JP6810602B2 - 加熱調理器のスピーカー固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器のスピーカー固定構造に関する。
特許文献1には、コンロのケーシング内にスピーカーを取り付ける取付構造が記載されている。
この取付構造では、スピーカーの下部が支持体によって支持され、スピーカーの上部が固定用ネジで、ケーシングの前面パネルの裏側に固定されている。
特開2007−194846号公報
特許文献1に記載のコンロ等の一般的な加熱調理器では、筐体の内部に各種の電気機器が収容されるため、筐体の側壁の内側にスペースが形成されにくい。そのため、一般的な加熱調理器では、筐体の側壁の内側にスピーカーをねじで固定する施工が行いにくい。
上記事情に鑑みて、本発明は、筐体の側壁の内側へのスピーカーの取り付けがしやすい加熱調理器のスピーカー固定構造を提案することを、目的とする。
本発明に係る一態様の加熱調理器のスピーカー固定構造は、底壁と前記底壁から上方に突出した側壁とを有する加熱調理器の筐体と、前記側壁の内側に固定される取付板と、前記取付板に取り付けられるホルダーと、前記ホルダーに保持されたスピーカーと、前記筐体の内側に上から取り付けられる上部材と、を備える。
前記取付板は、前記ホルダーを上下方向に抜き差し自在に保持する保持部を有する。前記保持部に保持された前記ホルダーが、前記筐体の内側に取り付けられた前記上部材によって上から押さえられるように構成している。
また、本発明に係る他の一態様の加熱調理器のスピーカー固定構造は、底壁と前記底壁から上方に突出した側壁とを有する加熱調理器の筐体と、前記側壁の内側に固定される取付板と、前記取付板に取り付けられるホルダーと、前記ホルダーに保持されたスピーカーと、前記側壁から前記筐体の内側に突出した押さえ部と、を備える。
前記取付板は、前記ホルダーを上下方向に抜き差し自在に保持する保持部を有する。前記取付板が前記側壁の内側に固定された状態において、前記保持部に保持された前記ホルダーが、前記押さえ部によって上から押さえられるように構成している。
本発明では、筐体の側壁の内側へのスピーカーの取り付けがしやすい加熱調理器のスピーカー固定構造を提案することができるという効果が得られる。
図1は、本発明に係る実施形態1のスピーカー固定構造を備えた加熱調理器を示す斜視図である。 図2は、同上の加熱調理器を備えた調理台を示す斜視図である。 図3は、同上の調理台を示す側断面図である。 図4は、同上のスピーカー固定構造を示す斜視図である。 図5は、同上のスピーカー固定構造の、固定前の状態を示す分解斜視図である。 図6Aは、同上のスピーカー固定構造のスピーカーとホルダーを示す正面図であり、図6Bは、同上のスピーカーとホルダーを示す背面図である。 図7は、本発明に係る実施形態2のスピーカー固定構造を示す斜視図である。 図8は、同上のスピーカー固定構造の、固定前の状態を示す斜視図である。
(実施形態1)
図1〜3には、本発明に係る実施形態1のスピーカー固定構造を備えた加熱調理器1が示されている。加熱調理器1は、ビルドイン式のガス加熱調理器であり、キッチンキャビネット2に組み込まれて、調理台100を形成する。
加熱調理器1は、一方向に距離をおいて並ぶ複数のバーナー10を備える。以下では、複数のバーナー10が並ぶ方向を左右方向とし、この左右方向に対して平面視において直交する方向を前後方向として、各構成について説明する。各図において、矢印Xで示す方向が前方であり、矢印Yで示す方向が右方であり、矢印Zで示す方向が上方である。
キッチンキャビネット2は、上方に開口した箱状のキャビネット本体20と、キャビネット本体20の上開口を塞ぐカウンター21を備える。カウンター21には、その中央部に開口が設けられており、この開口を塞ぐように加熱調理器1が組み込まれている。
加熱調理器1は、加熱調理器1を操作するための操作器11と、加熱調理器1の電源スイッチ12をさらに備える。操作器11は、キャビネット本体20の上端部の前端部分に、前方に引き出し自在に取り付けられる。電源スイッチ12は、キャビネット本体20の上端部の前端部分に、操作器11に対して左右方向に並ぶように取り付けられる。
加熱調理器1は、その外郭をなす筐体3をさらに備える。筐体3は、上方に開口した平面視矩形の箱型のケース30と、ケース30上に取り付けられて、ケース30の上開口を塞ぐトッププレート31を備える。トッププレート31には、左右方向に距離をおいて並ぶ複数の開口が設けられており、各開口からバーナー10のバーナーヘッド13が上方に突出している。加熱調理器1は、トッププレート31とカウンター21の上面同士が略面一となるように、キッチンキャビネット2に組み込まれる。加熱調理器1は、各バーナーヘッド13を囲むように配される五徳14をさらに備える。
加熱調理器1は、筐体3の内側に設置される制御器をさらに備える。制御器は、各バーナー10に設けられた点火プラグや温度センサ等の電気機器に電気的に接続され、これらの電気機器を制御する。
ケース30は、底壁32と、底壁32から上方に突出した複数の側壁33を有する。複数の側壁33は、ケース30の前面を構成する前側の側壁34と、ケース30の後面を構成する後側の側壁35と、ケース30の左右の面を構成する左右の側壁36を含む。
続いて、本実施形態のスピーカーの固定構造について詳しく説明する。
図4に示すように、スピーカー固定構造は、筐体3と、筐体3の前側の側壁34の内側(後側)に固定される取付板4と、取付板4に取り付けられるホルダー5と、ホルダー5に保持されたスピーカー6と、筐体3の内側に上から取り付けられる上部材7を備える。
取付板4は、ホルダー5を上下方向に抜き差し自在に保持する保持部40を有する。本実施形態のスピーカー固定構造では、保持部40で保持されたホルダー5が、筐体3の内側に取り付けられた上部材7によって上から押さえられるように構成している。上部材7は、本実施形態では、バーナー10を支持するバーナー台70である。
前側の側壁34は、図1に示すように、左右方向に長い板状の部材である。図4及び図5に示すように、側壁34は、側壁34を前後方向に貫通する複数の貫通孔37と、側壁34から筐体3の内側(つまり後方)に突出した複数の載置片38を有する。
複数の載置片38のそれぞれは、略矩形板状である。複数の載置片38は、左から右へ並ぶ、第一載置片380、第二載置片381、及び第三載置片382をこの順に含む。載置片380,381,382は、左右方向に互いに距離をおいて並んでいる。
載置片380,381,382のそれぞれは、上下方向に貫通するねじ孔383を有する。第二載置片381は、取付板4との固定に用いられる固定孔385をさらに有する。載置片380,381,382のそれぞれは、バーナー台70の前端部の支持及び固定に用いられる。第二載置片381は、取付板4の固定にも用いられる。
取付板4は、電気部品41が取り付けられる板体であり、金属製である。電気部品41は、本実施形態では、複数のコネクタ42である。各コネクタ42は、筐体3の外側に設置される電気機器(操作器11、電源スイッチ12等)と、筐体3の内側に設置される電気機器(制御器等)を電気的に接続する。各コネクタ42は、取付板4を前後方向に貫通するように取り付けられている。
取付板4は、略矩形板状の本体部43と、前方に開口した略矩形の箱部44を有する。本体部43には、コネクタ42が取り付けられる複数の接続口45が設けられている。
取付板4は、本体部43の上端から後方に突出した固定片15をさらに有する。取付板4は、固定片15が第二載置片381に対してねじ等の固定具16で固定されることによって、側壁34に固定される。
箱部44は、略矩形板状の本体部440と、本体部440の上端から前方に突出した上板部441と、本体部440の下端から前方に突出した下板部442と、本体部440の左端から前方に突出した左の側板部443と、本体部440の右端から前方に突出した右の側板部444を有する。上板部441、下板部442、及び左右の側板部443,444のそれぞれは、矩形板状であり、本体部440に対して略直角である。本体部440、上板部441、下板部442、及び左右の側板部443,444は、略矩形の箱型をなしている。右の側板部444の前端が、本体部43の左端と一体であり、右の側板部444は、本体部43に対して略直角である。
本体部440には、スピーカー6の音が通過する多数の開口445と、ホルダー5を左右方向から挟み込んで支持する左右一対の支持片446が設けられている。左右一対の支持片446のそれぞれは、本実施形態では、平面視略L字状である。左右一対の支持片446は、互いに左右対称な形状である。一対の支持片446のそれぞれは、本体部440から後方に突出した第一片部447と、第一片部447の先端(後端)から左右方向に突出した第二片部448を有する。左側の支持片446では、第二片部448は、第一片部447の先端から右方に突出し、右側の支持片446では、第二片部448は、第一片部447の先端から左方に突出している。左右一対の支持片446は、例えば、本体部440の一部を切り起こして形成される。
左右一対の支持片446が、本実施形態では、ホルダー5を上下方向に抜き差し自在に保持する保持部40を構成している。ホルダー5は、左右一対の支持片446によって挟まれて支持されることで、左右方向の動きが規制される。
続いて、スピーカー6を保持するホルダー5についてさらに詳しく説明する。
図6A及び図6Bに示すように、ホルダー5は、板状のホルダー本体部50と、ホルダー本体部50の後面から後方に突出した略円環状のスピーカー保持部51と、スピーカー保持部51に取り付けられるカバー52と、ホルダー本体部50の上端から前方に突出した上片部53を有する。ホルダー5は、合成樹脂製である。
ホルダー本体部50は、その左右の端部に差込部54を有する。左右一対の差込部54は、左右一対の支持片446に対して、上方から抜き差し自在である。ホルダー本体部50には、スピーカー6の音が通過する多数の開口55が設けられている。多数の開口55のそれぞれは、ホルダー本体部50を前後方向に貫通している。
スピーカー保持部51内に、スピーカー6が収容される。スピーカー保持部51内にスピーカー6が収容された状態で、スピーカー保持部51には、カバー52が取り付けられる。スピーカー保持部51へのカバー52の取り付けは、例えば、ねじ等の固定具で行われる。スピーカー6は、ホルダー本体部50とスピーカー保持部51とカバー52とで囲まれて移動不可に保持される。
ホルダー5は、その上端部に位置する弾性部56をさらに有する。弾性部56は、ホルダー5の上方に位置する他の部材に対して、弾性的に接触する部分である。本実施形態では、弾性部56は、上片部53の一部に設けられる弾性を有するアーチ部57で構成されている。
上片部53は、ホルダー本体部50の上端部の左右方向の中央から右端に亘って位置する板状の片である。上片部53は、右半部が平板状であり、左半部が、上方に凸の円弧状(つまりアーチ形状)の断面を有する湾曲した板状である。上片部53の左半部が、弾性を有するアーチ部57を構成している。
図4に示すように、スピーカー6を保持したホルダー5は、取付板4の箱部44の左右一対の支持片446に対して左右一対の差込部54を上方から差し込むことで、箱部44に取り付けられる。左右一対の支持片446は、ホルダー本体部50の前面が本体部440の後面に当たる状態で、左右一対の差込部54を保持する。ホルダー5の上片部53は、箱部44の上板部441の上に載置される。これにより、ホルダー5は、左右方向と下方への移動が規制された状態で、取付板4に取り付けられる。ここで、ホルダー5は、上方への移動が可能な状態で、取付板4に取り付けられている。
本実施形態では、弾性部56(アーチ部57)は、ホルダー5を取付板4に取り付けた状態で、弾性部56(アーチ部57)の上端部が、第一載置片380の上面よりも上方に位置するように、ホルダー5に設けられている。
続いて、本実施形態のスピーカー固定構造の施工手順の一例について説明する。ホルダー5としては、スピーカー6を保持したものを用いる。
まず、筐体3の側壁34の内側に、取付板4を固定する。側壁34への取付板4の固定は、側壁34の第二載置片381とその下方の取付板4の固定片15を、上方から打ち込んだねじ等の固定具16で固定することによって行われる。
次いで、取付板4の保持部40(左右一対の支持片446)に、上からホルダー5の左右一対の差込部54を差し込んで、ホルダー5の上片部53を箱部44の上板部441の上に載せ、取付板4にホルダー5を取り付ける。このとき、ホルダー5は、左右方向及び下方への移動が規制された状態で、取付板4によって保持される。
次いで、第一載置片380上に上部材7(バーナー台70)を載置し、ねじ等の固定具で、上部材7を第一載置片380に固定する。取付板4に保持されたホルダー5の弾性部56(アーチ部57)は、第一載置片380に固定された上部材7によって上方から押さえられ、これにより、ホルダー5の上方への移動が規制される。
上述のように施工されることで、本実施形態のスピーカー固定構造が形成される。
以上説明した本実施形態のスピーカー固定構造では、スピーカー6を保持したホルダー5を、取付板4の保持部40に上方から差し込み、第一載置片380に上部材7(バーナー台70)を載せて固定するだけで、ホルダー5を移動不可な状態で、側壁34の内側に設置することができる。
したがって、本実施形態のスピーカー固定構造では、ホルダー5を取付板4や側壁34に対してねじ固定する必要がないため、この分だけ施工手間を省くことができて、側壁34の内側へのスピーカー6の取り付けを容易に行うことができる。
また、本実施形態のスピーカー固定構造では、ホルダー5が、その上端部に弾性部56(アーチ部57)を有するため、上部材7によってホルダー5が押さえられたときに、弾性部56(アーチ部57)が変形可能である。そのため、本実施形態のスピーカー固定構造では、上部材7によってホルダー5が押さえられたときに、取付板4の保持部40等のスピーカー固定構造の一部に過度な負荷がかかって破損が生じることを抑制することができる。
(変更例)
続いて、上述した実施形態1のスピーカー固定構造の変更例について説明する。
取付板4が有する保持部40は、ホルダー5を上下方向に抜き差し自在に保持する構造であればよく、一対の支持片446とは別の構造であってもよい。例えば、保持部40は、箱部44に上方及び前後方向に開口するように形成された差込溝で構成されてもよく、この場合、ホルダー5には差込溝に差し込まれる差込片が設けられる。
ホルダー5が有する弾性部56は、アーチ部57で構成されなくてもよく、その他の弾性的な接触が可能な構造であってもよい。また、ホルダー5の上端部には、ホルダー5とは別部材の弾性部材が取り付けられてもよい。また、ホルダー5は、その上端部に弾性部56を有さなくてもよい。
上部材7は、バーナー台70に限らず、その他の筐体3内に設置される部材であってもよい。なお、上部材7は、ホルダー5を押さえるための専用の部材ではないことが好ましい。
(実施形態2)
続いて、図7及び図8に示す本発明に係る実施形態2のスピーカー固定構造について説明する。以下では、実施形態1のスピーカー固定構造と同様の構成については、図中に同一の符号を付して詳しい説明を省略し、異なる構成について詳しく説明する。
実施形態2のスピーカー固定構造は、筐体3と、筐体3の前側の側壁34の内側(後側)に固定される取付板4と、取付板4に取り付けられるホルダー5と、ホルダー5に保持されたスピーカー6と、側壁34から筐体3の内側に突出した押さえ部8を備える。取付板4は、ホルダー5を上下方向に抜き差し自在に保持する保持部40(一対の支持片446)を有する。
本実施形態のスピーカー固定構造は、取付板4が側壁34の内側に固定された状態において、保持部40に保持されたホルダー5が、押さえ部8によって上から押されるように構成している。
詳しくは、本実施形態では、取付板4の保持部40でホルダー5を保持した状態で、取付板4を側壁34に沿って所定の固定位置へと移動させたときに、この固定位置において、ホルダー5が押さえ部8によって上から押されるように構成している。
本実施形態では、筐体3の底壁32は、底壁32を上下方向に貫通する複数の挿入孔39を有する。取付板4は、本体部43の下端から突出し、各挿入孔39に挿入される複数の挿入部46を有する。
各挿入部46の下面には、取付板4を側壁34に沿って左方に移動させたときに、取付板4を上方に移動させるように傾斜したガイド面460と、取付板4が所定の固定位置に位置したときに底壁32上に載置される載置面461が設けられている。ガイド面460と載置面461とは連続している。
取付板4は、所定の固定位置に位置したときに、側壁34の貫通孔37の上縁に引っ掛かる側面視略L字状の引掛け部47をさらに有する。本実施形態では、押さえ部8は、第一載置片380で構成される。
続いて、本実施形態のスピーカー固定構造の施工手順の一例について説明する。ホルダー5としては、スピーカー6を保持したものを用いる。
まず、取付板4の保持部40(左右一対の支持片446)に、上からホルダー5の左右一対の差込部54を差し込んで、ホルダー5の上片部53を箱部44の上板部441の上に載せ、取付板4にホルダー5を取り付ける。このとき、ホルダー5は、左右方向及び下方への移動が規制された状態で、取付板4によって保持される。
次いで、図8に示すように、取付板4の各挿入部46を、底壁32の各挿入孔39に挿入し、取付板4を側壁34に沿わせる。このとき、ホルダー5と第一載置片380とは、互いに距離をおいて位置する。
次いで、取付板4を側壁34に沿って左方に移動させる。このとき、各挿入部46のガイド面460が各挿入孔39の左縁に摺接しながら取付板4を上方に移動させ、取付板4を所定の固定位置にガイドする。
取付板4が所定の固定位置にあるときに、各挿入部46の載置面461は、底壁32の上面に載り、取付板4の固定片15は、第二載置片381の下面に当たる。これにより、取付板4は、第二載置片381と底壁32とで挟まれて側壁34に対して仮固定される。さらにこのとき、取付板4の各引掛け部47が、側壁34の各貫通孔37の上縁に引っ掛かることによっても、取付板4は側壁34に対して仮固定される。
次いで、図7に示すように、第二載置片381と固定片15を上方から打ち込んだねじ等の固定具16によって固定する。これにより、取付板4は側壁34に対して固定(本固定)される。
取付板4が側壁34に対して固定された状態において、ホルダー5の上端部の弾性部56(アーチ部57)は、第一載置片380(押さえ部8)によって上から押さえられ、これにより、ホルダー5の上方への移動が規制される。
なお、本実施形態では、取付板4を所定の固定位置へ移動させた状態において、ホルダー5の上端部の弾性部56(アーチ部57)は、第一載置片380(押さえ部8)によって上から押さえられる。
取付板4が側壁34に対して固定された後、第一載置片380上には上部材7(バーナー台70)が載置され、ねじ等の固定具で、上部材7が第一載置片380に固定される。
上述のように施工されることで、本実施形態のスピーカー固定構造が形成される。
以上説明した本実施形態のスピーカー固定構造では、スピーカー6を保持したホルダー5が取り付けられた取付板4を、側壁34に沿って移動させ、側壁34に対して固定するだけで、ホルダー5を移動不可な状態で、側壁34の内側に設置することができる。
したがって、本実施形態のスピーカー固定構造では、ホルダー5を取付板4や側壁34に対してねじ固定する必要がないため、この分だけ施工手間を省くことができて、側壁34の内側へのスピーカー6の取り付けを容易に行うことができる。
また、本実施形態のスピーカー固定構造では、ホルダー5が、その上端部に弾性部56(アーチ部57)を有するため、押さえ部8によってホルダー5が押さえられたときに、弾性部56(アーチ部57)が変形可能である。そのため、本実施形態のスピーカー固定構造では、押さえ部8によってホルダー5が押さえられたときに、取付板4の保持部40等のスピーカー固定構造の一部に過度な負荷がかかって破損が生じることを抑制することができる。
(変更例)
続いて、上述した実施形態2のスピーカー固定構造の変更例について説明する。
実施形態2のスピーカー固定構造は、上述した実施形態1のスピーカー固定構造の変更例と同様の変更例を採用してもよい。
また、実施形態2のスピーカー固定構造は、取付板4を側壁34に沿って所定の固定位置へと移動させ、所定の固定位置において取付板4を側壁34に固定したときに、ホルダー5が押さえ部8によって上から押さえられるように構成されていればよく、上述した構造に限定されない。つまり、スピーカー固定構造は、取付板4の移動方向をガイドする構造(挿入孔39及び挿入部46)を有さなくてもよい。また、取付板4の側壁34に沿った移動方向は、適宜選択可能である。
(効果)
以上説明した実施形態1の加熱調理器のスピーカー固定構造は、下記の第一の構成を具備することを特徴とする。
すなわち、実施形態1の加熱調理器のスピーカー固定構造は、底壁32と底壁32から上方に突出した側壁34とを有する加熱調理器1の筐体3と、側壁34の内側に固定される取付板4と、取付板4に取り付けられるホルダー5と、ホルダー5に保持されたスピーカー6と、筐体3の内側に上から取り付けられる上部材7と、を備える。
取付板4は、ホルダー5を上下方向に抜き差し自在に保持する保持部40を有する。実施形態1の加熱調理器のスピーカー固定構造は、保持部40に保持されたホルダー5が、筐体3の内側に取り付けられた上部材7によって上から押さえられるように構成している。
実施形態1の加熱調理器のスピーカー固定構造は、スピーカー6を保持したホルダー5を、取付板4の保持部40に上方から差し込み、その後、筐体3の内側に上部材7を取り付けることで、上部材7によってホルダー5を上から押さえることができる。
したがって、実施形態1の加熱調理器のスピーカー固定構造では、ホルダー5を取付板4や側壁34に対してねじ固定する必要がないため、この分だけ施工手間を省くことができて、側壁34の内側へのスピーカー6の取り付けを容易に行うことができる。
また、実施形態1の加熱調理器のスピーカー固定構造は、上記の第一の構成に加えて、下記の第二の構成を付加的に具備する。
すなわち、実施形態1の加熱調理器のスピーカー固定構造では、上部材7は、バーナー台70である。
実施形態1の加熱調理器のスピーカー固定構造では、上部材7が、加熱調理器1が一般的に備えるバーナー台70であるため、ホルダー5を押さえるための専用の部材が別途必要とならず、部品数及び施工手間が増えることを防止できる。
また、以上説明した実施形態2の加熱調理器のスピーカー固定構造は、下記の第三の構成を具備することを特徴とする。
すなわち、実施形態2の加熱調理器のスピーカー固定構造は、底壁32と底壁32から上方に突出した側壁34とを有する加熱調理器1の筐体3と、側壁34の内側に固定される取付板4と、取付板4に取り付けられるホルダー5と、ホルダー5に保持されたスピーカー6と、側壁34から筐体3の内側に突出した押さえ部8と、を備える。
取付板4は、ホルダー5を上下方向に抜き差し自在に保持する保持部40を有する。実施形態2の加熱調理器のスピーカー固定構造は、取付板4が側壁34の内側に固定された状態において、保持部40に保持されたホルダー5が、押さえ部8によって上から押さえられるように構成している。
実施形態2のスピーカー固定構造では、スピーカー6を保持したホルダー5が取り付けられた取付板4を、側壁34に沿って移動させ、側壁34に対して固定するだけで、ホルダー5が、押さえ部8によって上から押さえられるようにでき、ホルダー5を移動不可な状態で、側壁34の内側に設置することができる。
したがって、実施形態2の加熱調理器のスピーカー固定構造では、ホルダー5を取付板4や側壁34に対してねじ固定する必要がないため、この分だけ施工手間を省くことができて、側壁34の内側へのスピーカー6の取り付けを容易に行うことができる。
また、実施形態1及び2の加熱調理器のスピーカー固定構造は、上記の第一の構成、第一及び第二の構成、あるいは、第三の構成に加えて、下記の第四の構成を付加的に具備する。
すなわち、実施形態1及び2の加熱調理器のスピーカー固定構造では、ホルダー5は、その上端部に位置する弾性部56をさらに有する。
実施形態1及び2の加熱調理器のスピーカー固定構造では、ホルダー5が、上部材7または押さえ部8で上から押さえられたとき、弾性部56が弾性的に接触するため、保持部40等のスピーカー固定構造の構成の一部に過度な力が加わって破損が生じることを抑制することができる。また、実施形態1及び2の加熱調理器のスピーカー固定構造では、弾性部56によって、製造誤差、設置誤差等を吸収できる。
また、実施形態1及び2の加熱調理器のスピーカー固定構造は、上記の第四の構成に加えて、下記の第五の構成を付加的に具備する。
すなわち、実施形態1及び2の加熱調理器のスピーカー固定構造では、弾性部56は、弾性を有するアーチ部57で構成される。
実施形態1及び2の加熱調理器のスピーカー固定構造では、弾性部56が、弾性を有するアーチ部57で構成されるため、弾性部56を簡単に形成することができる。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
3 筐体
32 底壁
34 側壁(前側の側壁)
4 取付板
40 保持部
5 ホルダー
56 弾性部
57 アーチ部
6 スピーカー
7 上部材
70 バーナー台
8 押さえ部

Claims (3)

  1. 底壁と前記底壁から上方に突出した側壁とを有する加熱調理器の筐体と、
    前記側壁の内側に固定される取付板と、
    前記取付板に取り付けられるホルダーと、
    前記ホルダーに保持されたスピーカーと、
    前記側壁から前記筐体の内側に突出した押さえ部と、を備え、
    前記取付板は、前記ホルダーを上下方向に抜き差し自在に保持する保持部を有し、
    前記取付板が前記側壁の内側に固定された状態において、前記保持部に保持された前記ホルダーが、前記押さえ部によって上から押さえられるように構成したことを特徴とする加熱調理器のスピーカー固定構造。
  2. 前記ホルダーは、その上端部に位置する弾性部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器のスピーカー固定構造。
  3. 前記弾性部は、弾性を有するアーチ部で構成されることを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器のスピーカー固定構造
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