JP2016142872A - カートリッジ - Google Patents

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泰生 深町
和奈 田口
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和奈 田口
虫賀 元明
Motoaki Mushiga
元明 虫賀
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Abstract

【課題】軸線方向における係合部の剛性を向上させることのできるカートリッジを提供すること。【解決手段】現像カートリッジ1は、トナーを収容可能な現像カートリッジ1であって、現像フレーム2と、現像ローラ3と、軸線Aについて回転可能であって、現像ローラ3に回転駆動力を伝達可能な現像カップリング44とを備え、現像カップリング44は、ベース部52と、左右方向から見て、軸線Aからずれた位置に配置され、ベース部52から軸線Aに沿って外方に突出する第1係合部54とを備え、第1係合部54は、ベース部52から左方に延びる第1隣接部67と、第1隣接部67におけるベース部52から距離を置いた位置から、現像カップリング44の回転方向上流側に突出する第1膨出部68とを備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に用いられるカートリッジに関する。
画像形成装置として、装置本体に対して、着脱自在に装着されるカートリッジを備えるプリンタが知られている。
このようなプリンタに備えられるカートリッジとして、内部に支持される種々の回転体に対して、回転駆動力を伝達する第1カップリングを備えるカートリッジが知られている。
このようなカートリッジの第1カップリングは、第1カップリングと同心の支持軸と、支持軸の先端から支持軸の径方向に向かって延びる複数のアームとを備えている。
そして、複数のアームが装置本体の第2カップリングの窪部に対して係合することにより、第1カップリングに対して、第2カップリングからの回転駆動力が伝達される構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−105022号公報
しかるに、上記した特許文献1では、第2カップリングは、第1カップリングの軸線方向に沿って、第1カップリングに向かって進出し、窪部が複数のアームを受け入れ可能な姿勢まで回転することで、第1カップリングと係合する。
そのため、窪部が複数のアームを受け入れ可能な姿勢となるまでは、第2カップリングは、支持軸の先端から径方向に向かって延びるアームに対して、軸線方向において当接した状態となり、アームが破損しやすいという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、軸線方向における係合部の剛性を向上させることのできるカートリッジを提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明のカートリッジは、現像剤を収容可能なカートリッジであって、筐体と、現像ローラと、軸線について回転可能であって、現像ローラに回転駆動力を伝達可能なカップリングとを備え、カップリングは、ベース部と、軸線の延びる軸線方向から見て、軸線からずれた位置に配置され、ベース部から軸線に沿って外方に突出する係合部とを備え、係合部は、ベース部から軸線方向の外方に延びる第1部分と、第1部分におけるベース部から距離を置いた位置から、カップリングの回転方向上流側に突出する第2部分とを備えている。
このような構成によれば、カップリングは、ベース部から軸線方向に沿って外方に突出する係合部を備えているので、軸線方向における係合部の剛性を向上させることができる。
そのため、係合部に対して、軸線方向の外方から外部の部材が当接した場合であっても、係合部が損傷することを抑制することができる。
また、第2部分がカップリングの回転方向上流側に突出しているので、第2部分を外部の駆動源に当接させることで、カップリングに対して、回転駆動力を入力することができる。
(2)また、カートリッジは、駆動入力部を有する装置本体に装着可能であり、カップリングは、駆動入力部と係合し、駆動入力部から回転駆動力が入力されることにより回転可能であり、第2部分は、駆動入力部からカップリングに回転駆動力が入力されるときに、軸線方向において、ベース部との間で駆動入力部の一部を受け入れてもよい。
このような構成によれば、駆動入力部は、カップリングに対して回転駆動力を入力するときには、その一部が軸線方向において第2部分とベース部との間に配置される。
そのため、駆動入力部からカップリングに対して回転駆動力が入力されている間に、駆動入力部が係合部に対して軸線方向の外方に移動しようとするときには、駆動入力部の一部が第2部分に当接する。
その結果、駆動入力部からカップリングに対して回転駆動力が入力されている間、駆動入力部のカップリングに対する係合が解除されることを抑制することができ、カップリングを確実に回転させることができる。
(3)また、カップリングは、ベース部から軸線方向の外方に向かって突出する軸芯部を備え、軸芯部は、係合部よりも、軸線方向の外方に突出していてもよい。
このような構成によれば、軸芯部が係合部よりも軸線方向外方に突出していることにより、軸線方向の外方から、外部の部材が当接する場合には、まず軸芯部に接触するので、係合部が損傷することをより確実に抑制することができる。
(4)また、軸芯部は、その軸線方向の外方端部において、湾曲する湾曲面を備えていてもよい。
このような構成によれば、カップリングと、駆動入力部とが、ずれて係合した場合であっても、係合部よりも軸線方向の外方に突出する軸芯部の湾曲面を、駆動入力部に当接させておくことで、安定して、カップリングを回転させることができる。
(5)また、係合部は、軸芯部と連続していてもよい。
このような構成によれば、係合部と軸芯部とが連続していることにより、係合部の剛性を向上させることができる。
(6)また、係合部、および、軸芯部を囲うように、軸線方向に延びる筒状を有する支持部を備え、軸芯部は、支持部を超えて軸線方向の外方に突出し、係合部は、支持部内に配置されていてもよい。
このような構成によれば、支持部によって、係合部と軸芯部とを保護することができる。
また、軸芯部が支持部を超えて、軸線方向の外方に突出していることにより、駆動入力部は、支持部よりも先に軸芯部に接触する。
そのため、軸芯部によって、駆動入力部をガイドして、駆動入力部と係合部とを係合させることができる。
(7)また、カップリングと噛合するギア列を被覆するカバーをさらに備え、支持部は、カバーに備えられていてもよい。
このような構成によれば、カバーによって、ギア列を保護できるとともに、カバーに備えられる支持部によって、係合部、および、軸芯部を保護することができる。
(8)また、支持部は、その内側に、駆動入力部を受け入れてもよい。
このような構成によれば、支持部によって、駆動入力部をガイドして、駆動入力部と係合部とを係合させることができる。
(9)また、第2部分の軸線方向の外方端部は、カップリングの径方向外方に向かうにつれて、ベース部に近づくように傾斜していてもよい。
このような構成によれば、第2部分の軸線方向の外方端部が、カップリングの径方向外方に向かうにつれて、ベース部に近づくように傾斜していることにより、第2部分と駆動入力部との間での摩擦の発生を抑制することができる。
その結果、装置本体の駆動入力部をカップリングに対して、円滑に係合させることができる。
(10)また、カップリングは、係合部を複数備え、複数の係合部は、軸線方向から見て、軸線を中心として点対称であってもよい。
このような構成によれば、外部から駆動力が入力されるときに、複数の係合部に対して当接させて、カップリングを安定して回転させることができる。
また、外部の駆動源を、軸線方向から見て、軸線を中心として点対称となる複数の係合部の第2部分のそれぞれと当接させることで、カップリングに対して、安定して回転駆動力を入力することができる。
(11)また、係合部は、2つ備えられていてもよい。
このような構成によれば、係合部が2つ備えられているので、安定して外部の駆動源からの回転駆動力を受けることができる。
本発明のカートリッジでは、軸線方向におけるカップリングの係合部の剛性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態の現像カートリッジの中央断面図である。 図2は、図1に示す現像カートリッジが装着される画像形成装置の中央断面図である。 図3は、図1に示す現像カートリッジを左上方から見た斜視図である。 図4は、図3に示す現像カートリッジの拡大分解斜視図である。 図5Aは、図4に示す現像カップリングの左上方から見た斜視図である。図5Bは、図5Aに示す現像カップリングの平面図である。図5Cは、図5Aに示す現像カップリングの背面図である。図5Dは、図5Aに示す現像カップリングの左側面図である。 図6Aは、現像カートリッジに対して、本体カップリングが係合された状態を示す背面図である。図6Bは、図6Aに示す本体カップリングの斜視図である。 図7は、図6AのA−A断面図である。 図8Aは、現像カップリングと本体カップリングとが係合する直前の状態を示す平面図である。図8Bは、現像カップリングと本体カップリングとが係合した状態を示す平面図である。 図9Aは、変形例1の現像カートリッジに備えられる現像カップリングの背面図である。図9Bは、変形例2の現像カートリッジに備えられる現像カップリングの平面図である。図9Cは、変形例3の現像カートリッジに備えられる現像カップリングの平面図である。図9Dは、変形例4の現像カートリッジに備えられる現像カップリングの平面図である。
1.現像カートリッジの概略
カートリッジの一例としての現像カートリッジ1は、図1に示すように、筐体の一例としての現像フレーム2と、現像ローラ3と、供給ローラ4と、層厚規制ブレード5と、アジテータ6とを備えている。
現像ローラ3は、所定の方向に延びている。本実施形態では、現像ローラ3の延びる方向を左右方向とする。なお、図面を説明する際には、左右方向を基準として、図1に示す上下方向、および、前後方向を用いて説明する。なお、左右方向は軸線方向の一例である。
現像フレーム2は、左右方向に延びる略ボックス状を有しており、その後端部は、前後方向に開放されている。また、現像フレーム2は、その内部において、現像部7と、現像部7の前方に並列配置されるトナー収容部8とを有している。トナー収容部8は、現像剤の一例としてのトナーを収容している。
現像ローラ3は、現像部7の後端部に回転可能に支持されている。現像ローラ3は、現像ローラ軸3Aと、現像ローラ本体3Bとを備えている。
現像ローラ軸3Aは、左右方向に延びる略円柱形状を有している。なお、現像ローラ軸3Aの左端部は、現像フレーム2の左壁を貫通し、現像フレーム2の左壁よりも左方に突出している。
現像ローラ本体3Bは、左右方向に延びる略円筒形状を有している。現像ローラ本体3Bは、現像ローラ軸3Aの左右両端部を被覆せず、現像ローラ軸3Aの左右方向略中央を被覆している。現像ローラ本体3Bの後方部分は、現像フレーム2から露出している。
供給ローラ4は、現像部7において、現像ローラ3の前下方に回転可能に支持されている。供給ローラ4は、供給ローラ軸4Aと、供給ローラ本体4Bとを備えている。
供給ローラ軸4Aは、左右方向に延びる略円柱形状を有している。なお、供給ローラ軸4Aの左端部は、現像フレーム2の左壁を貫通し、現像フレーム2の左壁よりも左方に突出している。
供給ローラ本体4Bは、左右方向に延びる略円筒形状を有している。供給ローラ本体4Bは、供給ローラ軸4Aの左右両端部を被覆せず、供給ローラ軸4Aの左右方向略中央を被覆している。供給ローラ本体4Bの後上端部は、現像ローラ本体3Bの前下端部に圧接されている。
層厚規制ブレード5は、現像部7において、現像ローラ3の前上方に配置されており、現像ローラ3の前端部に接触している。
アジテータ6は、トナー収容部8の前後方向略中央部分に回転可能に支持されている。アジテータ6は、アジテータ軸6Aと、撹拌羽根6Bとを備えている。
アジテータ軸6Aは、左右方向に延びる略円柱形状を有している。なお、アジテータ軸6Aの左端部は、現像フレーム2の左壁を貫通し、現像フレーム2の左壁よりも左方に突出している。
撹拌羽根6Bは、アジテータ軸6Aから、アジテータ軸6Aの径方向の外方に延びるフィルム状を有している。
2.プリンタの全体構成
このような現像カートリッジ1は、図2に示すように、プリンタ10に装備される。
プリンタ10は、電子写真方式のモノクロプリンタである。プリンタ10は、装置本体の一例としての本体ケーシング11と、プロセスカートリッジ12と、スキャナユニット13と、定着ユニット14とを備えている。
本体ケーシング11は、略ボックス形状を有している。本体ケーシング11は、開口部15と、フロントカバー16と、給紙トレイ17と、排紙トレイ18とを有している。
開口部15は、本体ケーシング11の前壁に配置されている。開口部15は、プロセスカートリッジ12の通過を許容するように、本体ケーシング11の内外を前後方向に連通している。
フロントカバー16は、本体ケーシング11の前端部に配置されている。フロントカバー16は、略板状を有している。フロントカバー16は、開口部15を開放または閉鎖するように構成されている。
給紙トレイ17は、本体ケーシング11の底部に配置されている。給紙トレイ17は、用紙Pを収容するように構成されている。
排紙トレイ18は、本体ケーシング11の上壁に配置されている。
プロセスカートリッジ12は、本体ケーシング11内の略中央に収容されている。プロセスカートリッジ12は、開口部15を介して本体ケーシング11に対して装着または離脱するように構成されている。プロセスカートリッジ12は、ドラムカートリッジ20と、上記した現像カートリッジ1とを備えている。
ドラムカートリッジ20は、感光ドラム21と、スコロトロン型帯電器22と、転写ローラ23とを備えている。
感光ドラム21は、ドラムカートリッジ20の後端部に配置されている。感光ドラム21は、左右方向に延びる略円筒形状を有しており、ドラムカートリッジ20に回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム21の上方において、感光ドラム21と間隔を隔てて配置されている。
転写ローラ23は、感光ドラム21の下方に配置されている。転写ローラ23は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、ドラムカートリッジ20に回転可能に支持されている。転写ローラ23の上端部は、感光ドラム21の下端部と接触している。
現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジ20に対して、装着または離脱するように構成されており、感光ドラム21の前方において、ドラムカートリッジ20に装着されている。現像カートリッジ1の現像ローラ3は、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ20に装着された状態において、感光ドラム21の前端部に接触している。
スキャナユニット13は、プロセスカートリッジ12の上方に配置されている。スキャナユニット13は、感光ドラム21に向けて画像データに基づくレーザービームを出射するように構成されている。
定着ユニット14は、プロセスカートリッジ12の後方に配置されている。定着ユニット14は、加熱ローラ24と、加熱ローラ24の下端部に圧接される加圧ローラ25とを備えている。
プリンタ10が画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム21の表面を一様に帯電する。その後、スキャナユニット13は、感光ドラム21の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム21の表面に形成される。
また、アジテータ6は、トナー収容部8内のトナーを撹拌して、現像部7の供給ローラ4に供給する。供給ローラ4は、アジテータ6によって供給されたトナーを現像ローラ3に供給する。このとき、トナーは、現像ローラ3と供給ローラ4との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ3に担持される。層厚規制ブレード5は、現像ローラ3に担持されたトナーの層厚を一定厚さに規制する。
そして、現像ローラ3に担持されたトナーは、感光ドラム21表面の静電潜像に供給される。これにより、トナー像が、感光ドラム21の表面に担持される。
用紙Pは、給紙トレイ17から、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム21と転写ローラ23との間に給紙される。感光ドラム21表面のトナー像は、用紙Pが感光ドラム21と転写ローラ23との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは、加熱ローラ24と加圧ローラ25との間を通過するときに加熱および加圧される。これにより、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙トレイ18に排紙される。
3.現像カートリッジの詳細
現像カートリッジ1は、図3に示すように、上記した現像フレーム2と、駆動部31とを備えている。
(1)現像フレーム
現像フレーム2は、図4に示すように、カップリング支持軸35と、アイドルギア支持軸36とを備えている。
カップリング支持軸35は、側面視において、現像ローラ軸3Aの前上方であり、かつ、供給ローラ軸4Aの上方に配置されている。カップリング支持軸35は、現像フレーム2の左壁から左方に突出する略円柱形状を有している。
アイドルギア支持軸36は、側面視において、カップリング支持軸35の前上方であり、かつ、アジテータ軸6Aの後上方に配置されている。アイドルギア支持軸36は、現像フレーム2の左壁から左方に突出する略円柱形状を有している。
(2)駆動部
駆動部31は、図3および図4に示すように、現像フレーム2の左方に配置されている。駆動部31は、ギア列40と、カバーの一例としてのギアカバー41とを備えている。
(2−1)ギア列
ギア列40は、図4に示すように、カップリングの一例としての現像カップリング44と、現像ギア45と、供給ギア46と、アイドルギア47と、アジテータギア48とを備えている。
現像カップリング44は、現像フレーム2に回転可能に支持されている。現像カップリング44は、後述する本体ケーシング11の本体カップリング80から回転駆動力が伝達されることにより、軸線Aについて、左側面視時計周りに回転可能である。現像カップリング44は、図5A〜図5Dに示すように、ベース部52と、軸芯部53と、係合部の一例としての第1係合部54と、係合部の一例としての第2係合部55とを備えている。なお、図5A〜図5Dにおいては、現像カップリング44の方向について、便宜的に、図中に示す矢印方向を基準として説明する。
ベース部52は、図5Bおよび図5Cに示すように、現像カップリング44の右方部分を構成している。ベース部52は、内筒部58と、外筒部59と、連結部60と、閉鎖板61とを備えている。
内筒部58は、左右方向に延び、軸線Aを中心とする略円筒形状を有している。内筒部58の内径は、カップリング支持軸35の直径と略同じである。
外筒部59は、左右方向に延び、軸線Aを中心とする略円筒形状を有している。外筒部59の内径は、内筒部58の直径よりも大きい。また、外筒部59の左右方向寸法は、内筒部58の左右方向寸法よりも小さい。具体的には、外筒部59の左端部は、内筒部58の左端部よりも右方に位置し、外筒部59の右端部は、内筒部58の右端部よりも左方に位置している。外筒部59は、その周面にギア歯を有している。
連結部60は、図5Aおよび図5Cに示すように、外筒部59の左端部と内筒部58の外周面とを連結する略円環形状を有している。つまり、連結部60は、外筒部59の左端部を閉鎖している。
閉鎖板61は、内筒部58の左端部を閉鎖している。閉鎖板61は、図5Aおよび図5Dに示すように、側面視略円形の略板状を有している。閉鎖板61の直径は、内筒部58の外径よりも大きく、外筒部59の外径よりも小さい。
軸芯部53は、図5Aおよび図5Cに示すように、現像カップリング44の左端部に配置されている。軸芯部53は、軸線Aと重なる位置において、閉鎖板61の左面から左方に突出している。軸芯部53は、立設部63と、ドーム部64とを備えている。
立設部63は、軸線Aを中心として、閉鎖板61の左面から左方に突出する略円柱形状を有している。
ドーム部64は、立設部63の左端部に配置されている。ドーム部64は、図5Aおよび図5Dに示すように、その中心が軸線Aと交わる位置に配置される略球形状を有している。言い換えると、ドーム部64の左端部における周面65は、左方に向かって湾曲している。周面65は、湾曲面の一例である。ドーム部64の直径は、立設部63の直径よりも大きい。
第1係合部54と、第2係合部55とは、図5Aおよび図5Cに示すように、軸芯部53を上下方向において挟むように配置されている。言い換えると、第1係合部54と、第2係合部55とは、軸芯部53を径方向において挟むように配置されている。つまり、第1係合部54、および、第2係合部55は、左右方向から見て、軸線Aからずれた位置に配置されている。なお、第1係合部54と、第2係合部55とは、側面視において、軸線Aを中心として、点対称に構成されている。
具体的には、第1係合部54は、軸芯部53の上方に配置されている。第1係合部54は、第1部分の一例としての第1隣接部67と、第2部分の一例としての第1膨出部68とを備えている。
第1隣接部67は、閉鎖板61の左面から、軸芯部53の立設部63に沿うように、左方に向かって延びる略角柱形状を有している。第1隣接部67は、立設部63と連続している。
第1膨出部68は、第1係合部54の左端部に配置されている。言い換えると、第1膨出部68は、閉鎖板61から距離を置いた位置に配置されている。第1膨出部68は、図5Bおよび図5Cに示すように、平面視略円形であり、側面視略台形状の略円柱形状を有している。具体的には、第1膨出部68は、図5Aおよび図5Bに示すように、第1隣接部67の左端部から前後方向に膨出している。また、第1隣接部67の下端部は、ドーム部64の上方部分と連続している。第1膨出部68の左端部は、軸線Aから離れるにつれて、右方に傾斜している。言い換えると、第1膨出部68の左端部は、現像カップリング44の径方向外方に向かうにつれて、ベース部52に近づくように傾斜している。なお、第1膨出部68の直径は、ドーム部64の直径よりも小さく、第1隣接部67の左右方向寸法よりも大きい。言い換えると、第1膨出部68は、現像カップリング44の回転方向において、第1隣接部67よりも上流側、および、下流側に突出している。また、第1膨出部68の左端部は、ドーム部64の左端部よりも右方に配置されている。言い換えると、ドーム部64は、第1膨出部68よりも左方に突出している。
第2係合部55は、図5Aおよび図5Cに示すように、軸芯部53の下方に配置されている。第2係合部55は、第1部分の一例としての第2隣接部69と、第2部分の一例としての第2膨出部70とを備えている。
第2隣接部69は、閉鎖板61の左面から、軸芯部53の立設部63に沿うように、左方に向かって延びる略角柱形状を有している。第2隣接部69は、立設部63と連続している。
第2膨出部70は、第2係合部55の左端部に配置されている。言い換えると、第2膨出部70は、閉鎖板61から距離を置いた位置に配置されている。第2膨出部70は、平面視略円形であり、側面視略台形状の略円柱形状を有している。具体的には、第2膨出部70は、図5Aおよび図5Dに示すように、第2隣接部69の左端部から前後方向に膨出している。また、第2隣接部69の上端部は、ドーム部64の下方部分と連続している。第2膨出部70の左端部は、軸線Aから離れるにつれて、右方に傾斜している。言い換えると、第2膨出部70の左端部は、現像カップリング44の径方向外方に向かうにつれて、ベース部52に近づくように傾斜している。なお、第2膨出部70の直径は、ドーム部64の直径よりも小さく、第2隣接部69の左右方向寸法よりも大きい。言い換えると、第2膨出部70は、現像カップリング44の回転方向において、第2隣接部69よりも上流側、および、下流側に突出している。また、第2膨出部70の左端部は、図5Aおよび図5Cに示すように、ドーム部64の左端部よりも右方に配置されている。言い換えると、ドーム部64は、第2膨出部70よりも左方に突出している。
そして、現像カップリング44は、図4に示すように、その内筒部58がカップリング支持軸35に嵌ることにより、現像フレーム2に回転可能に支持されている。
現像ギア45は、現像カップリング44の後下方に配置され、現像ローラ軸3Aの左端部に相対回転不能に取り付けられている。現像ギア45の前上端部は、現像カップリング44の外筒部59の後下端部に噛合している。
供給ギア46は、現像カップリング44の下方に配置され、供給ローラ軸4Aの左端部に相対回転不能に取り付けられている。供給ギア46の上端部は、現像カップリング44の外筒部59の下端部に噛合している。
アイドルギア47は、現像カップリング44の前上方に配置され、アイドルギア支持軸36に回転可能に支持されている。アイドルギア47は、大径ギアと、小径ギアとからなる2段ギアである。アイドルギア47の大径ギアの後下端部は、現像カップリング44の外筒部59の前上端部に噛合している。
アジテータギア48は、アイドルギア47の前下方に配置され、アジテータ軸6Aの左端部に相対回転不能に取り付けられている。アジテータギア48は、大径ギアと、小径ギアとからなる2段ギアである。アジテータギア48の大径ギアの後上端部は、アイドルギア47の小径ギアの前下端部に噛合している。
(2−2)ギアカバー
ギアカバー41は、図3および図4に示すように、左端部が閉鎖された有底枠形状を有している。ギアカバー41は、ギア列40を左方から被覆するように、現像フレーム2に組み付けられている。ギアカバー41は、貫通穴72と、支持部73とを備えている。
貫通穴72は、現像カップリング44の軸線Aを中心して、ギアカバー41を側面視略円形に貫通している。貫通穴72の直径は、現像カップリング44の閉鎖板61の直径と略同じである。
支持部73は、貫通穴72の周縁から、左方に向かって延びる略円筒形状を有している。支持部73の内周面は、貫通穴72の内周面と略面一である。そして、支持部73は、ギアカバー41が現像フレーム2に組み付けられることにより、現像カップリング44のベース部52の閉鎖板61、軸芯部53、第1係合部54、および、第2係合部55を受け入れている。なお、図8Aに示すように、支持部73の左端部は、軸芯部53のドーム部64の左端部よりも右方に位置している。言い換えると、ドーム部64は、支持部73の左端部よりも左方に突出している。また、支持部73の左端部は、第1係合部54の左端部、および、第2係合部55の左端部よりも左方に位置している。言い換えると、第1係合部54、および、第2係合部55は、支持部73内に配置されている。
4.本体ケーシングの構成
本体ケーシング11は、図6Aおよび図8Aに示すように、駆動入力部の一例としての本体カップリング80を備えている。
本体カップリング80は、本体ケーシング11に対して、回転可能に支持されている。本体カップリング80は、軸線Bについて、左側面視時計回りに回転可能である。本体カップリング80は、図6Bに示すように、胴体部82と、第1突出部83と、第2突出部84と、第1周縁リブ85と、第2周縁リブ86とを備えている。なお、図6Bにおいては、本体カップリング80の方向について、便宜的に、図中に示す矢印方向を基準として説明する。
胴体部82は、本体カップリング80の右方部分略4/5を構成している。胴体部82は、左右方向に延び、その右端部が閉鎖された略円筒形状を有している。胴体部82の直径は、図8Aおよび図8Bに示すように、ギアカバー41の支持部73の内径よりもわずかに大きい。なお、胴体部82の右端面を、端面89とする。
第1突出部83と、第2突出部84とは、図6Bに示すように、本体カップリング80の右端部において、上下方向に互いに間隔を空けて配置されている。第1突出部83と、第2突出部84とは、側面視において、軸線Bを中心として、点対称に構成されている。第1突出部83と、第2突出部84とは、胴体部82の端面89から、右方に向かって突出している。
具体的には、第1突出部83は、端面89の上方部分において、端面89の周縁よりもわずかに下方に位置している。第1突出部83は、側面視において、軸線Bを中心とする略円弧形状を有している。これにより、第1突出部83は、軸線Bを中心として、下方から上方に向かって略円弧形状に窪む第1凹部91を備えている。なお、第1凹部91の右端部は、右方に向かうにつれて、径方向外方に傾斜する第1面取り部92である。
また、第1突出部83における本体カップリング80の回転方向の下流側の端面は、端面89から右方に向かうにつれて、本体カップリング80の回転方向の下流側に向かって傾斜する第1傾斜面93である。
第2突出部84は、端面89の下方部分において、端面89の周縁よりもわずかに上方に位置している。第2突出部84は、側面視において、軸線Bを中心とする略円弧形状を有している。これにより、第2突出部84は、軸線Bを中心として、上方から下方に向かって略円弧形状に窪む第2凹部95を備えている。なお、第2凹部95の右端部は、右方に向かうにつれて、径方向外方に傾斜する第2面取り部96である。
また、第2突出部84における本体カップリング80の回転方向の下流側の端面は、端面89から右方に向かうにつれて、本体カップリング80の回転方向の下流側に向かって傾斜する第2傾斜面97である。
そして、第1突出部83の第1凹部91と、第2突出部84の第2凹部95とが、向かい合うことにより、受け入れ部99を構成している。受け入れ部99の曲率半径は、現像カップリング44のドーム部64の半径と略同じである。
なお、第1突出部83、および、第2突出部84における軸線Bを中心とする外周面の曲率半径は、ギアカバー41の支持部73の内径の半径よりもわずかに小さい。
第1周縁リブ85は、第1突出部83の回転方向上流側端部と、第2突出部84の回転方向下流側端部とを連結するように、端面89から右方に突出する略板形状を有している。第1周縁リブ85は、軸線Bを中心とする側面視略円弧形状を有している。
第2周縁リブ86は、第1突出部83の回転方向下流側端部と、第2突出部84の回転方向上流側端部をと連結するように、端面89から右方に突出する略板形状を有している。第2周縁リブ86は、軸線Bを中心とする側面視略円弧形状を有している。
なお、第1周縁リブ85、および、第2周縁リブ86における軸線Bを中心とする外周面の曲率半径は、ギアカバー41の支持部73の内径の半径よりも小さい。
5.現像カートリッジに対する駆動入力
本体ケーシング11に現像カートリッジ1が装着されると、図8Aに示すように、本体カップリング80は、現像カップリング44の右方に配置される。そして、図示しない連動機構によって、本体カップリング80に対して、右方に向かう付勢力が付与される。
すると、本体カップリング80は、図6Aおよび図8Bに示すように、支持部73に受け入れられるようにして、現像カートリッジ1に対して係合される。
具体的には、図7および図8Bに示すように、本体カップリング80の第1突出部83、および、第2突出部84が、支持部73に受け入れられる。
そして、本体カップリング80は、その受け入れ部99に、現像カップリング44のドーム部64を受け入れる。
これにより、図8Bに示すように、現像カップリング44において、ドーム部64の周面65の左端部が、本体カップリング80の端面89に当接される。
このとき、図7および図8Bに示すように、現像カップリング44の第1係合部54が、第1突出部83の回転方向下流側端部と、第2突出部84の回転方向上流側端部との間に配置される。なお、第1係合部54の左端部、すなわち、第1膨出部68は、本体カップリング80の端面89から離間している。
また、図7に示すように、現像カップリング44の第2係合部55が、第1突出部83の回転方向上流側端部と、第2突出部84の回転方向下流側端部との間に配置される。なお、図示しないが、第2係合部55の左端部、すなわち、第2膨出部70は、本体カップリング80の端面89から離間している。
次いで、本体カップリング80に対して、本体ケーシング11の図示しない駆動源からの駆動力が伝達されると、図7および図8Bに示すように、本体カップリング80は、左側面視時計回りに回転する。
すると、本体カップリング80の第1突出部83の第1傾斜面93が、現像カップリング44の第1係合部54の第1膨出部68に対して当接する。
また、本体カップリング80の第2突出部84の第2傾斜面97が、現像カップリング44の第2係合部55の第2膨出部70に対して当接する。
第1傾斜面93、および、第2傾斜面97は、左右方に向かうにつれて、本体カップリング80の回転方向下流側に傾斜しているので、第1突出部83の一部が、左右方向において、閉鎖板61と第1膨出部68との間に配置され、第2突出部84の一部が、左右方向において、閉鎖板61と、第2膨出部70との間に配置される。
これにより、本体カップリング80が回転するにつれて、第1膨出部68、および、第2膨出部70を左方に引っ張る。
そのため、本体カップリング80は、本体カップリング80に対する現像カップリング44の係合が解除されることを抑制するようにして、図示しない本体ケーシング11の駆動源からの駆動力を現像カップリング44に入力する。
こうして、本体カップリング80を介して現像カップリング44に入力された駆動力は、現像ギア45、供給ギア46、アイドルギア47、および、アジテータギア48に伝達される。
これにより、現像ギア45は、現像ローラ3を回転させ、供給ギア46は、供給ローラ4を回転させ、アジテータギア48は、アジテータ6を回転させる。
6.作用効果
(1)この現像カートリッジ1によれば、図5Aおよび図5Bに示すように、現像カップリング44は、ベース部52の閉鎖板61から左方に突出する第1係合部54、および、第2係合部55を備えているので、左右方向における第1係合部54、および、第2係合部55の剛性を向上させることができる。
そのため、第1係合部54、および、第2係合部55に対して、左方から外部の部材が当接した場合であっても、第1係合部54、および、第2係合部55が損傷することを抑制することができる。
また、図7および図8Bに示すように、第1係合部54において、第1膨出部68が第1隣接部67よりも現像カップリング44の回転方向上流側に突出し、第2係合部55において、第2膨出部70が第2隣接部69よりも現像カップリング44の回転方向上流側に突出しているので、第1膨出部68、および、第2膨出部70を本体カップリング80に当接させることで、現像カップリング44に対して、回転駆動力を入力することができる。
(2)また、この現像カートリッジ1によれば、図7および図8Bに示すように、本体カップリング80は、現像カップリング44に対して回転駆動力を入力するときには、その一部が左右方向において第1膨出部68、および、第2膨出部70と、ベース部52との間に配置される。具体的には、本体カップリング80の第1突出部83の一部が、左右方向において、第1膨出部68と閉鎖板61との間に配置され、本体カップリング80の第2突出部84の一部が、左右方向において、第2膨出部70と閉鎖板61との間に配置される。
そのため、本体カップリング80から現像カップリング44に対して回転駆動力が入力されている間に、本体カップリング80が第1係合部54、および、第2係合部55に対して左方に移動しようとするときには、第1突出部83の一部が第1膨出部68に当接し、第2突出部84の一部が第2膨出部70に当接する。
その結果、本体カップリング80から現像カップリング44に対して回転駆動力が入力されている間、本体カップリング80の現像カップリング44に対する係合が解除されることを抑制することができ、現像カップリング44を確実に回転させることができる。
(3)また、この現像カートリッジ1によれば、図5Bおよび図5Cに示すように、軸芯部53が第1係合部54、および、第2係合部55よりも左方に突出していることにより、左方から、外部の部材が当接する場合には、まず軸芯部53に接触するので、第1係合部54、および、第2係合部55が損傷することをより確実に抑制することができる。
(4)また、この現像カートリッジ1によれば、図7および図8Bに示すように、現像カップリング44と、本体カップリング80とが、ずれて係合した場合であっても、第1係合部54、および、第2係合部55よりも左方に突出する軸芯部53の周面65を、本体カップリング80に当接させておくことで、安定して、現像カップリング44を回転させることができる。
(5)また、この現像カートリッジ1によれば、図5Aおよび図5Cに示すように、第1係合部54、および、第2係合部55と軸芯部53とが連続していることにより、第1係合部54、および、第2係合部55の剛性を向上させることができる。
(6)また、この現像カートリッジ1によれば、図8Bに示すように、支持部73によって、第1係合部54、第2係合部55、および、軸芯部53を保護することができる。
また、軸芯部53が支持部73を超えて、左方に突出していることにより、本体カップリング80は、支持部73よりも先に軸芯部53に接触する。
そのため、軸芯部53によって、本体カップリング80をガイドして、本体カップリング80と、第1係合部54、および、第2係合部55とを係合させることができる。
(7)また、この現像カートリッジ1によれば、図3および図4に示すように、ギアカバー41によって、ギア列40を保護できるとともに、ギアカバー41に備えられる支持部73によって、第1係合部54、第2係合部55、および、軸芯部53を保護することができる。
(8)また、この現像カートリッジ1によれば、図6Aおよび図8Bに示すように、支持部73によって、本体カップリング80をガイドして、第1突出部83と第1係合部54とを係合させ、第2突出部84と第2係合部55とを係合させることができる。
(9)また、この現像カートリッジ1によれば、図5Aおよび図8Bに示すように、第1膨出部68の左端部、および、第2膨出部70の左端部が、現像カップリング44の径方向外方に向かうにつれて、ベース部52に近づくように傾斜していることにより、第1膨出部68と本体カップリング80との間、および、第2膨出部70と本体カップリング80との間での摩擦の発生を抑制することができる。
その結果、本体ケーシング11の本体カップリング80を現像カップリング44に対して、円滑に係合させることができる。
(10)また、この現像カートリッジ1によれば、図5Aおよび図5Dに示すように、現像カップリング44が複数の係合部を備えているので、本体カップリング80から回転駆動力が入力されるときに、本体カップリング80を複数の係合部に対して当接させて、現像カップリング44を安定して回転させることができる。
また、本体カップリング80を、左右方向から見て、軸線Aを中心として点対称となる第1係合部54の第1膨出部68、および、第2係合部55の第2膨出部70のそれぞれと当接させることで、現像カップリング44に対して、安定して回転駆動力を入力することができる。
(11)また、この現像カートリッジ1によれば、図5Aおよび図5Cに示すように、本体カップリング80と係合する係合部が2つ、具体的には、第1係合部54と、第2係合部55とが備えられているので、安定して本体カップリング80からの回転駆動力を受けることができる。
7.変形例
(1)変形例1
前述の実施形態に係る構成では、図5Aおよび図5Cに示すように、現像カップリング44は、軸芯部53を備えている。
これに対し、現像カップリング44は、図9Aに示すように、軸芯部53を備えていなくてもよい。
これにより、第1係合部54、および、第2係合部55は、上下方向に互いに間隔を空けて、閉鎖板61の左面から左方に向かって延びている。
この変形例1においても、前述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(2)変形例2
前述の実施形態に係る構成では、図5Aおよび図5Bに示すように、第1係合部54において、第1膨出部68は、現像カップリング44の回転方向において、第1隣接部67よりも上流側、および、下流側に突出している。また、第2係合部55において、第2膨出部70は、現像カップリング44の回転方向において、第2隣接部69よりも上流側、および、下流側に突出している。
これに対し、第1膨出部68は、図9Bに示すように、現像カップリング44の回転方向において、第1隣接部67よりも上流側のみに突出していてもよい。また、図示しないが、第2膨出部70も、現像カップリング44の回転方向において、第2隣接部69よりも上流側のみに突出していてもよい。
この変形例2においても、前述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(3)変形例3
前述の実施形態に係る構成では、図5Aおよび図5Bに示すように、第1膨出部68、および、第2膨出部70は、平面視略円形であり、側面視略台形状の略円柱形状を有している。
これに対し、第1膨出部68は、図9Cに示すように、平面視略半円形の略半円柱形状を有していてもよい。また、図示しないが、第2膨出部70も、平面視略半円形の略半円柱形状を有していてもよい。
この変形例3においても、前述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(4)変形例4
前述の実施形態に係る構成では、図5Aおよび図5Bに示すように、第1隣接部67、および、第2隣接部69は、閉鎖板61の左面から、軸芯部53の立設部63に沿うように、左方に向かって延びる略角柱形状を有している。
これに対し、第1隣接部67は、図9Dに示すように、右方に向かうにつれて、上下方向寸法が大きくなる平面視略台形状を有していてもよい。また、図示しないが、第2隣接部69も、右方に向かうにつれて、上下方向寸法が大きくなる平面視略台形状を有していてもよい。
この変形例4によれば、第1係合部54、および、第2係合部55の左右方向における剛性をより一層向上させることができる。
また、この変形例4においても、前述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(5)その他の変形例
現像ローラ3は、現像ローラ軸3Aが現像フレーム2に対して直接支持されていてもよく、現像ローラ軸3Aが現像フレーム2に対して軸受部材などを介して支持されていてもよい。
また、現像カップリング44は、上記した実施形態のように、内筒部58がカップリング支持軸35に嵌ることにより、現像フレーム2に対して直接支持されていてもよく、現像フレーム2に対して軸受部材などを介して支持されていてもよい。
このような変形例においても、前述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 現像カートリッジ
2 現像フレーム
3 現像ローラ
11 本体ケーシング
40 ギア列
41 ギアカバー
44 現像カップリング
52 ベース部
53 軸芯部
54 第1係合部
55 第2係合部
65 周面
67 第1隣接部
68 第1膨出部
69 第2隣接部
70 第2膨出部
73 支持部
80 本体カップリング

Claims (11)

  1. 現像剤を収容可能なカートリッジであって、
    筐体と、
    現像ローラと、
    軸線について回転可能であって、前記現像ローラに回転駆動力を伝達可能なカップリングと
    を備え、
    前記カップリングは、
    ベース部と、
    前記軸線の延びる軸線方向から見て、前記軸線からずれた位置に配置され、前記ベース部から前記軸線に沿って外方に突出する係合部と
    を備え、
    前記係合部は、
    前記ベース部から前記軸線方向の外方に延びる第1部分と、
    前記第1部分における前記ベース部から距離を置いた位置から、前記カップリングの回転方向上流側に突出する第2部分と
    を備えている
    ことを特徴とする、カートリッジ。
  2. 前記カートリッジは、駆動入力部を有する装置本体に装着可能であり、
    前記カップリングは、前記駆動入力部と係合し、前記駆動入力部から回転駆動力が入力されることにより回転可能であり、
    前記第2部分は、前記駆動入力部から前記カップリングに回転駆動力が入力されるときに、前記軸線方向において、前記ベース部との間で前記駆動入力部の一部を受け入れる
    ことを特徴とする、請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記カップリングは、前記ベース部から前記軸線方向の外方に向かって突出する軸芯部を備え、
    前記軸芯部は、前記係合部よりも、前記軸線方向の外方に突出している
    ことを特徴とする、請求項2に記載のカートリッジ。
  4. 前記軸芯部は、その前記軸線方向の外方端部において、湾曲する湾曲面を備えていることを特徴とする、請求項3に記載のカートリッジ。
  5. 前記係合部は、前記軸芯部と連続していることを特徴とする、請求項3または4に記載のカートリッジ。
  6. 前記係合部、および、前記軸芯部を囲うように、前記軸線方向に延びる筒状を有する支持部を備え、
    前記軸芯部は、前記支持部を超えて前記軸線方向の外方に突出し、
    前記係合部は、前記支持部内に配置されている
    ことを特徴とする、請求項3〜5のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  7. 前記カップリングと噛合するギア列を被覆するカバーをさらに備え、
    前記支持部は、前記カバーに備えられていることを特徴とする、請求項6に記載のカートリッジ。
  8. 前記支持部は、その内側に、前記駆動入力部を受け入れることを特徴とする、請求項6または7に記載のカートリッジ。
  9. 前記第2部分の前記軸線方向の外方端部は、前記カップリングの径方向外方に向かうにつれて、前記ベース部に近づくように傾斜していることを特徴とする、請求項2〜8のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  10. 前記カップリングは、前記係合部を複数備え、
    複数の前記係合部は、前記軸線方向から見て、前記軸線を中心として点対称である
    ことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  11. 前記係合部は、2つ備えられていることを特徴とする、請求項10に記載のカートリッジ。
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