JP6118167B2 - グリル扉 - Google Patents

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Description

本発明は、グリル庫の前開口を覆うグリル扉に関する。
特許文献1には、従来のグリル扉が開示されている。特許文献1記載の調理器は、グリル庫と、このグリル庫の前方開口を開閉自在に覆うグリル扉とを備えている。このグリル扉の上端部には、断熱材が取り付けられている。この断熱材は、グリル扉の上端面を上方から覆うよう、グリル扉の上端に嵌め込むようにして固定されている。
特開2003−93242号公報
この特許文献1記載のグリル扉は、上端部に断熱材が取り付けられているため、ユーザーがグリル扉の上端部に触れたときの熱さを緩和することができる。しかしながら、この断熱材は、グリル扉の上端部に嵌め込むだけで固定されたものであるため、グリル庫への被加熱物の出し入れの際に、ユーザーの手が断熱材に触れると、この断熱材が外れる場合がある。
そこで、この断熱材を外れにくくするために、グリル扉の上端部にねじ等の固着具を介して断熱材を固定することが考えられる。
しかしながら、この特許文献1のグリル扉の断熱材を、単に固着具で固定する構造にした場合には、断熱材の厚さだけでなく、この断熱材の厚さに固着具の頭部の上下厚さを加えた寸法が、グリル扉本体(つまり、断熱材と固着具とが設けられていないもの)の上端面から突出することになる。
この場合、グリル扉が大型化してしまい、グリル庫の前方開口を大きくする必要が生じるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、大型化を防ぎつつ、上端部の樹脂断熱材が外れにくいように構成されたグリル扉を提供することにある。
本発明のグリル扉は、扉本体の上端面を覆うようにして樹脂断熱材が設けられたグリル扉であって、前記扉本体の上端面に設けられた係止孔と、前記樹脂断熱材に突設され前記係止孔に係止される係止爪とを備え、前記係止爪は、前記係止孔に挿入された状態で前記樹脂断熱材を前記扉本体の上端面に沿ってスライド移動することで、前記係止爪の挿入方向に係止されるものであり、前記係止孔に前記係止爪が係止された状態で前記樹脂断熱材の前記スライド移動方向とは反対方向への移動を規制する移動規制手段をさらに備えていることを特徴とする。
またこのグリル扉において、前記扉本体に設けられ前後方向に開口する窓開口と、この窓開口を覆うようにして設けられた透過板と、前記扉本体の上端面に固着具を介して取り付けられ前記透過板を固定する固定板とを備え、前記固着具は、頭部が前記固定板に当接した状態で当該固定板を固定するものであり、前記移動規制手段が前記固着具により構成されており、前記固着具の頭部の側部が、前記樹脂断熱材を前記スライド移動方向とは反対方向へ移動するのを規制するものであることが好ましい。
またこのグリル扉において、前記固定板には前記係止爪が挿通される挿通孔が設けられ、前記係止爪は、前記係止孔に係止される第一係止部と、前記固定板の挿通孔の開口周縁に係止される第二係止部とを有しており、前記係止孔と前記挿通孔とが連通した状態で前記係止爪が挿入され、この状態で固定板が前記スライド移動方向にスライド移動すると、前記樹脂断熱材がスライド移動し、これにより、前記係止孔に前記第一係止部が係止され、前記挿通孔の開口周縁に前記第二係止部が係止されるものであることが好ましい。
また、このグリル扉において、前記係止爪は前記スライド移動方向に延出する第一横片を備えており、この第一横片の上面は、前記スライド移動方向とは反対側に向かうほど上方に位置するように傾斜していることが好ましい。
また、このグリル扉において、前記第二係止部は前記スライド移動方向とは反対側に延出する第二横片を備えており、この第二横片の上面は、前記スライド移動方向に向かうほど上方に位置するように傾斜していることが好ましい。
また、このグリル扉において、前記固定板は複数の固着具を介して前記扉本体の上端面に取り付けられており、前記移動規制手段が、前記複数の固着具のうちの一つの固着具により構成されていることが好ましい。
本発明のグリル扉によれば、大型化を防ぎつつ、上端部の樹脂断熱材を外れにくくすることができる。
本実施形態の加熱調理器の斜視図である。 本実施形態のグリル扉の側断面図である。 本実施形態のグリル扉の前方からみた分解斜視図である。 本実施形態のグリル扉の一部破断背面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態のグリル扉の組立状態を説明するための要部断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
本実施形態のグリル扉3は、図1に示すように、グリル付きの加熱調理器1に用いられる。グリル扉3は、加熱調理器1のグリル庫2に開閉自在に取り付けられる。
加熱調理器1としては、例えば、こんろバーナを備えたガスこんろや、電熱線等を用いた加熱部を有する電気こんろや、電磁調理器(IH(Induction Heating)調理器)であってもよく、また、ドロップインこんろ(ビルトイン型のこんろ)や、テーブルこんろや、こんろ部を備えない単独のグリル調理器であってもよく、特に限定されない。なお、本実施形態の加熱調理器1は、グリル付きガスドロップインこんろである。
加熱調理器1は、グリル庫2を備えている。グリル庫2は、被加熱物を内部に収容して、この被加熱物を加熱する。グリル庫2は、図2に示すように、筐体21と、グリルバーナ(図示せず)とを備えている。
筐体21は、有底箱形状に形成されており、前方開口22を有している。前方開口22は、前方に向かって開口している。
グリルバーナは、グリル庫2の熱源となるものであり、筐体21の内部に設けられている。グリルバーナは、筐体21の内部の上下方向の両側に設けられている。なお、グリルバーナは、上下方向の両側に設けられたものに限らず、左右方向の両側に設けられてもよいし、上下方向のいずれか一方にのみ設けられたものであってもよい。
グリル扉3は、グリル庫2の前方開口22に取り付けられる。グリル扉3は、グリル庫2にレール(図示せず)を介して引き出し自在となっている。つまり、グリル扉3は、グリル庫2に開閉自在に設けられている。グリル扉3は、扉本体4と、透過板5と、固定板6と、樹脂断熱材7とを備えている。
扉本体4は、グリル扉3の主体を構成する。扉本体4は、上下方向に高さを有し、左右方向に長さを有し、これにより正面視矩形状をしている。扉本体4は、本体部40と、カバー体47とを備えている。
本体部40は、扉本体4の後方側の側面を構成する。本体部40の左右方向の両端には、前方に向かって延出する側面部41(図3参照)が設けられている。また、本体部40の上部(上下方向の中央よりも上方の箇所)には、前方に向かって膨出する膨出部42が設けられている。膨出部42は、扉本体4の左右方向の略全長に亙って設けられている。膨出部42の先端は、平坦面となっている。また、本体部40の上端には、前方に向かって延出する上面部43が設けられている。上面部43の上面は、扉本体4の上端面を構成する。このような本体部40は、例えば、金属板をプレス機等により、曲げ加工することで構成されている。
また、上面部43には、図3に示すように、係止孔44と、固定孔45とが設けられている。係止孔44は、左右方向に複数設けられている(具体的には、4箇所に設けられている)。係止孔44は、上面部43を上下方向に貫通する。係止孔44は、左右方向に長さを有し、前後方向に幅を有している。また、固定孔45は、内周面にねじ部が設けられている。固定孔45には、固着具90(ねじ具)が螺合される。
また、膨出部42の先端には、窓開口46が設けられている。窓開口46は、前後方向に開口しており、グリル扉3がグリル庫2を閉じた状態でグリル庫2の内外を連通する。
カバー体47は、図2に示すように、扉本体4の前方下方の側面を構成する。カバー体47は、例えば、合成樹脂により構成されている。カバー体47の前面には把持部48が設けられている。把持部48は、扉本体4の前面の左右方向の略全長に亙って設けられている。ユーザーは、把持部48を掴んでグリル扉3を引き出すことで、グリル庫2を開放することができる。
また、カバー体47の後面の上端部には、窓支持部49が設けられている。窓支持部49は、断面L字状に形成されている。窓支持部49には、透過板5が載設される。
透過板5は、窓開口46を覆うようにして取り付けられる。透過板5は、透明な板材により構成されている。透過板5は、例えば、矩形状のガラス板により構成される。透過板5は、窓支持部49上に支持され、膨出部42の先端に当接するように配置されることで窓開口46を覆う。
透過板5は、扉本体4の側面部41の間に配置されており、左右方向の移動がこの側面部41により規制される。また、透過板5は、窓支持部49上に載置された状態で、扉本体4の上端面に後述の固定板6が固定されると、前後方向および上下方向の移動が規制される。
固定板6は、図3に示すように、固定片61と、支持片62とにより構成されており、断面L字状に形成されている。固定片61は、扉本体4の上端面(つまり、上面部43の上面)に固着具90を介して取り付けられる。つまり、固定板6は、扉本体4の上端面に固着具90を介して取り付けられている。固定片61は、扉本体4の上端面に面状に当接している。支持片62は、透過板5の前面に当接するように配置され、これにより、透過板5を前後方向に支持固定する。固定板6は、例えば、金属板をプレス機等により曲げ加工することで形成されている。
固定板6の固定片61には、挿通孔63が設けられている。挿通孔63には、後述の樹脂断熱材7の係止爪73が挿入される。挿通孔63は、左右方向に長さを有し、前後方向に幅を有している。挿通孔63は、固定板6が扉本体4に取り付けられると、図5(d)に示すように、本体部40の係止孔44とは左右方向にずれており、且つ、挿通孔63の左右方向の一部が、本体部40の係止孔44の一部に連通するように配置される。
また固定片61には、図3に示すように、固着具挿通孔64が設けられている。本実施形態の固定片61は、図4に示すように、固着具挿通孔64として、第一孔65と、第二孔66とを備えている。第二孔66は、左右方向に長い長孔により構成されている。この固着具挿通孔64は、扉本体4の固定孔45のピッチと同じ寸法に形成される。
樹脂断熱材7は、図3に示すように、固定板6を覆うようにして取り付けられる。樹脂断熱材7は、扉本体4の上端面を覆うようにして設けられている。樹脂断熱材7は、例えば、硬質の合成樹脂により構成されており、耐熱温度の高い熱可塑性樹脂が用いられる。樹脂断熱材7は、金属製の固定板6と金属製の本体部40の上端面とを覆うことで、ユーザー等が高温の金属部分に接触してしまうのを防ぐことができる。
樹脂断熱材7は、左右方向に長さを有している。樹脂断熱材7は、横覆部71と、縦覆部72とを備えており、断面横倒し略L字状に形成されている。樹脂断熱材7は、例えば、射出成形により一体成形されている。
横覆部71は、樹脂断熱材7が固定板6の上方に取り付けられると、固定片61の上方に重ねられ、当該固定片61を覆う。横覆部71は、左右方向に長さを有し、前後方向に幅を有している。また、縦覆部72は、横覆部71の幅方向の前端から下方に向かって延出している。縦覆部72は、上下方向に幅を有し、左右方向に長さを有している。縦覆部72は、樹脂断熱材7が固定板6の上方に取り付けられると、支持片62の前方に重ねられて、当該支持片62を覆う。
横覆部71の下面には、下方に向かって突出する係止爪73が設けられている。係止爪73は、左右方向の複数箇所に設けられている。係止爪73のピッチは、挿通孔63のピッチおよび係止爪73のピッチと略同寸に形成されている。係止爪73は、係止孔44に挿入された状態で、樹脂断熱材7を扉本体4の上端面に沿ってスライド移動することで、係止孔44に係止される。
各係止爪73は、図5に示すように、第一係止部74と、第二係止部77とにより構成されており、逆T字状に形成されている。第一係止部74は、図5(d)に示すように、本体部40の係止孔44の下縁部に係止される。第二係止部77は、固定板6の挿通孔63の開口周縁に係止される。
第一係止部74は、縦片75と、第一横片76とにより構成されている。第一横片76は、縦片75の下端から図5中の矢印D1方向(以下、この方向を第一の方向D1という)に沿って延出している。なお、第一の方向D1とは反対側に向かう方向は、第二の方向D2として定義される。
第一横片76の上面の第一の方向D1の先端は、図5(d)に示すように、樹脂断熱材7の係止爪73が扉本体4の係止孔44に係止された状態で、扉本体4の上面部43の下面よりも下方に位置している。また、第一横片76の上面の第二の方向D2の先端は、樹脂断熱材7の係止爪73が扉本体4の係止孔44に係止された状態で、上面部43の下面と同じ高さに位置している。言い換えると、第一横片76の上面は、第二の方向D2に向かうほど、上方に位置するように傾斜している。
第二係止部77は、縦片75と、第二横片78とにより構成されている。第二横片78は、縦片75の下端から第二の方向D2に沿って延出している。
第二横片78の上面の第二の方向D2の先端は、樹脂断熱材7の係止爪73が固定板6の挿通孔63に係止された状態で、固定板6の固定片61の下面よりも下方に位置している。また、第二横片78の上面の第一の方向D1の先端は、樹脂断熱材7の係止爪73が固定板6の挿通孔63に係止された状態で、固定片61の下面と同じ高さに位置している。言い換えると、第二横片78の上端面は、第一の方向D1に向かうほど、上方に位置するように傾斜している。
また、横覆部71には、図3に示すように、貫通孔79が設けられている。貫通孔79は、横覆部71を上下方向に貫通する。貫通孔79は、扉本体4の固定孔45と略同芯位置に設けられている。本実施形態のグリル扉3は、図5(a)に示すように、貫通孔79として、第一貫通孔80と、第二貫通孔81とを備えている。第一貫通孔80は、複数の貫通孔79のうちの一つだけの貫通孔79であり、第二貫通孔81は、貫通孔79における第一貫通孔80以外の貫通孔79である。
第一貫通孔80は、丸孔により構成されている。第一貫通孔80は、固定板6の第一孔65と同じ位置に設けられている。第一貫通孔80は、平面視において、固着具90の頭部の外形と略同じ大きさに形成されている。これにより、扉本体4に樹脂断熱材7が取り付けられると、第一貫通孔80の内周面と、固着具90の頭部の側部とが当接または近接対向するように構成されている。
第二貫通孔81は、左右方向に長さを有する長孔により構成されている。第二貫通孔81は、固定板6の第二孔66と同じ位置に設けられている。第二貫通孔81の左右方向の長さは、第一貫通孔80よりも長く形成されている。これにより、扉本体4に樹脂断熱材7が取り付けられると、第二貫通孔81の内周面と、固着具90の頭部の側部との間には、間隙が形成される。
このような構成の扉本体4と、固定板6と、樹脂断熱材7とは、次のようにして組み立てられる。
まず、図5(a)に示すように、固定板6を扉本体4の上端面に載置する。このとき、固定板6の挿通孔63と、扉本体4の係止孔44との中心が一致するようにして、固定板6を配置する。この状態で、固定板6の挿通孔63に向かって樹脂断熱材7の係止爪73を挿入するようにして、固定板6の上方に樹脂断熱材7を重ねる。
次いで、図5(b)に示すように、固定板6を第一の方向D1にスライド移動させる。すると、固定板6の挿通孔63の開口周縁が、係止爪73の第二横片78を乗り越え、その後、縦片75に当接する(図5(c))。このとき、第二係止部77は固定板6の下面に当接する。また、固定板6の第二の方向の端部は、樹脂断熱材7の下方に入り込む。
この状態から、さらに、樹脂断熱材7を第一の方向D1にスライド移動させると、係止爪73の第一横片76の上面は、係止孔44の開口周縁に摺接しながら移動し、その後、係止孔44が縦片75に当接する。このとき、第一係止部74は、扉本体4の上面部43の下面に当接し、係止孔44の開口周縁に上下方向に係止される。これにより、係止孔44の開口周縁に第一係止部74が係止され、挿通孔63の開口周縁に第二係止部77が係止される。
本実施形態のグリル扉3は、係止孔44に係止爪73が係止された状態で、樹脂断熱材7の左右方向への移動を規制する移動規制手段91を備えている。移動規制手段91は、樹脂断熱材7が、少なくとも第二の方向D2へ移動するのを規制する。本実施形態の移動規制手段91は、第一貫通孔80と第一孔65とに挿通される固着具90により構成されている。
固着具90は、係止孔44の開口周縁に係止爪73が係止された状態で固定孔45に螺合される。固着具90の頭部の下面は、固定板6の上面に当接し、これにより、固定板6を固定する。また、固着具90の頭部は、貫通孔79の内部に収容配置され、固着具90の側部が、第一貫通孔80の内周面に当接または近接対向する。これにより、樹脂断熱材7は、左右方向への移動が規制される。
このように本実施形態の樹脂断熱材7は、第一係止部74が扉本体4の係止孔44の開口周縁に係止され、第二係止部77が固定板6の挿通孔63の開口周縁に係止され、移動規制手段91により係止状態に保持される。これにより、樹脂断熱材7は扉本体4の上端部に取り付けられる。
本実施形態の移動規制手段91は、固着具90により構成される。固着具90の頭部は、樹脂断熱材7の貫通孔79の内部に収容配置されており、つまり、固着具90の頭部の上端面は、樹脂断熱材7の上端面から非突出となっている。
また、第二貫通孔81および固定板6の第二孔66は、長孔により構成されているため、扉本体4の固定孔45のピッチと、固定板6の挿通孔64のピッチと、貫通孔79のピッチとに誤差が生じた場合であっても、各固着具90の頭部の下面が、固定板6の上面に当接した状態とすることができる。
以上説明したように、本実施形態のグリル扉3は、扉本体4の上端面を覆うようにして樹脂断熱材7が設けられたグリル扉3である。グリル扉3は、扉本体4の上端面に設けられた係止孔44と、樹脂断熱材7に突設され係止孔44に係止される係止爪73とを備えている。係止爪73は、係止孔44に挿入された状態で、樹脂断熱材7を扉本体4の上端面に沿ってスライド移動することで、係止爪73の挿入方向に係止される。そして、本実施形態のグリル扉3は、係止孔44に係止爪73が係止された状態で、樹脂断熱材7のスライド移動方向とは反対方向(第二の方向D2)への移動を規制する移動規制手段91をさらに備えている。
このため、本実施形態の樹脂断熱材7は、扉本体4に対し、係止爪73と係止孔44とによって上下方向に移動規制され、この係止爪73と係止孔44との係止状態を移動規制手段91によって保持されている。このため、本実施形態のグリル扉3によれば、移動規制手段91が樹脂断熱材7のスライド移動方向の移動のみ規制すればよく、樹脂断熱材7の上方から固着具90等により押さえつける必要がないため、扉本体4の上端面からの突出量を抑えることができる。この結果、樹脂断熱材7を外れにくくしながら、グリル扉3の高さ方向の寸法を短くすることができ、グリル扉3の大型化を防ぐことができる。
また、本実施形態のグリル扉3は、扉本体4に設けられ前後方向に開口する窓開口46と、この窓開口46を覆うようにして設けられた透過板5と、扉本体4の上端面に固着具90を介して取り付けられ透過板5を固定する固定板6とを備えている。固着具90は、頭部が固定板6に当接した状態で当該固定板6を固定する。そして、移動規制手段91は、固着具90により構成されており、固着具90の頭部の側部が、樹脂断熱材7をスライド移動方向とは反対方向へ移動するのを規制するものである。
このように本実施形態のグリル扉3は、固着具90の頭部が、固定板6に当接した状態でこの固定板6を固定するものであるため、万が一、樹脂断熱材7が破損した場合であっても、固定板6の固定状態が保たれる。このため、樹脂断熱材7が破損しても、透過板5が外れてしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態の固定板6には、係止爪73が挿通される挿通孔63が設けられている。係止爪73は、係止孔44に係止される第一係止部74と、固定板6の挿通孔63の開口周縁に係止される第二係止部77とを有している。係止孔44と挿通孔63とが連通した状態で係止爪73が挿入され、この状態で固定板6がスライド移動方向(第一の方向D1)にスライド移動すると、樹脂断熱材7がスライド移動し、これにより、係止孔44に第一係止部74が係止され、挿通孔63の開口周縁に第二係止部77が係止される。
このため、本実施形態の樹脂断熱材7は、第一係止部74と扉本体4とが係止し、且つ第二係止部77と固定板6とが係止して、扉本体4に固定されたものであるため、強固に固定されている。このため、本実施形態のグリル扉3によれば、樹脂断熱材7を強固に固定することができる。
また、本実施形態の係止爪73は、スライド移動方向(第一の方向D1)に延出する第一横片76を備えている。この第一横片76の上面は、スライド移動方向とは反対側に向かうほど上方に位置するように傾斜している。
このため、本実施形態のグリル扉3によれば、組み立ての際、樹脂断熱材7のスライド移動方向への移動を行いやすくできるだけでなく、第一横片76を扉本体4に強固に当接することができる。このため、樹脂断熱材7と扉本体4との取付け状態において、樹脂断熱材7のガタつきを防ぐことができる。
また、本実施形態の第二係止部77は、スライド移動方向とは反対側に延出する第二横片78を備えている。この第二横片78の上面は、スライド移動方向に向かうほど上方に位置するように傾斜している。
このため、本実施形態のグリル扉3によれば、組み立ての際、固定板6のスライド移動方向への移動を行いやすくできるだけでなく、第二横片78を固定板6に強固に当接することができる。このため、樹脂断熱材7と扉本体4との取付け状態において、樹脂断熱材7のガタつきを防ぐことができる。
また、本実施形態の固定板6は、複数の固着具90を介して前記扉本体4の上端面に取り付けられている。移動規制手段91は、複数の固着具90のうちの一つの固着具90により構成されている。
このように、本実施形態のグリル扉3は、固定板6が複数の固着具90によって扉本体4に強固に固定することができるものでありながら、移動規制手段91が、複数の固着具90のうちの一つの固着具90により構成されている。このため、仮に、移動規制手段91が、複数の固着具90のうちの全ての固着具90によって構成されている場合には、固着具90のピッチを高精度にする必要がある。これに対し、本実施形態のグリル扉3によれば、移動規制手段91が、複数の固着具90のうちの一つの固着具90により構成されているから、固着具90のピッチが高精度である必要がなく、コストを低減させることができる。
なお、本実施形態の係止爪73は、第一係止部74と第二係止部77とが一体に形成されたものであるが、それぞれ別の箇所に設けられたものであってもよい。
1 加熱調理器
2 グリル庫
22 前方開口
3 グリル扉
4 扉本体
40 本体部
43 上面部
44 係止孔
45 固定孔
5 透過板
6 固定板
61 固定片
62 支持片
63 挿通孔
65 第一孔
66 第二孔
7 樹脂断熱材
71 横覆部
72 縦覆部
73 係止爪
74 第一係止部
75 縦片
76 第一横片
77 第二係止部
78 第二横片
79 貫通孔
80 第一貫通孔
81 第二貫通孔

Claims (5)

  1. 扉本体の上端面を覆うようにして樹脂断熱材が設けられたグリル扉であって、
    前記扉本体の上端面に設けられた係止孔と、
    前記樹脂断熱材に突設され前記係止孔に係止される係止爪と
    を備え、
    前記係止爪は、前記係止孔に挿入された状態で前記樹脂断熱材を前記扉本体の上端面に沿ってスライド移動することで、前記係止爪の挿入方向に係止されるものであり、
    前記係止孔に前記係止爪が係止された状態で前記樹脂断熱材の前記スライド移動方向とは反対方向への移動を規制する移動規制手段をさらに備えており、
    前記グリル扉は、
    前記扉本体に設けられ前後方向に開口する窓開口と、
    この窓開口を覆うようにして設けられた透過板と、
    前記扉本体の上端面に固着具を介して取り付けられ前記透過板を固定する固定板と
    をさらに備え、
    前記固着具は、頭部が前記固定板に当接した状態で当該固定板を固定するものであり、
    前記移動規制手段が前記固着具により構成されており、前記固着具の頭部の側部が、前記樹脂断熱材を前記スライド移動方向とは反対方向へ移動するのを規制するものである
    ことを特徴とするグリル扉。
  2. 前記固定板には前記係止爪が挿通される挿通孔が設けられ、
    前記係止爪は、
    前記係止孔に係止される第一係止部と、
    前記固定板の挿通孔の開口周縁に係止される第二係止部と
    を有しており、
    前記係止孔と前記挿通孔とが連通した状態で前記係止爪が挿入され、この状態で固定板が前記スライド移動方向にスライド移動すると、前記樹脂断熱材がスライド移動し、これにより、前記係止孔に前記第一係止部が係止され、前記挿通孔の開口周縁に前記第二係止部が係止されるものである
    ことを特徴とする請求項1記載のグリル扉。
  3. 前記係止爪は前記スライド移動方向に延出する第一横片を備えており、
    この第一横片の上面は、前記スライド移動方向とは反対側に向かうほど上方に位置するように傾斜している
    ことを特徴とする請求項2に記載のグリル扉。
  4. 前記第二係止部は前記スライド移動方向とは反対側に延出する第二横片を備えており、
    この第二横片の上面は、前記スライド移動方向に向かうほど上方に位置するように傾斜している
    ことを特徴とする請求項3に記載のグリル扉。
  5. 前記固定板は複数の固着具を介して前記扉本体の上端面に取り付けられており、
    前記移動規制手段が、前記複数の固着具のうちの一つの固着具により構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のグリル扉
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