JP2016078554A - タイヤ状態監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイヤについて所定の異常を示す電波を受信させ易くすることができるタイヤ状態監視装置を提供する。
【解決手段】車輪には、タイヤにおける状態を検出する状態検出部と、状態検出部によって検出された検出結果についての判定を行う判定部と、判定部によって判定された判定結果に基づく判定結果情報を電波の発信によって送信する送信部と、が設けられる。判定部によって所定の異常であると判定されたか否かによって、発信する電波の周波数帯域が異なるチャネルで、判定結果情報を発信させる制御が行われる。
【選択図】図3
【解決手段】車輪には、タイヤにおける状態を検出する状態検出部と、状態検出部によって検出された検出結果についての判定を行う判定部と、判定部によって判定された判定結果に基づく判定結果情報を電波の発信によって送信する送信部と、が設けられる。判定部によって所定の異常であると判定されたか否かによって、発信する電波の周波数帯域が異なるチャネルで、判定結果情報を発信させる制御が行われる。
【選択図】図3
Description
本発明は、タイヤにおける状態を監視するためのタイヤ状態監視装置に関するものである。
ホイール部にタイヤを装着した複数の車輪が車両に設けられ、そのタイヤにおける状態を監視できる装置として、無線方式のタイヤ状態監視装置が提案されている。このタイヤ状態監視装置は、例えば、特許文献1に示すように、車両の各車輪のタイヤ内に設けられるタイヤセンサユニット(車輪側ユニット)と、車両の車体に設けられる受信機(受信機ユニット)とを備えている。車輪毎のタイヤセンサユニットには、送信機が含まれるように構成されており、検出されたタイヤの状態に関する送信信号を無線送信する。そして、受信機は、各送信機からの送信信号に基づいて、タイヤの状態に関する情報を、車室内に設けられた表示器に必要に応じて表示させる。
しかしながら、このようなタイヤ状態監視装置では、送信信号を送信するために電波を発信させるが、例えば別の車両におけるタイヤ状態監視装置などから発信された電波と干渉することがあった。このため、タイヤに異常が発生した場合であっても、別の電波との干渉により、タイヤの異常を示す電波が受信できないおそれがあった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、タイヤについての所定の異常を示す電波を受信させ易くすることができるタイヤ状態監視装置を提供することにある。
上記問題点を解決するタイヤ状態監視装置は、ホイール部にタイヤを装着した車輪を備える車両に設けられ、タイヤにおける状態を監視するためのタイヤ状態監視装置であって、前記車輪には、タイヤにおける状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部によって検出された検出結果についての判定を行う判定部と、前記判定部によって判定された判定結果に基づく判定結果情報を電波の発信によって送信する送信部と、が設けられ、前記送信部は、発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルを有し、前記判定部によって所定の異常であると判定された場合と所定の異常であるとは判定されなかった場合とにより異なるチャネルで、前記判定結果情報を発信させる制御を行うことを要旨とする。
これによれば、所定の異常であると判定された場合と所定の異常であるとは判定されなかった場合とにより異なるチャネルで、判定結果情報を発信させる制御が行われる。このため、所定の異常であると判定された場合において所定の異常を示す電波を発信するときに、所定の異常ではないと判定された場合における別の電波との干渉を抑制することができ、タイヤについての所定の異常を示す電波を受信させ易くすることができる。
上記タイヤ状態監視装置について、前記複数のチャネルには、前記判定部によって所定の異常であると判定された場合に用いられ、電波の周波数帯域が異なる複数の異常用チャネルが含まれており、前記送信部は、前記複数の異常用チャネルの何れかで前記判定結果情報を発信させる制御を行う構成としてもよい。
これによれば、所定の異常であると判定された場合、電波の周波数帯域が異なる複数の異常用チャネルの何れかで判定結果情報を発信させる制御が行われる。このため、所定の異常であると判定された場合において所定の異常を示す電波を発信するときに、所定の異常を示す別の電波との干渉を抑制することができ、タイヤについての所定の異常を示す電波を受信させ易くすることができる。
本発明によれば、タイヤについての所定の異常を示す電波を受信させ易くすることができる。
[第1実施形態]
以下、図1〜図3を用いてタイヤ状態監視装置を具体化した一実施形態について説明する。
以下、図1〜図3を用いてタイヤ状態監視装置を具体化した一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両10は、タイヤ状態監視装置30を搭載している。車両10の4つの車輪1〜4は、ホイール部5と同ホイール部5に装着されるタイヤ6とから構成されている。
タイヤ状態監視装置30は、車両10の4つの車輪1〜4にそれぞれ取り付けられるタイヤセンサユニット13と、車両10の車体に設置される受信機ユニット31とを備えている。
ホイール部5には、タイヤバルブと一体的にタイヤセンサユニット13が配設されている。このタイヤセンサユニット13は、タイヤ6内の空気圧(タイヤ空気圧)や温度(タイヤ内温度)などのタイヤ6についての状態を検出し、その検出結果に基づいてタイヤ6についての状態を判定し、その判定結果に関する情報を含む送信信号(判定結果情報)を無線送信する。
図2に示すように、各タイヤセンサユニット13は、センサユニットコントローラ14、圧力センサ15、温度センサ16、RF送信回路17、及び電池20を備える。タイヤセンサユニット13は、電池20からの電力供給によって動作する。
圧力センサ15は、対応するタイヤ空気圧を検出する。温度センサ16は、対応するタイヤ内温度を検出する。なお、本実施形態では、圧力センサ15や温度センサ16が、状態検出部を構成する。
RF送信回路17は、特定の周波数帯域(本実施形態では2.4GHz)の電波を用いて、圧力センサ15や温度センサ16による検出結果に基づく情報を送信(出力)する回路である。特に、このRF送信回路17では、発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルが使用可能であり、複数のチャネルのうち何れかのチャネルを使用して電波を発信することが可能である。なお、本実施形態では、2402〜2480MHzまでで1MHz刻みの周波数を基準周波数として、全部で79種類のチャネルが使用可能である。つまり、RF送信回路17は、所定の周波数帯域における電波を発信可能な1種類の通信方式を用いて、複数のチャネルで電波を発信可能なように構成されている。このように、1種類の通信方式を用いることによって、複数種類の通信方式を用いる場合よりも装置の小型化や低コスト化を図ることができる。なお、本実施形態では、RF送信回路17が、送信部を構成する。
センサユニットコントローラ14は、CPU14a及び記憶部14b(RAMやROM等)を含むマイクロコンピュータ等よりなる。センサユニットコントローラ14の記憶部14bには、タイヤセンサユニット13の動作を統括的に制御する統括プログラムが記憶されている。
センサユニットコントローラ14は、所定の間隔毎に圧力センサ15からの検出信号を受け取り、それら検出信号に基づく圧力データを記憶部14bに記憶する。また、センサユニットコントローラ14は、所定の間隔毎に温度センサ16からの検出信号を受け取り、それら検出信号に基づく温度データを記憶部14bに記憶する。
センサユニットコントローラ14の記憶部14bには、圧力センサ15によって検出された圧力データと比較するための閾値が予め記憶されている。閾値は、タイヤ6固有の情報であり、ホイール部5とタイヤ6とによって封入されたタイヤ空気圧が過度に低くなったときに検出される圧力データよりも余裕を持って設定されている。センサユニットコントローラ14は、圧力センサ15によって検出された圧力データが閾値を超えた場合には、異常を示す送信信号を生成し、RF送信回路17に送信させる。
また、センサユニットコントローラ14の記憶部14bには、温度センサ16によって検出された温度データと比較するための閾値が予め記憶されている。閾値は、タイヤ6固有の情報であり、ホイール部5とタイヤ6とによって封入されたタイヤ内温度が過度に高くなったときに検出される温度データよりも余裕を持って設定されている。センサユニットコントローラ14は、温度センサ16によって検出された温度データが閾値を超えた場合には、異常を示す送信信号を生成し、RF送信回路17に送信させる。
一方、センサユニットコントローラ14は、圧力センサ15によって検出された圧力データが閾値を超えていない場合、及び、温度センサ16によって検出された温度データが閾値を超えていない場合には、異常を示す送信信号を生成させない。
なお、本実施形態において、センサユニットコントローラ14は、圧力センサ15によって検出された圧力データや温度センサ16によって検出された温度データが閾値を超えていない場合であっても、所定回(例えば4回)毎に正常を示す送信信号をRF送信回路17に送信させる。よって、本実施形態では、センサユニットコントローラ14が、タイヤ空気圧やタイヤ内温度など、タイヤ6についての状態を監視(判定)するための制御を行う制御部及び判定部を構成する。
また、本実施形態において、センサユニットコントローラ14は、送信させる送信信号の種類によって異なるチャネルを用いて、RF送信回路17に送信信号を送信させる。特に、正常を示す送信信号と、異常を示す送信信号とでは、異なるチャネルが使用される。なお、使用するチャネルについての情報は、センサユニットコントローラ14の記憶部14bに記憶されている。例えば、圧力センサ15によって検出された圧力データや温度センサ16によって検出された温度データが閾値を超えていない場合、正常を示す送信信号を送信するためのチャネルとしてチャネルch11が規定されている。その一方で、圧力センサ15によって検出された圧力データや温度センサ16によって検出された温度データが閾値を超えている場合、異常を示す送信信号を送信するためのチャネル(異常用チャネル)としてチャネルch13が規定されている。このように、正常を示す電波と、異常を示す電波とを異なるチャネルで発信させるため、正常を示す電波と、異常を示す電波との干渉を抑制可能となり、異常を示す送信信号を受信させ易くすることができる。なお、このような異常は、頻繁に発生するものではないことを考慮すると、異常を示す送信信号は、正常を示す送信信号と比べて、緊急度(優先度)が高く、送信頻度が低い信号といえる。また、本実施形態においては、別の車体におけるタイヤセンサユニットからの電波の干渉を主として想定しているが、これに限らない。例えば、同じ車体における別のタイヤセンサユニットや車体以外に設置されている装置など、別の装置からの電波の干渉を想定してもよく、同時に信号を出力可能な構成であるのであればタイヤセンサユニット自体からの電波の干渉を想定しても問題ない。
図1に示すように、受信機としての受信機ユニット31は、受信機ユニットコントローラ33を備えるとともに、受信回路としてのRF受信回路35を備えている。受信機ユニット31の受信機ユニットコントローラ33には、表示器38が接続されている。受信機ユニットコントローラ33はCPU及び記憶部(ROMやRAM等)を含むマイクロコンピュータ等よりなり、記憶部には受信機ユニット31の動作を統括的に制御するプログラムが記憶されている。RF受信回路35は、各タイヤセンサユニット13からRF受信アンテナ32を通じて受信されたRF信号(送信信号)を復調して、受信機ユニットコントローラ33に送る。
受信機ユニットコントローラ33は、RF受信回路35からのRF信号に基づき、送信元のタイヤセンサユニット13に対応するタイヤ6の状態(タイヤ空気圧やタイヤ内温度)が閾値を超えたことを特定する。受信機ユニットコントローラ33は、タイヤ6の状態に関する情報等を表示器38に表示させる。表示器38は、車室内等、車両10の搭乗者の視認範囲に配置され、受信機ユニットコントローラ33により特定されたタイヤ6の状態の異常を表示(報知)する。
次に、本実施形態のタイヤ状態監視装置の作用について説明する。
本実施形態では、タイヤセンサユニット13の圧力センサ15によってタイヤ空気圧が検出され、検出結果を示す検出信号がセンサユニットコントローラ14に送信される。また、温度センサ16によってタイヤ内温度が検出され、検出結果を示す検出信号がセンサユニットコントローラ14に送信される。
本実施形態では、タイヤセンサユニット13の圧力センサ15によってタイヤ空気圧が検出され、検出結果を示す検出信号がセンサユニットコントローラ14に送信される。また、温度センサ16によってタイヤ内温度が検出され、検出結果を示す検出信号がセンサユニットコントローラ14に送信される。
そして、タイヤ空気圧が閾値を超えた場合には、センサユニットコントローラ14によりタイヤ空気圧が低下していると判定され、異常を示す送信信号がRF送信回路17から受信機ユニット31に送信される。また、タイヤ内温度が閾値を超えた場合には、センサユニットコントローラ14によりタイヤ内温度が上昇していると判定され、異常を示す送信信号がRF送信回路17から受信機ユニット31に送信される。受信機ユニット31においては、異常を示す送信信号の入力に基づく状態が表示器38に表示される。一方、タイヤ空気圧が閾値を超えない場合、タイヤ内温度が閾値を超えない場合には、センサユニットコントローラ14によりタイヤ6の状態に異常がないと判定され、異常を示す送信信号が生成されずに、正常を示す送信信号がRF送信回路17から受信機ユニット31に送信される。
特に、RF送信回路17において、チャネルch11から正常を示す電波が発信され、チャネルch13から受信機ユニット31に異常を示す電波が発信される。
図3に示すように、具体的な一例としては、符号T11に示すタイミングにおいて、チャネルch11から正常を示す電波がRF送信回路17から発信される。また、符号T12,T13に示すタイミングにおいても、チャネルch11から正常を示す電波がRF送信回路17から発信される。
図3に示すように、具体的な一例としては、符号T11に示すタイミングにおいて、チャネルch11から正常を示す電波がRF送信回路17から発信される。また、符号T12,T13に示すタイミングにおいても、チャネルch11から正常を示す電波がRF送信回路17から発信される。
また、符号T14に示すタイミングにおいて、センサユニットコントローラ14により、タイヤ空気圧の低下やタイヤ内温度の上昇などのタイヤ6の異常が判定された場合、RF送信回路17において、チャネルch13から異常を示す電波が発信される。また、符号T15,T16に示すタイミングにおいても、センサユニットコントローラ14により、タイヤ6の異常が継続して判定された場合、RF送信回路17において、チャネルch13から異常を示す電波が発信される。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)タイヤ空気圧やタイヤ内温度など、タイヤ6についての状態が異常であると判定されたか否かによって異なるチャネルで電波が発信される。このため、タイヤ6についての状態が異常であると判定された場合において異常を示す電波を発信するときに、正常を示す電波との干渉を抑制することができ、タイヤ6の異常を示す電波を受信させ易くすることができる。
(1)タイヤ空気圧やタイヤ内温度など、タイヤ6についての状態が異常であると判定されたか否かによって異なるチャネルで電波が発信される。このため、タイヤ6についての状態が異常であると判定された場合において異常を示す電波を発信するときに、正常を示す電波との干渉を抑制することができ、タイヤ6の異常を示す電波を受信させ易くすることができる。
(2)所定の周波数帯域における電波を発信可能な1種類の通信方式を用いて、複数のチャネルで電波が発信される。このため、複数種類の通信方式を用いる場合よりも装置の小型化や低コスト化を図ることができる。
[第2実施形態]
なお、第2実施形態では、正常を示す送信信号を送信するためのチャネルと、異常を示す送信信号を送信するためのチャネルとがそれぞれ1種類ずつ規定されたが、これに限らず、例えば、少なくとも何れかのチャネルが複数種類規定されていてもよい。
なお、第2実施形態では、正常を示す送信信号を送信するためのチャネルと、異常を示す送信信号を送信するためのチャネルとがそれぞれ1種類ずつ規定されたが、これに限らず、例えば、少なくとも何れかのチャネルが複数種類規定されていてもよい。
図4に示すように、具体的な一例としては、正常を示す送信信号を送信するためのチャネルとして、チャネルch11,ch12が規定されており、異常を示す送信信号を送信するためのチャネルとして、チャネルch13,ch14が規定されている。つまり、タイヤ6についての状態が異常ではないと判定された場合に用いられるチャネルとしては、それぞれで発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルが規定されている。その一方で、タイヤ6についての状態が異常であると判定された場合に用いられるチャネルとしては、それぞれで発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネル(異常用チャネル)が規定されている。
そして、センサユニットコントローラ14は、正常を示す送信信号を送信する場合、複数のチャネルch11,ch12からランダムで、正常を示す送信信号を送信するためのチャネルを選択し、選択したチャネルで正常を示す送信信号をRF送信回路17に送信させる。また、センサユニットコントローラ14は、異常を示す送信信号を送信する場合、複数のチャネルch13,ch14からランダムで、異常を示す送信信号を送信するためのチャネルを選択し、選択したチャネルで異常を示す送信信号をRF送信回路17に送信させる。
具体的な一例としては、図4に示すように、RF送信回路17において、チャネルch11,ch12の何れかから正常を示す電波が発信され、チャネルch13,ch14の何れかから異常を示す電波が発信される。
符号T11に示すタイミングにおいて、正常を示す送信信号を送信する場合においてチャネルch11が選択されると、RF送信回路17において、チャネルch11から正常を示す電波が発信される。また、符号T12に示すタイミングにおいて、正常を示す送信信号を送信する場合においてチャネルch12が選択されると、RF送信回路17において、チャネルch12から正常を示す電波が発信される。また、符号T13に示すタイミングにおいて、正常を示す送信信号を送信する場合においてチャネルch11が選択されると、RF送信回路17において、チャネルch11から正常を示す電波が発信される。
次に、符号T14に示すタイミングにおいて、センサユニットコントローラ14により、タイヤ空気圧が低下してタイヤ6の異常が判定された場合、チャネルch13が選択されると、RF送信回路17において、チャネルch13から異常を示す送信信号が発信される。また、符号T15に示すタイミングにおいて、センサユニットコントローラ14により、タイヤ空気圧が低下してタイヤ6の異常が判定された場合、チャネルch14が選択されると、RF送信回路17において、チャネルch14から異常を示す送信信号が発信される。また、符号T16に示すタイミングにおいて、センサユニットコントローラ14により、タイヤ空気圧の低下やタイヤ内温度の上昇などの異常が判定された場合、チャネルch13が選択されると、RF送信回路17において、チャネルch13から異常を示す送信信号が発信される。
以上詳述したように、第2実施形態は、第1実施形態における(1)及び(2)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(3)異常であると判定された場合、電波の周波数帯域が異なる複数の異常用チャネルの何れかで送信信号を送信させる制御が行われる。このため、異常であると判定された場合において、異常を示す送信信号を送信するときに、異常を示す別の電波との干渉を抑制することができ、タイヤ6の異常を示す電波を受信させ易くすることができる。
(3)異常であると判定された場合、電波の周波数帯域が異なる複数の異常用チャネルの何れかで送信信号を送信させる制御が行われる。このため、異常であると判定された場合において、異常を示す送信信号を送信するときに、異常を示す別の電波との干渉を抑制することができ、タイヤ6の異常を示す電波を受信させ易くすることができる。
(4)また、この場合、ランダムで複数のチャネルから何れかが選択されるため、使用するチャネルに規則性を持たせることがなく、異常を示す別の電波との干渉を抑制することができ、タイヤ6の異常を示す電波を受信させ易くすることができる。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
・第2実施形態において、異常を示す送信信号を送信するためのチャネル、正常を示す送信信号を送信するためのチャネルの少なくとも何れかが、3種類以上設定されてもよい。
・第2実施形態において、異常を示す送信信号を送信するためのチャネル、正常を示す送信信号を送信するためのチャネルの少なくとも何れかが、3種類以上設定されてもよい。
・第2実施形態において、異常を示す送信信号を送信する場合、異常を示す送信信号を送信するための複数のチャネルからランダムに選択したが、これに限らず、例えば、予め定められた順序に従って選択してもよい。これによって、同じチャネルが連続して使用されることがなく、異常を示す別の電波との干渉を抑制することができ、タイヤ6の異常を示す電波を受信させ易くすることができる。
・タイヤ空気圧が閾値よりも低下したときに、タイヤ空気圧が異常であると判定したが、これに限らず、例えば、タイヤ空気圧の変化量が閾値よりも大きいときに、タイヤ空気圧が異常であると判定してもよく、これらの組み合わせであってもよい。
・タイヤ内温度が閾値よりも上昇したときに、タイヤ内温度が異常であると判定したが、これに限らず、例えば、タイヤ内温度の変化量が閾値よりも大きいときに、タイヤ内温度が異常であると判定してもよく、これらの組み合わせであってもよい。
・タイヤ空気圧やタイヤ内温度について、複数段階で異常が検知されてもよい。
・タイヤ空気圧とタイヤ内温度との何れか一方を、タイヤ6についての状態として検知してもよく、タイヤ空気圧やタイヤ内温度以外を検知してもよい。例えば、タイヤ6の摩耗、異常振動、センサユニットコントローラ14自体の異常、圧力センサ15自体の異常、温度センサ16自体の異常、電池20の電圧低下などが検出され、送信信号が送信されてもよく、これらの組み合わせであってもよい。
・タイヤ空気圧とタイヤ内温度との何れか一方を、タイヤ6についての状態として検知してもよく、タイヤ空気圧やタイヤ内温度以外を検知してもよい。例えば、タイヤ6の摩耗、異常振動、センサユニットコントローラ14自体の異常、圧力センサ15自体の異常、温度センサ16自体の異常、電池20の電圧低下などが検出され、送信信号が送信されてもよく、これらの組み合わせであってもよい。
・タイヤ6についての状態が異常と判定される異常の種類を特定可能な送信信号が送信されてもよい。
・タイヤ6についての状態が異常と判定される異常の種類によって異なるチャネルが規定されていてもよく、異常と判定される異常の種類の全部又は一部で異なるチャネルが規定されていてもよい。具体的な一例としては、タイヤ空気圧、タイヤ内温度、摩耗、異常振動、タイヤセンサユニット13の異常で異なるチャネルが規定され、タイヤセンサユニット13の異常として、センサユニットコントローラ14自体の異常、圧力センサ15自体の異常、温度センサ16自体の異常、電池20の電圧低下などが同じチャネルとして規定されてもよい。
・タイヤ6についての状態が異常と判定される異常の種類によって異なるチャネルが規定されていてもよく、異常と判定される異常の種類の全部又は一部で異なるチャネルが規定されていてもよい。具体的な一例としては、タイヤ空気圧、タイヤ内温度、摩耗、異常振動、タイヤセンサユニット13の異常で異なるチャネルが規定され、タイヤセンサユニット13の異常として、センサユニットコントローラ14自体の異常、圧力センサ15自体の異常、温度センサ16自体の異常、電池20の電圧低下などが同じチャネルとして規定されてもよい。
・タイヤ6について状態が異常と判定される場合であっても、異常の種類によって、正常を示す送信信号を送信するためのチャネルを用いる場合と、異常を示す送信信号を送信するためのチャネルを用いる場合とがあってもよい。具体的な一例としては、タイヤ空気圧の低下による異常である場合に、異常を示す送信信号を送信するためのチャネルを用い、電池20の電圧低下による異常である場合に、正常を示す送信信号を送信するためのチャネルを用いてもよい。また、タイヤ空気圧が第1閾値より低下したことによる異常である場合に、正常を示す送信信号を送信するためのチャネルを用い、タイヤ空気圧が、第1閾値よりも小さい第2閾値より低下したことによる異常である場合に、異常を示す送信信号を送信するためのチャネルを用いてもよい。つまり、タイヤ空気圧の低下度合いにより、送信信号を送信するためのチャネルを変更してもよく、緊急性の高い異常である場合に、異常を示す送信信号を送信するためのチャネルが用いられることが好ましい。
・チャネルの種類の数、基準周波数、各チャネルの周波数帯域はこれに限らず、周波数帯域が重複することなく複数種類のチャネルが規定されていればよく、所定の周波数帯域の電波を用いる1つの通信方式に対して複数種類のチャネルが規定されるほうが、複数の通信方式に対して複数種類のチャネルが規定されるよりも好ましい。
・1〜3回、5回以上、タイヤ空気圧が低下していないと判定された場合に、正常を示す送信信号が送信されるように構成してもよい。つまり、異常を示す送信信号と比べて、同じ又は少ない頻度で正常を示す送信信号が送信されることとなる。
・使用されるチャネルが一定のチャネルとして予め規定されていなくても、外部からの設定信号に応じて使用されるチャネルが設定(変更)可能であってもよく、これらの組み合わせであってもよい。このように構成することによって、外部からの設定信号に応じて電波を発信させるチャネルが変更可能となり、ユーザ等によって所望とされるチャネルで電波を発信させることができる。具体的な一例としては、第1実施形態において、外部からのトリガ信号などに応じて、異常を示す電波をチャネルch13からチャネルch11に、正常を示す電波をチャネルch11からチャネルch13にそれぞれ変更可能としてもよい。なお、このような処理を実行するセンサユニットコントローラ14がチャネル設定部として機能する。
・例えば、タイヤセンサユニット13がタイヤ6のトレッド部の内周面に取り付けられてもよい。これによって、タイヤ6固有の識別情報が記憶されることによって、例えばホイール部5とタイヤ6との組み合わせを変更するときにタイヤ6固有の識別情報を入力する手間を省くことができるなど、利便性を向上させることができる。
・例えば、正常を示す送信信号、異常を示す送信信号に、タイヤ6についての状態を示す実際の情報(例えばタイヤ空気圧を示すデータなど)が含まれていても含まれていなくてもよい。つまり、検出された検出結果に基づいてタイヤ6についての状態が判定され、その判定結果に関する判定結果情報が、RF送信回路17によって送信されればよい。
・車輪1〜4のそれぞれにタイヤセンサユニット13が配設され、車輪1〜4と車体とを含む車両10にタイヤ状態監視装置が配設されていればよい。つまり、タイヤ状態監視装置としては、受信機ユニット31を含まずに、車輪1〜4のそれぞれに配設されるタイヤセンサユニット13で構成されてもよい。
・RF送信回路17の通信対象は、車両10の車体に搭載された受信機ユニット31でなくてもよく、例えば、携帯端末や車道等の設備であってもよい。つまり、タイヤ状態監視装置としては、少なくともタイヤセンサユニット13が含まれる構成であればよい。
・タイヤ状態監視装置30は、4輪の車両10におけるタイヤ6への適用に限定されるものではなく、1〜3輪、5輪以上など4輪以外の車両におけるタイヤに適用してもよい。
・タイヤセンサユニット13に、受信機ユニット31との通信以外に、操作装置との間で通信可能な回路(例えばLFトリガ回路など)を備えてもよい。例えば、このような通信によって、タイヤの種類を示す情報、タイヤの状態を監視する周期を示す情報、タイヤの状態の監視を開始させるための情報など、各種の情報が入力されてもよい。また、RF信号であっても、低周波の信号であってもよい。
・タイヤセンサユニット13の送信回路は、RF送信回路17ではなく低周波の送信回路であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握することのできる技術的思想について以下に追記する。
次に、上記実施形態及び別例から把握することのできる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記送信部は、前記複数の異常用チャネルのうちランダムに選択されるチャネルで前記判定結果情報を発信させる制御を行うことを特徴とする。
(ロ)前記送信部は、前記複数の異常用チャネルのうち予め定められた順序に従って選択されるチャネルで前記判定結果情報を発信させる制御を行うことを特徴とする。
(ロ)前記送信部は、前記複数の異常用チャネルのうち予め定められた順序に従って選択されるチャネルで前記判定結果情報を発信させる制御を行うことを特徴とする。
(ハ)前記送信部は、所定の周波数帯域における電波を発信可能な1種類の通信方式を用いて、前記複数のチャネルで電波を発信することを特徴とする。
1〜4…車輪、5…ホイール部、6…タイヤ、10…車両、13…タイヤセンサユニット、14…センサユニットコントローラ、15…圧力センサ、16…温度センサ、17…RF送信回路、20…電池、30…タイヤ状態監視装置、33…受信機ユニットコントローラ、35…RF受信回路。
Claims (2)
- ホイール部にタイヤを装着した車輪を備える車両に設けられ、タイヤにおける状態を監視するためのタイヤ状態監視装置であって、
前記車輪には、タイヤにおける状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部によって検出された検出結果についての判定を行う判定部と、前記判定部によって判定された判定結果に基づく判定結果情報を電波の発信によって送信する送信部と、が設けられ、
前記送信部は、
発信する電波の周波数帯域が異なる複数のチャネルを有し、
前記判定部によって所定の異常であると判定された場合と所定の異常であるとは判定されなかった場合とにより異なるチャネルで、前記判定結果情報を発信させる制御を行うタイヤ状態監視装置。 - 前記複数のチャネルには、前記判定部によって所定の異常であると判定された場合に用いられ、それぞれで電波の周波数帯域が異なる複数の異常用チャネルが含まれており、
前記送信部は、前記複数の異常用チャネルの何れかで前記判定結果情報を発信させる制御を行う請求項1に記載のタイヤ状態監視装置。
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---|---|---|---|---|
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