JP6036101B2 - 現像剤収容器 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体内に現像剤を充填するための充填口を塞ぐように装着されるキャップと、筐体内の現像剤を攪拌するための攪拌部材を備えた現像剤収容器に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置においては、画像形成に用いる現像剤(トナー)を収容する現像剤収容器に、攪拌部材を設け、現像剤を攪拌しながら感光体に供給し、感光体上の潜像を現像している(特許文献1参照)。
このような現像剤収容器は、通常、容器本体と容器本体を閉塞する蓋部材とで構成されている。現像剤収容器を組み立てる際には、蓋部材を取り付ける前に、容器本体の開口部から、容器本体の側壁における、充填口が形成されていない部位に設けられた攪拌部材支持部に、攪拌部材のシャフト(回転軸)を撓ませながら装着することになる。
一方、現像剤を充填するための充填口の開口を略等分割するスポーク状のリブを設け、リブ同士の接続部に、攪拌部材の一端部を支持する軸受を配置する構成も知られている。この軸受は、現像剤収容器の長手方向から見て充填口領域内に配置されている(特許文献2参照)。
特開2006−154744号公報 特開平10−339995号公報
現像収容器の組み立てにおいて、前記したような、シャフトを撓ませながらする攪拌部材の装着工程は煩雑で効率が悪く、組み立て時間短縮の障害となっている。
また、攪拌部材支持部を現像剤収容器の長手方向から見て充填口領域内に配置する構成は、現像剤を充填する際に、攪拌部材の軸受やその軸受を支持するために充填口を横切るリブ等が邪魔になるため、その分余計に充填時間がかかる。
本発明の目的は、攪拌部材を容易に組み付けることができるとともに、充填口領域を狭めることで現像剤の充填効率を低下させることのない現像剤収容器を提供することである。
本発明の一態様として、現像剤を充填するための充填口を画成する内周面を有する筐体と、前記充填口を塞ぐように前記筐体に装着されるキャップと、回転軸を有し、当該回転軸を中心に回転することによって、前記筐体内の現像剤を攪拌するための攪拌部材と、を備え、前記回転軸の一端部、前記筐体の前記内周面および前記筐体に装着された前記キャップに当接し、前記筐体の前記内周面および前記キャップの少なくとも一方に形成された溝部に嵌ることによって支持される、現像剤収容器を提供する。
このように構成された現像剤収容器によれば、回転軸の一端部が、筐体の内周面および筐体に装着されたキャップに当接し、前記筐体の前記内周面および前記キャップの少なくとも一方に形成された溝部に嵌ることによって支持されるので、回転軸を撓ませずに、攪拌部材を簡単に装着することができる。また、攪拌部材と攪拌部材を支持する構造を、充填口をほとんど塞がない位置に配置することができるので、現像剤の充填効率を低下させない構成とすることができる。
より具体的な一実施形態として、前記内周面が、筒状の筒部と、当該内周面の径方向外側に凹んだ充填口溝部とを有し、前記溝部は、前記充填口溝部を含み、前記回転軸の一端部が前記充填口溝部に入り込んでいるよう構成することができる。
この構成によれば、筐体の内周面の径方向外側に凹んだ充填口溝部に回転軸の一端部を入れてキャップを筐体に装着することで、回転軸を撓ませることなく、簡単に攪拌部材を装着することができる。
筐体の内周面に充填口溝部を有する実施形態における具体例として、前記キャップが、前記筒部に嵌合する外周面を有するキャップ筒部を有し、前記回転軸の一端部が前記内周面の前記充填口溝部および前記キャップ筒部の前記外周面によって支持されるよう構成することができる。
この構成によっても、筐体の内周面の径方向外側に凹んだ充填口溝部に回転軸の一端部を入れてキャップを筐体に装着することで、回転軸を撓ませることなく、簡単に攪拌部材を装着することができる。また、筐体の内周面の筒部に、キャップの外周面のキャップ筒部を嵌合させることで、充填口を確実に封止することができる。
筐体の内周面に充填口溝部を有する実施形態における他の具体例として、前記キャップが、前記筒部に嵌合する外周面を有するキャップ筒部と、当該キャップ筒部の径方向内側に凹んだキャップ溝部とを有し、前記溝部は、前記キャップ溝部を含み、前記回転軸の一端部が前記キャップ溝部に入り込んでいるよう構成することができる。
この構成によっても、筐体の内周面の径方向外側に凹んだ充填口溝部に回転軸の一端部を入れてキャップを筐体に装着することで、回転軸を撓ませることなく、簡単に攪拌部材を装着することができるとともに、筐体の内周面の筒部に、キャップの外周面のキャップ筒部を嵌合させることで、充填口を確実に封止することができる。
筐体の内周面の充填口溝部とキャップのキャップ筒部の外周面によって攪拌部材の回転軸の一端部が支持される構成において、前記筒部と前記充填口溝部との境界を画成する前記充填口溝部の縁部間の距離が、前記回転軸の外径より小さくなるよう構成することができる。
このように構成することによって、攪拌部材の回転軸の一端部を筐体の内周面の充填口溝部に入り込ませるときに、回転軸の外径より狭い充填口溝部の縁部間を軽く押し込むだけで回転軸の一端部が仮留めされるよう構成することができる。したがって、攪拌部材を撓ませずにその回転軸の一端部を筐体の内周面の充填口溝部に入れてキャップを筐体に装着する際のハンドリングが著しく容易になる。
筐体の内周面が、当該内周面の径方向外側に凹んだ充填口溝部を有しない構成とすることもできる。例えば、前記内周面が、筒状の筒部と、当該内周面の径方向内側に突出した突出部とを有し、前記キャップが、前記筒部に嵌合する外周面を有するキャップ筒部と、当該キャップ筒部の径方向内側に凹み前記突出部を受け入れるキャップ溝部とを有し、前記溝部は、前記キャップ溝部を含み、前記回転軸の一端部は、前記内周面の前記突出部および前記キャップの前記キャップ溝部によって支持されるよう構成してもよい。
この構成によれば、充填口内の突出部の端部に配置した攪拌部材の回転軸の一端部に、キャップ溝部を位置合わせしつつキャップを装着することで、回転軸を撓ませることなく、簡単に攪拌部材を装着することができる。また、筐体の内周面の筒部に、キャップの外周面のキャップ筒部を嵌合させることで、充填口を確実に封止することができる。
前記したさまざまな実施形態において、前記キャップが、前記内周面と当接して現像剤が漏れるのを抑制するシール部を備え、前記回転軸の一端部が前記シール部よりも前記キャップの装着方向下流側に位置するよう構成することができる。
このように構成することで、筐体の内周面およびキャップによって支持される攪拌部材の回転軸の一端部の外側で、充填口を確実に封止することができる。
前記したさまざまな実施形態において、前記筐体が、前記回転軸方向における内側に向く当接面をさらに有し、前記回転軸の一端部が、前記当接面で前記回転軸方向に位置決めされるよう構成することができる。あるいは、前記キャップが、前記回転軸方向における内側に向く当接面をさらに有し、前記回転軸の一端部が、前記(キャップの)当接面で前記回転軸方向に位置決めされるよう構成してもよい。
このように構成することで、攪拌部材装着時の位置決めを確実かつ容易におこなうことができる。
前記したさまざまな実施形態において、前記攪拌部材が、前記回転軸から径方向外側に突出する支持部と、前記支持部に支持されるフィルムと、を備えるものである場合に、前記支持部の径方向寸法は、前記充填口の径方向寸法より小さくなるように構成することができる。
このように構成することによって、攪拌部材を、充填口から筐体内に挿入して組み付けることが可能となる。よって、攪拌部材を組み付けやすい。
本発明によれば、攪拌部材を容易に組み付けることができるとともに、現像剤の充填効率を低下させない構成を実現することができる。
現像剤収容器の一例としての現像カートリッジが装着されるカラープリンタの全体構成を示す断面図である。 第1実施形態に係る現像カートリッジのトナー充填口側の端部を示す図であり、(a)はその側面図、(b)はその端部を内側から見た断面図、(c)は攪拌部材の一例としてのアジテータのシャフト(回転軸)が支持される筐体の部位を(b)の線A−Aに沿って切断して示す断面図、(d)はトナー充填口に形成された溝部の縁部に設けられた仮留め構造を説明するための図である。 第1実施形態に係る現像カートリッジの筐体にアジテータを組み付けるプロセスを示す縦断面図(a)、(b)、(c)と、最終工程で装着されるキャップの斜視図(d)である。 アジテータの長手方向位置決めのための構造を示す図であり、(a)は第1実施形態のアジテータの全体図、(b)は第1実施形態のアジテータの一端部の位置決め構造の他の例(変形例)を示す図、(c)はその変形例によるアジテータを筐体に組み付けた状態を示す断面図である。 第2実施形態に係る現像カートリッジのトナー充填口側の端部を示す図であり、(a)はその端部を内側から見た断面図、(b)はアジテータのシャフトが支持される筐体の部位を(a)の線B−Bに沿って切断して示す断面図、(c)は、キャップ装着時の位置決め用嵌合構造を示す図、(d)は、アジテータの一端部の位置決め構造の変形例を示す断面図である。 第3実施形態に係る現像カートリッジのトナー充填口側の端部を示す図であり、(a)はその端部を内側から見た断面図、(b)はアジテータのシャフトが支持される筐体の部位を(a)の線C−Cに沿って切断して示す断面図、(c)は、アジテータの一端部の位置決め構造の変形例を示す断面図である。 第4実施形態に係る現像カートリッジのトナー充填口側の端部を示す図であり、(a)はその端部を内側から見た断面図、(b)はアジテータのシャフトが支持される筐体の部位を(a)の線D−Dに沿って切断して示す断面図、(c)および(d)は、アジテータの一端部の位置決め構造の変形例を示す断面図である。
次に、本発明のさまざまな実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、実施形態に係る現像カートリッジ100が装着されるカラープリンタ1(画像形成装置)の全体構成について簡単に説明した後、現像カートリッジ100のトナー充填口周りの詳細な構成について説明する。
また、以下の説明において、方向は、カラープリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<カラープリンタの全体構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、画像形成装置本体の一例としての本体ケース10内に、用紙S(記録シート)を供給する給紙部20と、供給された用紙Sに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Sを排出する排紙部90とを主に備えている。
給紙部20は、本体ケース10内の下部に設けられ、給紙トレイ21と、用紙押圧板22と、給紙機構23とを主に備えている。給紙トレイ21に収容された用紙Sは、用紙押圧板22によって上方に寄せられ、給紙機構23によって画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、露光装置40と、感光体ユニット50と、4つの現像カートリッジ100と、転写ユニット70と、定着ユニット80とを主に備えている。
露光装置40は、本体ケース10内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源、ポリゴンミラー、複数のレンズ、複数の反射鏡などを備えている。画像データに基づいてレーザ光源から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラーや反射鏡で反射されたり、レンズを通過したりして、各感光体ドラム52の表面で高速走査される(鎖線参照)。
感光体ユニット50は、給紙トレイ21と露光装置40の間に配置され、上部が開口した略箱状のドロア51と、前後に並列配置された4つの感光体ドラム52と、各感光体ドラム52に対応して設けられた4つの帯電器53とを主に備えている。ドロア51は、本体ケース10の前側に設けられたフロントカバー11を開くことで、本体ケース10に対して前後に着脱可能(引き出し可能)に構成されている。
現像カートリッジ100は、ドロア51に前後に並んで配置されている。この現像カートリッジ100は、ドロア51に対して着脱自在となっており、ドロア51に装着された状態で本体ケース10に着脱可能に装着されるように構成されている。現像カートリッジ100は、現像ローラ110と、供給ローラ120と、層厚規制ブレード130と、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容部140と、トナー収容部140内のトナーを撹拌する攪拌部材としてのアジテータ150とを主に備えている。現像カートリッジ100の詳細な構成については後述する。
転写ユニット70は、給紙トレイ21と感光体ユニット50の間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、駆動ローラ71と従動ローラ72の間で張設された無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えている。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム52に接しており、その内側には各転写ローラ74が各感光体ドラム52との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。
定着ユニット80は、感光体ユニット50の後方に設けられ、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。
画像形成部30では、感光体ドラム52の表面が、帯電器53により一様に帯電された後、露光装置40からのレーザ光によって露光されることで、感光体ドラム52上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部140内のトナーは、供給ローラ120を介して現像ローラ110に供給され、現像ローラ110と層厚規制ブレード130の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ110上に担持される。
そして、現像ローラ110上に担持されたトナーが感光体ドラム52に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム52上にトナー像が形成される。その後、給紙部20から供給された用紙Sが、感光体ドラム52と搬送ベルト73(転写ローラ74)の間を搬送されることで、各感光体ドラム52上に形成されたトナー像が用紙S上に順次重ね合わせて転写される。トナー像が転写された用紙Sは、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を搬送されることでトナー像が熱定着される。
排紙部90は、定着ユニット80から搬出された用紙Sを案内するための排紙経路91と、用紙Sを搬送する複数の搬送ローラ92とを主に備えている。トナー像が熱定着された用紙Sは、搬送ローラ92によって排紙経路91を搬送され、本体ケース10の外部に排出されて排紙トレイ12上に載置される
<現像カートリッジの詳細構成>
1.第1実施形態
第1実施形態に係る現像カートリッジ100の、特にトナーを充填するための充填口周りの構造を、図2を参照しつつ詳細に説明する。
なお、図2以降の図面において、現像カートリッジ100の現像ローラ110、供給ローラ120、層厚規制ブレード130等の要素は、適宜図示を省略している。
図2(a)〜(c)に示すように、現像カートリッジ100の右側端部には、筐体の一例としてのカートリッジフレーム101のトナー収容部140を画成する壁に、トナーを充填するための円筒形状の開口(トナー充填口105)が形成されている。そして、このトナー充填口105を画成する筒状の内周面(筒部)106の一部が、当該内周面の径方向外側に凹んでおり溝部107(充填口溝部)を形成している。
溝部107は、トナー充填口105の下方の位置において、内周面106の内側(トナー収容部側)の縁から外側に向けて内周面106の中央付近まで延び、溝部107の外側の端部には、図示上下方向に延在する平面(溝終端面107E)が画成されている。
トナー充填口105には、トナー収容部140に充填されるトナーが漏れないようにトナー充填口105を塞ぐキャップ160が装着されている。キャップ160は、トナー充填口105の開口形状に合わせて略円盤状に形成されたキャップ底部165と、トナー充填口105の筒部106に密着するキャップ筒部166を有する栓体である。キャップ筒部166の外縁部には径方向外側に突出するフランジ部162が設けられている(図3(d)も参照)。
溝部107には、アジテータ150のシャフト(回転軸)155の一端部155Rが入り込んでおり、トナー充填口105を塞ぐようにその筒状の内周面(筒部106)にキャップ筒部166が嵌め込まれることで、アジテータ150のシャフト155の一端部155Rが溝部107およびキャップ160のキャップ筒部166の外周面によって支持されている。
シャフト155の一端部155Rは、その丸い(略球面状に膨出した)端部が溝部107の回転軸心方向内側に向く当接面である溝終端面107Eに当接することで、アジテータ150の回転軸方向の位置決めがなされている。
図2(b)に示すように、トナー充填口105の筒部106と溝部107との境界を画定する縁部の一方に他方に向かって突出する突起107Sが設けられている。そのため、溝部107の縁部間の距離D1は、溝内部の幅よりも狭くなっている。具体的には、図2(d)に示すように、溝部107に入り込んでいるアジテータ150のシャフト155の一端部155Rの外径D2よりも、距離D1はわずかに小さくなっている(D1<D2)。
図3を主に参照しつつ、アジテータ150の装着方法(組み付けプロセス)の一態様について説明する。アジテータ150は、図4(a)に示すように、シャフト155からその径方向外側に突出する支持部152と、支持部152に支持されるフィルム158とを備えている。アジテータ150のフィルム158は、トナー収容部140の内壁に圧接されて摺動する。また、図3(a)に示すように、アジテータ150は、そのフィルム158を支持する支持部152の、回転軸心に垂直な方向の最大寸法(径方向寸法)が、トナー充填口105の開口部の径方向寸法よりも小さい。よって、トナー充填口105から挿入して組み付けることができる。
まず、図3(a)に示すように、アジテータ150を、シャフト155の左側端部155Lから、現像カートリッジ100の右側壁に設けられているトナー充填口105に挿入する。そして、図3(b)に示すように、現像カートリッジ100の左側壁に設けられている軸受部109に左側端部155Lを挿入する。さらに、図3(c)に示すように、アジテータ150のシャフト155の右側端部(一端部)155Rをその側面から溝部107に嵌め込む。
ここで、溝部107の縁部間の距離D1が、シャフト155の右側端部155Rの外径D2よりも、小さくなっているため、右側端部155Rを軽く押し込むことでスナップ嵌合され、抜け留め(仮留め)がなされる。その後、トナー充填口105からトナーを充填する。そして、最後に、図3(c)に示すように、キャップ160を嵌め込むことで、右側端部155Rが位置決め支持され、同時にトナー充填口105が封止される。一方、左側端部155Lには、外側から、軸受部109との間に符号を省略して示すシール部材とギヤ170とが組み付けられる。このように、左側端部155Lは、ギヤ170を介して軸受部109に軸支されるとともに、軸受部109との間がシール部材によって封止される。
図3(d)に示すように、キャップ160の外周面166には、カートリッジフレーム101のトナー充填口105に装着されたときに、その内周面(筒部106)に密着して、トナーが漏洩するのを防ぐためのシール部160Sが形成されている。本実施形態において、シール部160Sは、外周面166をぐるりと一周して閉じた環状をなす2列の畝状突起からなる。キャップ160をトナー充填口105に嵌め込むと、このシール部160Sが圧接されて、トナー充填口105が好適に封止される。
キャップ160の装着時において、シャフト155の右側端部155Rは、シール部160Sよりも内側(すなわち、キャップ160の装着方向下流側)に位置することになる。したがって、アジテータ150のシャフト155の右側端部155Rを支持するための構造がすべてシール部の内側に配置されていることになり、トナー漏れが効果的に抑制可能である。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
アジテータ150のシャフト155(回転軸)の右側端部155Rが、カートリッジフレーム101の内周面の一部である溝部107とキャップ160によって支持される構成としたことにより、キャップ160を取り外した状態で、右側端部155Rをその側面から溝部107に入れることができるため、シャフト155を撓ませずに、簡単にアジテータ150を装着することができる。
また、カートリッジフレーム101の内周面の筒部106に、キャップ160の外周面のキャップ筒部166を嵌合させることで、トナー充填口105を確実に封止することができる。さらに、本実施形態では、キャップ160の装着方向上流側にシール部160Sを設けることにより、トナー漏れをより効果的に抑制している。
キャップ160は、その円筒形の外周面を有するキャップ筒部166でアジテータ150のシャフト155の右側端部155Rと接触するので、キャップ160の取り付け位相(回転方向の姿勢)によってアジテータ150の軸心位置が変化することがないため、キャップ160の装着時に向きを調整する必要がなく、取り付けが簡単である。
また、アジテータ150の回転軸が、トナー充填口105の内周面の(筒部106よりも)径方向外側に凹んだ溝部107に配置されるので、充填口を分割するスポーク状のリブを設けて開口の略中央にその回転軸受を設ける従来技術の構成と比較して、充填口の開口を横切るリブや軸受で塞がない分、充填口内の開口を広く確保できる。したがって、トナーの充填効率を低下させない構成とすることができる。
トナー充填口105を画成する内周面に形成された溝部107の縁部の一方に他方に向かって突出する突起107Sが設けられており、溝部107の縁部間の距離D1が、アジテータ150のシャフト155の右側端部155Rの外径D2よりも、わずかに小さくなっている(D1<D2)。すなわち、シャフト155の右側端部155Rを溝部107に入り込ませるときに、シャフト155の外径D2より狭い溝部107の縁部(距離:D1)間を軽く押し込むだけでシャフト155の右側端部155Rが仮留めされるよう構成されている。したがって、アジテータ150を撓ませずにそのシャフト155の右側端部155Rをカートリッジフレーム101の内周面の溝部107に入れてからキャップ160をカートリッジフレーム101に装着する一連の作業が、容易に実行可能である。
もっとも、本実施形態において、突起107Sは必須の構成要素ではなく、突起107Sはなくてもよい。アジテータ150のフィルム158はトナー収容部140の内壁に圧接されて摺動するよう構成されているので、溝部107に挿入されたシャフト155の右側端部155Rは、フィルム158がトナー収容部140の内壁から受ける反力によって溝部107の底に押圧されるよう構成することができる。このように、キャップ160装着前や取り外し後にシャフト155の右側端部155Rが溝部107から外れるのを防ぐことができる。
また、突起107Sは、溝部107の縁部の一方にだけ設けるのでなく、もう一方の縁部に反対側の縁部に向かって突出する突起を設けてもよい。筒部106と溝部107との境界を画定する溝両側の縁の間の距離D1が、アジテータ150のシャフト155の右側端部155R(外径:D2)が挿入可能でかつ仮留めがなされる寸法になるように、突起の数、形状および配置を最適化することができる。
シャフト155の右側端部155Rが、カートリッジフレーム101のトナー充填口105の内周面に設けられた溝部107の溝終端面107E(回転軸方向内側に向く当接面)に当接するよう構成されているので、アジテータ150装着時の位置決めが確実かつ容易におこなえる。
アジテータ150とトナー充填口105とが、アジテータ150をトナー充填口105から挿入してカートリッジフレーム101に組み付けることができるよう形状および寸法が設定されているので、アジテータ150の装着が容易である。また、カートリッジフレーム101にアジテータ150装着のための封止可能な開口(ないし分割/組み付けを可能とする筐体構造等)を別途設ける必要がないため、現像カートリッジ100のカートリッジフレーム101の剛性および密閉性、設計の自由度ならびに製造コストの面で有利である。
なお、前記第1実施形態の説明では、シャフト155の右側端部155Rは、丸い端部の中心(軸心位置)が溝部107の溝終端面107Eに当接するよう構成されている例を示したが、アジテータ150の右側端部155Rの右方向位置を規制する当接面は、溝終端面107E以外の部位であってもよい。
図4(b)、(c)に示す変形例では、アジテータ150の支持部152の右端面における、シャフト155の一端部(右側端部)155R’からその径方向外側に所定間隔離れた位置に突起159が設けられていて、この突起159の端面がカートリッジフレーム101の内面(接触面101S)に当接することにより、アジテータ150の右方向の位置決めがなされる。シャフト155の右側端部155R’の先端は略平坦な面となっており、溝終端面107Eには当接しない。
図4(c)では、突起159がシャフト155の右側端部155R’の下方に位置するような向きにアジテータ150を配置しているので、突起159はカートリッジフレーム101の接触面101Sに当接して位置決めされているが、アジテータ150が回転して、突起159がシャフト155の右側端部155R’の上方に位置するような向きにアジテータ150が配置される場合には、突起159は、キャップ160のキャップ底部165の内側面(接触面165S)に当接して位置決めがなされることになる。
また、図4(b)に示すように、突起159には、アジテータ150の回転方向前端に、傾斜面159Sが設けられている。突起159は、アジテータ150の回転軸線から径方向外側にずれた位置に配置されているため、アジテータ150の回転に伴い、カートリッジフレーム101の接触面101Sとキャップ160の接触面165Sとの間で接触が切り替わる場合がある。傾斜面159Sが設けられているため、接触面101S,165Sの間に段差が存在していたとしても、引っ掛かることがなく、アジテータ150の円滑な回転が可能である。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態について、主に図5を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1実施形態に係るアジテータ150の右側端部155R,155R’を支持する構造を一部変更したものであるため、第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図5(a)、(b)に示すように、第2実施形態においては、トナー充填口105を画成する筒状の内周面(筒部)106の一部に、第1実施形態の溝部107よりも浅い溝部107’(充填口溝部)が形成されている。一方、キャップ160’の外周面(キャップ筒部166)の一部には、その径方向内側に凹んだキャップ溝部167が形成されている。
キャップ160’を外側から見ると、図5(c)に示すように、のフランジ部162の下部(キャップ溝部167に対応する位置)には凹部160Rが形成されている。これは、カートリッジフレーム101の内周面外側の溝部107’に対応する位置に設けられた凸部163と嵌合するよう構成されており、キャップ160’を装着する際の回転方向の位置決めの基準となっている。
なお、溝部107’とキャップ溝部167との間には、アジテータ150のシャフト155の右側端部155Rが配置され、支持されている。アジテータ150の右側端部155Rの側面が接触するキャップ溝部167の底面167Sは、キャップ筒部166の外周面と同軸の円筒面となっており、キャップ160’の取り付け位相(回転方向の姿勢)が多少ずれてもアジテータ150の軸心位置が上下に変化することがない。
第2実施形態においては、アジテータ150のシャフト155の右側端部155R(右側端部)が、カートリッジフレーム101の内周面の一部である溝部107’とキャップ160’の外周面の一部であるキャップ溝部167によって支持される構成としたことにより、第1実施形態と同様、シャフト155を撓ませずに、簡単にアジテータ150を装着することができる。
なお、溝部107’にその一部が挿入されたシャフト155の右側端部155Rは、アジテータ150のフィルム158がトナー収容部140の内壁から受ける反力によって溝部107’の底に押圧されるよう構成されている。したがって、キャップ160’を取り外した状態で、右側端部155Rをその側面から溝部107’に入れて保持することができるので、組み付け作業が簡単である。
また、アジテータ150の回転軸が、トナー充填口105の内周面の(筒部106よりも)径方向外側に凹んだ溝部107’とキャップ160’の外周面に形成されたキャップ溝部167との間に配置されるので、充填口を分割するスポーク状のリブを設けて開口の略中央にその回転軸受を設ける従来技術の構成と比較して、充填口の開口を横切るリブや軸受で塞がない分、充填口内の開口を広く確保できる。したがって、トナーの充填効率を低下させない構成とすることができる。
図5(b)のシャフト155の右側端部155Rは、第1実施形態の図2(c)に示す態様と同様、丸い端部の中心(軸心位置)が溝部107’の溝終端面107E’に当接するよう構成されている。すなわち、溝終端面107E’がアジテータ150の右側端部155Rの右方向位置を規制する当接面を構成する。
第2実施形態の変形例を図5(d)に示す。図5(d)の変形例では、図4(c)に示したシャフト155の右側端部155R’と同様の端部形状を有するアジテータ150が採用されている。そして、シャフトの右側端部155R’からその径方向外側に所定間隔離れた位置に設けられた突起159の端面が接触面101Sまたは165Sに当接することで、アジテータ150の右方向の位置決めがなされる点も、第1実施形態の変形例(図4(b)、(c)参照)と同様である。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態について、主に図6を参照しながら説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態および第2実施形態として説明したアジテータ150の右側端部155R,155R’を支持する構造を一部変更したものであるため、第1実施形態または第2実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図6(a)、(b)に示すように、第3実施形態においては、トナー充填口105を画成する筒状の内周面106には、溝部は設けられていない。一方、キャップ160”の外周面(キャップ筒部166)の一部に、その径方向内側に凹んだキャップ溝部167’が形成されている。キャップ溝部167’は、第2実施形態のキャップ溝部167より深く、アジテータ150の右側端部155Rの全体が入り込む形状となっている。
第3実施形態においては、アジテータ150のシャフト155の右側端部155Rをトナー充填口105の内周面106に配置し、キャップ160”を、その外周面の一部であるキャップ溝部167’をシャフト155の右側端部155Rに位相合わせした姿勢で装着すると、シャフト155の右側端部155Rがトナー充填口105(カートリッジフレーム101)の内周面106とキャップ160”のキャップ溝部167’の間で支持される。
図6(b)に示すように、キャップ160”のフランジ部162の下部(キャップ溝部167’に対応する位置)には、第2実施形態同様の凹部が形成されており、カートリッジフレーム101の内周面外側に設けられた凸部163と嵌合させることで、キャップ160”を装着する際の回転方向の正確な位置決めが可能である。したがって、キャップ160”の装着時に、アジテータ150の軸心を正確に位置決めすることができる。
本実施形態においても、アジテータ150を装着する際に、シャフト155を撓ませる必要がなく、キャップ160”の装着と同時に、右側端部155Rが支持され動作可能な状態になる。また、シャフト155の右側端部155Rは、アジテータ150のフィルム158がトナー収容部140の内壁から受ける反力によってトナー充填口105の内周面下部に押圧されるよう構成されている。したがって、キャップ160”を取り外した状態で、右側端部155Rをトナー充填口105の内周面下部に保持することができるので、組み付け作業が簡単である。
また、アジテータ150の回転軸が、トナー充填口105の内周面106とキャップ160”の外周面に形成されたキャップ溝部167’との間に配置されるので、充填口を分割するスポーク状のリブを設けて開口の略中央にその回転軸受を設ける従来技術の構成と比較して、充填口の開口を横切るリブや軸受で塞がない分、充填口内の開口を広く確保できる。したがって、トナーの充填効率を低下させない構成とすることができる。
図6(b)のシャフト155の右側端部155Rは、第1実施形態の図2(c)および第2実施形態の図5(b)に示す態様と同様の形状であるが、その丸い端部の中心(軸心位置)はキャップ溝部167’の溝終端面167Eに当接するよう構成されている。すなわち、溝終端面167Eがアジテータ150の右側端部155Rの右方向位置を規制する当接面を構成する。
第3実施形態の変形例を図6(c)に示す。図6(c)の変形例では、図4(c)に示したシャフト155の右側端部155R’と同様の端部形状を有するアジテータ150が採用されている。そして、シャフトの右側端部155R’からその径方向外側に所定間隔離れた位置に設けられた突起159の端面が接触面101Sまたは165Sに当接することで、アジテータ150の右方向の位置決めがなされる点も、第1実施形態の変形例(図4(b)、(c)参照)と同様である。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態について、主に図7を参照しながら説明する。本実施形態も、第1実施形態〜第3実施形態として説明したアジテータ150の右側端部155R,155R’を支持する構造を一部変更したものであるため、第1実施形態〜第3実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図7(a)、(b)に示すように、第4実施形態においては、トナー充填口105を画成する筒状の内周面106の下部における、内側縁部(トナー収容部140側の縁部)から外側へ略中央付近までの部分に、径方向内側に突出する突出部108が形成されている。一方、キャップ160”は、キャップ筒部166の一部に、径方向内側に凹んだキャップ溝部167”が形成されている。キャップ溝部167”は、第3実施形態のキャップ溝部167’より深く、突出部108の端部との間に、アジテータ150の右側端部155Rが入るよう設計されている。
第4実施形態においては、アジテータ150のシャフト155の右側端部155Rを、トナー充填口105の突出部108の端部に配置し、キャップ160”を、その外周面の一部であるキャップ溝部167”をシャフト155の右側端部155Rが配置された突出部108に位相合わせした姿勢で装着すると、シャフト155の右側端部155Rが突出部108とキャップ溝部167”との間で支持される。
図7(b)に示すように、キャップ160”のフランジ部162の下部(キャップ溝部167”に対応する位置)には、第2実施形態同様の凹部が形成されており、カートリッジフレーム101の内周面外側(突出部108に対応する位置)に設けられた凸部163と嵌合させることで、キャップ160”を装着する際の回転方向の正確な位置決めが可能である。したがって、キャップ160”の装着時に、アジテータ150の軸心を正確に位置決めすることができる。
本実施形態においても、アジテータ150を装着する際に、シャフト155を撓ませる必要がなく、キャップ160”の装着と同時に、右側端部155Rが支持され動作可能な状態になる。また、シャフト155の右側端部155Rは、アジテータ150のフィルム158がトナー収容部140の内壁から受ける反力によって突出部108の端部に押圧されるよう構成されている。したがって、キャップ160”を取り外した状態で、右側端部155Rをトナー充填口105の突出部108の端部に保持することができるので、組み付け作業が簡単である。
また、アジテータ150の回転軸が、トナー充填口105の突出部108とキャップ160”の外周面に形成されたキャップ溝部167”との間に配置されるので、充填口を分割するスポーク状のリブを設けて開口の略中央にその回転軸受を設ける従来技術の構成と比較して、充填口の開口を横切るリブや軸受で塞がない分、充填口内の開口を広く確保できる。したがって、トナーの充填効率を低下させない構成とすることができる。
図7(b)のシャフト155の右側端部155Rは、第3実施形態の図6(b)の態様と同様に、その丸い端部の中心がキャップ溝部167”の溝終端面167E’に当接するよう構成されている。すなわち、溝終端面167E’がアジテータ150の右側端部155Rの右方向位置を規制する当接面を構成する。
第4実施形態の変形例を図7(c)、(d)に示す。図7(c)の変形例では、突出部108の外側端部がさらに径方向内側に突出する板状部分108Pを備え、溝終端面167E’を覆っている。この板状部分108Pの内側の面がシャフト155の右方向位置を規制する接触面108Sを提供している。したがって、シャフト155の右側端部155Rの丸い端部の中心はこの接触面108Sに当接する。
図7(d)の変形例では、図4(c)に示したシャフト155の右側端部155R’と同様の端部形状を有するアジテータ150が採用されている。そして、シャフトの右側端部155R’からその径方向外側に所定間隔離れた位置に設けられた突起159の端面が接触面101Sまたは165Sに当接することで、アジテータ150の右方向の位置決めがなされる点も、第1実施形態の変形例(図4(b)、(c)参照)と同様である。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、現像剤を充填するための充填口を画成する内周面を略円筒形状とした形態を例示したが、内周面形状は特に限定されず、現像剤の充填とキャップによる封止に都合のよい形状であれば、長円形や多角形の開口を有する筒状などでもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に装着される現像カートリッジ100に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、モノクロのレーザプリンタや、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに装着する現像剤収容器に本発明を適用してもよい。
100 現像カートリッジ
101 カートリッジフレーム
101S 接触面
105 トナー充填口
106 筒部(内周面)
107,107’ 溝部(充填口溝部)
107E,107E’ 溝終端面
108 突出部
108S 接触面
150 アジテータ
152 支持部
155 シャフト
155R,155R’ 右側端部(一端部)
158 フィルム
160,160’,160” キャップ
160S シール部
165S 接触面
166 キャップ筒部(外周面)
167,167’、167” キャップ溝部(溝部)
167E,167E’ 溝終端面
D1 溝部の縁部間の距離
D2 アジテータのシャフトの右側端部の外径

Claims (10)

  1. 現像剤を充填するための充填口を画成する内周面を有する筐体と、
    前記充填口を塞ぐように前記筐体に装着されるキャップと、
    回転軸を有し、当該回転軸を中心に回転することによって、前記筐体内の現像剤を攪拌するための攪拌部材と、を備え、
    前記回転軸の一端部は、前記筐体の前記内周面および前記筐体に装着された前記キャップに当接し、前記筐体の前記内周面および前記キャップの少なくとも一方に形成された溝部に嵌ることによって支持される、現像剤収容器。
  2. 前記内周面は、筒状の筒部と、当該内周面の径方向外側に凹んだ充填口溝部とを有し、
    前記溝部は、前記充填口溝部を含み、
    前記回転軸の一端部は前記充填口溝部に入り込んでいる、請求項1に記載の現像剤収容器。
  3. 前記キャップは、前記筒部に嵌合する外周面を有するキャップ筒部を有し、
    前記回転軸の一端部は、前記充填口溝部および前記キャップ筒部の前記外周面によって支持される、請求項2に記載の現像剤収容器。
  4. 前記キャップは、前記筒部に嵌合する外周面を有するキャップ筒部と、当該キャップ筒部の径方向内側に凹んだキャップ溝部とを有し、
    前記溝部は、前記キャップ溝部を含み、
    前記回転軸の一端部は前記キャップ溝部に入り込んでいる、請求項2に記載の現像剤収容器。
  5. 前記筒部と前記充填口溝部との境界を画成する前記充填口溝部の縁部間の距離が、前記回転軸の外径より小さい、請求項3に記載の現像剤収容器。
  6. 前記内周面は、筒状の筒部と、当該内周面の径方向内側に突出した突出部とを有し、
    前記キャップは、前記筒部に嵌合する外周面を有するキャップ筒部と、当該キャップ筒部の径方向内側に凹み前記突出部を受け入れるキャップ溝部とを有し、
    前記溝部は、前記キャップ溝部を含み、
    前記回転軸の一端部は、前記内周面の前記突出部および前記キャップの前記キャップ溝部によって支持される、請求項1に記載の現像剤収容器。
  7. 前記キャップは、前記内周面と当接して現像剤が漏れるのを抑制するシール部を備え、前記回転軸の一端部が前記シール部よりも前記キャップの装着方向下流側に位置する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の現像剤収容器。
  8. 前記筐体は、前記回転軸方向における内側に向く当接面をさらに有し、
    前記回転軸の一端部は、前記当接面で前記回転軸方向に位置決めされる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の現像剤収容器。
  9. 前記キャップは、前記回転軸方向における内側に向く当接面をさらに有し、
    前記回転軸の一端部は、前記当接面で前記回転軸方向に位置決めされる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の現像剤収容器。
  10. 前記攪拌部材は、前記回転軸から径方向外側に突出する支持部と、前記支持部に支持されるフィルムと、を備え、
    前記支持部の径方向寸法は、前記充填口の径方向寸法より小さいことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の現像剤収容器。
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