JP6326615B2 - ノイズフィルタ端子 - Google Patents

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Description

本発明は、ノイズフィルタ端子に関する。
バスバーを流れる大電流に起因する高周波のノイズ成分を除去するため、バスバーに磁性体コアを設けてノイズフィルタを構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。ところで、例えば車両用等の用途においては、ノイズフィルタを固定する際にボルト締めが推奨されることがあり、その際には、ノイズフィルタ付きのバスバーにボルトを取り付ける必要がある。このとき、従来では、バスバーの端子部を利用してまずバスバーとボルトとを互いに接続し、その後、それらをモールド部材で一体にモールドして形成したノイズフィルタ端子が用いられていた。
特開2005−93536号公報
しかしながら、上記した従来構成のノイズフィルタ端子の場合、バスバーとボルトとを固定する固定部材が必要となり、コストの上昇を招いていた。また、バスバーとボルトとを固定する作業が必要となるため、作業工数の増加を招いていた。すなわち、従来構成のノイズフィルタ端子は、製造工程の簡略化やコストの低減という点において、改善の余地があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造工程を簡略化することができるとともにコストを低減することができるノイズフィルタ端子を提供することにある。
イズフィルタ端子は、磁性体材料により形成され、中空部が設けられている磁性体コアと、導電性材料により形成され、前記磁性体コアの前記中空部に挿入されて当該磁性体コアを貫通しており、貫通方向に電流が流れた際に前記磁性体コアとともにフィルタ回路を形成する導電バーと、樹脂材料により形成され、前記導電バーの接続部を露出した状態で前記磁性体コアおよび前記導電バーを一体にモールドするモールド部材と、を備え、前記導電バーの両端に外部部材を接続するための接続部を設けるとともに、一方の接続部から他方の接続部までを単一部材で形成した。
これにより、上記した従来構成のようなバスバーとボルトとを固定する固定部材が必要なく、また、バスバーとボルトとを固定する作業も必要なくなる。したがって、製造工程を簡略化することができるとともに、コストを低減することができる。
また、前記モールド部材と、当該モールド部材を貫通している前記導電バーとの間の貫通方向への相対的な移動を規制する第1の移動規制部を備える。これにより、導電バーとモールド部材との間の貫通方向への相対的な移動、つまりは、導電バーがモールド部材に対して貫通方向にずれてしまうことを防止することができる。
また、前記第1の移動規制部は、前記導電バーの前記モールド部材によりモールドされる部位の少なくとも一部に、貫通方向からみた断面形状が異なる部位を設けることで形成されている。つまり、貫通方向において断面形状が異なる部位を設けることで、その段差が貫通方向に対するアンカーとなり、貫通方向への移動を規制することができる。また、追加部材が不要であることから、コストの増加を招くこともない。
また、前記モールド部材と、当該モールド部材により外周がモールドされている前記導電バーとの間において、周方向への相対的な移動を規制する第2の移動規制部を備える。これにより、周方向への相対的な移動、つまりはバスバーがモールド部材に対して周方向に回転することを防止することができる。
また、前記第2の移動規制部は、前記導電バーの前記モールド部材によりモールドされる部位の少なくとも一部に貫通方向からみた断面形状が異なる部位を設けること、または、当該導電バーに貫通方向からみた断面形状を異ならせるための補助部材を取り付けること、のいずれかで形成されている。断面形状が異なる部位を設ける場合、例えば旋盤加工により容易に第2の移動規制部を導電バーに形成することができ、製造工程を簡略化することができる。一方、補助部材を取り付ける場合、導電バーに外側から取り付けることで、取り付け作業を簡便に行うことができるとともに、導電バー自体の構造が複雑化することがない。
また、前記導電バーに設けられている接続部は、少なくともその一方がボルト構造である。この場合、強固な固定構造が必要とされる例えば車両用等の用途に対して好適である。
一実施形態のノイズフィルタ端子を概略的に示す図 一実施形態のノイズフィルタ端子の構成を概略的に示す図 一実施形態のノイズフィルタ端子の内部構造を概略的に示す図 その他の実施形態の軸部材の例を概略的に示す図 その他の実施形態の磁性体コアの例を概略的に示す図
以下、本発明の一実施形態について、図1から図3を参照しながら説明する。
図1(A)に示すように、本実施形態のノイズフィルタ端子1は、樹脂材料で形成されたモールド部材2を、導電性材料により形成された導電バー3が貫通した構成となっている。なお、本実施形態では、ノイズフィルタ端子1は例えば電気自動車やハイブリッド自動車の駆動源であるDCDCコンバータへの直流電力供給部や、走行用モータの制御装置への電力供給部等に使用されることを想定したものであり、導電バー3には例えば数10A〜100A等の比較的大きな電流が流れる。
ノイズフィルタ端子1のモールド部材2は、例えばフェノール樹脂やエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、PPS(PolyPhenylene Sulfide)やPBT(PolyButylene Terephthalate)等の熱可塑性樹脂で形成されており、概ね筒状の胴部2aと、胴部2aの一方の端部に形成されたフランジ部2bとを有している。フランジ部2bは、図示しない外部の装置等にノイズフィルタ端子1を固定するために設けられており、金属スペーサ4が配置されている。この金属スペーサ4は、フランジ部2bを貫通しているとともに、ネジ等を挿入するための貫通孔4aが形成されている。
モールド部材2の内側には、図1(B)に示すように、導電バー3を外周側から囲うように配置されている磁性体コア5と、導電バー3に溶接されている羽根部材6とが設けられている。導電バー3は、例えばクロムモリブデン鋼等の金属材料で形成されており、図2に示すように全体として概ね円柱状に形成されている。また、導電バー3は、その軸方向の両端にボルト部3aが設けられている。このボルト部3aは、ノイズフィルタ端子1と外部の部材とを接続するための接続部に相当する。本実施形態の場合、各ボルト部3aは、雄ねじが設けられたボルト構造、つまり、いわゆるスタッドボルトになっている。なお、本実施形態の導電バー3は、ボルト部3aの軸心と、後述する中央部3bの軸心と、後述するアンカー部3cの軸心とが同一直線上に配置されている。換言すると、導電バー3は、一方のボルト部3aから他方のボルト部3aまでが、棒状つまり直線状となるように、且つ、単一部材にて形成されている。
この導電バー3には、モールド部材2によりモールドされる部位において、中央部3bの直径よりも径大となるアンカー部3cが、軸方向において中央部3bを挟んだ位置に2つ形成されている。本実施形態の場合、中央部3bおよびアンカー部3cは、軸方向から視た断面形状がともに円形に形成されている。すなわち、導電バー3には、モールド部材2にモールドされる部位において、貫通方向からみた際の断面形状が異なる部位が形成されている。このアンカー部3cは、第1の移動規制部に相当する。なお、見方を変えれば、軸方向からみた際の断面形状が異なる部位である第1の移動規制部が、導電バー3に1つ設けられているとも言える。
この導電バー3は、円環状に形成された磁性体コア5の内周側に配置されることで、磁性体コア5に設けられている中空部5aを貫通する。以下、導電バー3の軸方向は磁性体コア5およびモールド部材2を貫通する貫通方向に相当するため、軸方向を貫通方向と称して説明する。本実施形態では、導電バー3の中央部3bが磁性体コア5の中空部5aに位置する配置となっている。この導電バー3は、貫通方向に電流が流れた際、磁性体コア5とともにフィルタ回路を形成する。これにより、ノイズフィルタ端子1がノイズフィルタとして機能することになる。
磁性体コア5は、例えばフェライト等の磁性体材料で形成されており、その周方向の一部が不連続となるようにギャップ5bが形成されている。ギャップ5bは、磁性体コア5の風方向の1箇所に、磁性体コア5の径方向の外周面から内周面に渡って、導電バー3の貫通方向つまりは電流が流れる向きに沿って形成されている。このギャップ5bは、導電バー3の周囲に生じる磁界が磁性体コア5に取り込まれた際の磁気抵抗となる。そのため、このようなギャップ5bを設けることにより、磁性体コア5内における磁気飽和を抑制することができる。すなわち、ノイズ成分の除去効率が低下することを抑制することができる。なお、ギャップ5bの大きさは、必要とされるフィルタ特性等を考慮して適宜設定すればよい。
また、磁性体コア5の貫通方向の両端面には、図1(B)に示すようにシールド部材5cが設けられている。このシールド部材5cは、例えば銅やニッケルあるいは鉄等の金属材料、金属材料の粉や箔を含む導電性の塗料あるいは導電性の高分子フィルム等により形成されているとともに、バスバー3と接触しないように、環状に形成されている。このシールド部材5cは、磁性体コア5の貫通方向の両端においてノイズの漏れを抑制している。なお、本実施形態では磁性体コア5の貫通方向の両端にシールド部材5cを設けているが、一方の端部のみにシールド部材5cを設ける構成としてもよい。
羽根部材6は、導電バー3と同様に例えばクロムモリブデン鉱等の金属材料で形成されており、アンカー部3cに溶接により取り付けられている。この羽根部材6は、アンカー部3cの径方向の外周面に沿った円弧状の胴部6aと、その胴部6aの両端から外周側に向かって突出する2つのリブ6bとを備えている。本実施形態の場合、胴部6aは、アンカー部3cの半周分程度を覆う形状となっており、リブ6bは、アンカー部3cの軸心に対して概ね180°反対側からそれぞれ突出する状態となっている。このため、羽根部材6が導電バー3に溶接された際、貫通方向から見た導電バー3の見かけ上の断面形状は、羽根部材6が設けられている位置において他の部位と異なっている。すなわち、羽根部材6は、補助部材として機能するものであり、第2の移動規制部に相当する。この羽根部材6は、その全体がモールド部材2によってモールドされている。
次に、上記した構成の作用について説明する。
図3(A)に示すように、ノイズフィルタ端子1は、導電バー3の両端側のボルト部3aを露出した状態でモールド部材2によりモールドされている。このとき、上記したように、アンカー部3cの直径W1が中央部3bの直径W2よりも径大であることから、貫通方向つまり図3(A)の図示左右方向において、各アンカー部3cの中央部3b側の内周面3c1は、それぞれモールド部材2に接触している。これにより、導電バー3に対して貫通方向へ移動するような外力が加わった場合、より具体的には、導電バー3を例えば図示左方側へ移動させるような外力が加わった場合、図示右方側のアンカー部3cの内周面3c1がアンカーとして機能することで、導電バー3とモールド部材2との間の貫通方向への相対的な移動が規制される。一方、導電バー3を図示右方側へ移動させるような外力が加わった場合には、図示左方側のアンカー部3cの内周面3c1がアンカーとして機能することで、導電バー3とモールド部材2との間の貫通方向への相対的な移動が規制される。
また、本実施形態の場合、アンカー部3cの外周面3c2、つまり、上記した内周面3c1と反対側の面は、モールド材から露出している。この外周面3c2は、ボルト部3aの直径よりも径大に形成されている。このため、外周面3c2は、例えば端子等の外部の部材を接続する際の座部として機能する。これにより、外部の部材と導電バー3との接触面積を増加させることが可能となり、大電流が流れるノイズフィルタ端子1において、接続部位における発熱等を低減することができる。
ところで、導電バー3のボルト部3aに外部の部材を接続する場合、接続時に導電バー3に周方向への外力が加わることがある。また、外部の部材が接続された後の使用時においても、振動等が加わることがある。すなわち、導電バー3には、モールド部材2に対して周方向へ相対的に移動させるような外力が加わることが想定される。その場合、導電バー3とモールド部材2とが一体成形されているとは言え、外力が大きい場合には、導電バー3の中央部3bとアンカー部3cの断面形状が図3(B)および図3(C)に示すようにともに円形となっていることから、導電バー3がモールド部材2に対して周方向へ移動してしまう可能性が懸念される。
そこで、本実施形態では、羽根部材6によって、導電バー3とモールド部材2との間の周方向への相対的な移動を規制している。具体的には、図3(C)に示すように、羽根部材6のリブ6bは、導電バー3の外周面3c2から外側に突出している。この羽根部材6は、導電バー3に溶接されていることから、仮に導電バー3が周方向に回転する場合には、羽根部材6も一体に回転する。ただし、羽根部材6は、その全体がモールド部材2によりモールドされていることから、導電バー3が回転しようとしても、リブ6bがモールド部材2により押さえ込まれているため、羽根部材6の回転つまりは導電バー3の回転が規制される。すなわち、羽根部材6によって、導電バー3とモールド部材2との間の周方向への相対的な移動が規制される。
このような構成のノイズフィルタ端子1によれば、次のような効果を得ることができる。
ノイズフィルタ端子1は、両端に外部部材を接続するための接続部であるボルト部3aが設けられ、一方のボルト部3aから他方のボルト部3aまでが単一部材で形成されている導電バー3を用いている。これにより、従来構成のようなバスバーとボルトとを固定する固定部材が必要なく、また、バスバーとボルトとを固定する作業も必要なくなる。したがって、製造工程を簡略化することができるとともに、コストを低減することができる。
また、本実施形態の導電バー3は、概ね円柱状に形成されており、中央部3bおよびアンカー部3cもその外形が円形に形成されているので、1つの円柱状の基材から旋盤加工により導電バー3を形成することができる。したがって、導電バー3自体を容易に製造することができる。
ノイズフィルタ端子1は、モールド部材2と、当該モールド部材2を貫通している導電バー3との間の貫通方向への相対的な移動を規制する第1の移動規制部であるアンカー部3cを備えている。これにより、導電バー3とモールド部材2との間の貫通方向への相対的な移動、つまりは、導電バー3がモールド部材2に対して貫通方向にずれてしまうことを防止することができる。
また、第1の移動規制部としてのアンカー部3cは、モールド部材2によりモールドされる部位に、貫通方向からみた断面形状が異なる部位、本実施形態では直径が異なる部位として形成されている。このため、上記した旋盤加工により容易に第1の移動規制部を形成することができ、製造工程を簡略化することができる。また、追加部材が不要であることから、コストの増加を招くこともない。
ノイズフィルタ端子1は、モールド部材2と、当該モールド部材2により外周がモールドされている導電バー3との間において、周方向への相対的な移動を規制する第2の移動規制部としての羽根部材6を備えている。これにより、本実施形態のように概ね円柱状に形成されている導電バー3であっても、周方向への相対的な移動、つまりはバスバーがモールド部材2内で周方向に回転することを防止することができる。
また、羽根部材6は、導電バー3に外側から溶接することで取り付け可能であるため、取り付け作業を簡便に行うことができるとともに、構造が複雑化することもない。
導電バー3に設けた接続部をボルト構造としているので、強固な固定を必要とされる例えば車両用等の用途において、本実施形態のノイズフィルタ端子1を好適に採用することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した一実施形態で例示した構成に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で任意に変形又は拡張することができる。
例えば、図4(A)に示す導電バー10ように、導電バー10の両端にボルト部10aを設ける一方、胴部10bには一実施形態のような径小の部位(図3の中央部3b参照)を設けない構造であってもよい。このような構成によっても、従来構成のようなバスバーとボルトとを固定する固定部材が必要なく、また、バスバーとボルトとを固定する作業も必要なくなるので、製造工程を簡略化することができるとともに、コストを低減することができる。
また、このような導電バー10を採用する場合には、一実施形態で例示した羽根部材6を設けるとよい。羽根部材6は、周方向への相対的な移動を規制するものであるが、その全体がモールドされているので、図3(A)に示したようにモールド部材2に覆われる位置において胴部2aよりも径大となる。そのため、羽根部材6は、貫通方向への移動を規制する第1の移動規制部としても機能する。さらには、貫通方向におけるリブ6bの前後もモールドされていることから、リブ6bによっても貫通方向への移動を規制することができる。
また、図4(B)に示す導電バー11のように、ボルト部11aを有し、中央部11bが平板状に形成されたものを採用してもよい。この場合、一実施形態で例示した導電バー3の中央部3bを後加工により押しつぶすことで、容易に導電バー11の中央部11bを形成することができる。なお、この導電バー11の場合には、後述する図5(B)に示すようなコ字状の磁性体コア30や、図5(C)に示す分割型の磁性体コア40を採用してもよい。
また、図4(C)に示す導電バー12のように、ボルト部12aと、径小の中央部12bと、中央部12bよりも径大なアンカー部12cとを有し、一方の接続部が従来のバスバーと同様の平板状且つ接続穴を設けた端子部12dとなるものを採用してもよい。このような構成とすれば、従来のバスバーを用いている既設の装置に対しても、本発明を容易に適用することができる。また、図4(D)に示す導電バー13のように、ボルト部13aと、平板状の中央部13bと、アンカー部13cと、平板状の端子部13dとを備えるものを採用してもよい。
また、図4(E)の導電バー14のように端子部14aと胴部14bとを有するものであれば、その胴部14bに、その内側に凹んで形成された溝部14cを設けてもよい。この溝部14cにモールド部材2が入り込むことにより、貫通方向への相対的な移動および周方向への相対的な移動をともに規制することができる。なお、溝部14cではなく、胴部14bの内側に凹む孔部など、その形状が異なる第1の移動規制部および第2の移動規制部を設けてもよい。その場合、孔部をねじ穴とし、モールド部材2にて覆うことができる程度の小さいボルトを胴部14bから突出するように取り付けて第1の移動規制部および第2の移動規制部を構成してもよい。また、胴部14bを加工することにより、胴部14bから外側に凸となるような第1の移動規制部や第2の移動規制部を形成してもよい。
また、図5(A)に示すように、半円環状に形成された第1コア20aおよび第2コア20bを組み合わせて中空部20cとギャップ20bとを形成する分割型の磁性体コア20を採用してもよい。また、図5(B)に示すように、中空部30aとギャップ30bとを有するコ字状の磁性体コア30を採用してもよい。さらには、図5(C)に示すように、第1コア40aおよび第2コア40bを組み合わせて中空部40cとギャップ40dとを形成する分割型の磁性体コア5を構成してもよい。また、これらの磁性体コア20、30に、一実施形態で示したシールド部材5cに相当するものを設けてもよい。
図面中、1はノイズフィルタ端子、2はモールド部材、3は導電バー、3aはボルト部(接続部)、3cはアンカー部(第1の移動規制部)、5は磁性体コア、5aは中空部、6は羽根部材(補助部材、第1の移動規制部、第2の移動規制部)、11〜14は導電バー、10a、11a、12a、13a、14aはボルト部(接続部)、12c、13cはアンカー部(第1の移動規制部)、12d、13dは端子部(接続部)、14cは溝部(第1の移動規制部、第2の移動規制部)、20、30、40は磁性体コア、20c、30c、40cは中空部を示す。

Claims (4)

  1. 磁性体材料により形成され、中空部が設けられている磁性体コアと、
    導電性材料により形成され、前記磁性体コアの前記中空部に挿入されて当該磁性体コアを接触しないように貫通しており、貫通方向に電流が流れた際に前記磁性体コアとともにフィルタ回路を形成する導電バーと、
    樹脂材料により形成され、前記導電バーの両端を露出した状態で前記磁性体コアおよび前記導電バーを一体にモールドするモールド部材と、
    前記モールド部材と前記導電バーとの間の貫通方向への相対的な移動を規制する第1の移動規制部と、
    前記モールド部材と前記導電バーとの間の周方向への相対的な移動を規制する第2の移動規制部と、を備え、
    前記導電バーの両端に外部部材を接続するための接続部を設けるとともに、一方の接続部から他方の接続部までを単一部材で形成し
    前記第1の移動規制部および前記第2の移動規制部は、貫通方向からみた前記導電バーの断面形状を異ならせるための補助部材であって、前記導電バーの外周面に沿った円弧状の胴部と、前記胴部の両端から外周側に向かって突出するリブとを有し、前記モールド部材によって全体がモールドされている羽根部材によって形成されていることを特徴とするノイズフィルタ端子。
  2. 磁性体材料により形成され、中空部が設けられている磁性体コアと、
    導電性材料により形成され、前記磁性体コアの前記中空部に挿入されて当該磁性体コアを接触しないように貫通しており、貫通方向に電流が流れた際に前記磁性体コアとともにフィルタ回路を形成する導電バーと、
    樹脂材料により形成され、前記導電バーの両端を露出した状態で前記磁性体コアおよび前記導電バーを一体にモールドするモールド部材と、
    前記モールド部材と前記導電バーとの間の貫通方向への相対的な移動を規制する第1の移動規制部と、
    前記モールド部材と前記導電バーとの間の周方向への相対的な移動を規制する第2の移動規制部と、を備え、
    前記導電バーの両端に外部部材を接続するための接続部を設けるとともに、一方の接続部から他方の接続部までを単一部材で形成し、
    前記第1の移動規制部および前記第2の移動規制部は、貫通方向からみた断面形状が円形である前記導電バーの少なくとも一部を矩形状とし、
    前記第1の移動規制部および前記第2の移動規制部は、前記導電バーにおいて前記モールド部材によってモールドされる部位に設けられ、貫通方向から見た断面形状が円形の2つのアンカー部の間を貫通方向からみた断面形状が異なる矩形状に加工し、前記モールド部材によって全体がモールドされている中央部によって形成されていることを特徴とするノイズフィルタ端子。
  3. 磁性体材料により形成され、中空部が設けられている磁性体コアと、
    導電性材料により形成され、前記磁性体コアの前記中空部に挿入されて当該磁性体コアを接触しないように貫通しており、貫通方向に電流が流れた際に前記磁性体コアとともにフィルタ回路を形成する導電バーと、
    樹脂材料により形成され、前記導電バーの両端を露出した状態で前記磁性体コアおよび前記導電バーを一体にモールドするモールド部材と、
    前記モールド部材と前記導電バーとの間の貫通方向への相対的な移動を規制する第1の移動規制部と、
    前記モールド部材と前記導電バーとの間の周方向への相対的な移動を規制する第2の移動規制部と、を備え、
    前記導電バーの両端に外部部材を接続するための接続部を設けるとともに、一方の接続部から他方の接続部までを単一部材で形成し、
    前記第1の移動規制部および前記第2の移動規制部は、前記導電バーにおいて前記モールド部材によってモールドされている部位に設けられ、前記導電バーの外周面から内側に窪んで内部に前記モールド部材が入り込む溝部または孔部によって形成されていることを特徴とするノイズフィルタ端子。
  4. 前記導電バーに設けられている接続部は、少なくともその一方がボルト構造であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のノイズフィルタ端子。
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