以下、本発明の一実施形態に係るキャビネットについて、図1~18を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
図1に示すように、本実施形態に係るキャビネット1は、キッチンおよび収納設備として用いるものである。なお、以下の説明では、左右方向とは、各図におけるx軸に沿った方向であり、上下方向とは、各図におけるy軸に沿った方向であり、前後方向とは、各図におけるz軸に沿った方向であり、「前」とは、キャビネット1から見て使用者が立つ側であり、「後」とは、前後方向において「前」に対向する側である。
キャビネット1は、天板1aと、該天板1aの下に配置されるキャビネット本体1bとを備える。また、キャビネット1は、加熱機器や食器洗い機等の機器Eが設置されないベース部1Aと、機器Eが設置される機器設置部1Bとを備える。ベース部1Aおよび機器設置部1Bは、物品を収容する収納部Cを備える。
ベース部1Aは、キャビネット1の2箇所に設けられる。一方のベース部1Aは、収納部C以外にシンクSが設置され、他方のベース部1Aは、収納部Cのみを備える。
機器設置部1Bは、キャビネット1の2箇所に設けられる。一方の機器設置部1Bでは、機器E(以下、「機器E1」とも記す)の一部が天板1aに形成された開口から上方に露出し、機器E1の他の部分が天板1aの下に配置される。機器E1としては、特に限定されず、例えば、ガスコンロ、電磁調理器等の加熱機器が挙げられる。他方の機器設置部1Bでは、機器E(以下、「機器E2」とも記す)は、全体が天板1aの下に配置される。機器E2としては、特に限定されず、例えば、食器洗い乾燥機、オーブン、電子レンジ等が挙げられる。
天板1aは、図2(a)(b)に示すように、キャビネット本体1bから上方に離間した位置に配置される。具体的には、キャビネット1は、天板1aとキャビネット本体1bとの間に芯材1cを備える。該芯材1cは、キャビネット本体1bの一部を構成する側板2(該側板2については後述する)の上に載置される。これにより、天板1aは、キャビネット本体1bから上方に離間した位置に保持される。
キャビネット本体1bは、図3に示すように、上下方向及び前後方向に沿って配置される側板2であって左右方向に間隔を空けて配置される2つの側板2,2と、2つの側板2,2間にわたって配置される間口材3とを備える。また、キャビネット本体1bは、左右方向に間隔を空けて隣り合う2つの側板2,2の下端部同士を連結する底板4と、2つの側板2,2の後端部同士を連結する背板5とを備える。また、キャビネット本体1bは、左右方向における間口材3の両側に配置される2つの側板2,2間に、前方へ開放する(具体的には、2つの側板2,2と間口材3とで囲まれた開口から前方へ開放する)内部空間が形成される。
各側板2は、上面における前端を含む領域が該領域と隣接する他の領域よりも高さが低くなる(具体的には、後述する間口上面覆い部6dの厚み分だけ低くなる)凹み部2aを備える。該凹み部2aは、左右方向における側板2の両端間の全域に形成される。また、凹み部2aの前後方向の長さとしては、特に限定されず、本実施形態では、後述する間口上面覆い部6dの幅よりも長い。
間口材3は、2つの側板2,2の上端部間にわたって配置される。また、間口材3は、側板2の前端部間にわたって配置される。本実施形態では、間口材3としては、側板2の前端側に配置される前側の間口材3aと、前側の間口材3aの後ろに配置される後側の間口材3bとがある。前側の間口材3aの前面は、側板2の前面と前後方向の位置が略同一(略面一)となるように配置される。また、前側の間口材3aの上面は、側板2の上面(具体的には、凹み部2a)と高さ位置が略同一(略面一)となるように配置される。また、後側の間口材3bの前面は、前側の間口材3aの後面に対して、離間した位置に配置されてもよく、当接してもよい。また、後側の間口材3bの上面は、側板2の上面(具体的には、凹み部2a以外の部分)と高さ位置が略同一(略面一)となるように配置される。なお、「前後方向の位置が略同一」とは、2つの部位の前後方向の間隔が0mm以上2mm以下であることをいう。また、「高さ位置が略同一」とは、2つの部位の上下方向の間隔が0mm以上2mm以下であることをいう。
図1に戻り、キャビネット本体1bは、上下方向および左右方向に沿って配置されてキャビネット本体1bの前面の少なくとも一部(本実施形態では、一部)を形成する前板1b1を備える。該前板1b1は、左右方向に延びる直線状の上端を備え、全体として四角形状に形成される。また、前板1b1は、収納部C(具体的には、引き出し式の収納部C)の部材を構成する。
また、前板1b1は、図4に示すように、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の前方に配置される。また、前板1b1は、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の両側に位置する2つの側板2,2の前方に配置される。また、前板1b1の上端部には、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の前面と前後方向で対向する面が上端に向かうに従って間口材3(具体的には、前側の間口材3a)から前方へ離れるように先細りとなる先細り部1b2が形成される。
キャビネット本体1bは、図1,3に示すように、機器Eの少なくとも一部が天板1aから下方に離間した位置に配置されるように該機器Eを収容可能に構成された機器収容部1b3を備える。機器収容部1b3は、機器Eの前面を前方に露出させる前方開口部1b4を備える。該前方開口部1b4は、天板1aから下方に離間した位置で機器Eの上面における前方部分を上方へ露出させるように構成される。つまり、前方開口部1b4は、機器Eの上面における前方部分から前面にわたる領域を露出させるように形成される。本実施形態では、左右方向における前方開口部1b4の両側に2つの側板2,2が位置する。
また、キャビネット本体1bは、図5に示すように、間口材3の一部を上方から覆う間口被覆部材6と、機器Eの一部を上方から覆う機器被覆部材7と、を備える。そして、左右方向における機器被覆部材7の両側には、間口被覆部材6が配置される。また、キャビネット本体1bは、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の上に重なる(具体的には、間口被覆部材6の上に重なる)ように配置される化粧部材8を備える。該化粧部材8は、少なくとも2つの側板2,2にわたって配置される。具体的には、化粧部材8は、左右方向に延びる棒状に形成され、左右方向におけるキャビネット本体1b(即ち、キャビネット1)の略全長にわたって配置される。これにより、化粧部材8は、左右方向における機器Eの両側(以下では、単に「機器Eの両側」とも記す)に位置する2つの側板2,2にわたって配置されると共に、左右方向において機器Eを間に備えない2つの側板2,2にわたって配置される。
また、化粧部材8は、前後方向に対して交差して(具体的には、略垂直に)形成される前面および後面を備える。また、化粧部材8は、上下方向に対して交差して(具体的には、略水平に)形成される上面および下面を備える。つまり、化粧部材8は、長手方向に交差する断面が四角形状に形成される。また、化粧部材8は、長手方向に交差する断面が四角形状に形成された化粧芯部(図示せず)と、該化粧芯部の前面を全体的に覆うように該前面に貼り付けられる板状の化粧板(図示せず)とを備える。
間口被覆部材6は、図6に示すように、左右方向に交差する断面が略Z字状に形成される。
具体的には、間口被覆部材6は、左右方向が長手となる板状(具体的には、矩形状)に形成されると共に上下方向に対して交差して(具体的には、略水平に)配置される第一板状部6aと、左右方向が長手となる板状(具体的には、矩形状)に形成されると共に前後方向に対して交差して(具体的には、略垂直に)配置される第二板状部6bおよび第三板状部6cと、を備える。
第二板状部6bは、第一板状部6aの前方に配置され、第三板状部6cは、第一板状部6aの後方に配置される。また、第二板状部6bの上端部は、第一板状部6aの前端部と連結される。また、第三板状部6cの下端部は、第一板状部6aの後端部と連結される。第一板状部6aの上面は、平面に形成される。また、第二板状部6bの前面および第三板状部6cの前面は、第一板状部6aの上面と略直角となる。
また、第三板状部6cの前面は、第一板状部6aの前端縁(左右方向に延びる前端縁)と略平行な平面に形成される。また、第三板状部6cの前面は、第二板状部6bの前面と略平行な平面に形成される。第二板状部6bの前面と第三板状部6cの前面との前後方向の間隔は、化粧部材8の前後方向の長さ(前面と後面との間隔)と略等しくなる。
第一板状部6aと第三板状部6cとの間には、化粧部材8を配置可能である。具体的には、第一板状部6aの上に化粧部材8を載置した状態で該化粧部材8の後面を第三板状部6cの前面に当接可能に構成される。そして、上述のように第三板状部6cの前面が第一板状部6aの前端縁と略平行な平面に形成されることで、第一板状部6aの上に化粧部材8を載置し、該化粧部材8の後面を第三板状部6cの前面に当接させた際に、化粧部材8の前面が第一板状部6aの前端縁に沿って配置されるため、一体感のある意匠を提供することができる。また、上述のように第三板状部6cの前面が第二板状部6bの前面と略平行な平面に形成されることで、第一板状部6aの上に化粧部材8を載置し、該化粧部材8の後面を第三板状部6cの前面に当接させた際に、化粧部材8の前面が第二板状部6bの前面に沿って配置されるため、一体感のある意匠を提供することができる。また、上述のように第二板状部6bの前面と第三板状部6cの前面との前後方向の間隔は、化粧部材8の前後方向の長さ(前面と後面との間隔)と略等しくなり、第三板状部6cの前面が平面であることで、化粧部材8の後面を第三板状部6cの前面に当接させた際に、第三板状部6cの前面に沿って化粧部材8が直線状に配置されると共に、化粧部材8の前面と第二板状部6bの前面とが面一になるため、一体感のある意匠を提供することができる。
第二板状部6bの上下方向の長さ(幅)としては、特に限定されず、例えば、第一板状部6aの前後方向の長さ(幅)よりも長く形成することができる。また、第三板状部6cの上下方向の長さ(幅)としては、特に限定されず、例えば、第一板状部6aの前後方向の長さ(幅)よりも長く、第二板状部6bの上下方向の長さ(幅)よりも短く形成することができる。
間口被覆部材6を形成する材料としては、特に限定されず、例えば、樹脂製、又は、金属製等の板材を用いることができる。間口被覆部材6を形成する方法としては、特に限定されず、例えば、板材を屈曲することで第一板状部6a、第二板状部6b、および、第三板状部6cを形成してもよく、複数の板材を接続して第一板状部6a、第二板状部6b、および、第三板状部6cを形成してもよい。
そして、図7~10に示すように、第一板状部6aは、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の上面の少なくとも一部を上方から覆うように配置されて間口上面覆い部6dを構成する。該間口上面覆い部6dは、左右方向における間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の上面の両端間の全域を覆う。また、間口上面覆い部6dは、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の上面の前端を含み該前端から後方へ向かう領域(具体的には、前側の間口材3aの上面における前後方向の略全域)を覆う。
間口上面覆い部6dは、左右方向における間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の両側に位置する2つの側板2,2の上面の少なくとも一部(具体的には、該上面における前端部、より詳しくは、凹み部2a)を上方から覆うように2つの側板2,2にわたって配置される。間口上面覆い部6dは、各側板2の上面における前端を含む領域を覆うように配置される。また、本実施形態では、キャビネット本体1bは、側板2の上面における前端部の左右方向の全域を覆うように間口上面覆い部6dが配置された部分と、側板2の上面における前端部の左右方向の一部のみを覆うように間口上面覆い部6dが配置された部分と、を備える。間口上面覆い部6dは、各側板2の上面(具体的には、各側板2の上面及び前側の間口材3aの上面)に当接するように配置される。また、間口上面覆い部6dは、各側板2の上面を覆う部分が凹み部2aに収まるように配置される。
また、第二板状部6bは、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の前面の少なくとも一部を前方から覆うように配置されて間口前面覆い部6eを構成する。該間口前面覆い部6eは、左右方向における間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の前面の両端間の全域を覆う。また、間口前面覆い部6eは、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の前面の上端を含み該上端から下方へ向かう領域の一部を覆う。また、間口前面覆い部6eは、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の前方に前板1b1が配置された状態で、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の前面のうち前板1b1の先細り部1b2と対向する領域の少なくとも一部(具体的には、全体)を前方から覆うように配置される。
また、間口前面覆い部6eは、左右方向における間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の両側に位置する2つの側板2,2の前面の少なくとも一部を前方から覆うように少なくとも2つの側板2,2にわたって配置される。また、間口前面覆い部6eは、各側板2の前面における上端を含む領域を覆うように配置される。また、本実施形態では、キャビネット本体1bは、側板2の前面における上端部の左右方向の全域を覆うように間口前面覆い部6eが配置された部分と、側板2の前面における上端部の左右方向の一部のみを覆うように間口上面覆い部6dが配置された部分と、を備える。また、間口前面覆い部6eは、2つの側板2,2の前面(具体的には、各側板2の前面及び前側の間口材3aの前面)に当接するように配置される。これにより、2つの側板2,2の前面から後方へ離間した所定位置(具体的には、間口上面覆い部6dの幅分だけ後方)に第三板状部6cが配置される。
第三板状部6cは、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の前面から後方へ離間した所定位置に化粧部材8を位置決めする化粧部材位置決め部6fを構成する。該化粧部材位置決め部6fは、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の上に配置される。また、化粧部材位置決め部6fは、後側の間口材3bの前方に配置される。また、化粧部材位置決め部6fは、左右方向における間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の上面の両端間の全域にわたって配置される。
化粧部材位置決め部6fは、左右方向における間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の両側に位置する2つの側板2,2の上に配置されると共に、該2つの側板2,2にわたって配置される。
そして、図11に示すように、キャビネット本体1bの上に、芯材1cを介して天板1aが配置された状態(具体的には、キャビネット1が形成された状態)で、天板1aから下方に離間した位置に間口材3および側板2が位置する。そして、天板1aと間口材3(具体的には、前側の間口材3a)との間に、キャビネット1の前方に開放する空間が形成される。そして、斯かる空間に、間口被覆部材6および化粧部材8が配置される。また、間口被覆部材6および化粧部材8は、天板1aの前端面および前板1b1の前面から後方へ離間した位置(奥まった位置)に配置される。天板1aと間口材3(具体的には、前側の間口材3a)および側板2との間に間口上面覆い部6dおよび化粧部材位置決め部6fが配置される。そして、天板1aと間口上面覆い部6dとの間に化粧部材8が配置される。間口上面覆い部6dの上に載置された化粧部材8の前面は、間口前面覆い部6eの前面と前後方向の位置が略同一(略面一)になる。これにより、化粧部材8と間口前面覆い部6eとについて一体感のある意匠を提供することができる。
間口被覆部材6の前方には、前板1b1が配置される。そして、間口前面覆い部6eは、前板1b1と間口材3(具体的には、前側の間口材3a)および側板2との間に配置される。また、間口前面覆い部6eは、前板1b1の先細り部1b2と前後方向で対向する位置に配置される。間口上面覆い部6dの上面は、前板1b1の上端と高さ位置が略同一となるように配置される。また、間口前面覆い部6eの上端は、前板1b1の上端と高さ位置が略同一となるように配置される。また、間口前面覆い部6eの下端は、前板1b1の先細り部1b2よりも下方に位置するように配置される。
また、前板1b1は、間口前面覆い部6eよりも下の位置で側板2と当接する。具体的には、前板1b1は、間口前面覆い部6eよりも下の位置で側板2側の面から後方へ突出する突出部1b5を備えており、該突出部1b5に側板2が当接する。突出部1b5は、前板1b1に樹脂材等を貼り付けることで形成することができる。
また、化粧部材位置決め部6fは、芯材1cから前方へ離間した位置に配置される。また、化粧部材位置決め部6fは、芯材1cに固定される。具体的には、化粧部材位置決め部6fは、芯材1cとの間に配置されるスペーサー(図示せず)を介して芯材1cに固定される。化粧部材位置決め部6fと芯材1cとの間にスペーサーを介在させることで、間口被覆部材6が芯材1cから離間した位置に保持されるため、芯材1cの前面の歪みや段差(例えば、芯材1cが複数の部材で形成される場合の部材同士の継目で生じる段差など)の影響によって間口被覆部材6(具体的には、化粧部材位置決め部6f)に歪みや位置ズレが生じるのを防止することができる。化粧部材位置決め部6fを芯材1cに固定する方法としては、特に限定されず、例えば、ネジ等の連結部材(図示せず)を用いることができる。
化粧部材8は、化粧部材位置決め部6fに固定される。具体的には、化粧部材8は、間口上面覆い部6dの上に載置されると共に化粧部材位置決め部6fに固着される。化粧部材8を化粧部材位置決め部6fに固着する方法としては、特に限定されず、例えば、接着剤や粘着テープ等、又は、ネジ等の連結部材(図示せず)を用いることができる。
また、間口上面覆い部6dの前端縁(図11の紙面に対して交差する方向に延びる前端縁)は、化粧部材8の前面と前後方向の位置が略同一となるように配置される。これにより、間口上面覆い部6dの前端縁と化粧部材8の前面とについて一体感のある意匠を提供することができる。
機器被覆部材7は、図12に示すように、左右方向に交差する断面が略L字状に形成される。
具体的には、機器被覆部材7は、左右方向が長手となる板状(具体的には、矩形状)に形成されると共に上下方向に対して交差して(具体的には、略水平に)配置される第一板状部7aと、左右方向が長手となる板状(具体的には、矩形状)に形成されると共に前後方向に対して交差して(具体的には、略垂直に)配置される第二板状部7bおよび第三板状部7cと、を備える。
第二板状部7bは、第一板状部7aの前方に配置され、第三板状部7cは、第一板状部7aの後方に配置される。また、第二板状部7bの上端部は、第一板状部7aの前端部と連結される。また、第三板状部7cの下端部は、第一板状部7aの後端部と連結される。第一板状部7aの上面は、平面に形成される。また、第二板状部7bの前面および第三板状部7cの前面は、第一板状部7aの上面と略直角となる。また、第三板状部7cの前面は、第一板状部7aの前端縁(左右方向に延びる前端縁)と略平行な平面に形成される。また、第三板状部7cの前面は、第二板状部7bの前面と略平行な平面に形成される。第一板状部7aの前後方向の長さは、化粧部材8の前後方向の長さ(前面と後面との間隔)よりも長くなる。
第一板状部7aと第三板状部7cとの間には、化粧部材8を配置可能である。具体的には、第一板状部7aの上に化粧部材8を載置した状態で該化粧部材8の後面を第三板状部7cの前面に当接可能に構成される。そして、上述のように第三板状部7cの前面が第一板状部7aの前端縁と略平行な平面に形成されることで、第一板状部7aの上に化粧部材8を載置し、該化粧部材8の後面を第三板状部7cの前面に当接させた際に、化粧部材8の前面が第一板状部7aの前端縁に沿って配置されるため、一体感のある意匠を提供することができる。また、上述のように第三板状部7cの前面が第二板状部7bの前面と略平行な平面に形成されることで、第一板状部7aの上に化粧部材8を載置し、該化粧部材8の後面を第三板状部7cの前面に当接させた際に、化粧部材8の前面が第二板状部7bの前面に沿って配置されるため、一体感のある意匠を提供することができる。
第二板状部7bの上下方向の長さ(幅)としては、特に限定されず、例えば、第一板状部7aの前後方向の長さ(幅)よりも短く(具体的には、80%以上短く)形成することができる。また、第三板状部7cの上下方向の長さ(幅)としては、特に限定されず、例えば、第一板状部7aの前後方向の長さ(幅)よりも短く、第二板状部7bの上下方向の長さ(幅)よりも長く形成することができる。また、機器被覆部材7は、左右方向の両端部における後側の位置に切欠き部7gを備える。具体的には、第一板状部7aは、後側の領域における左右方向の両端間の長さが前側の領域における左右方向の両端間の長さよりも短く形成される。また、第三板状部7cは、左右方向の両端間の長さが第一板状部7aの後側の領域における左右方向の両端間の長さと略同一に形成される。これにより、機器被覆部材7の左右方向の両端部における後側の位置に切欠き部7gが形成される。
機器被覆部材7を形成する材料としては、特に限定されず、例えば、樹脂製、又は、金属製等の板材を用いることができる。機器被覆部材7を形成する方法としては、特に限定されず、例えば、板材を屈曲することで第一板状部7a、第二板状部7b、および、第三板状部7cを形成してもよく、複数の板材を接続して第一板状部7a、第二板状部7b、および、第三板状部7cを形成してもよい。
そして、図13~16に示すように、第一板状部7aは、機器収容部1b3に収容された機器Eの上面における前方部分の上方へ露出する領域(前方開口部1b4から上方に露出する部分)の少なくとも一部(具体的には、略全体)を上方から覆う機器上面覆い部7dを構成する。第二板状部7bは、機器上面覆い部7dと機器Eとの間に形成される空間を前方から覆う機器前方覆い部7eを構成する。第三板状部7cは、各側板2の前面から後方に離間した位置に配置されて化粧部材8に取り付けられる化粧部材取付部7fを構成する。
機器上面覆い部7dは、2つの切欠き部7g,7gよりも前側の領域が機器Eの両側に配置された2つの側板2,2よりも前方に配置される。また、機器上面覆い部7dは、2つの切欠き部7g,7g間の部分が2つの側板2,2の前面よりも後方(即ち、2つの側板2,2の間)に位置する。
また、左右方向における機器上面覆い部7dの両端間の長さ(具体的には、2つの切欠き部7g,7gよりも前側の領域の左右方向における両端間の長さ)は、機器Eの両側に位置する2つの側板2,2間の長さ以上である。具体的には、図13に示すように、機器E1の上に配置される機器被覆部材7では、左右方向における機器上面覆い部7dの両端間の長さは、左右方向における機器E1の両側に位置する2つの側板2,2間の長さより長くなる。これにより、左右方向における機器上面覆い部7dの両端部は、左右方向における機器E1の両側に位置する2つの側板2,2の前方で該2つの側板2,2と対向するように配置される。そして、機器被覆部材7の切欠き部7gの内側に側板2の前端部が配置される。また、図14に示すように、機器E2の上に配置される機器被覆部材7では、左右方向における機器上面覆い部7dの両端間の長さは、機器E2の両側に位置する2つの側板2,2間の長さと略同一となる。なお、長さが略同一とは、2つの長さの差が0mm以上2mm以下であることをいう。
また、図15(a)(b)に示すように、左右方向における機器Eの少なくとも片側に前板1b1が配置された状態で、機器上面覆い部7dの上面は、前板1b1の上端と高さ位置が略同一となるように配置される。また、図16(a)(b)に示すように、左右方向における機器Eの少なくとも片側に前板1b1が配置された状態で、機器上面覆い部7dの前端は、前板1b1の前面と前後方向の位置が略同一となるように配置される。なお、前後方向の位置が略同一とは、2つの部位の前後方向の間隔が0mm以上2mm以下であることをいう。
そして、図17に示すように、機器収容部1b3に機器Eが収容されたキャビネット本体1bの上に、芯材1cを介して天板1aが配置された状態(具体的には、キャビネット1が形成された状態)で、天板1aから下方に離間した位置に機器Eの上面における前方部分が配置される。これにより、天板1aと機器Eの上面との間に、キャビネット1の前方に開放する空間が形成され、該空間に、機器Eの上面のうち前方開口部1b4から上方に露出する領域が接することになる。そして、斯かる空間に、機器被覆部材7および化粧部材8が配置される。また、機器被覆部材7および化粧部材8は、天板1aの前端面および前板1b1の前面から後方へ向かう領域(奥まった領域)に配置される。天板1aと機器Eとの間に機器上面覆い部7dおよび化粧部材取付部7fが配置され、天板1aと機器上面覆い部7dとの間に化粧部材8が配置される。
化粧部材取付部7fは、芯材1cから前方へ離間した位置に配置される。そして、化粧部材取付部7fは、化粧部材8に取り付けられる。具体的には、化粧部材取付部7fは、その前面と化粧部材8の後面とを当接させた状態で、化粧部材8に固着される。これにより、化粧部材8から前方へ離間した所定位置に機器上面覆い部7dの前端縁および機器前方覆い部7eの前面が配置される。つまり、化粧部材取付部7fが化粧部材8の後方から化粧部材8に固着されることで、機器上面覆い部7dの前端縁および機器前方覆い部7eの前面の位置決めを行うことができる。化粧部材取付部7fを化粧部材8に固着する方法としては、特に限定されず、例えば、接着剤や粘着テープ等、又は、ネジ等の連結部材(図示せず)を用いることができる。
化粧部材取付部7fが化粧部材8に取り付けられることで、機器被覆部材7が機器Eの上に保持される。具体的には、化粧部材8は、上記のように、機器Eの両側に位置する2つの側板2,2の上で該2つの側板2,2にわたって配置されるため、化粧部材取付部7fが化粧部材8に取り付けられることで、機器Eから上方に離間した位置に機器上面覆い部7dが保持される。これにより、機器Eの上面と機器上面覆い部7dとの間には隙間が形成される。そして、斯かる隙間を前方から覆うように機器前方覆い部7eが配置される。これにより、斯かる隙間を前方から視認し難くなるため、キャビネット1の意匠性を向上させることができる。また、機器前方覆い部7eは、機器上面覆い部7dの前端部から垂下する。これにより、機器Eの上面のうち前方開口部1b4から上方に露出する領域と、機器Eの上面と機器上面覆い部7dとの間の隙間とを一体的に覆うことができ、キャビネット1の意匠性を向上させることができる。また、機器前方覆い部7eの前面は、化粧部材8の前面と略平行に配置される。また、機器前方覆い部7eは、前面が機器Eよりも僅かに前方に位置する。
上記のように構成されるキャビネット1では、機器収容部1b3は、機器Eの前端部(具体的には、前方開口部1b4から上方に露出する部分)が化粧部材8よりも前方に突出するように機器Eを収容する。そして、機器上面覆い部7dは、化粧部材8の前面よりも前方に延設される。これにより、機器Eの前端部(具体的には、前方開口部1b4から上方に露出する部分)を機器上面覆い部7dで確実に覆うことができる。
以上のように、間口被覆部材6が間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の上に配置され、機器被覆部材7が機器Eの上に配置された状態では、図18(a)(b)に示すように、間口上面覆い部6dの上面と機器上面覆い部7dの上面とが略同一の高さ位置(略面一)に配置される。これにより、キャビネット本体1bを前方から見た際に、左右方向で隣り合う間口上面覆い部6dの上面と機器上面覆い部7dの上面との間に段差が生じるのを抑制することができ、一体感のある意匠を提供することができる。また、間口上面覆い部6dの上面と機器上面覆い部7dの上面とが上記のように面一であることで、間口上面覆い部6dの上面と機器上面覆い部7dの上面とにわたって化粧部材8を配置した際に、化粧部材8が直線状に配置されるため、キャビネット1の意匠性を向上させることができる。
また、図15(a)(b)に示すように、化粧部材位置決め部6fの上端が化粧部材取付部7fの上端よりも高さ位置が低くなるように配置される。また、図16(a)(b)に示すように、化粧部材位置決め部6fの前面と化粧部材取付部7fの前面とは、前後方向の位置が略同一となる(略面一となる)ように配置される。これにより、キャビネット本体1bを上方から見た際に、左右方向で隣り合う化粧部材位置決め部6fの前面と化粧部材取付部7fの前面との間に段差が生じるのを抑制することができ、化粧部材位置決め部6fと化粧部材取付部7fとにわたって化粧部材8を配置した際に、化粧部材8が直線状に配置されるため、キャビネット1の意匠性を向上させることができる。
以上のように、本実施形態では、間口材3の上面の状態によってキャビネット1の意匠性が損なわれるのを抑制することができる。また、本実施形態では、機器Eの一部が視認されることによるキャビネット1の意匠性の低下を抑制することができる。
即ち、間口材3の上面の少なくとも一部が板状の間口上面覆い部6dによって上方から覆われるため、該間口上面覆い部6dの上に化粧部材8が載置した際に、間口材3の上面の状態がキャビネット1の意匠性に影響するのが抑制されるため、間口材3の上面の状態によってキャビネット1の意匠性が損なわれるのを抑制することができる。
また、2つの側板2,2の上面と間口材3の上面との境界の少なくとも一部が間口上面覆い部6dで覆われるため、斯かる境界が視認されることによるキャビネット1の意匠性の低下を抑制することができると共に、2つの側板2,2にわたって一体感のある意匠を提供することができる。
また、間口上面覆い部6dの上面が平面であることで、間口上面覆い部6dの上面と化粧部材8との間に隙間が形成され難くなるため、化粧部材8と間口上面覆い部6dとについて一体感のある意匠を提供することができる。
また、前板1b1の上端と間口上面覆い部6dの上面との高さ位置が略同一であることで、キャビネット1を前方から見た際に、前板1b1の上端と天板1aとの間で間口上面覆い部6dを視認し難くなるため、一体感のある優れた意匠を提供することができる。
また、前板1b1が上端部に先細り部1b2を備えることで、該先細り部1b2と間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の前面との間に空間が形成される。そして、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の前面のうち前板1b1の先細り部1b2と対向する領域の少なくとも一部を前方から覆うように2つの側板2,2にわたって板状の間口前面覆い部6eが配置されることで、間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の上面から前面にかけて一体感のある意匠を提供することができる。
また、2つの側板2,2の前面と間口材3(具体的には、前側の間口材3a)の前面との境界の少なくとも一部が間口前面覆い部6eで覆われるため、斯かる境界が視認されることによるキャビネット1の意匠性の低下を抑制することができると共に、2つの側板2,2にわたって一体感のある意匠を提供することができる。
また、間口上面覆い部6dおよび間口前面覆い部6eが少なくとも2つの側板2,2にわたって配置されることで、2つの側板2,2の上面における左右方向で対向する端部の少なくとも一部が間口上面覆い部6dで覆われ、2つの側板2,2の前面における左右方向で対向する端部の少なくとも一部が間口前面覆い部6eで覆われる。これにより、間隔を空けて隣り合う2つの側板2,2と該2つの側板2,2間の領域との境界(具体的には、側板2と間口材3との境界)の少なくとも一部、又は、隣接する2つの側板2,2の境界の少なくとも一部が、間口上面覆い部6dおよび間口前面覆い部6eで覆われるため、一体感のある意匠性に優れたキャビネット1を提供することができる。
また、間口前面覆い部6eの下端は、前板1b1の先細り部1b2の下端と略同一の高さ位置、又は、前板1b1の先細り部1b2の下端よりも下方の高さ位置に配置されることで、前板1b1の先細り部1b2と間口材3(具体的には、前側の間口材3a)との間の空間から間口前面覆い部6eの下端が視認され難いため、前板1b1の先細り部1b2と間口材3(具体的には、前側の間口材3a)との間の空間において一体感のある意匠を提供することができる。
また、前板1b1の上端と間口前面覆い部6eの上端との高さ位置が略同一であることで、キャビネット1を前方から見た際に、前板1b1の上端と天板1aとの間で間口前面覆い部6eの上端部を視認し難くなるため、一体感のある優れた意匠を提供することができる。
また、前板1b1が間口前面覆い部6eよりも下の位置で2つの側板2,2と当接することで、前板1b1が間口前面覆い部6eを介して2つの側板2,2と当接する場合よりも、間口前面覆い部6eの厚み分だけ前板1b1が後方に位置することになる。これにより、前板1b1が意図せずに前方に突出してキャビネット1の意匠性が損なわれるのを防止することができる。
また、間口被覆部材6および化粧部材8は、天板1aの前端面および前板1b1の前面から後方へ離間した位置(奥まった位置)に配置されることで、キャビネット1の前面よりも後方へ奥まった位置で一体感のある意匠を提供することができる。
また、機器Eの上面における前方部分の上方へ露出する領域の少なくとも一部を板状の機器上面覆い部7dで上方から覆って隠すことができるため、機器Eの上面が視認されることによってキャビネット1の意匠性が損なわれるのを抑制することができる。
また、左右方向における前方開口部1b4の全域にわたって機器上面覆い部7dを配置することで、機器Eの上面のより広い領域を機器上面覆い部7dで覆って隠すことができるため、機器Eの上面が視認されることによってキャビネット1の意匠性が損なわれるのをより効果的に抑制することができる。
また、左右方向における機器上面覆い部7dの両端間の長さは、左右方向における2つの側板2,2間の長さ以上であることで、機器Eの上面のより広い領域を機器上面覆い部7dで覆って隠すことができるため、機器Eの上面が視認されることによってキャビネット1の意匠性が損なわれるのをより効果的に抑制することができる。
また、左右方向における機器収容部1b3の少なくとも片側に配置される前板1b1の上端と機器上面覆い部7dの上面との高さ位置が略同一であることで、キャビネット1を前方から見た際に、前板1b1の上端と機器上面覆い部7dの上面との高さ位置が揃うため、一体感のある意匠性に優れたキャビネット1を提供することができる。
また、左右方向における機器収容部1b3の少なくとも片側に配置される前板1b1の前面と機器上面覆い部7dの前端との前後方向の位置が略同一であることで、キャビネット1を上方から見た際に、前板1b1の前面と機器上面覆い部7dの前端との前後方向の位置が揃うため、一体感のある意匠性に優れたキャビネット1を提供することができる。
また、天板1aと機器上面覆い部7dの間に化粧部材8が配置されることで、天板1aと機器Eの上面との間に形成される空間を化粧部材8で装飾することができ、意匠性に優れたキャビネット1を提供することができる。
なお、本発明に係るキャビネット1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記及び下記の複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよい(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよい)ことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、キャビネット1は、ベース部1Aおよび機器設置部1Bを備えるが、これに限定されず、例えば、何れか一方のみを備えるように構成してもよい。また、上記実施形態では、キャビネット1は、ベース部1Aおよび機器設置部1Bのそれぞれを、2つ備えるが、これに限定されず、例えば、1つ又は3つ以上備えるように構成してもよい。つまり、キャビネット1を、収納設備としてのみ用いるように構成してもよく、キッチンとしてのみ用いるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、キャビネット1(キャビネット本体1b)は、前板1b1を備えるが、これに限定されず、例えば、前板1b1を備えないように構成してもよい。
また、上記実施形態では、前板1b1は、上端部に先細り部1b2を備えるが、これに限定されず、例えば、先細り部1b2を備えない(つまり、前板1b1の上端部における側板2側の面が側板2の前面に沿って形成される)ように構成してもよい。
また、上記実施形態では、間口被覆部材6は、第一板状部6a(間口上面覆い部6d)、第二板状部6b(間口前面覆い部6e)、および、第三板状部6c(化粧部材位置決め部6f)を備えるが、これに限定されず、例えば、第一板状部6a(間口上面覆い部6d)を備えていれば、他の2つの部位については、何れか一方又は両方を備えないように構成してもよい。
また、上記実施形態では、機器被覆部材7は、第一板状部7a(機器上面覆い部7d)、第二板状部7b(機器前方覆い部7e)、および、第三板状部7c(化粧部材取付部7f)を備えるが、これに限定されず、例えば、第一板状部7a(機器上面覆い部7d)を備えていれば、他の2つの部位については、何れか一方又は両方を備えないように構成してもよい。
また、上記実施形態では、化粧部材8は、左右方向におけるキャビネット1の両端間の全域にわたって配置されるが、これに限定されず、例えば、一部の領域にのみ配置されてもよい。
また、上記実施形態では、化粧部材8は、間口上面覆い部6dに載置されるが、これに限定されず、例えば、間口上面覆い部6dから上方へ離間した位置に配置されるように構成してもよい。つまり、化粧部材8と間口上面覆い部6dとの間に隙間が形成されてもよい。
また、上記実施形態では、化粧部材8は、機器上面覆い部7dに上方から当接するように配置されるが、これに限定されず、例えば、機器上面覆い部7dから上方へ離間した位置に配置されてもよい。つまり、化粧部材8と機器上面覆い部7dとの間に隙間が形成されてもよい。
また、上記実施形態では、間口前面覆い部6eの下端部は、前板1b1の先細り部1b2よりも下方に位置するが、これに限定されず、例えば、先細り部1b2の下端部と略同一の高さ位置であってもよく、先細り部1b2と対向する位置であってもよい。
また、上記実施形態では、機器上面覆い部7dは、機器Eの上面のうち機器Eの両側に位置する2つの側板2,2よりも前方に位置する領域を全域にわたって覆うように配置されるが、これに限定されず、例えば、斯かる領域の一部のみを覆うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、天板1aと機器上面覆い部7dとの間に化粧部材8が配置されているが、これに限定されず、例えば、化粧部材8が配置されないように構成してもよい。この場合、機器被覆部材7の第三板状部7cが芯材1cに固定されることで、機器被覆部材7が機器Eの上に保持されるように構成してもよい。