JP6114010B2 - 形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法 - Google Patents

形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6114010B2
JP6114010B2 JP2012250077A JP2012250077A JP6114010B2 JP 6114010 B2 JP6114010 B2 JP 6114010B2 JP 2012250077 A JP2012250077 A JP 2012250077A JP 2012250077 A JP2012250077 A JP 2012250077A JP 6114010 B2 JP6114010 B2 JP 6114010B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
displacement
tip sphere
slider
scanning probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012250077A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014098610A (ja
Inventor
修弘 石川
修弘 石川
中川 英幸
英幸 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2012250077A priority Critical patent/JP6114010B2/ja
Priority to US14/066,804 priority patent/US9097504B2/en
Priority to EP13191167.9A priority patent/EP2733460B1/en
Priority to CN201310566473.3A priority patent/CN103808238B/zh
Publication of JP2014098610A publication Critical patent/JP2014098610A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6114010B2 publication Critical patent/JP6114010B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/004Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points
    • G01B5/008Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points using coordinate measuring machines
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B21/00Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant
    • G01B21/02Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness
    • G01B21/04Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness by measuring coordinates of points
    • G01B21/045Correction of measurements

Description

本発明は、形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法に関し、例えば三次元測定機などの形状測定装置及びその形状測定誤差の補正方法に関する。
今日、立体的形状を有する製作物の加工精度などを検査するために、例えば三次元測定機などの形状測定手段が用いられる。このような三次元測定機は、例えば倣いプローブを立体的形状に沿って移動させることにより、形状測定を行う。
例えば三次元測定機などの形状測定装置を用いて倣いプローブによる測定等を行った場合、倣いプローブが装着されるスライダの動作に伴う影響等により、測定誤差が生じる。例えば、倣いプローブによる円測定を行う場合、象限突起と呼ばれる運動誤差が発生する。この象限突起とは、倣いプローブの円運動において、測定機の機械直交座標の象限切換時(各軸の運動方向反転時)に、突起状に形成される運動誤差である。そして、この象限突起によって、突起状の測定誤差が発生する。この象限突起は主として、測定機の機械構造に起因するバックラッシュ等により発生する。
図9は、一般的な三次元測定装置によるリングゲージ(リング状の被測定物)の形状測定を行った場合の測定結果を示す図である。図9に示すように、測定波形には、第4象限と第1象限の境界領域P1と、第2象限と第3象限の境界領域P2に突起の測定誤差が観測されている。これは、倣いプローブのX軸方向の運動が反転するときのバックラッシュ等により生じた象限突起に起因する誤差である。
一方、倣いプローブによる測定誤差の補正方法の一例が、特許文献1に記載されている。これによれば、スケールとスライダ先端との間の周波数伝達特性に基づく補正用フィルタを用いてスライダ先端位置を推定する。そして、推定値を倣いプローブ検出値と加算して測定値を算出することにより、象限突起に起因する測定誤差を補正することができる。
特開2007−315897号公報
ところが、発明者らは、上述の手法には以下に示す問題点が有ることを見出した。上述の特許文献1に記載の手法では、三次元測定機のスライダを介してプローブの変位量を検出するスケール部とスライダの先端との間の周波数特性に起因する測定誤差を除去することはできる。しかし、倣い測定に使用するプローブの種類によっては、スライダ先端位置と倣いプローブ先端球の基準位置との間で相対変位が発生する。なお、倣いプローブ先端球の基準位置とは、先端球が被測定物と接触していない場合の位置を指す。こうした相対変位は、プローブの応答性が低く、スライダ先端位置の動きに倣いプローブ先端球の基準位置が追従できない場合に顕著となる。このような相対誤差が生じる場合には、上述の手法では、スライダの先端から被測定物に接触するプローブの先端までの周波数特性に起因する測定誤差を除去することができなかった。
本発明の第1の態様である形状測定装置は、一端に取り付けられたスタイラスの先端に設けられ、被測定物に接触する先端球により倣い測定を行う倣いプローブと、前記倣いプローブを前記先端球と反対側の端部で支持する、移動自在に設けられたスライダと、前記スライダの変位を検出するスケール部と、前記倣いプローブの前記先端球の、前記倣いプローブ及び前記スライダの接合部に対する変位を検出する先端球変位検出部と、前記スケール部により検出された前記スライダの変位と、前記先端球変位検出部で検出された前記先端球の変位と、から測定値を算出する演算部と、を備え、前記演算部は、前記スケール部から前記先端球までの周波数伝達特性の逆特性に基づいて、前記先端球変位検出部で検出された前記先端球の変位を補正した補正値を出力する補正用フィルタと、前記スケール部により検出された前記スライダの変位と前記補正値と加算して前記測定値を算出する加算器と、を備えるものである。
本発明の第2の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記補正用フィルタは、前記スケール部から前記先端球までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて、前記先端球変位検出部で検出された前記先端球の変位を補正した前記補正値を出力するものである。
本発明の第3の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記補正用フィルタは、前記スケール部から前記倣いプローブ及び前記スライダの前記接合部までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて、前記先端球変位検出部で検出された前記先端球の変位を補正する第1のフィルタと、前記第1のフィルタにより補正された値を、前記倣いプローブ及び前記スライダの前記接合部から前記倣いプローブの前記スタイラスの取付け部までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて補正する第2のフィルタと、前記第2のフィルタにより補正された値を、前記倣いプローブの前記スタイラスの取付け部から前記先端球までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて補正した値を前記補正値として出力する第3のフィルタと、を備えるものである。
本発明の第4の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、周波数伝達特性の逆特性の推定値は、周波数伝達特性又は周波数伝達の逆特性の実測値に基づき伝達関数として算出されるものである。
本発明の第5の態様である形状測定装置は、上述の形状測定装置であって、前記補正値又は前記測定値に含まれる不要な周波数成分を除去するフィルタを更に備えるものである。
本発明の第6の態様である形状測定誤差の補正方法は、一端に取り付けられたスタイラスの先端に設けられた被測定物に接触する先端球により倣い測定を行う倣いプローブを前記先端球と反対側の端部で支持する移動自在に設けられたスライダの変位をスケール部により検出し、前記倣いプローブの前記先端球の前記倣いプローブ及び前記スライダの接合部に対する変位を検出し、前記スケール部から前記先端球までの周波数伝達特性の逆特性に基づいて、検出した前記先端球の変位を補正した補正値を出力させ、記スケール部により検出された前記スライダの変位と前記補正値と加算して測定値を算出するものである。
本発明の第7の態様である形状測定誤差の補正方法は、上述の形状測定誤差の補正方法であって、前記スケール部から前記先端球までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて、検出した前記先端球の変位を補正した前記補正値を出力させるものである。
本発明の第8の態様である形状測定誤差の補正方法は、前記スケール部から前記倣いプローブ及び前記スライダの前記接合部までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて、検出した前記先端球の変位を補正して第1の値を算出し、前記第1の値を、前記倣いプローブ及び前記スライダの前記接合部から前記倣いプローブの前記スタイラスの取付け部までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて補正して第2の値を算出し、前記第2の値を、前記倣いプローブの前記スタイラスの取付け部から前記先端球までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて補正して、前記補正値を算出するものである。
本発明の第9の態様である形状測定誤差の補正方法は、上述の形状測定誤差の補正方法であって、周波数伝達特性の逆特性の推定値は、周波数伝達特性又は周波数伝達の逆特性の実測値に基づき伝達関数として算出されるものである。
本発明の第10の態様である形状測定誤差の補正方法は、上述の形状測定誤差の補正方法であって、前記補正値又は前記測定値に含まれる不要な周波数成分を除去するフィルタ処理を行うものである。
本発明によれば、形状測定装置における測定誤差をより効果的に低減することができる。
本発明の上述及び他の目的、特徴、及び長所は以下の詳細な説明及び付随する図面からより完全に理解されるだろう。付随する図面は図解のためだけに示されたものであり、本発明を制限するためのものではない。
実施の形態1にかかる形状測定装置100の構成を模式的に示す斜視図である。 実施の形態1にかかる形状測定装置100の機能ブロック図である。 演算部212及びその周辺機器の制御ブロック図である。 演算部212の測定値算出処理を示すフローチャートである。 補正用フィルタ101における周波数伝達特性の設定方法を示すフローチャートである。 実施の形態1を適用した場合における被測定物31の測定値のシミュレーション結果を示す図である。 実施の形態2にかかる形状測定装置200の演算部222及びその周辺機器の制御ブロック図である。 形状測定装置200のステップS13における処理を示すフローチャートである。 一般的な三次元測定装置によるリングゲージ(リング状の被測定物)の測定例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
まず、実施の形態1にかかる形状測定装置100について説明する。図1は、実施の形態1にかかる形状測定装置100の構成を模式的に示す斜視図である。形状測定装置100は、三次元測定機1及びコンピュータ2を有する。三次元測定機1とコンピュータ2とは、ケーブル3を介して接続される。
三次元測定機1は、例えば図1に示すように構成されており、除震台10の上には、定盤11が、その上面(ベース面)が水平面(図1のXY平面)と一致するように設置される。定盤11のX方向の一端の上には、Y方向に延びるY軸駆動機構14が設置されている。Y軸駆動機構14上には、ビーム支持体12aが立設されている。これにより、Y軸駆動機構14は、ビーム支持体12aをY方向に駆動する。定盤11のX方向の他端の上には、ビーム支持体12bが立設されている。ビーム支持体12bの下端は、エアーベアリングによってY軸方向に移動可能に支持されている。X軸方向に延びるビーム13は、ビーム支持体12a及び12bにより両端のそれぞれが支持され、かつ、垂直方向(Z軸方向)に延びるコラム15を支持する。コラム15は、ビーム13に沿ってX軸方向に駆動される。コラム15には、スライダ16がコラム15に沿ってZ軸方向に駆動されるように設けられている。スライダ16の下端には、倣いプローブ17が装着されている。また、倣いプローブ17のスタイラス17bの取付け部には、スタイラス17bが着脱可能に取り付けられる。スタイラス17bの先端には、例えば球状の先端球17aが設けられている。
先端球17aは、定盤11上に載せられた被測定物31に接触し、その基準位置(中立位置)から所定の押し込み量だけ押し込まれる。倣いプローブ17に内蔵された先端球変位検出部19aは押し込み量(X,Y,Z軸の各軸方向)を出力し、その際の先端球17aのXYZ座標値(基準位置からのシフト量)をコンピュータ2が取り込む。
コンピュータ2は、三次元測定機1を駆動制御して必要な測定値を取り込むと共に、被測定物の表面性状算出に必要な演算処理を実行する。コンピュータ2は、コンピュータ本体21、キーボード22、マウス23、CRT24及びプリンタ25を有する。キーボード22、マウス23、CRT24及びプリンタ25については、それぞれ一般的なものを用いることが可能であるので、詳細については説明を省略する。コンピュータ本体21の詳細については、後述する。
次に、図2を参照して、形状測定装置100の機能構成について説明する。図2は、実施の形態1にかかる形状測定装置100の機能ブロック図である。三次元測定機1は、XYZ軸駆動部18及びスケール部19bを有する。XYZ軸駆動部18は、倣いプローブ17をXYZ軸方向に駆動する。スケール部19bは、XYZ軸方向の移動に伴って、スライダ16の各軸方向の移動パルスを出力する。
スケール部19bは、X軸スケール部19bx、Y軸スケール部19by及びZ軸スケール部19bzを有する。X軸スケール部19bxは、ビーム13に配置され、コラム15のX軸方向変位を検出する。Y軸スケール部19byは、Y軸駆動機構14の近傍に配置され、ビーム支持体12aのY軸方向変位を検出する。Z軸スケール部19bzは、コラム15に配置され、スライダ16のZ軸方向変位を検出する。検出した先端球17aの変位情報(先端球変位検出部19aから出力されるXYZ軸のそれぞれのシフト量)及びスライダ16の変位情報(スケール部19bから出力されるXYZ軸のそれぞれの変位)は、後述する演算部212に出力される。なお、スケール部19bは、スケール部19bと先端球17aの基準位置との間に相対変位が発生していない時の先端球17aの基準位置を出力するように調整されている。
コンピュータ2のコンピュータ本体21は、主として、例えばHDD、半導体メモリ等により構成される。コンピュータ本体21は、記憶部211、演算部212、表示制御部213及びI/F(インタフェース)214〜216を有する。記憶部211は、入力される情報を記憶する。演算部212は、CPU等により構成され、三次元測定機1を駆動し、測定値を算出する。表示制御部213は、CRT24に表示する画像の制御を行う。なお、記憶部211には、三次元測定機1を駆動させる表面性状測定プログラム、及びその測定により検出された検出値、被測定物の設計値などが記憶されている。演算部212は、記憶部211から表面性状測定プログラムを読み出し、被測定物の形状を測定する。
演算部212は、キーボード22及びマウス23からI/F(インタフェース)214を介して入力されたオペレータの指示情報を受け付ける。また、演算部212は、検出した先端球変位情報及びスライダ変位情報を取り込む。演算部212は、これらの入力情報、オペレータの指示情報及び記憶部211に格納されたプログラムに基づいて、XYZ軸駆動部18によるスライダ16の移動、及び被測定物31の画像の解析、測定値の補正処理等の各種の処理を実行する。演算部212は、各種処理により算出された測定値を、I/F(インタフェース)215を介してプリンタ25に出力する。なお、I/F(インタフェース)216は、外部の図示しないCADシステム等より提供される被測定物31のCADデータを、所定の形式に変換してコンピュータ本体21に入力するためのものである。
次に、図3及び図4を参照して、被測定物31の測定値を算出する演算部212の機能構成、及び測定値を算出する工程について説明する。図3は、演算部212及びその周辺機器の制御ブロック図である。図4は、演算部212の測定値算出処理を示すフローチャートである。演算部212は、補正用フィルタ101及び加算器102を有する。
(ステップS11)
まず、スケール部19bは、スライダ16の変位Dsを検出し、その変位Dsを演算部212の加算器102へ出力する。演算部212は、補正用フィルタ101を有する。
(ステップS12)
先端球変位検出部19aは、スライダ16先端部に対する先端球17aの変位(先端球17aの基準位置からのシフト量)を示す先端球変位値Dbを検出し、補正用フィルタ101へ出力する。
(ステップS13)
補正用フィルタ101は、先端球変位値Dbに基づき、測定空間中の先端球17aの誤差が補正された補正済み先端球変位値Db_cを算出する。例えば、補正用フィルタ101は、先端球変位値Dbに、スケール部19bから先端球17aまでの周波数伝達特性の逆特性に近似して設定した推定値Geb1(s)を補正値として用いる。推定値Geb1(s)は、例えば、以下に示す(式1)である。

Figure 0006114010

但し、ωは零点の角周波数、ωは極の角周波数、ξは零点の減衰率、ξは極の減衰率である。なお、零点とは、推定値Geb1(s)が0となるときのsの値を指す。極とは、推定値Geb1(s)が∞になるときのsの値を指す。
(ステップS14)
加算器102は、スライダ16の変位Ds及び補正済み先端球変位値Db_cを加算して測定値MVを算出し、算出した測定値MVを出力する。
先端球変位検出部19aは、スライダ16先端部に設置されるため、先端球変位値Dbは、真の先端球の位置に、スライダ16先端から先端球17aまでの間の周波数伝達特性による誤差(第1の誤差)とスケール部19bからスライダ6先端までの間の周波数伝達特性による誤差(第2の誤差)とが作用した値である。
つまり、補正用フィルタ101は、上記の先端球変位値Dbに含まれる第1の誤差と第2の誤差とを補正する演算を行う。従って、補正済み先端球変位値Db_cは、第1の誤差と第2の誤差とが除去された値である。
また、スケール部19bからスタイラスの先端球17aまでの周波数伝達特性の逆特性は、一次進み特性若しくは二次進み特性、又はこれらを乗算した特性で近似できる。そのため、補正用フィルタが周波数帯域を制限することはない。ただし、補正用フィルタにより倣いプローブ検出値の高周波ノイズ成分が増幅されることがある。そこで、倣いプローブ検出値に補正用フィルタを適用した後、又は、加算器102による加算処理の後にフィルタ処理を行い、不要な周波数成分を除去してもよい。
続いて、補正用フィルタ101における周波数伝達特性の設定方法について説明する。図5は、補正用フィルタ101における周波数伝達特性の設定方法を示すフローチャートである。まず、周波数伝達測定を測定したい倣いプローブをスライダ16に装着する。補正用フィルタ101により補正する周波数伝達特性は、スライダ16に装着される倣いプローブの種類ごとに異なる。よって、倣いプローブの種類ごとに別途測定を行い、倣いプローブの周波数伝達特性を取得する必要が有る。そして、三次元測定機1の定盤11上にゲージブロック等の被測定物を載置する。この時、三次元測定機のX、Y、Z軸方向と被測定物の面方向とが一致するようにする。これで、周波数伝達特性取得の準備が完了する。
(ステップS121)
カウント値iを初期値に設定する。iは、0≦i≦n(nは正の整数)を満たす整数である。
(ステップS122)
そして、測定パラメータを設定する。この際、測定パラメータとして、スライダ16の往復運動の振幅ΔS及び周波数fを設定する。この際、周波数fは例えば以下の数式(2)で表される。

Figure 0006114010
(ステップS123)
そして、倣いプローブ17を測定位置までY軸方向に移動させる。これにより、倣いプローブ17の先端球17aが被測定物のXZ面に所定量押し込まれる(先端球17aがY軸方向に所定量シフトする)ように接触する。
(ステップS124)
その後、三次元測定機1のスライダ16が所定期間、Y軸方向に往復運動をするようにY軸駆動機構14に指令を与える。この際、スライダ16はY軸方向変位が正弦波状になるように往復運動をさせることが好ましい。
(ステップS125)
そこで、先端球変位検出部19aから出力されるY軸シフト量をスケール部19bの往復運動と比較する。スケール部19bの振幅ΔSのY軸シフト量に対するゲインgsと位相Δθsとを検出する。
(ステップS126)
カウント値iがi=nであるかを判定する。
(ステップS127)
i≠nである場合には、iに1を加算してステップS122に処理を戻す。つまり、ステップS122〜S126は、ループ処理を構成する。これにより、スケール部19bからスライダ16先端までの周波数伝達特性の逆特性を求めることができる。
(ステップS128)
i=nである場合には、周波数伝達特性の逆特性の実測値から近似関数を求める。これにより、スケール部19bから先端球17aまでの周波数伝達特性の逆特性の推定値Geb1(上述の式(1))を求めることができる。なお、スケール部19bから先端球17aまでの周波数伝達特性の推定値(周波数伝達関数)を求めた後、分母と分子を入れ替えることにより、スケール部19bから先端球17aまでの周波数伝達特性の逆特性の推定値Geb1を求めても良い。
上記では、Y軸方向の周波数伝達特性について説明したが、X及びZ軸についても図5と同様の処理にて周波数伝達特性の逆特性を求めることが可能である。なお、Y軸スケール部19byから先端球17aまでの周波数伝達特性と、X軸スケール部19bxから先端球17aまでの周波数伝達特性の逆特性と、Z軸スケール部19bzから先端球17aまでの周波数伝達特性の逆特性とは、それぞれ特性が必ずしも一致しないので、伝達関数としては通常異なるものとなる。
また、この伝達関数は、例えば三次元測定機1のビーム支持体12a、12bの位置(例えば図1において手前側か中央部か奥側か)に応じて異なる場合がある。このような場合は、スライダ16のX、Y、Z軸方向の所定位置ごとに伝達関数を求めておき、スライダのX、Y、Z軸方向位置に対応する伝達関数を用いることによって、補正用フィルタ101の精度をより高くすることができる。
さらに、この補正用フィルタ101の求め方で示した例では、Y軸駆動機構14に往復指令を与えた際には、先端球変位検出部19aの出力はY軸成分のみが出力され、他の軸(X、Z軸)の成分には変化が生じないことを前提としているが、実際にはY軸のみに往復指令を与えても、X、Z軸成分に変化が現れることがある。つまり、ビーム支持体12a、12bをY軸方向(図1の手前/奥行き方向)に振動させた場合、倣いプローブ17の先端球17aのX軸方向あるいはZ軸方向の振動が生じる場合がある。このような異軸方向の振動が生じる場合、その成分に基づく伝達関数を求めておき、補正用フィルタ101によって先端球17aの基準位置の推定をより正確に行うことができる。なお、異軸成分を求める際には、例えば、倣いプローブ17の先端球17aが被測定物のY軸方向に所定量押し込まれるように接触させるのみではなく、X軸方向、Z軸方向においても先端球17aを拘束することが好ましい。例えば、X、Y、Z軸方向への自由度がなく、各軸の回転方向には自由度のある回転継手などを用いて先端球17aを定盤11に固定しても良い。
このように、スライダ16の軸位置毎、さらには異軸振動に基づく伝達関数を求め、この伝達関数を補正用フィルタ101に設定することによって、より正確な測定値を得ることができる。
図6は、実施の形態1を適用した場合における被測定物31の測定値のシミュレーション結果を示す図である。図6に示すように、実施の形態1にかかる測定値のシミュレーション結果を参照すると、図9と比較して、第4象限と第1象限との境界領域P1、及び第2象限と第3象限との境界領域P2において、突起状の測定誤差が除去されていることが分かる。
以上のように、本実施の形態では、測定値を求める際、スケール部19bから先端球17aまでの周波数伝達特性(相対変位特性)から求めた伝達関数の逆関数を設定した補正用フィルタ101を適用している。これにより、先端球17aの位置をより正確に求めることができる。よって、象限突起、ロストモーション、過渡現象、共振現象などによる影響を相殺して測定値を求めることができ、高精度でリングゲージ等の被測定物の測定を行うことが可能となる。
実施の形態2
次に、実施の形態2にかかる形状測定装置200について説明する。図7は、実施の形態2にかかる形状測定装置200の演算部222及びその周辺機器の制御ブロック図である。形状測定装置200は、形状測定装置100の演算部212を演算部222に置換した構成を有する。演算部222は補正用フィルタ101と同様の機能を有する補正用フィルタ201を有する。補正用フィルタ201は、第1のフィルタ201a、第2のフィルタ201b、第3のフィルタ201cを有する。形状測定装置200のその他の構成は、形状測定装置100と同様であるので、説明を省略する。
続いて、形状測定装置200の測定値算出処理について説明する。形状測定装置200は、形状測定装置100の測定値算出処理と同様の処理を行う。但し、図4のステップS13では、第1のフィルタ201a、第2のフィルタ201b、第3のフィルタ201cにより補正処理が行われる。ここでは、形状測定装置200のステップS13における処理について説明する。図8は、形状測定装置200のステップS13における処理を示すフローチャートである。
(ステップS131:第1のフィルタ処理)
第1のフィルタ201aは、スケール部19bからスライダ16先端までの周波数伝達特性の逆特性に近似して設定した推定値Geb11(s)を補正値として用いる。第1のフィルタ201aは、推定値Geb11(s)により先端球変位値Dbを補正し、第1の補正値Db_1として出力する。
(ステップS132:第2のフィルタ処理)
第2のフィルタ201bは、スライダ16先端からスタイラス取付け部までの周波数伝達特性の逆特性に近似して設定した推定値Geb12(s)を補正値として用いる。第2のフィルタ201bは、推定値Geb12(s)により第1の補正値Db_1を補正し、第2の補正値Db_2として出力する。
(ステップS133:第3のフィルタ処理)
第3のフィルタ201cは、スタイラス取付け部から先端球17aまでの周波数伝達特性の逆特性に近似して設定した推定値Geb13(s)を補正値として用いる。第3のフィルタ201cは、推定値Geb13(s)により2の補正値Db_2を補正し、補正済み先端球変位値Db_cとして出力する。
以上の第1〜第3のフィルタ201a、201b、201cにより、スケール部19bから先端球17aまでの周波数伝達特性の逆特性を示す周波数伝達関数により先端球変位値を補正することができる。すなわち、実施の形態1で説明した推定値Geb1(s)は、以下に示す式3で表される。

Figure 0006114010
続いて、第1〜第3のフィルタ201a、201b、201cにおける周波数伝達特性の設定方法について説明する。第1〜第3のフィルタ201a、201b、201cは、それぞれ、図5に示すのと同様の方法で、周波数伝達特性を求めることができる。
例えば、第1のフィルタ201aについては、応答性の十分に高い倣いプローブを装着し、上述の反復動作を行うことで、スケール部19bからスライダ16先端までの周波数伝達特性の逆特性を取得することができる。
例えば、第2のフィルタ201b及び第3のフィルタ201cについては、適宜プローブ及びスタイラスの種類ごとに周波数伝達特性の逆特性を求めればよい。
以上、本構成によれば、形状測定装置100と同様に、先端球17aの位置をより正確に求めることができる。よって、象限突起、ロストモーション、過渡現象、共振現象などによる影響を除去して測定値を求めることができ、高精度でリングゲージ等の被測定物の測定を行うことが可能となる。
その他の実施の形態
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
なお、実施の形態2においても、実施の形態1で示したように、X、Y、Z軸方向の所定位置ごとに伝達関数を求めておき、スライダのX、Y、Z軸方向位置に対応する伝達関数を用いることによって、第1のフィルタ201a、第2のフィルタ201b、第3のフィルタ203cでの補正の精度をより高くすることができる。
また、この伝達関数の選択において、個別のX、Y、Z軸の所定位置ごとに伝達関数を選択しても良いが、X、Y、Z軸の所定位置で決まる三次元空間位置ごとに伝達関数を選択するようにしても良い。
上述の実施の形態においては、円の倣い測定の場合について説明したが、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではなく、例えば、自由曲面の倣い測定等にも適用可能である。
さらに倣い測定はあらかじめ決められた軌跡(設計値)を追従する設計値倣い測定でも、あるいは自律倣い測定(被測定物の表面形状を測定機が逐一推定しながら倣い測定を行う)であっても、本発明を実施できる。
また、上述の実施の形態においては、三次元測定装置に限って説明したが、これに限らず画像測定装置、輪郭形状測定装置、真円度測定装置、表面粗さ測定装置など、各種の測定装置においても同様に本件発明を実施できることは言うまでもない。また、上述の実施の形態においては、座標・形状測定に限って説明したが、これに限らず真円度測定、輪郭形状測定、粗さ/うねり測定などの表面性状測定においても同様に本件発明を実施できることは言うまでもなく、同様に表面性状測定プログラムにおいても本件発明を実施できる。
1 三次元測定機
2 コンピュータ
10 除震台
11 定盤
12a ビーム支持体
12b ビーム支持体
13 ビーム
14 Y軸駆動機構
15 コラム
16 スライダ
17 プローブ
17a 先端球
17b スタイラス
18 XYZ軸駆動部
19a 先端球変位検出部
19b スケール部
19bx X軸スケール部
19by Y軸スケール部
19bz Z軸スケール部
21 コンピュータ本体
22 キーボード
23 マウス
24 CRT
25 プリンタ
31 被測定物
100、200 形状測定装置
101、201 補正用フィルタ
102 加算器
201a 第1のフィルタ
201b 第2のフィルタ
201c 第3のフィルタ
212、222 演算部
213 表示制御部
214〜216 インタフェース(I/F)

Claims (6)

  1. 一端に取り付けられたスタイラスの先端に設けられ、被測定物に接触する先端球により倣い測定を行う倣いプローブと、
    前記倣いプローブを前記先端球と反対側の端部で支持する、移動自在に設けられたスライダと、
    前記スライダの変位を検出するスケール部と、
    前記倣いプローブの前記先端球の、前記倣いプローブ及び前記スライダの接合部に対する変位を検出する先端球変位検出部と、
    前記スケール部により検出された前記スライダの変位と、前記先端球変位検出部で検出された前記先端球の変位と、から測定値を算出する演算部と、を備え、
    前記演算部は、
    前記スケール部から前記先端球までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて、前記先端球変位検出部で検出された前記先端球の変位を補正した補正値を出力する補正用フィルタと、
    前記スケール部により検出された前記スライダの変位と前記補正値とを加算して前記測定値を算出する加算器と、を備え、
    前記補正用フィルタは、
    前記スケール部から前記倣いプローブ及び前記スライダの前記接合部までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて、前記先端球変位検出部で検出された前記先端球の変位を補正する第1のフィルタと、
    前記第1のフィルタにより補正された値を、前記倣いプローブ及び前記スライダの前記接合部から前記倣いプローブの前記スタイラスの取付け部までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて補正する第2のフィルタと、
    前記第2のフィルタにより補正された値を、前記倣いプローブの前記スタイラスの取付け部から前記先端球までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて補正した値を前記補正値として出力する第3のフィルタと、を備える、
    形状測定装置。
  2. 周波数伝達特性の逆特性の推定値は、周波数伝達特性又は周波数伝達の逆特性の実測値に基づき伝達関数として算出される、
    請求項に記載の形状測定装置。
  3. 前記補正値又は前記測定値に含まれる不要な周波数成分を除去するフィルタを更に備える、
    請求項1又は2に記載の形状測定装置。
  4. 一端に取り付けられたスタイラスの先端に設けられた被測定物に接触する先端球により倣い測定を行う倣いプローブを前記先端球と反対側の端部で支持する移動自在に設けられたスライダの変位をスケール部により検出し、
    前記倣いプローブの前記先端球の前記倣いプローブ及び前記スライダの接合部に対する変位を検出し、
    前記スケール部から前記先端球までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて、検出した前記先端球の変位を補正した補正値を出力させ、
    前記補正値は、
    前記スケール部から前記倣いプローブ及び前記スライダの前記接合部までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて、検出した前記先端球の変位を補正して第1の値を算出し、
    前記第1の値を、前記倣いプローブ及び前記スライダの前記接合部から前記倣いプローブの前記スタイラスの取付け部までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて補正して第2の値を算出し、
    前記第2の値を、前記倣いプローブの前記スタイラスの取付け部から前記先端球までの周波数伝達特性の逆特性の推定値に基づいて補正することで算出され、
    前記スケール部により検出された前記スライダの変位と前記補正値とを加算して測定値を算出する、
    形状測定誤差の補正方法。
  5. 周波数伝達特性の逆特性の推定値は、周波数伝達特性又は周波数伝達の逆特性の実測値に基づき伝達関数として算出される、
    請求項に記載の形状測定誤差の補正方法。
  6. 前記補正値又は前記測定値に含まれる不要な周波数成分を除去するフィルタ処理を行う、
    請求項4又は5に記載の形状測定誤差の補正方法。
JP2012250077A 2012-11-14 2012-11-14 形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法 Active JP6114010B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012250077A JP6114010B2 (ja) 2012-11-14 2012-11-14 形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法
US14/066,804 US9097504B2 (en) 2012-11-14 2013-10-30 Shape measuring machine and method of correcting shape measurement error
EP13191167.9A EP2733460B1 (en) 2012-11-14 2013-10-31 Shape measuring machine and method of correcting shape measurement error
CN201310566473.3A CN103808238B (zh) 2012-11-14 2013-11-14 形状测量机和用于校正形状测量误差的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012250077A JP6114010B2 (ja) 2012-11-14 2012-11-14 形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014098610A JP2014098610A (ja) 2014-05-29
JP6114010B2 true JP6114010B2 (ja) 2017-04-12

Family

ID=49510068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012250077A Active JP6114010B2 (ja) 2012-11-14 2012-11-14 形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9097504B2 (ja)
EP (1) EP2733460B1 (ja)
JP (1) JP6114010B2 (ja)
CN (1) CN103808238B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6126359B2 (ja) * 2012-11-15 2017-05-10 株式会社ミツトヨ 球体形状測定装置
EP2735843A1 (en) * 2012-11-21 2014-05-28 Hexagon Technology Center GmbH Measuring machine and method for automated measurement of an object
JP2014130091A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Canon Inc 測定装置および測定方法
DE102013219389A1 (de) * 2013-09-26 2015-03-26 Carl Zeiss Industrielle Messtechnik Gmbh Reduzierung von Fehlern einer Drehvorrichtung, die bei der Bestimmung von Koordinaten eines Werkstücks oder bei der Bearbeitung eines Werkstücks verwendet wird
JP6254451B2 (ja) 2014-02-19 2017-12-27 株式会社ミツトヨ 形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法
JP6254456B2 (ja) * 2014-02-21 2017-12-27 株式会社ミツトヨ 三次元測定機及び三次元測定機による補正行列算出方法
JP6448242B2 (ja) * 2014-07-18 2019-01-09 株式会社ミツトヨ 形状測定装置の測定誤差の補正方法及び形状測定装置
JP5897671B1 (ja) * 2014-09-09 2016-03-30 ファナック株式会社 モータ端及び機械端の軌跡を表示する軌跡表示装置
JP6393156B2 (ja) 2014-11-06 2018-09-19 株式会社ミツトヨ 形状測定装置、及び形状測定方法
JP6295299B2 (ja) 2016-08-26 2018-03-14 株式会社ミツトヨ 座標補正方法及び三次元測定装置
JP2018031754A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 株式会社ミツトヨ 三次元測定装置及び座標補正方法
JP6341962B2 (ja) 2016-08-26 2018-06-13 株式会社ミツトヨ 三次元測定装置及び座標補正方法
EP3537102B1 (de) * 2018-03-05 2020-05-13 Carl Zeiss Industrielle Messtechnik GmbH Verfahren und anordnung zum erhöhen des durchsatzes bei einer ausreichenden messgenauigkeit bei der werkstückvermessung
JP7337664B2 (ja) * 2019-11-06 2023-09-04 オークマ株式会社 工作機械における位置計測センサの補正値計測方法及び補正値計測システム
CN110906893B (zh) * 2019-12-19 2022-01-04 宁波江丰电子材料股份有限公司 一种环件三坐标检具及利用其的测量方法和用途

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5189806A (en) * 1988-12-19 1993-03-02 Renishaw Plc Method of and apparatus for scanning the surface of a workpiece
US5657549A (en) * 1995-10-04 1997-08-19 Shen; Yin-Lin Method of improving accuracy of touch trigger probe
GB0016533D0 (en) * 2000-07-06 2000-08-23 Renishaw Plc Method of and apparatus for correction of coordinate measurement errors due to vibrations in coordinate measuring machines (cmms)
DE102005028788A1 (de) * 2005-06-16 2006-12-21 Carl Zeiss Industrielle Messtechnik Gmbh Verfahren zum Bestimmen von Korrekturwerten zum Korrigieren von Positionsmessfehlern bei einer Maschine mit zumindest einer translatorischen Bewegungssache
GB0608235D0 (en) * 2006-04-26 2006-06-07 Renishaw Plc Differential calibration
JP5221004B2 (ja) 2006-05-25 2013-06-26 株式会社ミツトヨ 測定装置、表面性状測定方法、及び表面性状測定プログラム
JP5189806B2 (ja) 2006-09-07 2013-04-24 株式会社ミツトヨ 表面形状測定装置
JP5192283B2 (ja) * 2008-05-13 2013-05-08 株式会社ミツトヨ 三次元測定機
JP5297818B2 (ja) * 2009-01-06 2013-09-25 株式会社ミツトヨ 三次元測定機
JP2012018117A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Mitsutoyo Corp 形状測定装置
JP6154605B2 (ja) * 2012-09-04 2017-06-28 株式会社ミツトヨ 形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法
EP2762830B1 (en) * 2013-02-05 2020-05-06 Hexagon Technology Center GmbH Dynamical monitoring and modelling of a coordinate measuring machine

Also Published As

Publication number Publication date
US20140130362A1 (en) 2014-05-15
EP2733460A1 (en) 2014-05-21
US9097504B2 (en) 2015-08-04
CN103808238B (zh) 2017-09-08
JP2014098610A (ja) 2014-05-29
CN103808238A (zh) 2014-05-21
EP2733460B1 (en) 2020-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6114010B2 (ja) 形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法
JP6154605B2 (ja) 形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法
JP5221004B2 (ja) 測定装置、表面性状測定方法、及び表面性状測定プログラム
JP6393156B2 (ja) 形状測定装置、及び形状測定方法
JP6448242B2 (ja) 形状測定装置の測定誤差の補正方法及び形状測定装置
US20160298959A1 (en) Calibration of motion systems
JP2008089578A (ja) 表面形状測定装置
US7542872B2 (en) Form measuring instrument, form measuring method and form measuring program
JP2015152576A (ja) 形状測定装置及び形状測定誤差の補正方法
JP2009036699A (ja) 表面形状測定装置
JP2013160516A (ja) 測定装置
JP2013145156A (ja) 測定座標補正方法、及び三次元測定機
JP2003114117A (ja) プローブの校正方法および校正プログラム
JP2013015464A (ja) 三次元測定機
JP6363436B2 (ja) 形状測定装置、及び形状測定方法
JP2003050118A (ja) 計測方法および計測装置
JP2008216122A (ja) 表面性状測定装置
EP2405234B1 (en) Form measuring instrument
JP2020008311A (ja) 測定方法
JP2019158385A (ja) 測定装置
US20230064860A1 (en) Shape measurement device and method for controlling same
JPH10311715A (ja) 計測方法および計測装置
JP2004219368A (ja) 表面性状測定機の平行度誤差補正回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6114010

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250