JP6115439B2 - コンデンサ - Google Patents

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本発明は、樹脂製のケースを備えるコンデンサに関する。
電力変換装置等に用いられるコンデンサとして、樹脂製のケースと、該ケースに収容されたコンデンサ素子と、該コンデンサ素子をケース内に封止する封止部材とを備えたものが知られている(下記特許文献1参照)。このコンデンサは、例えば、直流電源の電圧を平滑化したり、高周波ノイズを除去したりするために用いられる。
上記ケースは、射出成形により製造される。射出成形を行うときには、複数の金型を組み合わせ、この金型の内部に形成された空間に、溶融した樹脂を射出する。その後、樹脂を冷却して固化し、成形品であるケースを取り出す。このようにして、ケースを製造する。
ケースを製造した後、ケースに上記コンデンサ素子を収容する。次いで、溶融した封止部材を注入し、冷却して固化させる。これにより、コンデンサ素子をケース内に封止し、上記コンデンサを製造する。
特開2009−177000号公報
しかしながら、上記コンデンサは、いわゆるゲート痕の突出量が大きく、該ゲート痕が邪魔になりやすいという問題がある。すなわち、成形用の金型には、溶融樹脂が流れる孔(ゲート)が形成されており、成形を行うと、ゲート内に残った樹脂が付着した状態で、ケースが成形されることになる。そのため、ケースを金型から取り出した後、付着した樹脂(ゲート残)を除去する必要がある。このとき、ゲート痕と呼ばれる突起がケースに残る。上記コンデンサは、ケースのゲート痕の突出量が大きく、該ゲート痕が他の部品に干渉しやすい。そのため、他の部品をケースの近傍に配置しにくいという問題がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、ゲート痕の、ケース表面からの突出量を小さくすることができるコンデンサを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、樹脂製のケースと、
該ケースに収容された複数のコンデンサ素子と、
該コンデンサ素子を上記ケース内に封止する封止部材とを備え、
上記ケースの表面には、溝部がケース内側に凹むように形成されており、該溝部は、該溝部の開口方向から見たときに、一対の上記コンデンサ素子の間の隙間に沿って形成され、
上記ケースを成形した後に残るゲート痕の少なくとも一部が、上記溝部内に形成されており、
上記溝部の2つの側面は湾曲しており、上記溝部内に、上記2つの側面の間を繋ぐ台座部を形成してあり、該台座部は、上記開口方向を向いた平坦面を有し、該平坦面に上記ゲート痕が形成されていることを特徴とするコンデンサ。
上記コンデンサにおいては、ケースに上記溝部を形成してある。そして、ケースのゲート痕の少なくとも一部が、溝部内に形成されている。
そのため、ゲート痕の、ケース表面からの突出量を少なくすることができる。すなわち、上記コンデンサにおいては、複数のコンデンサ素子をケースに収容してあるため、ケースに溝部を、隣り合う一対のコンデンサ素子の間において凹むように形成することができる。つまり、ケースの壁部の一部を、コンデンサ素子に干渉することなく、凹ませることができる。上記コンデンサでは、この凹ませた部位(溝部)にゲート痕を形成してあるため、ゲート痕がケース表面から大きく突出しなくなる。そのため、ゲート痕が他の部品に干渉しにくくなり、他の部品をケースに接近配置することが可能になる。
以上のごとく、本例によれば、ゲート痕の、ケース表面からの突出量を小さくすることができるコンデンサを提供することができる。
実施例1における、コンデンサの斜視図。 図1の反対側から見たコンデンサの斜視図。 図1のIII矢視図。 図1のIV矢視図。 図1のV矢視図。 実施例1における、ケースの製造工程説明図。 図6のVII-VII断面図。 図7に示す金型を取り外した後の、ケースの断面図。 図3のIX-IX断面図。 実施例1における、ケース及びコンデンサ素子の斜視図。 実施例1における、電力変換装置の回路図。 実施例2における、コンデンサの平面図。 図12のXIII矢視図であって、一部を透視したもの。 実施例3における、コンデンサの平面図。 図14のXV矢視図。
上記コンデンサは、例えば、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置に用いることができる。
(実施例1)
上記コンデンサに係る実施例について、図1〜図11を用いて説明する。図1、図2に示すごとく、本例のコンデンサ1は、樹脂製のケース2と、複数のコンデンサ素子3(図10参照)と、封止部材4とを備える。個々のコンデンサ素子3は、ケース2に収容されている。また、上記封止部材4は、コンデンサ素子3をケース2内に封止している。
図3、図4に示すごとく、ケース2には、溝部21がケース内側に凹むように形成されている。溝部21は、該溝部21の開口方向(Y方向)から見たときに、一対のコンデンサ素子3の間の隙間150に沿って形成されている。
ケース2を成形した後に残るゲート痕5が、溝部21内に形成されている。
本例のコンデンサ1は、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置10(図11参照)に用いられる。この電力変換装置10は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載される。また、本例のコンデンサ1は、直流電源11の直流電圧を平滑化するために用いられている。
図10に示すごとく、本例では、2個のコンデンサ素子3を、それぞれの軸線Aが平行となるように配してある。2個のコンデンサ素子3は、該コンデンサ素子3の軸線方向(Z方向)に直交する配列方向(X方向)に配列されている。図3、図4に示すごとく、上記開口方向(Y方向)は、X方向とZ方向との双方に直交する方向である。
図1に示すごとく、ケース2は開口部200を有する。この開口部200からコンデンサ素子3(図10参照)をケース2内に入れ、さらに溶融した封止部材4を注入し、冷却して固化させてある。これにより、コンデンサ素子3をケース2内に封止している。
図1に示すごとく、封止部材4の表面から2本の電極端子6(6a,6b)が突出している。これらの電極端子6は、コンデンサ3の電極面31,32(図10参照)に電気接続している。個々の電極端子6は、後述する半導体モジュール13および上記直流電源11に接続される。
図2に示すごとく、ケース2の壁部20には、底壁部20bと、該底壁部20bからY方向に立設する側壁部20sとがある。本例では、底壁部20bに溝部21を形成してある。
側壁部20sには、ケース2を上記電力変換装置10の筐体に固定するための固定部25(25a,25b)を形成してある。図3、図4に示すごとく、固定部25は、側壁部20sからX方向に突出する板状部250と、該板状部250にインサートされた座金251と、板状部250を補強する補強部252とを備える。座金251に図示しないボルトを挿入することにより、コンデンサ1を上記筐体に固定するよう構成されている。
本例のケース2は、上記固定部25(25a,25b)を2個備える。図4に示すごとく、2個の固定部25a,25bのうち一方の固定部25aは、側壁部20sの、開口部200に近い位置に設けられている。他方の固定部25bは、側壁部20sの、底壁部20bに近い位置に設けられている。
図2〜図4に示すごとく、溝部21には、台座部22を形成してある。台座部22は、Y方向に直交する平坦面220を有する。この平坦面220に、上記ゲート痕5が形成されている。また、ゲート痕5は、溝部21の長手方向(Z方向)における中央位置に形成されている。
図9に示すごとく、コンデンサ素子3の側面39には、ケース2の底壁部20bに平行な平面391と、アール状に湾曲した湾曲面392とがある。また、本例では、溝部21の側壁210を湾曲させてある。これにより、コンデンサ素子3の平面391から湾曲面392に渡って、底壁部20bまでの距離Lを略一定にしている。
上述したように、コンデンサ1を製造するときには、ケース2にコンデンサ素子3を収容し、次いで、溶融した封止部材4を注入する。そして、封止部材4を冷却して固化させる。このとき、封止部材4は収縮するため、仮に、コンデンサ素子3の側面39から底壁部20bまでの距離Lに大きなばらつきがあったとすると、収縮量に差異が生じてしまう。その結果、ケース2に応力が加わる可能性が考えられる。本例では、このような問題を解決すべく、コンデンサ素子3の平面391から湾曲面392に渡って、底壁部20bまでの距離Lを略一定にしている。これにより、封止部材4の収縮量を一定にし、ケース2に大きな応力が加わらないようにしている。
また、本例では図9に示すごとく、ゲート痕5の先端59は、ケース2の壁部20のうちX方向において溝部21の両側に位置する部位29の外面290よりも、Y方向におけるケース内側に存在している。すなわち、ゲート痕5の先端59は、溝部21内に位置している。
図10に示すごとく、本例では、ケース2に2個のコンデンサ素子3を収容してある。個々のコンデンサ素子3は、金属箔を表面に形成したフィルムを巻回してなるフィルムコンデンサ素子である。コンデンサ素子3は柱状に形成されている。図10に示すごとく、コンデンサ素子3の両端面は、上記電極面31,32となっている。2つの電極面31,32には、それぞれバスバー60(60a,60b)が取り付けられている。2つのバスバー60a,60bのうち、一方のバスバー60aは、本体部600と、第1延出部601と、第2延出部602と、電極端子6aとを備える。本体部600は四辺形板状に形成され、コンデンサ素子31の電極面31に接続している。第1延出部601は、本体部600からY方向に延出している。また、第2延出部602は、第1延出部601からZ方向に延出している。電極端子6aは、第2延出部602からY方向に突出している。他方のバスバー60bも、同様の構造を有する。また、2本の電極端子6a,6bは、Z方向における高さ位置が略同一になっている。
次に、ケース2の成形方法について説明する。図6、図7に示すごとく、ケース2を成形するときには、3個の金型7(7a,7b,7c)を組み合わせ、これらの金型7の間に形成された成形空間Sに、溶融した樹脂を射出する。その後、樹脂を冷却し、成形したケース2を金型7から取り出す。
金型7には、Z方向に組み合わされる第1金型7aおよび第2金型7bと、Y方向に組み合わされる第3金型7cとがある。第1金型7aと第2金型7bとの間に、成形空間Sに通じるゲート50が形成されている。溶融した樹脂は、このゲート50を通って、成形空間Sに射出される。
図6に示すごとく、第1金型7aは、Z方向における第2金型7b側へ突出した凸部75を有する。また、第2金型7bは、上記凸部75が嵌合する凹部76を有する。これら凸部75と凹部76との間に、ゲート50が形成されている。
ケース2を成形すると、第1金型7aと第2金型7bとの間に対応する位置に、分割線PLが形成される。分割線PLは、ケース2の、2つの固定部25a,25bと、台座部22とを通っている。また、Z方向において、固定部25の第1金型7a側の主面255から分割線PLまでの距離D1は、固定部25の第2金型7b側の主面256から分割線PLまでの距離D2よりも短い。また、ケース2の外表面のうち、第1金型7aに密着する部分の面積は、第2金型7bに密着する部分の面積よりも小さい。これにより、金型7a,7bを分離するときに、第1金型7aとケース2との間に生じる摩擦力の方が、第2金型7bとケース2との間に生じる摩擦力よりも小さくなるようにしてある。そのため、樹脂を射出して冷却した後、金型7a,7bを開くと、成形されたケース2は第2金型7b側に残ることになる。このようにした後、エジェクタピン74を使って、ケース2をZ方向に押し上げる。これにより、ケース2を第2金型7bから分離する。
図8に示すごとく、金型7から取り出されたケース2には、ゲート残51が付着している。ゲート残51は、ゲート50に残った溶融樹脂が冷却して固化したものである。ケース2を金型7から取り出した後、このゲート残51を切断する。このとき、ゲート痕5が発生するが、本例では図9に示すごとく、ゲート痕5が溝部21に残るようにしてあるため、ゲート痕5は、ケース2の外面290からY方向に大きく突出しない。
また、本例では図9に示すごとく、溝部21に台座部22を形成し、この台座部22の平坦面220にゲート残51が付くようにしてある。これにより、ゲート残51を切断しやすくしてある。すなわち、本例では、溝部21の側面215がアール状に湾曲しているため、仮に、この側面215にゲート残51が付いたとすると、ゲート残51が曲がってしまい、応力が生じて、容易に切断できなくなる可能性がある。そのため本例では、溝部21内に台座部22を形成し、この台座部22の平坦面220にゲート残51が付くようにしてある。
次に、本例のコンデンサ1を用いた電力変換装置10の説明をする。図11に示すごとく、本例の電力変換装置10は、複数の半導体モジュール13を備え、この半導体モジュール13にコンデンサ1を接続してある。個々の半導体モジュール13は2個の半導体素子14(IGBT素子)を内蔵している。そして、複数個の半導体素子14を用いて、インバータ回路100を構成してある。
インバータ回路100は、直流電源11の直流電力を交流電力に変換している。そして、得られた交流電力を用いて、三相交流モータ12を駆動するよう構成してある。本例では、半導体素子14をオンオフ動作させたときに、インバータ回路100に加わる直流電圧が大きく変動しないように、コンデンサ1を用いて、直流電圧を平滑化している。
本例の作用効果について説明する。図9に示すごとく、本例では、コンデンサ1のケース2に溝部21を形成してある。そして、ゲート痕5の少なくとも一部が、溝部21内に形成されている。
そのため、ゲート痕5の、ケース表面からの突出量を少なくすることができる。すなわち、本例では、複数のコンデンサ素子3をケース2に収容してあるため、溝部21を、隣り合う一対のコンデンサ素子3の間において凹むように形成することができる。つまり、ケース2の壁部20の一部を、コンデンサ素子3に干渉することなく、凹ませることができる。本例では、この凹ませた部位(溝部21)にゲート痕5を形成してあるため、ゲート痕5がケース2の外面290からY方向に大きく突出しなくなる。そのため、ゲート痕5が他の部品に干渉しにくくなり、他の部品をケース2に接近配置することが可能になる。
また、本例では、溝部21の2つの側面215は、それぞれ湾曲している。そして、溝部21内に、この2つの側面215の間を繋ぐ台座部22を形成してある。台座部22は、Y方向を向く平坦面220を有する。この平坦面220に、ゲート痕5を形成してある。
つまり、本例では、ゲート残51(図8参照)が平坦面220に付くようにしてある。そのため、ゲート残51が曲がりにくくなり、ゲート残51を容易に切断することが可能になる。
また、本例では図9に示すごとく、ゲート痕5の先端59が、溝部21内に位置している。すなわち、ゲート痕5の全ての部位が、溝部21内に存在している。そのため、ゲート痕5が他の部品に干渉する不具合を効果的に抑制することができる。
また、本例では図3に示すごとく、ゲート痕5を、Z方向における溝部21の中央位置に形成してある。つまり、図7に示すごとく、ゲート50を、Z方向における成形空間Sの中央位置に設けてある。そのため、成形を行うときに、ゲート50から成形空間S内に溶融樹脂が均等に行き渡りやすくなる。したがって、ケース2を成形しやすくなる。
以上のごとく、本例によれば、ゲート痕の、ケース表面からの突出量を小さくすることができるコンデンサを提供することができる。
なお、本例では図9に示すごとく、隣り合う2個のコンデンサ素子3の、平面395同士の間、および湾曲面392同士の間を、それぞれ隙間150と定義している。また、本例では、2個のコンデンサ素子3の、平面395同士は接触させていないが、平面395同士を接触させてもよい。この場合、湾曲面392の間のみが、コンデンサ素子3間の隙間150となる。
(実施例2)
以下の実施例においては、図面に用いた符号のうち、実施例1に用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例は、コンデンサ素子3及び溝部21の数を変更した例である。図12、図13に示すごとく、本例では、ケース2に4個のコンデンサ素子3を収容してある。個々のコンデンサ素子3は、その軸線Aがそれぞれ同一方向を向いており、X方向に一列に配列している。また、ケース2の壁部20には、ケース内側に凹んだ溝部21を形成してある。溝部21は、Y方向から見たときに、一対のコンデンサ素子3の間の隙間150に沿って形成されている。本例では、ケース2に3本の溝部21を形成してある。そして、個々の溝部21にゲート痕5を形成してある。
このようにすると、複数のコンデンサ素子3を収容した結果、ケース2のX方向長さが長くなっても、複数のゲート50(図7参照)から溶融樹脂を射出できるため、成形空間S内における溶融樹脂の回り込みを良好にでき、ケース2を容易に成形することが可能になる。
その他、実施例1と同様の構成及び作用効果を備える。
(実施例3)
本例は、コンデンサ素子3の向きを変更した例である。図14、図15に示すごとく、本例では、コンデンサ素子3の2つの電極面31,32のうち、一方の電極面31が開口部200側に位置し、他方の電極面が底壁部20b側に位置するように、個々のコンデンサ素子3を配置してある。つまり、本例では、コンデンサ素子3の軸線方向(Z方向)を、底壁部20bの法線方向と一致させている。また、本例では、ケース2の側壁部20sに、ケース内側に凹む溝部21を形成してある。
実施例1と同様に、本例では、2個のコンデンサ素子3の向きを揃え、軸線方向(Z方向)に直交する配列方向(X方向)に、2個のコンデンサ素子3を配列してある。図14に示すごとく、溝部21は、該溝部21の開口方向(Y方向)から見たときに、X方向に隣り合う一対のコンデンサ素子3の間の隙間150に沿うように形成されている。この溝部21内にゲート痕5を形成してある。
コンデンサ素子3の電極面31,32には、それぞれバスバー60a,60bを接続してある。各バスバー60a,60bの一部は、電極端子6となっている。電極端子6は、ケース2の開口部200からケース外へ突出している。
図15に示すごとく、本例では、ケース2の、相対向する2つの側壁部20sに、それぞれ溝部21(21a,21b)を形成してある。2つの溝部21a,21bのうち、一方の溝部21aに、ゲート痕5を形成してある。ゲート痕5は、実施例1と同様に、Z方向における溝部21aの中央位置に形成されている。また、本例では、溝部21a内に台座部22を形成してある。この台座部22の平坦面220に、ゲート痕5を形成してある。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
なお、本例では、2つの溝部21a,21bのうち、一方の溝部21aにのみ、ゲート痕5を形成しているが、両方の溝部21a,21bにゲート痕5を形成してもよい。このようにすると、複数個所にゲート50を形成できるため、成形時に溶融樹脂の回り込みが良くなり、ケース2をより容易に成形することが可能になる。
1 コンデンサ
150 隙間
2 ケース
20 壁部
21 溝部
3 コンデンサ素子
4 封止部材
5 ゲート痕

Claims (4)

  1. 樹脂製のケース(2)と、
    該ケース(2)に収容された複数のコンデンサ素子(3)と、
    該コンデンサ素子(3)を上記ケース(2)内に封止する封止部材(4)とを備え、
    上記ケース(2)の表面には、溝部(21)がケース内側に凹むように形成されており、該溝部(21)は、該溝部(21)の開口方向から見たときに、一対の上記コンデンサ素子(3)の間の隙間(150)に沿って形成され、
    上記ケース(2)を成形した後に残るゲート痕(5)の少なくとも一部が、上記溝部(21)内に形成されており、
    上記溝部(21)の2つの側面(215)は湾曲しており、上記溝部(21)内に、上記2つの側面(215)の間を繋ぐ台座部(22)を形成してあり、該台座部(22)は、上記開口方向を向いた平坦面(220)を有し、該平坦面(220)に上記ゲート痕(5)が形成されていることを特徴とするコンデンサ(1)。
  2. 上記ケース(2)は複数の上記溝部(21)を有し、個々の上記溝部(21)に上記ゲート痕(5)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ(1)。
  3. 上記ゲート痕(5)の先端(59)は、上記溝部(21)内に存在していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンデンサ(1)。
  4. 上記ゲート痕(5)は、上記溝部(21)の長手方向における中央位置に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコンデンサ(1)。
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