JP6412450B2 - バリの除去方法 - Google Patents

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本発明は、バリの除去方法に関する。
従来、ハイブリッド車等のインバータやコンバータは、開口を有する金属製ケース(導電性を備えた金属製ケース)に内蔵された状態で車両ボデーに搭載されている。この開口は、金属製ケースに対して複数のボルトを介して組み付けられる金属製カバー(導電性を備えた金属製カバー)によって塞がれている。図9を参照して、この金属製カバー110の製造工程を説明すると、まず、ステップS101に示すように、金属板にプレスを施して、所望するカバーの形状を成形した後に、この成形したカバーを金属板から打ち抜き金属製カバー110を成形する第1の工程を行う(図10参照)。
次に、ステップS102に示すように、打ち抜かれた金属製カバー110のフランジ112に形成された複数(この例では、10個)のボルト取付孔114の内面側(金属製ケースに対向する側)にマスキング治具130をそれぞれ装着させて、この各ボルト取付孔114の内面側の周辺をそれぞれマスキングする第2の工程を行う(図11参照)。このマスキングについては、例えば、特許文献1に開示されている。この第2の工程により、後述する第3の工程を行っても、マスキングした箇所(マスキング部116)は導電性を保ったままとなる。次に、ステップS103に示すように、マスキング治具130をそれぞれ装着したまま金属製カバー110を電着塗装(例えば、カチオン電着塗装、アニオン電着塗装等)し、その後、マスキング治具130を取り外す第3の工程を行う(図12参照)。
この第3の工程により、金属製カバー110の表面(外面も内面も全ての面)が絶縁性を有する塗膜によって覆われることとなる。なお、この図12に示すように、図において、網掛けで記した部位が、塗膜を意味している。したがって、インバータやコンバータから発せられるノイズを遮蔽できる。金属製カバー110は、これら3工程を経て製造されている。このような製造工程を経て製造された金属製カバー110を金属製ケースに組み付けると、金属製カバー110のマスキング部116(導電部116)と金属製ケースとが電気的に導通した状態となる。したがって、インバータやコンバータから発せられるノイズを遮蔽できつつ、金属製ケースに対して金属製カバー110をボデーアースできる。
特開2010−247011号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、マスキング治具130を装着させると、塗膜によってマスキングの見切りラインaにバリ118が形成されることがあった(図13参照)。このようにバリ118が形成されると、温度差による熱膨張によって金属製ケースと金属製カバー110との組み付け部位に隙間が形成されてしまうことがあった。そのため、ボルトの締め付け力が弱いと、この形成された隙間から金属製ケースの内部に水が浸入してしまうという問題が発生していた。この問題を解決するために、ステップS104に示すように、第3の工程の後に、バリ118をプレスにて除去する第4の工程が考案されていた(図14〜15参照)。しかしながら、この考案では、プレスにてバリ118を除去するため、手間を要してしまうという新たな問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、塗膜によってマスキングの見切りラインに形成されたバリを簡便に除去できるバリの除去方法を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、電着塗装によって金属製カバーの表面が絶縁性を有する塗膜によって覆われていても、マスキングによって導電部が確保されており、塗膜によってマスキングの見切りラインに形成されるバリの除去方法であって、バリは、レーザによって除去される。
請求項1の発明によれば、従来技術(プレスでバリを除去する技術)と比較すると、簡便にバリを除去できる。このようにバリを除去できると、このバリを除去した導電部の仕上がりを綺麗なものにできる。
実施例に係る金属製カバーの製造工程を説明するフローである。 実施例に係る金属製カバーの製造工程を示す図である。 図2の次工程を説明する図である。 図3の主要部の縦断面図である。 図3の次工程を説明する図である。 図5の主要部の拡大図である。 図5の次工程を説明する図である。 図7の主要部の拡大図である。 従来技術に係る金属製カバーの製造工程を説明するフローである。 従来技術に係る金属製カバーの製造工程を示す図である。 図10の次工程を説明する図である。 図11の次工程を説明する図である。 図12の主要部の拡大図である。 図12の次工程を説明する図である。 図14の主要部の拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜8を用いて説明する。従来技術で説明したように、ハイブリッド車等のインバータやコンバータは、開口を有する金属製ケース(導電性を備えた金属製ケース)に内蔵された状態で車両ボデー(いずれも図示しない)に搭載されている。この開口は、金属製ケースに対して複数のボルト(図示しない)を介して組み付けられる金属製カバー10(導電性を備えた金属製カバー)によって塞がれている。この金属とは、例えば、鉄等の導電性を有する金属のことである。
次に、図1を参照して、この金属製カバー10の製造工程を説明する。まず、ステップS1に示すように、金属板(図示しない)にプレスを施して、所望するカバーの形状を成形した後に、この成形したカバーを金属板から打ち抜き金属製カバー10を成形する第1の工程を行う(図2参照)。次に、ステップS2に示すように、打ち抜かれた金属製カバー10のフランジ12に形成された複数(この例では、10個)のボルト取付孔14の内面側(金属製ケースに対向する側)にマスキング治具30を後述する永久磁石34の磁力によってそれぞれ装着させて、この各ボルト取付孔14の内面側の周辺をそれぞれマスキングする第2の工程を行う(図3参照)。
ここで、このマスキング治具30について詳述すると、このマスキング治具30は、ホルダ32と、このホルダ32に挿し込まれる永久磁石34と、これらホルダ32と永久磁石34とに挿し込まれるガイドピン36と、このガイドピン36の先端36aが突出するようにホルダ32の先端側をカバーするキャップ38とから構成されている(図3〜4参照)。このホルダ32は、耐熱性および絶縁性を有する合成樹脂材(例えば、300℃前後の熱に耐え得るナイロン)から形成されている。
また、ガイドピン36の基端36bには、パッキン42aと座金42に挿し込まれたビス40が螺合されている。これにより、ガイドピン36がホルダ32と永久磁石34とから抜け落ちることを防止できる。また、キャップ38は、耐熱性、絶縁性および弾性を有するシリコン、発泡エプトシーラ等の弾性体から形成されている。マスキング治具30は、このように構成されている。なお、このマスキングについては、従来技術で説明したように、例えば、特許文献1に開示されている。
この第2の工程により、後述する第3の工程を行っても、マスキングした箇所(マスキング部16)は導電性を保ったままとなる(導電部16となる)。次に、ステップS3に示すように、マスキング治具30をそれぞれ装着したまま金属製カバーを電着塗装(例えば、カチオン電着塗装、アニオン電着塗装等)する第3の工程を行う。この第3の工程により、金属製カバー10の表面(外面も内面も全ての面)が絶縁性を有する塗膜によって覆われることとなる。したがって、インバータやコンバータから発せられるノイズを遮蔽できる。
なお、上述した第3の工程では、マスキング治具30を装着させると、塗膜によってマスキングの見切りラインAにバリ18や染み出し(マスキング治具30のキャップ38の劣化による塗膜の染み出し)20が形成されることがある(図5〜6参照)。最後に、ステップS4に示すように、このバリ18をレーザによって除去する第4の工程を行う(図7〜8参照)。このとき、染み出し20もレーザによって除去している。このようにバリ18を除去できると、従来技術で説明したように、金属製ケースに対して金属製カバー10を組み付けるボルトの締め付け力が弱くても、この組み付けに形成される隙間から金属製ケースの内部に水が浸入してしまうという問題を防ぐことができる。
本発明の実施例に係るバリ18は、上述した方法で除去されている。この方法によれば、従来技術(プレスでバリ118を除去する技術)と比較すると、簡便にバリ18を除去できる。このようにバリ18を除去できると、このバリ18を除去した導電部16の仕上がりを綺麗なものにできる。
また、本発明の実施例に係る金属製カバー10は、上述したバリ18の除去方法を使用して製造されている。そのため、従来技術の金属製カバー110(プレスでバリ118を除去した金属製カバー110)と比較すると、バリ18を除去した導電部16の仕上がりをよくしたものにできる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、金属製カバー10のフランジ12に形成されたボルト取付孔14の内面側にマスキング治具30を永久磁石34の磁力によって装着させる形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、金属製カバー10のフランジ12に形成されたボルト取付孔14の内面側にマスキング治具30を装着させる形態であれば、どのような形態であっても構わない。
10 金属製カバー
18 バリ
A 見切りライン


Claims (1)

  1. 電着塗装によって金属製カバーの表面が絶縁性を有する塗膜によって覆われていても、マスキングによって導電部が確保されており、塗膜によってマスキングの見切りラインに形成されるバリの除去方法であって、
    バリは、レーザによって除去されるバリの除去方法。
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