JP5672228B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5672228B2
JP5672228B2 JP2011282497A JP2011282497A JP5672228B2 JP 5672228 B2 JP5672228 B2 JP 5672228B2 JP 2011282497 A JP2011282497 A JP 2011282497A JP 2011282497 A JP2011282497 A JP 2011282497A JP 5672228 B2 JP5672228 B2 JP 5672228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stay
thickness direction
electronic circuit
circuit board
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011282497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013135476A (ja
Inventor
秀晃 立花
秀晃 立花
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2011282497A priority Critical patent/JP5672228B2/ja
Publication of JP2013135476A publication Critical patent/JP2013135476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5672228B2 publication Critical patent/JP5672228B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、複数の電子回路基板を備えたインバータやコンバータ等の電力変換装置に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等には、例えば、電源電力から駆動用モータを駆動するための駆動用電力に変換するためのインバータやコンバータ等の電力変換装置が搭載されている。
電力変換装置は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールのスイッチング動作によって電力変換を行っている。また、電力変換装置には、半導体モジュールをスイッチング駆動させるための駆動回路や、各種車両情報を基に駆動状態を制御するための制御回路等を有する電子回路基板が搭載されている。
電子回路基板としては、高圧系用と低圧系用の2枚の電子回路基板を用いることがある。例えば、駆動回路を構成した高圧系の電子回路基板と、制御回路を構成した低圧系の電子回路基板とを用いることがある。2枚の電子回路基板を電力変換装置内に配置する際には、互いの間に空間を設けながら厚み方向に積層して配置する。このとき、2枚の電子回路基板の間には、これらを固定するためのステーが配設されている(特許文献1参照)。
図11に示すごとく、ステー93は、例えば、電子回路基板92における互いに対向する辺部を構成する一対の端縁部921に沿って形成されている。また、ステー93の内側面には、ステー93の剛性を高めるために、厚み方向Xに直交する方向に突出してなる突出部931が設けられており、ステー93の長手方向の断面がT字形状となるようにしている。このような形状のステー93を成形する場合、ステー93の突出部931を挟んで厚み方向Xの両側にそれぞれ成形型(上側成形型、下側成形型)を配置し、これらの成形型を用いてステー93の成形を行う。
特開2009−159767号公報
しかしながら、図11に示したステー93を成形する場合、ステー93の形状が突出部931を挟んで厚み方向Xの両側で対称であるため、離型時にステー93を厚み方向Xの両側から成形型(上側成形型、下側成形型)に配設された押出ピンを用いて厚み方向Xに押し出して離型する必要がある。また、図12に示すごとく、ステー93の断面形状がT字形状であるため、ステー93の突出部931における厚み方向Xの両側に押出ピンによって押し出すための押出用ボス934が必要となる。そのため、ステー93の突出部931に押出用ボス934を設けた分だけ、2枚の電子回路基板92の間の空間が狭くなり、電子回路基板92における電子部品の実装領域が制限されることになる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、電子回路基板における電子部品の実装領域を拡大することができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明は、複数の電子回路基板を備えた電力変換装置であって、
上記複数の電子回路基板は、互いの間に空間を設けながら厚み方向に積層して配置されており、
隣り合う上記電子回路基板同士の間には、該電子回路基板における互いに対向する辺部を構成する一対の端縁部に沿って形成された一対のステーが配設されており、
上記各電子回路基板は、上記一対の端縁部において、上記一対のステーに固定されており、
該各ステーの内側面には、上記厚み方向に直交する方向において他方の上記ステーに向かって突出してなる突出部が設けられており、
該突出部には、上記厚み方向に突出してなる押出用ボスが上記突出部における上記厚み方向の一方側にのみ設けられていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
上記電力変換装置において、各ステーの内側面には、上記厚み方向に直交する方向において他方のステーに向かって突出してなる突出部が設けられている。そして、該突出部には、上記厚み方向に突出してなる押出用ボスが突出部における上記厚み方向の一方側にのみ設けられている。ここで、押出用ボスとは、ステーを成形する成形型からステーを離型する際にステーを押出ピンによって押し出すためのものである。
そのため、従来のように、ステーの突出部における上記厚み方向の両側に押出用ボスを設けた場合に比べて、上記厚み方向の他方側に押出用ボスを設けていない分だけ、隣り合う電子回路基板同士の間に設けられた空間が広くなる。これにより、ステーの突出部に押出用ボスを設けていない側の電子回路基板における電子部品の実装領域を拡大することができる。その結果、電子回路基板における電子部品の実装等において設計自由度を高めることができる。
また、向かい合う一対の電子回路基板の表面において、例えば、一方の電子回路基板の表面に比較的大型の電子部品(例えば、上記厚み方向に背の高い電子部品)を実装し、他方の電子回路基板の表面に比較的小型の電子部品(例えば、上記厚み方向に背の低い電子部品)を実装することがある。この場合、ステーの突出部において、小型の電子部品を実装する電子回路基板側にのみ押出用ボスを設けることにより、大型の電子部品を実装する電子回路基板、すなわち押出用ボスを設けることによって電子部品の実装領域の制限を受け易い電子回路基板について、電子部品の実装領域を拡大することができ、その効果を有効に発揮することができる。
このように、電子回路基板における電子部品の実装領域を拡大することができる電力変換装置を提供することができる。
実施例における、電力変換装置を示す断面説明図。 実施例における、ステーに固定された電子回路基板を示す断面説明図。 実施例における、ステーを厚み方向の一方側から見た平面説明図。 実施例における、ステーを厚み方向の他方側から見た平面説明図。 図3におけるA−A線矢視断面説明図。 図3におけるB−B線矢視断面説明図。 実施例における、ステーを成形する成形型を示す断面説明図。 実施例における、成形型に溶融金属を充填した状態を示す断面説明図。 実施例における、ステーから固定型を離型した状態を示す断面説明図。 実施例における、ステーから可動型を離型した状態を示す断面説明図。 背景技術における、ステーに固定された電子回路基板を示す断面説明図。 背景技術における、ステーの押出用ボスを示す断面説明図。
上記電力変換装置において、上述のとおり、隣り合う上記電子回路基板同士の間には、該電子回路基板における互いに対向する辺部を構成する一対の端縁部に沿って形成された上記一対のステーが配設されている。
また、上記一対のステーの他に、上記電子回路基板の他の辺部を構成する端縁部にステーが配設されていてもよい。
また、上記ステーの内側面は、上記突出部よりも上記厚み方向の他方側において、該厚み方向の他方側に向かって外側に傾斜する内側傾斜面を有する構成とすることができる(請求項2)。
この場合には、ステーの突出部に押出用ボスを設けていない側、すなわち上記厚み方向の他方側の電子回路基板における電子部品の実装領域をより一層拡大することができる。
また、例えば、ステーの突出部を挟んで上記厚み方向の両側に成形型を配置してステーを成形する場合には、ステーの内側面に設けられた内側傾斜面によって上記厚み方向の他方側の成形型の離型性を良くすることができる。そのため、ステーの突出部における上記厚み方向の他方側に押出用ボスを設ける必要がなくなる。つまり、押出用ボスをステーの突出部における上記厚み方向の一方側にのみ設ける構成を容易に実現することができる。
また、上記ステーの外側面は、上記厚み方向の他方側に向かって外側に傾斜する外側傾斜面を有する構成とすることができる(請求項3)。
この場合には、例えば、ステーの突出部を挟んで上記厚み方向の両側に成形型を配置してステーを成形するとき、これらの成形型の型割部の位置を上記厚み方向の他方側よりに移動させることが可能となり、上記厚み方向の他方側の成形型の離型性を良くすることができる。そのため、ステーの突出部における上記厚み方向の他方側に押出用ボスを設ける必要がなくなる。つまり、押出用ボスをステーの突出部における上記厚み方向の一方側にのみ設ける構成を容易に実現することができる。
また、上記ステーの外側面は、その全体が上記外側傾斜面であることが好ましい。この場合には、上記の効果をより一層確実に得ることができる。
また、上記一対のステーは、両者を連結する連結部によって互いに連結されている構成とすることができる(請求項4)。
この場合には、連結部によってステーの剛性を向上させることができる。これにより、ステーに固定されている電子回路基板の剛性も向上させることができる。
なお、上記連結部は、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、電子回路基板に実装される電子部品の妨げとならないように配設することが好ましい。
また、上記連結部は、上記電子回路基板に略平行に配置される板状体である構成とすることができる(請求項5)。
この場合には、電子回路基板における電子部品の実装領域を十分に確保しながら、連結部によってステーの剛性を向上させることができる。
電力変換装置にかかる実施例について図を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1、図2に示すごとく、複数の電子回路基板2を備えている。複数の電子回路基板2は、互いの間に空間を設けながら厚み方向Xに積層して配置されている。
隣り合う電子回路基板2同士の間には、電子回路基板2における互いに対向する辺部を構成する一対の端縁部21に沿って形成された一対のステー3が配設されている。各電子回路基板2は、一対の端縁部21において、一対のステー3に固定されている。
図3〜図6に示すごとく、各ステー3の内側面301には、厚み方向Xに直交する方向において他方のステー3に向かって突出してなる突出部31が設けられている。突出部31には、厚み方向Xに突出してなる押出用ボス34が突出部31における厚み方向の一方側X1にのみ設けられている。
以下、これを詳説する。
図1、図2に示すごとく、電力変換装置1は、一対の電子回路基板2を備えている。一対の電子回路基板2のうち、一方は、複数の半導体モジュールをスイッチング駆動させるための駆動回路を有する比較的高電圧の高圧系の電子回路基板2aであり、他方は、各種車両情報を基に駆動状態を制御するための制御回路を有する低圧系の電子回路基板2bである。一対の電子回路基板2は、互いの間に空間を設けながら厚み方向Xに積層して配置されている。
また、図2に示すごとく、一対の電子回路基板2の間には、一対のステー3が配設されている。一対のステー3は、平面視長方形状を有する電子回路基板2における互いに対向する辺部を構成する一対の端縁部21に沿って形成されている。
また、各ステー3の内側面301には、厚み方向Xに直交する方向において他方のステー3に向かって突出してなる板状の突出部31が設けられている。
また、図3、図4に示すごとく、一対のステー3は、両者を連結する2つの連結部32によって互いに連結されている。2つの連結部32は、一対のステー3の両端を連結するように設けられている。また、連結部32は、一対の電子回路基板2に略平行に配置される板状体である。また、各ステー3の突出部31と2つの連結部32とは、同一平面上において一体的かつ環状に形成されている。
また、図3、図6に示すごとく、各ステー3の突出部31における厚み方向の一方側X1(低圧系の電子回路基板2b側)の表面311には、低圧系の電子回路基板2bを固定するための基板固定用ボス33が厚み方向Xに突出して形成されている。基板固定用ボス33は、突出部31の表面311の2箇所に設けられている。また、基板固定用ボス33には、ビス11を螺合させるためのビス穴331が形成されている。
そして、低圧系の電子回路基板2bは、一対の端縁部21において、一対のステー3に固定されている。低圧系の電子回路基板2bの一対の端縁部21は、ステー3の突出部31の基板固定用ボス33に対して、ビス11により固定されている。
また、図4、図6に示すごとく、各ステー3の突出部31における厚み方向の他方側X2(高圧系の電子回路基板2a側)の表面312には、高圧系の電子回路基板2aを固定するための基板固定用ボス33が厚み方向Xに突出して形成されている。基板固定用ボス33は、突出部31の表面312の2箇所に設けられている。また、基板固定用ボス33には、ビス11を螺合させるためのビス穴331が形成されている。
そして、高圧系の電子回路基板2aは、一対の端縁部21において、一対のステー3に固定されている。高圧系の電子回路基板2aの一対の端縁部21は、ステー3の突出部31の基板固定用ボス33に対して、ビス11により固定されている。
また、図3、図5に示すごとく、各ステー3の突出部31には、ステー3を成形する成形型6(後述する図7等)からステー3を離型する際にステー3を押出ピン621(後述する図7等)によって押し出すための押出用ボス34が設けられている。押出用ボス34は、ステー3の突出部31における厚み方向の一方側X1にのみ設けられている。すなわち、押出用ボス34は、ステー3の突出部31における厚み方向の他方側X2には設けられていない。
本例では、押出用ボス34は、ステー3の突出部31の表面311において、その表面311から厚み方向Xに突出して形成されている。また、押出用ボス34は、その先端面がステー3の端面と同じ位置となるように突出している。また、押出用ボス34は、ステー3の内側面301に対して一体的に形成されている。また、押出用ボス34は、ステー3の両端位置及び中間位置の合計3箇所に設けられている。
また、図5、図6に示すごとく、ステー3の内側面301は、突出部31よりも厚み方向の一方側X1において、その厚み方向の一方側X1に向かって外側に傾斜している。また、ステー3の内側面301は、突出部31よりも厚み方向の他方側X2において、その厚み方向の他方側X2に向かって外側に傾斜する内側傾斜面35を有する。
また、ステー3の外側面302は、厚み方向の他方側X2に向かって外側に傾斜する外側傾斜面36を有する。本例では、ステー3の外側面302の全体が外側傾斜面36となっている。
また、図2に示すごとく、一対の電子回路基板2は、高圧系の電子回路基板2aの厚み方向の一方側X1の表面201aと低圧系の電子回路基板2bの厚み方向の他方側X2の表面202bとが向かい合うように配置されている。高圧系の電子回路基板2aの表面201aには、図示を省略したが、比較的大型の電子部品(例えば、厚み方向Xに背の高い電子部品)が実装されている。また、低圧系の電子回路基板2bの表面202bには、図示を省略したが、比較的小型の電子部品(例えば、厚み方向Xに背の低い電子部品)が実装されている。
また、図1に示すごとく、各ステー3の外側面302には、電力変換装置1のケース4の一部を構成する支持体41に固定するための複数のフランジ部37が設けられている。フランジ部37には、ビス11を挿通させるための挿通孔(図示略)が形成されている。また、支持体41には、ビス11を螺合させるためのビス穴(図示略)が形成されている。そして、一対の電子回路基板2a、2bを固定した一対のステー3は、ビス11をステー3のフランジ部37の挿通孔に挿通させ、支持体41のビス穴に螺合させることにより、支持体41に固定されている。
また、同図に示すごとく、支持体41の内側には、複数の半導体モジュール、その半導体モジュールの電極端子を接続するバスバー、半導体モジュールの冷却手段等によって構成されるパワーモジュール5が配設されている。また、支持体41における厚み方向Xの両側には、一対のカバー42が配設されている。一対のカバー42は、それぞれ支持体41に対してビス11により固定されている。また、支持体41及び一対のカバー42は、電力変換装置1のケース4を構成している。
また、同図に示すごとく、高圧系の電子回路基板2aは、パワーモジュール5に近い側に配置され、低圧系の電子回路基板2bは、パワーモジュール5から遠い側に配置されている。また、パワーモジュール5における複数の半導体モジュールに設けられた制御端子51は、高圧系の電子回路基板2aに接続されている。
また、ステー3、支持体4及び一対のカバー42は、いずれもアルミニウム又はその合金からなる。
次に、本例のステー3の成形方法について説明する。
まず、図7に示すごとく、ステー3を成形するための成形型6を準備する。成形型6は、固定型61と可動型62とにより構成されており、可動型62には、押出ピン621が配設されている。また、固定型61と可動型62との間には、キャビティ63が形成されている。キャビティ63は、成形するステー3の形状と同一の形状を有する。
次いで、図8に示すごとく、成形型6のキャビティ63内に溶融金属30を充填した後、これを冷却固化する。
次いで、図9に示すごとく、可動型62を固定型61から離れる方向に移動させる。これにより、ステー3から固定型61を離型する。
次いで、図10に示すごとく、可動型62に配設された押出ピン621をステー3の押出ボス34に押し当てながら、ステー3に向かって移動させる。これにより、ステー3から可動型61を離型し、成形型6からステー3を取り出す。
以上により、成形したステー3を得る。
次に、本例の電力変換装置1における作用効果について説明する。
本例の電力変換装置1において、ステー3の内側面301には、厚み方向Xに直交する方向において他方のステー3に向かって突出してなる突出部31が設けられている。そして、突出部31には、厚み方向Xに突出してなる押出用ボス34が突出部31における厚み方向の一方側X1にのみ設けられている。ここで、押出用ボス34とは、ステー3を成形する成形型からステー3を離型する際にステー3を押出ピンによって押し出すためのものである。
そのため、従来のように、ステー3の突出部31における厚み方向の両側X1、X2に押出用ボス34を設けた場合に比べて、厚み方向の他方側X2に押出用ボス34を設けていない分だけ、隣り合う電子回路基板2同士の間に設けられた空間が広くなる。これにより、ステー3の突出部31に押出用ボス34を設けていない側の電子回路基板2(高圧系の電子回路基板2a)における電子部品の実装領域を拡大することができる。その結果、電子回路基板2における電子部品の実装等において設計自由度を高めることができる。
また、本例のように、一対の電子回路基板2において、高圧系の電子回路基板2aの表面201aに比較的大型の電子部品(例えば、厚み方向Xに背の高い電子部品)を実装し、低圧系の電子回路基板2bの表面202bに比較的小型の電子部品(例えば、厚み方向Xに背の低い電子部品)を実装することがある。この場合、ステー3の突出部31において、小型の電子部品を実装する低圧系の電子回路基板2b側にのみ押出用ボス34を設けることにより、大型の電子部品を実装する高圧系の電子回路基板2a、すなわち押出用ボス34によって電子部品の実装領域の制限を受け易い高圧系の電子回路基板2aについて、電子部品の実装領域を拡大することができ、その効果を有効に発揮することができる。
また、本例では、ステー3の内側面301は、突出部31よりも厚み方向の他方側X2において、厚み方向の他方側X2に向かって外側に傾斜する内側傾斜面35を有する。そのため、ステー3の突出部31に押出用ボス34を設けていない側、すなわち厚み方向の他方側X2の電子回路基板2(高圧系の電子回路基板2a)における電子部品の実装領域をより一層拡大することができる。
また、本例のように、ステー3の突出部31を挟んで厚み方向の両側X1、X2に成形型6(固定型61、可動型62)を配置してステー3を成形する場合には、厚み方向の他方側X2の成形型6(固定型61)の離型性を良くすることができる。そのため、ステー3の突出部31における厚み方向の他方側X2に押出用ボス34を設ける必要がなくなる。つまり、押出用ボス34をステー3の突出部31における厚み方向の一方側X1にのみ設ける構成を容易に実現することができる。
また、ステー3の外側面302は、厚み方向の他方側X2に向かって外側に傾斜する外側傾斜面36を有し、ステー3の外側面302の全体が外側傾斜面36となっている。そのため、本例のように、ステー3の突出部31を挟んで厚み方向の両側X1、X2に成形型6(固定型61、可動型62)を配置してステー3を成形する場合には、これらの成形型6(固定型61、可動型62)の型割部の位置Eを厚み方向の他方側X2よりに移動させることが可能となり、厚み方向の他方側X2の成形型6(固定型61)の離型性を良くすることができる。そのため、ステー3の突出部31における厚み方向の他方側X2に押出用ボス34を設ける必要がなくなる。つまり、押出用ボス34をステー3の突出部31における厚み方向の一方側X1にのみ設ける構成を容易に実現することができる。
また、一対のステー3は、両者を連結する連結部32によって互いに連結されている。そのため、連結部32によってステー3の剛性を向上させることができる。これにより、ステー3に固定されている電子回路基板2の剛性も向上させることができる。
また、連結部32は、電子回路基板2に略平行に配置される板状体である。そのため、電子回路基板2における電子部品の実装領域を十分に確保しながら、連結部32によってステー3の剛性を向上させることができる。
このように、本例によれば、電子回路基板2における電子部品の実装領域を拡大することができる電力変換装置1を提供することができる。
1 電力変換装置
2 電子回路基板
21 端縁部
3 ステー
301 内側面
31 突出部
34 押出用ボス

Claims (5)

  1. 複数の電子回路基板を備えた電力変換装置であって、
    上記複数の電子回路基板は、互いの間に空間を設けながら厚み方向に積層して配置されており、
    隣り合う上記電子回路基板同士の間には、該電子回路基板における互いに対向する辺部を構成する一対の端縁部に沿って形成された一対のステーが配設されており、
    上記各電子回路基板は、上記一対の端縁部において、上記一対のステーに固定されており、
    該各ステーの内側面には、上記厚み方向に直交する方向において他方の上記ステーに向かって突出してなる突出部が設けられており、
    該突出部には、上記厚み方向に突出してなる押出用ボスが上記突出部における上記厚み方向の一方側にのみ設けられていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、上記ステーの内側面は、上記突出部よりも上記厚み方向の他方側において、該厚み方向の他方側に向かって外側に傾斜する内側傾斜面を有することを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電力変換装置において、上記ステーの外側面は、上記厚み方向の他方側に向かって外側に傾斜する外側傾斜面を有することを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置において、上記一対のステーは、両者を連結する連結部によって互いに連結されていることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項4に記載の電力変換装置において、上記連結部は、上記電子回路基板に略平行に配置される板状体であることを特徴とする電力変換装置。
JP2011282497A 2011-12-23 2011-12-23 電力変換装置 Active JP5672228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011282497A JP5672228B2 (ja) 2011-12-23 2011-12-23 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011282497A JP5672228B2 (ja) 2011-12-23 2011-12-23 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013135476A JP2013135476A (ja) 2013-07-08
JP5672228B2 true JP5672228B2 (ja) 2015-02-18

Family

ID=48911841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011282497A Active JP5672228B2 (ja) 2011-12-23 2011-12-23 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5672228B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4328512B2 (ja) * 2001-10-23 2009-09-09 昭和電工株式会社 微細多穴管押出用ダイスおよびこのダイスに用いられるマンドレル、ならびに前記ダイスを用いて製造された多穴管
JP4272609B2 (ja) * 2003-10-16 2009-06-03 新日本製鐵株式会社 溝形金属部材を組立て構成される柱状部材
JP5157431B2 (ja) * 2007-12-27 2013-03-06 株式会社デンソー 電力変換装置
JP2009212136A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Nissan Motor Co Ltd 発熱素子の冷却装置
JP4684345B2 (ja) * 2009-09-10 2011-05-18 ダイキン工業株式会社 スクロール部材用成形型

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013135476A (ja) 2013-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5821822B2 (ja) バスバーアセンブリの製造方法
JP6614322B2 (ja) 電子部品搭載用放熱基板
CN102142783B (zh) 电力转换装置
JP5157431B2 (ja) 電力変換装置
EP2023389A2 (en) Integrated heat sink for semiconductor modules
JP5024169B2 (ja) 電力変換装置
US20140285970A1 (en) Electric Power Conversion System
JP5672228B2 (ja) 電力変換装置
KR200494468Y1 (ko) 모듈형 냉각장치를 이용한 방열 시스템
JP6115439B2 (ja) コンデンサ
JP6096994B1 (ja) パワー半導体モジュールの端子接続構造
JP5741358B2 (ja) 樹脂成形部品及び製造方法
JP6606650B2 (ja) プレートフィン一体型のヒートシンクの製造方法
JP6162659B2 (ja) パワー半導体モジュール
JP5899962B2 (ja) 半導体モジュール及び電力変換装置
JP5045111B2 (ja) 半導体モジュール及びその製造方法
WO2017169613A1 (ja) 基板付きコネクタ及び電気接続箱
JP5550322B2 (ja) 保持部材
JP6034223B2 (ja) 基板および基板の製造方法
KR102190819B1 (ko) 차량용 인버터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141208

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5672228

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250