JP2017052383A - タイヤ状態検出装置 - Google Patents

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孝司 奥村
Koji Okumura
孝司 奥村
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Abstract

【課題】タイヤの状態に関する情報の無線送信をより適切に行うことができるタイヤ状態検出装置を提供する。
【解決手段】センサユニットは、タイヤの空気圧を検出する圧力センサと、圧力センサによって検出された情報を無線送信するとともに外部機器から無線送信された情報を受信可能な通信回路と、通信回路の制御を行うセンサユニットコントローラと、センサユニットの電力源となる電池と、を備えた。通信回路は、無線送信された情報の受信結果を示す応答信号を受信可能である。センサユニットコントローラは、通信回路による応答信号の受信結果に応じて、通信回路における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車輪のタイヤの状態を検出するタイヤ状態検出装置に関するものである。
ホイール部にタイヤを装着した複数の車輪が車両に設けられ、そのタイヤにおける状態を検出できる装置として、無線方式のタイヤ状態検出装置が提案されている。このタイヤ状態検出装置は、車両の各車輪のタイヤ内に設けられており、タイヤの状態を検出するとともに、検出されたタイヤの状態に関する送信信号を無線送信する。そして、このような送信信号が受信機により受信され、車室内に設けられた表示器において、タイヤの状態に関する情報が必要に応じて表示される。
このようなタイヤ状態検出装置では、例えば、特許文献1に示すように、受信機において、タイヤ状態検出装置からの送信信号について、信号受信回数、信号受信成功率、進行電波強度、受信電波強度平均値など、各種の受信結果が記憶されるものが開示されている。
特開2007−118647号公報
ところで、このようなタイヤ状態検出装置では、受信機における受信結果に応じて、タイヤの状態に関する情報の無線送信をより適切に行うことができることが望まれている。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、タイヤの状態に関する情報の無線送信をより適切に行うことができるタイヤ状態検出装置を提供することにある。
上記問題点を解決するタイヤ状態検出装置は、車両の車輪に装着されるタイヤ状態検出装置であって、タイヤの状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部によって検出された情報を無線送信する送信部と、外部機器から無線送信された情報を受信可能な受信部と、前記送信部及び前記受信部の制御を行う制御部と、を備え、前記受信部は、前記送信部によって無線送信された情報の受信についての応答情報を受信可能であり、前記制御部は、前記受信部による前記応答情報の受信結果に応じて、前記送信部における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを調整することを要旨とする。
これによれば、受信部は、送信部によって無線送信された情報の受信についての応答情報を受信可能であり、制御部は、応答情報の受信結果に応じて、送信部における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを調整することができ、タイヤの状態に関する情報の無線送信をより適切に行うことができる。
上記タイヤ状態検出装置について、前記制御部は、予め定めた応答期間内に前記受信部によって前記応答情報が受信されなかったことに応じて、前記送信部における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを上昇させるように構成されてもよい。
これによれば、予め定めた応答期間内に応答情報が受信されなかったことに応じて、送信部における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを上昇させることができ、タイヤの状態に関する情報の無線送信をより受信し易くすることができる。
上記タイヤ状態検出装置について、前記制御部は、予め定めた応答期間内に前記受信部によって前記応答情報が受信されたことに応じて、前記送信部における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを低下させるように構成されてもよい。
これによれば、予め定めた応答期間内に応答情報が受信されたことに応じて、送信部における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを低下させることができ、送信部の送信についての消費電力を低減させることができる。
上記タイヤ状態検出装置について、前記送信部は、極超短波の周波数帯域の信号を送信可能であり、前記受信部は、極超短波の周波数帯域の信号を受信可能であるように構成されてもよい。
これによれば、極超短波の周波数帯域の信号が送受信可能であることにより、超極短波の周波数帯域以外の信号を用いずに構成することができ、より簡素で安価に信号の送受信を実現することができる。
本発明によれば、タイヤの状態に関する情報の無線送信をより適切に行うことができる。
実施形態のセンサユニットが搭載された車両を示す概略構成図。 実施形態のセンサユニットの電気的構成を示すブロック図。 実施形態の送信パラメータ設定処理を示すフローチャート。 (a)〜(c)は、実施形態等の送受信の態様を示すタイミングチャート。
以下、タイヤ状態検出装置を具体化した一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両10には、4つの車輪13が取り付けられており、タイヤ状態監視装置30が搭載されている。各車輪13は、車両用ホイール14と、車両用ホイール14に装着されたタイヤ15とから構成されている。
タイヤ状態監視装置30は、各車輪13に取り付けられる各センサユニット31と、車両10の車室内(車体)に設置される受信機ユニット60とを備えている。センサユニット31は、車両用ホイール14に装着されたタイヤ15内に配置される。
図2に示すように、各センサユニット31は、センサユニットコントローラ41、圧力センサ42、温度センサ43、加速度センサ44、通信回路45、通信用アンテナ46、及び電池47(バッテリ)を備える。センサユニット31は、電池47からの電力供給によって動作する。
状態検出部としての圧力センサ42は、タイヤ15内の空気圧を検出する。状態検出部としての温度センサ43は、タイヤ15内の温度を検出する。加速度センサ44は、車輪13と一体となって回転して、作用する加速度を検出する。送信部及び受信部を一体に備えた通信回路45は、極超短波の周波数帯域(本実施形態では2.4GHz)の電波を用いて、通信用アンテナ46を通じて信号の送受信を行う回路である。
制御部としてのセンサユニットコントローラ41は、CPU41a及び記憶部41b(RAMやROM等)を含むマイクロコンピュータ等よりなる。センサユニットコントローラ41の記憶部41bには、センサユニット31の動作を統括的に制御するプログラムが記憶されている。記憶部41bには、各センサユニット31に固有の識別情報であるIDコードが登録されている。このIDコードは、各センサユニット31を受信機ユニット60において識別するために使用される情報である。
センサユニットコントローラ41(CPU41a)は、圧力センサ42によって検出されたタイヤ空気圧、温度センサ43によって検出されたタイヤ内温度及び加速度センサ44によって検出された加速度(重力加速度)を予め定められた取得頻度で取得する。
センサユニットコントローラ41は、加速度センサ44からの加速度信号の入力により、センサユニット31(加速度センサ44)に作用している加速度を特定可能である。また、センサユニットコントローラ41は、加速度センサ44からの加速度信号に基づいて車両10が停車中であるか走行中であるかを判定することができる。例えば、センサユニットコントローラ41は、加速度センサ44により検出された加速度が所定範囲(−1G〜+1Gなど)で変化する場合に、車両10が走行中であると判定することができる。
センサユニットコントローラ41は、予め定めた出力条件が成立したときに、タイヤ空気圧データ、タイヤ内温度データ及びIDコードを含む送信データを、通信回路45に出力する。通信回路45は、センサユニットコントローラ41からの送信データを変調して送信信号を生成し、送信信号を通信用アンテナ46から無線送信する。本実施形態において、出力条件は、所定時間が経過したことであり、タイヤ空気圧又はタイヤ内温度が異常であると判定されたことでもよい。このように、センサユニット31は、タイヤ15の状態を検出するタイヤ状態検出装置として機能する。
図1に示すように、受信機ユニット60は、受信機ユニットコントローラ61、通信回路62及び通信アンテナ64を備えている。受信機ユニット60の受信機ユニットコントローラ61には、表示器63が接続されている。受信機ユニットコントローラ61はCPU及び記憶部(ROMやRAM等)を含むマイクロコンピュータ等よりなり、記憶部には受信機ユニット60の動作を統括的に制御するプログラムが記憶されている。通信回路62は、各センサユニット31から通信アンテナ64を通じて受信された信号(送信信号)を復調して、受信機ユニットコントローラ61に送る。
受信機ユニットコントローラ61は、通信回路62からの信号に基づき、送信元のセンサユニット31に対応するタイヤ15の状態(タイヤ空気圧及びタイヤ内温度)を特定する。受信機ユニットコントローラ61は、タイヤ15の状態に関する情報を表示器63に表示させる。
なお、本実施形態において、受信機ユニットコントローラ61は、通信回路62からの信号を受信した場合、受信したことを示す応答データを通信回路62に出力する。通信回路62は、受信機ユニットコントローラ61からの応答データを変調して応答信号(応答情報)を生成し、応答信号を通信アンテナ64から無線送信する。
一方、センサユニット31において、通信回路45は、受信機ユニット60からの応答信号を受信すると、その応答信号を復調して、応答データをセンサユニットコントローラ41に送る。センサユニットコントローラ41は、通信回路45からの応答データの受信結果に応じて、通信回路45の送信パラメータを変更することができる。なお、本実施形態における送信パラメータは、送信信号の送信頻度と送信信号の信号強度とである。
センサユニットコントローラ41の記憶部41bには、送信信号の送信間隔を示す送信間隔カウンタと、送信信号の送信強度を示す送信強度カウンタとが割り当てられている。センサユニットコントローラ41の記憶部41bには、送信間隔カウンタを増減させるための規定時間を示す値と、送信強度カウンタを増減させるための規定強度を示す値とが記憶されている。
センサユニットコントローラ41は、記憶部41bに割り当てられた送信間隔カウンタに値を設定し、その値を通信回路45に出力することにより、通信回路45からの送信信号の送信頻度を調整することができる。また、センサユニットコントローラ41は、記憶部41bに割り当てられた送信強度カウンタに値を設定し、その値を通信回路45に出力することにより、通信回路45からの送信信号の送信強度を調整することができる。なお、送信間隔カウンタ及び送信強度カウンタには、許容範囲(許容上限値及び許容下限値)が規定されており、許容範囲内で値が設定される。
センサユニットコントローラ41の記憶部41bには、応答期間内に応答データを受信しなかった回数を計数するための未受信カウンタが割り当てられている。センサユニットコントローラ41は、予め定められた応答期間内に応答データを受信しなかったという受信結果に応じて、送信信号の送信頻度を上昇させることができるとともに、送信信号の信号強度を上昇させることができる。つまり、送信信号が受信されなかったという受信結果によって、送信信号の送信について適切な送信パラメータに近づけるように調整することができる。
その一方で、センサユニットコントローラ41は、応答データを受信したという受信結果に応じて、送信信号の送信頻度を低下させることができる。つまり、送信信号が受信されたという受信結果によって、送信信号の送信についての消費電力を低減させることができる。
ここで、図3を参照して、センサユニットコントローラ41によって予め定めた周期で呼び出される送信パラメータ設定処理について説明する。
最初に、図3に示すように、センサユニットコントローラ41は、予め定められた応答期間内に応答信号(応答データ)を受信したかを判定する(ステップS11)。応答期間内に応答信号を受信したと判定された場合、センサユニットコントローラ41は、送信信号の送信頻度を低下させる処理を実行し(ステップS12)、ステップS19に移行する。この処理において、センサユニットコントローラ41は、記憶部41bに割り当てられた送信間隔カウンタから値を読み出し、その値から規定時間を示す値を減算し、その減算値を送信間隔カウンタに設定することとなる。
応答期間内に応答信号を受信したとは判定されなかった場合、センサユニットコントローラ41は、応答期間が経過したかを判定する(ステップS13)。つまり、センサユニットコントローラ41は、ステップS11において応答信号を受信していない場合に、ステップS13に移行するため、応答期間が経過しても応答信号を受信していないか判定することとなる。応答期間が経過したと判定された場合、センサユニットコントローラ41は、送信信号を受信しなかった未受信回数を計数する未受信カウント処理を実行する(ステップS14)。この処理において、センサユニットコントローラ41は、記憶部41bに割り当てられた未受信カウンタから値を読み出し、その値に「1」を加算した加算値を未受信カウンタに設定する。
そして、センサユニットコントローラ41は、未受信カウンタの値に基づいて、未受信回数が規定回数に達したかを判定する(ステップS15)。未受信回数が規定回数に達したと判定された場合、センサユニットコントローラ41は、送信信号の出力強度を上昇させる処理を実行し(ステップS16)、未受信カウンタを初期化し(ステップS17)、ステップS18に移行する。この処理において、センサユニットコントローラ41は、記憶部41bに割り当てられた送信強度カウンタから値を読み出し、その値から規定強度を示す値を加算し、その加算値を送信強度カウンタに設定することとなる。その一方で、未受信回数が規定回数に達したとは判定されなかった場合、センサユニットコントローラ41は、ステップS16を実行することなく、ステップS18に移行する。
ステップS18において、センサユニットコントローラ41は、送信信号の送信頻度を上昇させる処理を実行し、ステップS19に移行する。この処理において、センサユニットコントローラ41は、記憶部41bに割り当てられた送信間隔カウンタから値を読み出し、その値から規定時間を示す値を加算し、その加算値を送信間隔カウンタに設定することとなる。
また、ステップS13において、応答期間が経過したとは判定されなかった場合には、応答信号を受信していないが応答期間も経過しておらず、センサユニットコントローラ41は、ステップS14〜S17を実行することなく、ステップS19に移行する。
ステップS19において、センサユニットコントローラ41は、未受信カウンタが初期化されてから所定時間が経過したかを判定する。未受信カウンタが初期化されてから所定時間が経過したと判定した場合、センサユニットコントローラ41は、未受信カウンタを初期化し(ステップS20)、送信パラメータ設定処理を終了する。その一方で、未受信カウンタが初期化されてから所定時間が経過していないと判定した場合、センサユニットコントローラ41は、ステップS20を実行することなく、送信パラメータ設定処理を終了する。このように、未受信カウンタは、未受信回数が規定回数に達した場合又は所定周期で、初期化されることとなる。
次に、本実施形態のセンサユニット31の作用について、本実施形態とは異なる具体的な一例と対比して説明する。
図4(a)に示すように、本実施形態とは異なる具体的な一例では、送信信号の送信間隔(送信頻度)が一定の時間T1として、送信信号の送信強度が一定の強度A1としてそれぞれ規定されている。このように規定されていると、センサユニット31において、送信信号の応答信号が受信されなかった場合には、次の送信間隔で送信信号の再送信が可能となるが、センサユニット31や受信機ユニット60の設置環境によっては、信号の受信確率が低くなるおそれがあった。また、センサユニット31においては、受信機ユニット60に信号を適切に受信させるべく、送信信号の送信頻度及び送信強度を、最悪の環境を考慮した高い値に規定する必要があり、送信信号の送信についての消費電力が高くなるおそれがあった。
そこで、図4(b)及び図4(c)に示すように、本実施形態においては、送信信号の送信間隔及び送信強度が一定ではなく、応答信号の受信結果に応じて調整できるように構成されている。
図4(a)に示すように、送信信号の送信間隔が時間T1である場合において応答期間内に応答信号が受信されたときには、図4(b)に示すように、次回の送信信号の送信間隔が、時間T1よりも長い時間T2となる。送信信号の送信間隔が時間T2である場合において応答期間内に応答信号が受信されたときには、次回の送信信号の送信間隔が、時間T2よりも長い時間T3となる。送信信号の送信間隔が時間T3である場合において応答期間内に応答信号が受信されたときには、次回の送信信号の送信間隔が、時間T3よりも長い時間T4となる。
図4(c)に示すように、送信信号の送信間隔が時間T3である場合において応答期間内に応答信号が受信されなかったときには、次回の送信信号の送信間隔が、時間T3よりも短い時間T2となる。
また、送信信号の送信強度が強度A1である場合において応答期間内に応答信号が受信されなかった回数が規定回数に達したときには、次回の送信信号の送信強度が、強度A1よりも大きい強度A2となる。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)通信回路45は、受信機ユニット60における送信信号の受信についての応答信号を受信可能である。センサユニットコントローラ41は、応答信号の受信結果に応じて、通信回路45における送信信号の送信頻度及び送信強度を調整することができ、通信回路45におけるタイヤの状態に関する情報の無線送信をより適切に行うことができる。
具体的な一例としては、低温時やノイズの影響がある場合には、信号を受信し難い環境である。また、車輪13の位置(前輪及び後輪)や車種によっても、車輪13と受信機ユニット60との距離が異なり、センサユニット31と受信機ユニット60との距離によって信号の受信確率が異なってしまう。このような状況下においても、応答信号の受信結果に応じて、通信回路45における送信信号の送信頻度及び送信強度を調整することができ、通信回路45におけるタイヤの状態に関する情報の無線送信をより適切に行うことができる。
(2)センサユニットコントローラ41は、予め定めた応答期間内に応答信号が受信されなかったことに応じて、通信回路45における送信頻度及び送信強度を上昇させることができ、通信回路45におけるタイヤの状態に関する情報の無線送信をより受信し易くすることができる。
(3)その一方で、センサユニットコントローラ41は、予め定めた応答期間内に応答信号が受信されたことに応じて、通信回路45における送信頻度を低下させることができ、通信回路45の送信についての消費電力を低減させることができる。
特に、センサユニット31は、車輪13に設けられる関係上、車体に設けられる受信機ユニット60と比較して、容量の小さい電池47から電源供給されている。このため、センサユニット31を適切に動作させることができる期間を長くするためにも、センサユニット31の消費電力を低減することが望まれており、本実施形態においては、通信回路45の送信についての消費電力を低減させることができる。
(4)通信回路45は、極超短波の周波数帯域の信号が送受信可能であることにより、超短波の周波数帯域の信号を受信する場合よりも、通信回路45の送信についての消費電力が大きくなる。このような場合であっても、通信回路45における情報の送信を適切に調整することができるとともに、通信回路45の送信についての消費電力をより一層低減することができ、通信回路45におけるタイヤの状態に関する情報の無線送信をより適切に行うことができる。また、超極短波の周波数帯域の信号を用いて通信を行うことによって、超極短波の周波数帯域以外の信号を用いずに構成することができ、より簡素で安価に信号の送受信を実現することができる。
なお、実施形態は、以下のように変更してもよい。
○ センサユニット31は、応答信号の受信結果に応じて、次回の送信信号の送信契機から、送信パラメータを調整したが、これに限らず、例えば、今回の送信信号の送信契機から、送信パラメータを調整してもよく、次々回以降の送信信号の送信契機から、送信パラメータを調整してもよい。
○ センサユニット31は、応答期間内に応答信号を受信した回数が規定回数に達した場合に、送信信号の送信頻度を低下させてもよい。センサユニット31は、応答期間内に応答信号を受信しなかった回数が規定回数に達した場合に、送信信号の送信頻度を上昇させてもよい。
○ センサユニット31は、応答期間内に応答信号を受信しなかった回数が規定回数となった場合に、送信信号の送信強度を上昇させたが、このような規定回数としては、1回又は複数回の何れであってもよく、1回である場合、センサユニット31は、応答期間内に応答信号を受信しなかった回数を計数しなくてもよい。
○ センサユニット31は、応答期間内に応答信号を受信した回数が規定回数に達した場合に、送信信号の送信強度を低下させてもよい。また、このような規定回数としては、1回又は複数回の何れであってもよく、1回である場合、センサユニット31は、応答期間内に応答信号を受信しなかった回数を計数しなくてもよい。
○ センサユニット31は、応答期間内に応答信号を受信しなかったことに応じて、送信信号の送信頻度と送信信号の送信強度とを低下させてもよい。具体的な一例として、センサユニットコントローラ41は、応答期間内に応答信号を受信しなかった回数が所定回数に達した場合に、イグニッションオフ時であると判定し、送信信号の送信頻度と送信信号の送信強度とを低下させてもよい。このような場合、加速度センサ44を備えない構成であってもよい。また、所定回数は、規定回数よりも大きい回数であることが好ましい。
○ 受信機ユニット60としては、例えば、車室内に置かれる携帯端末(例えばスマートフォン)やカーナビゲーション装置を代わりとしてもよく、もちろん、車室外の携帯端末などを代わりとしてもよい。つまり、センサユニット31と通信可能な装置であれば、その種類及び位置を問わない。
○ センサユニット31は、初期化条件の成立により、送信信号の送信頻度と送信信号の送信強度とを初期化してもよい。具体的な一例としては、所定時間(例えば10分間など)に亘って車両10が停止中であると判定された場合に、送信信号の送信強度が初期化されてもよく、車両10が停止中であるか走行中であるかに拘わらず、単純に、所定時間の経過により、送信信号の送信強度が初期化されてもよい。この場合、例えば、移動体である携帯端末の位置による影響や、外環境の変化(具体的には雨や山登り等の急激な温度変化)などに依存せず、処理をやり直すことができる。
○ センサユニット31は、所定周期で未受信カウンタを初期化したが、これに限らず、例えば、所定時間(例えば10分間など)に亘って車両10が停止中であると判定された場合に、未受信カウンタが初期化されてもよい。また、例えば、応答信号が一回又は複数回受信されたことを契機として、未受信カウンタが初期化されてもよい。
○ 受信機ユニット60は、送信信号を受信した受信強度を特定し、送信信号を受信したこととその受信強度とを示す応答信号を送信してもよい。また、受信機ユニット60は、送信信号を受信した受信回数を特定し、送信信号を受信したこととその受信回数とを示す応答信号を送信してもよい。つまり、センサユニット31は、受信機ユニット60により送信信号が受信された受信強度や受信回数に応じて、送信パラメータを設定してもよい。
○ センサユニット31は、例えば応答期間内における応答信号の連続受信回数など、応答信号の受信結果に応じて、送信パラメータを変化させてもよい。具体的な一例として、連続受信回数が所定回数に達した場合に、所定時間を待たずに送信間隔が短くなるなってもよい。また、応答信号の受信結果に応じて、送信パラメータの変化量を異ならせてもよい。具体的な一例として、連続受信回数が第1回数に達した場合に、送信間隔が第1時間だけ短くなる一方で、連続受信回数が第1回数よりも大きい第2回数に達した場合に、送信間隔が第1時間よりも長い第2時間だけ短くなってもよい。
○ センサユニット31は、送信パラメータとして送信信号の送信頻度と送信信号の送信強度との少なくとも何れかを調整可能としてもよい。
○ センサユニット31は、送信回路と受信回路とを別体で設けてもよく、送信回路と受信回路とで用いる周波数帯域が異なってもよい。受信機ユニット60も、送信回路と受信回路とを別体で設けてもよく、送信回路と受信回路とで用いる周波数帯域が異なってもよい。
○ センサユニット31は、極超短波の周波数帯域の電波を用いて送信信号を送信したが、極超短波以外の周波数帯域の電波を用いて送信信号を送信してもよい。受信機ユニット60も、極超短波以外の周波数帯域の電波を用いて送信信号を送信してもよい。
○ センサユニット31は、タイヤの状態として、タイヤ内の空気圧及び温度を検出したが、何れか一方であってもよく、タイヤの磨耗など、他の状態を検出してもよい。
○ センサユニット31は、4輪の車両におけるタイヤ15への適用に限定されるものではなく、1〜3輪、5輪以上など4輪以外の車両におけるタイヤに適用してもよい。
○ タイヤ状態検出装置としてセンサユニット31が採用されたが、センサユニット31と受信機ユニット60との両方が採用されてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握することのできる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記制御部は、予め定めた応答期間内に前記受信部によって前記応答情報が受信された回数が規定回数となった場合に、前記送信部における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを低下させることを特徴とする。
(ロ)前記状態検出部、前記送信部、前記受信部及び前記制御部を有する送信装置と、前記送信機の前記送信部からの無線送信される情報を受信するとともに、当該情報の受信結果についての応答情報を無線送信する受信装置と、を備えたことを特徴とする。
(ハ)前記制御部は、予め定めた応答期間内に前記受信部によって前記応答情報が受信されなかった連続回数が所定回数となった場合に、前記送信部における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを低下させることを特徴とする。
10…車両、13…車輪、14…車両用ホイール、15…タイヤ、30…タイヤ状態監視装置、31…センサユニット、41…センサユニットコントローラ、42…圧力センサ、43…温度センサ、44…加速度センサ、45…通信回路、47…電池、60…受信機ユニット。

Claims (4)

  1. 車両の車輪に装着されるタイヤ状態検出装置であって、
    タイヤの状態を検出する状態検出部と、
    前記状態検出部によって検出された情報を無線送信する送信部と、
    外部機器から無線送信された情報を受信可能な受信部と、
    前記送信部及び前記受信部の制御を行う制御部と、を備え、
    前記受信部は、前記送信部によって無線送信された情報の受信についての応答情報を受信可能であり、
    前記制御部は、前記受信部による前記応答情報の受信結果に応じて、前記送信部における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを調整するタイヤ状態検出装置。
  2. 前記制御部は、予め定めた応答期間内に前記受信部によって前記応答情報が受信されなかったことに応じて、前記送信部における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを上昇させる請求項1に記載のタイヤ状態検出装置。
  3. 前記制御部は、予め定めた応答期間内に前記受信部によって前記応答情報が受信されたことに応じて、前記送信部における送信頻度及び送信強度の少なくとも何れかを低下させる請求項1又は請求項2に記載のタイヤ状態検出装置。
  4. 前記送信部は、極超短波の周波数帯域の信号を送信可能であり、
    前記受信部は、極超短波の周波数帯域の信号を受信可能である請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のタイヤ状態検出装置。
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