JP2014130091A - 測定装置および測定方法 - Google Patents

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裕也 西川
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Abstract

【課題】測定の自動化の点で有利な測定装置を提供する。
【解決手段】被検物の形状を測定する測定装置100は、第1測定モードでの測定と、前記第1測定モードでの測定精度より高い測定精度を有する第2測定モードでの測定とを行うための測定ヘッド1と、前記被検物の占有領域を検知する検知部と、前記測定ヘッド1を制御する制御部20と、を含み、前記制御部20は、前記第1測定モードにおいて、前記検知部による検知結果に基づき、前記被検物に衝突しないように前記測定ヘッド1を移動させ、前記第2測定モードにおいて、前記第1測定モードでの測定結果に基づき、前記第2測定モードでの許容条件を満たすように前記測定ヘッド1を移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定装置および測定方法に関する。
三次元座標測定を行う測定装置(Coordinate Measuring Machine;CMM)が知られている。当該測定装置は、測定ヘッド(計測ヘッド)に接触式のタッチプローブまたは非接触式の光学プローブ等を備え、当該測定ヘッドを移動させて被検物表面の座標(もって被検物の寸法や形状)を測定する。
このような測定装置で被検物を測定する場合、測定開始前に、測定装置に対する被検物のアライメントが必要である。このアライメントのためには、作業者が被検物と測定ヘッド(プローブ)との位置関係を目視で確認しながら測定ヘッドを移動させて、被検物の複数の基準位置(基準箇所の位置)を計測する必要がある。この作業は、面倒であり、経験のない作業者には困難であり、また、作業者の習熟度によって計測結果にばらつきが生じうる。
そのような不便を軽減するため、インテリジェント座標測定システムが提案されている(非特許文献1)。このシステムは、非接触センサにより被検物の全体をラフに予備測定し、その予備測定結果と予め登録された被検物の設計データ(CADデータ)とを比較することによって、被検物の特定と本測定のための測定ヘッドの座標の構成とを行う。そして、構成された測定ヘッドの座標に基づき測定ヘッド(プローブ)を移動させて本測定を行う。
大澤 尊光、"三次元測定の最新動向および今後の本事業の発展"、[online]、2010年3月25日、産業技術総合研究所 幾何形状計測研究会、[2012年11月29日検索]、インターネット<URL:http://www.nmij.jp/~regional-innovation/kikakeijo/docimgs/100325_osawa.pdf>
非特許文献1に記載の自動測定では、被検物との衝突の可能性があるため、被検物の特定が完了するまでは測定ヘッドを動かせないという制約がある。したがって、予備測定で被検物の特定が可能な場合は良いが、被検物の形状や配置によっては死角の存在により被検物の特定ができないという問題がある。また、被検物特定のための被検物検出範囲を狭め、ある程度の死角を許容すると、被検物の特定を誤り、測定ヘッドと被検物とが衝突しうる。
そこで、本発明は、例えば、測定の自動化の点で有利な測定装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての測定装置は、被検物の形状を測定する測定装置であって、第1測定モードでの測定と、前記第1測定モードでの測定精度より高い測定精度を有する第2測定モードでの測定とを行うための測定ヘッドと、前記被検物の占有領域を検知する検知部と、前記測定ヘッドを制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記第1測定モードにおいて、前記検知部による検知結果に基づき、前記被検物に衝突しないように前記測定ヘッドを移動させ、前記第2測定モードにおいて、前記第1測定モードでの測定結果に基づき、前記第2測定モードでの許容条件を満たすように前記測定ヘッドを移動させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、測定の自動化の点で有利な測定装置を提供することができる。
第1実施形態の測定装置を示す図である。 第1実施形態の測定ヘッドの構成を示す図である。 第1実施形態の測定ヘッドの構成を示す図である。 第1実施形態の測定ヘッドの構成を示す図である。 被検物の形状を測定する工程を示すフローチャートである。 検知部が設けられた測定装置の構成例を示す図である。 検知部が設けられた測定装置の構成例を示す図である。 許容領域を示す指標が備えられた測定装置の構成例を示す図である。 衝突防止センサが備えられた測定ヘッドを示す図である。 第3実施形態の測定ヘッドの構成を示す図である。 第3実施形態の測定ヘッドの構成を示す図である。 第3実施形態の測定ヘッドの構成を示す図である。 第4実施形態の測定ヘッドの構成を示す図である。 第5実施形態の測定ヘッドの構成を示す図である。 第5実施形態の測定ヘッドの構成を示す図である。 第6実施形態の測定装置を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態の測定装置100について、図1を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の測定装置100を示す図である。第1実施形態の測定装置100は、被検物の形状を測定する測定ヘッド1と、測定ヘッド1を駆動する駆動部10と、測定ヘッド1および駆動部10を制御する制御部20とを含む。そして、第1実施形態の測定装置100は、測定ヘッド1を被検物の表面(被検面)に沿って、例えば、測定ヘッド1と被検面との距離が一定になるように測定ヘッド1を移動させながら、被検物の形状を測定する。ここで、移動は、運動または動きともいい、位置の変化のみならず姿勢の変化を含みうるものとする。
まず、第1実施形態における駆動部10の構成について説明する。駆動部10は、例えば、被検物が配置される定盤2と、Yキャリッジ3と、Xスライダー4と、Zスピンドル5と、回転ヘッド11とを含む。Yキャリッジ3は、一対の脚部3aとXビーム3bとにより門型に構成され、エアガイドを介して定盤2により支持されている。Yキャリッジ3における一方の脚部3aには、Yキャリッジ3をY方向に沿って駆動するY駆動部8が備えられている。Y駆動部8は、定盤2に設けられたYシャフト8aとYキャリッジ3に設けられたY可動部8bから成り、Y可動部8bがYシャフト8aに沿って移動することにより、Yキャリッジ3をY方向に沿って駆動することができる。Xスライダー4は、エアガイドを介してYキャリッジ3のXビーム3bにより支持されており、Xスライダー4をX方向に沿って駆動するX駆動部を備える。X駆動部は、Yキャリッジ3に設けられたXシャフト14とXスライダー4に設けられたX可動部から成り、X可動部がXシャフト14に沿って移動することにより、Xスライダー4をX方向に沿って駆動することができる。Zスピンドル5は、エアガイドを介してXスライダー4により支持されており、Zスピンドル5をZ方向に沿って駆動するZ駆動部を備える。Z駆動部は、Xスライダー4に設けられたZシャフトとZスピンドル5に設けられたZ可動部から成り、Z可動部がZシャフトに沿って移動することにより、Zスピンドル5をZ方向に沿って駆動することができる。Zスピンドル5の先端には、回転ヘッド11を介して測定ヘッド1が備えられている。回転ヘッド11は、測定ヘッド1をX軸周り、Y軸周りおよびZ軸周りに回転させることができ、これにより測定ヘッド1の姿勢を変更することができる。
このように駆動部10を構成することにより、第1実施形態の測定装置100は、測定ヘッド1の位置や姿勢を変更しながら被検物の形状を測定することができる。ここで、駆動部10は、Yキャリッジ3のY方向における位置を計測するためのYエンコーダ7と、XスライダーのX方向における位置を計測するためのXエンコーダと、ZスピンドルのZ方向における位置を計測するためのZエンコーダとを含む。第1実施形態の測定装置100は、Yエンコーダ7により計測されたYキャリッジ3の位置と、Xエンコーダにより計測されたXスライダー4の位置と、Zエンコーダにより計測されたZスピンドル5の位置とにより測定ヘッド1の位置座標を取得することができる。
次に、測定ヘッド1の構成について説明する。第1実施形態の測定装置100は、測定ヘッド1を被検物の表面(被検面)に沿って移動させて、例えば、測定ヘッド1を、それと被検面との距離が一定になるように移動させて被検物の形状を測定することができる。このような測定装置100において、測定ヘッド1により被検物の形状を非接触で測定する場合、測定ヘッド1における測定精度は、測定ヘッド1と被検面との距離に反比例する。そのため、被検物の形状を高精度に測定するには、測定ヘッド1と被検面とをできるだけ近づけた状態で測定ヘッド1を移動させる必要がある。しかしながら、測定ヘッド1と被検面とを近づけた状態で測定ヘッド1を移動させるには、被検物が配置されている位置や被検物の形状を把握しておく必要がある。そこで、第1実施形態の測定装置100では、測定ヘッド1と被検面とを近づけた状態で被検物の形状を高精度に測定する本測定の前に、測定ヘッド1と被検面との距離を確保した状態で被検物の形状をラフに測定する予備測定が行われる。予備測定では、本測定の際より測定ヘッド1の測定精度を低くして、測定ヘッド1と被検面との距離を確保した状態で測定ヘッドを移動させ、被検物の形状の測定が行われる。このように、第1実施形態の測定装置100では、測定ヘッド1の測定精度を変えて複数回の測定が行われるため、測定ヘッド1は、複数の測定モード(第1測定モードおよび第2測定モード)を有するように構成される。ここで、測定装置100は、予備測定の際には測定ヘッド1の測定モードを第1測定モードに設定して被検物の形状を測定し、本測定の際には測定ヘッド1の測定モードを第2測定モードに設定して被検物の形状を測定する。また、第2測定モードにおける測定ヘッド1の測定精度は、第1測定モードにおける測定ヘッドの測定精度より高く設定される。
第1実施形態における測定ヘッド1の構成について、図2〜図4を参照しながら説明する。第1実施形態では、光切断法(ライン光投影型の三角測量)を用いて被検物の形状を測定する場合について説明する。光切断法とは、被検物に向けてライン光を照射し、ライン光が照射された被検物を撮像して、被検物の形状に応じて生じるライン光の歪み量を検出することにより、被検物の高さ情報を取得する方法である。このような光切断法において、測定ヘッド1は、被検物にライン光を照射する照射部16と、ライン光が照射された被検物を撮像する撮像部17(例えばCCDカメラやCMOSカメラ)とを含みうる。そして、測定ヘッド1は、予備測定で使用される第1測定モードと、本測定で使用される第2測定モードとによって被検物の形状を測定することができるように構成されている。以下に、図2〜図4に示される測定ヘッド1の構成例について説明する。
図2に示す測定ヘッド1は、1つの照射部16と、2つの撮像部17aおよび17bとを含み、第1測定モードで被検物を測定する際と、第2測定モードで被検物を測定する際とにおいて共通の照射部16を用いる。また、2つの撮像部17aおよび17bは、撮像する方向が互いに異なるように配置されている。そして、第1測定モードで被検物を測定する際には照射部16と撮像部17aとが使用され、第2測定モードで被検物を測定する際には照射部16と撮像部17bとが使用される。これにより、第1測定モードで被検物を測定する際(予備測定の際)の測定レンジを、第2測定モードで被検物を測定する際(本測定の際)の測定レンジより広くすることができる。即ち、測定装置100は、予備測定の際には、本測定の際と比べて、被検面と測定ヘッド1との距離を確保しながら被検物を測定することができる。また、本測定の際には、予備測定の際と比べて、高い測定精度で被検物を測定することができる。ここで、撮像部17aおよび17bは、センサ面と物体面と結像レンズの主平面が同一直線上で交わるシャインプルーフ光学系の条件を満足する配置となっているとよい。また、第1測定モードと第2測定モードとを切り換える際には、照射部16に設けられたオートフォーカス機構により、各測定レンジ内でスポット径が小さくなるようにフォーカス位置を調整するとよい。さらに、図2に示す測定ヘッド1は複数の撮像部(17aおよび17b)を含むため、複数の撮像部によるステレオ法の原理に基づいて予備測定を行ってもよい。
図3に示す測定ヘッド1は、2つの照射部16aおよび16bと、1つの撮像部17とを含み、第1測定モードで被検物を測定する際と、第2測定モードで被検物を測定する際とにおいて共通の撮像部17を用いる。また、2つの照射部16aおよび16bは、ライン光を照射する方向が互いに異なるように配置されている。そして、第1測定モードで被検物を測定する際には照射部16aと撮像部17とが使用され、第2測定モードで被検物を測定する際には照射部16bと撮像部17とが使用される。これにより、第1測定モードで被検物を測定する際(予備測定の際)の測定レンジを、第2測定モードで被検物を測定する際(本測定の際)の測定レンジより広くすることができる。即ち、測定装置100は、予備測定の際には、本測定の際と比べて、被検面と測定ヘッド1との距離を確保しながら被検物を測定することができる。また、本測定の際には、予備測定の際と比べて、高い測定精度で被検物を測定することができる。ここで、第1測定モードと第2測定モードとを切り換える際には、図2に示す測定ヘッドと同様に、照射部16aおよび16bに設けられたオートフォーカス機構により、各測定レンジ内でスポット径が小さくなるようにフォーカス位置を調整するとよい。
図4に示す測定ヘッド1は、1つの照射部16と、1つの撮像部17とを含み、第1測定モードで被検物を測定する際と、第2測定モードで被検物を測定する際とにおいて共通の照射部16および撮像部17を用いる。この場合、撮像部17に含まれるズーム機構によって測定ヘッド1の測定レンジを切り換える。例えば、測定装置100は、第1測定モードで被検物を測定する際(予備測定の際)にはズーム倍率を小さくし、第2測定モードで被検物を測定する際(本測定の際)にはズーム倍率を大きくする。これにより、第1測定モードで被検物を測定する際(予備測定の際)の測定レンジを、第2測定モードで被検物を測定する際(本測定の際)の測定レンジより広くすることができる。即ち、測定装置100は、予備測定の際では、本測定の際と比べて、被検面と測定ヘッド1との距離を確保しながら被検物を測定することができる。また、本測定の際には、予備測定の際と比べて、高い測定精度で被検物を測定することができる。ここで、第1測定モードと第2測定モードとを切り換える際には、図2および図3に示す測定ヘッド1と同様に、照射部16に設けられたオートフォーカス機構によりフォーカス位置を調整するとよい。
上述したように、第1実施形態の測定ヘッド1は、第1測定モードで被検物を測定する際と、第2測定モードで被検物を測定する際とにおいて、照射部16および撮像部17のうち少なくとも一方を共通に用いる。これにより、測定ヘッド1を軽量かつ小型化することができ、低コスト化も実現できる。
このように構成された第1実施形態の測定装置100において、被検物の形状を測定する工程について、図5を参照しながら説明する。図5は、被検物の形状を測定する工程を示すフローチャートであり、図5に示す工程は、制御部20において駆動部10および測定ヘッド1を制御することにより行われる。ここで、図5に示すフローチャートを開始する前に、ユーザーが被検物を定盤2上に配置する。この際、被検物の位置や形状は、後述する予備測定の工程で検出されるため、定盤上に被検物を正確に配置する必要性は小さい。
S101では、制御部20は、被検物の配置を検知する。第1実施形態の測定装置100は、予備測定の際においても測定ヘッドを移動させながら被検物の形状を測定する。しかしながら、予備測定の際では、定盤上における被検物の配置(位置や姿勢)は不明あるため、被検物の状態を把握せずに測定ヘッド1を移動させてしまうと、測定ヘッド1と被検物とが衝突してしまうことがある。そのため、測定装置100には、被検物が配置されている領域(被検物を含む領域(占有領域))を検知する検知部が設けられており、制御部20は、予備測定の際に、検知部による検知結果に基づき測定ヘッド1を移動させている。ここで、被検物の占有領域を検知する検知部が設けられた測定装置の構成例について、図6〜図7を参照しながら説明する。
図6は、検知部が設けられた測定装置100aの構成例を示す図である。図6(a)に示す測定装置100aは、被検物が許容領域の中に収められているか否か、即ち、被検物の占有領域が許容領域に含まれているか否かを検知するセンサ21を検知部として含んでいる。許容領域とは、予め定められた、被検物が収められるべき領域(被検物の配置が許容できる領域)のことである。そして、図6(a)に示す測定装置では、センサ21が許容領域における高さの上限となる位置に配置されており、許容領域として高さ(Z方向の位置)のみが制限されている。センサ21は、定盤2に支持されており、例えば、透過型の多光軸光電センサなどのエリアセンサを含むように構成されている。センサ21は、図6(b)に示すように、複数の投光素子22がX方向に沿ってライン状に配置された投光器21aと、各投光素子22にそれぞれ対向するように、複数の受光素子23がX方向に沿ってライン状に配置された受光器21bとを含む。そして、各投光素子22が各受光素子23に向けて投光し、全ての受光素子23が光を受光したか否かによって、被検物が許容領域の中に収められているか否かを検知することができる。例えば、投光素子22から投光された光が被検物によって遮断されると、複数の受光素子23のうち光を受光しない受光素子23が存在する。このように光を受光しない受光素子23が存在する場合では、被検物が許容領域(高さ)からはみ出している、即ち、被検物が許容領域の中に収められていないこととなる。一方で、光を受光しない受光素子23が存在しない場合、即ち、全ての受光素子23で光を受光した場合では、被検物が許容領域の中に収められていることとなる。このように構成された測定装置100aは、被検物が許容領域の中に収められていること(被検物の占有領域が許容領域に含まれていること)がセンサ(検知部)により検知された際に、測定ヘッドを当該許容領域の外において移動させながら予備測定を行う。ここで、センサ21により、被検物が許容領域の中に配置されているか否かを検知する際には、例えば、Zスピンドル5により駆動可能なZ方向の最大の位置まで測定ヘッド1を退避させておくとよい。
図7は、検知部が設けられた測定装置100bの構成例を示す図である。図7に示す測定装置100bは、被検物の大きさ(占有領域)を検知するセンサ24を検知部として含んでいる。センサ24は、Yキャリッジ3の側面に備えられており、例えば、透過型の多光軸光電センサなどのエリアセンサを含むように構成されている。センサ24は、複数の投光素子がZ方向に沿ってライン状に配置された投光器24aと、各投光素子にそれぞれ対向するように、複数の受光素子25がZ方向に沿ってライン状に配置された受光器24bとを含む。そして、Yキャリッジ3をY方向に沿って移動させながら各投光素子が各受光素子25に向けて投光し、光を受光した受光素子25のうち最も低い位置にある受光素子の位置を検知していく。これにより被検物の大きさ(最大の高さ)、即ち、被検物の占有領域を検知することができる。例えば、複数の受光素子25のうち、受光素子25aでは光が受光されず、受光素子25bでは光が受光された場合では、受光素子25bが配置されたZ方向の位置が、センサ24のY方向の位置における被検物の高さとされる。そして、Yキャリッジ3をY方向に沿って移動させながらセンサ24による検知を行うことにより、被検物の最大の高さを検知することができる。このように構成された測定装置100bでは、制御部20が、センサ24により検知された被検物の大きさ(占有領域)に基づいて、測定ヘッドを当該占有領域の外において移動させながら予備測定を行う。
ここで、図6や図7に示すような検知部(センサ)を含まずに、被検物が許容領域に収められているか否か、即ち、被検物の占有領域が許容範囲に含まれているか否かを確認する方法について、図8を参照しながら説明する。図8に示す測定装置100cは、図6や図7に示すような検知部(センサ)を含まず、被検物が収められるべき許容領域を示す指標161および指標162を有している。図8に示す測定装置100cは、例えば、被検物が許容領域の中に配置されているか否かを目視で確認できるように、X方向およびY方向における許容領域を示す指標161を定盤上に備えている。また、測定装置100cは、Z方向における許容領域の上限を示す指標162をYキャリッジ3の側面に備えている。ここで、図8では、指標によりX方向、Y方向およびZ方向において許容領域を定めているが、それに限られるものではなく、例えば、X方向、Y方向およびZ方向のうち一方向、または二方向においてだけ定めてもよい。
S102では、制御部20は、駆動部10を制御し、測定ヘッド1のZ方向の位置と、測定ヘッド1の姿勢とを変更する。このとき、制御部20は、被検物の占有領域(或いは許容領域)の中に測定ヘッド1が入らないように、測定ヘッドのZ方向の位置を変更する。S103では、制御部20は、駆動部10を制御し、S102において変更された測定ヘッドのZ方向の位置および姿勢において、測定ヘッド1をXY方向に移動させながら予備測定を行う。このとき、測定ヘッド1の測定モードは、測定レンジの広い第1測定モードに設定される。S104では、制御部20は、予備測定が完了したか否かを判定する。予備測定が完了していないと判定された場合は、S102に戻り、S103およびS104を繰り返す。一方で、予備測定が完了したと判定された場合は、予備測定の結果から被検物の形状や種類を特定し(被検物の形状情報を生成し)、S105に進む。
ここで、S102〜S104に示す予備測定の一連の流れについて説明する。まず、制御部20は、例えば、測定ヘッド1の姿勢を固定した状態で、測定ヘッド1のZ方向の位置を最大位置(Zスピンドル5により駆動可能なZ方向の最大の位置)にする(S102)。そして、制御部20は、測定ヘッド1を、そのZ方向の位置を変えずにXY方向に移動させながら、測定ヘッド1の移動経路上における複数の位置の各々から被検物の形状を測定する(S103)。制御部20は、この測定では予備測定が完了していないとS104において判定した場合、S102に戻り、測定ヘッドのZ方向の位置を所定の量だけ−Z方向に移動させる(S102)。制御部20は、そのZ方向の位置において測定ヘッドをXY方向に移動させながら、測定ヘッドの移動経路上における複数の位置の各々から被検物の形状を測定する(S103)。そして、制御部20は、この測定によっても予備測定が完了していないとS104において判定した場合、再度S102に戻り、S102とS103を繰り返す。このように、複数のZ方向の位置において、測定ヘッドをXY方向に移動させながら被検物の形状を測定することにより、ある一方向から見たときの被検物の形状情報(2.5次元形状)を取得することができる。ここで、S102において測定ヘッド1をZ方向に移動させる量は、第1測定モードの測定ヘッド1における測定レンジと同程度とするとよい。このように、測定ヘッド1をZ方向に移動させる量を測定レンジと同等とすることにより、測定ヘッド1のZ方向の位置を変更する回数を少なくすることができる。また、測定ヘッド1におけるZ方向の位置を変更する回数を少なくして迅速に予備測定を完了させるためには、第1測定モードにおける測定ヘッドの測定レンジを大きくするとよい。例えば、当該回数を4回以下にするためには、第1測定モードにおける測定ヘッド1の測定レンジを、測定ヘッドのZ方向の最大位置と被検物の占有領域(或いは許容領域)のZ方向の上限位置との差の1/4程度に設定するとよい。また、測定ヘッド1のZ方向の駆動可能範囲内で位置の変更が完了し、ある一方向から見たときの被検物の形状情報(2.5次元形状)を取得した後において、予備測定が完了していないとS104で判定するようにしてもよい。この場合は、ステップ104の判断を介し、測定ヘッド1の姿勢を順次変更して被検物の面形状(側面形状)が計測される。このように姿勢を変更して被検物の面形状を測定する理由は、被検物の形状が複雑な場合、一方向からの形状データ(2.5次元形状データ)だけでは被検物やその形状の特定が困難であるからである。
次に、制御部20がS104において予備測定が完了したか否かを判定する方法について説明する。予備測定が完了したか否かを判定する方法は、被検物の設計データを制御部20が有している場合と有していない場合とで異なる。被検物の設計データを制御部20が有している場合では、制御部20は、予備測定により取得された被検物の形状情報と設計データとを照合(比較)する。そして、被検物の形状情報と設計データとの照合率が予め定められた閾値以上となった場合に、制御部20は予備測定が完了したと判定し、被検物の形状や種類の特定を行う。一方で、被検物の設計データを制御部20が有していない場合では、制御部20は、被検面の全体で予備測定を行ったとき、または駆動部10により駆動可能な全ての測定ヘッド1の位置で予備測定を行ったときに予備測定が完了したと判定する。
S105では、制御部20は、本測定の際における測定プログラムを設定する。当該測定プログラムは、本測定の際に測定ヘッド1を移動させる移動経路と、当該移動経路上の各位置における測定ヘッドの姿勢とを含み、予備測定において取得された被検物の形状情報に基づいて設定される。そして、測定ヘッド1の移動経路は、許容条件を満たすように、例えば、被検面が第2測定モードの測定ヘッドにおける測定レンジ内を維持するように、かつ当該測定ヘッド1と被検面との距離が一定になるように設定される。ここで、測定プログラムを設定する方法について説明する。本測定の際における測定プログラムを設定する方法は、被検物の設計データに基づいて予め用意された測定プログラム(設計データにおける測定プログラム)を制御部20が有している場合と有していない場合とで異なる。設計データにおける測定プログラムは、本測定の際に測定ヘッドを移動させる目標移動経路と、当該目標移動経路上の各位置における測定ヘッドの目標姿勢とを含む。なお、設計データにおける測定プログラムは、ワーク座標系(被検物基準の座標系)で定義されたものであるため、本測定を行うためには、以下の工程により、装置座標系で定義された測定プログラムに変換する必要がある。
設計データにおける測定プログラムを制御部20が有している場合では、まず、制御部20は、予備測定において取得された被検物の形状情報と被検物の設計データとの偏差(2乗平均誤差)が最小となるように、設計データを形状情報に重ね合わせる。そして、制御部20は、被検物の形状情報と被検物の設計データとを比較して測定装置上(装置座標系)における被検物の状態(位置や姿勢)を決定する。次に、制御部20は、決定された測定装置上の被検物の状態(位置や姿勢)に基づいて、設計データにおける測定プログラムを装置座標系で定義された測定プログラムに変換する。なお、当該変換により、測定ヘッドの位置・姿勢は、測定ヘッドと被検物との衝突を防ぐために、設計データにおける測定プログラムで定義されている被検物と測定ヘッドとの相対位置・姿勢を復元するように設定される。
設計データにおける測定プログラムを制御部20が有していない場合では、制御部20は、予備測定で取得された被検物の形状情報や、第2測定モードにおける測定ヘッド1の特性(測定レンジなど)等に基づいて本測定の際における測定プログラムを設定する。本測定の際における測定プログラムは、上述したように、本測定の際における測定ヘッドの移動経路と、当該移動経路上の各位置における測定ヘッドの姿勢とを含みうる。制御部20は、本測定の際における測定ヘッド1の移動経路を、許容条件を満たすように、例えば、被検面が第2測定モードの測定ヘッド1における測定レンジ内を維持するように、かつ測定ヘッド1と被検面との距離が一定になるように設定する。また、制御部20は、予備測定で取得された被検物の形状情報に基づいて移動経路上の各位置における測定ヘッド1の姿勢を設定する。このように、第1実施形態の測定装置100は、予備測定においても測定ヘッドを移動させ、様々な位置から被検物を測定して被検物の形状情報を取得している。そのため、予備測定において形状が把握できない被検物の部分を低減することができ、制御部20は、本測定の際における測定プログラム(例えば、測定ヘッド1の移動経路)を詳細に設定することができる。即ち、後述する本測定において、被検物の形状を高精度に測定することができる。
S106では、制御部20は、S105において設定された測定プログラムに基づいて測定ヘッド1の位置を制御し、第2測定モードで本測定を行う。制御部20は、駆動部10を制御することにより、測定プログラムに含まれる移動経路に沿って測定ヘッド1を移動するとともに、移動経路上の各位置から、各位置に応じた姿勢で被検物を第2測定モードで測定する。S107では、制御部20は、S106における測定結果に基づいて、被検物の形状(三次元形状)を決定する。
上述したように、第1実施形態の測定装置100は、本測定の際だけではなく、予備測定の際においても測定ヘッド1を移動させながら被検物を測定して被検物の形状情報を取得している。そして、測定装置100は、予備測定の際においても測定ヘッド1を移動させるため、測定ヘッドと被検物との衝突を防ぐべく、被検物の配置を検知する検知部を含む。これにより、本測定用とは別の予備測定用のプローブで、駆動範囲を確保したうえで、被検物とは衝突しないように遠距離から複数の位置・姿勢をとって被検物を測定することができる。よって、死角を削減でき、または死角があっても、被検物の特定をより確実に行うことができるため、測定の自動化の点で有利な測定装置を提供することができる。ここで、第1実施形態の測定ヘッド1は、予備測定に使用する第1測定モードと、本測定で使用する第2測定モードとを有しているが、それに限られるものではない。例えば、測定ヘッド1は、複数の測定モードを含み、被検物を測定する際の用途に応じて最適な測定モードを選択するように構成されてもよい。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態の測定装置について説明する。第1実施形態では、予備測定で測定ヘッド1を移動させる際に測定ヘッドと被検物とが衝突することを防止するため、被検物の配置を検知部により検知した。第2実施形態では、被検物の配置を検知するのではなく、測定ヘッド1に衝突防止センサ27を有し、衝突防止センサ27によって測定ヘッド1と被検物とが衝突(接触)することを防止する。
図9に、衝突防止センサ27が備えられた測定ヘッド1を示す。衝突防止センサ27は、測定ヘッド1が移動する方向における被検物の有無を検知するセンサであり、例えば、当該方向に被検物がある場合、衝突防止センサ27と被検物との距離を計測することができるセンサであるとよい。このような衝突防止センサ27は、例えば、三角測量の原理に基づいたセンサが挙げられる。三角測量の原理に基づいたセンサは、対象物(被検物)に光を投光し、当該対象物から反射された光を、投光位置とは異なる位置において検知する。当該センサは、対象物の位置に伴って変化する受光スポットの重心位置から対象物の位置を計測することができる。そして、衝突防止センサ27が備えられた測定ヘッド1を用いて予備測定を行う際には、制御部20は、測定ヘッド1が移動する方向に被検物が存在しないことを衝突防止センサ27の出力により確認しながら駆動部10を制御し、測定ヘッド1を移動させる。これにより、予備測定の際に測定ヘッド1と被検物とが接触することを防止できる。ここで、衝突防止センサ27は、その測定方向が測定ヘッド1を移動させる方向と一致するように測定ヘッド1に備えられている。また、第2実施形態では、測定ヘッド1は1つの衝突防止センサ27を有しているが、それに限られるものではなく、複数の衝突防止センサを有してもよい。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態の測定装置について説明する。第3実施形態の測定装置は、第1実施形態の測定装置100と比較して測定ヘッド1の構成が異なる。そのため、第3実施形態では、測定ヘッド1の構成について図10〜図12を参照しながら説明し、その他の構成については第1実施形態の測定装置100と同様であるため説明を省略する。
第3実施形態における測定ヘッド1の構成について、図10〜図12を参照しながら説明する。第3実施形態では、パターン光投影法(二次元パターン投影型の三角測量)を用いて被検物の形状を測定する場合について説明する。パターン投影法とは、既知の二次元パターンを被検物に投影し、パターンが投影された被検物を撮像して、被検物の形状に応じて生じる二次元パターンの歪み量を検出することにより、被検物の高さ情報を取得する方法である。このようなパターン投影法において、測定ヘッド1は、被検物にパターン光を照射する照射部201と、パターン光が照射された被検物を撮像する撮像部202(例えばCCDカメラやCMOSカメラ)とを含みうる。ここで、パターン投影法には、例えば、位相シフト法や空間コード化法など、被検物の形状を測定するためのいくつかの方法がある。位相シフト法は、位相が互いに異なる複数の正弦波パターンを順次被検物に投影し、撮像部202における各画素の位相情報に基づいて被検物の形状を取得する方法であり、測定精度の高くすることができる。空間コード化法は、明暗幅を2倍ずつ変化させた格子パターンを順次被検物に投影し、撮像部202における各画素の空間コード値に基づいて被検物の形状を取得する方法であり、段差や複雑な形状を有する被検物であっても測定することができる。このようにパターン投影法を用いる測定ヘッド1は、予備測定で使用される第1測定モードと、本測定で使用される第2測定モードとによって被検物の形状を測定することができるように構成されている。以下に、図10〜図12に示される測定ヘッド1の構成例について説明する。
図10に示す測定ヘッドは、1つの照射部201と、2つの撮像部202aおよび202bとを含み、第1測定モードで被検物を測定する際と、第2測定モードで被検物を測定する際とにおいて共通の照射部201を用いる。この場合、2つの撮像部202aおよび202bは、撮像する方向が互いに異なるように配置されている。そして、第1測定モードで被検物を測定する際には照射部201と撮像部202aとが使用され、第2測定モードで被検物を測定する際には照射部201と撮像部202bとが使用される。これにより、第1測定モードで被検物を測定する際(予備測定の際)の測定レンジを、第2測定モードで被検物を測定する際(本測定の際)の測定レンジより広くすることができる。即ち、測定装置は、予備測定の際では、本測定の際と比べて、被検面と測定ヘッドとの距離を確保しながら被検物を測定することができる。また、本測定の際には、予備測定の際と比べて、高い測定精度で被検物を測定することができる。ここで、図2に示す測定ヘッド1は、複数の撮像部(202aおよび202b)を含むため、複数の撮像部によるステレオ法の原理に基づいて予備測定を行ってもよい。
図11に示す測定ヘッド1は、2つの照射部201aおよび201bと、1つの撮像部202とを含み、第1測定モードで被検物を測定する際と、第2測定モードで被検物を測定する際とにおいて共通の撮像部202を用いる。この場合、2つの照射部201aおよび201bは、パターン光を照射する方向が互いに異なるように配置されている。そして、第1測定モードで被検物を測定する際には照射部201aと撮像部202とが使用され、第2測定モードで被検物を測定する際には照射部201bと撮像部202とが使用される。これにより、第1測定モードで被検物を測定する際(予備測定の際)の測定レンジを、第2測定モードで被検物を測定する際(本測定の際)の測定レンジより広くすることができる。即ち、測定装置は、予備測定の際には、被検面と測定ヘッドとの距離を確保しながら被検物を測定することができる。また、本測定の際には、予備測定の際と比べて、高い測定精度で被検物を測定することができる。
図12に示す測定ヘッド1は、1つの照射部201と、1つの撮像部202とを含み、第1測定モードで被検物を測定する際と、第2測定モードで被検物を測定する際とにおいて共通の照射部201および撮像部202を用いる。この場合、撮像部202に含まれるズーム機構によって測定ヘッド1の測定レンジを切り換える。例えば、測定装置は、第1測定モードで被検物を測定する際(予備測定の際)にはズーム倍率を小さくし、第2測定モードで被検物を測定する際(本測定の際)にはズーム倍率を大きくする。これにより、第1測定モードで被検物を測定する際(予備測定の際)の測定レンジを、第2測定モードで被検物を測定する際(本測定の際)の測定レンジより広くすることができる。即ち、測定装置は、予備測定の際には、本測定の際と比べて、被検面と測定ヘッドとの距離を確保しながら被検物を測定することができる。また、本測定の際には、予備測定の際と比べて、高い測定精度で被検物を測定することができる。
上述したように、第3実施形態の測定装置は、第1測定モードで被検物を測定する際と、第2測定モードで被検物を測定する際とにおいて、照射部201および撮像部202のうち少なくとも一方を共通に用いる。これにより、第1実施形態の測定ヘッド1と同様に、測定ヘッド1を軽量かつ小型化することができ、低コスト化も実現できる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態の測定装置について説明する。第4実施形態の測定装置は、第1実施形態の測定装置100と比較して測定ヘッド1の構成が異なる。そして、第4実施形態の測定ヘッド1は、予備測定で使用される第1測定モードとしてタイムオブフライト方式(TOF;Time Of Flight)を使用し、本測定で使用される第2測定モードとして干渉方式を使用する。ここでは、測定ヘッドの構成について図13を参照しながら説明し、その他の構成については第1実施形態の測定装置100と同様であるため説明を省略する。
TOF方式は、光源から射出された光が被検物に到達し、被検物の表面で反射された光が検出器に到達するまでの光飛行時間により測定ヘッド1と被検面との距離を取得する方式である。TOF方式には、例えば、パルス法や位相差法など、測定ヘッド1と被検面との距離を取得するためのいくつかの方法がある。パルス法は、光源から射出されたパルス光を被検面に照射し、光源から射出されたパルス光と被検面で反射されたパルス光との時間差を計測することにより当該距離を取得する方法である。位相差法は、光源から射出された光を、その光強度を正弦波状に変調しながら被検面に照射し、被検面に照射される光と被検面で反射された光との位相差を計測することにより当該距離を取得する方法である。一方で、干渉方式は、被検面で反射された被検光と参照面で反射された参照光とにより生成された干渉光により当該距離を取得する方式である。このような方式において、例えば、被検面の表面粗さに起因するスペックルパターンが2πより大きい標準偏差のランダム位相を有する場合、単波長(1つの波長)では測定誤差が大きくなってしまう。そのため、第4実施形態では、複数の異なる波長によって測定ヘッドと被検面との距離を取得する多波長干渉方式について説明する。
図13は、第4実施形態における測定ヘッド1を示す図である。図13に示す測定ヘッド1は、測長ユニット301と、測長ユニット301から射出された光を被検面上で走査する光走査ユニット302とを含む。また、図13に示す測定ヘッド1は、予備測定の際に使用する第1測定モードとしてのTOF方式と、本測定の際に使用する第2測定モードとしての干渉方式とを切り換えることができる。
まず、干渉方式で被検物を測定する場合について、測定ヘッド1の構成と併せて、図13を参照しながら説明する。光源303から射出された光束と光源304から射出された光束とが波長フィルタ305で合波され、偏光ビームスプリッタ306により2つの光束に分割される。偏光ビームスプリッタ306を透過した光束(以下、第1光束)は、偏光ビームスプリッタ307に導かれる。一方で、偏光ビームスプリッタ306で反射された光束(以下、第2光束)は、音響光学素子308により、入射波長に対して一定の周波数シフトdνを印加され、偏光ビームスプリッタ307に導かれる。そして、第1光束および第2光束は、偏光ビームスプリッタ307により合波され、ビームスプリッタ309において2つの光束に分割される。
ビームスプリッタ309を反射した光束は、偏光子310を透過後、波長フィルター311によって光源303から射出された光束と光源304から射出された光束とに分離される。光源303から射出された光束は、波長フィルター311を通過して検出器312に入射し、検出器312において、光源303から射出された光束における第1光束と第2光束とによる干渉信号(ビート信号)が検出される。一方で、光源304から射出された光束は、波長フィルター311で反射されて検出器313に入射し、検出器313において、光源304から射出された光束における第1光束と第2光束とによる干渉信号(ビート信号)が検出される。以下では、検出器312および検出器313で検出された干渉信号を基準信号とする。
ビームスプリッタ309を透過した光束は、偏光ビームスプリッタ314によって第1光束と第2光束とに分離される。第1光束は、偏光ビームスプリッタ314を透過し、λ/4板317により円偏光とされ、集光レンズ318および光走査ユニット302を介して被検面321に入射する。被検面321で反射された第1光束(被検光束)は、被検面321に入射するときの第1光束とは逆周りの円偏光となり、再び光走査ユニット302および集光レンズ318を介してλ/4板317に入射する。そして、被検光束は、λ/4板317を透過することにより、入射時とは90度回転した直線偏光となるため、偏光ビームスプリッタ314で反射される。ここで、光走査ユニット302は、異なる回転軸を有する2枚のガルバノミラー319および320により構成され、ガルバノミラーの角度をそれぞれ変えることにより被検面上で光束を走査することができる。なお、本実施形態の光走査ユニット302は、2枚のガルバノミラーで構成されているが、それに限られるものではなく、例えば、1枚のガルバノミラーのみで構成してもよいし、ガルバノミラーではなくポリゴンミラー投で構成してもよい。
一方で、第2光束は、偏光ビームスプリッタ314で反射され、λ/4板315により編偏向とされて参照面316に入射する。参照面316で反射された第2光束(参照光束)は、参照面316に入射するときの第2光束とは逆周りの円偏光となって再びλ/4板315を通過することにより、入射時とは90度回転した直線偏光となるため、偏光ビームスプリッタ314を透過する。そして、被検光束および参照光束は、偏光ビームスプリッタ314で合波され、偏光子322を透過後、波長フィルター323によって光源303から射出された光束と光源304から射出された光束とに分離される。光源303から射出された光束は、波長フィルター323を通過して検出器324に入射し、検出器324において、光源303から射出された光束における被検光束と参照光束とによる干渉信号(ビート信号)が検出される。一方で、光源304から射出された光束は、波長フィルター323で反射されて検出器325に入射し、検出器325において、光源304から射出された光束における被検光束と参照光束とによる干渉信号(ビート信号)が検出される。以下では、検出器324および検出器325で検出された干渉信号を測定信号とする。この測定信号は、第1光束と第2光束とによる干渉信号として両光束の周波数差に相当する干渉信号となる点で基準信号と同一であるが、被検光束と参照光束とにおける光路長差により干渉信号の位相が基準信号と異なる。そして、光源303から射出された光における基準信号と測定信号との位相差φと、光源304から射出された光における基準信号と測定信号との位相差φとを用いて、以下の式(1)により測定ヘッドと被検面との距離Lを取得することができる。ここで、式(1)において、λは光源303から射出された光の波長であり、λは光源304から射出された光の波長である。
Figure 2014130091
次に、TOF方式で被検物を測定する場合について、図13を参照しながら説明する。TOF方式で被検物を測定する場合では、干渉方式とは異なり、1つの光源のみを用いる。また、本実施形態では、光源において光強度を正弦波状に変調しながら光を射出する位相差法について説明する。図13に示す測定ヘッド1は、TOF方式(第1測定モード)で被検面を測定する際には、光源303のみを使用する。そして、光源303は、電流変調等により、光強度を正弦波状に変調しながら光を射出する。
光源303から射出された光束は、偏光ビームスプリッタ306で2つの光束び分割されるが、TOF方式で測定する際には一方の光束は必要ないため、偏光ビームスプリッタ306で反射された光束はシャッター(不図示)などにより遮光しておくとよい。偏光ビームスプリッタ306を透過した光束は、ビームスプリッタ309で2つの光束に分割される。ビームスプリッタ309で反射された光束は、偏光子310および波長フィルター311を介して検出器312に入射し、検出器312において、光源303から射出された光束の光強度信号が検出される。以下では、検出器312で検出された光強度信号を基準信号とする。一方で、ビームスプリッタを透過した光束は、偏光ビームスプリッタ314を透過し、λ/4板317により円偏光とされ、集光レンズ318および光走査ユニット302を介して被検面321に入射する。被検面321で反射された光束(被検光束)は、被検面321に入射するときの光束とは逆周りの円偏光となり、再び光走査ユニット302および集光レンズ318を介してλ/4板317に入射する。そして、被検光束は、λ/4板317を通過することにより、入射時とは90度回転した直線偏光となるため、偏光ビームスプリッタ314で反射される。そして被検光束は、偏光子322および波長フィルター323を介して検出器324に入射し、検出器324において被検光速の光強度信号が検出される。以下では、検出器324で検出された光強度信号を測定信号とする。
基準信号および測定信号は、光飛行時間に応じてそれらに位相差が生じるため、その位相差を用いて、式(2)により測定ヘッドと被検面との距離Lを取得することができる。ここで、式(1)において、φは基準信号の位相、φは測定信号の位相、fは変調周波数およびcは光速である。
Figure 2014130091
上述したように、第4実施形態の測定装置は、測定ヘッドにおける第1測定モードとしてTOF方式を、第2測定モードとして干渉方式を用いている。そして、測定装置は、TOF方式を適用する際と、干渉方式を適用する際とにおいて、同一の構成の測定ヘッド1を使用することができる。これにより、測定ヘッド1を軽量かつ小型化することができる。
<第5実施形態>
本発明の第5実施形態の測定装置について説明する。第5実施形態の測定装置は、第1実施形態の測定装置100と比較して測定ヘッド1の構成が異なる。第5実施形態の測定装置では、測定ヘッド1が接触式プローブ403を含み、測定ヘッド1における第2測定モードでの測定として、接触式プローブ403の先端を被検面に接触させた状態で、被検面に対して相対的に走査させる。ここでは、測定ヘッド1の構成について図14および図15を参照しながら説明し、その他の構成については第1実施形態の測定装置100と同様であるため説明を省略する。
図14は、第5実施形態の測定ヘッド1の構成を示す図である。測定ヘッド1は、図14に示すように、被検物にライン光を照射する照射部16と、ライン光が照射された被検物を撮像する撮像部17と、先端に球状の測定子を備えたスタイラスを有する接触式プローブ403とを含みうる。そして、測定ヘッド1は、第1測定モードで被検物を測定する際(予備測定の際)には、照射部16と撮像部17aとを用いて被検物を測定し、第2測定モードで被検物を測定する際(本測定の際)には、接触式プローブ403を用いて被検物を測定する。このように、本測定の際に接触式プローブ403を用いることにより、非接触式プローブと比較して測定速度は低下するものの、深穴の内径など、非接触式プローブでは測定が困難である測定箇所を測定することができる。また、接触式プローブ403は、非接触式プローブと比較して測定精度が高いため、複雑な形状を有する被検物を高精度に測定したい場合に好適である。
ここで、第5実施形態の測定ヘッド1では、第1測定モードで被検物を測定する際には非接触式プローブ(照射部16および撮像部17a)を使用し、第2測定モードで被検物を測定する際には接触式プローブ403を使用したが、それに限られるものではない。例えば、測定ヘッド1は、図15に示すように、1つの照射部16と、2つの撮像部17aおよび17bと、接触式プローブ403とを含むように構成されてもよい。この場合、例えば、第1測定モードで被検物を測定する際には照射部16と撮像部17aとを用い、第2測定モードで被検物を測定する際には照射部16と撮像部17bと接触式プローブ403とを用いる。例えば、本測定の際に、非接触式プローブでは測定が困難である測定箇所や高精度な測定が必要な測定箇所を接触式プローブ403で測定し、それ以外の測定箇所を非接触式プローブ(照射部16および撮像部17b)で測定する。これにより、様々な形状を有する被検物を高精度に測定することができるとともに、被検物の測定速度も向上させることもできる。
<第6実施形態>
本発明の第6実施形態の測定装置600について、図16を参照しながら説明する。第6実施形態の測定装置600は、第1実施形態の測定装置100と比較して測定ヘッド1の構成が異なる。第6実施形態の測定装置600では、測定ヘッド1は、図16に示すように、被検物にライン光を照射する照射部16と、ライン光が照射された被検物を撮像する撮像部17bとを含む。また、ライン光が照射された被検物を撮像する撮像部17aがYキャリッジ3に備えられている。そして、第6実施形態の測定装置600では、第1測定モードで被検物を測定する際には、照射部16と撮像部17aとを用いて被検物を測定し、第2測定モードで被検物を測定する際には、照射部16と撮像部17bとを用いて被検物を測定する。ここで、撮像部17aはYキャリッジ3に備えられているが、それに限られるものではなく、例えば、Xスライダー4などに備えられてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (12)

  1. 被検物の形状を測定する測定装置であって、
    第1測定モードでの測定と、前記第1測定モードでの測定精度より高い測定精度を有する第2測定モードでの測定とを行うための測定ヘッドと、
    前記被検物の占有領域を検知する検知部と、
    前記測定ヘッドを制御する制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、
    前記第1測定モードにおいて、前記検知部による検知結果に基づき、前記被検物に衝突しないように前記測定ヘッドを移動させ、
    前記第2測定モードにおいて、前記第1測定モードでの測定結果に基づき、前記第2測定モードでの許容条件を満たすように前記測定ヘッドを移動させる、
    ことを特徴とする測定装置。
  2. 前記検知部は、予め定められた許容領域の中に前記被検物が収まっていることを検知し、
    前記制御部は、前記許容領域の中に前記被検物が収まっていることを前記検知部が検知した場合、前記第1測定モードにおいて前記許容領域の外で前記測定ヘッドを移動させる、ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記制御部は、前記検知部により検知された前記占有領域に基づいて、前記第1測定モードにおいて前記占有領域の外で前記測定ヘッドを移動させる、ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  4. 前記測定ヘッドに設けられ、前記測定ヘッドが移動する方向における前記被検物の有無を検知するセンサを含み、
    前記制御部は、前記センサからの出力に基づいて、前記被検物に接触しないように前記測定ヘッドを移動させる、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の測定装置。
  5. 前記制御部は、前記第2測定モードにおいて、前記測定ヘッドの位置に基づき前記測定ヘッドの姿勢を制御する、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の測定装置。
  6. 前記制御部は、前記第2測定モードにおいて、前記第1測定モードでの測定結果に基づき、前記被検物の表面からの距離が一定となるように前記測定ヘッドを移動させる、ことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の測定装置。
  7. 前記制御部は、前記第1測定モードでの測定結果に基づいて、前記被検物の種類ならびに位置および姿勢を特定し、前記種類に関して予め用意された前記測定ヘッドの移動経路と前記位置および前記姿勢とに基づいて、前記第2測定モードでの前記測定ヘッドの移動経路を設定する、ことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の測定装置。
  8. 前記測定ヘッドは、前記被検物に光を照射する照射部と、前記光が照射された前記被検物を撮像する撮像部とを含み、
    前記制御部は、前記第1測定モードで前記被検物を測定する際と、前記第2測定モードで前記被検物を測定する際とにおいて、前記照射部および前記撮像部のうち少なくとも一方を共通に使用する、ことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の測定装置。
  9. 前記測定ヘッドは、光を射出する光源と、光を検出する検出器と、参照面とを含み、
    前記第1測定モードでは、前記光源と前記検出器とによりタイムオブフライト方式で前記測定ヘッドと前記被検物の表面との距離を得、
    前記第2測定モードでは、前記光源と前記参照面と前記検出器とにより、前記参照面で反射された参照光と前記被検物の表面で反射された被検光とによって得られる干渉光を前記検出器で検出する干渉方式で前記測定ヘッドと前記被検物の表面との距離を得る、ことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の測定装置。
  10. 前記測定ヘッドは、接触式プローブを含み、
    前記第2測定モードでは、前記接触式プローブを前記被検物に接触させることにより前記測定ヘッドと前記被検物の表面との距離を得る、ことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の測定装置。
  11. 被検物の形状を測定する測定装置であって、
    第1測定モードでの測定と、前記第1測定モードでの測定精度より高い測定精度を有する第2測定モードでの測定とを行うための測定ヘッドと、
    前記被検物が収められるべき許容領域を示す指標と、
    前記測定ヘッドを制御する制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、
    前記第1測定モードにおいて、前記指標によって示された前記許容領域の中に前記被検物が収められた状態で、前記許容領域の外で前記測定ヘッドを移動させ、
    前記第2測定モードにおいて、前記第1測定モードでの測定結果に基づき、前記第2測定モードでの許容条件を満たすように前記測定ヘッドを移動させる、
    ことを特徴とする測定装置。
  12. 測定ヘッドを用いて、第1測定モードでの測定と、前記第1測定モードでの測定精度より高い測定精度を有する第2測定モードでの測定とを行うことにより、被検物の形状を測定する測定方法であって、
    前記被検物の占有領域を検知し、
    前記第1測定モードにおいて、前記検知の結果に基づき、前記被検物に衝突しないように前記測定ヘッドを移動させ、
    前記第2測定モードにおいて、前記第1測定モードでの測定結果に基づき、前記第2測定モードでの許容条件を満たすように前記測定ヘッドを移動させる、
    ことを特徴とする測定方法。
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