覆部よりも所定方向一方側へ突出してもよい。
このような構成によれば、突出部を、その第2被覆部において保護しながら、突出部を、その第2露出部において、所定方向に長く露出させることができる。
そのため、外部から突出部に容易にアクセスすることができ、外部から突出部に、容易に給電することができる。
(4)また、第2露出部は、直交方向に投影したときに、電極被覆部と重なるように配置されてもよい。
このような構成によれば、直交方向に投影したときに電極被覆部と重なる位置において、外部から突出部の第2露出部に給電することができる。
そのため、外部から突出部の第2露出部に、より容易に給電することができる。
(5)また、第2露出部は、電極被覆部に係合してもよい。
このような構成によれば、外部から突出部に給電するときに、第2露出部を電極被覆部で支えながら、外部の構成に接触させることができる。
そのため、外部の構成と、突出部とを確実に接触させることができ、外部から突出部に、安定して給電することができる。
(6)また、電極被覆部は、第2被覆部に嵌合する嵌合部を有してもよい。
このような構成によれば、嵌合部により、第2被覆部を被検知体に対して位置決めすることができる。
また、外部から突出部に給電するときに、第2被覆部に対する嵌合部の嵌合により、突出部を、より安定に電極被覆部で支えることができる。
そのため、外部の構成と、突出部とをより確実に接触させることができ、外部から突出部に、より安定して給電することができる。
(7)また、突出部は、筒形状に形成されてもよい。この場合、嵌合部は、突出部の所定方向一方側端部内に嵌合されてもよい。
このような構成によれば、嵌合部により、突出部の所定方向一方側端部を補強することができる。
(8)また、本発明のカートリッジは、現像剤を収容する現像剤収容部を有する筐体を備えてもよい。この場合、筐体は、突出部内に嵌合されるように所定方向一方側へ突出する突起を備えてもよい。
このような構成によれば、突起により、突出部を補強することができる。
(9)また、突出部は、外部から給電されるものであってもよい。また、被検知体は、第1露出部を介して突出部へ給電される第1位置から、第1被覆部により突出部への電力の入力が解除される第2位置を経て、第1露出部を介して突出部へ給電される第3位置へ移動可能であってもよい。
このような構成によれば、突出部への電力の入力が解除される前後、すなわち、被検知部材が第1位置と第3位置とに配置されているときにおいて、突出部への給電を検知することができる。
そのため、突出部への電力の入力の解除を、確実に、外部の検知部材に認識させることができる。
(10)また、第1被覆部は、被検知体の回転方向に延びてもよい。
このような構成によれば、被検知体の回転により、確実に、外部から突出部への給電、および、給電の解除を切り替えることができる。
(11)また、第1被覆部の回転方向長さは、カートリッジに関する情報に対応していてもよい。
このような構成によれば、第1被覆部の回転方向長さに基づいて、カートリッジの情報を、簡易かつ確実に判断することができる。
(12)また、第1被覆部は、突出部を直交方向から被覆してもよい。
このような構成によれば、第1被覆部によって、突出部を直交方向から保護することができる。
(13)また、第1被覆部は、その被検知体の回転方向上流側に設けられ、回転方向下流側へ向かうに従って直交方向一方側へ傾斜する第1傾斜面と、第1傾斜面の回転方向下流側に連続して設けられ、回転方向下流側へ向かうに従って直交方向他方側へ傾斜する第2傾斜面とを有してもよい。
このような構成によれば、被検知体の回転途中に、被検知体の第1被覆部が、突出部に接触される外部の構成に当接されたとしても、外部の構成を、第1傾斜面に沿って第1被覆部に乗り上げるように退避させ、その後、第2傾斜面に沿って第1被覆部から降りるように、再び、突出部に接触させることができる。
その結果、被検知体の第1被覆部を、円滑に、突出部と外部の構成との間を通過させることができる。
(14)また、被検知体は、外部からの駆動力が伝達される歯部と、駆動力が伝達されない欠け歯部とを有する欠け歯ギアとを含んでもよい。
このような構成によれば、被検知体を、回転駆動開始から回転駆動停止までの所定の駆
動量で、確実に回転駆動させることができる。
(15)また、現像電極は、本体部から所定方向に突出し、現像ローラの所定方向一方側端部を回転可能に支持する軸受部を有してもよい。
このような構成によれば、簡易な構成で確実に、軸受部から現像ローラに電力を供給することができる。
(16)また、本発明のカートリッジは、現像剤を収容するように構成された現像剤収容部を有し、現像剤収容部を挟んで所定方向に間隔を隔てて対向配置される第1側壁および第2側壁を含む筐体と、外部からの駆動力を受けるためのカップリング部材であって、第1側壁に対して現像剤収容部の反対側に配置されるカップリング部材と、所定方向に延びる第2軸線を回転中心として回転するように構成され、第1側壁と第2側壁との間に配置される回転部材とを備えてもよい。
この場合、被検知体は、第2側壁に対して現像剤収容部の反対側に配置され、回転部材からの駆動力が伝達されることにより回転するように構成されてもよい。
このような構成によれば、カップリング部材と被検知体とを、第1側壁または第2側壁のいずれか一方に設ける構成と比べて、第1側壁および第2側壁の面積を低減することができ、その分、カートリッジを小型化することができる。
(17)また、本発明のカートリッジは、第2軸線を回転中心として回転部材とともに回転するように構成され、第1側壁に対してカップリング部材が配置された側に配置され、駆動力をカップリング部材から回転部材に伝達する第1駆動伝達部材と、第2軸線を回転中心として回転部材とともに回転するように構成され、第2側壁に対して被検知体が配置された側に配置され、駆動力を回転部材から被検知体に伝達する第2駆動伝達部材とを備えてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成で、回転部材を介して被検知体に駆動力を伝達することができる。
(18)また、第1駆動伝達部材は、カップリング部材から駆動力が入力される第1ギアであってもよい。また、第2駆動伝達部材は、被検知体に駆動力を入力する第2ギアであってもよい。この場合、第1ギアの歯数と、第2ギアの歯数とは、互いに異なっていてもよい。
このような構成によれば、回転部材の回転速度に対して、被検知体の回転速度を任意に設定することができる。
(19)また、第1ギアの歯数は、第2ギアの歯数よりも多くてもよい。
このような構成によれば、回転部材の回転速度に対して被検知体の回転速度を低減させることができる。
その結果、突出部への給電、および、給電の解除を検知するための時間を確保することができ、突出部への給電、および、給電の解除を正確に検知することができる。
(20)また、被検知体は、所定方向に投影したときにその少なくとも一部がカップリング部材に重なるように、配置されていてもよい。
このような構成によれば、被検知部とカップリング部材とを、直交方向においてほぼ同じ位置に配置することができ、カートリッジをより小型化することができる。
(21)また、突出部は、所定方向に投影したときにその少なくとも一部がカップリング部材に重なるように、配置されていてもよい。
このような構成によれば、突出部とカップリング部材とを、直交方向においてほぼ同じ位置に配置することができ、カートリッジをより一層小型化することができる。
(22)また、回転部材は、現像剤収容部内の現像剤を攪拌するように構成された攪拌部材であってもよい。
このような構成によれば、攪拌部材を利用してカップリング部材から被検知体へ駆動力を伝達することができ、部品点数を低減することができる。
本発明のカートリッジによれば、簡易な構成で、カートリッジの情報を検知することができる。
図1は、本発明のカートリッジの第1実施形態としての現像カートリッジが装着されるプリンタの中央断面図である。 図2は、図1に示す現像カートリッジを示し、右前側から見た斜視図である。 図3は、図2に示す現像カートリッジの左端部の分解斜視図である。 図4は、図2に示す現像カートリッジの右端部の分解斜視図である。 図5は、図4に示す新品検知ギアを示し、(a)は、右側から見た斜視図であり、(b)は、左側から見た斜視図である。 図6は、図2に示す現像カートリッジの右側面図を示す。なお、図6では、給電側カバーを省略している。 図7は、図2に示す現像カートリッジを示し、(a)は、右下側から見た斜視図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。 図8は、電極ユニットの右上側から見た斜視図である。 図9は、揺動電極の揺動を説明する説明図であって、現像カートリッジが本体ケーシングに装着されておらず、揺動電極が下側解除位置に配置されている状態を示す。 図10は、揺動電極の揺動を説明する説明図であって、現像カートリッジが本体ケーシングに装着されており、揺動電極が接続位置に配置されている状態を示す。 図11は、揺動電極の揺動を説明する説明図であって、現像カートリッジが本体ケーシングに装着されており、揺動電極が上側解除位置に配置されている状態を示す。 図12は、現像カートリッジの新品検知動作を説明する説明図であって、現像カートリッジが本体ケーシングに装着された直後であって、本体電極ユニットの揺動電極が、現像カートリッジの受電部に接触された状態を示す。 図13は、図12に続いて現像カートリッジの新品検知動作を説明する説明図であって、ウォーミングアップ動作が開始されて、本体電極ユニットの揺動電極が、新品検知ギアの被検知端部によって押圧されて、現像カートリッジの受電部から離間された状態を示す。 図14は、図13に続いて現像カートリッジの新品検知動作を説明する説明図であって、新品検知ギアの被検知端部が、本体電極ユニットの揺動電極と現像カートリッジの受電部との間を通過し、本体電極ユニットの揺動電極が、現像カートリッジの受電部に接触された状態を示す。 図15は、現像カートリッジの第2実施形態に備えられる新品検知ギアの右前側から見た斜視図である。 図16は、第3実施形態の現像カートリッジの給電ユニットを示す右上側から見た斜視図である。 図17は、第3実施形態の現像カートリッジの駆動伝達を説明する説明図である。 図18は、第4実施形態の現像カートリッジの給電ユニットを示す右上側から見た斜視図である。 図19は、第4実施形態の現像カートリッジの駆動伝達を説明する説明図である。 図20は、第5実施形態の現像カートリッジの給電ユニットを示す右上側から見た斜視図である。 図21は、第6実施形態の現像カートリッジを示す右上側から見た斜視図である。 図22は、図21に示す給電ユニットを示す右上側から見た斜視図である。 図23は、第6実施形態の現像カートリッジの駆動伝達を説明する説明図である。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、プリンタ1は、横置きタイプのダイレクトタンデム型カラープリンタである。
なお、以下の説明において、プリンタ1の方向に言及するときには、プリンタ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上側が上側(上下方向(第1方向)一方側)であり、紙面下側が下側(上下方向他方側)である。また、図1の紙面左側が前側(前後方向(第2方向)一方側)であり、図1の紙面右側が後側(前後方向一方側)である。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が右側(左右方向(第3方向)一方側)であり、紙面奥側が左側(左右方向他方側)である。
プリンタ1は、略ボックス形状の本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2の上端部には、本体開口部3を開閉するトップカバー4が、その後端部を支点として揺動可能に設けられている。プリンタ1は、複数(4つ)のプロセスカートリッジ5を備えている。
すべてのプロセスカートリッジ5は、本体ケーシング2内に着脱可能に設けられ、互いに間隔を隔てて並列配置されている。また、複数(4つ)のプロセスカートリッジ5は、それぞれ、複数(4つ)の色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)のうちの1つに対応している。
プロセスカートリッジ5は、ドラムカートリッジ6と、ドラムカートリッジ6に着脱可能に装着されるカートリッジの一例としての現像カートリッジ7とを備えている。
ドラムカートリッジ6は、感光ドラム8とスコロトロン型帯電器9とを備えている。
感光ドラム8は、ドラムカートリッジ6の後端部に回転可能に設けられている。感光ドラム8は、左右方向(所定方向)に長手の略円筒形状に形成されている。
スコロトロン型帯電器9は、感光ドラム8の後上側に対向配置されている。
現像カートリッジ7は、現像ローラ11と、現像ローラ11にトナーを供給する供給ローラ12とを備えている。
現像ローラ11は、感光ドラム8に対して前上側から接触されるように、現像カートリッジ7の後端部において後側から露出されるように設けられている。現像ローラ11は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。現像ローラ11は、その中心軸線A1(第1軸線の一例)に沿って左右方向に延びる金属製の回転軸(以下、現像ローラ軸30と記載する。)を備えている。現像ローラ軸30の左右方向両端部のそれぞれは、カートリッジフレーム31(後述)の両側壁34(後述)のそれぞれに回転可能に支持されている。
供給ローラ12は、現像ローラ11に接触するように、現像ローラ11の前上側に設けられている。供給ローラ12は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。供給ローラ12は、その中心軸線に沿って左右方向に延びる金属製の回転軸(以下、供給ローラ軸29と記載する。)を備えている。供給ローラ軸29の左右方向両端部のそれぞれは、カートリッジフレーム31(後述)の両側壁34(後述)のそれぞれに回転可能に支持されている。
また、現像カートリッジ7は、現像ローラ11に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード13を備えている。また、現像カートリッジ7には、現像ローラ11および供給ローラ12の上側において、現像剤の一例としてのトナーを収容する現像剤収容部の一例としてのトナー収容部14が設けられている。
トナー収容部14内には、トナーを攪拌するための攪拌部材の一例としてのアジテータ15が設けられている。
アジテータ15は、左右方向に延びるアジテータ軸16と、アジテータ軸16からトナー収容部14の内周面に向かって延びる攪拌羽根17とを備え、アジテータ軸16の中心軸線A2(第2軸線の一例、図3参照)を回転中心として回転される。すなわち、アジテータ15は、回転部材の一例である。
そして、トナー収容部14内のトナーは、供給ローラ12と現像ローラ11との間で正極性に摩擦帯電され、層厚規制ブレード13により、一定厚さの薄層として現像ローラ11の表面に担持される。
一方、感光ドラム8の表面は、スコロトロン型帯電器9によって一様に帯電された後、感光ドラム8の上側に対向配置されるLEDユニット10によって所定の画像データに基づいて露光される。これにより、感光ドラム8の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ11に担持されるトナーが感光ドラム8の表面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム8の表面上にトナー像(現像剤像)が担持される。
用紙Pは、本体ケーシング2の底部に設けられる給紙トレイ18内に収容されており、各種ローラによって、後上側へUターンするように搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム8と搬送ベルト19との間に給紙される。そして、搬送ベルト19によって、すべての感光ドラム8とすべての転写ローラ20との間を前側から後側に向かって搬送される。このとき、用紙Pにトナー像が転写される。
そして、用紙Pは、加熱ローラ21と加圧ローラ22との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙Pには、トナー像が熱定着される。
その後、用紙Pは、前上側へUターンするように搬送されて、トップカバー4に設けられる排紙トレイ23に排紙される。
2.現像カートリッジの構成
現像カートリッジ7は、図2に示すように、筐体の一例としてのカートリッジフレーム31と、カートリッジフレーム31の左側に配置される駆動ユニット32と、カートリッジフレーム31の右側に配置される給電ユニット33とを備えている。
なお、現像カートリッジ7の説明において、方向について言及するときには、現像ローラ11が配置されている側を現像カートリッジ7の後側とし、層厚規制ブレード13が配置されている側を上側とする。すなわち、現像カートリッジ7に関する上下前後方向は、プリンタ1に関する上下前後方向と相異なり、現像カートリッジ7は、その前側がプリンタ1の前上側(前上側と後下側とを結ぶ方向(第4方向)における一方側)、その後側がプリンタ1の後下側(前上側と後下側とを結ぶ方向における他方側)、その上側がプリンタ1の後上側(後上側と前下側とを結ぶ方向(第5方向)における一方側)、その下側がプリンタ1の前下側(後上側と前下側とを結ぶ方向における他方側)となるように、プリンタ1に装着されている。
(1)カートリッジフレーム
カートリッジフレーム31は、左右方向に延びる略ボックス形状に形成されている。カートリッジフレーム31は、図3および図4に示すように、左右1対の側壁34と、前壁35と、下壁36と、上壁37とを一体的に備えている。なお、以下の説明において、第1側壁の一例としての左側の側壁34を左壁34Lとし、第2側壁の一例としての右側の側壁34を右壁34Rとする。
1対の側壁34は、上下前後に延びる側面視略矩形状に形成され、互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。また、側壁34には、現像ローラ軸露出穴39と、供給ローラ軸露出穴38と、アジテータ軸支持部40とが形成されている。
現像ローラ軸露出穴39は、側壁34の上側後端部において、後上側に開放される側面視略U字形状に貫通形成されている。現像ローラ軸露出穴39の上下方向長さは、現像ローラ軸30の左右方向端部の直径よりも広く形成されている。そして、現像ローラ軸30の左右方向端部は、現像ローラ軸露出穴39を介して、側壁34から左右方向外側へ露出されている。
供給ローラ軸露出穴38は、現像ローラ軸露出穴39の前下側において、側面視略矩形状に貫通形成されている。供給ローラ軸露出穴38の各辺の長さは、供給ローラ軸29の左右方向端部の直径よりも長く形成されている。そして、供給ローラ軸29の左右方向端部は、供給ローラ軸露出穴38を介して、側壁34から左右方向外側へ露出されている。
アジテータ軸支持部40は、供給ローラ軸露出穴38の前上側において、側壁34を貫通するように左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。アジテータ軸支持部40の内径は、アジテータ軸16の左右方向端部の直径よりも大径に形成されている。そして、アジテータ軸16の左右方向端部は、アジテータ軸支持部40を介して、側壁34から左右方向外側へ露出されている。アジテータ軸支持部40内には、シール部材41(図4参照)が嵌合されている。
シール部材41は、スポンジなどの弾性を有する材料から、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。シール部材41の外径は、アジテータ軸支持部40の内径よりも大径である。また、シール部材41の径方向中央には、アジテータ軸挿通穴42が貫通形成されている。
アジテータ軸挿通穴42は、アジテータ軸16の外径よりも小径な側面視略円形状に形成されている。
そして、シール部材41は、アジテータ軸16の左端部に外嵌されるとともに、アジテータ軸支持部40内に圧入されている。
また、図6に示すように、右壁34Rには、突起の一例としての嵌合突起43が設けられている。
嵌合突起43は、右側のアジテータ軸支持部40の後側において、右壁34Rの右面から右側へ突出する略円柱形状に形成されている。
前壁35は、両側壁34の前端部間に架設されている。前壁35は、上下左右に延びる略平板形状に形成されている。
下壁36は、前壁35の下端部に連続するように、両側壁34の下端部間に架設されている。下壁36は、前後左右に延びる略平板形状に形成されている。
上壁37は、両側壁34および前壁35の上側に対向配置されている。上壁37は、前後左右に延びる略平板形状に形成されている。上壁37は、その周端縁において、両側壁34および前壁35の上端部に溶着されている。
(2)駆動ユニット
駆動ユニット32は、図3に示すように、軸受部材51と、ギア列52と、駆動側カバー53とを備えている。
(2−1)軸受部材
軸受部材51は、側面視略矩形の平板形状に形成されている。軸受部材51は、現像ローラ軸支持穴54、供給ローラ軸支持穴55、カップリング支持軸56およびアイドルギア支持軸57を有している。
現像ローラ軸支持穴54は、軸受部材51の上側後端部において、側面視略円形状に貫通形成されている。現像ローラ軸支持穴54の内径は、現像ローラ軸30の外径と略同径(わずかに大径)に形成されている。
供給ローラ軸支持穴55は、現像ローラ軸支持穴54の前下側において、側面視略円形状に貫通形成されている。供給ローラ軸支持穴55の内径は、供給ローラ軸29の外径と略同径(わずかに大径)に形成されている。
カップリング支持軸56は、現像ローラ軸支持穴54の前側、かつ、供給ローラ軸支持穴55の前上側において、軸受部材51の左面から左側へ突出する略円柱形状に形成されている。
アイドルギア支持軸57は、軸受部材51の前端部において、軸受部材51の左面から左側へ突出する略円柱形状に形成されている。
(2−2)ギア列
ギア列52は、カップリング部材の一例としての現像カップリング61、現像ギア62、供給ギア63、アイドルギア64、第1駆動伝達部材(第1ギア)の一例としての第1アジテータギア65、および、第2駆動伝達部材(第2ギア)の一例としての第2アジテータギア66(図4参照)を含んでいる。
現像カップリング61は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。なお、現像カップリング61の径方向中央には、カップリング支持軸56の外径よりも大径(ほぼ同径)な嵌合穴(図示せず)が形成されている。現像カップリング61は、大径ギア部67
と、小径ギア部68と、カップリング部69とを一体的に有している。
大径ギア部67は、現像カップリング61の右端部に設けられている。大径ギア部67は、左右方向に厚みを有する略円板形状に形成されている。大径ギア部67の周面には、その全周にわたって、ギア歯が形成されている。
小径ギア部68は、大径ギア部67の左面から左側へ突出する略円柱形状に形成されている。小径ギア部68の外径は、大径ギア部67の外径よりも小径である。小径ギア部68の中心軸線は、大径ギア部67の中心軸線と一致している。小径ギア部68の周面には、その全周にわたって、ギア歯が形成されている。
カップリング部69は、小径ギア部68の左面から左側へ突出する略円柱形状に形成されている。カップリング部69の外径は、小径ギア部68の外径よりも小径である。カップリング部69の中心軸線は、小径ギア部68の中心軸線と一致している。カップリング部69の左面には、結合凹部70が形成されている。
結合凹部70は、カップリング部69の左面から右側へ凹むように、現像カップリング61の径方向に延びる側面視略長穴形状に形成されている。
現像ギア62は、左右方向に厚みを有する略円板形状に形成されている。現像ギア62の径方向中央には、現像ローラ軸30の左端部を受け入れ可能な現像ローラ軸嵌合穴73が形成されている。現像ギア62の周面には、その全周にわたってギア歯が形成されている。
供給ギア63は、左右方向に厚みを有する略円板形状に形成されている。供給ギア63の径方向中央には、供給ローラ軸29の左端部を受け入れ可能な供給ローラ軸嵌合穴74が形成されている。供給ギア63の周面には、その全周にわたってギア歯が形成されている。
アイドルギア64は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。アイドルギア64は、大径部71と、小径部72とを一体的に有している。
大径部71は、アイドルギア64の左端部に設けられ、左右方向に厚みを有する略円板形状に形成されている。大径部71の外径は、カップリング部69の小径ギア部68の外径よりも小径である。大径部71の周面には、その全周にわたって、ギア歯が形成されている。
小径部72は、大径部71の右面から右側へ突出するように、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。小径部72の外径は、大径部71の外径よりも小径である。小径部72は、大径部71と中心軸線を共有している。小径部72の径方向中央には、アイドルギア支持軸57を受け入れ可能な嵌合穴(図示せず)が貫通形成されている。小径部72の周面には、その全周にわたって、ギア歯が形成されている。
第1アジテータギア65は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。第1アジテータギア65は、ギア部75と、嵌合筒部76とを備えている。
ギア部75は、第1アジテータギア65の左端部において、左右方向に厚みを有する略円板形状に形成されている。ギア部75の周面には、その全周にわたって、ギア歯が形成されている。ギア部75の径方向中央には、アジテータ軸16の左端部を受け入れ可能なアジテータ軸嵌合穴77が貫通形成されている。
嵌合筒部76は、ギア部75の右面から右側へ突出するように、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。嵌合筒部76は、ギア部75と中心軸線を共有している。嵌合筒部76の内径は、アジテータ軸支持部40の外径と略同径(わずかに大径)である。
第2アジテータギア66は、図4に示すように、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。第2アジテータギア66は、ギア部78と、嵌合筒部79と、カラー部80とを備えている。
ギア部78は、第2アジテータギア66の左右方向略中央において、左右方向に厚みを有する略円板形状に形成されている。ギア部78の周面には、その全周にわたって、第1アジテータギア65のギア部75よりも少ないギア歯が形成されている。ギア部78の径方向中央には、アジテータ軸16の右端部を受け入れ可能な嵌合穴(図示せず)が貫通形成されている。
嵌合筒部79は、ギア部78の左面から左側へ突出するように、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。嵌合筒部79は、ギア部78と中心軸線を共有している。嵌合筒部79の外径は、アジテータ軸支持部40の内径と略同径(わずかに小径)である。
カラー部80は、ギア部78の右面から右側へ突出するように、左右方向に延び、右端部が閉鎖された略円筒形状に形成されている。
(2−3)駆動側カバー
駆動側カバー53は、図3に示すように、左右方向に延び、左端部が閉鎖された略筒形状に形成されている。駆動側カバー53は、現像カップリング61、供給ギア63、アイドルギア64、第1アジテータギア65を一括して被覆可能なサイズ(前後方向長さおよび上下方向長さ)に形成されている。また、駆動側カバー53には、カップリング露出開口60が形成されている。
カップリング露出開口60は、駆動側カバー53の前後方向略中央の左壁において、現像カップリング61のカップリング部69の左面を露出させるように、側面視略円形状に貫通形成されている。
(2−4)駆動ユニットの組み付け状態
軸受部材51は、現像ローラ軸支持穴54に、現像ローラ軸30の左端部が回転可能に挿通されるとともに、供給ローラ軸支持穴55に、供給ローラ軸29の左端部が回転可能に挿通されるように、左壁34Lの左側に組み付けられる。
これにより、現像ローラ軸30の左端部は、現像ローラ軸支持穴54内に回転可能に支持される。また、供給ローラ軸29の左端部は、供給ローラ軸支持穴55内に回転可能に支持される。
現像カップリング61は、軸受部材51のカップリング支持軸56に相対回転可能に支持される。
現像ギア62は、現像ローラ軸嵌合穴73内に現像ローラ軸30が挿通されるように、現像ローラ軸30の左端部に相対回転不能に支持される。現像ギア62は、現像カップリング61の大径ギア部67に後側から噛合される。
供給ギア63は、供給ローラ軸嵌合穴74内に供給ローラ軸29が挿通されるように、供給ローラ軸29の左端部に相対回転不能に支持される。供給ギア63は、現像カップリング61の小径ギア部68に後下側から噛合される。
アイドルギア64は、軸受部材51のアイドルギア支持軸57に相対回転可能に支持される。アイドルギア64の大径部71は、現像カップリング61の小径ギア部68に前下側から噛合される。また、アイドルギア64の小径部72は、現像カップリング61の大径ギア部67の前下側に間隔を隔てて対向される。
第1アジテータギア65は、その嵌合筒部76がアジテータ軸支持部40に回転可能に外嵌されるとともに、アジテータ軸16の左端部に相対回転不能に取り付けられる。すなわち、第1アジテータギア65は、アジテータ軸16の中心軸線A1を回転中心として回転可能である。第1アジテータギア65のギア部75は、アイドルギア64の小径部72に前側から噛合される。
そして、駆動側カバー53は、カップリング露出開口60を介して現像カップリング61のカップリング部69の左面を露出させるとともに、現像カップリング61(カップリング部69の左面を除く)、供給ギア63、アイドルギア64、第1アジテータギア65を一括して被覆するように左壁34Lにねじ止めされる。
また、図4に示すように、第2アジテータギア66は、その嵌合筒部76がアジテータ軸支持部40に回転可能に内嵌されるとともに、アジテータ軸16の右端部に相対回転不能に取り付けられる。すなわち、第2アジテータギア66は、アジテータ軸16の中心軸線A1を回転中心として回転可能である。
(3)給電ユニット
給電ユニット33は、図4および図6に示すように、現像電極の一例としての電極部材81、被検知体の一例としての新品検知ギア82、および、カバーの一例としての給電側カバー83とを備えている。
(3−1)電極部材
電極部材81は、導電性の樹脂材料(例えば、導電性ポリアセタール樹脂)などから形成されている。電極部材81は、本体部94と、軸受部の一例としての現像ローラ軸支持部84と、供給ローラ軸支持部85(図6参照)と、突出部の一例としての受電部86とを備えている。
本体部94は、側面視略矩形の平板形状に形成されている。
現像ローラ軸支持部84は、本体部94の上側後端部において、本体部94を貫通するように、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。現像ローラ軸支持部84の内径は、現像ローラ軸30の右端部の外径と略同径(わずかに大径)に形成されている。
供給ローラ軸支持部85は、現像ローラ軸支持部84の前下側において、本体部94を貫通する側面視略円形状に形成されている。供給ローラ軸支持部85の内径は、供給ローラ軸29の外径と略同径(わずかに大径)に形成されている。
受電部86は、供給ローラ軸支持部85の前上側に配置されている。受電部86は、受電部本体86Aと、第2露出部の一例としての延出部86Bと、リブ86Cとを備えている。
受電部本体86Aは、本体部94を貫通するように、本体部94の前端部から右側へ延びる略円筒形状に形成されている。
延出部86Bは、受電部本体86Aの上端部の右端縁から右側へ向かって突出し、受電部本体86Aの周方向に沿って前後方向に延びる側面視略円弧形状の突条として形成され
ている。延出部86Bの前端部は、下側に向かうに従って左側へ傾斜するように面取りされている。延出部86Bの後端部は、後下側に向かうに従って左側へ傾斜するように面取りされている。また、延出部86Bの右面86Eは、上下前後に延びる平面として形成されている。延出部86Bの右面86Eは、突出部の所定方向一方側端縁の一例である。
リブ86Cは、受電部本体86Aの径方向において、延出部86Bの前後方向略中央の内側に配置されている。リブ86Cは、受電部本体86Aおよび延出部86Bの内面から内側へ突出し、左右方向に延びる突条として形成されている。リブ86Cの右端部は、下側に向かうに従って左側へ傾斜するように面取りされている。
(3−2)新品検知ギア
新品検知ギア82は、図4および図5に示すように、絶縁性の樹脂材料(例えば、ポリアセタール樹脂)から左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。
また、新品検知ギア82は、欠け歯ギア87と、筒部88と、第1被覆部の一例としての被検知端部89とを一体的に備えている。
欠け歯ギア87は、左右方向に厚みを有する略円板形状に形成されている。欠け歯ギア87の周面には、中心角が約315°をなす部分にギア歯が形成されている。すなわち、欠け歯ギア87の周面には、ギア歯が形成されているギア部の一例としての歯部90と、ギア歯が形成されていない欠け歯部91とが形成されている。
また、欠け歯ギア87の径方向中央には、受電部挿通穴92が形成されている。
受電部挿通穴92は、欠け歯ギア87と中心軸線を共有する側面視略円形状に形成されている。受電部挿通穴92の直径は、電極部材81の受電部86の外径よりも大径である。
筒部88は、欠け歯ギア87の受電部挿通穴92の周縁部から右側に突出し、欠け歯ギア87と中心軸線を共有する略円筒形状に形成されている。筒部88の内径は、受電部挿通穴92の直径と同径である。筒部88は、鍔部93と被付勢部95(図4参照)とを備えている。
鍔部93は、筒部88の左端部において、筒部88の径方向外面から径方向外側へ突出し、筒部88の周方向に延びる突条として形成されている。
被付勢部95は、鍔部93の右側において、筒部88の径方向外面から径方向外側へ突出する側面視略楔形状に突出形成されている(図7参照)。
被検知端部89は、筒部88の右端部から連続して右側へ延び、中心角約120°の部分円筒形状に形成されている。
また、被検知端部89の右側面視時計回り方向下流側端縁には、右側面視時計回り方向上流側へ向かうに従って径方向外側へ傾斜する第2傾斜面の一例としての下流側傾斜面97が形成されている。また、被検知端部89の右側面視時計回り方向上流側端縁には、右側面視時計回り方向上流側へ向かうに従って径方向内側へ傾斜する第1傾斜面の一例としての上流側傾斜面96が形成されている。
(3−3)給電側カバー
給電側カバー83は、図4および図7(a)に示すように、左右方向に延び、右端部が閉鎖された略筒形状に形成されている。給電側カバー83は、新品検知ギア82と第2アジテータギア66とを一括して被覆可能なサイズ(前後方向長さおよび上下方向長さ)に
形成されている。また、給電側カバー83は、開口の一例としての受電部露出開口101と、受電部保護部102とを有している。
受電部露出開口101は、給電側カバー83の前後方向略中央の右壁において、新品検知ギア82の被検知端部89を露出させるように、側面視略円形状に貫通形成されている。
受電部保護部102は、受電部86を前側から被覆する第1保護部103と、受電部86を後側から被覆する第2保護部104と、受電部86を右側から被覆する電極被覆部の一例としての第3保護部105とを一体的に備えている。
第1保護部103は、受電部露出開口101の前側周端縁から右側へ突出する略角柱形状に形成されている。
第2保護部104は、受電部露出開口101の後側周端縁から右側へ突出する略角柱形状に形成されている。
第3保護部105は、第1保護部103の右端部と、第2保護部104の右端部との間に架設されるように、前後方向に延びる略平板形状に形成されている。第3保護部105の上端縁100は、側面視略V字形状に形成されている。詳しくは、第3保護部105の上端縁100は、第1保護部103の後側上端縁から連続して前側へ延び、受電部露出開口101の前後方向略中央の右側において上側へ屈曲して、後上側へ延び、第2保護部104の前側上端縁に連続されている。また、第3保護部105の右面105Aは、上下前後に延びる平面として形成されている。第3保護部105の右面105Aは、カバーの所定方向一方側端縁の一例である。また、第3保護部105は、嵌合部106を備えている。
嵌合部106は、受電部露出開口101の前後方向略中央の右側に配置されている。嵌合部106は、第3保護部105の左面から左側へ突出する略円筒形状に形成されている。嵌合部106の上端部は、第3保護部105の上端縁に沿うように、側面視略V字形状に形成されている。嵌合部106の外径は、受電部86の内径と略同径(わずかに小径)である。
(3−4)給電ユニットの組み付け状態
電極部材81は、図4および図6に示すように、現像ローラ軸支持部84に現像ローラ軸30の右端部が回転可能に挿通され、供給ローラ軸支持部85に供給ローラ軸29の右端部が回転可能に挿通されるように、右壁34Rの右側に組み付けられている。
これにより、現像ローラ軸30の右端部は、現像ローラ軸支持部84内に回転可能に支持されている。また、供給ローラ軸29の右端部は、供給ローラ軸支持部85内に回転可能に支持されている。
また、受電部86の後上側端部は、左右方向に投影したときに現像カップリング61に重なるように配置されている(図4参照)。
新品検知ギア82は、電極部材81の受電部86に回転可能に外嵌されている。これにより、受電部86の右端部の下側半分は、被検知端部89によって下側から被覆されている。また、受電部86の右端部の上側半分は、下流側傾斜面97と上流側傾斜面96との間から露出されている。つまり下流側傾斜面97と上流側傾斜面96との間の空間は、受電部86を露出させる第1露出部98(図5参照)である。
また、新品検知ギア82の後上側端部は、左右方向に投影したときに現像カップリング61に重なるように配置されている(図4参照)。
また、新品検知ギア82は、付勢部材の一例としてのねじりコイルばね107により、右側面視時計回りに付勢されている。
詳しくは、ねじりコイルばね107は、金属から形成され、コイル部108と、固定端部109と、付勢端部110とを備えている。
コイル部108は、左側から右側へ向かうに従って右側面視反時計回りに巻かれる螺旋形状に形成されている。
固定端部109は、コイル部108の左端部から連続して前側へ延びる略直線形状に形成されている。
付勢端部110は、コイル部108の右端部から連続して後側へ延び、その後端部において下側へ屈曲される略L字形状に形成されている。
そして、ねじりコイルばね107は、コイル部108において、給電側カバー83内に支持されるとともに、固定端部109において、右壁34Rの前上側端部に固定されている。また、付勢端部110は、新品検知ギア82の被付勢部95に前上側から当接されている。
これにより、新品検知ギア82は、右側面視時計回りに付勢され、欠け歯ギア87の歯部90の右側面視時計回り方向下流側端部は、第2アジテータギア66に対して前側から噛合されている。
そして、図7(a)に示すように、給電側カバー83は、受電部露出開口101を介して受電部86を露出させるとともに、新品検知ギア82および第2アジテータギア66を一括して被覆するように、右壁34Rにねじ止めされている。
このとき、給電側カバー83の嵌合部106は、リブ86Cの下側において、受電部86の右端部内に嵌合されている。これにより、受電部86の右端部は、延出部86Bおよびリブ86Cより下側の部分において、第3保護部105によって右側から被覆されている。すなわち、受電部86の右端部において、延出部86Bおよびリブ86C以外の部分は、第3保護部105によって覆われる第2被覆部86D(図4参照)である。
また、図7(b)に示すように、受電部86の延出部86Bは、給電側カバー83の第3保護部105の上端縁100に対して、その右面86Eが第3保護部105の右面105Aとほぼ面一となるように、上側から係合されている。つまり、受電部86の延出部86Bは、上下方向に投影したときに、給電側カバー83の第3保護部105と重なるように配置されている。また、受電部86の延出部86Bの右面86Eは、上下方向に投影したときに、給電側カバー83の第3保護部105の右面105Aと重なるように配置されている。
これにより、延出部86Bの右面86Eは、第3保護部105の上端縁100の上側において、右側へ露出されている。
3.本体ケーシングの構成
本体ケーシング2内には、図8および図9に示すように、現像カートリッジ7に現像バイアスを供給するための電極ユニット111が設けられている。
電極ユニット111は、固定電極112と、ホルダ部材113と、揺動電極114とから構成されている。
固定電極112は、金属からなるコイルばねであり、その一端部が、本体ケーシング2内において現像カートリッジ7の右側近傍に固定されている。
ホルダ部材113は、固定電極112の左側に配置されている。ホルダ部材113は、絶縁性の樹脂材料から、前後方向に延び、後上側が開放される側面視略U字形の屈曲杆形状に形成されている。ホルダ部材113の上端部には、左右方向に延びる略円筒形状の筒部116が設けられており、筒部116において、本体ケーシング2内の揺動軸(図示せず)に回動可能に外嵌されている。
揺動電極114は、金属からなり、筒部116に巻回されるコイルばねであり、その一端部が、本体ケーシング2内において現像カートリッジ7の右側近傍に固定される固定部117とされており、その他端部が、ホルダ部材113に固定される電極部118とされている。
電極部118は、現像カートリッジ7の受電部86に接触される現像側接点119と、固定電極112の遊端部に接触される本体側接点120とを備えている。
現像側接点119は、ホルダ部材113の前端部に支持されており、前下側に露出されている。
本体側接点120は、固定電極112の遊端部115の左側に配置されるように、ホルダ部材113の後下側端部に支持されており、右側に露出されている。
そして、揺動電極114は、図9に示すように、その弾性により、常には、本体側接点120が固定電極112の遊端部115より前下側に離間される下側解除位置に保持されている。
また、揺動電極114は、図10に示すように、前側から押圧されることにより、その弾性力に抗して右側面視反時計回りに揺動され、本体側接点120が固定電極112の遊端部115に接触される接続位置に配置される。
また、揺動電極114は、図11に示すように、さらに前側から押圧されることにより、その弾性力に抗して右側面視反時計回りに揺動され、本体側接点120が固定電極112の遊端部115から上側に離間される上側解除位置に配置される。
また、本体ケーシング2内には、図8に示すように、電源131とバイアス検知部132とCPU133とが設けられている。
電源131は、揺動電極114の固定部117に電気的に接続されている。電源131は、揺動電極114に現像バイアスを供給する。
バイアス検知部132は、固定電極112に電気的に接続されている。バイアス検知部132は、電源131から揺動電極114を介して固定電極112に供給される現像バイアスを検知する。
CPU133は、電源131とバイアス検知部132とに電気的に接続されている。C
PU133は、バイアス検知部132における、固定電極112に現像バイアスが供給されたか否かの検知に基づいて、現像カートリッジ7の状態を判断する。バイアス検知部132において、電源131から固定電極112への現像バイアスの供給が検知された場合には、CPU133は、揺動電極114が接続位置に配置されていると判断する。また、バイアス検知部132において、電源131から固定電極112への現像バイアスの供給が検知されなかった場合には、CPU133は、揺動電極114が下側解除位置または上側解除位置に配置されていると判断する。
4.新品検知動作
図8から図14を参照して、現像カートリッジ7の新品検知動作を説明する。
まず、図9に示すように、本体ケーシング2内にプロセスカートリッジ5が装着されていないときには、揺動電極114は、下側解除位置に保持されている。
このとき、現像カートリッジ7が本体ケーシング2内に装着されていないので、電源131から現像カートリッジ7および固定電極112へ現像バイアスが供給されず、バイアス検知部132において、電源131から固定電極112への現像バイアスの供給が検知されない。これにより、CPU133は、現像バイアスが固定電極112に供給されていないと判断する。
すると、CPU133は、所定時間以上、バイアス検知部132において、電源131から固定電極112への現像バイアスの供給が検知されなかった場合に、現像カートリッジ7が本体ケーシング2から離脱されていると判断する。
そして、本体ケーシング2のトップカバー4を開放して、新品(未使用)の現像カートリッジ7が装着されたプロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に前上側から挿入すると、現像カートリッジ7の受電部86が前上側からホルダ部材113に当接される。
そして、さらに現像カートリッジ7を本体ケーシング2内に挿入すると、現像カートリッジ7の受電部86によってホルダ部材113が押圧され、揺動電極114の電極部118が、ホルダ部材113とともに右側面視反時計回りに揺動される。
そして、図10および図12に示すように、現像カートリッジ7の本体ケーシング2内への装着が完了すると、揺動電極114の現像側接点119が、被検知端部89の下流側傾斜面97と上流側傾斜面96との間を介して後側から現像カートリッジ7の受電部86に接触される。また、揺動電極114が接続位置に配置されて、本体側接点120が固定電極112の遊端部115に接触される。なお、被検知端部89の下流側傾斜面97は、ホルダ部材113および揺動電極114の前側に配置される。
これにより、電源131から揺動電極114に給電されている現像バイアスは、現像側接点119を介して現像カートリッジ7の受電部86に給電される。
現像カートリッジ7の受電部86に給電された現像バイアスは、電極部材81を介して現像ローラ軸30に印加される。
また、揺動電極114に給電されている現像バイアスは、本体側接点120から固定電極112の遊端部115を介して固定電極112に給電され、バイアス検知部132に検知される。
すると、CPU133は、現像バイアスが固定電極112に供給されていると判断する。
一方、現像カートリッジ7が本体ケーシング2に装着されると、図2に示すように、本体ケーシング2内の本体カップリング121の先端が現像カップリング61の結合凹部70に相対回転不能に挿入される。そして、本体カップリング121を介して、現像カップリング61に本体ケーシング2から駆動力が入力され、ウォーミングアップ動作が開始される。
すると、図3に示すように、現像カップリング61から、アイドルギア64および第1アジテータギア65を介してアジテータ軸16に駆動力が伝達され、アジテータ15が回転される。
そして、アジテータ15が回転されると、図4に示すように、アジテータ軸16および第2アジテータギア66を介して新品検知ギア82の欠け歯ギア87の歯部90に駆動力が伝達され、新品検知ギア82が右側面視時計回りに回転される。
すると、図13に示すように、新品検知ギア82の被検知端部89の下流側傾斜面97が揺動電極114の電極部118に前側から当接し、揺動電極114の電極部118を後側へ向かって押圧する。これにより、ホルダ部材113および揺動電極114は、被検知端部89の下流側傾斜面97に沿って被検知端部89に乗り上げるように、揺動電極114の弾性力に抗して、現像カートリッジ7の受電部86から後側へ退避されて上側解除位置に配置される。
すると、揺動電極114の現像側接点119が現像カートリッジ7の受電部86から後側に離間されて、揺動電極114と受電部86との電気的な接続が解除される。また、揺動電極114の本体側接点120が固定電極112の遊端部115から上側に離間されて、揺動電極114と固定電極112との電気的な接続が解除される。なお、新品検知ギア82を導電性材料から形成した場合には、揺動電極114と受電部86との電気的な接続は解除されないが、揺動電極114と固定電極112との電気的な接続は解除される。
このとき、CPU133は、固定電極112に現像バイアスが供給されていないと判断する。
そして、さらに新品検知ギア82が右側面視時計回りに回転されると、新品検知ギア82の被検知端部89が、受電部86とホルダ部材113との間を前上側から後下側へ通過する。
すると、図14に示すように、ホルダ部材113および揺動電極114は、被検知端部89の下流側傾斜面97に沿って被検知端部89から降りるように、揺動電極114の弾性力によって前側へ揺動されて、再び接続位置に配置される。
すると、揺動電極114の現像側接点119が現像カートリッジ7の受電部86に前側から接触されて、揺動電極114と受電部86とが電気的に接続される。また、本体側接点120が固定電極112の遊端部115に接触されて、揺動電極114と固定電極112とが電気的に接続される。なお、新品検知ギア82を導電性材料から形成した場合には、揺動電極114と受電部86とは、電気的に接続されたままである。
これにより、CPU133は、固定電極112に現像バイアスが供給されていると判断する。つまり、CPU133は、ウォーミングアップ動作が開始された後に、固定電極112に現像バイアスが供給されている、固定電極112に現像バイアスが供給されていない、固定電極112に現像バイアスが供給されている、と順次判断する。
すなわち、新品検知ギア82は、揺動電極114を接続位置に配置させて、被検知端部89の下流側傾斜面97と上流側傾斜面96との間を介して現像カートリッジ7の受電部86に給電させる第1位置から、揺動電極114を上側解除位置に配置させて、被検知端部89により現像カートリッジ7の受電部86への電力の入力を解除する第2位置を経て、揺動電極114を接続位置に配置させて、被検知端部89の下流側傾斜面97と上流側傾斜面96と間を介して現像カートリッジ7の受電部86に給電させる第3位置へ回転移動される。
その後、さらに新品検知ギア82が回転されると、新品検知ギア82の欠け歯部91が第2アジテータギア66に対向されて、新品検知ギア82の歯部90と第2アジテータギア66との噛合が解除され、新品検知ギア82の回転駆動が停止される。その後、ウォーミングアップ動作が終了する。
そして、CPU133は、ウォーミングアップ動作が開始された後に、固定電極112に現像バイアスが供給されている、固定電極112に現像バイアスが供給されていない、固定電極112に現像バイアスが供給されている、と順次判断したときに、現像カートリッジ7が新品(未使用)であると判断する。
また、CPU133では、固定電極112に現像バイアスが供給されていないと判断する時間が最大画像形成枚数に関する情報と対応するように関連付けられている。具体的には、例えば、固定電極112に現像バイアスが供給されていないと判断する時間が長い場合には、最大画像形成枚数が6000枚であり、固定電極112に現像バイアスが供給されていないと判断する時間が短い場合には、最大画像形成枚数が3000枚であるという情報と対応するように関連付けられている。
そして、上記したように、CPU133は、ウォーミングアップ動作が開始された後に、固定電極112に現像バイアスが供給されている、固定電極112に現像バイアスが供給されていない、固定電極112に現像バイアスが供給されていると順次判断し、そのうちの固定電極112に現像バイアスが供給されていないと判断する時間が長いときには、現像カートリッジ7の最大画像形成枚数が6000枚であると判断する。
その結果、新品の現像カートリッジ7が装着されると、CPU133は、その現像カートリッジ7が新品であり、かつ、その現像カートリッジ7の最大画像形成枚数が6000枚であると判断し、その現像カートリッジ7の装着時から、実際の画像形成枚数が、6000枚を超える直近に、図示しない操作パネルなどに、現像カートリッジ7の交換時期であることの通知を表示する。
一方、CPU133は、所定時間以上、固定電極112に現像バイアスが供給されていると判断したときに、現像カートリッジ7が本体ケーシング2に装着されていると判断する。
上述したように、新品の現像カートリッジ7が装着されたときには、新品検知動作が実施されることにより、現像カートリッジ7の本体ケーシング2への装着が判断できる。一方、新品の現像カートリッジ7を装着した後に、たとえば、用紙Pの詰まり(ジャム)などによって、一旦、その現像カートリッジ7を本体ケーシング2から離脱させ、再び本体ケーシング2に装着したときには、新品検知ギア82は、欠け歯ギア87の欠け歯部91が第2アジテータギア66と対向する位置で停止されている。そのため、再装着において、ウォーミングアップ動作が実行されても、新品検知ギア82は回転駆動されず、新品検知動作は実施されない。このときには、ホルダ部材113および揺動電極114が接続位
置に配置されているため、常に固定電極112に現像バイアスが供給されていると判断する。
これにより、CPU133では、その再装着された現像カートリッジ7(旧品の現像カートリッジ7)を、新品であると誤判断することなく、新品と判断したときの最大画像形成枚数と、その新品と判断したときからの実際の画像形成枚数との比較が継続される。また、CPU133では、現像カートリッジ7が本体ケーシング2に装着されていると判断される。
5.作用効果
(1)この現像カートリッジ7は、図6に示すように、電極部材81から突出する受電部86に、被検知端部89によって受電部86の下側半分を被覆し、下流側傾斜面97と上流側傾斜面96との間から受電部86の上側半分を露出させる新品検知ギア82が回転可能に支持されている。
そのため、本体ケーシング2の電極ユニット111から受電部86へ、下流側傾斜面97と上流側傾斜面96との間を介して給電することができながら、新品検知ギア82の回転により、電極ユニット111から受電部86への給電を、被検知端部89によって解除することができる。
その結果、簡易な構成で、アクチュエータや光センサなどを設けることなく、現像カートリッジ7の情報を検知することができる。
(2)また、この現像カートリッジ7によれば、図4に示すように、給電側カバー83は、受電部86の右端部の下端部(第2被覆部86D)を右側から被覆する第3保護部105を有している。
そのため、第3保護部105によって、受電部86の右端部の下端部(第2被覆部86D)を右側から保護することができる。
(3)また、この現像カートリッジ7によれば、図7(b)に示すように、受電部86の延出部86Bは、その受電部本体86Aの上端部から右側へ突出し、給電側カバー83の第3保護部105から露出されている。
そのため、受電部86の右端部の下端部を保護しながら、受電部86を、その延出部86Bにおいて、右側に長く露出させることができる。
その結果、本体ケーシング2の電極ユニット111を受電部86に容易にアクセスさせることができ、本体ケーシング2から受電部86に、容易に給電することができる。
(4)また、この現像カートリッジ7によれば、図7(b)に示すように、受電部86の延出部86Bは、給電側カバー83の第3保護部105の上側に重なるように配置されている。
そのため、第3保護部105の上側において、本体ケーシング2の電極ユニット111から受電部86の延出部86Bに給電することができる。
その結果、本体ケーシング2の電極ユニット111から受電部86の延出部86Bに、より容易に給電することができる。
(5)また、この現像カートリッジ7によれば、図7(a)に示すように、受電部86の延出部86Bは、給電側カバー83の第3保護部105の上端縁100に係合している。
そのため、本体ケーシング2の電極ユニット111から受電部86に給電するときに、受電部86の延出部86Bを給電側カバー83の第3保護部105で支えながら、電極ユ
ニット111を受電部86に接触させることができる。
その結果、電極ユニット111と受電部86とを確実に接触させることができ、電極ユニット111から受電部86に、安定して給電することができる。
(6)また、この現像カートリッジ7によれば、図4に示すように、給電側カバー83の第3保護部105は、受電部86の右端部内に嵌合する嵌合部106を有している。
そのため、嵌合部106により、受電部86の右端部を新品検知ギア82に対して位置決めすることができる。
また、受電部86の右端部に対する嵌合部106の嵌合により、本体ケーシング2の電極ユニット111から受電部86に給電するときに、受電部86を、より安定に第3保護部105で支えることができる。
そのため、電極ユニット111と受電部86とをより確実に接触させることができ、電極ユニット111から受電部86に、より安定して給電することができる。
(7)また、この現像カートリッジ7によれば、図7に示すように、受電部86の右端部内への嵌合部106の嵌合により、受電部86の右端部を補強することができる。
(8)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、カートリッジフレーム31の右壁34Rには、受電部86内に嵌合されるように右側へ突出する嵌合突起43が設けられている。
そのため、嵌合突起43により、受電部86を補強することができる。
(9)また、この現像カートリッジ7によれば、図12および図14に示すように、受電部86への電力の入力が解除される前後、すなわち、新品検知ギア82が第1位置(図12参照)と第3位置(図14参照)とに配置されているときにおいて、受電部86への給電を検知することができる。
そのため、受電部86への電力の入力の解除を、確実に、本体ケーシング2のバイアス検知部132に認識させることができる。
(10)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、新品検知ギア82の被検知端部89は、新品検知ギア82の回転方向(右側面視時計回り)に延びている。
そのため、新品検知ギア82の回転により、確実に、本体ケーシング2の電極ユニット111から受電部86への給電、および、給電の解除を切り替えることができる。
(11)また、この現像カートリッジ7によれば、新品検知ギア82の被検知端部89の回転方向長さは、カートリッジに関する情報に対応している。
そのため、被検知端部89の回転方向長さに基づいて、現像カートリッジ7の情報を、簡易かつ確実に判断することができる。
(12)また、この現像カートリッジ7によれば、図7(a)に示すように、新品検知ギア82の被検知端部89は、受電部86を径方向から被覆している。
そのため、新品検知ギア82の被検知端部89によって、受電部86を径方向から保護することができる。
(13)また、この現像カートリッジ7によれば、図12に示すように、新品検知動作において、本体ケーシング2の電極ユニット111を、下流側傾斜面97に沿って被検知端部89に乗り上げるように退避させ、その後、図14に示すように、上流側傾斜面96に沿って被検知端部89から降りるように、再び、受電部86に接触させることができる。
そのため、新品検知ギア82の被検知端部89を、円滑に、受電部86と電極ユニット111との間を通過させることができる。
(14)また、この現像カートリッジ7によれば、図5に示すように、新品検知ギア82は、本体ケーシング2からの駆動力が伝達される歯部90と、駆動力が伝達されない欠け歯部91とを有する欠け歯ギア87とを含んでもよい。
そのため、図12、図13および図14に示すように、新品検知ギア82を、回転駆動開始から回転駆動停止までの所定の駆動量で、確実に回転駆動させることができる。
(15)また、この現像カートリッジ7によれば、図4に示すように、電極部材81は、本体部94から右側へ突出し、現像ローラ軸30の右端部を回転可能に支持する現像ローラ軸支持部84を有している。
そのため、簡易な構成で確実に、現像ローラ軸支持部84から現像ローラ11に電力を供給することができる。
(16)また、この現像カートリッジ7によれば、図3および図4に示すように、現像カップリング61が、カートリッジフレーム31の右壁34Rの右側に配置され、新品検知ギア82が、カートリッジフレーム31の左壁34Lの左側に配置されている。
そのため、現像カップリング61と新品検知ギア82とを、右壁34Rまたは左壁34Lのいずれか一方に設ける構成と比べて、右壁34Rおよび左壁34Lの面積を低減することができ、その分、現像カートリッジ7を小型化することができる。
(17)また、この現像カートリッジ7によれば、図3および図4に示すように、アジテータ軸16の右端部に、駆動力を現像カップリング61からアジテータ15に伝達する第1アジテータギア65を備え、アジテータ軸16の左端部に、駆動力をアジテータ15から新品検知ギア82に伝達する第2アジテータギア66を備えている。
そのため、簡易な構成で、アジテータ15を介して新品検知ギア82に駆動力を伝達することができる。
(18)また、この現像カートリッジ7によれば、第1アジテータギア65の歯数は、第2アジテータギア66の歯数よりも多い。
そのため、アジテータ15の回転速度に対して新品検知ギア82の回転速度を低減させることができる。
その結果、受電部86への給電、および、給電の解除を検知するための時間を確保することができ、受電部86への給電、および、給電の解除を正確に検知することができる。(19)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、新品検知ギア82は、左右方向に投影したときにその後上側端部が現像カップリング61に重なるように、配置されている。
そのため、新品検知ギア82と現像カップリング61とを、上下方向においてほぼ同じ位置に配置することができ、現像カートリッジ7をより小型化することができる。
(20)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、受電部86は、左右方向に投影したときにその後上側端部が現像カップリング61に重なるように、配置されている。
そのため、受電部86と現像カップリング61とを、上下方向においてほぼ同じ位置に配置することができ、現像カートリッジ7をより一層小型化することができる。
(21)また、この現像カートリッジ7によれば、図3および図4に示すように、アジテータ15を利用して現像カップリング61から新品検知ギア82へ駆動力を伝達すること
ができ、部品点数を低減することができる。
6.第2実施形態
図15を参照して、第2実施形態の現像カートリッジ7を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第2実施形態の概要
上記した第1実施形態では、新品検知ギア82の被検知端部を部分円筒形状に形成している。
対して、第2実施形態では、図15に示すように、被検知端部141を、筒部88の右端部から右側へ延びる略三角柱形状に形成する。
(2)第2実施形態における新品検知ギア
新品検知ギア140は、2つの被検知端部141を備えている。
被検知端部141は、筒部88の径方向両端部に1つずつ設けられている。詳しくは、一方(前側)の被検知端部141は、右側面視において、歯部90の時計回り方向下流側端部の径方向内側に配置されている。また、他方(後側)の被検知端部141は、右側面視において、歯部90の時計回り方向略中央の径方向内側に配置されている。なお、被検知端部141の間は、周方向において開放されており、第1露出部として機能する。
また、被検知端部141の右側面視時計回り方向下流側端面には、右側面視時計回り方向上流側へ向かうに従って径方向外側へ傾斜する第2傾斜面の一例としての下流側傾斜面143である。また、被検知端部141の右側面視時計回り方向上流側端面には、右側面視時計回り方向上流側へ向かうに従って径方向内側へ傾斜する第1傾斜面の一例としての上流側傾斜面142である。
(3)第2実施形態における新品検知動作
上記した第1実施形態と同様に、現像カートリッジ7の本体ケーシング2内への装着が完了すると、揺動電極114の現像側接点119が、各被検知端部141の間を介して後側から現像カートリッジ7の受電部86に接触される。また、揺動電極114が接続位置に配置されて、本体側接点120が固定電極112の遊端部115に接触される。このとき、一方の被検知端部141は、ホルダ部材113および揺動電極114の前側に配置される。
すると、上記した第1実施形態と同様に、CPU133は、現像バイアスが固定電極112に供給されていると判断する。
そして、プリンタ1のウォーミングアップ動作が開始されて、新品検知ギア82が右側面視時計回りに回転されると、新品検知ギア82の一方の被検知端部141が揺動電極114の電極部118に前側から当接し、揺動電極114の電極部118を後側へ向かって押圧する。これにより、ホルダ部材113および揺動電極114は、一方の被検知端部141の下流側傾斜面143に沿って一方の被検知端部141に乗り上げるように、揺動電極114の弾性力に抗して、現像カートリッジ7の受電部86から後側へ退避されて上側解除位置に配置される。
すると、揺動電極114の現像側接点119が現像カートリッジ7の受電部86から後側に離間されて、揺動電極114と受電部86との電気的な接続が解除される。また、揺動電極114の本体側接点120が固定電極112の遊端部115から上側に離間されて、揺動電極114と固定電極112との電気的な接続が解除される。
このとき、CPU133は、固定電極112に現像バイアスが供給されていないと判断
する。
そして、さらに新品検知ギア82が右側面視時計回りに回転されると、新品検知ギア82の一方の被検知端部141が、受電部86とホルダ部材113との間を前上側から後下側へ通過する。
すると、ホルダ部材113および揺動電極114は、一方の被検知端部141の下流側傾斜面143に沿って一方の被検知端部141から降りるように、揺動電極114の弾性力によって前側へ揺動されて、再び接続位置に配置される。
すると、CPU133は、固定電極112に現像バイアスが供給されていると判断する。つまり、CPU133は、ウォーミングアップ動作が開始された後に、固定電極112に現像バイアスが供給されている、固定電極112に現像バイアスが供給されていない、固定電極112に現像バイアスが供給されている、と順次判断する。
その後、さらに新品検知ギア82が回転されると、他方の被検知端部141が、上記した一方の被検知端部141と同様にして、揺動電極114を、接続位置から一旦上側解除位置に配置させた後、再び接続位置に配置させる。
これにより、CPU133は、再び、固定電極112に現像バイアスが供給されている、固定電極112に現像バイアスが供給されていない、固定電極112に現像バイアスが供給されている、と順次判断する。
その後、さらに新品検知ギア82が回転されると、新品検知ギア82の欠け歯部91が第2アジテータギア66に対向されて、新品検知ギア82の歯部90と第2アジテータギア66との噛合が解除され、新品検知ギア82の回転駆動が停止される。その後、ウォーミングアップ動作が終了する。
第2実施形態では、CPU133において、固定電極112に現像バイアスが供給されていないと判断する回数が最大画像形成枚数に関する情報と対応するように関連付けられている。具体的には、例えば、固定電極112に現像バイアスが供給されていないと判断する回数が2回の場合には、最大画像形成枚数が6000枚であり、固定電極112に現像バイアスが供給されていないと判断する回数が1回の場合には、最大画像形成枚数が3000枚であるという情報と対応するように関連付けられている。
そして、上記したように、CPU133は、ウォーミングアップ動作が開始された後に、固定電極112に現像バイアスが供給されている、固定電極112に現像バイアスが供給されていない、固定電極112に現像バイアスが供給されていると、2回判断したときには、現像カートリッジ7の最大画像形成枚数が6000枚であると判断する。
(3)第2実施形態の作用効果
第2実施形態においても上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。7.第3実施形態
図16および図17を参照して、第3実施形態の現像カートリッジ150を説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第3実施形態の概要
上記した第1実施形態では、現像カップリング61に入力された駆動力を、アジテータ軸16を介して新品検知ギア82に伝達している。
対して、第3実施形態では、図16および図17に示すように、現像カップリング61
に入力された駆動力を、現像ローラ軸30を備える回転部材の一例としての現像ローラ11を介して新品検知ギア82に伝達する。現像ローラ11は、現像ローラ軸30の中心軸線A3(第1軸線および第2軸線の一例、図16参照)を回転中心として回転される。
(2)第3実施形態の構成
第3実施形態では、アジテータ軸16の右端部には、第2アジテータギア66が設けられていない。また、電極部材81には、現像ローラ軸支持部84が設けられておらず、現像ローラ軸30の右端部は、電極部材81の右面から右側へ突出されている。
現像ローラ軸30の右端部には、第2駆動伝達部材(第2ギア)の一例としての第1アイドルギア151が相対回転不能に支持されている。また、電極部材81の右面には、第2アイドルギア152が回転可能に支持されている。第2アイドルギア152は、第1アイドルギア151に前上側から噛合されるとともに、新品検知ギア82の欠け歯ギア87の歯部90に後上側から噛合されている。
(3)第3実施形態の駆動伝達
そして、ウォーミングアップ動作が開始されると、図17に示すように、現像カップリング61から第1駆動伝達部材(第1ギア)の一例としての現像ギア62に駆動力が伝達され、現像ローラ11が回転される。
現像ローラ11が回転されると、現像ローラ軸30とともに第1アイドルギア151が回転され、第2アイドルギア152を介して新品検知ギア82の欠け歯ギア87の歯部90に駆動力が伝達されて、新品検知ギア82が右側面視時計回りに回転される。
(4)第3実施形態の作用効果
第3実施形態によれば、現像ローラ11を利用して現像カップリング61から新品検知ギア82へ駆動力を伝達することができ、部品点数を低減することができる。
第3実施形態においても上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。8.第4実施形態
図18および図19を参照して、第4実施形態の現像カートリッジ160を説明する。なお、第4実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第4実施形態の概要
上記した第1実施形態では、現像カップリング61に入力された駆動力を、アジテータ軸16を介して新品検知ギア82に伝達している。
対して、第4実施形態では、図18および図19に示すように、現像カップリング61に入力された駆動力を、回転部材の一例としての供給ローラ12を介して新品検知ギア82に伝達する。供給ローラ12は、供給ローラ軸29の中心軸線A4(第2軸線の一例、図18参照)を回転中心として回転される。
(2)第4実施形態の構成
第4実施形態では、アジテータ軸16の右端部には、第2アジテータギア66が設けられていない。また、供給ローラ軸29の右端部は、電極部材81の右面から右側へ突出されている。
供給ローラ軸29の右端部には、第2駆動伝達部材(第2ギア)の一例としてのアイドルギア161が相対回転不能に支持されている。アイドルギア161は、新品検知ギア82の欠け歯ギア87の歯部90に後下側から噛合されている。
(3)第4実施形態の駆動伝達
そして、ウォーミングアップ動作が開始されると、図19に示すように、現像カップリング61から第1駆動伝達部材(第1ギア)の一例としての供給ギア63に駆動力が伝達され、供給ローラ12が回転される。
供給ローラ12が回転されると、供給ローラ軸29とともにアイドルギア161が回転され、アイドルギア161から新品検知ギア82の欠け歯ギア87の歯部90に駆動力が伝達されて、新品検知ギア82が右側面視時計回りに回転される。
(4)第4実施形態の作用効果
第4実施形態によれば、供給ローラ12を利用して現像カップリング61から新品検知ギア82へ駆動力を伝達することができ、部品点数を低減することができる。
第4実施形態においても上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。9.第5実施形態
図20を参照して、第5実施形態の現像カートリッジ170を説明する。なお、第5実施形態において、上記した第4実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第5実施形態の概要
上記した第5実施形態では、供給ローラ軸29の右端部にアイドルギア161を設け、アイドルギア161を、新品検知ギア82の欠け歯ギア87の歯部90に後下側から噛合させている。
対して、第5実施形態では、図20に示すように、新品検知ギア82に、欠け歯ギア87に代えて、少なくとも外周面がゴムなどの摩擦係数が比較的大きい材料からなる略円板形状の第1抵抗付与部材171を設ける。また、供給ローラ軸29の右端部に、アイドルギア161に代えて、少なくとも外周面がゴムなどの摩擦係数が比較的大きい材料からなる略円板形状の第2駆動伝達部材の一例としての第2抵抗付与部材172を、第1抵抗付与部材171に後側から接触するように設ける。
(2)第5実施形態の駆動伝達
そして、ウォーミングアップ動作が開始されると、上記した第5実施形態と同様にして、供給ローラ12が回転される。
供給ローラ12が回転されると、供給ローラ軸29とともに第2抵抗付与部材172が回転され、第2抵抗付与部材172と第1抵抗付与部材171との間の摩擦力によって、第2抵抗付与部材172から第1抵抗付与部材171へ駆動力が伝達されて、新品検知ギア82が右側面視時計回りに回転される。
(3)第5実施形態の作用効果
第5実施形態においても上記した第4実施形態と同様の作用効果を得ることができる。10.第6実施形態
図21、図22および図23を参照して、第6実施形態の現像カートリッジ180を説明する。なお、第6実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第6実施形態の概要
上記した第1実施形態では、現像カップリング61に入力された駆動力を、アジテータ軸16を介して新品検知ギア82に伝達している。
対して、第6実施形態では、図21および図23に示すように、現像カップリング61に入力された駆動力を、カートリッジフレーム31の前端部に支持された回転部材の一例としての外側回転軸181を介して新品検知ギア82に伝達する。
(2)第6実施形態の構成
外側回転軸181は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されており、その左右方向両端部において、カートリッジフレーム31の前端部に回転可能に支持されている。外側回転軸181は、その中心軸線A5(図22参照)を回転中心として回転される。また、外側回転軸181の左右方向略中央には、ユーザが把持するための取っ手182が回動可能
に支持されている。
外側回転軸181の左端部には、外側回転軸181に駆動力を入力する第1駆動伝達部材(第1ギア)の一例としての入力ギア183が相対回転不能に支持されている。入力ギア183と第1アジテータギア65との間には、アイドルギア184が介在されている。また、外側回転軸181の右端部には、第2駆動伝達部材の一例としてのプーリ185が相対回転不能に支持されている。
第2アジテータギア66は、図22に示すように、ギア部186とプーリ部187とを一体的に備えている。
ギア部186は、第2アジテータギア66の右端部に設けられ、新品検知ギア82の欠け歯ギア87の歯部90に前側から噛合されている。
プーリ部187は、第2アジテータギア66の左端部に設けられている。なお、プーリ部187は、ギア歯を有していない。
そして、第2アジテータギア66は、アジテータ軸16に回転可能に支持されている。つまり、第2アジテータギア66には、アジテータ軸16からの駆動力は伝達されない。
そして、第2アジテータギア66のプーリ部187と、外側回転軸181のプーリ185とには、エンドレスベルト188が巻回されている。
(3)第6実施形態の駆動伝達
そして、ウォーミングアップ動作が開始されると、図23に示すように、現像カップリング61から上記した第1実施形態と同様にして第1アジテータギア65に駆動力が伝達され、その後、アイドルギア184および入力ギア183を順次介して外側回転軸181に駆動力が伝達され、外側回転軸181が回転される。
外側回転軸181が回転されると、外側回転軸181とともにプーリ185が回転されて、エンドレスベルト188が周回移動される。すると、エンドレスベルト188を介して第2アジテータギア66のプーリ部187に駆動力が伝達され、第2アジテータギア66のギア部186から新品検知ギア82の欠け歯ギア87の歯部90に駆動力が伝達されて、新品検知ギア82が右側面視時計回りに回転される。
(4)第6実施形態の作用効果
第6実施形態においても上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
7 現像カートリッジ
11 現像ローラ
12 供給ローラ
14 トナー収容部
15 アジテータ
31 カートリッジフレーム
34L 左壁
34R 右壁
43 嵌合突起
61 現像カップリング
62 現像ギア
63 供給ギア
65 第1アジテータギア
66 第2アジテータギア
81 電極部材
82 新品検知ギア
83 給電側カバー
84 現像ローラ軸支持部
86 受電部
86B 延出部
86D 第2被覆部
86E 延出部の右面
87 欠け歯ギア
89 被検知端部
90 歯部
91 欠け歯部
94 本体部
96 上流側傾斜部
97 下流側傾斜部
101 受電部露出開口
105 第3保護部
105A 第3保護部の右面
106 嵌合部
140 新品検知ギア
141 被検知端部
142 上流側傾斜面
143 下流側傾斜面
150 現像カートリッジ
151 第1アイドルギア
160 現像カートリッジ
161 アイドルギア
170 現像カートリッジ
172 第2抵抗付与部材
180 現像カートリッジ
A1 現像ローラ軸の中心軸線
A2 アジテータ軸の中心軸線
A3 現像ローラ軸の中心軸線
A4 供給ローラ軸の中心軸線

Claims (22)

  1. 所定方向に延びる第1軸線を中心として回転するように構成され、現像剤を担持するように構成される現像ローラと、
    導電性部材からなり、前記現像ローラと電気的に接続されるように構成される現像電極であって、本体部と、前記本体部から前記所定方向に突出する突出部とを有する現像電極と、
    絶縁性部材からなり、前記突出部に回転可能に支持される被検知体であって、前記突出部を露出させる第1露出部と、前記突出部を被覆する第1被覆部とを有する被検知体と、
    前記突出部の前記所定方向一方側端縁を露出させる開口を有し、前記被検知体を被覆するカバーと、
    を備え、
    前記突出部の前記所定方向一方側端縁は、前記直交方向に投影したときに、前記カバーの前記所定方向一方側端縁と重なるように配置される
    ことを特徴とする、カートリッジ。
  2. 前記カバーは、少なくとも一部の前記突出部を前記所定方向一方側から被覆する電極被覆部を有することを特徴とする、請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記突出部は、前記電極被覆部に覆われる第2被覆部と、前記電極被覆部から露出される第2露出部とを有し、
    前記第2露出部は、前記第2被覆部よりも前記所定方向一方側へ突出している
    ことを特徴とする、請求項2に記載のカートリッジ。
  4. 前記第2露出部は、前記直交方向に投影したときに、前記電極被覆部と重なるように配置される
    ことを特徴とする、請求項3に記載のカートリッジ。
  5. 前記第2露出部は、前記電極被覆部に係合する
    ことを特徴とする、請求項3または4に記載のカートリッジ。
  6. 前記電極被覆部は、前記第2被覆部に嵌合する嵌合部を有する
    ことを特徴とする、請求項3ないし5のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  7. 前記突出部は、筒形状に形成され、
    前記嵌合部は、前記第2被覆部に内嵌される
    ことを特徴とする、請求項6に記載のカートリッジ。
  8. 現像剤を収容する現像剤収容部を有する筐体を備え、
    前記筐体は、前記突出部内に嵌合されるように前記所定方向一方側へ突出する突起を備える
    ことを特徴とする、請求項6または7に記載のカートリッジ。
  9. 前記突出部は、外部から給電されるものであり、
    前記被検知体は、前記第1露出部を介して前記突出部へ給電される第1位置から、前記第1被覆部により前記突出部への電力の入力が解除される第2位置を経て、前記第1露出部を介して前記突出部へ給電される第3位置へ移動可能である
    ことを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  10. 前記第1被覆部は、前記被検知体の回転方向に延びる
    ことを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  11. 前記第1被覆部の前記回転方向長さは、前記カートリッジに関する情報に対応していることを特徴とする、請求項10に記載のカートリッジ。
  12. 前記第1被覆部は、前記突出部を前記直交方向から被覆する
    ことを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  13. 前記第1被覆部は、
    その前記被検知体の回転方向上流側に設けられ、前記回転方向下流側へ向かうに従って前記直交方向一方側へ傾斜する第1傾斜面と、
    前記第1傾斜面の前記回転方向下流側に連続して設けられ、前記回転方向下流側へ向かうに従って前記直交方向他方側へ傾斜する第2傾斜面と
    を有する
    ことを特徴とする、請求項1ないし12のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  14. 前記被検知体は、外部からの駆動力が伝達される歯部と、前記駆動力が伝達されない欠け歯部とを有する欠け歯ギアとを含む
    ことを特徴とする、請求項1ないし13のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  15. 前記現像電極は、前記本体部から前記所定方向に突出し、前記現像ローラの前記所定方向一方側端部を回転可能に支持する軸受部を有する
    ことを特徴とする、請求項1ないし14のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  16. 現像剤を収容するように構成された現像剤収容部を有し、前記現像剤収容部を挟んで所定方向に間隔を隔てて対向配置される第1側壁および第2側壁を含む筐体と、
    外部からの駆動力を受けるためのカップリング部材であって、前記第1側壁に対して前記現像剤収容部の反対側に配置されるカップリング部材と、
    前記所定方向に延びる第2軸線を回転中心として回転するように構成され、前記第1側壁と前記第2側壁との間に配置される回転部材と
    を備え、
    前記被検知体は、前記第2側壁に対して前記現像剤収容部の反対側に配置され、前記回転部材からの前記駆動力が伝達されることにより回転するように構成されている
    ことを特徴とする、請求項1ないし15のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  17. 前記第2軸線を回転中心として前記回転部材とともに回転するように構成され、前記第1側壁に対して前記カップリング部材が配置された側に配置され、前記駆動力を前記カップリング部材から前記回転部材に伝達する第1駆動伝達部材と、
    前記第2軸線を回転中心として前記回転部材とともに回転するように構成され、前記第2側壁に対して前記被検知体が配置された側に配置され、前記駆動力を前記回転部材から前記被検知体に伝達する第2駆動伝達部材と
    を備える
    ことを特徴とする、請求項16に記載のカートリッジ。
  18. 前記第1駆動伝達部材は、前記カップリング部材から前記駆動力が入力される第1ギアであり、
    前記第2駆動伝達部材は、前記被検知体に前記駆動力を入力する第2ギアであり、
    前記第1ギアの歯数と、前記第2ギアの歯数とは、互いに異なっている
    ことを特徴とする、請求項17に記載のカートリッジ。
  19. 前記第1ギアの歯数は、前記第2ギアの歯数よりも多い
    ことを特徴とする、請求項18に記載のカートリッジ。
  20. 前記被検知体は、前記所定方向に投影したときにその少なくとも一部が前記カップリング部材に重なるように、配置されている
    ことを特徴とする、請求項16ないし19のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  21. 前記突出部は、前記所定方向に投影したときにその少なくとも一部が前記カップリング部材に重なるように、配置されている
    ことを特徴とする、請求項16ないし20のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  22. 前記回転部材は、前記現像剤収容部内の現像剤を攪拌するように構成された攪拌部材である
    ことを特徴とする、請求項16ないし21のいずれか一項に記載のカートリッジ。
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