JP2018074877A - 回転電機のステータ、及び回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造時間を短縮することができる回転電機を提供する。
【解決手段】回転電機は、ステータコアの複数のスロット内をそれぞれ貫通した状態で固定されている複数のコイルバーユニット35を備える。コイルバーユニット35は、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bと、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bの軸方向両端側を除く外周面を被覆して外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bを一体に保持している絶縁部50とを備える。コイルバーユニット35は、絶縁部50の軸方向一端部の外周面に設けられスロット内に圧入されてコイルバーユニット35をスロット内で固定しているカラー60を備える。
【選択図】図3
【解決手段】回転電機は、ステータコアの複数のスロット内をそれぞれ貫通した状態で固定されている複数のコイルバーユニット35を備える。コイルバーユニット35は、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bと、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bの軸方向両端側を除く外周面を被覆して外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bを一体に保持している絶縁部50とを備える。コイルバーユニット35は、絶縁部50の軸方向一端部の外周面に設けられスロット内に圧入されてコイルバーユニット35をスロット内で固定しているカラー60を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、回転電機のステータ、及び回転電機に関する。
回転電機は、磁界を発生させるステータと、このステータの磁界が作用して回転するロータと、を備えている。ステータの中には、軸方向に貫通する複数のスロットが形成されたステータコアと、このステータコアの複数のスロット内を、それぞれ貫通した状態で固定されている複数のコイルバーと、を備えるものがある。コイルバーユニットは、複数のコイルバー(導体)と、複数のコイルバーの両端側を除く外周面を被覆して複数のコイルバーを一体に保持している絶縁部と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、コイルバーユニットは、一般的にワニスを使用してスロット内で固定されている。具体的に説明すると、最初に絶縁部の表面に液状のワニスを塗布し、スロット内にコイルバーユニットを挿入して貫通させる。続いて、塗布されたワニスを加熱乾燥する。最後に、加熱乾燥されたワニスを常温まで冷却して固める。これにより、スロット内でコイルバーが固定される。
上述のように、ワニスを使用する場合には、絶縁部の表面にワニスを塗布する工程と、塗布されたワニスを加熱乾燥する工程と、加熱乾燥されたワニスを常温まで冷却する工程と、が必要になる。各工程で時間がかかるため、スロット内でコイルバーユニットを固定するのに時間がかかる。その結果、回転電機の製造に時間がかかるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、製造時間を短縮することができる回転電機のステータ、及び回転電機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の回転電機(例えば、実施形態における回転電機1)のステータ(例えば、実施形態におけるステータ3)は、ステータコア(例えば、実施形態におけるステータコア21,121)の複数のスロット(例えば、実施形態におけるスロット43,143)内をそれぞれ軸方向に貫通した状態で固定されている複数のコイルバーユニット(例えば、実施形態におけるコイルバーユニット35,135)を備え、前記コイルバーユニットは、複数のコイルバー(例えば、実施形態における外径側コイルバー31A,内径側コイルバー31B)と、前記複数のコイルバーの軸方向両端側を除く外周面を被覆して前記複数のコイルバーを一体に保持している絶縁部(例えば、実施形態における絶縁部50)と、前記絶縁部の軸方向一端部(例えば、実施形態における一端部51a)の外周面に設けられ前記スロット内に圧入されて前記コイルバーユニットを前記スロット内で固定している圧入部(例えば、実施形態におけるカラー60,160)とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の回転電機のステータは、前記絶縁部の軸方向一端部の外周面で前記圧入部よりも軸方向一端側には、前記圧入部が前記スロット内に圧入されている状態で前記ステータコアに係止して前記コイルバーユニットを所定位置に位置決めしている位置決め部(例えば、実施形態におけるフランジ70)が設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の回転電機のステータにおいて、前記圧入部は、前記絶縁部の軸方向一端部の外周面の全周に亘って設けられたカラー(例えば、実施形態におけるカラー60)であり、前記位置決め部は、前記絶縁部の軸方向一端部の外周面の全周に亘って設けられたフランジ(例えば、実施形態におけるフランジ70)であり、前記カラーと前記フランジとの間には隙間(例えば、実施形態における隙間S)が形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の回転電機のステータにおいて、前記圧入部は、前記絶縁部の軸方向一端側から軸方向他端側に向けて窄まるように形成されていることを特徴する。
本発明の請求項5に記載の回転電機のステータにおいて、前記スロットの前記圧入部が圧入される箇所は、該圧入部の形状に対応するように、内部側に比べて開口縁側が広く形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の回転電機のステータにおいて、前記圧入部は、前記絶縁部と一体形成されていることを特徴する。
本発明の請求項7に記載の回転電機のステータにおいて、前記圧入部は、前記スロット内の軸方向一端側または軸方向他端側に圧入されており、前記スロット内の軸方向一端側に圧入されている前記圧入部と、前記スロット内の軸方向他端側に圧入されている前記圧入部とが、それぞれ前記ステータコアの周方向(例えば、実施形態における周方向θ)に分散して配置されていることを特徴する。
本発明の請求項8に記載の回転電機のステータにおいて、前記スロット内の軸方向一端側に圧入されている前記圧入部と、前記スロット内の軸方向他端側に圧入されている前記圧入部とは、前記ステータコアの周方向に交互に配置されていることによりそれぞれ前記ステータコアの周方向に分散して配置されていることを特徴する。
本発明の請求項9に記載の回転電機のステータにおいて、前記圧入部(例えば、実施形態におけるカラー160)は、前記絶縁部の軸方向一端部の外周面の周方向(例えば、実施形態における周方向θ)の一部に設けられていることを特徴する。
本発明の請求項10に記載の回転電機は、上記に記載の回転電機のステータと、前記ステータに対して回転可能に設けられたロータと、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の回転電機のステータによれば、スロット内に圧入してコイルバーユニットをスロット内で固定する圧入部を備えるようにした。これにより、ワニスを使用せずにコイルバーユニットをスロット内で固定することが可能になるので、ワニスを使用したときのような時間がかかる工程は不要になる。このため、回転電機の製造において、コイルバーユニットの固定にかかる時間を短縮することができる。
本発明の請求項2に記載の回転電機のステータによれば、圧入部がスロット内に圧入されている状態でステータコアに係止してコイルバーユニットを所定位置に位置決めする位置決め部を備えるようにした。これにより、コイルバーユニットの位置決めを容易に行うことが可能になる。このため、回転電機の製造において、コイルバーユニットの位置決めにかかる時間をさらに短縮することができる。
本発明の請求項3に記載の回転電機のステータによれば、圧入部であるカラーと位置決め部であるフランジとの間に隙間を形成した。これにより、カラーをスロット内に圧入していくときにスロットの内壁面が削れて発生する削りカスやコンタミが隙間に入る。さらに、カラーがスロット内に完全に圧入されたときには隙間の開口部が内壁面で塞がるので、削りカスやコンタミが隙間から外部に出てしまうことがない。このため、削りカスやコンタミが回転電機の動作部分に侵入するのを防ぐことができる。
本発明の請求項4に記載の回転電機のステータによれば、圧入部を絶縁部の軸方向一端側から軸方向他端側に向けて窄まるように形成した。これにより、圧入部をスロット内に容易に圧入することが可能になるので、コイルバーユニットをスロット内に容易に固定することが可能になる。このため、回転電機の製造において、コイルバーユニットの固定にかかる時間をさらに短縮することができる。
本発明の請求項5に記載の回転電機のステータによれば、スロットの圧入部が圧入される箇所は、圧入部の形状に対応するように、内部側に比べて開口縁側が広く形成されている。これにより、圧入部の外周面と向き合うスロットの内周面は、その接触面積をできる限り大きくすることができる。このため、スロット内への圧入部の圧入状態を確実に維持できる。
本発明の請求項6に記載の回転電機のステータによれば、圧入部を絶縁部と一体形成した。これにより圧入部を別体で形成して絶縁部に装着する工程が不要になる。このため、回転電機の製造において、コイルバーユニットの製造にかかる時間をさらに短縮することができる。
本発明の請求項7に記載の回転電機のステータによれば、スロット内の軸方向一端側に圧入されている圧入部と、スロット内の軸方向他端側に圧入されている圧入部とを、それぞれステータコアの周方向に分散して配置した。これにより、圧入部によるステータコアにかかる負荷が全体的に分散される。このため、ステータコアにかかる負荷により動作に影響が生じるのを抑えることができる。
本発明の請求項8に記載の回転電機のステータによれば、スロット内の軸方向一端側に圧入されている圧入部と、スロット内の軸方向他端側に圧入されている圧入部とを、ステータコアの周方向に交互に配置することでそれぞれステータコアの周方向に分散して配置した。これにより、圧入部によるステータコアにかかる負荷が確実に全体的に分散される。このため、ステータコアにかかる負荷により動作に影響が生じるのをさらに抑えることができる。
本発明の請求項9に記載の回転電機のステータによれば、圧入部を絶縁部の軸方向一端部の外周面の周方向の一部に設けた。これにより、圧入部を外周面の全周に設けた場合に比べてスロットと圧入部との接触面積が少なくなるので、圧入部によるステータコアにかかる負荷が少なくなる。このため、ステータコアにかかる負荷により動作に影響が生じるのを抑えることができる。
本発明の請求項10に記載の回転電機によれば、この回転電機の製造時間を短縮することができる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一構成には同一符号を付し、説明が重複する場合には、省略する場合がある。
(第1の実施形態)
まず、図1から図7を参照し、本発明の第1の実施形態の回転電機1について説明する。
図1は、第1の実施形態の回転電機1の全体構成を示す断面図である。
回転電機1は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車のような車両に搭載される走行用モータである。ただし、第1の実施形態の構成は、上記例に限らず、発電用モータやその他用途のモータ、または車両用以外の回転電機(発電機を含む)にも適用可能である。第1の実施形態の回転電機1は、例えば分布巻モータであるがこれに限らず、集中巻モータでもよい。
まず、図1から図7を参照し、本発明の第1の実施形態の回転電機1について説明する。
図1は、第1の実施形態の回転電機1の全体構成を示す断面図である。
回転電機1は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車のような車両に搭載される走行用モータである。ただし、第1の実施形態の構成は、上記例に限らず、発電用モータやその他用途のモータ、または車両用以外の回転電機(発電機を含む)にも適用可能である。第1の実施形態の回転電機1は、例えば分布巻モータであるがこれに限らず、集中巻モータでもよい。
図1に示すように、回転電機1は、ケース2と、ケース2に内嵌固定されているステータ3と、ステータ3の径方向内側に配置され、このステータ3に対して回転自在に支持されているロータ4と、を備えている。
ケース2は、例えばステータ3及びロータ4を収容可能なように筒状に形成されている。
ロータ4は、ケース2に回転自在に支持された出力シャフト5と、出力シャフト5のステータ3に対応する位置に外嵌固定されているロータコア6と、ロータコア6の外周部に取り付けられた不図示の磁石と、を有している。
ケース2は、例えばステータ3及びロータ4を収容可能なように筒状に形成されている。
ロータ4は、ケース2に回転自在に支持された出力シャフト5と、出力シャフト5のステータ3に対応する位置に外嵌固定されているロータコア6と、ロータコア6の外周部に取り付けられた不図示の磁石と、を有している。
ステータ3は、ステータコア組立体11と、ステータコア組立体11の軸方向両側に配置された一対のベースプレート組立体12A,12Bと、を備えている。そして、ステータ3は、ステータコア組立体11、及び一対のベースプレート組立体12A,12Bが互いに連結されることにより形成される。
ステータ3は、ロータ4に対して回転磁界を作用させる。このロータ4の出力シャフト5の中心軸とステータコア21の中心軸は、ほぼ一致している。以下の説明では、ステータコア21(ロータ4)の軸方向を単に軸方向、ステータコア21(ロータ4)の径方向を単に径方向、軸方向及び径方向に直交するステータコア21の周方向(ロータ4の回転方向)を単に周方向と称して説明する。
図2は、ステータ3の分解斜視図である。
同図に示すように、ステータコア組立体11は、ケース2に内嵌可能なように、略円筒状に形成されたステータコア21と、ステータコア21に取り付けられている複数のコイルバーユニット35と、を備えている。
ステータコア21は、ロータ4(図1参照)を取り囲むように略円筒状に形成されている。ステータコア21は、例えば複数枚の電磁鋼鈑を軸方向に積層することにより形成されている。しかしながら、これに限られるものではなく、ステータコア21は、軟磁性体を加圧して成形してもよいし、周方向に分割された複数のピースを互いに連結することにより形成してもよい。
同図に示すように、ステータコア組立体11は、ケース2に内嵌可能なように、略円筒状に形成されたステータコア21と、ステータコア21に取り付けられている複数のコイルバーユニット35と、を備えている。
ステータコア21は、ロータ4(図1参照)を取り囲むように略円筒状に形成されている。ステータコア21は、例えば複数枚の電磁鋼鈑を軸方向に積層することにより形成されている。しかしながら、これに限られるものではなく、ステータコア21は、軟磁性体を加圧して成形してもよいし、周方向に分割された複数のピースを互いに連結することにより形成してもよい。
ステータコア21は、略円筒状のヨーク部41と、ヨーク部41の内周面から突出し、周方向に並んで配置される複数のティース部42と、隣接するティース部42間に形成される複数のスロット43と、を有している。各スロット43は、ステータコア21の軸方向に貫通形成されている。
複数のコイルバーユニット35は、それぞれスロット43内を貫通して固定されている。なお、コイルバーユニット35の具体的な構成については後述する。
複数のコイルバーユニット35は、それぞれスロット43内を貫通して固定されている。なお、コイルバーユニット35の具体的な構成については後述する。
このようなステータコア組立体11の軸方向両側に配置された一対のベースプレート組立体12A,12Bと、ステータコア組立体11と、の間には、シリコンシート等の絶縁シートが配置されている。
一対のベースプレート組立体12A,12Bは、それぞれ略円環状に形成されている。一対のベースプレート組立体12A,12Bは、それぞれベースプレートと、ベースプレートに組み付けられた複数のコネクタコイル(何れも不図示)と、を有する。そして、一対のベースプレート組立体12A,12Bの双方の複数のコネクタコイルと、ステータコア組立体11の複数のコイルバーユニット35とが連結されて、セグメント化された複数相のコイル22(図1参照)が形成される。
なお「セグメント化」とは、コイル22が複数の部材に分割されて成形されるとともに、前記複数の部材が互いに連結されることでコイル22が形成されることを意味する。
なお「セグメント化」とは、コイル22が複数の部材に分割されて成形されるとともに、前記複数の部材が互いに連結されることでコイル22が形成されることを意味する。
図3は、コイルバーユニット35の斜視図である。
同図に示すように、コイルバーユニット35は、軸方向に延びるように形成されている。また、コイルバーユニット35は、その径方向に沿う断面形が、径方向に長い長方形状(平板状)に形成されている。コイルバーユニット35は、複数のコイルバー31A,31B(外径側コイルバー31A、内径側コイルバー31B)と、これらコイルバー31A,31Bを被覆する樹脂等からなる絶縁部50と、絶縁部50に一体化されているカラー60(圧入部)と、を備えている。
同図に示すように、コイルバーユニット35は、軸方向に延びるように形成されている。また、コイルバーユニット35は、その径方向に沿う断面形が、径方向に長い長方形状(平板状)に形成されている。コイルバーユニット35は、複数のコイルバー31A,31B(外径側コイルバー31A、内径側コイルバー31B)と、これらコイルバー31A,31Bを被覆する樹脂等からなる絶縁部50と、絶縁部50に一体化されているカラー60(圧入部)と、を備えている。
外径側コイルバー31Aは、軸方向に延びて形成されている。外径側コイルバー31Aは、その径方向に沿う断面形状が、径方向に長い長方形状となるように形成された、いわゆる平角線である。外径側コイルバー31Aは、銅などの導電材により形成された導体である。
図4は、図3のA−A線に沿う断面図である。
同図に示すように、外径側コイルバー31Aは、スロット43内においてステータコア21の外径側(図4中における上側)に配置されている。
また、外径側コイルバー31Aは、スロット43内を貫通するように形成されている。スロット43内を貫通した外径側コイルバー31Aの軸方向両端は、ベースプレート組立体12A,12Bの双方のコネクタコイルに接続される。
同図に示すように、外径側コイルバー31Aは、スロット43内においてステータコア21の外径側(図4中における上側)に配置されている。
また、外径側コイルバー31Aは、スロット43内を貫通するように形成されている。スロット43内を貫通した外径側コイルバー31Aの軸方向両端は、ベースプレート組立体12A,12Bの双方のコネクタコイルに接続される。
図3に示すように、内径側コイルバー31Bは、軸方向に延びて形成されている。内径側コイルバー31Bは、その径方向に沿う断面形状が、径方向に長い長方形状となるように形成された、いわゆる平角線である。内径側コイルバー31Bは、外径側コイルバー31Aと径方向に並んで配置されている。内径側コイルバー31Bは、外径側コイルバー31Aよりも短く形成されている。内径側コイルバー31Bは、銅などの導電材により形成された導体である。
図4に示すように、内径側コイルバー31Bは、スロット43内においてステータコア21の内径側(図4中における下側)に配置される。内径側コイルバー31Bは、スロット43内を貫通するように形成されている。スロット43内を貫通した内径側コイルバー31Bの軸方向両端は、ベースプレート組立体12A,12Bの双方のコネクタコイルに接続される。
図3に示すように、絶縁部50は、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bと、例えばインサート成形により一体形成されている。これにより絶縁部50は、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bを一体に保持している。絶縁部50は、合成樹脂等の絶縁材で形成されている。絶縁材としては、例えばPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド樹脂)が挙げられる。
絶縁部50は、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bの軸方向両端側を除く外周面を被覆している。絶縁部50は、第1絶縁部51と、第1絶縁部51の軸方向両端に形成された一対の第2絶縁部52,52、及び一対の第3絶縁部53,53と、を備えている。
第1絶縁部51は、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bにおいて、スロット43内に位置する箇所の外周面を一体に被覆している。
また、一対の第2絶縁部52,52は、外径側コイルバー31Aにおいてスロット43の開口縁43a(図7参照)の外側に位置する部分の外周面を被覆している。
一方、一対の第3絶縁部53,53は、第1絶縁部51の軸方向両端に第2絶縁部52,52と径方向で並ぶように形成されている。一対の第3絶縁部53,53は、内径側コイルバー31Bにおいてスロット43の開口縁43a(図7参照)の外側に位置する部分の外周面を被覆している。
また、一対の第2絶縁部52,52は、外径側コイルバー31Aにおいてスロット43の開口縁43a(図7参照)の外側に位置する部分の外周面を被覆している。
一方、一対の第3絶縁部53,53は、第1絶縁部51の軸方向両端に第2絶縁部52,52と径方向で並ぶように形成されている。一対の第3絶縁部53,53は、内径側コイルバー31Bにおいてスロット43の開口縁43a(図7参照)の外側に位置する部分の外周面を被覆している。
図5は、図3のB部を左方から視た側面図である。
図5、図4に示すように、カラー60は、第1絶縁部51の軸方向の一端部51a(絶縁部50の一端部51a)の外周面の全周に亘って設けられている。カラー60は、例えばインサート成形により絶縁部50と一体形成されている。
図4に示すように、カラー60は略環状に形成されている。カラー60の四隅は円弧状に形成されている。
図5、図4に示すように、カラー60は、第1絶縁部51の軸方向の一端部51a(絶縁部50の一端部51a)の外周面の全周に亘って設けられている。カラー60は、例えばインサート成形により絶縁部50と一体形成されている。
図4に示すように、カラー60は略環状に形成されている。カラー60の四隅は円弧状に形成されている。
図6は、図5のC部の縦断面図である。
同図に示すように、カラー60は、絶縁部50の軸方向一端側から軸方向他端側(図6中の右側から左側)に向けて窄まるように形成されている。カラー60は、例えばSUS材(ステンレス鋼材)等の非磁性の金属材により形成されている。
図6、図4に示すように、カラー60は、スロット43内に圧入され、スロット43内でコイルバーユニット35を固定するように形成されている。
同図に示すように、カラー60は、絶縁部50の軸方向一端側から軸方向他端側(図6中の右側から左側)に向けて窄まるように形成されている。カラー60は、例えばSUS材(ステンレス鋼材)等の非磁性の金属材により形成されている。
図6、図4に示すように、カラー60は、スロット43内に圧入され、スロット43内でコイルバーユニット35を固定するように形成されている。
図4に示すように、スロット43は、径方向に沿う断面が、コイルバーユニット35の断面と同様に径方向に長い長方形状に形成されている。また、スロット43は、カラー60の形状に対応するように内部側(図7参照、軸方向で開口縁43aよりも奥側)に比べて開口縁43a側が広く形成されている。このようにスロット43を形成する場合について、より具体的に説明する。
すなわち、ステータコア21を、例えば複数枚の電磁鋼鈑を軸方向に積層することにより形成する場合、ステータコア21の軸方向両端を構成する数枚の電磁鋼板のスロット43の開口面積を大きく設定する。このように構成することで、スロット43を、カラー60の形状に対応するように内部側に比べて開口縁43a側を広く形成する。
スロット43の四隅は、カラー60の四隅に合わせて円弧状に形成されている。ここで、スロット43の四隅の曲率半径は、できる限り大きくすることが望ましい。このように設定することにより、スロット43へのカラー60の圧入を容易に行うことが可能になる。
図5に示すように、第1絶縁部51の一端部51aの外周面には、カラー60よりも軸方向一端側(図5中の右側)にフランジ70(位置決め部)が形成されている。すなわち、カラー60とフランジ70との間には、所定の間隔が形成される。フランジ70は、外周面の全周に亘って略環状に形成され、第1絶縁部51に一体形成されている。
図7は、スロット43内にコイルバーユニット35が固定されている状態を示す斜視図である。
図7、図6に示すようにフランジ70は、スロット43内にカラー60が圧入されている状態で、スロット43の開口縁43aの外周部(ヨーク部41及びティース部42)に係止してコイルバーユニット35を所定位置に位置決めしている。
また、カラー60とフランジ70との間には、所定の間隔が形成されているので、図5、図6に示すように、スロット43内において、第1絶縁部51の一端部51aには、カラー60とフランジ70との間に隙間Sが形成されている。
図7、図6に示すようにフランジ70は、スロット43内にカラー60が圧入されている状態で、スロット43の開口縁43aの外周部(ヨーク部41及びティース部42)に係止してコイルバーユニット35を所定位置に位置決めしている。
また、カラー60とフランジ70との間には、所定の間隔が形成されているので、図5、図6に示すように、スロット43内において、第1絶縁部51の一端部51aには、カラー60とフランジ70との間に隙間Sが形成されている。
次に、図2、図7を用いて、スロット43内でコイルバーユニット35を固定する方法を説明する。図2に示すようにコイルバーユニット35の軸方向他端部(カラー60が設けられていない側の端部)を、スロット43内に挿入してカラー60を圧入させる。この際、カラー60が、例えばSUS材等の非磁性の金属材により形成されているので、確実にカラー60によって圧入力を発揮させることができる。また、スロット43の四隅の曲率半径をできる限り大きくすることにより、スロット43内に容易にカラー60を圧入させることができる。
そして、図7に示すように、スロット43の開口縁43aの外周部(ヨーク部41及びティース部42)に、フランジ70を係止させる。この結果、コイルバーユニット35は、スロット43内を貫通するともにスロット43内で固定される。
ここで、スロット43内にカラー60を圧入していく際、スロット43の内壁面43bが削れる等して削りカスが発生したり、コンタミ100が混入したりする場合がある。しかしながら、第1絶縁部51の一端部51aには、カラー60とフランジ70との間に隙間Sが形成されるので、この隙間Sに削りカスやコンタミ100(図6参照)が隙間Sに入る。さらに、スロット43内にカラー60が完全に圧入されたときには隙間Sの開口部が内壁面43bで塞がるので、削りカスやコンタミ100が隙間Sから外部に出てしまうことがない。
スロット43内でコイルバーユニット35を固定するときには、図2に示すようにコイルバーユニット35をスロット43の軸方向の両側から交互に挿入してスロット43内で固定する。これによりカラー60は、スロット43内の軸方向一端側に圧入されているカラー60と、スロット43内の軸方向他端側に圧入されているカラー60とが、ステータコア21の周方向に交互に配置される。つまり、スロット43内の軸方向一端側に圧入されているカラー60と、スロット43内の軸方向他端側に圧入されているカラー60とが、ステータコア121の周方向に分散して配置される。そして、これにより、スロット43内でのコイルバーユニット35の固定が完了する。
このように、上述の第1の実施形態の回転電機1は、ステータコア21の複数のスロット43内をそれぞれ貫通した状態で固定されている複数のコイルバーユニット35を備えている。コイルバーユニット35は、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bと、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bの軸方向両端側を除く外周面を被覆して外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bを一体に保持している絶縁部50と、を備えている。コイルバーユニット35は、絶縁部50の一端部51aの外周面に設けられスロット43内に圧入されてコイルバーユニット35をスロット43内で固定しているカラー60を備えている。
つまり、回転電機1は、スロット43内に圧入してコイルバーユニット35をスロット43内で固定するカラー60を備えるようにした。これによりワニスを使用せずにコイルバーユニット35をスロット43内で固定することが可能になるので、ワニスを使用したときのような時間がかかる工程は不要になる。しかも、カラー60は、例えばSUS材等の非磁性の金属材により形成されているとともに、絶縁部50の一端部51aの外周面の全周に亘って設けられている。このため、確実にカラー60によって圧入力を発揮させることができるとともに、カラー60に起因するステータコア21の磁束漏れも防止できる。よって、回転電機1の性能を低下させることなく、回転電機1の製造において、コイルバーユニット35の固定にかかる時間を短縮することができる。
また、絶縁部50の一端部51aの外周面で、且つカラー60よりも軸方向一端側には、フランジ70が設けられている。フランジ70は、スロット43内にカラー60が圧入されている状態でステータコア21に係止され、コイルバーユニット35を軸方向の所定位置に位置決めしている。このため、コイルバーユニット35の位置決めを容易に行うことが可能になる。この結果、コイルバーユニット35の位置決めにかかる時間が短縮され、回転電機1の製造時間を短縮することができる。
さらに、カラー60が絶縁部50の一端部51aの外周面の全周に亘って設けられていることに加え、フランジ70が絶縁部50の一端部51aの外周面の全周に亘って設けられている。そして、カラー60とフランジ70との間には隙間Sが形成されている。これにより、カラー60をスロット43内に圧入していくときにスロット43の内壁面43bが削れて発生する削りカスやコンタミ100(図6参照)が隙間Sに入る。さらにスロット43内にカラー60が完全に圧入されたときには隙間Sの開口部が内壁面43bで塞がるので、削りカスやコンタミ100が隙間Sから外部に出てしまうことがない。このため、削りカスやコンタミが飛散して回転電機1の動作に影響が生じてしまうことを防止できる。
また、カラー60は、絶縁部50の軸方向一端側から軸方向他端側に向けて窄まるように形成されている。これにより、スロット43内にカラー60を容易に圧入することが可能になるので、スロット43内にコイルバーユニット35を容易に固定することが可能になる。さらに、スロット43の四隅がカラー60の四隅に合わせて円弧状に形成されている。このため、スロット43内にカラー60をさらに容易に圧入することが可能になる。
これに加え、スロット43の四隅の曲率半径をできる限り大きくすることにより、スロット43内に容易にカラー60を圧入させることができる。
これに加え、スロット43の四隅の曲率半径をできる限り大きくすることにより、スロット43内に容易にカラー60を圧入させることができる。
また、スロット43は、カラー60の形状に対応するように内部側に比べて開口縁43a側が広く形成されている。これによりカラー60の外周面とスロット43の内周面との接触面積をできる限り大きくすることができ、且つ摩擦抵抗も大きくできる。このため、スロット43内へのカラー60の圧入状態を確実に維持できる。
さらに、カラー60は、絶縁部50と一体形成されている。これにより、カラー60を別体で形成して絶縁部50に装着する工程が不要になる。このため、回転電機1の製造において、コイルバーユニット35の製造にかかる時間が短縮される。
また、カラー60は、スロット43内の軸方向一端側または軸方向他端側に圧入されており、スロット43内の軸方向一端側に圧入されているカラー60と、スロット43内の軸方向他端側に圧入されているカラー60とは、ステータコア21の周方向に交互に配置されることにより、それぞれステータコア21の周方向θに分散して配置されている。これにより、カラー60によるステータコア21にかかる負荷が確実に全体的に分散される。よって、回転電機1は、ステータコア21にかかる負荷により動作に影響が生じるのを抑えることができる。
(第2の実施形態)
次に、図8〜図10に基づいて、第2の実施形態について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態における回転電機201のコイルバーユニット135の斜視図である。
同図に示すように、コイルバーユニット135は、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bと、絶縁部50と、カラー160(圧入部)と、を備えている。カラー160は、第1絶縁部51の一端部51aの外周面の周方向の一部に設けられている。本第2の実施形態では、カラー160の形状が前述の第1の実施形態におけるカラー60の形状と異なっている。これについて、以下、詳述する。
次に、図8〜図10に基づいて、第2の実施形態について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態における回転電機201のコイルバーユニット135の斜視図である。
同図に示すように、コイルバーユニット135は、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bと、絶縁部50と、カラー160(圧入部)と、を備えている。カラー160は、第1絶縁部51の一端部51aの外周面の周方向の一部に設けられている。本第2の実施形態では、カラー160の形状が前述の第1の実施形態におけるカラー60の形状と異なっている。これについて、以下、詳述する。
図9は、図8のD−D線に沿う断面図である。
同図に示すようにカラー160は、一端部51aにおいて外径側コイルバー31Aを被覆している部分の外周に設けられている。カラー160は、例えばインサート成形により絶縁部50と一体形成されている。カラー160は、略環状に形成されており、その四隅は円弧状に形成されている。
同図に示すようにカラー160は、一端部51aにおいて外径側コイルバー31Aを被覆している部分の外周に設けられている。カラー160は、例えばインサート成形により絶縁部50と一体形成されている。カラー160は、略環状に形成されており、その四隅は円弧状に形成されている。
図10は、図8のE部を左方から視た側面図である。
同図に示すように、カラー160は、絶縁部50の軸方向一端側から軸方向他端側(図10中の右側から左側)に向けて窄まるように形成されている。カラー160は、例えばSUS材(ステンレス鋼材)等の非磁性の金属材により形成されている。
図9に示すように、カラー160は、ステータコア121のスロット143内に圧入されてコイルバーユニット135をスロット143内で固定するように形成されている。
同図に示すように、カラー160は、絶縁部50の軸方向一端側から軸方向他端側(図10中の右側から左側)に向けて窄まるように形成されている。カラー160は、例えばSUS材(ステンレス鋼材)等の非磁性の金属材により形成されている。
図9に示すように、カラー160は、ステータコア121のスロット143内に圧入されてコイルバーユニット135をスロット143内で固定するように形成されている。
一方、スロット143は、径方向Rに沿う断面が、コイルバーユニット135の断面と同様に径方向に長い略長方形状に形成されている。スロット143は、カラー160の形状に対応するように、内部側に比べて開口縁側が広く形成されている。スロット143の外径側の部分の二つの隅は、カラー60の外径側の部分の二つの隅に対応するように円弧状に形成されている。なお、この場合のスロット143の隅の曲率半径も、前述の第1の実施形態と同様に、できる限り大きくすることが望ましい。
このように、上述の第2の実施形態における回転電機201では、カラー160は、絶縁部50の一端部51aにおける外周面の周方向の一部に設けられている。これにより、一端部51aの外周面の全周にカラー60を設けた場合と比較して、スロット143とカラー160との接触面積が少なくなる。
このため、前述の第1の実施形態と同様の効果に加え、カラー160によるステータコア121にかかる負荷をさらに少なくできる。また、カラー160に起因するステータコア121の磁束漏れも確実に防止できる。
このため、前述の第1の実施形態と同様の効果に加え、カラー160によるステータコア121にかかる負荷をさらに少なくできる。また、カラー160に起因するステータコア121の磁束漏れも確実に防止できる。
以上、図面を参照して、本発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上述の実施形態では、圧入部として環状のカラー60,160を使用したが、U字状のカラーを使用しても良い。その他に、絶縁部50の一端部51aの外周面の周方向θに複数の圧入部(突起等)を離間して設けても良い。
また、上述の実施形態では、位置決め部としてフランジ70を使用した。しかしながら、これに限られるものではなく、絶縁部50の一端部51aの外周面の周方向に係止部を離間して設けてステータコア21,121に係止するようにしても良い。係止部は、絶縁部50の一端部51aの外周面の全周に設ける必要はなく、ステータコア21,121に係止できればよい。
また、上述の実施形態では、位置決め部としてフランジ70を使用した。しかしながら、これに限られるものではなく、絶縁部50の一端部51aの外周面の周方向に係止部を離間して設けてステータコア21,121に係止するようにしても良い。係止部は、絶縁部50の一端部51aの外周面の全周に設ける必要はなく、ステータコア21,121に係止できればよい。
さらに、上述の実施形態では、カラー60,160を絶縁部50と一体に形成した。しかしながら、これに限られるものではなく、カラー60,160を絶縁部50と別体に形成して、絶縁部50に嵌合や接着又は締結部材による固定等で設けても良い。
また、上述の実施形態では、スロット43,143内の軸方向一端側に圧入されているカラー60,160と、スロット43,143内の軸方向他端側に圧入されているカラー60,160とを、ステータコア21の周方向に交互に配置した。しかしながら、これに限られるものではなく、ステータコア21の周方向に、カラー60,160を適当な間隔で配置して分散するようにしても良い。
さらに、上述の実施形態では、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bは、その径方向に沿う断面形状が、径方向に長い長方形状となるように形成された、いわゆる平角線である場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、外径側コイルバー31A及び内径側コイルバー31Bとして、丸線等さまざまな導線を採用することができる。
1,201…回転電機、3…ステータ、4…ロータ、21,121…ステータコア、31A…外径側コイルバー(コイルバー)、31B…内径側コイルバー(コイルバー)、35,135…コイルバーユニット、43,143…スロット、50…絶縁部、51a…一端部、60,160…カラー(圧入部)、70…フランジ(位置決め部)、S…隙間
Claims (10)
- ステータコアの複数のスロット内をそれぞれ軸方向に貫通した状態で固定されている複数のコイルバーユニットを備え、
前記コイルバーユニットは、
複数のコイルバーと、
前記複数のコイルバーの軸方向両端側を除く外周面を被覆して前記複数のコイルバーを一体に保持している絶縁部と、
前記絶縁部の軸方向一端部の外周面に設けられ前記スロット内に圧入されて前記コイルバーユニットを前記スロット内で固定している圧入部と、
を備えることを特徴とする回転電機のステータ。 - 前記絶縁部の軸方向一端部の外周面で、且つ前記圧入部よりも軸方向一端側には、前記圧入部が前記スロット内に圧入されている状態で前記ステータコアに係止して前記コイルバーユニットを所定位置に位置決めしている位置決め部が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機のステータ。 - 前記圧入部は、前記絶縁部の軸方向一端部における外周面の全周に亘って設けられたカラーであり、
前記位置決め部は、前記絶縁部の軸方向一端部における外周面の全周に亘って設けられたフランジであり、
前記カラーと前記フランジとの間には隙間が形成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機のステータ。 - 前記圧入部は、前記絶縁部の軸方向一端側から軸方向他端側に向けて窄まるように形成されている
ことを特徴する請求項1から請求項3の何れか1項に記載の回転電機のステータ。 - 前記スロットの前記圧入部が圧入される箇所は、該圧入部の形状に対応するように、内部側に比べて開口縁側が広く形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の回転電機のステータ。 - 前記圧入部は、前記絶縁部と一体形成されている
ことを特徴する請求項1から請求項5の何れか1項に記載の回転電機のステータ。 - 前記圧入部は、前記スロット内の軸方向一端側または軸方向他端側に圧入されており、前記スロット内の軸方向一端側に圧入されている前記圧入部と、前記スロット内の軸方向他端側に圧入されている前記圧入部とが、それぞれ前記ステータコアの周方向に分散して配置されている
ことを特徴する請求項1から請求項6の何れか1項に記載の回転電機のステータ。 - 前記スロット内の軸方向一端側に圧入されている前記圧入部と、前記スロット内の軸方向他端側に圧入されている前記圧入部とは、前記ステータコアの周方向に交互に配置されていることによりそれぞれ前記ステータコアの周方向に分散して配置されている
ことを特徴する請求項7に記載の回転電機のステータ。 - 前記圧入部は、前記絶縁部の軸方向一端部の外周面の周方向の一部に設けられている
ことを特徴する請求項1、2、4から8の何れか1項に記載の回転電機のステータ。 - 請求項1から9の何れか1項に記載の回転電機のステータと、
前記ステータに対して回転可能に設けられたロータと、を備えた
ことを特徴とする回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016216381A JP2018074877A (ja) | 2016-11-04 | 2016-11-04 | 回転電機のステータ、及び回転電機 |
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JP2020018132A (ja) * | 2018-07-26 | 2020-01-30 | 株式会社デンソー | 回転電機 |
-
2016
- 2016-11-04 JP JP2016216381A patent/JP2018074877A/ja active Pending
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WO2020021986A1 (ja) * | 2018-07-26 | 2020-01-30 | 株式会社デンソー | 回転電機 |
JP7006531B2 (ja) | 2018-07-26 | 2022-02-10 | 株式会社デンソー | 回転電機 |
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