JP6464780B2 - カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に用いられるカートリッジに関する。
従来より、電子写真方式が採用される画像形成装置に対して、着脱可能な現像カートリッジが知られている。
このような現像カートリッジとして、トナーが収容される現像剤収容室と、現像剤収容室内のトナーを撹拌するアジテータとを備える現像カートリッジが知られている。
そして、このような現像カートリッジでは、アジテータは、アジテータ軸が現像剤収容室の内壁に設けられる保持部に保持されることにより、回転可能に支持されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−317754
しかるに、上記した特許文献1に記載の現像カートリッジでは、現像剤収容室の内壁から外方に向かって窪む保持部に対して、アジテータ軸が受け入れられているので、保持部とアジテータ軸との隙間にトナーが入り込み、滞留する可能性がある。
そして、アジテータが回転すると、保持部とアジテータ軸との間に滞留するトナーが摩擦熱によって溶融し、保持部内で固着するという不具合を生じる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、アジテータの回転軸を受け入れる溝部内に、現像剤が滞留することを低減することのできるカートリッジを提供することにある。
(1)本発明の現像カートリッジは、現像剤を収容可能な筐体と、現像ローラと、アジテータとを備え、筐体は、第1側壁と、第1側壁と第1方向に間隔を空けて配置される第2側壁とを備え、アジテータは、第1方向に延びる回転軸であって、第1側壁に支持される第1端部、および、第2側壁に支持される第2端部を備える回転軸と、回転軸の第1方向における第1端部と第2端部との間に設けられ、回転軸の径方向に延びる撹拌羽根とを備え、第1側壁は、第1方向において、内面から外方に向かって窪み、第1端部を受け入れる溝部と、溝部内において、第1端部の周面に向けて延びる複数の突出部とを備え、複数の突出部は、回転軸の回転方向において、互いに間隔を空けて配置されている。
このような構成によれば、回転軸の第1端部は、回転軸の回転方向において、互いに間隔を空けて配置される複数の突出部に支持されるように、第1側壁の溝部内に配置されている。
つまり、回転軸の第1端部は、回転軸の径方向において、溝部の内面と間隔を空けるようにして、配置されている。
そのため、溝部の内部に現像剤が流入した場合であっても、回転軸の径方向において、第1端部から、溝部の内面まで間隔が空いているので、現像剤を、アジテータの回転によって流動させて、溝部から掻き出すことができる。
その結果、現像剤が溝部に滞留することを低減することができ、現像剤が溝部内でアジテータの回転の摩擦によって溶融、固着することを低減することができる。
(2)また、複数の突出部のそれぞれの第1方向における内端は、第1側壁の第1方向の内面と面一の位置、または、第1側壁の第1方向の内面よりも第2側壁から遠い位置に設けられていてもよい。
このような構成によれば、複数の突出部の内端が、第1側壁よりも第1方向の内方に突出していないので、突出部を避けるように撹拌羽根を構成する必要がなく、撹拌羽根を第1側壁まで延ばすことができる。
そのため、アジテータによって、筐体内の現像剤を効率良く撹拌することができる。
(3)また、第1側壁は、突出部を3つ以上備えていてもよい。
このような構成によれば、3つ以上備えられる突出部によって、回転軸の第1端部を確実に支持することができる。
(4)また、複数の突出部は、第1方向から見て、回転軸の回転中心を中心として、放射状に延びていてもよい。
このような構成によれば、回転軸の回転中心を中心として放射状に延びる複数の突出部によって、安定して第1端部を支持することができる。
(5)また、第1側壁は、突出部を少なくとも4つ備え、4つの突出部のそれぞれは、第1方向から見て、回転軸の回転中心を中心として、回転方向に互いに90度の間隔を空けて配置されていてもよい。
このような構成によれば、回転軸の回転中心を中心として、回転方向に互いに90度の間隔を空けて配置される4つの突出部によって、より安定して第1端部を支持することができる。
(6)また、溝部は、第1端部よりも現像ローラ側において、第1端部から現像ローラ側に向かうにつれて、第1方向の内方に傾斜する傾斜面を備えていてもよい。
このような構成によれば、溝部内に流入した現像剤を、傾斜面に沿って流動させ、現像ローラに向かって掻き出すことができる。
その結果、溝部内に現像剤が滞留することを低減することができながら、現像剤を確実に現像ローラに向けて搬送することができる。
(7)また、第1側壁は、溝部に対応し、第1方向において、外面から外方に向かって突出する凸部を備え、凸部は、第1方向における第1側壁の外面と連続する周面と、周面の第1方向の外方の周端縁と連続し、第1方向の外方に臨む端面とを備え、周面は、第1方向において、内方から外方に向かうにつれて、第1端部に近づくように傾斜していてもよい。
このような構成によれば、第1側壁から第1方向の外方に向かって突出する凸部において、周面と端面とが鈍角をなすので、作業者がカートリッジを安全に把持することができる。
(8)また、筐体は、第1側壁、および、第2側壁を備える第1フレームと、第1フレームに対して、第1方向と直交する第2方向において連結される第2フレームとを備えていてもよい。
このような構成によれば、第1フレームと第2フレームとが分離した状態で、第1側壁、および、第2側壁を備える第1フレームに対して、アジテータを組み付けることができる。
その結果、筐体に対して、容易にアジテータを組み付けることができる。
(9)また、第1側壁は、溝部と第2フレームとの間に設けられ、溝部から第2方向に沿って延びるガイド部を備え、複数の突出部は、溝部における回転軸よりも第2フレームに近い領域に、3つ以上配置されていてもよい。
このような構成によれば、ガイド部に沿って、回転軸の第1端部をガイドすることにより、第1フレームに対して、アジテータを確実に組み付けることができる。
また、溝部における回転軸よりも第2フレームに近い領域に、突出部が3つ以上配置されているので、第1方向から見たときの隣接する突出部間の寸法、および、第1方向から見たときの突出部から溝部の内面までの寸法を、突出部が2つ以下の場合と比較して、小さくすることができる。
そのため、第1フレームに対してアジテータを組み付けるときに、第1方向から見て、回転軸の第1端部が、溝部における回転軸よりも第2フレームに近い領域で隣接する突出部の間、または、突出部と溝部の内面との間に入り込むことを低減することができる。
その結果、ガイド部に沿ってガイドされた回転軸の第1端部を、複数の突出部の間に確実に配置し、複数の突出部に支持させることができる。
(10)また、複数の突出部は、溝部における回転軸よりも第2フレームから遠い領域に、3つ以上配置されていてもよい。
このような構成によれば、溝部における回転軸よりも第2フレームから遠い領域に、突出部が3つ以上配置されているので、第1方向から見たときの隣接する突出部間の寸法、および、第1方向から見たときの突出部から溝部の内面までの寸法を、突出部が2つ以下の場合と比較して、小さくすることができる。
そのため、第1フレームに対してアジテータを組み付けるときに、溝部における第2フレームから遠い領域までずれた場合に、第1方向から見て、回転軸の第1端部が、溝部における回転軸よりも第2フレームから遠い領域で隣接する突出部の間、または、突出部と溝部の内面との間に入り込むことをより確実に低減することができる。
(11)また、第2側壁は、第2端部が挿通されるように、第2側壁を第1方向に沿って貫通する貫通穴と、貫通穴の周囲に設けられ、第1方向の外方に向かって延びる筒部とを備え、アジテータは、筒部の内部に位置し、回転軸よりも大きな径を有する円周部を備え、第1フレームは、円周部よりも第1方向の外方において、筒部に圧入されるシール部材を備えていてもよい。
このような構成によれば、アジテータにおいて、シール部材よりも第1方向内方に円周部が設けられていることにより、筐体内の現像剤が、シール部材と第2端部との間に入り込むことを抑制することができる。
その結果、現像剤がシール部材と第2端部との間で、アジテータの回転の摩擦によって溶融、固着することを低減することができる。
(12)また、シール部材は、第1方向の内方において、円周部と接触していてもよい。
このような構成によれば、円周部がシール部材に接触していることにより、シール部材とアジテータの回転軸とが摺擦される接触面積を増大させることができる。
そのため、シール部材とアジテータの回転軸との間から、現像剤が漏れることをより確実に低減することができる。
その結果、現像剤がシール部材と第2端部との間で、アジテータの回転の摩擦によって溶融、固着することを、より確実に抑制することができる。
(13)また、貫通穴の直径と、筒部の内径とは、略同じであってもよい。
このような構成によれば、貫通穴の直径と、筒部の内径とが略同じであるために、第1壁における貫通穴の周囲と、筒部の内面との間に段差が生じないので、筐体内の現像剤が貫通穴を通過して、筒部に流入したときに、現像剤が滞留することを低減することができる。
その結果、現像剤が筒部の内部に滞留することが低減されるので、現像剤が筒部の内部において、アジテータの回転の摩擦によって溶融し、固着することを低減することができる。
本発明のカートリッジでは、アジテータの回転軸の第1端部を受け入れる溝部内に、現像剤が滞留することを低減することができる。
図1は、本発明の第1実施形態の現像カートリッジの中央断面図である。 図2は、図1に示す現像カートリッジが装着されるプリンタの中央断面図である。 図3は、図1に示す現像カートリッジを後上方から見た斜視図である。 図4は、図3に示す現像カートリッジの分解斜視図である。 図5Aは、図4に示す現像フレームの右壁を左後方から見た斜視図である。図5Bは、図4に示す現像フレームの右壁を右後方から見た斜視図である。 図6Aは、図5Aに示す右壁に対して、アジテータが組み付けられた状態を示す。図6Bは、図6Aに示す右壁の左側断面図である。なお、図6Bでは、便宜的にアジテータの回転軸の第1端部を二点鎖線で示している。 図7は、図1に示す現像カートリッジからギアカバーを取り外した状態の左側面図である。 図8は、図7のA−A断面図である。 図9は、図7のB−B断面図である。 図10Aは、図4に示すアジテータの分解斜視図である。図10Bは、図4に示すアジテータの平面図である。 図11は、本発明の第2実施形態としての現像カートリッジの現像フレームの右壁を左後方から見た斜視図である。
1.現像カートリッジの概略
カートリッジの一例としての現像カートリッジ1は、図1に示すように、筐体の一例としての現像フレーム2と、現像ローラ3と、供給ローラ4と、アジテータ5と、層厚規制ブレード6とを備えている。
なお、以下の説明において、現像カートリッジ1の方向に言及するときには、アジテータ5に対して、現像ローラ3が配置されている方を、現像カートリッジ1の後方とし、その反対を現像カートリッジ1の前方とする。また、アジテータ5に対して、カバーフレーム31が配置されている方が現像カートリッジ1の上方であり、その反対側が現像カートリッジ1の下方である。また、現像カートリッジ1を前方から見たときを左右の基準とする。具体的には、各図に示した矢印方向を基準とする。なお、左右方向は第1方向および軸線方向の一例であり、上下方向は第2方向の一例である。
現像フレーム2は、左右方向に延びる略ボックス状を有しており、その後端部は、前後方向に開放されている。また、現像フレーム2は、現像剤の一例としてのトナーを収容している。
現像ローラ3は、現像フレーム2内の後端部に配置されている。現像ローラ3は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、現像フレーム2に回転可能に支持されている。また、現像ローラ3の後方部分は、現像フレーム2から露出している。
供給ローラ4は、現像フレーム2内において、現像ローラ3の前下方に配置されている。供給ローラ4は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、現像フレーム2に回転可能に支持されている。また、供給ローラ4の後上端部は、現像ローラ3の前下端部に接触している。
アジテータ5は、現像フレーム2内の前方部分に配置されており、供給ローラ4よりも前方に配置されている。アジテータ5は、回転中心Cを中心として左側面視時計回りに回転可能に、現像フレーム2に支持されている。なお、このアジテータ5の回転方向を回転方向Rとする。
層厚規制ブレード6は、現像ローラ3の前上方に配置されており、現像フレーム2に固定されている。層厚規制ブレード6の下端部は、現像ローラ3の前端部に接触している。
2.プリンタの全体構成
このような現像カートリッジ1は、図2に示すように、プリンタ10に装備される。
プリンタ10は、電子写真方式のモノクロプリンタである。プリンタ10は、本体ケーシング11と、プロセスカートリッジ12と、スキャナユニット13と、定着ユニット14とを備えている。
本体ケーシング11は、略ボックス形状を有している。本体ケーシング11は、開口部15と、フロントカバー16と、給紙トレイ17と、排紙トレイ18とを有している。
開口部15は、本体ケーシング11の前壁に配置されている。開口部15は、プロセスカートリッジ12の通過を許容するように、本体ケーシング11の内外を前後方向に連通している。
フロントカバー16は、本体ケーシング11の前端部に配置されている。フロントカバー16は、略板状を有している。フロントカバー16は、開口部15を開放または閉鎖するように構成されている。
給紙トレイ17は、本体ケーシング11の底部に配置されている。給紙トレイ17は、用紙Pを収容するように構成されている。
排紙トレイ18は、本体ケーシング11の上壁に配置されている。
プロセスカートリッジ12は、本体ケーシング11内の略中央に収容されている。プロセスカートリッジ12は、開口部15を介して本体ケーシング11に対して装着または離脱するように構成されている。プロセスカートリッジ12は、ドラムカートリッジ20と、上記した現像カートリッジ1とを備えている。
ドラムカートリッジ20は、感光ドラム21と、スコロトロン型帯電器22と、転写ローラ23とを備えている。
感光ドラム21は、ドラムカートリッジ20の後端部に配置されている。感光ドラム21は、左右方向に延びる略円筒形状を有しており、ドラムカートリッジ20に回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム21の上方において、感光ドラム21と間隔を隔てて配置されている。
転写ローラ23は、感光ドラム21の下方に配置されている。転写ローラ23は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、ドラムカートリッジ20に回転可能に支持されている。転写ローラ23の上端部は、感光ドラム21の下端部と接触している。
現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジ20に対して、装着または離脱するように構成されており、感光ドラム21の前方において、ドラムカートリッジ20に装着されている。現像カートリッジ1の現像ローラ3は、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ20に装着された状態において、感光ドラム21の前端部に接触している。
スキャナユニット13は、プロセスカートリッジ12の上方に配置されている。スキャナユニット13は、感光ドラム21に向けて画像データに基づくレーザービームを出射するように構成されている。
定着ユニット14は、プロセスカートリッジ12の後方に配置されている。定着ユニット14は、加熱ローラ24と、加熱ローラ24の下端部に圧接される加圧ローラ25とを備えている。
プリンタ10が画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム21の表面を一様に帯電する。その後、スキャナユニット13は、感光ドラム21の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム21の表面に形成される。
また、アジテータ5は、現像フレーム2内のトナーを撹拌して、供給ローラ4に供給する。供給ローラ4は、アジテータ5によって供給されたトナーを現像ローラ3に供給する。このとき、トナーは、現像ローラ3と供給ローラ4との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ3に担持される。層厚規制ブレード6は、現像ローラ3に担持されたトナーの層厚を一定厚さに規制する。
そして、現像ローラ3に担持されたトナーは、感光ドラム21表面の静電潜像に供給される。これにより、トナー像が、感光ドラム21の表面に担持される。
用紙Pは、給紙トレイ17から、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム21と転写ローラ23との間に給紙される。感光ドラム21表面のトナー像は、用紙Pが感光ドラム21と転写ローラ23との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは、加熱ローラ24と加圧ローラ25との間を通過するときに加熱および加圧される。これにより、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙トレイ18に排紙される。
3.現像カートリッジの詳細
現像カートリッジ1は、上記した現像フレーム2と、上記したアジテータ5とを備えている。また、現像カートリッジ1は、さらに、図3に示すように、駆動ユニット28を備えている。
(1)現像フレーム
現像フレーム2は、図1および図3に示すように、第1フレームの一例としてのベースフレーム30と、第2フレームの一例としてのカバーフレーム31とを備えている。
ベースフレーム30は、図4に示すように、第1側壁の一例としての右側壁32と、第2側壁の一例としての左側壁33と、前壁34と、底壁35とを備えている。
右側壁32は、ベースフレーム30の右端部に配置されている。右側壁32は、前後方向に延びる側面視略矩形の略板状を有している。右側壁32は、膨出部37と、複数、すなわち8つの突出部38と、ガイド部39とを備えている。
膨出部37は、図5Aおよび図5Bに示すように、右側壁32の側面視略中央に配置されている。膨出部37は、右側壁32から右方に向かうにつれて細くなるように突出し、平面視および正面視において、その右端部が閉鎖された略台形の略角筒形状を有している。具体的には、膨出部37は、第1壁41と、第2壁42と、第3壁43と、第4壁44と、第5壁45とから構成されている。
第1壁41は、図5Bおよび図8に示すように、膨出部37の上壁として構成されている。第1壁41は、右側壁32から右方に向かうにつれて、下方に傾斜する略板状を有している。
第2壁42は、膨出部37の下壁として構成されている。第2壁42は、右側壁32から右方に向かうにつれて、上方に傾斜する略板状を有している。
第3壁43は、図5Bおよび図9に示すように、膨出部37の前壁として構成されている。第3壁43は、第1壁41、および、第2壁42の前端部間を連結している。第3壁43は、右側壁32から右方に向かうにつれて、後方に傾斜する略板状を有している。
第4壁44は、膨出部37の後壁である。第4壁44は、第1壁41、および、第2壁42の後端部間を連結している。第4壁44は、右側壁32から右方に向かうにつれて、前方に傾斜する略板状を有している。
第5壁45は、膨出部37の右壁として構成されている。第5壁45は、第1壁41、第2壁42、第3壁43、および、第4壁44の右端縁を連結している。第5壁45は、側面視略矩形の略板状を有している。
そして、膨出部37は、図8および図9に示すように、その内側が溝部46として構成され、その外側が凸部47として構成されている。
溝部46は、具体的には、第1壁41の内面41A、第2壁42の内面42A、第3壁43の内面43A、第4壁44の内面44A、および、第5壁45の内面45Aから構成されている。つまり、溝部46は、右側壁32の内面から、右方に向かうにつれて細くなるように窪んでいる。溝部46は、平面視および正面視において、略台形状を有している。
なお、第4壁44の内面44Aは、言い換えると、溝部46において、後方、すなわち現像ローラ3に向かうにつれて、左方に傾斜している。すなわち、第4壁44の内面44Aは、傾斜面の一例である。
凸部47は、具体的には、第1壁41の外面41B、第2壁42の外面42B、第3壁43の外面43B、第4壁44の外面44B、および、第5壁45の外面45Bから構成されている。つまり、凸部47は、右側壁32の外面から連続して、右方に向かうにつれて細くなるように突出している。凸部47は、平面視および正面視において、略台形状を有している。言い換えると、凸部47は、右方に向かうにつれて、後述する第1端部88に近づくように傾斜している。
なお、凸部47において、右方に向かうにつれて細くなる面、すなわち、第1壁41の外面41B、第2壁42の外面42B、第3壁43の外面43B、および、第4壁44の外面44Bからなる連続面が、周面の一例である。また、第1壁41の外面41B、第2壁42の外面42B、第3壁43の外面43B、および、第4壁44の外面44Bからなる連続面の左方の周端縁と連続し、左方に望む第5壁45の外面45Bが、端面の一例である。
8つの突出部38は、図5Aおよび図6Bに示すように、溝部46内において、互いに間隔を空けて配置されている。具体的には、8つの突出部38は、第1上突出部49と、第2上突出部50と、第3上突出部51と、第1下突出部52と、第2下突出部53と、第3下突出部54と、前突出部55と、後突出部56とから構成されている。
第1上突出部49は、第1壁41の内面41Aにおける中央よりも後方部分から、下方に向かって延びる正面視略台形状の略板状を有している。第1上突出部49の右端部は、第5壁45の内面45Aに連続している。第1上突出部49の左面は、右側壁32の内面と略面一であり、上下方向に延びている。第1上突出部49の下面は、左右方向に沿って延びている。
なお、第1上突出部49の左下端部は、面取りされている。この第1上突出部49の面取りされた部分を、面取り部49Aとする。面取り部49Aは、第1上突出部49において、アジテータ5の回転方向Rの上流側に位置している。つまり、面取り部49Aは、アジテータ5の回転方向Rの上流側から下流側に向かうにつれて、左方に向かって傾斜している。
第2上突出部50は、第1壁41の内面41Aにおける前後方向略中央部から、下方に向かって延びる正面視略台形状の略板状を有している。第2上突出部50の右端部は、図8に示すように、第5壁45の内面45Aに連続している。第2上突出部50の左面は、右側壁32の内面よりも右方に位置し、上下方向に延びている。第2上突出部50の下面は、左右方向に沿って延びている。
第3上突出部51は、図5Aおよび図6Bに示すように、第1壁41の内面41Aにおける中央よりも前方部分から、下方に向かって延びる正面視略台形状の略板状を有している。第3上突出部51の右端部は、第5壁45の内面45Aに連続している。第3上突出部51の左面は、右側壁32の内面と略面一であり、上下方向に延びている。第3上突出部51の下面は、左右方向に沿って延びている。
このように、第1上突出部49、第2上突出部50、および、第3上突出部51は、溝部46内の上方において、前後方向に互いに間隔を空けて配置されている。言い換えると、突出部38は、溝部46内におけるカバーフレーム31に近い領域において、3つ配置されている。
第1下突出部52は、上下方向に投影したときに、第1上突出部49と重なる位置に配置されている。第1下突出部52は、第2壁42の内面42Aにおける中央よりも後方部分から、上方に向かって延びる正面視略台形状の略板状を有している。第1下突出部52の右端部は、第5壁45の内面45Aに連続している。第1下突出部52の左面は、右側壁32の内面と略面一であり、上下方向に延びている。第1下突出部52の上面は、左右方向に沿って延びている。
なお、第1下突出部52の前左端縁は、上下方向にわたって面取りされている。この第1下突出部52の面取りされた部分を、面取り部52Aとする。面取り部52Aは、第1下突出部52において、アジテータ5の回転方向Rの上流側に位置している。つまり、面取り部52Aは、アジテータ5の回転方向Rの上流側から下流側に向かうにつれて、左方に向かって傾斜している。
第2下突出部53は、上下方向に投影したときに、第2上突出部50と重なる位置に配置されている。第2下突出部53は、第2壁42の内面42Aにおける前後方向略中央部から、上方に向かって延びる正面視略台形の略板状を有している。第2下突出部53の右端部は、図8に示すように、第5壁45の内面45Aに連続している。第2下突出部53の左面は、右側壁32の内面と略面一であり、上下方向に延びている。第2下突出部53の上面は、左右方向に沿って延びている。
なお、第2下突出部53の前左端縁は、図5Aおよび図6Bに示すように、上下方向にわたって面取りされている。この第2下突出部53の面取りされた部分を、面取り部53Aとする。面取り部53Aは、第2下突出部53において、アジテータ5の回転方向Rの上流側に位置している。つまり、面取り部53Aは、アジテータ5の回転方向Rの上流側から下流側に向かうにつれて、左方に向かって傾斜している。
第3下突出部54は、上下方向に投影したときに、第3上突出部51と重なる位置に配置されている。第3下突出部54は、第2壁42の内面42Aにおける中央よりも前方部分から、上方に向かって延びる正面視略台形の略板状を有している。第3下突出部54の右端部は、第5壁45の内面45Aに連続している。第3下突出部54の左面は、右側壁32の内面と略面一であり、上下方向に延びている。第3下突出部54の上面は、左右方向に沿って延びている。
なお、第3下突出部54の左上端部は、面取りされている。この第2下突出部53の面取りされた部分を、面取り部53Aとする。面取り部54Aは、第3下突出部54において、アジテータ5の回転方向Rの上流側に位置している。つまり、面取り部54Aは、アジテータ5の回転方向Rの上流側から下流側に向かうにつれて、左方に向かって傾斜している。
このように、第1下突出部52、第2下突出部53、および、第3下突出部54は、溝部46内の下方において、前後方向に互いに間隔を空けて配置されている。言い換えると、突出部38は、溝部46内におけるカバーフレーム31から遠い領域において、3つ配置されている。
前突出部55は、第3壁43の内面43Aにおける上下方向略中央部から、後方に向かって延びる平面視略台形状の略板状を有している。前突出部55は、上下方向に投影したときに、第3上突出部51、および、第3下突出部54と重なる位置まで延びている。前突出部55の右端部は、図9に示すように、第5壁45の内面45Aに連続している。前突出部55の左面は、右側壁32の内面と略面一であり、左右方向に延びている。前突出部55の後面は、左右方向に沿って延びている。
なお、前突出部55の上左端縁は、図5Aおよび図6Bに示すように、前後方向にわたって面取りされている。この前突出部55の面取りされた部分を、面取り部55Aとする。面取り部55Aは、前突出部55において、アジテータ5の回転方向Rの上流側に位置している。つまり、面取り部55Aは、アジテータ5の回転方向Rの上流側から下流側に向かうにつれて、左方に向かって傾斜している。
後突出部56は、左右方向に投影したときに、前突出部55と重なる位置に配置されている。後突出部56は、第4壁44の内面44Aにおける上下方向略中央部から、前方に向かって延びる平面視略台形状の略板状を有している。後突出部56は、上下方向に投影したときに、第1上突出部49、および、第1下突出部52と重なる位置まで延びている。後突出部56の右端部は、図9に示すように、第5壁45の内面45Aに連続している。後突出部56の左面は、右側壁32の内面と略面一であり、左右方向に延びている。後突出部56の前面は、左右方向に沿って延びている。
なお、後突出部56の下左端縁は、図5Aおよび図6Bに示すように、前後方向にわたって面取りされている。この後突出部56の面取りされた部分を、面取り部56Aとする。面取り部56Aは、後突出部56において、アジテータ5の回転方向Rの上流側に位置している。つまり、面取り部56Aは、アジテータ5の回転方向Rの上流側から下流側に向かうにつれて、左方に向かって傾斜している。
ガイド部39は、右側壁32の前後方向略中央における上端部に配置されている。ガイド部39は、図5Aおよび図8に示すように、右側壁32の左面から右方に向かってわずかに窪んでいる。ガイド部39の底面、つまり、ガイド部39における左方に臨む面は、第2上突出部50の左面と略面一である。ガイド部39は、図5Aおよび図6Bに示すように、受け渡し部59と、中間部60と、受け入れ部61とを備えている。
受け渡し部59は、ガイド部39の下端部を構成している。受け渡し部59は、溝部46の前後方向略中央における上端部から、上方に向かって延びている。
中間部60は、ガイド部39の上下方向略中央を構成している。中間部60は、受け渡し部59の上端部から、前上方に向かって延びている。中間部60における前下方と後上方とを結ぶ方向の寸法は、受け渡し部59の前後方向寸法と略同じである。
受け入れ部61は、ガイド部39の上端部を構成している。受け入れ部61は、中間部60の前上端部から、上方に向かって延びている。受け入れ部61の前後方向寸法は、中間部60の前下方と後上方とを結ぶ方向の寸法よりも大きい。
左側壁33は、図4に示すように、ベースフレーム30の左端部において、右側壁32から左方に間隔を空けて配置されている。左側壁33は、前後方向に延びる側面視略矩形の略板状を有している。左側壁33は、図8および図9に示すように、貫通穴64と、筒部65と、シール部材66とを備えている。
貫通穴64は、左右方向に投影したときに、右側壁32の膨出部37と重なるように、左側壁33の側面視略中央に配置されている。貫通穴64は、左側壁33を側面視略円形に貫通している。
筒部65は、貫通穴64の周縁から、左方に向かって延びる略円筒形状を有している。筒部65の内径は、貫通穴64の直径と略同じである。
シール部材66は、スポンジなどの弾性部材からなり、左右方向に延びる略円筒形状を有している。シール部材66は、筒部65内に圧入されている。これにより、シール部材66の外周面は、筒部65の内周面に圧接されている。
前壁34は、図1および図4に示すように、ベースフレーム30の前端部に配置されている。前壁34は、右側壁32および左側壁33の前端部間に架設されている。前壁34は、左右方向に延びる正面視略矩形の略板状を有している。
底壁35は、ベースフレーム30の下端部に配置されている。底壁35は、右側壁32および左側壁33の下端部間に架設されている。底壁35の前端部は、前壁34の下端部に接続されている。詳しくは、底壁35は、湾曲部分70と、円弧部分71と、リップ部分72とを有している。
湾曲部分70は、底壁35の前方部分であって、前壁34の下端部から連続して後方に向かって延びている。湾曲部分70は、その前後方向略中央が下方に凹むように湾曲している。
円弧部分71は、上方に向かって開放される側面視略半円弧形状を有している。円弧部分71の内周面は、供給ローラ4の周面に沿っている。そして、円弧部分71の前端部は、湾曲部分70の後端部と連続している。
リップ部分72は、円弧部分71の後端部から連続して、後下方に向かって延びている。
カバーフレーム31は、図1および図4に示すように、現像フレーム2の上端部に配置されている。カバーフレーム31は、左右方向に延びる平面視略矩形の略板状を有している。そして、カバーフレーム31は、図1に示すように、右側壁32、左側壁33、および、前壁34のそれぞれの上面に溶着されることで、連結されている。また、カバーフレーム31の後端部は、底壁35の後端部に対して、前上方に間隔を空けて配置されている。
なお、図1に示すように、カバーフレーム31の後端部、湾曲部分70と円弧部分71との連続部分の上端部、右側壁32の右面、および、左側壁33の左面が、連通口75を画定している。
そして、現像フレーム2は、現像部76と、トナー収容部77とに画定されている。詳しくは、現像フレーム2において、連通口75よりも後方部分が、現像部76として画定され、連通口75よりも前方部分が、トナー収容部77である。
現像部76は、その内部において、上記した現像ローラ3と、供給ローラ4とを回転可能に支持し、その後上端部において、層厚規制ブレード6を支持している。
トナー収容部77は、その内部にトナーを収容し、アジテータ5を回転可能に支持している。
(2)アジテータ
アジテータ5は、図1および図9に示すように、トナー収容部77に収容されている。アジテータ5は、図10Aおよび図10Bに示すように、回転軸80と、1対の補強部81と、1対のアーム部82と、連結部83と、複数、すなわち6つの撹拌ブレード84とを一体として備えている。また、アジテータ5は、撹拌羽根85を備えている。
回転軸80は、回転中心Cを中心として、左右方向に延びる略円柱形状を有している。回転軸80は、第1端部88と、第2端部89と、中央部90とから構成されている。
第1端部88は、回転軸80の右端部を構成している。第1端部88は、図8および図9に示すように、溝部46に挿通され、突出部38によって支持されている。
より具体的には、第1端部88の直径は、第2上突出部50の下面と第2下突出部53の上面との間隔よりもわずかに小さく、前突出部55の後面と後突出部56の前面との間隔よりもわずかに小さい。そして、第1端部88は、図8に示すように、その上端部が第2上突出部50の下面と向かい合い、その下端部が第2下突出部53の上面と向かい合っている。また、第1端部88は、図9に示すように、その前端部が前突出部55の後面と向かい合い、その後端部が後突出部56の前面と向かい合っている。
これにより、第1端部88は、図6Aおよび図6Bに示すように、溝部46に受け入れられ、8つの突出部38の内、第2上突出部50、第2下突出部53、前突出部55、および、後突出部56によって、回転可能に支持されている。言い換えると、第2上突出部50、第2下突出部53、前突出部55、および、後突出部56は、図6Bに示すように、側面視において、回転中心Cを中心として、回転軸80の回転方向Rに互いに90度の間隔を空けて配置されている。つまり、第2上突出部50、第2下突出部53、前突出部55、および、後突出部56は、回転中心Cを中心として、放射状に延びている。
また、第1端部88を支持する第2上突出部50、第2下突出部53、前突出部55、および、後突出部56と合わせて、第1上突出部49、第3上突出部51、第1下突出部52、および、第3下突出部54から構成される8つの突出部38は、側面視において、回転軸80の回転方向Rにおいて、互いに間隔を空けて配置されている。
第2端部89は、図10Aおよび図10Bに示すように、回転軸80の左端部を構成している。第2端部89は、図8および図9に示すように、筒部65内のシール部材66の内面に圧接されるように挿通されることによって、左側壁33に支持されている。第2端部89は、アジテータ5が回転するときに、シール部材66に対して摺擦される。第2端部89は、円周部91を備えている。
円周部91は、第2端部89の右端部に配置されている。円周部91は、第2端部89の周面から、第2端部89の径方向外方に向かって突出し、第2端部89の周方向に延びる略円環形状を有している。円周部91の直径は、回転軸80の直径、および、シール部材66の内径よりも大きく、貫通穴64、および、筒部65の内径よりも小さい。円周部91の左面は、シール部材66の右面と接触している。
中央部90は、回転軸80における第1端部88、および、第2端部89を除く部分、すなわち、回転軸80の左右方向における中央部分を構成している。
1対の補強部81のそれぞれは、図10Aおよび図10Bに示すように、中央部90の左右方向両端部のそれぞれに配置されている。補強部81は、中央部90から、径方向外方向に向かって突出する略角柱形状を有している。また、右方の補強部81は、1対のリブ93を備え、左方の補強部81は、ボス94を備えている。
1対のリブ93は、径方向において、第1端部88を挟むように配置されている。リブ93は、補強部81の右面から、右方に向かって突出している。
ボス94は、左方の補強部81の径方向途中部分における左面から、左方に向かって突出している。
1対のアーム部82のそれぞれは、1対の補強部81のそれぞれの左右方向内方に配置されている。アーム部82は、径方向において、中央部90から、補強部81とは反対側に向かって突出する略板状を有している。
連結部83は、1対のアーム部82のそれぞれの径方向途中部分間を連結するように、左右方向に延びる略板状を有している。
6つの撹拌ブレード84は、左右方向に互いに間隔を空けて配置されている。撹拌ブレード84は、回転軸80の中央部90から、回転軸80の軸方向と交差する方向に延びる略扇状の略板状を有している。撹拌ブレード84における一方の端部は、連結部83と接続されている。また、撹拌ブレード84における他方の端部は、連結部83とは反対側に延びている。より具体的には、6つの撹拌ブレード84の内、右方の3つの撹拌ブレード84は、連結部83とは反対側に向かうにつれて、右方の補強部81に向かって傾斜している。なお、最右方の撹拌ブレード84における連結部83とは反対側の端部は、右方の補強部81の径方向外端部に接続されている。また、6つの84の内、左方の3つの撹拌ブレード84は、連結部83とは反対側に向かうにつれて、左方の補強部81に向かって傾斜している。なお、最左方の撹拌ブレード84における連結部83と反対側の端部は、左方の補強部81の径方向外方端部と接続されている。
撹拌羽根85は、上記した回転軸80、補強部81、1対のアーム部82、連結部83、および、撹拌ブレード84とは別体であり、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの可撓性を有するフィルム材料からなる。撹拌羽根85は、左右方向に延びる略矩形状を有している。そして、撹拌羽根85は、撹拌羽根85の一端部が、連結部83に固定されることにより、連結部83に支持されている。
(3)駆動ユニット
駆動ユニット28は、図3および図7に示すように、現像カートリッジ1の左端部に配置されている。駆動ユニット28は、ギア列97と、ギアカバー98とを備えている。
ギア列97は、図7および図8に示すように、図示しない駆動源からの駆動力が入力されるカップリング100と、カップリング100と噛合し、現像ローラ3に駆動力を伝達する現像ギア101と、カップリング100と噛合し、供給ローラ4に駆動力を伝達する供給ギア102と、カップリング100と噛合し、現像フレーム2の左側壁33に回転可能に支持されるアイドルギア103と、アイドルギアと噛合し、アジテータ5に駆動力を伝達するアジテータギア104を備えている。なお、ギア列97において、アジテータギア104以外のギアの詳述を省略する。
アジテータギア104は、現像フレーム2の左端部に配置されている。アジテータギア104は、ギア部107と、軸受部108とを備えている。
ギア部107は、アジテータギア104の左端部に配置されている。ギア部107は、その周面すべてにわたって、ギア歯を有する略円筒形状を有している。
軸受部108は、図8に示すように、外周部110と、内周部111と、接続部112とを備えている。
外周部110は、ギア部107の右面から右方に向かって延びる略円筒形状を有している。外周部110の外径は、ギア部107の外径よりも小さい。外周部110の内径は、筒部65の外径と略同じである。
内周部111は、外周部110の内方に間隔を空けて配置されている。内周部111は、左右方向に延びる略円筒形状を有している。内周部111の右端部は、外周部110の右端部よりも、左方に配置されている。内周部111の外径は、筒部65の内径と略同じである。内周部111の内径は、回転軸80の第2端部89の直径と略同じである。
接続部112は、外周部110の左右方向略中央と、内周部111の左右方向略中央とを連結している。
そして、アジテータギア104は、外周部110が筒部65を相対回転可能に受け入れ、内周部111がアジテータ5の第2端部89を相対回転不能に受け入れることで、アジテータ5に組み付けられている。
なお、このとき、内周部111は、シール部材66を右方に向けて、円周部91の左端部に当接するように押圧している。接続部112は、筒部65の左端部に当接している。これにより、アジテータギア104によって、アジテータ5を右方に押圧し、トナー収容部77内におけるアジテータ5の左右方向の位置決めがなされている。
ギアカバー98は、左端部が閉鎖された有底枠形状を有している。ギアカバー98は、アジテータギア104を含むギア列97を左方から被覆している。
4.アジテータの回転
図示しない駆動源からの駆動力がカップリング100に入力されると、その駆動力がアイドルギア103を介して、アジテータギア104に伝達され、図1および図6Bに示すように、アジテータ5が回転中心Cを中心として、回転方向Rについて、回転する。
アジテータ5が回転することにより、トナー収容部77内のトナーは、連通口75を介して、現像部76に送られる。言い換えると、トナー収容部77内のトナーは、アジテータ5によって、現像ローラ3に向かうように、後方に搬送される。
このとき、トナー収容部77内のトナーは、溝部46内に入り込むが、第4壁44の内面44Aが後方、すなわち、アジテータ5から現像ローラ3に向かうにつれて、左方に傾斜していることにより、溝部46から左後方に掻き出される。
また、溝部46内に入り込んだトナーは、第1壁41の内面41Aが上方に向かうにつれて左方に傾斜していることにより、左上方に掻き出され、第2壁42の内面42Aが下方に向かうにつれて左方に傾斜していることにより、左下方に掻き出され、第3壁43の内面43Aが前方に向かうにつれて左方に傾斜していることにより、左前方に掻き出される。
さらに、8つの突出部38の内、第1上突出部49、第1下突出部52、第2下突出部53、第3下突出部54、前突出部55、および、後突出部56のそれぞれは、アジテータ5の回転方向Rの上流側から下流側に向かうにつれて、左方に傾斜する面取り部を備えていることにより、溝部46内のトナーは、より効率よく掻き出される。
なお、現像カートリッジ1の落下や、アジテータ5の回転などにより、アジテータ5がトナー収容部77内において、左右方向に微動する場合がある。
アジテータ5が右方に微動する場合には、右方の補強部81の1対のリブ93が、8つの突出部38のいずれかの左面と当接する。
また、アジテータ5が左方に微動する場合には、左方の補強部81のボス94が、左側壁33の右面と当接する。
5.作用効果
(1)この現像カートリッジ1によれば、図6Aおよび図6Bに示すように、アジテータ5の回転軸80の第1端部88は、回転軸80の回転方向Rにおいて、互いに間隔を空けて配置される8つの突出部38に支持されるように、右側壁32の溝部46内に配置されている。
つまり、回転軸80の第1端部88は、回転軸80の径方向において、溝部46の内面と間隔を空けるようにして、配置されている。
そのため、溝部46の内部にトナーが流入した場合であっても、回転軸80の径方向において、第1端部88から、溝部46の内面まで間隔が空いているので、トナーを、アジテータ5の回転によって流動させて、溝部46から掻き出すことができる。
その結果、トナーが溝部46に滞留することを低減することができ、トナーが低温トナーである場合であっても、溝部46内でアジテータ5の回転の摩擦によって溶融、固着することを低減することができる。
(2)また、この現像カートリッジ1によれば、図6Aおよび図8に示すように、8つの突出部38の内端が、右側壁32よりも左方に突出していないので、突出部38を避けるように撹拌羽根85を構成する必要がなく、撹拌羽根85を右側壁32の内面まで延ばすことができる。
そのため、アジテータ5によって、現像フレーム2のトナー収容部77内のトナーを効率良く撹拌することができる。
(3)また、この現像カートリッジ1によれば、図6Bに示すように、8つの突出部38によって、回転軸80の第1端部88を確実に支持することができる。
(4)また、この現像カートリッジ1によれば、図6Bに示すように、回転軸80の回転中心Cを中心として放射状に延びる突出部38によって、安定して第1端部88を支持することができる。
(5)また、この現像カートリッジ1によれば、図6Bに示すように、回転軸80の回転中心Cを中心として、回転方向Rに互いに90度の間隔を空けて配置される4つの突出部38、具体的には、第2上突出部50、第2下突出部53、前突出部55、および、前突出部55によって、より安定して第1端部88を支持することができる。
(6)また、この現像カートリッジ1によれば、図6Bおよび図9に示すように、溝部46内に流入したトナーを、第4壁44の内面44Aに沿って流動させ、現像ローラ3に向かって掻き出すことができる。
その結果、溝部46内にトナーが滞留することを低減することができながら、トナーを確実に現像ローラ3に向けて搬送することができる。
(7)また、この現像カートリッジ1によれば、図5Bおよび図9に示すように、右側壁32から右方に向かって突出する凸部47において、第1壁41の外面41B、第2壁42の外面42B、第3壁43の外面43B、第4壁44の外面44Bからなる周面と、第5壁45の外面45Bとが鈍角をなすので、作業者が現像カートリッジ1を安全に把持することができる。
(8)また、この現像カートリッジ1によれば、図5Aおよび図6Aに示すように、ベースフレーム30とカバーフレーム31とが分離した状態で、ベースフレーム30に対して、アジテータ5を組み付けることができる。
その結果、現像フレーム2に対して、容易にアジテータ5を組み付けることができる。
(9)また、この現像カートリッジ1によれば、図6Aおよび図6Bに示すように、ガイド部39に沿って、回転軸80の第1端部88をガイドすることにより、ベースフレーム30に対して、アジテータ5を確実に組み付けることができる。
また、溝部46における回転軸80よりもカバーフレーム31に近い領域に、突出部38が3つ配置されているので、左方から見たときの隣接する突出部38間の寸法、突出部38から第4壁44の内面44Aまでの寸法、および、突出部38から第3壁43の内面43Aまでの寸法を、突出部38が2つ以下の場合と比較して、小さくすることができる。
そのため、ベースフレーム30に対してアジテータ5を組み付けるときに、左方から見て、回転軸80の第1端部88が、溝部46における回転軸80よりもカバーフレーム31に近い領域で隣接する突出部38の間、または、突出部38と溝部46の内面との間に入り込むことを低減することができる。
その結果、ガイド部39に沿ってガイドされた回転軸80の第1端部88を、8つの突出部38の間に確実に配置し、8つの突出部38に支持させることができる。
(10)また、この現像カートリッジ1によれば、図5Aおよび図6Bに示すように、溝部46における回転軸80よりもカバーフレーム31から遠い領域に、突出部38が3つ配置されているので、左方から見たときの隣接する突出部38間の寸法、突出部38から第4壁44の内面44Aまでの寸法、および、突出部38から第3壁43の内面までの寸法を、突出部38が2つ以下の場合と比較して、小さくすることができる。
そのため、ベースフレーム30に対してアジテータ5を組み付けるときに、溝部46におけるカバーフレーム31から遠い領域までずれた場合に、左方から見て、回転軸80の第1端部88が、溝部46における回転軸80よりもカバーフレーム31から遠い領域で隣接する突出部38の間、または、突出部38と溝部46の内面との間に入り込むことをより確実に低減することができる。
(11)また、この現像カートリッジ1によれば、図8および図9に示すように、アジテータ5において、シール部材66よりも右方に円周部91が設けられていることにより、現像フレーム2のトナー収容部77内のトナーが、シール部材66と第2端部89との間に入り込むことを抑制することができる。
その結果、トナーがシール部材66と第2端部89との間で、アジテータ5の回転の摩擦によって溶融、固着することを低減することができる。
(12)また、この現像カートリッジ1によれば、図8および図9に示すように、第2端部89から径方向に突出する円周部91がシール部材66に接触していることにより、シール部材66とアジテータ5の回転軸80とが摺擦される接触面積を増大させることができる。
そのため、シール部材66とアジテータ5の回転軸80との間から、トナーが漏れることをより確実に低減することができる。
その結果、トナーがシール部材66と第2端部89との間で、アジテータ5の回転の摩擦によって溶融、固着することを、より確実に抑制することができる。
(13)また、この現像カートリッジ1によれば、図8および図9に示すように、貫通穴64の直径と、筒部65の内径とが略同じであるために、右側壁32における貫通穴64の周囲と、筒部65の内面との間に段差が生じないので、現像フレーム2内のトナーが貫通穴64を通過して、筒部65に流入したときに、トナーが滞留することを低減することができる。
その結果、トナーが筒部65の内部に滞留することが低減されるので、トナーが筒部65の内部において、アジテータ5の回転の摩擦によって溶融し、固着することを低減することができる。
6.第2実施形態
図11を参照して、本発明のカートリッジの第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、現像フレーム2は、右側壁32の側面視略中央に配置されており、右側壁32から右方に向かうにつれて細くなるように突出し、平面視および正面視において、その右端部が閉鎖された略台形の略角筒形状を有する膨出部37と、8つの突出部124を備えている。
これに対し、第2実施形態では、現像フレーム2は、右側壁32の側面視略中央から、右側壁32の上端部にわたって、右側壁32から右方に向かって突出し、上方、および、左方が開放された略ボックス形状を有する膨出部115と、複数、すなわち4つの突出部124とを備えている。
膨出部115は、第1壁116と、第2壁117と、第3壁118と、第4壁119とから構成されている。
第1壁116は、膨出部115の下壁として構成されている。第1壁116は、右側壁32から右方に向かうにつれて、上方に傾斜する略板状を有している。
第2壁117は、膨出部115の前壁として構成されている。第2壁117は、第1壁116の前端部から、右側壁32の上端部まで延びている。第2壁117は、右側壁32から右方に向かうにつれて、後方に傾斜する略板状を有している。
第3壁118は、膨出部115の後壁として構成されている。第3壁118は、第1壁116の後端部から、右側壁32の上端部まで延びている。第3壁118は、右側壁32から右方に向かうにつれて、前方に傾斜する略板状を有している。
第4壁119は、膨出部115の右壁として構成されている。第4壁119は、第1壁116、第2壁117、および、第3壁118の右端部を連結しており、右側壁32の上端部まで延びている。第4壁119は、側面視略矩形の略板状を有している。
そして、膨出部115は、その内側が溝部121として構成されている。
溝部121は、具体的には、第1壁116の内面116A、第2壁117の内面117A、第3壁118の内面118A、および、第4壁119の内面119Aから構成されている。つまり、溝部121は、右側壁32の内面から右方に向かうにつれて細くなるように窪んでいる。溝部121は、平面視および正面視において、略台形状を有している。
なお、第3壁118の内面118Aは、言い換えると、溝部121において、後方、すなわち、現像ローラ3に向かうにつれて、左方に傾斜している。すなわち、第3壁118の内面118Aは、傾斜面の一例である。
4つの突出部124は、溝部121内において、互いに間隔を空けて配置されている。具体的には、4つの突出部124は、上突出部125と、下突出部126と、前突出部127と、後突出部128とから構成されている。
上突出部125は、回転軸80の第1端部88よりも上方に配置されている。上突出部125は、第4壁119の内面119Aにおける上下方向略中央部から、左方に向かって延びる正面視略台形状の略板状を有している。上突出部125の左面は、右側壁32の内面と略面一であり、上下方向に延びている。上突出部125の下面は、左右方向に沿って延びている。上突出部125の上面は、左方に向かうにつれて、下方へ傾斜している。
下突出部126は、回転軸80の第1端部88よりも下方に配置されている。下突出部126は、第1壁116の内面116Aにおける前後方向略中央部から上方に向かって延びる正面視略台形状を有している。下突出部126の右端部は、第4壁119の内面119Aに連続している。下突出部126の左面は、右側壁32の内面と略面一であり、上下方向に延びている。下突出部126の上面は、左右方向に沿って延びている。
前突出部127は、回転軸80の第1端部88よりも前方に配置されている。前突出部127は、第4壁119の内面119Aから、左方に向かって延びる平面視略台形状の略板状を有している。前突出部127の左面は、右側壁32の内面と略面一であり、左右方向に延びている。前突出部127の後面は、左右方向に沿って延びている。前突出部127の前面は、左方に向かうにつれて、後方へ傾斜している。
後突出部128は、回転軸80の第1端部88よりも後方に配置されている。後突出部128は、第4壁119の内面119Aから、左方に向かって延びる平面視略台形状の略板状を有している。後突出部128の左面は、右側壁32の内面と略面一であり、左右方向に延びている。後突出部128の前面は、左右方向に沿って延びている。後突出部128の後面は、左方に向かうにつれて、後方へ傾斜している。
そして、アジテータ5の回転軸80の第1端部88は、溝部121に受け入れられ、4つの突出部124によって回転可能に支持されている。言い換えると、上突出部125、下突出部126、前突出部127、および、後突出部128は、回転軸80の回転方向Rに互いに90度の間隔を空けて配置されている。つまり、上突出部125、下突出部126、前突出部127、および、後突出部128は、回転中心Cを中心として、放射状に延びている。
また、第1端部88を支持する上突出部125、下突出部126、前突出部127、および、後突出部128は、回転軸80の回転方向Rにおいて、互いに間隔を空けて配置されている。
このような第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
7.その他の実施形態
上記した現像カートリッジ1は、本発明のカートリッジの一実施形態であり、本発明は、上記した実施形態に限定されない。
本発明の現像カートリッジ1に備えられる8つの突出部38の左面を、上記した第1実施形態の第2上突出部50のように、右側壁32の内面よりも右方、つまり、右側壁32の内面よりも左側壁33から遠い位置に位置させてもよい。
また、突出部38の数は、8つに限定されず、8つより多くても、8つより少なくてもよい。
また、上記した第1実施形態では、突出部38は、溝部46内におけるカバーフレーム31に近い領域において、3つ配置され、溝部46内におけるカバーフレーム31から遠い領域において、3つ配置されているが、溝部46内におけるカバーフレーム31から遠い領域に配置される突出部38は、1つでもよい。
また、上記した第1実施形態では、膨出部37は、右側壁32から右方に向かうにつれて細くなるように突出し、平面視および正面視において、略台形状を有しているが、右側壁32から右方に向かうにつれて細くならず、平面視および正面視において、略矩形状を有していてもよい。
また、現像ローラ3、供給ローラ4、および、アジテータ5は、現像フレーム2に対して、軸受部材などを介して、支持されてもよく、軸受部材などを介さずに、直接支持されていてもよい。
また、現像ローラ3は、その回転中心を通る現像ローラ軸が現像フレーム2に対して支持されてもよく、中空ローラの左右方向両端に設けられるフランジが現像フレーム2に対して支持されていてもよい。
このような構成においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 現像カートリッジ
2 現像フレーム
3 現像ローラ
5 アジテータ
30 ベースフレーム
31 カバーフレーム
32 右側壁
33 左側壁
38 突出部
39 ガイド部
41B 外面
42B 外面
43B 外面
44A 内面
44B 外面
45B 外面
46 溝部
47 凸部
64 貫通穴
65 筒部
66 シール部材
80 回転軸
85 撹拌羽根
88 第1端部
89 第2端部
91 円周部
118A 内面
121 溝部
124 突出部
C 回転中心
R 回転方向

Claims (11)

  1. 現像剤を収容可能な筐体と、
    現像ローラと、
    アジテータと
    を備え、
    前記筐体は、
    第1側壁と、
    前記第1側壁と第1方向に間隔を空けて配置される第2側壁と
    を備え、
    前記アジテータは、
    前記第1方向に延びる回転軸であって、前記第1側壁に支持される第1端部、および、前記第2側壁に支持される第2端部を備える回転軸と、
    前記回転軸の前記第1方向における前記第1端部と前記第2端部との間に設けられ、前記回転軸の径方向に延びる撹拌羽根と
    を備え、
    前記第1側壁は、
    前記第1方向において、内面から外方に向かって窪み、前記第1端部を受け入れる溝部と、
    前記溝部内において、前記第1端部の周面に向けて延びる複数の突出部であって、前記回転軸の回転方向において、互いに間隔を空けて配置されている複数の突出部
    を備え、
    前記第2側壁は、
    前記第2端部が挿通されるように、前記第2側壁を前記第1方向に沿って貫通する貫通穴と、
    前記貫通穴の周囲に設けられ、前記第1方向の外方に向かって延びる筒部と
    を備え、
    前記アジテータは、
    前記筒部の内部に位置し、前記回転軸よりも大きな径を有する円周部を備え、
    前記筐体は、
    前記円周部よりも前記第1方向の外方において、前記筒部に圧入されるシール部材であって、前記第1方向の内方において、前記円周部と接触しているシール部材を備えることを特徴とする、カートリッジ。
  2. 前記複数の突出部のそれぞれの前記第1方向における内端は、前記第1側壁の前記第1方向の前記内面と面一の位置、または、前記第1側壁の前記第1方向の前記内面よりも前記第2側壁から遠い位置に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記第1側壁は、前記突出部を3つ以上備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載のカートリッジ。
  4. 前記複数の突出部は、前記第1方向から見て、前記回転軸の回転中心を中心として、放射状に延びていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  5. 前記第1側壁は、前記突出部を少なくとも4つ備え、
    4つの前記突出部のそれぞれは、前記第1方向から見て、前記回転軸の回転中心を中心として、回転方向に互いに90度の間隔を空けて配置されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  6. 前記溝部は、前記第1端部よりも前記現像ローラ側において、前記第1端部から前記現像ローラ側に向かうにつれて、前記第1方向の内方に傾斜する傾斜面を備えていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  7. 前記第1側壁は、前記溝部に対応し、前記第1方向において、外面から外方に向かって突出する凸部を備え、
    前記凸部は、
    前記第1方向における前記第1側壁の外面と連続する周面と、
    前記周面の前記第1方向の外方の周端縁と連続し、前記第1方向の外方に臨む端面とを備え、
    前記周面は、前記第1方向において、内方から外方に向かうにつれて、前記第1端部に近づくように傾斜していることを特徴とする、請求項6に記載のカートリッジ。
  8. 前記筐体は、
    前記第1側壁、および、前記第2側壁を備える第1フレームと、
    前記第1フレームに対して、前記第1方向と直交する第2方向において連結される第2フレームと
    を備えていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  9. 前記第1側壁は、前記溝部と前記第2フレームとの間に設けられ、前記溝部から前記第2方向に沿って延びるガイド部を備え、
    前記複数の突出部は、前記溝部における前記回転軸よりも前記第2フレームに近い領域に、3つ以上配置されていることを特徴とする、請求項8に記載のカートリッジ。
  10. 前記複数の突出部は、前記溝部における前記回転軸よりも前記第2フレームから遠い領域に、3つ以上配置されていることを特徴とする、請求項8または9に記載のカートリッジ。
  11. 前記貫通穴の直径と、前記筒部の内径とは、略同じであることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のカートリッジ。
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