JP6107985B2 - 逆浸透膜装置の前処理方法及び水処理装置 - Google Patents

逆浸透膜装置の前処理方法及び水処理装置 Download PDF

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Description

本発明は逆浸透膜(RO膜)装置の前処理方法に係り、詳しくは、酸化剤を含む水に酸化性薬品を添加してRO膜処理するに当たり、還元剤を添加して残留酸化剤によるRO膜の膜劣化を防止すると共に、添加した還元剤による酸化性薬品の分解を防止して酸化性薬品による処理効果を有効に得るRO膜装置の前処理方法に関する。
本発明はまた、この前処理方法を適用した水処理装置に関する。
工業用水、市水、井水、河川水、湖沼水、工場廃水などを水処理して純水等を製造する手段として、RO膜装置が広く利用されている。この場合、これらの被処理水に含まれる微生物によるバイオファウリングを抑制するために、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリウム等の塩素系酸化剤や、過酸化水素、オゾン等の酸化剤が被処理水に添加される。また、電極を使用して塩素を生成させることも行われている。
酸化剤はまた、RO膜処理の前処理として、被処理水中の鉄やマンガンを酸化して濾過装置で除去するために添加される場合もある。
酸化剤を添加した水をRO膜処理すると、残留酸化剤によりRO膜が酸化劣化を受ける。このため、従来、RO膜装置の前段に活性炭塔を設置して塩素等の残留酸化剤を除去するか(特許文献1)、RO膜装置の前段で亜硫酸水素ナトリウムや亜硫酸ナトリウムなどの還元剤を添加して塩素を分解除去する(特許文献2)等の処理がなされている。
ただし、活性炭塔を設置した場合、塔内でバイオファウリングが発生して後段装置を汚染することがある、イニシャルコストがかかる、などの欠点があり、一般的には還元剤の添加による残留酸化剤の分解除去が行われている。
この場合、被処理水の水質の変動に応じて残留酸化剤の濃度も異なるものとなることから、残留酸化剤を完全に除去してRO膜劣化を確実に防止するために、通常、還元剤は残留酸化剤の反応当量よりも多く添加される。
また、RO膜処理では、被処理水に含まれる濁質や有機物によるRO膜の汚染(ファウリング)を防止するために、被処理水に2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(Cl−MIT)と2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(MIT)の混合物(ダウ・ケミカル社製 商品名「ケーソンWT」)、アンモニアクロラミン、クロロスルファミン酸、安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤(オルガノ(株)製 商品名「オルパージョン E266シリーズ」、Nalco社製 商品名「スタブレックス」)などの酸化性薬品が添加される場合がある。
なお、酸化剤とは、次亜塩素酸ナトリウム等の、対象物質を酸化するために使用する薬品であるのに対して、酸化性薬品は、上記ケーソンWT等のように酸化力を持つが使用目的が酸化に限られない薬品であり、両者は区別される。より具体的には、pH7.0,20℃において、亜硝酸イオンに当量添加したときに酸化還元反応する物質(強酸化剤)を「酸化剤」と定義し、同条件で酸化還元反応しない物質(弱酸化剤)を「酸化性薬品」と定義する。
従って、上記の酸化剤と酸化性薬品を併用する場合は、例えば、被処理水に酸化剤を添加した後、凝集、濾過する前処理を行い、その後過剰量の還元剤を添加して残留酸化剤を分解除去し、次いで酸化性薬品を添加してRO膜処理することが行われる。しかし、このように、残留酸化剤の除去のために過剰量の還元剤を添加し、その後酸化性薬品を添加すると、余剰の還元剤と酸化性薬品とが反応して酸化性薬品が分解除去され、酸化性薬品の有効成分濃度が低下するため、酸化性薬品の添加量に見合う効果が得られない、目的の効果を得るために、還元剤による分解除去分を加算して酸化性薬品添加量を多くする必要がある、という問題がある。
特開平10−337563号公報 特開平7−308671号公報
本発明は上述した事情に鑑み、酸化剤を含む水に酸化性薬品を添加してRO膜処理するに当たり、還元剤を添加して残留酸化剤によるRO膜の膜劣化を防止すると共に、添加した還元剤による酸化性薬品の分解を防止して酸化性薬品による水処理効果を有効に得るRO膜装置の前処理方法と水処理装置を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく、RO膜処理に影響しない新規の還元剤を提供するべく鋭意検討を行った結果、亜硝酸及び/又はその塩が最適であることを見出した。即ち、亜硝酸及び/又はその塩は、塩素等の残留酸化剤を還元除去すると共に、余剰分が残留しても、実用的な使用濃度では、DBNPA、Cl−MITとMITの混合物(商品名「ケーソン」)、アンモニアクロラミン、クロロスルファミン酸、安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤(オルガノ(株)製 商品名「オルパージョン E266シリーズ」、Nalco社製 商品名「スタブレックス」)等の酸化性薬品と酸化還元反応を生じることはなく、これらの酸化性薬品を還元除去して有効成分濃度を低減させることはない。
本発明はこのような知見に基づいて達成されたものであり、以下を要旨とする。
[1] 下記(1)に定義される酸化剤を含む水を逆浸透膜装置で逆浸透膜処理する際の前処理方法であって、
該酸化剤を含む水に、亜硝酸及び/又はその塩を添加して該酸化剤を還元除去し、該亜硝酸及び/又はその塩添加後の水に、下記(2)に定義される酸化性薬品を添加することを特徴とする逆浸透膜装置の前処理方法。
(1) 酸化剤:pH7.0,20℃において、亜硝酸イオンに当量添加したときに酸化還元反応する物質(強酸化剤)
(2) 酸化性薬品:pH7.0,20℃において、亜硝酸イオンに当量添加したときに酸化還元反応しない物質(弱酸化剤)
] []において、前記亜硝酸及び/又はその塩添加後の水に、亜硝酸及び/又はその塩とは異なる還元剤を、該水中に残留する酸化剤の当量以上添加した後、前記酸化性薬品を添加することを特徴とする逆浸透膜装置の前処理方法。
] []又は[]において、前記酸化性薬品がクロロスルファミン酸、クロロスルファミン酸の塩、及び安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする逆浸透膜装置の前処理方法。
] []又は[]において、前記亜硝酸及び/又はその塩とは異なる還元剤が亜硫酸水素塩、亜硫酸塩、及びチオ硫酸塩から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする逆浸透膜装置の前処理方法。
[5] 下記(1)に定義される酸化剤を含む水を逆浸透膜処理する水処理装置において、該酸化剤を含む水に亜硝酸及び/又はその塩を添加する還元剤添加手段と、亜硝酸及び/又はその塩添加後の水に、下記(2)に定義される酸化性薬品を添加する酸化性薬品添加手段と、酸化性薬品が添加された水を逆浸透膜処理する逆浸透膜装置とを備えてなることを特徴とする水処理装置。
(1) 酸化剤:pH7.0,20℃において、亜硝酸イオンに当量添加したときに酸化還元反応する物質(強酸化剤)
(2) 酸化性薬品:pH7.0,20℃において、亜硝酸イオンに当量添加したときに酸化還元反応しない物質(弱酸化剤)
本発明によれば、酸化剤を含む水に酸化性薬品を添加してRO膜処理するに当たり、還元剤を添加して残留酸化剤によるRO膜の膜劣化を防止すると共に、添加した還元剤による酸化性薬品の分解を防止して酸化性薬品による水処理効果を有効に得ることが可能となる。
本発明の水処理装置の実施の形態を示す系統図である。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下において、RO膜で処理する被処理水を「給水」と記載する場合がある。
本発明においては、塩素等の酸化剤を含む水をRO膜処理するに当たり、酸化剤を還元除去するための還元剤として、亜硫酸水素ナトリウムや亜硫酸ナトリウムなどの従来の還元剤に代えて、亜硝酸及び/又はその塩(以下「亜硝酸(塩)」と称す場合がある。)を添加する。
本発明において、RO膜は、NF膜(Nanofiltration Membran)を含む広義のRO膜であり、その素材は限定されず、酢酸セルロース系ポリマー、ポリアミド、ポリエステル、ポリイミド、ビニルポリマーなどの高分子素材が一般的に使用される。RO膜モジュールの形式等にも特に制限はない。
本発明で用いる亜硝酸塩としては、亜硝酸ナトリウムが代表的であるが、亜硝酸カリウム、亜硝酸カルシウム、亜硝酸マグネシウム、亜硝酸アルミニウムなども用いることもできる。亜硝酸(塩)は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
亜硝酸(塩)の使用形態としては、水溶液が一般的であるが、その他の溶媒又は分散媒体、水処理用高分子化合物、スケール防止剤、スライムコントロール剤など、他の成分を配合して製剤化して用いてもよい。取り扱い性の面から、亜硝酸(塩)の使用形態は水溶液等の液状とすることが好ましい。
亜硝酸(塩)を製剤化して用いる場合、亜硝酸(塩)含有製剤の亜硝酸(塩)の含有割合は特に限定されないが、亜硝酸イオンとして5〜43質量%が好ましく、10〜38質量%がさらに好ましい。かかる範囲で亜硝酸(塩)を配合すれば、亜硝酸(塩)製剤の容積を小さくし、かつ安定性が良いという点で好適である。
亜硝酸(塩)は、塩素等の酸化剤を含有する給水であれば、特にその添加工程又は添加場所は限定されない。当該給水に、亜硝酸(塩)を添加することで塩素等の酸化剤を還元し、かつ亜硝酸(塩)の剰余により後段で添加される酸化性薬品がほとんど還元されることはないという効果を発現する。
給水に含まれる酸化剤の種類や使用形態には特に制限はない。酸化剤としては塩素が代表的であるが、過酸化水素、二酸化塩素、亜塩素酸及び/又はその塩、次亜塩素酸及び/又はその塩、オゾン、電極を使用して生成した塩素なども用いることができる。これら酸化剤についても、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
亜硝酸(塩)の添加量は、給水中の残留酸化剤量の反応当量以上であるが、反応当量の2〜3倍、特には酸化剤の残留を確実に防止するために3〜5倍とすることが好ましい。
亜硝酸(塩)を添加して給水中の酸化剤と反応させる場合、条件によっては、当量以上の添加でも酸化剤が微量に残留することがある。この場合には、RO膜装置の前工程で、亜硫酸水素ナトリウムなどの反応性のよい従来の還元剤を第二還元剤として、酸化剤残留量に対して反応当量以上、好ましくは反応当量の2〜3倍、特には酸化剤の残留を確実に防止するために3〜5倍添加してもよい。
前述の通り、第二還元剤として添加する亜硫酸水素ナトリウム等の従来の還元剤は、酸化性薬品を還元してその有効成分濃度を低減するものであるが、第一還元剤として亜硝酸(塩)を添加した後の酸化剤の残留量は微量であるため、その後に追加で添加する亜硫酸水素ナトリウムなどの第二還元剤添加率も少量となる。このため、第二還元剤が残留した場合でも、還元される酸化性薬品の量は微量であり、亜硫酸水素ナトリウムの有効成分濃度の低下を抑えることができる。
第二還元剤としては、亜硫酸水素ナトリウム等の亜硫酸水素塩、亜硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム等のチオ硫酸塩などの1種又は2種以上を用いることができる。
亜硝酸(塩)の添加量、或いは第一還元剤としての亜硝酸(塩)と第二還元剤の添加量は、具体的には以下の通りである。
給水中の酸化剤濃度は、JIS K 0400−33−10: 1999 N,N−ジエチル−1,4−フェニレンジアミンを用いるDPD法により塩素質量濃度として表記される。
亜硝酸(塩)として亜硝酸ナトリウムを用いる場合、遊離塩素1gに当量反応する亜硝酸ナトリウムは1.0g(亜硝酸イオンとして0.67g)であるが、実使用時は安全を見て、この2倍程度を添加することが好ましい。酸化剤が塩素以外の場合も、上記DPD法による全塩素1gに対して亜硝酸ナトリウムとしては1.0g(亜硝酸イオンとして0.67g)が反応当量となる。
給水のpH条件によっては、この時遊離塩素が微量残留することがあるので、反応性の良い第二還元剤を添加する。この場合、第二還元剤の反応当量は、遊離塩素1gに対し、亜硫酸水素ナトリウムは1.5g、亜硫酸ナトリウムは1.8g、チオ硫酸ナトリウムは2.2gである。
本発明で用いる亜硝酸(塩)は、酸化剤との反応性が低く、酸化剤を殆ど消失させることがないことから、本発明は特に、還元剤添加後に酸化性薬品を添加するRO膜処理に好適である。前述の通り、酸化剤とは、次亜塩素酸ナトリウム等の、対象物質を酸化するために使用する薬品であるのに対して、酸化性薬品は、上記ケーソンWT等のように酸化力を持つが使用目的が酸化に限られない薬品であり、両者は区別される。より具体的には、pH7.0,20℃において、亜硝酸イオンに当量添加したときに酸化還元反応する物質(強酸化剤)を「酸化剤」と定義し、同条件で酸化還元反応しない物質(弱酸化剤)を「酸化性薬品」と定義する。
酸化性薬品としては、RO膜のファウリングを防止するための酸化性薬品として一般的に用いられている2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(Cl−MIT)、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(Cl−MIT)と2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(MIT)の混合物(ダウ・ケミカル社製 商品名「ケーソンWT」)、アンモニアクロラミン、クロロスルファミン酸及び/又はその塩、安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤(オルガノ(株)製 商品名「オルパージョン E266シリーズ」、Nalco社製 商品名「スタブレックス」)などが挙げられる。これらは、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
給水に酸化性薬品を添加する場合、その添加量は、用いる酸化性薬品の種類、給水の水質やRO膜処理条件によっても異なるが、通常全塩素換算の添加量で0.01〜50mg/L程度である。より具体的には、クロロスルファミン酸ナトリウムであれば、全塩素換算の添加量で通常0.1〜10mg/L、好ましくは0.5〜3mg/L程度である。安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤(オルガノ(株)製 商品名「オルパージョン E266シリーズ」、Nalco社製 商品名「スタブレックス」)の添加量は全塩素換算で0.01〜3mg/L、好ましくは0.02〜0.2mg/Lである。また、全塩素として検出されないCl−MITの添加量は通常0.01〜0.5mg/L、好ましくは0.03〜0.15mg/L程度である。DBNPAの添加量は全塩素換算で通常0.1〜10mg/L、好ましくは0.2〜6mg/L程度である。
本発明によれば、残留酸化剤の還元除去のために添加される亜硝酸(塩)が、これらの酸化性薬品との反応性が殆どないために、添加した酸化性薬品の効果を最大限に発揮させることができる。従って、酸化性薬品の添加量を抑えて薬品コストを低減することができる。
給水に酸化剤を添加した後、亜硝酸(塩)、或いは第一還元剤としての亜硝酸(塩)と第二還元剤を添加し、更に酸化性薬品を添加してRO膜処理する本発明の水処理装置の実施形態の一例を図1に具体的に示す。
図1(a),(b)では、原水槽1内の原水は、濾過装置2で濾過され、濾過処理水は濾過処理水槽3、保安フィルター4を経てRO膜装置5でRO膜処理され、処理水が取り出される。
図1(a)の実施形態では、原水槽1から濾過装置2に原水が送給される配管に酸化剤が添加され、保安フィルター5の後段のRO膜装置6の入口で、亜硝酸(塩)が添加された後、酸化性薬品が添加される。
また、図1(b)の実施形態では、保安フィルター5の後段のRO膜装置6の入口で、亜硝酸(塩)が第一還元剤として添加され、次いで亜硫酸水素ナトリウム等の第二還元剤が添加された後、酸化性薬品が添加される。
ただし、各薬品の添加順序が上記の通りであれば、その添加場所には特に制限はなく、例えば、濾過装置2の入口側や出口側で添加してもよい。各薬品は異なる場所に添加されてもよい。
図1(a),(b)は、本発明の水処理装置の実施形態の一例であって、本発明は何ら図示の装置に限定されるものではない。
酸化剤は、亜硝酸(塩)を添加する給水に含まれていればよく、既に前工程で酸化剤を含有するものであれば、本発明のRO膜装置の前処理方法及び水処理装置は、酸化剤添加工程或いは酸化剤添加手段を必須とするものではない。
本発明のRO膜装置の前処理方法を、処理対象となる給水の水質を管理するための装置(例えば、パーソナルコンピュータ等)におけるCPU等を含む制御部によって実施することも可能である。また、本発明のRO膜装置の前処理方法を、記録媒体(不揮発性メモリ(USBメモリ等)、HDD、CD等)等を備えるハードウェア資源にプログラムとして格納し、前記制御部によって実施することも可能である。当該制御部によって、給水に還元剤として亜硝酸(塩)、或いは第一還元剤としての亜硝酸(塩)及び第二還元剤を添加制御する水処理システムを構築することも可能である。
以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
以下の実施例及び比較例において、RO膜の給水としては、栃木県下都賀郡野木町の水道水を活性炭で脱塩素処理したもの(以下、「脱塩素町水」と記載する。)を用い、実験はいずれもpH7.0、温度20℃で行った。
また、添加試薬としては以下のものを用い、残留塩素の測定には、HACH社製ポケット残留塩素計「HACH2470」を用いた。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液(有効塩素12%、旭硝子(株)製)
亜硝酸ナトリウム(キシダ化学(株)製)
亜硫酸水素ナトリウム(キシダ化学(株)製)
亜硫酸ナトリウム(キシダ化学(株)製)
チオ硫酸ナトリウム(キシダ化学(株)製)
クロロスルファミン酸ナトリウム(栗田工業(株)製)
Cl−MIT(栗田工業(株)製)
DBNPA(ダウケミカル日本(株)製)
臭化ナトリウム(キシダ化学(株)製)
スルファミン酸(別名アミド硫酸)(キシダ化学(株)製)
水酸化ナトリウム(キシダ化学(株)製)
次亜臭素酸ナトリウム溶液(有効臭素5%)(キシダ化学(株)製)
また、実施例及び比較例の結果を示す表中、添加薬品は以下の略号で記載した。
Figure 0006107985
[実施例1〜6]
<酸化剤の添加>
仕込み遊離塩素添加率が表2の数値になるように濃度調整して希釈した次亜塩素酸ナトリウム希釈液1gを、脱塩素町水99gに添加した。
<第一還元剤の添加>
その後、仕込み亜硝酸ナトリウム添加率が表2の数値になるように濃度調整して希釈した亜硝酸ナトリウム水溶液1gを、これに添加した。この溶液から試料を採取し、直ちに遊離塩素濃度を測定した。結果を表2に示す。
<第二還元剤の添加>
実施例1、2、6では、上記第一還元剤の添加後、仕込み亜硫酸水素ナトリウム添加率が表2の数値になるように濃度調整して希釈した亜硫酸水素ナトリウム水溶液1gを更に添加した。
この溶液から試料を採取し、直ちに遊離塩素濃度を測定した。結果を表2に示す。
実施例3、4、5では、この工程を行わず、次の酸化性薬品の添加を行った。
<酸化性薬品の添加>
その後、仕込み全塩素添加率(全塩素換算の添加率)が表2の数値になるように濃度調整して希釈したクロロスルファミン酸ナトリウム水溶液1gを更に添加した。この溶液から試料を採取し、直ちに全塩素濃度を測定した。結果を表2に示す。
Figure 0006107985
表2より次のことが分かる。
亜硝酸ナトリウムを遊離塩素に対して1.2倍以上添加すると遊離塩素は大部分が消失し、残留した遊離塩素があっても第二還元剤(実施例1、2、6では亜硫酸水素ナトリウム)を0.1〜0.15mg/Lという微小量添加することで遊離塩素濃度未検出のレベルまで低減させることができる。
また、これらの反応後に酸化性薬品であるクロロスルファミン酸ナトリウムを添加しても、仕込み濃度と同じ濃度が検出されたことから、残留した亜硝酸ナトリウムはクロロスルファミン酸ナトリウムと酸化還元反応を生じなかったことが確認できた。
[実施例7、8]
仕込み添加率が表3の数値になるように濃度調整して希釈したCl−MIT希釈液1gを、脱塩素町水99gに添加した。その後、仕込み亜硝酸ナトリウム添加率が表3の数値になるように濃度調整して希釈した亜硝酸ナトリウム水溶液1gをこれに添加した。この溶液について、液体クロマトグラフィー法でCl−MIT濃度を測定した。結果を表3に示す。
[比較例1〜4]
仕込み添加率が表3の数値になるように濃度調整して希釈したCl−MIT希釈液1gを、脱塩素町水99gに添加した。その後、仕込み添加率が表3の数値になるように濃度調整して希釈した亜硫酸水素ナトリウムまたは亜硫酸ナトリウム水溶液1gをこれに添加した。この溶液について、液体クロマトグラフィー法でCl−MIT濃度を測定した。結果を表3に示す。
Figure 0006107985
表3より次のことが分かる。
Cl−MITに対し、亜硝酸ナトリウムを600〜700倍添加しても、Cl−MITは仕込み濃度と同じ濃度が検出された。つまり亜硝酸ナトリウムはCl−MITを還元分解することはない。これに対して、亜硫酸水素ナトリウムまたは亜硫酸ナトリウムは約170倍の添加でCl−MITが消失した。
[実施例9〜11]
仕込み全塩素添加率(全塩素換算の添加率)が表4の数値になるように濃度調整して希釈したクロロスルファミン酸ナトリウム水溶液1gを、脱塩素町水99gに添加した。その後、仕込み亜硝酸ナトリウム添加率が表4の数値になるように濃度調整して希釈した亜硝酸ナトリウム水溶液1gをこれに添加した。この溶液について、直ちに全塩素濃度を測定した。結果を表4に示す。
[比較例5〜10]
仕込み全塩素添加率(全塩素換算の添加率)が表4の数値になるように濃度調整して希釈したクロロスルファミン酸ナトリウム水溶液1gを、脱塩素町水99gに添加した。その後、仕込み添加率が表4の数値になるように濃度調整して希釈した亜硫酸水素ナトリウムまたは亜硫酸ナトリウム水溶液1gをこれに添加した。この溶液について、直ちに全塩素濃度を測定した。結果を表4に示す。
Figure 0006107985
表4より次のことが分かる。
クロロスルファミン酸ナトリウムに対し、亜硝酸ナトリウムを添加した場合は、仕込み濃度と同じ濃度が検出されたが、亜硫酸水素ナトリウムまたは亜硫酸ナトリウムは当量程度の添加でクロロスルファミン酸ナトリウムの有効成分がすべて消失した。
[実施例12〜14]
仕込み全塩素添加率(全塩素換算の添加率)が表5の数値になるように濃度調整して希釈したDBNPA水溶液1gを、脱塩素町水99gに添加した。その後、仕込み添加率が表5の数値になるように濃度調整して希釈した亜硝酸ナトリウム水溶液1gをこれに添加した。この溶液について、直ちに全塩素濃度を測定した。DBNPAの有効成分濃度はDPD法による全塩素濃度として測定できる。結果を表5に示す。
[比較例11〜16]
仕込み全塩素添加率(全塩素換算の添加率)が表5の数値になるように濃度調整して希釈したDBNPA水溶液1gを、脱塩素町水99gに添加した。その後、仕込み添加率が表5の数値になるように濃度調整して希釈した亜硫酸水素ナトリウムまたは亜硫酸ナトリウム水溶液1gをこれに添加した。この溶液について、直ちに全塩素濃度を測定した。結果を表5に示す。
Figure 0006107985
表5より次のことが分かる。
DBNPAに対し、亜硝酸ナトリウムを添加した場合は、仕込み濃度と同じ濃度が検出されたが、亜硫酸水素ナトリウムまたは亜硫酸ナトリウムは反応当量の1.2倍程度の添加でDBNPAの有効成分がすべて消失した。
[比較例17〜22]
仕込み全塩素添加率(全塩素換算の添加率)が表6の数値になるように濃度調整して希釈したクロロスルファミン酸ナトリウム水溶液1gを、脱塩素町水99gに添加した。その後、仕込み添加率が表6の数値になるように濃度調整して希釈したチオ硫酸ナトリウム水溶液1gをこれに添加した。この溶液について、直ちに全塩素濃度を測定した。結果を表6に示す。
なお、表6には、チオ硫酸ナトリウムの添加で消失したクロロスルファミン酸ナトリウムの全塩素換算の濃度を併記する。
Figure 0006107985
表6よりクロロスルファミン酸ナトリウムに対しチオ硫酸ナトリウムを添加した場合は、当量の1.3倍以上の添加で、クロロスルファミン酸ナトリウムの仕込み量の50%以上が消失することが分かる。
[実施例15〜17、比較例23〜28]
<安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤Iの調製>
以下の手順で安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤Iを調製した。
(1) 臭化ナトリウムを純水で溶解し45重量%濃度の溶液を調製した。
(2) 水酸化ナトリウムを純水で溶解し48重量%濃度の溶液を調製した。
(3) 42.4gの次亜塩素酸ナトリウム水溶液と20.5gの45重量%臭化ナトリウム水溶液を混合した。
(4) 13.5gの純水と13.8gの48重量%水酸化ナトリウム水溶液を混合して70℃に加温し、9.6gのスルファミン酸を添加して完全に溶解させた。
(5) (4)の温度を50℃以上に維持したまま、これに(3)を添加し充分に混合した。
<実施例15〜17>
仕込み全塩素添加率(全塩素換算の添加率)が表7の数値になるように濃度調整して希釈した安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤Iの1gを脱塩素町水99gに添加した。その後、仕込み添加率が表7の数値になるように濃度調整して希釈した亜硝酸ナトリウム水溶液1gをこれに添加した。この溶液について、直ちに全塩素濃度を測定した。安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤Iの有効成分濃度はDPD法による全塩素濃度として測定できる。結果を表7に示す。
<比較例23〜28>
仕込み全塩素添加率(全塩素換算の添加率)が表7の数値になるように濃度調整して希釈した安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤Iの1gを脱塩素町水99gに添加した。その後、仕込み添加率が表7の数値になるように濃度調整して希釈した亜硫酸水素ナトリウムまたは亜硫酸ナトリウム水溶液1gをこれに添加した。この溶液について、直ちに全塩素濃度を測定した。結果を表7に示す。
Figure 0006107985
[実施例18〜20、比較例29〜34]
<安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤IIの調製>
以下の手順で安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤IIを調製した。
(1) 水酸化ナトリウムを純水で溶解し48重量%濃度の溶液を調製した。
(2) 13.5gの純水と13.8gの48重量%水酸化ナトリウム水溶液を混合して70℃に加温し、9.6gのスルファミン酸を添加して完全に溶解させた。
(3) (2)の温度を50℃以上に維持したまま、これに62.9gの次亜臭素酸ナトリウム溶液を添加し充分に混合した。
<実施例18〜20>
仕込み全塩素添加率(全塩素換算の添加率)が表8の数値になるように濃度調整して希釈した安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤IIの1gを脱塩素町水99gに添加した。その後、仕込み添加率が表8の数値になるように濃度調整して希釈した亜硝酸ナトリウム水溶液1gをこれに添加した。この溶液について、直ちに全塩素濃度を測定した。安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤IIの有効成分濃度はDPD法による全塩素濃度として測定できる。結果を表8に示す。
<比較例29〜34>
仕込み全塩素添加率(全塩素換算の添加率)が表8の数値になるように濃度調整して希釈した安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤IIの1gを脱塩素町水99gに添加した。その後、仕込み添加率が表8の数値になるように濃度調整して希釈した亜硫酸水素ナトリウムまたは亜硫酸ナトリウム水溶液1gをこれに添加した。この溶液について、直ちに全塩素濃度を測定した。結果を表8に示す。
Figure 0006107985
表7,8から、酸化性薬品として安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤を用いた場合も、亜硝酸(塩)であれば、残留還元剤による酸化性薬品の分解を防止することができることが分かる。
以上の実施例及び比較例の結果から、残留酸化剤の還元除去のために添加する還元剤として、亜硝酸(塩)を用いた場合には、これが残留しても、その後に添加される酸化性薬品と酸化還元反応することなく、従って、酸化性薬品の添加効果が損なわれることはないことが分かる。
1 原水槽
2 濾過装置
3 濾過処理水槽
4 保安フィルター
5 RO膜装置

Claims (5)

  1. 下記(1)に定義される酸化剤を含む水を逆浸透膜装置で逆浸透膜処理する際の前処理方法であって、
    該酸化剤を含む水に、亜硝酸及び/又はその塩を添加して該酸化剤を還元除去し、該亜硝酸及び/又はその塩添加後の水に、下記(2)に定義される酸化性薬品を添加することを特徴とする逆浸透膜装置の前処理方法。
    (1) 酸化剤:pH7.0,20℃において、亜硝酸イオンに当量添加したときに酸化還元反応する物質(強酸化剤)
    (2) 酸化性薬品:pH7.0,20℃において、亜硝酸イオンに当量添加したときに酸化還元反応しない物質(弱酸化剤)
  2. 請求項1において、前記亜硝酸及び/又はその塩添加後の水に、亜硝酸及び/又はその塩とは異なる還元剤を、該水中に残留する酸化剤の当量以上添加した後、前記酸化性薬品を添加することを特徴とする逆浸透膜装置の前処理方法。
  3. 請求項1又は2において、前記酸化性薬品がクロロスルファミン酸、クロロスルファミン酸の塩、及び安定化次亜臭素酸系スライムコントロール剤よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする逆浸透膜装置の前処理方法。
  4. 請求項2又は3において、前記亜硝酸及び/又はその塩とは異なる還元剤が亜硫酸水素塩、亜硫酸塩、及びチオ硫酸塩から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする逆浸透膜装置の前処理方法。
  5. 下記(1)に定義される酸化剤を含む水を逆浸透膜処理する水処理装置において、該酸化剤を含む水に亜硝酸及び/又はその塩を添加する還元剤添加手段と、亜硝酸及び/又はその塩添加後の水に、下記(2)に定義される酸化性薬品を添加する酸化性薬品添加手段と、酸化性薬品が添加された水を逆浸透膜処理する逆浸透膜装置とを備えてなることを特徴とする水処理装置。
    (1) 酸化剤:pH7.0,20℃において、亜硝酸イオンに当量添加したときに酸化還元反応する物質(強酸化剤)
    (2) 酸化性薬品:pH7.0,20℃において、亜硝酸イオンに当量添加したときに酸化還元反応しない物質(弱酸化剤)
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