JP6105118B1 - 順番管理システム、管理サーバおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】来場者情報を確実に収集することができ、出展者および来場者にとって効率良く順番待ちを管理できる順番管理システム等を提供する。【解決手段】順番管理システムは、入場受付端末が取得した来場者情報を受信して来場者IDを発行し、来場者IDを入場受付端末に送信して識別コードを出力させる管理サーバと、出展者のブースに設置され、識別コードの読み取りを伴う新規の順番待ちの入力操作を受け付け、識別コードに対応する来場者ID及び出展者IDを送信する順番受付端末と、上記ブースに設置され、順番待ちのステータスの変更操作に応じたステータス変更情報を生成して来場者ID及び出展者IDと共に送信するステータス管理端末とを備え、管理サーバは順番受付端末から送信された来場者ID及び出展者IDをもとに新規の順番待ちの登録を行い、ステータス管理端末から送信されたステータス変更情報に基づいて順番待ちのステータスを変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、展示会や見本市等のイベント会場における顧客の順番待ちを管理する管理技術に関する。
従来、展示会や見本市等のイベント会場においては、来場者にネームホルダーを配り、自分の名刺を入れ、首にかけて会場内を回るように指示している。これにより、イベントへの出展者は、自身のブースを訪れた人が一般の来場者であるかまたは関係者であるかを識別することができ、来場者の名刺を収集することによって来場者の情報を収集する。
また、各ブースにおいては、来場者で混雑している場合に、来場者の入場制限や順番待ちの管理を個別に行っている。
イベント会場での来場者の情報収集に関する技術として、特許文献1には、携帯型装置を携帯したイベントの来場者が当該携帯型装置を操作してイベント関連情報を提示させながらイベントの提供を受け、イベントの提供者が携帯型装置から出力される操作内容情報を収集する操作内容情報管理システムが開示されている。
また、顧客の順番待ちに関する技術として、特許文献2には、金融機関での取引科目を顧客に選択させ、その取引科目に対応した伝票を印刷して発行する伝票発行端末を備えた窓口取引受け付けシステムが開示されている。
特開2002−230212号公報 特開2002−207885号公報
出展者には、ブースを訪れた来場者に案内や説明をしたりする他、展示物や配布物の管理をするなど、多くの業務がある。そのため、これらの業務に加えて来場者の順番待ちを管理することは大きな負担である。また、ブース内が混みあっている場合には、来場者から名刺を受け取ることができず、来場者情報の収集に漏れが生じることもある。また、来場者にとっては、個々のブースで並んで順番待ちをするのは効率が悪い。
本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、来場者情報を確実に収集することができ、且つ、出展者および来場者の双方にとって効率良く順番待ちを管理することができる順番管理システム、管理サーバおよびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様である順番管理システムは、入場受付端末とブース用端末と管理サーバとを含み、複数のブースが設けられた会場において、各ブースにおける来場者の順番待ちを管理する順番管理システムを含む。入場受付端末は、第1のエリアに備えられ、来場者から当該来場者に関する情報を受け付けて、前記管理サーバに送信する手段、を含む。管理サーバは、前記来場者に関する情報を格納する来場者情報データベースと、各ブースにおける前記来場者の順番待ちに関する情報を管理する順番管理データベースと、前記入場受付端末から前記来場者に関する情報を受信したことに応答して、前記来場者を識別するための来場者識別情報を発行し、受信した前記来場者に関する情報を当該来場者識別情報と関連付けて前記来場者情報データベースに登録する手段と、前記来場者識別情報に対応する識別コードを前記入場受付端末または前記来場者の有する来場者端末に出力させるために、前記来場者識別情報または前記識別コードを前記入場受付端末または前記来場者端末に送信する手段と、を含む。ブース用端末は、前記複数のブースの各々に備えられ、来場者から提示された識別コードを読み取り可能なリーダ装置と、前記リーダ装置により識別コードを読み取ることによって新規の順番待ちを受け付け、読み取られた前記識別コードに対応する来場者識別情報と、当該ブースの出展者を識別するための出展者識別情報とを含む順番待ちの登録情報を、前記管理サーバに送信する手段と、を含む。管理サーバは、さらに、前記複数のブース端末の各々から受信した前記登録情報を前記順番管理データベースに登録する手段と、前記順番管理データベースに基づいて、各ブースにおける前記来場者の順番待ちを管理する手段と、前記登録情報に含まれる来場者識別情報に関連付けて前記来場者情報データベースに登録されている前記来場者に関する情報を、前記前記登録情報に含まれる出展者識別情報により表される出展者に対して閲覧可能とする手段と、
を含むものである。
また、順番管理システムにおいて、順番管理データベースが管理する情報は、順番待ちのステータスに関する情報を含み、前記順番待ちのステータスは、順番が到来していないことを示す第1のステータスと、順番が到来して来場者を呼び出している最中であることを示す第2のステータスと、呼び出された来場者をブースに案内したことを示す第3のステータスと、を含み、前記管理サーバは、来場者の来場者識別情報と、該来場者が訪問したブースの出展者の出展者識別情報とを関連付けて登録する履歴情報データベースをさらに有し、前記ステータス管理部は、前記ステータス管理端末から受信したステータス変更情報が、前記順番待ちのステータスを前記第3のステータスに変更させる情報であった場合、当該ステータス変更情報に関する前記来場者識別情報および前記出展者識別情報を前記履歴情報データベースに登録してもよい。
また、ブース用端末は、前記リーダ装置による前記識別コードの読み取りを伴う入力操作を受け付けて、該識別コードに対応する来場者識別情報を、自身に登録された出展者識別情報と関連付けて前記管理サーバに送信する訪問受付機能をさらに備え、前記管理サーバは、前記ブース用端末から受信した前記来場者識別情報および前記出展者識別情報を前記履歴情報データベースに登録してもよい。
また、順番管理システムにおいて、前記管理サーバは、前記来場者識別情報をもとに前記順番管理データベースを検索することにより、当該来場者識別情報と関連付けられた順番待ちのステータスを抽出するステータス抽出部をさらに有してもよい。
また、順番管理システムにおいて、前記管理サーバは、前記出展者識別情報と関連付けられた来場者識別情報を前記履歴情報データベースから抽出し、抽出した前記来場者識別情報をもとに前記来場者情報データベースを検索することにより来場者情報を抽出する来場者情報抽出部をさらに有してもよい。
本発明の別の態様である管理サーバは、入場受付端末と複数のブース端末にネットワークを介して接続され、複数のブースが設けられた会場において、各ブースにおける来場者の順番待ちを管理する管理サーバを含む。入場受付端末は、第1のエリアに備えられ、来場者から当該来場者に関する情報を受け付けることを含む。ブース端末は、複数のブースの各々に備えられ、来場者から提示された識別コードを読み取り可能なリーダ装置と、前記リーダ装置により識別コードを読み取ることによって新規の順番待ちを受け付け、読み取られた前記識別コードに対応する来場者識別情報と、当該ブースの出展者を識別するための出展者識別情報とを含む順番待ちの登録情報を送信する手段とを含む。ここで、管理サーバは、前記来場者に関する情報を格納する来場者情報データベースと、各ブースにおける前記来場者の順番待ちに関する情報を管理する順番管理データベースと、前記入場受付端末から前記来場者に関する情報を受信したことに応答して、前記来場者を識別するための来場者識別情報を発行し、受信した前記来場者に関する情報を当該来場者識別情報と関連付けて前記来場者情報データベースに登録する手段と、前記来場者識別情報に対応する識別コードを前記入場受付端末または前記来場者の有する来場者端末に出力させるために、前記来場者識別情報または前記識別コードを前記入場受付端末または前記来場者端末に送信する手段と、前記複数のブース端末の各々から受信した前記登録情報を前記順番管理データベースに登録する手段と、前記順番管理データベースに基づいて、各ブースにおける前記来場者の順番待ちを管理する手段と、前記登録情報に含まれる来場者識別情報に関連付けて前記来場者情報データベースに登録されている前記来場者に関する情報を、前記前記登録情報に含まれる出展者識別情報により表される出展者に対して閲覧可能とする手段と、を含む。
本発明のさらに別の態様であるプログラムは、コンピュータに、入場受付端末から来場者に関する情報を受信したことに応答して、前記来場者を識別するための来場者識別情報を発行し、受信した前記来場者に関する情報を当該来場者識別情報と関連付けて前記来場者に関する情報を格納する来場者情報データベースに登録すること、前記来場者識別情報に対応する識別コードを前記入場受付端末または前記来場者の有する来場者端末に出力させるために、前記来場者識別情報または前記識別コードを前記入場受付端末または前記来場者端末に送信すること、複数のブース端末の各々から受信した、リーダ装置により識別コードを読み取ることによって受け付けられた順番待ちの登録情報を、各ブースにおける前記来場者の順番待ちに関する情報を管理する順番管理データベースに登録すること、前記順番管理データベースに基づいて、各ブースにおける前記来場者の順番待ちを管理すること、及び前記登録情報に含まれる来場者識別情報に関連付けて前記来場者情報データベースに登録されている前記来場者に関する情報を、前記前記登録情報に含まれる出展者識別情報により表される出展者に対して閲覧可能とすること、を実行させるものである。
本発明によれば、入場受付端末において取得された来場者情報を管理サーバに蓄積すると共に、この来場者情報を取得した際に発行される来場者識別情報に対応する識別コードをリーダ装置で読み取ることにより、各ブースにおける来場者の順番待ちの受付を行うので、来場者情報と来場者の順番待ちとを関連付けて管理することができる。従って、来場者情報を確実に収集することができ、且つ、出展者および来場者の双方にとって効率良く順番待ちを管理することが可能となる。
本発明の実施形態に係る順番管理システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る順番管理システムが適用されるイベント会場を例示した図である。 図1に示す入場受付端末、退場受付端末、ステージ用端末、および客用端末として使用されるタブレット端末の主要構成を示すブロック図である。 モード切換ウィンドウを例示した図である。 図1に示すブース用端末として使用されるタブレット端末の主要構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る管理サーバの主要構成を示すブロック図である。 来場者情報データベースに格納される情報を例示した図である。 出展者情報データベースに格納される情報を例示した図である。 順番管理データベースに格納されるステータス管理テーブルを例示した図である。 履歴情報データベースに格納される情報を例示した図である。 本発明の実施形態に係る順番管理システムにおける入場受付動作を示すシーケンス図である。 受付用端末に表示される入場受付画面を例示した図である。 伝票に印刷された入場受付券を例示した図である。 入場受付券を来場者端末の画面に表示させた例を示す図である。 本発明の実施形態に係る順番管理システムにおけるブース訪問受付動作を示すシーケンス図である。 訪問受付モードに設定されたブース用端末(訪問受付端末)に表示される訪問受付画面を例示した図である。 訪問受付端末に表示される訪問受付完了画面を例示した図である。 本発明の実施形態に係る順番管理システムにおける新規の順番待ち受付動作を示すシーケンス図である。 順番受付モードに設定されたブース用端末(順番受付端末)に表示される順番受付画面を例示した図である。 順番受付端末に表示される識別コード要求画面を例示した図である。 順番受付端末に表示される順番受付完了画面を例示した図である。 新規の順番待ちが追加されたステータス管理テーブルを例示した図である。 ステータス操作モードに設定されたブース用端末(ステータス管理端末)に表示されるステータス操作画面を例示した図である。 本発明の実施形態に係る順番管理システムにおける順番待ちのステータス変更動作を示すシーケンス図である。 ブース訪問情報が登録された履歴情報データベースを例示した図である。 本発明の実施形態に係る順番管理システムにおける予約動作を示すシーケンス図である。 ステージ用端末に表示される予約画面を例示した図である。 ステージ用端末に表示される予約受付画面を例示した図である。 ステージ用端末に表示される予約受付完了画面を例示した図である。 ステージ用端末に表示される警告画面を例示した図である。 ステージ用端末に表示される警告画面を例示した図である。 来場者ステータス情報を例示した図である。 出展者別の来場者リストを例示した図である。 退場受付端末に表示される退場受付画面を例示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態
本実施形態では、順番待ちを管理するイベント会場として、複数のブースやステージが設けられる展示会の会場施設を例に説明するが、これに限る趣旨ではなく、本発明に係る順番管理システムは、見本市、技術等の交流会、就職の合同説明会、コミックマーケット、学園祭など、会場に設けられた複数のブースや出店を来場者が巡回するあらゆる場面に適用可能である。
(1)実施形態の構成
図1は、本実施形態に係る順番管理システム1の概略構成を示す図である。また、図2は、この順番管理システム1が適用されるイベント会場を例示した図である。
図1に示す順番管理システム1は、イベント会場への来場者の順番待ちを管理するシステムである。同図に示すように、順番管理システム1は、本システム全体を管理する管理サーバ10と、この管理サーバ10と通信ネットワークNを介して接続された入場受付端末11と、退場受付端末12と、ブース用端末13と、ステージ用端末14と、客用端末15とを備える。また、この通信ネットワークNには、来場者が携帯する来場者端末16も随時接続される。
図2に示すように、イベント会場2の入口付近(第1のエリア)には入場受付3が設けられ、イベント会場2の出口付近には退場受付4が設けられている。また、イベント会場2内には、企業や団体等の出展者が出展する複数のブース5と、出展者やゲストが講演や発表等を行うためのステージ6と、コーナーテーブル7とが設けられている。図2においては、2つのステージ6が設けられており、各ステージ6の近傍には観覧者用の複数の椅子8が配置されている。
入場受付端末11は、入場受付3に1つ以上設置され、イベント会場2に入場する来場者の入場受付を行うための端末装置である。また、入場受付端末11には、入場を受け付けた旨の伝票(入場受付券)を印刷するプリンタを、有線または無線で接続してもよい。
退場受付端末12は、退場受付4に1つ以上設置され、イベント会場2から退場する来場者の退場受付を行うための端末装置である。
ブース用端末13は、各ブース5に1つ以上設置され、ブースを訪問する来場者の訪問や順番待ちを受け付けるための端末装置である。
ステージ用端末14は、各ステージ6の近傍に1つ以上設置され、ステージ6における講演や発表のスケジュールを表示すると共に、これらの講演や発表の観覧予約を受け付けるための端末装置である。なお、ブース用端末13とステージ用端末14をまとめて、会場用端末と総称する。
客用端末15は、各コーナーテーブル7に設置され、来場者に操作させることにより、当該来場者の順番待ち状況や当該来場者が訪問したブース5に関する情報等を表示するための端末装置である。
通信ネットワークNは、管理サーバ10、入場受付端末11、退場受付端末12、ブース用端末13、ステージ用端末14、および客用端末15の間で相互に情報を送受信可能な通信網を含む。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
入場受付端末11、退場受付端末12、ブース用端末13、ステージ用端末14、および客用端末15は、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、スマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)など、通信ネットワークNを介して他の通信機器とデータの授受が可能なあらゆる端末装置を利用することができる。本実施形態においては、タブレット端末に専用のアプリケーションをインストールし、このアプリケーションの実行中における動作モードを切り換えることにより、タブレット端末を、入場受付端末11、退場受付端末12、ブース用端末13、ステージ用端末14、または客用端末15として使用する。なお、これらの端末装置として使用されるタブレット端末は、同一機種であってもよいし、異なる機種であってもよい。
図3は、入場受付端末11、退場受付端末12、ステージ用端末14、および客用端末15として使用されるタブレット端末の主要構成を示すブロック図である。図3に示すように、タブレット端末200Aは、通信インタフェース210と、撮像部(リーダ装置)220と、入力部230と、表示部240と、記憶部250と、プロセッサ260とを備える。
通信インタフェース210は、タブレット端末200Aを通信ネットワークNに接続し、管理サーバ10や通信ネットワークN上の他の端末と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース210は、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
撮像部220は、タブレット端末200Aに内蔵されたカメラである。本実施形態において、撮像部220は、来場者が持参した名刺を撮像する情報入力装置として、或いは、2次元コード等の識別コードを読み取るリーダ装置として用いられる。なお、タブレット端末200Aの代わりに、パーソナルコンピュータなど、撮像部220が設けられていない端末装置を用いる場合には、2次元コード等の識別コードを読み取り可能なリーダ装置を外付けにして用いられてもよい。
入力部230は、各種操作ボタンやタッチパネル231等の入力デバイスであり、タブレット端末200Aに対する各種入力操作を受け付ける。
表示部240は、例えば液晶ディスプレイにより構成され、タブレット端末200Aに対する各種入力操作を行うための操作画面や順番待ち状況等の情報を表示する。
記憶部250は、例えば、物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。物理デバイスは、例えば、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶部250は、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして構築してもよい。
記憶部250は、オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、各種データ等を記憶する。ドライバプログラムとしては、例えば、通信インタフェース210を制御するための通信インタフェースドライバプログラム等がある。また、記憶部250は、これら各種プログラムや各種データのほか、プロセッサ260が実行することにより、イベント会場2への来場者を管理するための来場者管理アプリケーションAP1を記憶している。
プロセッサ260は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)および各種レジスタから構成され、記憶部250に格納されている各種プログラムを実行することでタブレット端末200Aの各部を中枢的に制御する。各種レジスタは、例えば、プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等である。
プロセッサ260が来場者管理アプリケーションAP1を実行することにより実現される機能部には、入場受付モード実行部261と、退場受付モード実行部262と、ステータス抽出モード実行部263と、予約受付モード実行部264と、これらのモードを互いに切り換えるモード切換部265とが含まれる。
図4は、表示部240に表示されるモード切換ウィンドウを例示した図である。図4に示すように、モード切換ウィンドウMには、入場受付モードを選択するためのボタンm01と、退場受付モードを選択するためのボタンm02と、ステータス抽出モードを選択するためのボタンm03と、予約受付モードを選択するためのボタンm04と、変更内容を決定するための変更ボタンm05と、モード切換ウィンドウMを閉じるための操作ボタンm06とが設けられている。
モード切換操作は、イベントのスタッフや管理者などの操作権限を有する者によって行われる。操作権限を有する者が正しい施設IDおよびパスコードをタブレット端末200Aに入力し、認証に成功すると、モード切換部265は、図4に示すモード切換ウィンドウMを表示部240に表示させる。操作権限を有する者がタッチパネル231を操作することにより、入場受付モードと退場受付モードとステータス抽出モードと予約受付モードとのいずれかを選択し、モード切換ウィンドウMを閉じると、選択されたモードが当該タブレット端末200Aに設定される。
<入場受付モード>
入場受付モードは、イベント会場2に入場する来場者の入場受付を行うモードである。入場受付モードに設定されたタブレット端末200Aは、入場受付端末11として入場受付3に設置される。入場受付端末11は、氏名、所属(会社名)、連絡先等の来場者に関する情報(以下、来場者情報という)の入力操作を受け付け、この来場者情報を管理サーバ10に送信すると共に、管理サーバ10において発行された来場者識別情報(以下、来場者IDという)を表す識別コードを伝票(入場受付券)にプリントアウトするという一連の動作を実行するための手段を備える。或いは、入力受付端末11が識別コードをプリントアウトする代わりに、管理サーバ10または入力受付端末11は、来場者が携帯する携帯電話やスマートフォン等の端末装置(来場者端末16)に識別コードの画像を送信し、識別コードを含む入場受付券の画面を来場者端末16に表示させるための手段を備えるものとしてもよい。
ここで、来場者IDとしては、数字のみ(来場者番号)によって構成されていてもよいし、アルファベットや仮名等の符号、数字とアルファベット若しくは仮名の組み合わせであってもよい。また、来場者番号を用いる場合であっても、必ずしも連番(昇順)の数字を用いる必要はなく、ランダムに発行した数字であってもよい。来場者IDは、後述するように、順番待ちの呼出にも使用されるため、来場者自身にとって識別しやすい情報であることが好ましい。
また、来場者IDを表す識別コードとしては、撮像部220によって読み取り可能であれば、バーコードや2次元コード等の形式は問わない。
<退場受付モード>
退場受付モードは、イベント会場2から退場する来場者の退場受付を行うモードである。退場受付モードに設定されたタブレット端末200Aは、退場受付端末12として退場受付4に設置される。退場受付端末12は、一時退出または退出を選択する操作の入力を受け付けると共に、退場する来場者の識別コードを撮像部220によって読み取り、識別コードに対応する来場者IDと共に一時退出または退出であることを表す退出情報を管理サーバ10に送信するという一連の動作を実行する。
<ステータス抽出モード>
ステータス抽出モードは、管理サーバに蓄積された情報から、来場者の順番待ち状況や、来場者が訪問済みのブースに関する情報(以下、これらをまとめて来場者ステータス情報ともいう)を抽出して表示するモードである。ステータス抽出モードに設定されたタブレット端末200Aは、客用端末15として、イベント会場2内の随所(例えばコーナーテーブル7等)に設置される。客用端末15は、来場者の識別コードを撮像部220によって読み取り、識別コードに対応する来場者IDと共に来場者ステータス情報の要求を管理サーバ10に送信し、管理サーバ10から受信した来場者ステータス情報を表示部240に表示する。
<予約受付モード>
予約受付モードは、ステージ6において行われる時間枠が決められた講演や発表の予約を受け付けるモードである。予約受付モードに設定されたタブレット端末200Aは、ステージ用端末14として、ステージ6の近傍に設置される。ステージ用端末14は、ステージ6における講演や発表のスケジュールを表示し、タッチパネル231への操作により来場者に所望の時間枠を選択させると共に、来場者の識別コードを撮像部220によって読み取る。そして、選択された時間枠における予約を受け付けた旨を示す予約情報を生成し、識別コードに対応する来場者IDと共に管理サーバ10に送信する。ここで、予約情報には、選択された時間枠の時間帯、ステージ6の識別情報、当該時間枠において講演又は発表を行う出展者の出展者ID、受付可能な人数(座席数)等の情報が含まれる。
図5は、ブース用端末13として使用されるタブレット端末の主要構成を示すブロック図である。ブース用端末13として使用されるタブレット端末200Bのハード構成は、図3に示すタブレット端末200Aと同様であり、記憶部250に記憶させるアプリケーションが異なっている。具体的には、記憶部250は、当該ブース用端末13が設置されるブースへの来場者の訪問や順番待ちを管理するためのブース管理アプリケーションAP2を記憶している。また、各ブース用端末13には、当該ブース用端末13が設置されるブース5の出展者を識別するための出展者識別情報(以下、出展者IDという)が登録(ブース管理用アプリケーションを出展者IDでログインすることを含む)されている。
プロセッサ260がブース管理アプリケーションAP2を実行することにより実現される機能部には、来場者の訪問受付を行う訪問受付モード実行部266と、来場者の順番待ちの受付を行う順番受付モード実行部267と、順番待ちのステータスを操作するためのステータス操作モード実行部268と、これらのモードを互いに切り換えるモード切換部269とが含まれる。なお、モード切換ウィンドウの概要やモード切換操作は、図4に例示して説明したものと同様である。
<訪問受付モード>
訪問受付モードは、ブース5が比較的空いているときなど、来場者が自由にブース5内に入って見学できる場合に設定されるモードである。訪問受付モード実行部266は、来場者がブース5を訪問した際に、来場者の識別コードを撮像部220によって読み取り、識別コードに対応する来場者IDおよび当該タブレット端末200Bに登録された出展者IDを管理サーバ10に送信する。これにより、管理サーバ10において、来場者がブース5を訪問した旨の情報が登録され、ブース5の出展者に対して、当該来場者が登録した来場者情報を閲覧可能とするための処理が行われる。
<順番受付モード>
順番受付モードは、ブース5が来場者で混雑しているときや、対応できるスタッフが少ないときなど、来場者の入場制限を行う必要がある場合に設定されるモードであり、来場者自身に操作させることにより順番待ちを受け付けるモードである。詳細には、順番受付モード実行部267は、現在の待ち人数や待ち時間等の順番待ち状況を表示部240に表示する。また、順番受付モード実行部267は、タッチパネル231への操作により順番受付動作を開始し、来場者の識別コードを撮像部220によって読み取り、識別コードに対応する来場者IDを当該タブレット端末200Bに登録された出展者IDと関連付けて、順番待ちの登録情報として管理サーバ10に送信するための手段を含む。これにより、管理サーバ10において、ブース5における来場者の順番待ちが登録されるとともに、ブース5の出展者に対して、当該来場者が登録した来場者情報を閲覧可能とするための処理が行われる。
<ステータス操作モード>
ステータス操作モードは、来場者の入場制限を行っている場合に設定されるモードであり、ブース5を管理する出展者のスタッフに操作させることにより順番待ちのステータスの変更等を行うモードである。詳細には、ステータス操作モード実行部268は、順番待ちが登録されている来場者IDや順番待ちのステータスを表示部240に表示する。また、ステータス操作モード実行部268は、タッチパネル231への操作により順番待ちのステータスの変更を受け付けて、当該変更内容を表すステータス変更情報を生成し、ステータスが変更された来場者IDおよび当該タブレット端末200Bに登録された出展者IDをステータス変更情報と共に管理サーバ10に送信する。これにより、管理サーバ10において、ブース5における順番待ちのステータスが変更される。
このようなブース用端末13は、1つのブース5に1台設置して、訪問受付モード、順番受付モード、およびステータス操作モードを互いに切り換えながら使用してもよい。或いは、ブース5内が空いている場合には訪問受付モードに設定したブース用端末13を1台のみ使用し、ブース5が混雑してきた場合に、このブース用端末13を順番受付モードに切り替えると共に、ステータス操作モードに設定したブース用端末13を別途使用してもよい。もちろん、3台のブース用端末13を用意して、これらのブース用端末13を訪問受付モード、順番受付モード、およびステータス操作モードにそれぞれ設定して使用してもよい。
図6は、管理サーバ10の主要構成を示すブロック図である。管理サーバ10は、例えば、演算処理能力の高いコンピュータによって構成され、所定のプログラムを実行することにより、通信ネットワークNを介して接続される各端末装置と連携して来場者情報を管理すると共に、各ブース5における順番待ちを管理するサーバ機能を実現する。ここで、管理サーバ10を構成するコンピュータは、必ずしも1台である必要はなく、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。
図6に示すように、管理サーバ10は、通信インタフェース110と、記憶部120と、プロセッサ130とを備える。
通信インタフェース110は、通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークN上の他の端末と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース110は、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
記憶部120は、例えば、物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。物理デバイスは、例えば、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶部120は、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして構築してもよい。
記憶部120は、オペレーティングシステムプログラムやドライバプログラムを含む各種プログラムおよびこれらのプログラムの実行中に使用される各種データを格納する。具体的には、記憶部120は、プロセッサ130に実行させる管理プログラムAP3と、このプログラムの実行中に使用される来場者情報データベースDB1、出展者情報データベースDB2、順番管理データベースDB3、および履歴情報データベースDB4とを記憶している。
来場者情報データベースDB1は、入場受付端末11から送信される来場者情報が登録されるデータベースである。図7に示すように、来場者情報データベースには、来場者ID、来場者の氏名、所属(会社名)、会社住所、役職、連絡先(TEL、E−mail)等の個人情報と、業種や職種等の分類情報とが登録される。或いは、来場者の個人情報として、来場者が持参した名刺の画像そのものを格納してもよい。この他、来場者情報データベースDB1に、来場者へのアンケートの回答を登録してもよい。
出展者情報データベースDB2は、各ブース5の出展者に関する情報(以下、出展者情報という)が登録されるデータベースである。図8に示すように、出展者情報データベースDB2には、出展者IDおよびパスコード、ブース番号、出展者の会社名、会社住所、連絡先、イベントにおける担当者に関する情報等が登録されている。このうち、出展者IDは、出展者を特定するための識別情報であり、各出展者に割り当てられたブース5で使用されるブース用端末13に登録されている。また、出展者IDは、出展者の端末装置から管理サーバ10にアクセスする際のアカウントとして、パスコードと共に使用される。
また、出展者情報データベースDB2には、当該イベントにおける出展者の出展資格を表す参加ランクが登録されている。参加ランクは、例えば、「ゴールド、シルバー、普通」といったシンボルや、「A、B、C」といった符号によって表される。参加ランクは、当該イベントへの参加費用のランクや、イベントへの連続出展回数等に基づいて、イベント主催者が適宜設定する。参加ランクは、当該イベントに関する特典を出展者に与える際に用いられる。特典の内容は特に限定されないが、一例として、来場者情報データベースDB1に登録された情報にアクセスできる範囲に差を設けることが挙げられる。具体例として、参加ランクがゴールドの出展者は、自社のブース5に来場した来場者に関する全ての来場者情報にアクセスできる、参加ランクがシルバーの出展者は、来場者情報のうち来場者の連絡先へのアクセスが制限される、参加ランクが普通の出展者は、来場者情報のうち氏名および会社名までしかアクセスできない、といった設定が可能である。
順番管理データベースDB3は、各ブース5における順番待ちを管理するためのデータベースである。図9に示すように、順番管理データベースDB3には、出展者IDによって識別される出展者ごとのステータス管理テーブルL1、L2、…が格納されている。各ステータス管理テーブルL1、L2、…には、順番待ちが登録されている来場者ID、受付時刻、および順番待ちのステータスの他、来場者の氏名や連絡先(携帯番号、メールアドレス)等の情報が登録される。
また、順番管理データベースDB3に、ステージ6における予約を管理するためのテーブル(予約テーブル)をさらに格納してもよい。この場合、予約テーブルには、ステージ6の識別情報、講演や発表の時間枠、当該時間枠を担当する出展者の出展者ID、予約が登録された来場者ID、来場者の連絡先、残席数等の情報が登録される。
或いは、ステージ6における予約に関する情報を、出展者別のステータス管理テーブルL1、L2、…において、順番待ちと共に一元的に管理してもよい。
ここで、本実施形態における順番待ちのステータスには、まだ来場者の順番が到来していない状態である「未呼出」(第1のステータス)と、順番が到来して来場者を呼び出している状態である「呼出中」(第2のステータス)と、呼び出した来場者をブース5内に案内した状態である「案内済」(第3のステータス)とがある。なお、順番待ちのステータスはこれらに限定されず、各ブース5の形態や出展者またはイベント主催者の意向等に応じて適宜設定することができる。
履歴情報データベースDB4は、来場者がブースを訪問した履歴が登録されるデータベースである。図10に示すように、履歴情報データベースDB4には、出展者ID、ブース番号、来場者ID、訪問時刻等の情報が登録される。
プロセッサ130は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)および各種レジスタから構成され、記憶部120に格納されている各種プログラムを実行することにより管理サーバ10の各部を中枢的に制御する。また、プロセッサ130は、管理プログラムAP3を実行することにより、入場受付端末11、退場受付端末12、ブース用端末13、ステージ用端末14、および客用端末15と連携して来場者情報管理機能および順番管理機能を実現する。
詳細には、プロセッサ130が管理プログラムAP3を実行することにより実現される機能部には、入場処理部131と、退場処理部132と、訪問受付部133と、順番受付部134と、ステータス管理部135と、予約管理部136と、ステータス抽出部137と、来場者情報抽出部138とが含まれる。
入場処理部131は、入場受付端末11から来場者情報を受信した場合に、来場者IDを発行して入場受付端末11に送信すると共に、受信した来場者情報を来場者情報データベースDB1に登録する。例えば、入場処理部131は、入場受付端末11から来場者情報を受信したことに応答して、来場者IDを発行し、来場者情報と関連付けて来場者情報データベースDB1に登録する手段と、来場者IDに対応する識別コードを入場受付端末11や来場者端末16等に出力させるために、来場者IDないし識別コードを入場受付端末11や来場者端末16に送信する手段とを有する。
退場処理部132は、退場受付端末12から退出情報を受信した場合に、来場者情報データベースDB1に対して当該来場者の退出登録を行う。具体的には、来場者情報データベースDB1の当該来場者の情報に、一時退出または退出した旨を示すフラグを付加する。
訪問受付部133は、訪問受付モードに設定されたブース用端末13から来場者IDを受信した場合に、受信した来場者ID及び当該来場者IDと関連付けられた出展者IDを履歴情報データベースDB4に登録する。
順番受付部134は、順番受付モードに設定されたブース用端末13から来場者IDをを含む順番待ちの登録情報を受信した場合に、受信した来場者IDに関連付けられた出展者IDをもとに、順番管理データベースDB3からステータス管理テーブルを抽出し、新規の順番待ちを追加登録する手段を含む。
ステータス管理部135は、ステータス操作モードに設定されたブース用端末13からステータス変更情報を受信した場合に、当該ステータス変更情報と関連付けられた出展者IDをもとに、順番管理データベースDB3からステータス管理テーブルを抽出し、該当する来場者IDの順番待ちのステータスを変更する手段を含む。
予約管理部136は、ステージ用端末14から予約情報を受信した場合に、当該予約情報を順番管理データベースDB3に登録する手段を含む。
ステータス抽出部137は、客用端末15から来場者ステータス情報の要求を受信した場合に、当該要求と関連付けられた来場者IDをもとに順番管理データベースDB3および履歴情報データベースDB4を検索することにより、当該来場者の現在の順番待ち状況や、訪問済みのブースや出展者に関する情報を抽出し、客用端末15に送信する手段を含む。
来場者情報抽出部138は、来場者が訪問受付や順番受付をしたブースのブース用端末13または出展者の端末装置から、管理サーバ10に対してアクセスがあった場合に、出展者IDおよびパスコードによる認証を行った上で、当該出展者のブースを訪問ないし順番待ちをした来場者の来場者情報をブース用端末13または出展者の端末装置に送信し閲覧可能とする手段を含む。
(2)実施形態の動作
次に、順番管理システム1の動作を説明する。
図11は、順番管理システム1における入場受付動作を示すシーケンス図である。
まず、入場受付端末11は、図12に例示する入場受付画面M01を表示部240に表示する(ステップS201)。入場受付画面M01は、タッチパネル231の操作により来場者情報を入力させるための画面であり、来場者の氏名や所属、連絡先等の個人情報を入力させるための個人情報入力欄m101と、業種や職種、その他アンケート項目を入力させるための任意情報入力欄m102と、受付確認ボタンm103とを含む。なお、入場受付端末11に外付けキーボードを接続し、このキーボードへの入力操作により上記各欄への情報の入力を受け付けてもよい。
或いは、入場受付画面M01に情報を入力する代わりに、来場者が持参した名刺を撮像部220によって撮像し、名刺の画像から抽出したテキスト情報を入力受付画面M01に自動入力することとしてもよい。さらには、撮像部220によって撮像した名刺の画像そのものを来場者情報として取得してもよい。
入場受付端末11は、入場受付画面M01に対する入力操作を検知すると(ステップS202:Yes)、来場者情報を管理サーバ10に送信する(ステップS203)。他方、入場受付端末11は、入力操作を検知しない場合(ステップS202:No)、入場受付画面M01を表示し続ける。
管理サーバ10は、来場者情報を受信すると(ステップS101)、来場者IDを発行し(ステップS102)、この来場者IDを入場受付端末11に送信する(ステップS103)。また、管理サーバ10は、受信した来場者情報を、発行した来場者IDと関連付けて来場者情報データベースDB1に登録する(ステップS104)。例えば図7は、新規の来場者情報(来場者ID:0165)が登録された状態を示している。
入場受付端末11は、来場者IDを受信し(ステップS204)、この来場者IDを表す識別コードを発行し(ステップS205)、識別コードが表示された入場受付券を発行する(ステップS206)。
図13は、伝票にプリントアウトされた入場受付券17を例示した図である。入場受付券17には、来場者ID(図13においては「0165」)と、識別コード18とが印刷されている。このように、入場受付券17を紙の伝票として発行する場合、イベント主催者は、入場受付3にてネームホルダー19を来場者に渡し、入場受付券17をネームホルダーに入れて首からさげるよう来場者に指示するとよい。
また図14は、識別コード18を含む入場受付券の画面20を来場者端末16に表示させた例を示す図である。
図15は、順番管理システム1におけるブース訪問受付動作を示すシーケンス図である。以下においては、訪問受付モードに設定されたブース用端末13のことを訪問受付端末という。
訪問受付端末は、図16に例示する訪問受付画面M02を表示部240に表示する(ステップS301)。図16に示すように、訪問受付画面M02には、入場受付券の識別コード18(図13、図14参照)を撮像部220(カメラ)にかざす旨の指示が表示されている。
来場者が指示に従って識別コード18を撮像部220にかざし、訪問受付端末が識別コード18を検知すると(ステップS302:Yes)、訪問受付端末は、識別コード18に対応する来場者IDを、自身に登録された出展者IDと共に管理サーバ10に送信する(ステップS303)。続いて、訪問受付端末は、図17に例示する訪問受付完了画面M03を表示部240に表示する(ステップS304)。他方、訪問受付端末は、識別コード18を検知しない場合(ステップS302:No)、訪問受付画面M02を表示し続ける。
管理サーバ10は、来場者IDを受信すると(ステップS111)、当該来場者がブースを訪問した履歴情報として、受信した来場者IDおよび出展者IDを履歴情報データベースDB4に登録する(ステップS112)。例えば図10においては、出展者ID:5001のブース(ブース番号:A001)に、来場者ID:0009の来場者が10:30に訪問したことを示している。
図18は、順番管理システム1における新規の順番待ち受付動作を示すシーケンス図である。以下においては、順番受付モードに設定されたブース用端末13を順番受付端末といい、ステータス操作モードに設定されたブース用端末13をステータス管理端末という。
順番受付端末は、図19に例示する順番受付画面M04を表示部240に表示させる(ステップS401)。順番受付画面M04は、タッチパネル231の操作により新規の順番待ちの受付を開始する画面であり、順番待ちリストが表示されるリスト表示欄m041と、順番待ちをしている来場者の数や待ち時間が表示される順番待ち状況表示欄m042と、受付開始ボタンm043とを含む。順番待ちリストには、来場者IDと受付時刻とが表示される。
順番受付端末は、受付開始ボタンm043に対する所定の操作(例えばタップ操作)を検知すると(ステップS402:Yes)、図20に例示する識別コード要求画面M05を表示部240に表示して、識別コード18の提示を要求する。他方、順番受付端末は、所定の操作を検知しない場合(ステップS402:No)、順番受付画面M04を表示し続ける(ステップS401)。
来場者が識別コード18を提示し、順番受付端末が識別コード18を検知すると(ステップS403:Yes)、順番受付端末は、識別コード18に対応する来場者IDを当該ブース用端末13に登録された出展者IDと関連付けて管理サーバ10に送信する(ステップS404)。続いて、順番受付端末は、図21に例示する順番受付完了画面M06を表示部240に表示する(ステップS405)。他方、順番受付端末は、識別コード18を検知しない場合(ステップS403:No)、所定時間が経過した後で再び順番受付画面M04を表示する(ステップS401)。
管理サーバ10は、順番受付端末から来場者IDを受信すると(ステップS121)、受信した来場者IDと関連付けられた出展者IDをもとに順番管理データベースDB3からのステータス管理テーブルを抽出し、新規の順番待ちを追加して更新する(ステップS122)。図22は、出展者ID:5002のステータス管理テーブルに対して、来場者ID:0165の順番待ちが追加された状態を示している。
続いて、管理サーバ10は、更新したステータス管理テーブルに基づく最新の順番待ち状況に関する情報(以下、ステータス情報という)を順番受付端末およびステータス管理端末に送信する(ステップS123)。
順番受付端末は、最新のステータス情報を受信し(ステップS406)、このステータス情報に基づいて順番受付画面M04を更新表示する(ステップS407)。具体的には、順番待ちリスト表示欄m041(図19参照)に、新規の順番待ちを追加表示すると共に、現在の待ち人数および現在の待ち時間を更新する。
また、ステータス管理端末は、図23に例示するステータス操作画面M07を表示している(ステップS501)。ステータス操作画面M07は、タッチパネル231の操作により順番待ちのステータスの変更を受け付ける画面であり、順番待ちリストが表示されるリスト表示欄m071と、現在の待ち人数および待ち時間が表示される順番待ち状況表示欄m072と、現在呼出中の来場者IDが表示される呼出ID表示欄m073とを含む。
リスト表示欄m071の各行m074には、待ち順と、来場者IDと、受付時刻と、現在の順番待ちのステータスとが表示されている。このうち、先頭の行m074(来場者ID:0123の行)には、ステータスを変更するための操作ボタン群m075が展開して表示されている。この操作ボタン群m075は、例えばステータスの変更対象とする行を右から左へとスワイプするといった所定の操作により表示されるようになっている。
操作ボタン群m075のうち、「取消」は、順番待ちをキャンセルする際に操作される。「呼出」は、順番が到来した来場者を呼び出す際に操作される。「案内」は、順番が到来した来場者をブース5内に案内する際に操作される。なお、ステータスの変更操作は、「取消」、「呼出」、「案内」に限定する趣旨ではなく、管理者等が適宜設定および変更することが可能である。
ステータス管理端末は、管理サーバ10から最新のステータス情報を受信すると(ステップS502)、このステータス情報に基づいてステータス操作画面M07の順番待ちリスト表示欄m071を更新表示する(ステップS503)。図23は、図22に示すステータス管理テーブルにおける来場者ID:0165に対応する新規の順番待ちが追加された状態を示している。
図24は、順番管理システム1における順番待ちのステータス変更動作を示すシーケンス図である。ここで、順番受付端末は、図19に例示する順番受付画面M04を表示している(ステップS408)。また、ステータス管理端末は、図23に例示するステータス操作画面M07を表示している(ステップS504)。
ブース5のスタッフは、順番待ちのステータスを変更する場合、ステータス管理端末に表示されたステータス操作画面M07に対してステータス変更操作を行う。即ち、順番待ちリスト表示欄m071の先頭の行m074(図23においては来場者ID:0123の行)をスワイプして操作ボタン群m075を表示させ、所望の操作ボタン(取消、呼出、案内のいずれか)をタップする。
ステータス管理端末は、ステータス変更操作を検知すると(ステップS505:Yes)、このステータス変更操作に応じたステータス変更情報を生成し、当該ステータス変更操作に係る来場者IDおよび自身に登録された出展者IDと共に管理サーバ10に送信する(ステップS505)。他方、ステータス管理端末は、ステータス変更操作を検知しない場合(ステップS505:No)、ステータス操作画面M07を表示し続ける。
管理サーバ10は、ステータス管理端末からステータス変更情報を受信すると(ステップS124)、出展者IDをもとに順番管理データベースDB3からステータス管理テーブルを抽出し、該当する来場者IDのステータスを変更して更新する(ステップS125)。
管理サーバ10は、変更対象の順番待ちにおける変更後のステータスが「案内済」であった場合(ステップS126:Yes)、来場者がブースを訪問した履歴情報として、変更対象の来場者IDおよび出展者IDを履歴情報データベースDB4に登録する(ステップS127)。例えば図25に示す履歴情報データベースDB4においては、出展者ID:5002のブース(ブース番号:A002)に、来場者ID:0123の来場者が10:51に案内されたことを示している。
管理サーバ10は、変更対象の順番待ちにおける変更後のステータスが「案内済」ではなく(ステップS126:No)、「呼出中」であった場合(ステップS128:Yes)、来場者IDをもとに来場者情報データベースDB1を検索し、当該来場者の呼出を行う(ステップS129)。具体的には、来場者情報データベースDB1に登録された連絡先に電話をかけたり、メールを送信したりする。もちろん、ブース5においてスタッフが口頭で呼び出しを行ってもよい。
さらに、管理サーバ10は、更新したステータス管理テーブルに基づく最新のステータス情報を、順番受付端末およびステータス管理端末に送信する(ステップS130)。
順番受付端末は、最新のステータス情報を受信し(ステップS409)、このステータス情報に基づいて順番受付画面M04を更新表示する(ステップS410)。また、ステータス管理端末も、最新のステータス情報を受信し(ステップS507)、このステータス情報に基づいてステータス操作画面M07の順番待ちリストを更新表示する(ステップS508)。
ここで、1人の来場者が同時に順番待ちを登録できる件数に上限を設定しておいてもよい。例えば、同時に順番待ちを登録できる件数を3件に設定する場合、管理サーバ10は、順番受付端末から来場者IDを受信した際に、この来場者IDをもとに順番管理データベースDB3を検索することにより当該来場者の順番待ち状況を抽出し、順番待ちの上限数に達しているか否かを確認する。そして、順番待ちの上限数に達している場合には、さらなる順番待ちの登録をできない旨の警告を順番受付端末に送信する。
また、1人の来場者が同時に複数の順番待ちを登録する場合の条件を設定しておいてもよい。例えば、順番が到来する予定時刻の間隔が15分未満となるような順番待ちは登録することができない、といった条件を設定してもよい。詳細には、管理サーバ10は、順番受付端末から来場者IDを受信した際に、この来場者IDをもとに順番管理データベースDB3を検索することにより当該来場者の順番待ち状況を抽出し、先に登録された順番待ちの順番が到来する予定時刻と、新規に登録しようとする順番待ちの順番が到来する予定時刻とを算出して、両予定時刻の間隔を評価する。ここで、順番が到来する予定時刻は、予め各ブースにおける来場者1人あたりの待ち時間を登録しておき、この待ち時間と現在の待ち人数とから算出することができる。
図26は、順番管理システム1における予約受付動作を示すシーケンス図である。
ステージ用端末14は、図27に例示する予約画面M08を表示部240に表示する(ステップS601)。予約画面M08は、ステージ用端末14が備えられているステージ6における講演や発表のスケジュール表m081を含む。このスケジュール表m081には、所定の時間ごとに区切られた時間枠と、それぞれの時間枠における発表者およびタイトルと、それぞれの時間枠における残席数と、予約ボタンm082とが表示されている。なお、予約がいっぱいで残席数がない時間枠(例えば13:00〜13:20の時間枠)については、予約ボタンを表示しなくてもよい。
来場者は、所望の時間枠の予約ボタンm082をタップすることで、予約の申込みを開始する。ステージ用端末14は、予約ボタンm082に対する操作を検知すると(ステップS602:Yes)、図28に例示する予約受付画面M09を表示部240に表示し、識別コードの提示を要求する。他方、ステージ用端末14は、予約ボタンm082に対する操作を検知しない場合(ステップS602:No)、予約画面M08を表示し続ける(ステップS601)
来場者が識別コード18を提示し、ステージ用端末14が識別コード18を検知すると(ステップS603:Yes)、ステージ用端末14は、識別コード18に対応する来場者IDおよび当該時間枠に関する予約情報を管理サーバ10に送信する(ステップS604)。他方、ステージ用端末14は、識別コード18を検知しない場合(ステップS603:No)、所定時間が経過した後で予約画面M08を再び表示する(ステップS601)。
管理サーバ10は、来場者IDおよび予約情報を受信すると(ステップS131)、来場者IDをもとに順番管理データベースDB3(図9参照)を検索することにより、当該来場者の予約状況を抽出する(ステップS132)。
管理サーバ10は、当該予約を行うことができる場合(ステップS133:Yes)、具体的には、来場者が別の予約を行っていない場合、或いは、別の予約を行っているが、今回の予約とは時間帯が重なっていない場合、順番管理データベースDB3に当該予約を登録する(ステップS134)。
反対に、管理サーバ10は、当該予約を行うことができない場合(ステップS133:No)、具体的には、来場者が今回の予約と時間帯が重なる別の予約を行っている場合、ステージ用端末14に警告を送信する(ステップS135)。
ステージ用端末14は、警告を受信しない場合(ステップS605:No)、図29に例示する予約完了画面M10を表示部240に表示する(ステップS606)。
他方、ステージ用端末14は、警告を受信した場合(ステップS605:Yes)、図30に例示する警告画面M11を表示部240に表示する(ステップS607)。この警告画面M11においては、予約を行うことができない旨のメッセージを表示すると共に、例えばボタンm111、m112に示すように、先の予約をキャンセルして今回の予約を行うか、今回の予約を行わないかの選択肢を来場者に与えてもよい。
ここで、管理サーバ10は、ステップS133において、今回の予約が別の予約と競合するか否かだけでなく、個々のブースにおける順番待ちと競合するか否かの判断を行ってもよい。詳細には、管理サーバ10は、来場者IDをもとに当該来場者の順番待ち状況を抽出すると共に、順番が到来する予定時刻を算出し、今回の予約の時間帯に順番の予定時刻が重なる順番待ちがあるか否かを判定する。そして、今回の予約の時間帯に順番の予定時刻が重なる順番待ちがある場合、図31に例示する警告画面M12を表示部240に表示する。この警告画面M12においては、予約と順番待ちが重なる旨のメッセージを表示すると共に、例えばボタンm121、m122に示すように、順番待ちをキャンセルして予約を行うか、予約を行わないかの選択肢を来場者に与えてもよい。
来場者は、現在の順番待ち状況や予約状況あるいは既に訪問したブースに関する情報(来場者ステータス情報)を把握したいとき、自身の携帯端末(来場者端末16)や客用端末15を操作することにより、これらの情報を取得することができる。例えば、入場受付の際に自身の来場者端末16で来場者IDを受け取った場合には(図14参照)、この来場者端末16から管理サーバ10に向けて、来場者ステータス情報の要求を送信することができる。また、客用端末15の表示部240に表示される指示に従って識別コード18を読み取らせることにより、客用端末15から管理サーバ10に来場者ステータス情報の要求を送信することができる。
管理サーバ10は、来場者端末16または客用端末15から来場者ステータス情報の要求を受信すると、来場者IDをもとに順番管理データベースDB3および履歴情報データベースDB4を検索し、現在の順番待ちおよび予約に関する情報(出展者、ブース、順番待ちのステータス、待ち時間、予約時刻等)や、既に訪問したブースに関する情報(出展者、訪問時刻等)を抽出して来場者端末16または客用端末15に送信する。来場者端末16または客用端末15は、図32に例示する形式で、受信した来場者ステータス情報を一覧表示する。
出展者は、自身のブースを訪問した来場者に関する情報を取得したいとき、ブース用端末13または通信ネットワークNに接続可能な端末装置を用いて管理サーバ10にアクセスし、来場者情報を要求する。この際、当日中または当該イベント期間中に訪問した来場者の情報を包括して要求してもよいし、個々の来場者の情報を随時(例えば、来場者がブースを訪問する都度)要求してもよい。後者の場合、ブース用端末13が訪問受付を行った際に、来場者IDと共に来場者情報の要求を自動で送信することとしてもよい。
管理サーバ10は、ブース用端末13またはその他の端末装置から、正しい出展者IDとパスコードによるアクセスがあった場合、履歴情報データベースDB4を検索し、当該出展者の出展者IDと関連付けられた来場者IDを抽出し、さらに、抽出した来場者IDをもとに来場者情報データベースDB1を検索して来場者情報を抽出する。そして、抽出した来場者情報をブース用端末13または出展者の端末装置に送信し、図33に例示する形式でこれらの情報を表示させる。この際、管理サーバ10は、出展者の参加ランクに応じた範囲の来場者情報のみをブース用端末13またはその他の端末装置に送信する。
図34は、退場受付端末12に表示される退場受付画面を例示した図である。来場者がイベント会場2から退場する際には、この退場受付画面M13への操作により退場受付を行う。退場受付端末12は、一時退出を選択するボタンm131への操作を検知し、さらに識別コード18を検知すると、当該識別コード18に対応する来場者IDと共に一時退出登録要求を管理サーバ10に送信する。管理サーバ10は、一時退出登録要求を受信すると、当該来場者IDの来場者情報に、一時退出したことを示すフラグを付加する。この場合、来場者は、入場受付の際に発行済みの識別コード18を提示すると、来場者情報の入力(図12参照)を省略することができる。
また、退場受付端末12は、退出を選択するボタンm132への操作を検知し、さらに識別コード18を検知すると、当該識別コード18に対応する来場者IDと共に退出登録要求を管理サーバ10に送信する。管理サーバ10は、退出登録要求を受信すると、当該来場者IDの来場者情報に、退出したことを示すフラグを付加する。この場合、来場者は、入場受付の際に発行済みの識別コード18を提示しても無効となり、再び来場者情報を入力しなければならない。
以上説明したように、上記実施形態によれば、入場受付の際に発行された来場者IDを表す識別コード18を用いて、各ブースにおける順番待ちの登録を行うので、出展者および来場者の双方にとって効率良く順番待ちを管理することができる。また、上記実施形態によれば、入場受付の際に入力された来場者情報を来場者IDによって管理し、来場者が訪問したブースの出展者の出展者IDと紐づけて情報を蓄積するので、出展者は、自身のブースを訪問した来場者に関する情報を確実に収集することが可能となる。
1…順番管理システム
2…イベント会場
3…入場受付
4…退場受付
5…ブース
6…ステージ
7…コーナーテーブル
8…椅子
10…管理サーバ
11…入場受付端末
12…退場受付端末
13…ブース用端末
14…ステージ用端末
15…客用端末
16…来場者端末
17…入場受付券
18…識別コード
19…ネームホルダー
20…画面
110…通信インタフェース
120、250…記憶部
130、260…プロセッサ
131…入場処理部
132…退場処理部
133…訪問受付部
134…順番受付部
135…ステータス管理部
136…予約管理部
137…ステータス抽出部
138…来場者情報抽出部
200A…タブレット端末
200B…タブレット端末
210…通信インタフェース
220…撮像部
230…入力部
231…タッチパネル
240…表示部
261…入場受付モード実行部
262…退場受付モード実行部
263…ステータス抽出モード実行部
264…予約受付モード実行部
265、269…モード切換部
266…訪問受付モード実行部
267…順番受付モード実行部
268…ステータス操作モード実行部
AP1…来場者管理アプリケーション
AP2…ブース管理アプリケーション
AP3…管理プログラム
DB1…来場者情報データベース
DB2…出展者情報データベース
DB3…順番管理データベース
DB4…履歴情報データベース

Claims (7)

  1. 入場受付端末とブース用端末と管理サーバとを含み、複数のブースが設けられた会場において、各ブースにおける来場者の順番待ちを管理する順番管理システムであって、
    前記入場受付端末は、
    第1のエリアに備えられ、
    来場者から当該来場者に関する情報を受け付けて、前記管理サーバに送信する手段、
    を含み、
    前記管理サーバは、
    前記来場者に関する情報を格納する来場者情報データベースと、
    各ブースにおける前記来場者の順番待ちに関する情報を管理する順番管理データベースと、
    前記入場受付端末から前記来場者に関する情報を受信したことに応答して、前記来場者を識別するための来場者識別情報を発行し、受信した前記来場者に関する情報を当該来場者識別情報と関連付けて前記来場者情報データベースに登録する手段と、
    前記来場者識別情報に対応する識別コードを前記入場受付端末または前記来場者の有する来場者端末に出力させるために、前記来場者識別情報または前記識別コードを前記入場受付端末または前記来場者端末に送信する手段と、
    を含み、
    前記ブース用端末は、
    前記複数のブースの各々に備えられ、
    来場者から提示された識別コードを読み取り可能なリーダ装置と、
    前記リーダ装置により識別コードを読み取ることによって新規の順番待ちを受け付け、読み取られた前記識別コードに対応する来場者識別情報と、当該ブースの出展者を識別するための出展者識別情報とを含む順番待ちの登録情報を、前記管理サーバに送信する手段と、
    を含み、
    前記管理サーバは、さらに、
    前記複数のブース端末の各々から受信した前記登録情報を前記順番管理データベースに登録する手段と、
    前記順番管理データベースに基づいて、各ブースにおける前記来場者の順番待ちを管理する手段と、
    前記登録情報に含まれる来場者識別情報に関連付けて前記来場者情報データベースに登録されている前記来場者に関する情報を、前記登録情報に含まれる出展者識別情報により表される出展者に対して閲覧可能とする手段と、
    を含む、順番管理システム。
  2. 前記順番管理データベースが管理する情報は、順番待ちのステータスに関する情報を含み、
    前記順番待ちのステータスは、順番が到来していないことを示す第1のステータスと、順番が到来して来場者を呼び出している最中であることを示す第2のステータスと、呼び出された来場者をブースに案内したことを示す第3のステータスと、を含み、
    前記管理サーバは、来場者の来場者識別情報と、該来場者が訪問したブースの出展者の出展者識別情報とを関連付けて登録する履歴情報データベースをさらに有し、
    前記管理サーバは、前記ブース用端末から受信したステータス変更情報が、前記順番待ちのステータスを前記第3のステータスに変更させる情報であった場合、当該ステータス変更情報に関する前記来場者識別情報および前記出展者識別情報を前記履歴情報データベースに登録する、
    請求項1に記載の順番管理システム。
  3. 前記ブース用端末は、前記リーダ装置による前記識別コードの読み取りを伴う入力操作を受け付けて、該識別コードに対応する来場者識別情報を、自身に登録された出展者識別情報と関連付けて前記管理サーバに送信する訪問受付機能をさらに備え、
    前記管理サーバは、前記ブース用端末から受信した前記来場者識別情報および前記出展者識別情報を前記履歴情報データベースに登録する、
    請求項2に記載の順番管理システム。
  4. 前記管理サーバは、前記来場者識別情報をもとに前記順番管理データベースを検索することにより、当該来場者識別情報と関連付けられた順番待ちのステータスを抽出するステータス抽出部をさらに有する、請求項2または3に記載の順番管理システム。
  5. 前記管理サーバは、前記出展者識別情報と関連付けられた来場者識別情報を前記履歴情報データベースから抽出し、抽出した前記来場者識別情報をもとに前記来場者情報データベースを検索することにより来場者情報を抽出する来場者情報抽出部をさらに有する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の順番管理システム。
  6. 第1のエリアに備えられ、来場者から当該来場者に関する情報を受け付ける入場受付端末と、複数のブースの各々に備えられ、来場者から提示された識別コードを読み取り可能なリーダ装置と、前記リーダ装置により識別コードを読み取ることによって新規の順番待ちを受け付け、読み取られた前記識別コードに対応する来場者識別情報と、当該ブースの出展者を識別するための出展者識別情報とを含む順番待ちの登録情報を送信する手段とを含むブース用端末とにネットワークを介して接続され、複数のブースが設けられた会場において、各ブースにおける来場者の順番待ちを管理する管理サーバであって、
    前記管理サーバは、
    前記来場者に関する情報を格納する来場者情報データベースと、
    各ブースにおける前記来場者の順番待ちに関する情報を管理する順番管理データベースと、
    前記入場受付端末から前記来場者に関する情報を受信したことに応答して、前記来場者を識別するための来場者識別情報を発行し、受信した前記来場者に関する情報を当該来場者識別情報と関連付けて前記来場者情報データベースに登録する手段と、
    前記来場者識別情報に対応する識別コードを前記入場受付端末または前記来場者の有する来場者端末に出力させるために、前記来場者識別情報または前記識別コードを前記入場受付端末または前記来場者端末に送信する手段と、
    前記複数のブース端末の各々から受信した前記登録情報を前記順番管理データベースに登録する手段と、
    前記順番管理データベースに基づいて、各ブースにおける前記来場者の順番待ちを管理する手段と、
    前記登録情報に含まれる来場者識別情報に関連付けて前記来場者情報データベースに登録されている前記来場者に関する情報を、前記登録情報に含まれる出展者識別情報により表される出展者に対して閲覧可能とする手段と、
    を含む、管理サーバ。
  7. コンピュータに、
    入場受付端末から来場者に関する情報を受信したことに応答して、前記来場者を識別するための来場者識別情報を発行し、受信した前記来場者に関する情報を当該来場者識別情報と関連付けて前記来場者に関する情報を格納する来場者情報データベースに登録すること、
    前記来場者識別情報に対応する識別コードを前記入場受付端末または前記来場者の有する来場者端末に出力させるために、前記来場者識別情報または前記識別コードを前記入場受付端末または前記来場者端末に送信すること、
    複数のブース端末の各々から受信した、リーダ装置により識別コードを読み取ることによって受け付けられた順番待ちの登録情報を、各ブースにおける前記来場者の順番待ちに関する情報を管理する順番管理データベースに登録すること、
    前記順番管理データベースに基づいて、各ブースにおける前記来場者の順番待ちを管理すること、及び
    前記登録情報に含まれる来場者識別情報に関連付けて前記来場者情報データベースに登録されている前記来場者に関する情報を、前記登録情報に含まれる出展者識別情報により表される出展者に対して閲覧可能とすること、
    を実行させるためのプログラム。
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