JP6788495B2 - 取付構造及びこれを備えた加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、取付構造及びこれを備えた加熱調理器に関する。
特許文献1には、コネクタが取り付けられた薄厚の基板用ケースを、ねじ等を用いて、機器筐体の側壁の内面に取り付けた構造が記載されている。
特開2012−99623号公報
ところで、一般的な筐体では、各種の電気機器が収容されるため、筐体の側壁の内側にスペースが形成されにくい。そのため、一般的な筐体では、基板用ケース等の部材を、筐体の側壁の内側の所定の固定位置に配置するのに手間がかかり、筐体の側壁の内側への部材の取り付けが行いにくい。
上記事情に鑑みて、本発明は、筐体の側壁の内側への部材の取り付けがしやすい取付構造及びこれを備えた加熱調理器を提案することを、目的とする。
本発明に係る一態様の取付構造は、底壁と前記底壁から上方に突出した複数の側壁とを有する筐体と、前記複数の側壁のうちの1つの側壁の内側に固定され、電気部品が取り付けられる取付板と、を備える。
前記筐体は、ガイド部を有し、前記取付板は、前記ガイド部に摺接することのできるガイド面を有する。前記ガイド面は、前記取付板が前記底壁に沿った所定方向に移動されたときに、前記ガイド部に摺接しながら前記取付板を上方に移動させ、前記取付板を所定の固定位置へとガイドするように構成されている。
本発明に係る一態様の加熱調理器は、上記の取付構造と、前記筐体に設けられた加熱部とを備える。
本発明では、筐体の側壁の内側への部材の取り付けがしやすい取付構造及びこれを備えた加熱調理器を提案することができるという効果が得られる。
図1は、本発明に係る実施形態1の取付構造を備えた調理器を示す斜視図である。 図2は、同上の調理器を備えた調理台を示す斜視図である。 図3は、同上の調理台を示す側断面図である。 図4は、同上の取付構造を示す分解斜視図である。 図5は、図4のA部の拡大斜視図である。 図6は、図4のB部の拡大斜視図である。 図7は、図4のC部の拡大斜視図である。 図8は、同上の取付構造の施工手順を示す斜視図である 図9は、図8の次の施工手順を示す斜視図である。 図10は、図9の次の施工手順を示す斜視図であり、取付が完了した状態を示す図である。
(実施形態1)
図1には、本発明に係る実施形態1の取付構造を備えた加熱調理器1が示されている。加熱調理器1は、ビルドイン式のガス加熱調理器であり、図2に示す調理台100のように、キッチンキャビネット2に組み込まれる。
加熱調理器1は、一方向に距離をおいて並ぶ複数のバーナー10からなる加熱部101を備える。以下では、複数のバーナー10が並ぶ方向を左右方向とし、この左右方向に対して平面視において直交する方向を前後方向として、各構成について説明する。各図において、矢印Xで示す方向が前方であり、矢印Yで示す方向が右方であり、矢印Zで示す方向が上方である。
図2及び図3に示すように、キッチンキャビネット2は、上方に開口した箱状のキャビネット本体20と、キャビネット本体20の上開口を塞ぐカウンター21とを備える。カウンター21には、その中央部に開口が設けられており、この開口を塞ぐように加熱調理器1が組み込まれている。
図1に示すように、加熱調理器1は、その外郭をなす筐体3と、筐体3の内側に固定される取付板4と、加熱調理器1を操作するための操作器11と、加熱調理器1の電源スイッチ12とをさらに備える。図2及び図3に示すように、操作器11は、キャビネット本体20の上端部の前端部分に、前方に引き出し自在に取り付けられる。電源スイッチ12は、キャビネット本体20の上端部の前端部分に、操作器11に対して左右方向に並ぶように取り付けられる。
図1に示すように、筐体3は、上方に開口した平面視矩形の箱型のケース30と、ケース30上に取り付けられて、ケース30の上開口を塞ぐトッププレート31とを備える。トッププレート31には、左右方向に距離をおいて並ぶ複数の開口が設けられており、各開口からバーナー10のバーナーヘッド13が上方に突出している。このように各バーナー10(つまり加熱部101)は、トッププレート31を上下方向に貫通するように、筐体3に設けられる。図2及び図3に示すように、加熱調理器1は、トッププレート31とカウンター21の上面同士が略面一となるように、キッチンキャビネット2に組み込まれる。加熱調理器1は、各バーナーヘッド13を囲むように配される五徳14をさらに備える。
加熱調理器1はさらに、筐体3の内側に設置される制御器を備える。制御器は、各バーナー10に設けられた点火プラグや温度センサ等の電気機器に電気的に接続され、これらの電気機器を制御する。
図1及び図3に示すように、ケース30は、底壁32と、底壁32から上方に突出した複数の側壁33とを有する。複数の側壁33は、ケース30の前面を構成する前側の側壁34と、ケース30の後面を構成する後側の側壁35と、ケース30の左右の面を構成する左右の側壁36とを含む。取付板4は、前側の側壁34の内側(つまり後側)に固定される。取付板4は、側壁34の内側の所定の固定位置に配された状態で、側壁34に対して固定される。
図4には、本実施形態の取付構造が詳細に示されている。筐体3は、取付板4を筐体3の所定の固定位置へとガイドするためのガイド部5を有する。取付板4は、ガイド部5に摺接することのできるガイド面40を有する。ガイド面40は、取付板4が底壁32に沿った所定方向(本実施形態では左方)に移動されたときに、ガイド部5に摺接しながら取付板4を上方に移動させ、取付板4を所定の固定位置へとガイドするように構成されている。
まず、ガイド部5を有する筐体3についてさらに詳しく説明する。
前側の側壁34は、左右方向に長い板状の部材である。側壁34は、側壁34を前後方向に貫通する複数の貫通孔37と、側壁34から筐体3の内側(つまり後方)に突出した複数の載置片38と、側壁34の各貫通孔37の上縁から下方に突出した複数の引掛かり片39を有する。
複数の貫通孔37のそれぞれは、左右方向に長い略矩形の孔である。複数の貫通孔37は、左から右へ並ぶ、第一貫通孔370、第二貫通孔371、及び第三貫通孔372をこの順に含む。貫通孔370,371,372は、左右方向に互いに距離をおいて並ぶ。
複数の載置片38のそれぞれは、略矩形板状である。複数の載置片38は、左から右へ並ぶ、第一載置片380、第二載置片381、及び第三載置片382をこの順に含む。載置片380,381,382は、左右方向に互いに距離をおいて並んでいる。載置片380,381,382のそれぞれは、バーナー10を支持するバーナー台(図示せず)の前端部の支持及び固定に用いられる。
第一載置片380は、側壁34のうち第一貫通孔370の左端部の上縁から若干上方に離れた部分から後方に突出している。第二載置片381は、側壁34のうち第一貫通孔370の右寄りの部分の上縁から後方に突出している。第三載置片382は、側壁34のうち第三貫通孔372の右寄りの部分の上縁から後方に突出している。
載置片380,381,382のそれぞれは、上下方向に貫通するねじ孔383と、下方に突出する円筒状のフランジ384(図5参照)とを有する。各フランジ384は、載置片380,381,382に例えばバーリング加工を施すことによって形成される。各フランジ384の内周面は、螺旋状の溝が形成されて、ねじ孔383の一部を構成している。第二載置片381は、取付板4との固定に用いられる円孔状の固定孔385をさらに有する。
複数の引掛かり片39のそれぞれは、略矩形板状である。複数の引掛かり片39は、左から右へ並ぶ、第一引掛かり片390、第二引掛かり片391、第三引掛かり片392、及び第四引掛かり片393をこの順に含む。引掛かり片390,391,392,393は、左右方向に互いに距離をおいて並んでいる。
第一引掛かり片390は、側壁34のうち第一貫通孔370の上縁の左寄りの部分から下方に突出している。左右方向において、第一引掛かり片390は、第一載置片380と第二載置片381の間に位置する。第二引掛かり片391は、側壁34のうち第二貫通孔371の上縁の左端から下方に突出している。第二引掛かり片391は、側壁34のうち第二貫通孔371の左縁に対しても一体である。
第三引掛かり片392は、側壁34のうち第三貫通孔372の上縁の左端から下方に突出している。第三引掛かり片392は、側壁34のうち第三貫通孔372の左縁に対しても一体である。第四引掛かり片393は、側壁34のうち第三貫通孔372の上縁の右寄りの部分から下方に突出している。左右方向において、第三引掛かり片392と第四引掛かり片393との間に、第三載置片382が位置する。引掛かり片390,391,392,393のそれぞれは、側壁34の貫通孔370,371,372の縁の一部を構成している。
底壁32は、複数の挿入孔6を有する。複数の挿入孔6のそれぞれは、底壁32を上下方向に貫通している。複数の挿入孔6は、左から右へ並ぶ、第一挿入孔60、第二挿入孔61、第三挿入孔62、及び第四挿入孔63をこの順に含む。挿入孔60,61,62,63は、左右方向に互いに距離をおいて並んでいる。
複数の挿入孔6(つまり挿入孔60,61,62,63)は、形状及び大きさが互いに同じである。挿入孔6は、左右方向に長い孔である。図6に示すように、挿入孔6は、前後方向の巾が互いに異なる、幅狭部64、中間部65、及び幅広部66を、この順に左から右へ有する。挿入孔6は、前後方向の巾が、幅狭部64において最小であり、中間部65では右側ほど大きく、幅広部66において最大である。挿入孔6の後縁は、幅狭部64の後縁と幅広部66の後縁が、互いに平行であり、中間部65の後縁が、右側ほど後方に位置するように傾いている。側壁34は、その下端部に各挿入孔6に連通する拡張孔67をさらに有する。
本実施形態においては、上述した複数の挿入孔60,61,62,63のそれぞれが、筐体3が有するガイド部5を構成している。
続いて、ガイド面40を有する取付板4についてさらに詳しく説明する。
図1に示すように、取付板4は、電気部品41が取り付けられる板体であり、金属製である。電気部品41は、本実施形態では、複数のコネクタ42である。各コネクタ42は、筐体3の外側に設置される電気機器(操作器11、電源スイッチ12等)と、筐体3の内側に設置される電気機器(制御器等)とを電気的に接続する。各コネクタ42は、取付板4を前後方向に貫通するように取り付けられている。
図4に示すように、取付板4は、略矩形板状の本体部43と、前方に開口した略矩形の箱部44とを有する。本体部43には、コネクタ42が取り付けられる複数の接続口45が設けられている。
取付板4は、本体部43から下方に突出した複数の挿入部7と、本体部43から下方に突出した複数の載置部8と、本体部43及び箱部44から前方に突出した複数の引掛け部9と、本体部43の上端から後方に突出した固定片15をさらに有する。
複数の挿入部7は、左から右へ並ぶ、第一挿入部70、第二挿入部71、及び第三挿入部72をこの順に含む。挿入部70,71,72は、左右方向に互いに距離をおいて並んでいる。複数の挿入部7は、共通の構造を備える。
図7に示すように、挿入部7は、本体部43の下端から下方に突出した板状の突片部73と、突片部73の先端(下端)から突出した矩形板状の補強片74と、突片部73の右端から突出した矩形板状の補強片75を有する。
突片部73は、挿入孔6よりも左右方向に長い片である。突片部73は、左右方向の部分ごとに、下方への突出長さが互いに異なる。突片部73の下面76は、上下位置が互いに異なる、第一下面760、第二下面761、第三下面762、及び第四下面763を、この順に左から右へ有する。
第一下面760、第三下面762、及び第四下面763は、互いに平行である。第一下面760よりも第三下面762が上方に位置し、第三下面762よりも第四下面763が上方に位置する。第二下面761は、右側ほど下方に位置するように傾斜している。
第一下面760と第二下面761とが連続しており、第二下面761と第三下面762とが連続しており、第三下面762と第四下面763とが略鉛直な起立面764を介して連続している。
補強片74は、突片部73の第四下面763から後方に突出しており、第四下面763は、補強片74で覆われている。補強片75は、突片部73の右の側面765から後方に突出している。補強片75の上面は、第一下面760よりも若干上方に位置し、補強片75の下面は、第四下面763と同じ高さ位置である。補強片74と補強片75とは、略直角に並んでいる。
補強片74と補強片75とは、前後方向の長さが互いに同じである。補強片74の前後方向の長さ(つまり突片部73の前面から補強片74の後面までの長さ)、及び補強片75の前後方向の長さ(つまり突片部73の前面から補強片75の後面までの長さ)は、挿入孔6の幅狭部64の前後方向の長さと同じか、それよりも僅かに小さい。
図4に示すように、複数の載置部8は、その下面が、各挿入部7の突片部73の第一下面760と同じ上下位置に位置する。複数の載置部8は、本実施形態では、3つの載置部8で構成される。複数の載置部8は、本体部43の下端に、載置部8と挿入部7とが左右方向に1つずつ交互に並ぶように配される。
複数の引掛け部9は、左から右へ並ぶ、第一引掛け部90、第二引掛け部91、第三引掛け部92、及び第四引掛け部93をこの順に含む。引掛け部90,91,92,93は、左右方向に互いに距離をおいて並んでいる。複数の引掛け部9は、形状及び大きさが互いに同一である。
引掛け部9は、側面視略L字状である。引掛け部9は、本体部43または箱部44から前方に突出した横片部と、横片部の前端から上方に突出した縦片部を有する。縦片部は、本体部43よりも、側壁34の厚み分だけ前方に位置している。
第一引掛け部90は、箱部44の上端の右端部に設けられている。第二引掛け部91、第三引掛け部92、及び第四引掛け部93は、本体部43の上端に設けられている。
固定片15は、板状である。固定片15には、円孔状の固定孔150と、矩形孔状の開口151が設けられている。固定孔150と開口151のそれぞれは、固定片15を上下方向に貫通している。開口151は、左右方向に長い矩形孔状である。
本実施形態においては、挿入部70,71,72のそれぞれの端面の一部を構成する第二下面761が、取付板4が有するガイド面40を構成している。
続いて、筐体3に対して取付板4を取り付ける施工手順の一例について説明する。
まず、図8に示すように、取付板4を、側壁34から突出した各載置片38を避けるように、側壁34に対して傾けながら、取付板4の各挿入部7を、底壁32の各挿入孔6に挿入する。このとき、各挿入部7の下部(第一下面760よりも下側の部分)が、各挿入孔6に挿入され、補強片75が、各挿入孔6の幅広部66内に配される。各挿入部7は、側壁34の下端部の拡張孔67(図6参照)内を介して各挿入孔6内に挿入可能である。
次いで、図9に示すように、取付板4を側壁34に対して平行にして、各挿入部7の第一下面760と各載置部8の下面とを、底壁32の上面に載せる。
次いで、取付板4を左方に移動させる。このとき、各挿入部7の傾斜した第二下面761(つまりガイド面40)が、各挿入孔6の幅狭部64の左縁に摺接しながら、取付板4が左方に移動されることによって、取付板4が上方に移動されて、取付板4が所定の固定位置へとガイドされる。
取付板4が所定の固定位置にあるとき、図10に示すように、各挿入部7の第三下面762が底壁32の上面に載り、各挿入部の起立面764(図7参照)が各挿入孔6の幅狭部64の左縁に当たり、取付板4の固定片15の上面が側壁34の第二載置片381の下面に当たる。このとき、取付板4は、第二載置片381と底壁32とで挟まれ、上下位置が定まる。またこのとき、取付板4の各引掛け部9の縦片部が、側壁34の各貫通孔37の縁の各引掛かり片39の外側(前側)に位置して引っ掛かる。またこのとき、各挿入孔6の幅狭部64内に各挿入部7の補強片75が位置することで、各幅狭部64の後縁によって各挿入部7の後方への位置ずれが規制される。またこのとき、第二載置片381から下方に突出したフランジ384は、取付板4の固定片15の開口151に収まる。
次いで、側壁34の第二載置片381の固定孔385と、所定の固定位置にある取付板4の固定片15の固定孔150に、上方からねじ等の固定具16を打ち込んで、取付板4を側壁34に対して固定する。
例えば上述した施工手順によって、取付板4は筐体3の側壁34に対して取り付けられる。
以上説明した本実施形態の取付構造では、取付板4の各挿入部7を、筐体3の底壁32の各挿入孔6に挿入して側壁34に沿わせ、この状態で、取付板4を側壁34に沿って所定方向に移動させるだけで、取付板4を所定の固定位置へと移動させることができる。
そのため、本実施形態の取付構造では、筐体3の側壁34の内側のスペースが狭くても、取付板4を側壁34の内側の所定の固定位置へと配置しやすく、取付板4の側壁34への固定が行いやすい。
また、本実施形態の取付構造では、取付板4が所定の固定位置にあるときに、側壁34から突出した載置片38(第二載置片381)に固定片15が当たり、載置片38と底壁32との間に取付板4が挟まれる。
そのため、本実施形態の取付構造では、バーナー台等を設置するための載置片38を、取付板4の位置決めにも用いることができて、所定の固定位置への配置がしやすい。
また、本実施形態の取付構造では、所定の固定位置において、取付板4を載置片38と底壁32とで挟み込むことができ、さらに取付板4の各引掛け部9を側壁34の各貫通孔37の縁の各引掛かり片39に引っ掛けることができる。
そのため、本実施形態の取付構造では、所定の固定位置において、取付板4を側壁34に対して仮固定することができ、ねじ等の固定具16で取付板4を側壁34に固定する際に、取付板4の位置ずれが起こりにくい。
また、本実施形態の取付構造では、第二載置片381からフランジ384が下方に突出しているものの、固定片15にフランジ384が挿通される開口151を設けているため、取付板4を所定の固定位置へと移動させ、固定片15を第二載置片381に当てる際に、フランジ384が取付板4の移動の邪魔になることを抑制することができる。
また、本実施形態の取付構造では、各挿入部7の各突片部73の先端部に補強片74,75を設けることで、各突片部73の先端部の補強を図ることができる。
また、本実施形態の取付構造では、底壁32に設けた挿入孔6を、幅広部66と中間部65と幅狭部64とを有する形状としたことで、各挿入孔6への各挿入部7の挿入を、幅広部66を介して行うことができて、取付板4を斜めに傾けた状態でも、各挿入孔6への各挿入部7の挿入が行いやすい。
また、本実施形態の取付構造では、取付板4を左方に移動させる際には、中間部65及び幅狭部64の後縁がガイドとなって、挿入部7の後方への位置ずれを抑制でき、取付板4を側壁34に沿わせて移動させやすい。
また、本実施形態の取付構造では、取付板4が所定の固定位置に移動した状態では、各挿入部7の補強片75の後方への移動を各挿入孔6の幅狭部64の後縁によって規制することができ、取付板4の下端部が所定の固定位置から後方に位置ずれを起こすことを抑制することができる。
また、本実施形態の取付構造では、側壁34の下端部に設けた拡張孔67を介して各挿入孔6内へと各挿入部7を挿入することができるため、取付板4を傾けた姿勢でも、各挿入部7の各挿入孔6への挿入が行いやすい。
(変更例)
続いて、上述した実施形態1の取付構造の変更例について説明する。
筐体3のケース30は、本実施形態のような平面視矩形の箱型に限らず、平面視形状がその他の形の箱型であってもよく、すなわち、筐体3が有する複数の側壁33の数は、4以外でもよい。
取付板4に取り付けられる電気部品41は、コネクタ42以外の電気部品でもよい。
取付構造は、取付板4が有するガイド面40が、取付板4が所定方向に移動されたときに、筐体3が有するガイド部5に摺接しながら取付板4を上方に移動させ、取付板4を所定の固定位置へとガイドするように構成されていればよく、ガイド部5とガイド面40は、上述した挿入孔6と挿入部7の組み合わせ以外で構成されてもよい。例えば、取付板4にガイド面40を孔縁に有する孔を設け、側壁34にガイド部5を構成する突起を設けて、取付板4が所定の固定位置へとガイドされるようにしてもよい。
取付構造は、側壁34が貫通孔37及び引掛かり片39を有さず、かつ取付板4が引掛け部9を有さなくてもよい。
取付構造は、筐体3が載置片38を有さず、かつ取付板4が固定片15を有さなくてもよい。この場合、例えば、取付板4は、側壁34に対して、側壁34の外側(前側)から打ち込んだねじ等の固定具によって固定されてもよい。
取付構造は、載置片38がフランジ384を有さず、かつ固定片15が開口151を有さなくてもよい。
載置片38は、バーナー台の支持及び固定に用いるものに限らず、固定片15を固定するための専用のものであってもよい。
加熱部101を構成するバーナー10の数は、複数に限らず、1つであってもよい。
(効果)
以上説明した実施形態1の取付構造は、下記の第一の構成を具備することを特徴とする。
すなわち、実施形態1の取付構造は、底壁32と底壁32から上方に突出した複数の側壁33とを有する筐体3と、複数の側壁33のうちの1つの側壁34の内側に固定され、電気部品41が取り付けられる取付板4と、を備える。
筐体3は、ガイド部5を有し、取付板4は、ガイド部5に摺接することのできるガイド面40を有する。ガイド面40は、取付板4が底壁32に沿った所定方向に移動されたときに、ガイド部5に摺接しながら取付板4を上方に移動させ、取付板4を所定の固定位置へとガイドするように構成されている。
実施形態1の取付構造では、筐体3の側壁34の内側に取付板4を配置し、取付板4を底壁32に沿った所定方向に移動させたときに、取付板4が有するガイド面40が、筐体3が有するガイド部5に摺接しながら取付板4を上方に移動させ、取付板4を所定の固定位置へとガイドすることができる。そのため、実施形態1の取付構造では、筐体3の側壁34の内側の所定の固定位置への取付板4の配置が容易であり、側壁34の内側への取付板4の取り付けがしやすい。
また、実施形態1の取付構造は、上記の第一の構成に加えて、下記の第二の構成を付加的に具備する。
すなわち、実施形態1の取付構造では、電気部品41は、筐体3の外側に設置される電気機器と、筐体3の内側に設置される電気機器とを電気的に接続するコネクタ42である。
実施形態1の取付構造では、側壁34の内側への取付板4の取り付けがしやすいうえに、取付板4をコネクタ42付きの中継板として利用することができる。
また、実施形態1の取付構造は、上記の第一の構成、または第一及び第二の構成に加えて、下記の第三の構成を付加的に具備する。
すなわち、実施形態1の取付構造では、ガイド部5は、底壁32に設けられた挿入孔6であり、ガイド面40は、取付板4から下方に突出した挿入部7の端面(第二下面761)である。ガイド面40は、挿入部7が挿入孔6に挿入された状態で取付板4が前記所定方向に移動されたときに、挿入孔6の縁に摺接してガイドするように構成されている。
実施形態1の取付構造では、側壁34の内側への取付板4の配置を、取付板4の挿入部7を筐体3の底壁32の挿入孔6へ挿入した後、取付板4を所定方向に移動させるといった簡単な方法で行うことができる。
また、実施形態1の取付構造は、上記の第一乃至第三の構成の各組み合わせに加えて、下記の第四の構成を付加的に具備する。
すなわち、実施形態1の取付構造では、1つの側壁34は、貫通孔37をさらに有し、取付板4は、引掛け部9をさらに有する。引掛け部9は、取付板4が所定の固定位置にあるときに、1つの側壁34の貫通孔37の縁(引掛かり片39)に引っ掛かるように構成されている。
実施形態1の取付構造では、取付板4が所定の固定位置にあるときに、引掛け部9を側壁34の貫通孔37の縁に引掛けることができるため、取付板4を所定の固定位置に保持しやすく、ねじ等の固定具で取付板4を側壁34に対して固定する施工が行いやすい。
また、実施形態1の取付構造は、上記の第一乃至第四の構成の各組み合わせに加えて、下記の第五の構成を付加的に具備する。
すなわち、実施形態1の取付構造では、筐体3は、1つの側壁34から、筐体3の内側に突出した載置片38をさらに有し、取付板4は、所定の固定位置にあるときに、載置片38に当たる固定片15をさらに有し、固定片15が載置片38に固定される。
実施形態1の取付構造では、筐体3内に設置されるバーナー台等の載置に用いることのできる載置片38を、取付板4の所定の固定位置への位置決め片として利用することができ、さらに、この載置片38を取付板4の側壁34への固定に用いることができる。
また、実施形態1の取付構造は、上記の第一乃至第五の構成の各組み合わせに加えて、下記の第六の構成を付加的に具備する。
すなわち、実施形態1の取付構造では、載置片38は、下方に突出するフランジ384を含み、固定片15は、フランジ384が挿入される開口151を含む。
実施形態1の取付構造では、載置片38が下方に突出するフランジ384を含むことで、載置片38に形成するねじ孔の長さが確保しやすい。また、実施形態1の取付構造では、載置片38のフランジ384を、固定片15の開口151に挿入することができるため、固定片15を載置片38に当てるときに、フランジ384が邪魔になりにくい。
また、実施形態1の加熱調理器1は、上記の第一乃至第六の構成の各組み合わせのうちいずれか1つの取付構造と、筐体3に設けられた加熱部101とを備える。
実施形態1の加熱調理器1では、加熱部101に接続される各種の機器が筐体3内に収容されて、筐体3の側壁34の内側のスペースが狭い場合でも、側壁34の内側の所定の固定位置への取付板4の配置が容易であり、側壁34の内側への取付板4の取り付けがしやすい。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
3 筐体
32 底壁
33 側壁
34 側壁(前側の側壁)
37 貫通孔
38 載置片
384 フランジ
4 取付板
40 ガイド面
41 電気部品
42 コネクタ
5 ガイド部
6 挿入孔
7 挿入部
9 引掛け部
15 固定片
151 開口
101 加熱部

Claims (7)

  1. 底壁と前記底壁から上方に突出した複数の側壁とを有する筐体と、
    前記複数の側壁のうちの1つの側壁の内側に固定され、電気部品が取り付けられる取付板と、を備え、
    前記筐体は、ガイド部を有し、
    前記取付板は、前記ガイド部に摺接することのできるガイド面を有し、
    前記ガイド面は、前記取付板が前記底壁に沿った所定方向に移動されたときに、前記ガイド部に摺接しながら前記取付板を上方に移動させ、前記取付板を所定の固定位置へとガイドするように構成されていることを特徴とする取付構造。
  2. 前記電気部品は、前記筐体の外側に設置される電気機器と、前記筐体の内側に設置される電気機器とを電気的に接続するコネクタであることを特徴とする請求項1に記載の取付構造。
  3. 前記ガイド部は、前記底壁に設けられた挿入孔であり、
    前記ガイド面は、前記取付板から下方に突出した挿入部の端面であり、
    前記ガイド面は、前記挿入部が前記挿入孔に挿入された状態で前記取付板が前記所定方向に移動されたときに、前記挿入孔の縁に摺接してガイドするように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の取付構造。
  4. 前記1つの側壁は、貫通孔をさらに有し、
    前記取付板は、引掛け部をさらに有し、
    前記引掛け部は、前記取付板が前記所定の固定位置にあるときに、前記1つの側壁の前記貫通孔の縁に引っ掛かるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の取付構造。
  5. 前記筐体は、前記1つの側壁から、前記筐体の内側に突出した載置片をさらに有し、
    前記取付板は、前記所定の固定位置にあるときに、前記載置片に当たる固定片をさらに有し、
    前記固定片が前記載置片に固定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の取付構造。
  6. 前記載置片は、下方に突出するフランジを含み、
    前記固定片は、前記フランジが挿入される開口を含むことを特徴とする請求項5に記載の取付構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の取付構造と、前記筐体に設けられた加熱部とを備えることを特徴とする加熱調理器。
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