JP6111219B2 - タイヤ状態監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの状態を監視するためのタイヤ状態監視装置に関する。
ホイール部にタイヤを装着した複数の車輪が車両に設けられ、そのタイヤにおける状態を監視できる装置として、無線方式のタイヤ状態監視装置が提案されている。このタイヤ状態監視装置は、車両の各車輪のタイヤ内に設けられるタイヤセンサユニット(車輪側ユニット)と、車両の車体に設けられる受信機(受信機ユニット)とを備えている。車輪毎のタイヤセンサユニットには、送信機を含むように構成されており、送信機は、検出されたタイヤの状態に関する送信信号を無線送信する。そして、受信機は、各送信機からの送信信号に基づいて、タイヤ空気圧に関する情報を、車室内に設けられた表示器に必要に応じて表示させる。
このようなタイヤ状態監視装置において、例えば、特許文献1に示すように、電波の発信及び受信によってホイール部とタイヤのトレッド部との距離が検出され、その検出結果に基づいてタイヤの空気圧などのタイヤの状態を監視するための送信信号が送信されるものが開示されている。
特開2005−178697号公報
しかしながら、このようなタイヤ状態監視装置においては、タイヤの状態を検出するために電波を用いているが、それ以外の電波の干渉によってタイヤにおける状態を安定して監視できないおそれがあった。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができるタイヤ状態検出装置を提供することにある。
上記問題点を解決するタイヤ状態監視装置は、ホイール部にタイヤを装着した複数の車輪を備える車両に設けられ、タイヤにおける状態を監視するためのタイヤ状態監視装置であって、前記複数の車輪のそれぞれには、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を電波の発信及び受信によって検出する距離検出部と、前記距離検出部によって検出された検出結果に基づく検出結果情報を電波の発信によって送信する送信部とが設けられ、前記距離検出部は、発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルを有し、前記送信部によって前記検出結果情報を送信するための電波とは異なるチャネルで、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波を発信させる制御を行うことを要旨とする。
これによれば、ホイール部とタイヤのトレッド部との距離を検出するための電波と、検出結果情報を送信するための電波とが異なるチャネルで発信されることとなり、それぞれの電波として同じ周波数帯域を用いず、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
また、上記問題点を解決するタイヤ状態監視装置は、ホイール部にタイヤを装着した複数の車輪を備える車両に設けられ、タイヤにおける状態を監視するためのタイヤ状態監視装置であって、前記複数の車輪のそれぞれには、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を電波の発信及び受信によって検出する距離検出部が設けられ、前記距離検出部は、発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルを有し、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離の検出毎に異なるチャネルで、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波を発信可能に制御することを要旨とする。
これによれば、ホイール部とタイヤのトレッド部との距離を検出するための電波が、検出毎に異なるチャネルで発信可能となり、他からの電波による干渉を連続的に受け難くすることができ、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
また、上記問題点を解決するタイヤ状態監視装置は、ホイール部にタイヤを装着した複数の車輪を備える車両に設けられ、タイヤにおける状態を監視するためのタイヤ状態監視装置であって、前記複数の車輪のそれぞれには、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を電波の発信及び受信によって検出する距離検出部が設けられ、前記距離検出部は、発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルを有し、前記車両に設けられた前記複数の車輪のうち他の車輪とは異なるチャネルで、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波を発信させる制御を行うことを要旨とする。
これによれば、ホイール部とタイヤのトレッド部との距離を検出するための電波が、複数の車輪毎に異なるチャネルで発信可能となり、それぞれの電波として同じ周波数帯域を用いず、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
また、上記問題点を解決するタイヤ状態監視装置は、ホイール部にタイヤを装着した複数の車輪を備える車両に設けられ、タイヤにおける状態を監視するためのタイヤ状態監視装置であって、前記複数の車輪のそれぞれには、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を電波の発信及び受信によって検出する距離検出部が設けられ、前記距離検出部は、発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルを有し、前記複数のチャネルの電波を受信可能であり、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波を所定のチャネルで発信させる前に当該所定のチャネルにおける電波の受信が検知された場合には、当該所定のチャネルで前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波の発信を中止させる制御を行うことを要旨とする。
これによれば、ホイール部とタイヤのトレッド部との距離を検出するための電波を発信させる前に、発信させるチャネルにおける電波の受信が検知された場合には、そのチャネルでの電波の発信を中止させることとなる。したがって、検知された他の電波と同じ周波数帯域を用いて電波を発信させないので、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
上記タイヤ状態監視装置について、前記距離検出部は、前記所定のチャネルで前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波の発信を中止させた後に、当該所定のチャネルで前記電波の発信を延期させる制御を行う構成としてもよい。
これによれば、発信させるチャネルにおける電波の受信が検知された場合においてそのチャネルでの電波の発信を中止させたときには、チャネルを変更させることなく、そのチャネルで電波を遅延して発信させることができ、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
上記タイヤ状態監視装置について、前記距離検出部は、前記所定のチャネルで前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波の発信を中止させた後に、当該所定のチャネルとは異なるチャネルで前記電波を発信させる制御を行う構成としてもよい。
これによれば、発信させるチャネルにおける電波の受信が検知された場合においてそのチャネルでの電波の発信を中止させたときには、チャネルを変更させて異なるチャネルで電波を発信させることができ、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
上記タイヤ状態監視装置について、前記電波を発信するチャネルを外部からの設定信号に応じて変更可能に制御するチャネル設定部を備えた構成としてもよい。
これによれば、外部からの設定信号に応じて電波を発信させるチャネルが変更可能となり、ユーザ等によって所望とされるチャネルで電波を発信させることができる。
上記タイヤ状態監視装置について、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離に基づいて前記タイヤの空気圧を監視するための制御を行う構成としてもよい。
これによれば、ホイール部とタイヤのトレッド部との距離に基づいてタイヤの空気圧が監視可能となり、タイヤの空気圧を検出するための空気を取り込む空気穴を形成しなくてもよく、結露やタイヤのパンク修理剤等による異物の混入を抑制することができる。
上記タイヤ状態監視装置について、前記複数の車輪のそれぞれには、前記距離検出部によって検出された検出結果に基づく検出結果情報を電波の発信によって送信する送信部が設けられ、前記距離検出部と前記送信部とは、電波の発信及び受信を行う共通の電波制御部に含まれる構成としてもよい。
これによれば、電波の発信及び受信を行う電波制御部の機能を距離検出部と送信部とで共通して用いることができ、装置を大型化することなくタイヤについての状態を監視することができる。
本発明によれば、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
実施形態のタイヤ状態監視装置が搭載された車両を示す概略構成図。 タイヤ、ホイール部及びタイヤセンサユニットを示す断面図。 タイヤセンサユニットの回路構成を示す図。 電波の発信についての態様を示す図。 電波の発信についての態様を示す図。 電波の発信についての態様を示す図。 発信前制御処理を示すフローチャート。 電波の発信についての態様を示す図。 電波の発信についての態様を示す図。 タイヤ、ホイール部及びタイヤセンサユニットを示す断面図。
[第1実施形態]
以下、図1〜図4を用いてタイヤ状態監視装置を具体化した一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両10は、タイヤ状態監視装置30を搭載している。車両10の4つの車輪1〜4は、ホイール部5と同ホイール部5に装着されるタイヤ6とから構成されている。
次に、タイヤ状態監視装置30について説明する。
タイヤ状態監視装置30は、車両10の4つの車輪1〜4にそれぞれ取り付けられるタイヤセンサユニット13と、車両10の車体に設置される受信機ユニット31とを備えている。
図2に示すように、ホイール部5には、タイヤバルブ8と一体的にタイヤセンサユニット13が配設されている。このタイヤセンサユニット13は、ホイール部5のホイールリム5aとタイヤ6のトレッド部7との距離D(以下、単に「距離D」と示す)を検出し、各種の検出結果に関する情報を含む送信信号(検出結果情報)を無線送信する。詳しくは、タイヤセンサユニット13は、タイヤ6の径方向に沿ったホイール部5のホイールリム5aとタイヤ6のトレッド部7との直線的な距離を検出する。なお、本実施形態において、発明の理解を容易とするために、タイヤセンサユニット13やトレッド部7の厚み等による距離Dの誤差についての説明を省略する。
図3に示すように、各タイヤセンサユニット13は、センサユニットコントローラ14、RFセンサ15、及び電池20を備える。タイヤセンサユニット13は、電池20からの電力供給によって動作する。なお、本実施形態において、タイヤセンサユニット13には圧力センサや温度センサが備えられておらず、タイヤ6内の空気を取り入れる必要がない密閉型のセンサである。
RFセンサ15は、特定の周波数帯域(本実施形態では2.4GHz)の電波を用いて各種の機能を兼用するセンサである。特に、このRFセンサ15では、周波数帯域が異なる複数のチャネルが使用可能であり、複数のチャネルのうち何れかのチャネルを使用して電波を発信及び受信することが可能である。なお、本実施形態では、チャネルch11〜チャネルch26の全部で16種類のチャネルが使用可能であり、2405MHzから5MHz刻みの周波数を基準周波数として、その基準周波数±1MHzが各チャネルの周波数帯域として規定されている。具体的な一例としては、チャネルch11において、基準周波数が2405MHzとして、周波数帯域が2404〜2406MHzとしてそれぞれ規定されている。また、チャネルch12において、基準周波数が2410MHzとして、周波数帯域が2409〜2411MHzとしてそれぞれ規定されている。
RFセンサ15は、空間に放射する電波と対象物で反射した電波との位相差から対象物との距離を検出する距離検出機能15aと、受信機ユニット31に対する送信信号(送信データ)を出力するデータ通信機能15bとを兼ね備えているセンサである。
センサユニットコントローラ14は、CPU14a及び記憶部14b(RAMやROM等)を含むマイクロコンピュータ等よりなる。センサユニットコントローラ14の記憶部14bには、タイヤセンサユニット13の動作を統括的に制御する統括プログラムが記憶されている。
センサユニットコントローラ14は、所定の間隔でRFセンサ15に検知信号を出力し、RFセンサ15に距離Dを検出させる。RFセンサ15は、センサユニットコントローラ14からの検知信号の入力により、電波を放射するとともにタイヤ6のトレッド部7に埋設されたスチールワイヤによって反射された電波を検知する。RFセンサ15は、それら電波の位相差から距離Dを検出して、その検出によって得られた距離データをセンサユニットコントローラ14に出力する。よって、センサユニットコントローラ14には、所定の間隔毎に距離データが入力され、それら距離データは記憶部14bに記憶される。本実施形態では、RFセンサ15が、電波制御部、距離検出部及び送信部を構成する。なお、本実施形態では、トレッド部7において、タイヤセンサユニット13によって距離Dが検出される箇所を測定部7aと示す。
センサユニットコントローラ14の記憶部14bには、RFセンサ15によって検出された距離データと比較するための閾値が予め記憶されている。閾値は、タイヤ6固有の情報であり、ホイール部5とタイヤ6とによって封入されたタイヤ6内の圧力(タイヤ6の空気圧)が過度に低くなったときに検出される距離データよりも余裕を持って設定されている。センサユニットコントローラ14は、RFセンサ15によって検出された距離データが閾値を超えた場合には、警告を示す送信信号を生成し、RFセンサ15に送信させる。一方、センサユニットコントローラ14は、RFセンサ15によって検出された距離データが閾値を超えていない場合には、警告を示す送信信号を生成させない。なお、本実施形態において、センサユニットコントローラ14は、RFセンサ15によって検出された距離データが閾値を超えていない場合であっても、所定回(例えば4回)毎に正常を示す送信信号をRFセンサ15に送信させる。よって、本実施形態では、センサユニットコントローラ14が、タイヤ6の空気圧を監視(判定)するための制御を行う制御部及び判定部を構成する。
また、本実施形態において、距離Dを検出させるためにRFセンサ15から発信される電波と、受信機ユニット31に送信信号を送信するためにRFセンサ15から発信される電波とでは、異なるチャネルが使用される。例えば、距離Dを検出させるためにRFセンサ15から発信される電波としてチャネルch11が、受信機ユニット31に送信信号を送信するためにRFセンサ15から発信される電波としてチャネルch14がそれぞれ規定されている。これによって、相互に電波の干渉を抑制可能なチャネルで電波が発信される。
図1に示すように、受信機としての受信機ユニット31は、受信機ユニットコントローラ33を備えるとともに、受信回路としてのRF受信回路35を備えている。受信機ユニット31の受信機ユニットコントローラ33には、表示器38が接続されている。受信機ユニットコントローラ33はCPU及び記憶部(ROMやRAM等)を含むマイクロコンピュータ等よりなり、記憶部には受信機ユニット31の動作を統括的に制御するプログラムが記憶されている。RF受信回路35は、各タイヤセンサユニット13からRF受信アンテナ32を通じて受信されたRF信号(送信信号)を復調して、受信機ユニットコントローラ33に送る。
受信機ユニットコントローラ33は、RF受信回路35からのRF信号に基づき、送信元のタイヤセンサユニット13に対応するタイヤ6の状態(空気圧)が閾値を超えたことを特定する。受信機ユニットコントローラ33は、タイヤ6の空気圧に関する情報等を表示器38に表示させる。表示器38は、車室内等、車両10の搭乗者の視認範囲に配置され、受信機ユニットコントローラ33により特定されたタイヤ6の空気圧の異常を表示(報知)する。
次に、本実施形態の車輪位置判定装置の作用について説明する。
本実施形態では、タイヤセンサユニット13のRFセンサ15によって、電波の発信及び受信が行われ、その結果に基づいて距離Dが検出される。
そして、距離Dが閾値以下である場合には、センサユニットコントローラ14によりタイヤ6の空気圧が低下していると判定され、警告を示す送信信号がRFセンサ15から受信機ユニット31に出力される。受信機ユニット31においては、警告を示す送信信号の入力に基づく状態が表示器38に表示される。一方、距離Dが閾値以下ではない場合には、センサユニットコントローラ14によりタイヤ6の空気圧が低下していないと判定され、タイヤセンサユニット13によって警告を示す送信信号が生成されず、正常を示す送信信号がRFセンサ15から受信機ユニット31に出力される場合がある。
特に、図4に示すように、RFセンサ15からは、チャネルch11で、距離Dを検出させるための電波が発信及び受信される。そして、RFセンサ15からは、チャネルch14で、受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波が発信される。
符号T11に示すタイミングにおいて、チャネルch11では距離Dを検出させるための電波がRFセンサ15から発信される。また、符号T12〜T14に示すタイミングにおいても、チャネルch11では距離Dを検出させるための電波がRFセンサ15から発信される。
また、符号T15に示すタイミングにおいて、センサユニットコントローラ14により、タイヤ6の空気圧が低下していないと判定された場合、RFセンサ15からは、チャネルch14で正常を示す送信信号が出力される。一方、センサユニットコントローラ14により、タイヤ6の空気圧が低下していると判定された場合、同じように、RFセンサ15からは、チャネルch14では警告を示す送信信号が出力される。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)RFセンサ15からは、距離Dを検出するための電波と、警告や正常を示す送信信号などの検出結果情報を送信するための電波とが異なるチャネルで発信されることとなる。このため、それぞれの電波として同じ周波数帯域を用いず、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
(2)複数の車輪1〜4のそれぞれにはRFセンサ15が設けられ、距離Dを電波の発信及び受信によって検出する距離検出機能15aと、その検出された検出結果に基づく検出結果情報を電波の発信によって送信するデータ通信機能15bとを兼ね備えている。このため、距離Dによってタイヤ6の空気圧を監視できるとともに、例えば、タイヤ6の空気圧を検出するための検出部と検出結果情報を送信する送信部との両方をそれぞれ設ける必要がない。したがって、装置の大型化することなくタイヤ6の空気圧を監視することができる。
(3)また、検出された距離Dに基づいてタイヤ6の空気圧の低下が判定可能となる。このため、タイヤ6の空気圧を検出するための空気を取り込む空気穴をタイヤセンサユニット13に形成しなくてもよく、結露やタイヤのパンク修理剤等による異物の混入を抑制することができる。
(4)タイヤセンサユニット13がホイール部5側に配設されている。このため、タイヤセンサユニット13をタイヤバルブ8に一体的に構成することができる。
[第2実施形態]
なお、第2実施形態では、タイヤセンサユニット13のRFセンサ15では発信毎に異なるチャネルを使用して、距離Dを検出させるための電波が発信される。これによって、相互に電波の干渉を抑制可能なチャネルで電波が発信される。
図5に示すように、具体的には、RFセンサ15において、チャネルch11〜ch13のうち何れか一種類のチャネルでは、距離Dを検出させるための電波が発信及び受信される。なお、本実施形態において、距離Dを検出させるための電波として、チャネルch11〜ch13のうち何れか一種類のチャネルがランダムで決定される。そして、RFセンサ15において、チャネルch14では、受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波が発信される。
符号T11に示すタイミングにおいて、RFセンサ15からは、チャネルch11で距離Dを検出させるための電波が発信される。また、符号T12に示すタイミングにおいて、RFセンサ15からは、チャネルch12で距離Dを検出させるための電波が発信される。また、符号T13に示すタイミングにおいて、RFセンサ15からは、チャネルch13で距離Dを検出させるための電波が発信される。また、符号T14に示すタイミングにおいて、RFセンサ15からは、チャネルch11で距離Dを検出させるための電波が発信される。
以上詳述したように、第2実施形態は、第1実施形態における(1)〜(5)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(6)RFセンサ15からは、距離Dを検出するための電波が、検出毎に異なるチャネルで発信可能となり、他からの電波による干渉を連続的に受け難くすることができ、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
[第3実施形態]
また、第3実施形態では、複数の車輪1〜4でのタイヤセンサユニット13のRFセンサ15では相互に異なるチャネルを使用して、距離Dを検出させるための電波が発信される。これによって、相互に電波の干渉を抑制可能なチャネルで電波が発信される。
図6に示すように、具体的には、車輪1におけるタイヤセンサユニット13(図中では「センサ1」と示す)において、RFセンサ15からは、チャネルch11で距離Dを検出させるための電波が発信及び受信される。そして、RFセンサ15からは、チャネルch14で受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波が発信される。また、RFセンサ15からは、符号T11〜T14に示すタイミングで、距離Dを検出させるための電波が、符号T15に示すタイミングで、受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波がそれぞれ発信される。
また、車輪2におけるタイヤセンサユニット13(図中では「センサ2」と示す)において、RFセンサ15からは、チャネルch15で距離Dを検出させるための電波が発信及び受信される。そして、RFセンサ15からは、チャネルch18で受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波が発信される。また、RFセンサ15からは、符号T21〜T24に示すタイミングで、距離Dを検出させるための電波が、符号T25に示すタイミングで、受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波がそれぞれ発信される。
また、車輪3におけるタイヤセンサユニット13(図中では「センサ3」と示す)において、RFセンサ15からは、チャネルch19で距離Dを検出させるための電波が発信及び受信される。そして、RFセンサ15からは、チャネルch22で受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波が発信される。また、RFセンサ15からは、符号T31〜T34に示すタイミングで、距離Dを検出させるための電波が、符号T35に示すタイミングで、受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波がそれぞれ発信される。
また、車輪4におけるタイヤセンサユニット13(図中では「センサ4」と示す)において、RFセンサ15からは、チャネルch23で距離Dを検出させるための電波が発信及び受信される。そして、RFセンサ15からは、チャネルch26で受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波が発信される。また、RFセンサ15からは、符号T41〜T44に示すタイミングで、距離Dを検出させるための電波が、符号T45に示すタイミングで、受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波がそれぞれ発信される。
そして、符号T11,T21,T31,T41に示すタイミングなど、各車輪1〜4におけるタイヤセンサユニット13で距離Dを検出させるための電波が発信するタイミングが重なった場合であっても、異なるチャネルが用いられているため、電波の干渉を抑制することができる。
以上詳述したように、第3実施形態は、第1実施形態における(1)〜(5)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(7)RFセンサ15からは、距離Dを検出するための電波が、複数の車輪1〜4毎に異なるチャネルで発信可能となり、それぞれの電波として同じ周波数帯域を用いず、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
[第4実施形態]
また、第4実施形態では、距離Dを検出するための電波を所定のチャネルで発信させる前に、そのチャネルにおける電波の受信が検知された場合には、そのチャネルでの電波の発信が一旦中止され、所定時間延期された後に、そのチャネルでの電波が発信可能となる。
具体的には、図7を参照して発信前制御処理について説明する。この発信前制御処理は、距離Dを検出するための電波の発信前に実行される。
最初に、センサユニットコントローラ14において、CPU14aは、距離Dを検出するための電波を発信させるチャネルを特定する。そして、CPU14aは、特定したチャネルにおけるキャリア検知(搬送波の検知)をRFセンサ15に行わせるためのキャリア検知処理を実行する(ステップS11)。
次に、CPU14aは、キャリア検知したか否かを判定し(ステップS12)、キャリア検知していないと判定された場合には、ステップS13を実行することなく、発信前制御処理を終了する。そして、発信前制御処理とは別の処理において、CPU14aは、RFセンサ15に対して、特定したチャネルで距離Dを検出するための電波を発信させる制御を行う。
一方、CPU14aは、キャリア検知したと判定された場合には、キャリア検知したときのキャリア検知時処理を実行し(ステップS13)、発信前制御処理を終了する。本実施形態において、キャリア検知時処理では、CPU14aは、RFセンサ15に対して、特定したチャネルで、距離Dを検出するための電波の発信を中止させる。そして、CPU14aは、予め定められた時間が経過するまで、特定したチャネルで、距離Dを検出するための電波の発信を遅延させる制御を行うこととなる。そして、予め定められた時間が経過すると、CPU14aは、再度、発信前制御処理を実行することとなる。
図8に示すように、チャネルch11において、符号T51に示すタイミングで距離Dを検出するための電波が発信される前に、チャネルch11でキャリアが検知されなかった場合には、距離Dを検出するための電波が発信される。
一方、チャネルch11において、符号T52に示すタイミングで、距離Dを検出するための電波が発信される前に、チャネルch11でキャリアが検知された場合には、符号T53に示すタイミングまで、距離Dを検出するための電波の発信が遅延される。
以上詳述したように、第4実施形態は、第1実施形態における(2)〜(5)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(8)距離Dを検出するための電波を発信させる前に、発信させるチャネルにおける電波の受信が検知された場合には、そのチャネルでの電波の発信を中止させることとなる。したがって、検知された他の電波と同じ周波数帯域を用いて電波を発信させないので、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
(9)また、発信させるチャネルにおける電波の受信が検知された場合においてそのチャネルでの電波の発信を中止させたときには、チャネルを変更させることなく、そのチャネルで電波を遅延して発信させることができ、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
[第5実施形態]
また、第5実施形態では、距離Dを検出するための電波を所定のチャネルで発信させる前に、そのチャネルにおける電波の受信が検知された場合には、そのチャネルでの電波の発信が一旦中止され、そのチャネルとは異なるチャネルで電波が発信可能となる。
図7のステップS13において、CPU14aは、RFセンサ15に対して、特定したチャネルで、距離Dを検出するための電波の発信を中止させる。そして、CPU14aは、特定したチャネルを変更させる。続いて、CPU14aは、発信前制御処理を終了した後に、再度、発信前制御処理を実行することで、キャリア検知していないチャネルで、距離Dを検出するための電波を発信可能に制御することとなる。
図9に示すように、チャネルch11において、符号T51に示すタイミングで、距離Dを検出するための電波が発信される前に、チャネルch11でキャリアが検知されなかった場合には、距離Dを検出するための電波が発信される。
一方、チャネルch11において、符号T52に示すタイミングで、距離Dを検出するための電波が発信される前に、チャネルch11でキャリアが検知された場合には、キャリアが検知されていない別のチャネルch12において、距離Dを検出するための電波が発信される。
以上詳述したように、第5実施形態は、第1実施形態における(2)〜(5)、第4実施形態における(8)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(10)発信させるチャネルにおける電波の受信が検知された場合においてそのチャネルでの電波の発信を中止させたときには、チャネルを変更させて異なるチャネルで電波を発信させることができ、電波の干渉を抑制することによって、タイヤにおける状態を安定して監視することができる。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 上記実施形態における構成の何れかを組み合わせてもよく、何れかの構成がなくてもよい。具体的には、車輪1のタイヤセンサユニット13において、チャネルch11〜ch13では、距離Dを検出させるための電波が発信及び受信され、チャネルch14では、受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波が発信される。また、車輪2のタイヤセンサユニット13において、チャネルch15〜ch17では、距離Dを検出させるための電波が発信及び受信され、チャネルch18では、受信機ユニット31に送信信号を送信するための電波が発信される。以下、車輪3,4については説明を省略する。そして、距離Dを検出させるための電波を発信させる前にキャリア検知した場合には、指定された複数のチャネルの何れかに変更させ、全てのチャネルでキャリア検知した場合には、所定時間が経過したときに、距離Dを検出させるための電波を発信可能としてもよい。
・ チャネルの種類の数、基準周波数、各チャネルの周波数帯域はこれに限らず、複数種類のチャネルが重複することなく規定されていればよく、所定のチャネルにおいて距離Dを検出するための電波の発信が延期される構成においては、一種類のチャネルが規定されていてもよい。
・ 1〜3回、5回以上、タイヤ6の空気圧が低下していないと判定された場合に、正常を示す送信信号が出力されるように構成してもよい。つまり、距離Dを検出するための電波と比べて、同じ又は少ない頻度で正常を示す送信信号が出力されることとなる。
・ 距離Dを検出するための電波を、ランダムではなく、予め定められた順序で発信してもよい。
・ 距離Dを検出するための電波を発信させるチャネルが検出毎に異なる場合があれば、検出毎に同じとなる場合があってもよい。
・ 各種の条件が成立したときに使用されるチャネルが予め規定されていなくても、外部からの設定信号に応じて使用されるチャネルが設定(変更)可能であってもよく、これらの組み合わせであってもよい。このように構成することによって、外部からの設定信号に応じて電波を発信させるチャネルが変更可能となり、ユーザ等によって所望とされるチャネルで電波を発信させることができる。具体的な一例としては、第1実施形態において、外部からのトリガ信号などに応じて、距離Dを検出するための電波をチャネルch11からチャネルch12に、検出結果情報を送信するための電波をチャネルch14からチャネルch15にそれぞれ変更可能としてもよい。また、例えば、第3実施形態において、外部からのトリガ信号などに応じて、車輪1における距離Dを検出するための電波をチャネルch11からチャネルch12に、車輪2における距離Dを検出するための電波をチャネルch15からチャネルch16にそれぞれ変更可能としてもよい。また、第2実施形態や、第4実施形態、第5実施形態においても同じように、外部からの設定信号に応じて使用されるチャネルが設定(変更)可能であってもよい。なお、このような処理を実行するセンサユニットコントローラ14がチャネル設定部として機能する。
・ 図10に示すように、例えば、タイヤセンサユニット13がタイヤ6のトレッド部7の内周面7bに取り付けられてもよい。これによって、タイヤセンサユニット13に内蔵されたRFセンサ15は、タイヤ6のトレッド部7側に配設され、電波の反射率が高い金属板で形成されたホイール部5のホイールリム5aで電波を反射させることとなり、反射された電波の検知精度を高めることができる。また、タイヤ6固有の識別情報が記憶されることによって、例えばホイール部5とタイヤ6との組み合わせを変更するときにタイヤ6固有の識別情報を入力する手間を省くことができるなど、利便性を向上させることができる。
・ 距離データを示す送信信号がタイヤセンサユニット13から受信機ユニット31に出力され、受信機ユニット31は、距離データが閾値を超えたか否かを判定してもよい。また、タイヤセンサユニット13によって距離データからタイヤ6内の空気圧を示す圧力データが演算され、圧力データを示す送信信号がタイヤセンサユニット13から受信機ユニット31に出力され、受信機ユニット31は、圧力データが閾値を超えたか否かを判定してもよい。つまり、RFセンサ15によって検出された検出結果に関する検出結果情報が、RFセンサ15によって出力されればよい。また、タイヤ6における状態を監視する機能が、タイヤセンサユニット13に含まれても、受信機ユニット31に含まれてもよく、これらの組み合わせであってもよい。この場合、タイヤの種類を特定可能とする特定情報やその特定情報に対応する閾値等が受信機ユニット31の記憶部に記憶されていてもよく、センサユニットコントローラ14に記憶されており、タイヤセンサユニット13から受信機ユニット31に出力されてもよい。
・ RFセンサ15によって検出された現在の距離と、それ以前に検出された距離との変化量が所定量を超えたか否かによって、タイヤ6の空気圧を監視してもよい。
・ 車輪1〜4のそれぞれにRFセンサ15を含むタイヤセンサユニット13が配設され、車輪1〜4と車体とを含む車両10にタイヤ状態監視装置が配設されていればよい。つまり、タイヤ状態監視装置としては、受信機ユニット31を含まずに、車輪1〜4のそれぞれに配設されるタイヤセンサユニット13で構成されてもよい。
・ RFセンサ15の通信対象は、車両10の車体に搭載された受信機ユニット31でなくてもよく、例えば、携帯端末や車道等の設備であってもよい。
・ タイヤ状態監視装置30は、4輪の車両10におけるタイヤ6への適用に限定されるものではなく、2輪や3輪、4輪以上など4輪以外の車両におけるタイヤに適用してもよい。
・ RFセンサ15において、距離Dを検出する距離検出機能15aと検出結果情報を送信するデータ通信機能15bとが一体に搭載されたが、これに限らず、例えば、別体のセンサに分けて複数の機能が搭載されてもよい。
・ タイヤセンサユニット13において、距離Dを検出するための電波や検出結果情報を出力するための電波を発信するセンサとして、RF信号を生成するRFセンサ15ではなく、LF信号を生成する送信回路であってもよい。
・ タイヤセンサユニット13に、受信機ユニット31との通信以外に、操作装置との間で通信可能な回路(例えばLFトリガ回路など)を備えてもよい。例えば、このような通信によって、タイヤの種類を示す情報、タイヤの状態を監視する周期を示す情報、タイヤの状態の監視を開始させるための情報など、各種の情報が入力されてもよい。また、RF信号であっても、低周波の信号であってもよい。
・ 受信機ユニット31の受信回路は、RF受信回路35ではなく低周波の受信回路であってもよい。
・ 距離Dに基づいてタイヤ6の回転位置や回転速度を監視してもよい。この場合、測定部7aが地面に接地されたときに距離Dが短くなることを検出すると、その検出した周期によってタイヤ6の回転位置や回転速度を検出することができる。
次に、上記実施形態及び別例から把握することのできる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離に基づいて前記タイヤにおける状態を判定する判定部が前記電波制御部側に設けられ、前記電波制御部は、前記判定部による判定結果を送信することを特徴とする。
(ロ)前記電波制御部は、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離に基づいて前記タイヤにおける状態を判定する判定部が設けられた受信機に、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離に関する情報を出力することを特徴とする。
1〜4…車輪、5…ホイール部、6…タイヤ、7…トレッド部、10…車両、13…タイヤセンサユニット、14…センサユニットコントローラ、15…RFセンサ、20…電池、30…タイヤ状態監視装置、33…受信機ユニットコントローラ、35…RF受信回路。

Claims (9)

  1. ホイール部にタイヤを装着した複数の車輪を備える車両に設けられ、タイヤにおける状態を監視するためのタイヤ状態監視装置であって、
    前記複数の車輪のそれぞれには、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を電波の発信及び受信によって検出する距離検出部と、前記距離検出部によって検出された検出結果に基づく検出結果情報を電波の発信によって送信する送信部とが設けられ、
    前記距離検出部は、
    発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルを有し、
    前記送信部によって前記検出結果情報を送信するための電波とは異なるチャネルで、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波を発信させる制御を行うタイヤ状態監視装置。
  2. ホイール部にタイヤを装着した複数の車輪を備える車両に設けられ、タイヤにおける状態を監視するためのタイヤ状態監視装置であって、
    前記複数の車輪のそれぞれには、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を電波の発信及び受信によって検出する距離検出部が設けられ、
    前記距離検出部は、
    発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルを有し、
    前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離の検出毎に異なるチャネルで、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波を発信可能に制御するタイヤ状態監視装置。
  3. ホイール部にタイヤを装着した複数の車輪を備える車両に設けられ、タイヤにおける状態を監視するためのタイヤ状態監視装置であって、
    前記複数の車輪のそれぞれには、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を電波の発信及び受信によって検出する距離検出部が設けられ、
    前記距離検出部は、
    発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルを有し、
    前記車両に設けられた前記複数の車輪のうち他の車輪とは異なるチャネルで、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波を発信させる制御を行うタイヤ状態監視装置。
  4. ホイール部にタイヤを装着した複数の車輪を備える車両に設けられ、タイヤにおける状態を監視するためのタイヤ状態監視装置であって、
    前記複数の車輪のそれぞれには、前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を電波の発信及び受信によって検出する距離検出部が設けられ、
    前記距離検出部は、
    発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルを有し、
    前記複数のチャネルの電波を受信可能であり、
    前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波を所定のチャネルで発信させる前に当該所定のチャネルにおける電波の受信が検知された場合には、当該所定のチャネルで前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波の発信を中止させる制御を行うタイヤ状態監視装置。
  5. 前記距離検出部は、前記所定のチャネルで前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波の発信を中止させた後に、当該所定のチャネルで前記電波の発信を延期させる制御を行う請求項4に記載のタイヤ状態監視装置。
  6. 前記距離検出部は、前記所定のチャネルで前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離を検出するための電波の発信を中止させた後に、当該所定のチャネルとは異なるチャネルで前記電波を発信させる制御を行う請求項4又は請求項5に記載のタイヤ状態監視装置。
  7. 前記電波を発信するチャネルを外部からの設定信号に応じて変更可能に制御するチャネル設定部を備えた請求項1又は請求項3に記載のタイヤ状態監視装置。
  8. 前記ホイール部と前記タイヤのトレッド部との距離に基づいて前記タイヤの空気圧を監視するための制御を行う請求項1〜請求項7のうち何れか一項に記載のタイヤ状態監視装置。
  9. 前記複数の車輪のそれぞれには、前記距離検出部によって検出された検出結果に基づく検出結果情報を電波の発信によって送信する送信部が設けられ、
    前記距離検出部と前記送信部とは、電波の発信及び受信を行う共通の電波制御部に含まれる請求項1〜請求項8のうち何れか一項に記載のタイヤ状態監視装置。
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