JP6103717B2 - 移送ワイヤの繰り出し装置及び繰り出し方法 - Google Patents
移送ワイヤの繰り出し装置及び繰り出し方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6103717B2 JP6103717B2 JP2014150420A JP2014150420A JP6103717B2 JP 6103717 B2 JP6103717 B2 JP 6103717B2 JP 2014150420 A JP2014150420 A JP 2014150420A JP 2014150420 A JP2014150420 A JP 2014150420A JP 6103717 B2 JP6103717 B2 JP 6103717B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer wire
- wire
- transfer
- weight
- winch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 16
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 13
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 12
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
上記巻き上げ機15には、一般に、歯車などを利用して回転させるドラムにワイヤロープなどを巻きつけて物の上げ下げや運搬などを行う機械であって、別名ウインチと呼ばれるものが使用される。
ウインチは、ドラムに巻かれたワイヤを、電動モータ等の動力に歯車を介してドラムを減速回転させ、ワイヤを巻き取りまたは巻き出し、その先端に接続された重量物を移動させる汎用機械である。通常、能力5t〜10tのものが使用されるので、前述のような橋桁ブロック等100t超が対象となれば、1台当りの荷重を減らすために、台数を増やし、複数の動滑車を用いた煩雑な段取り作業となるばかりか余分な作業スペースも必要となり非効率であった。
ところが、ジャッキ式吊り上げ機械において、吊り材にPC鋼より線を使用する場合、吊り上げ移送作業に伴いジャッキ先端から出てくる無張力であるが太くて堅いPC鋼より線を効率よく整理・整頓する方法がなく、場合によっては、1回の吊り上げ移送作業毎に切断廃棄していた。
また、ジャッキ式吊り上げ機械は、ドラムが正逆回転するウインチとは異なり、ジャッキの伸び方向の機能優先で設計されているので、移送ワイヤを繰り出すときには、縮み方向の動きとなり、特に、図8で示すような50〜100mもの長い繰り出しには、長時間を要し、水上航路21の交通に支障をきたすという問題があった。
ジャッキ式吊り上げ機械は、ダブルツイン(登録商標)ジャッキなどの主としてセンターホールジャッキからなり、移送するためのワイヤは、PC鋼より線からなるものが主流である。
本発明による移送ワイヤの繰り出し装置及び繰り出し方法の実施例1を、図1、図2及び図3に示すアーチ橋16に応用した例に基づき説明する。
これらの図において、アーチ橋16のアーチ部材20には、所定間隔でハンガー14が吊り下げられ、両岸から桁ブロック(重量物)13を順次連結して橋桁12を構築するものとする。前記アーチ部材20は、図1及び図2に示すように、中央部でやや狭くなるような間隔で左右2本設けられ、これらの左右のアーチ部材20の上には、所定間隔で架台24が固着され、この架台24の上にジャッキ式吊り上げ機械22とリール23が据え付けられる。前記4台1組のジャッキ式吊り上げ機22からそれぞれ大口径(例えば、28.6φ)のPC鋼より線からなる移送ワイヤ26が1本ずつ繰り出される場合を例として説明する。ただし、本発明における移送ワイヤ26は、PC鋼より線からなるものに限られず、太さ、材質、より線の有無などに限定されない通常のワイヤを対象としている。
これらの移送ワイヤ26の下端部のアンカー31には吊り桁(重りとしても作用する)25が連結され、この吊り桁25によって桁ブロック13が吊り上げられる。前記桁ブロック13は、図示しない製作ヤードで組み立てられ、台船17でアーチ橋16の下まで運ばれてくる。
前記リール23は、以下の例では、内巻きタイプを使用し、移送ワイヤ26を巻き取るときは巻き取りリールとして作用し、繰り出すときは繰り出しリールとして作用するものとした。しかし、このリール23は、外巻きタイプであってもよいし、また、リールに巻き取られていない状態の移送ワイヤ26を繰り出す場合であってもよい。
前記ジャッキ式吊り上げ機械22とリール23の間で引き出されたり、繰り出されたりする移送ワイヤ26は、大口径(例えば、28.6φ)のPC鋼より線からなるような場合、図4に示すように、湾曲用ガイド管33aで湾曲にされ、誘導用ガイド管33bでリール23に案内される。
前記架台24の台座36には、図1に示すようにウインチ27が設置され、このウインチ27のウインチワイヤ29が滑車28を介して前記アンカー31に連結され、移送ワイヤ26が下方に所定速度で繰り出すときに重り25と移送ワイヤ26の荷重を保持する。重り25としてのアンカーブロック31aと吊り桁31bのうちいずれか一方だけを使用するか、両方を使用するかは、ウインチ47が移送ワイヤ26を所定速度で繰り出すときの適正な荷重となるかどうかにより選択される。
このウインチ27には、ウインチワイヤ29の引き出し量を検出して出力するエンコーダ等を内蔵している。
前記台座36の上に据え付けられた前記ブレーキ機構32は、移送ワイヤ26の逸走を防止するためのもので、このブレーキ機構32の上の上部支持体59には、ダブルツイン(登録商標)ジャッキなどからなる公知のジャッキ式吊り上げ機械22が取り付けられている。また、前記移送ワイヤ26における重り25までの位置に臨ませて、この移送ワイヤ26の移動距離を検出するエンコーダ48が取り付けられている。
このように構成されたブレーキ機構32の上部支持体59には、前記移送ワイヤ26を挿通する貫通孔が穿設されている。
アーチ橋16への据え付けに先立って、工場からドラムに外巻きされて入荷した移送ワイヤ26を一度バラして人力でリール23に押し込んでゆく。
また、前記アンカー31には、前記移送ワイヤ26の他に、ウインチワイヤ29が連結され、前記台座36の上に据え付けたインバータ付きウインチ27に滑車28を介して連結されている。
具体的には、エンコーダ48により計測したジャッキ式吊り上げ機械22から重り25(アンカーブロック31a及び/又は吊り桁31b)までの移送ワイヤ26の移動距離をプログラマブルコントローラ50に入力、演算し、予め設定されていたウインチワイヤ49の繰り出しスピードと比較し、前者(重り25の移動スピード)が遅い場合に限り、ブレーキ機構32の負担する荷重が減少する方向に油圧制御盤45を経由してブレーキ機構32の圧抜きを行う。
移送ワイヤ26を可能な限り早い所定の速度で台船17の位置まで繰り出して、吊り桁25に桁ブロック13を連結する。連結したら、ブレーキ機構32を解放し、4台のジャッキ式吊り上げ機械22で桁ブロック13を吊り上げる。
Claims (4)
- 移送ワイヤを用いて重量物を、ジャッキ式吊り上げ機械で吊り上げ移送をするために、前記移送ワイヤを重量物の位置まで迅速に繰り出す移送ワイヤの繰り出し装置において、前記移送ワイヤの先端部に、重りを連結し、この重りに、前記移送ワイヤを所定速度で繰り出すためにウインチのウインチワイヤを連結し、前記移送ワイヤにおける重りまでのいずれかの位置に前記移送ワイヤの逸送を防止するブレーキ機構を設けたことを特徴とする移送ワイヤの繰り出し装置。
- 重りは、移送ワイヤの先端に設けた重量物を連結するためのアンカーブロック及び/又は吊り桁からなることを特徴とする請求項1記載の移送ワイヤの繰り出し装置。
- 移送ワイヤは、PC鋼より線からなり、このPC鋼より線の繰り出しは、アンカーブロック及び/又は吊り桁の自重で行うようにしたことを特徴とする請求項2記載の移送ワイヤの繰り出し装置。
- 移送ワイヤを用いて重量物を、ジャッキ式吊り上げ機械で吊り上げ移送をするために、前記移送ワイヤを重量物の位置まで繰り出す移送ワイヤの繰り出し方法において、前記移送ワイヤの先端部に重りを連結する工程と、前記移送ワイヤを所定速度で繰り出すために、前記重りにウインチのウインチワイヤを連結する工程と、前記移送ワイヤに臨ませて前記移送ワイヤにおける重りまでのいずれかの位置に設けたブレーキ機構のブレーキ圧力を、前記移送ワイヤの逸走を防止するために制御する工程とからなることを特徴とする移送ワイヤの繰り出し方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014150420A JP6103717B2 (ja) | 2014-07-24 | 2014-07-24 | 移送ワイヤの繰り出し装置及び繰り出し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014150420A JP6103717B2 (ja) | 2014-07-24 | 2014-07-24 | 移送ワイヤの繰り出し装置及び繰り出し方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016023066A JP2016023066A (ja) | 2016-02-08 |
JP6103717B2 true JP6103717B2 (ja) | 2017-03-29 |
Family
ID=55270180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014150420A Active JP6103717B2 (ja) | 2014-07-24 | 2014-07-24 | 移送ワイヤの繰り出し装置及び繰り出し方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6103717B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105970830B (zh) * | 2016-04-12 | 2017-11-10 | 中交第二航务工程局有限公司 | 一种用于结合梁斜拉桥的主梁边跨合龙施工方法 |
CN105970819A (zh) * | 2016-05-31 | 2016-09-28 | 中铁大桥局集团第五工程有限公司 | 一种钢锚梁的安装施工方法 |
CN110467125A (zh) * | 2018-05-11 | 2019-11-19 | 福建省泷澄建设集团有限公司 | 一种重型加工工程安装设备 |
CN109505223A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-03-22 | 上海东鼎钢结构有限公司 | 双联钢拱桥及其钢拱制造方法 |
CN110106791A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-08-09 | 中铁六局集团有限公司 | 钢管混凝土拱桥横撑吊装控制的施工方法 |
JP7389475B2 (ja) * | 2020-02-18 | 2023-11-30 | オックスジャッキ株式会社 | 移送ワイヤの繰り出し装置および移送ワイヤの繰り出し方法 |
CN111591937B (zh) * | 2020-06-09 | 2021-04-09 | 青岛豪德博尔实业有限公司 | 一种道路桥梁用吊装装置 |
CN113202015B (zh) * | 2021-05-12 | 2024-01-05 | 丽水市丽通工程监理有限公司 | 一种拱桥吊杆以及拱桥吊杆张拉装置 |
CN114150584B (zh) * | 2021-12-10 | 2024-01-19 | 江苏长江水务股份有限公司 | 一种供水管道的桥梁下腹内就位安装方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09156886A (ja) * | 1995-12-07 | 1997-06-17 | Arakawa Giken Kogyo Kk | 物品吊下装置 |
JP5884467B2 (ja) * | 2011-12-22 | 2016-03-15 | 株式会社大林組 | リフトアップ装置の線材の降下装置、及び、リフトアップ工法における線材の降下方法 |
JP6239455B2 (ja) * | 2014-07-18 | 2017-11-29 | オックスジャッキ株式会社 | Pc鋼より線の巻き取り装置 |
-
2014
- 2014-07-24 JP JP2014150420A patent/JP6103717B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016023066A (ja) | 2016-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6103717B2 (ja) | 移送ワイヤの繰り出し装置及び繰り出し方法 | |
KR101579660B1 (ko) | 평행 와이어의 수평 감기 및 수평 풀기 방법 | |
EP2279978A1 (en) | Drum tensioning method and apparatus for load hoist wire rope | |
JP6239455B2 (ja) | Pc鋼より線の巻き取り装置 | |
WO2011139160A1 (en) | Tension control device for an anchor line rope | |
CN201183725Y (zh) | 起重机钢丝绳缠绕系统 | |
JP5057758B2 (ja) | ワイヤリーリング設備のアンコイラ | |
KR101593609B1 (ko) | 타워크레인 | |
JP5884467B2 (ja) | リフトアップ装置の線材の降下装置、及び、リフトアップ工法における線材の降下方法 | |
JP6750754B2 (ja) | 揚程延長式工事用エレベーター | |
CN102616627A (zh) | 电梯钢丝绳放绳方法及其放绳机构 | |
KR101136067B1 (ko) | 그라운드 앵커케이블의 팩킹장치 | |
CN112607568A (zh) | 一种电梯钢丝绳更换方法 | |
CN214879805U (zh) | 钢绞线动力放线装置及其应用结构 | |
JP4443171B2 (ja) | 工事用エレベータのロープ繰り出し装置 | |
JP2001302139A (ja) | エレベータのロープ掛け工法 | |
CN202379643U (zh) | 一种大吨位起重机及其起升机构 | |
JP7389475B2 (ja) | 移送ワイヤの繰り出し装置および移送ワイヤの繰り出し方法 | |
JP6426237B1 (ja) | エレベータのワイヤロープ引回し方法 | |
US11097929B2 (en) | Top-mounted hoist for use in a derrick or drilling mast of an oil and gas rig | |
CN218754206U (zh) | 大截面电缆回收装置 | |
EP0953539A2 (en) | Electric winch | |
JP6348014B2 (ja) | 掘削機 | |
KR101722022B1 (ko) | 권상장치 | |
CN213112041U (zh) | 一种钢丝绳自动收放装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6103717 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |