JP6092356B1 - 補償索の案内装置およびエレベータ - Google Patents
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【課題】補償索の振れを抑える案内部を、ピット部で上方に設置することを可能とする補償索の案内装置およびエレベータを提供する。【解決手段】本発明の一実施形態によれば、ピット部を有する昇降路を昇降するエレベータのかごと、このかごに主索によって連結された釣合い錘と、この釣合い錘および前記かごに連結され前記主索の重量の不均衡を補償する補償索と、この補償索が垂下する直線部分の高さ範囲に前記ピット部に設けられ前記補償索の振れを抑える案内部と、この案内部に連結具で固定されたプランジャおよびこのプランジャを上下動させる緩衝器本体を有する緩衝器と、を備え、この緩衝器の前記プランジャの伸縮によって前記案内部は上下動することを特徴とする補償索の案内装置が提供される。【選択図】図1
Description
本発明は補償索の案内装置およびこれを備えたエレベータに関し、特に補償索の振れ止めを行う補償索の案内装置およびエレベータに関する。
つるべ式のエレベータでは、コンペンチェーンやコンペンロープなどの補償索により、主索の重量アンバランスを補償している。かご昇降速度が120m/minを超えるエレベータには、補償索の振れを抑制するため、この補償索の案内装置がピット部に設けられている(例えば特許文献1参照)。
補償索は自重により垂下した直線状の部分と、曲率を有し最下方で折返す湾曲部分とを有する。補償索の鉛直に垂下した直線部分の長さが短いと、補償索に揺れが生じるため、従来、補償索の鉛直垂下範囲を大きく確保したコンペンセーション装置が知られている(例えば特許文献2参照)。また、補償索の両端から垂下した直線部分の範囲にそれぞれ、井桁状に組まれた4本のローラによってこの補償索を囲むロープ振れ検出装置が知られている(例えば特許文献3参照)。
しかし、補償索を囲む案内部の設置高さは補償索の直線部分の範囲に入る必要がある。案内部の設置高さが補償索の湾曲部分の範囲内であると、補償索の振れ量が大きくなったときに補償索の湾曲部分が弛み、補償索の一部が案内部上に乗り上がって、補償索が案内部に挟まれ或いは絡まってしまい、補償索が案内部から引っ張られる。補償索が破断されるという不具合が存在する。
本発明はこのような課題に鑑み創案されたものであり、補償索の振れを抑える案内部を、ピット部で上方に設置することを可能とする補償索の案内装置およびエレベータを提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本発明の一実施形態によれば、ピット部を有する昇降路を昇降するエレベータのかごと、このかごに主索によって連結された釣合い錘と、この釣合い錘および前記かごに連結され前記主索の重量の不均衡を補償する補償索と、この補償索が垂下する直線部分の高さ範囲に前記ピット部に設けられ前記補償索の振れを抑える案内部と、この案内部に連結具で固定されたプランジャおよびこのプランジャを上下動させる緩衝器本体を有する緩衝器と、前記連結具に固定され前記案内部を支持する枠体と、この枠体および前記ピット部の底の間に設けられ前記枠体を上方へ付勢する弾性体とを備え、前記緩衝器の前記プランジャの伸縮によって前記案内部は上下動することを特徴とする補償索の案内装置が提供される。
また、本発明の別の一実施形態によれば、ピット部を有する昇降路を昇降するエレベータのかごと、このかごに主索によって連結された釣合い錘と、これらのかごおよび釣合い錘を昇降駆動する前記主索に巻掛けられた巻上機と、この巻上機の巻上駆動による前記主索の重量の不均衡を補償する前記釣合い錘および前記かごに連結された補償索と、この補償索が垂下する直線部分の高さ範囲に前記ピット部に設けられ前記補償索の振れを抑える案内部と、この案内部に連結具で固定されたプランジャおよびこのプランジャを上下動させる緩衝器本体を有する緩衝器と、前記連結具に固定され前記案内部を支持する枠体と、この枠体および前記ピット部の底の間に設けられ前記枠体を上方へ付勢する弾性体とを備え、前記緩衝器の前記プランジャの伸縮によって前記案内部は上下動することを特徴とするエレベータが提供される。
本発明の補償索の案内装置およびエレベータによれば、案内部をピット部で上方に設置することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態に係る補償索の案内装置およびエレベータについて、図1乃至図4を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
図1は本発明の実施の形態に係るエレベータの構成図である。本実施形態に係る補償索の案内装置は、コンペンチェーン16(補償索)の振れ止めを行いコンペンチェーン16をガイドする可動式コンペンチェーン案内装置1である。本実施形態に係るエレベータは、この可動式コンペンチェーン案内装置1を有する。
本実施形態に係るエレベータは、ピット部10を有する昇降路11を昇降するエレベータのかご12と、このかご12にメインロープ13(主索)によって連結された釣合い錘14と、これらのかご12および釣合い錘14を昇降駆動するメインロープ13に巻掛けられた巻上機15と、を備えている。
また、本実施形態に係るエレベータは、この巻上機15の巻上駆動により移動するメインロープ13の重量の不均衡を補償する釣合い錘14およびかご12に連結されたコンペンチェーン16(補償索)と、このコンペンチェーン16が垂下する直線部分の高さ範囲にそれぞれピット部10に設けられコンペンチェーン16の振れを抑える案内装置17、18(案内部)とを備えている。
更に本実施形態に係るエレベータは、案内装置17にブラケット19(連結具)で固定されたプランジャ20およびこのプランジャ20を上下動させるバッファ本体21(緩衝器本体)を有する緩衝器22と、案内装置18にブラケット23(連結具)で固定されたプランジャ24およびプランジャ24を上下動させるバッファ本体25を有する緩衝器26とを備えている。緩衝器22のプランジャ20及び緩衝器26のプランジャ24の伸縮によって案内装置17、18はそれぞれ上下動するようになっている。これらのかご12、釣合い錘14、コンペンチェーン16、案内装置17、18及び緩衝器22、26は、可動式コンペンチェーン案内装置1を構成する。
かご12は昇降路11の図示しない複数本のかごガイドレールに沿って各階の乗場に走行する。かご12は、着床時、かご床面の高さを、各階乗場の床面36の高さに一致させる。かご12にはテールコード27の一端が電気的に接続されており、テールコード27の他端は、昇降路11の壁などに設けられた制御部28に接続されている。かご12は制御部28から電力を給電される。かご12及び制御部28間で制御信号が送受信される。
メインロープ13は、かご12側の吊り部分のロープ重量と、釣合い錘14側の吊り部分のロープ重量とが、これらのかご12、釣合い錘14の位置により異なる。釣合い錘14は昇降路11の図示しない複数本の錘ガイドレールに沿って上下に移動する。巻上機15は、メインロープ13が巻掛けられたトラクションシーブと、このトラクションシーブを回すモータとを有する。モータは制御部28の制御によりトラクションシーブを回転駆動し、かご12及び釣合い錘14をつるべ式に昇降させる。
案内装置17、18(図1)はピット部10に設けられたコンペンチェーン16の振れ止め案内機構である。ピット部10とは、昇降空間に下方で連続し、最下階の乗場の床面36よりも下方にある空間を言う。ピット部10の底は、最下階の乗場の床面36よりも低い。
図2は本実施形態に係る補償索の案内装置の構成図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。
コンペンチェーン16はメインロープ13と独立して設けられた釣合い鎖である。コンペンチェーン16の一端はかご12のチェーン受け29に固定され、その他端は釣合い錘14のチェーン受け30に固定されている。コンペンチェーン16は、釣合い錘14から自重により垂下した直線部分(範囲H1参照)と、かご12から自重で垂下した直線部分(範囲H2参照)と、曲率を有する湾曲部分(範囲H3参照)とを有する。曲率は湾曲部分を円弧とする曲率であり、コンペンチェーン16の曲げ剛性により決まる。
また、案内装置17、18の設置高さは、かご12の最下部および釣合い錘14の最下部のうちの何れか低い方の高さよりも低く、且つ緩衝器22のプランジャ20及び緩衝器26のプランジャ24の各上死点よりも下方である。案内装置17、18は、プランジャ20、24の緩衝ストロークの範囲で上下動するようになっている。かご12の最下部とはかご枠の下方に設けられた各種部材であり、例えばバッファ受け37である。釣合い錘14の最下部とは釣合い錘14の錘枠の下方に設けられた各種部材であり、例えばバッファ受け38である。
案内装置17、18の設置高さは、これらの案内装置17、18が上昇したときに、かご12及び釣合い錘14の何れにも干渉しないように決められている。案内装置17、18は、与えられたピット寸法に対してプランジャ20、24の緩衝ストロークで決まる高さ範囲の高さに位置決めされて設けられている。
図3は案内装置17の単体の斜視図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。案内装置17は、互いに平行な一対のローラ31、32と、それぞれローラ31、32の下方に設けられローラ31、32の軸方向に交差する軸を有する互いに平行な他の一対のローラ33、34と、これらのローラ31〜34を軸支するフレーム35とを備えている。案内装置17は、4本のローラ31、32、33、34を2本ずつ上下二段に井桁状に組み、上方2本のローラ31、32と、下方2本のローラ33、34とを立体交差させて得た中央の隙間にコンペンチェーン16を導くことでこのコンペンチェーン16を囲むようになっている。案内装置18は案内装置17の構成と同じである。
図1のブラケット19、23は何れも耐荷重性を持つ板材、鋼材であり、ボルト、枠材、梁材などの締結部材によって案内装置17、18を緩衝器22、26に強固に締結している。緩衝器22はかご12が決められた位置を万が一超えて降下したときにかご12を安全に減速させてかご12を停止させる。緩衝器26は釣合い錘14が所定位置を超えて降下したときに釣合い錘14を減速させて停止させる。
図4(a)は本実施形態に係る補償索の案内装置の緩衝器22及び案内装置17の第1の構成例を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。案内装置17はフレーム35及びブラケット19によってプランジャ20に直接固定されており、プランジャ20の伸縮に連動して上下動する。フレーム35はブラケット19に固定され案内装置17を支持している。
また、緩衝器22は、プランジャ20をバッファ本体21からプランジャ20の上死点まで突出させ、かご12の最下部によりその上端が押し下げられたプランジャ20をバッファ本体21内に没入させる。バッファ本体21は例えば油を封入しており、油圧抵抗力によってプランジャ20から下方へ向かう押し下げ力を受け止める。バッファ本体21は圧縮された状態の弾性体(例えばスプリングコイル)を有する。緩衝器22は、バッファ本体21の弾性体によって、ピット部10の底から上方への弾性反発力をプランジャ20に作用させ、プランジャ20を上死点まで復帰させる。緩衝器26のプランジャ24及びバッファ本体25はそれぞれ緩衝器22のプランジャ20及びバッファ本体21と実質同じである。案内装置18(図1)はフレーム及びブラケット23によってプランジャ24に直接固定される。
図4(b)は本実施形態に係る補償索の案内装置の緩衝器22及び案内装置17の第2の構成例を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。案内装置17は、フレーム35と、このフレーム35およびピット部10の底39の間に設けられたスプリングコイル40(弾性体)とを更に備え、このスプリングコイル40は圧縮された状態にあり、弾性反発力によりフレーム35を上方へ付勢する。
また、図2において、案内装置17及び18にはそれぞれかご12及び釣合い錘14との干渉を検出する検出器41、42が設けられてもよい。一例として検出器41、42は接点スイッチなど物体の接触を検出するセンサを用いることができる。検出器41、42は検知信号を図示しない配線によって制御部28へ通知する。制御部28は緩衝器22、26へ検知信号の受信に同期して動作開始を指令する制御信号を送ってもよい。
次に上述の構成の本実施形態に係るエレベータ(図1〜図4)の動作について説明する。
エレベータは通常運転によりかご12を通常走行させる。可動式コンペンチェーン案内装置1(図1)が案内装置17、18を伸縮式に構成したため、釣合い錘14が緩衝器26を圧縮する動作に同期して、プランジャ24が下方に変位し、釣合い錘14と緩衝器26との干渉を回避することができる。同様にかご12が緩衝器22を圧縮する動作に同期して、プランジャ20が下方に変位し、かご12と緩衝器22との干渉を回避できる。
これにより、通常走行時は、案内装置17、18の高さを、ピット面(ピット部10の底面)から離れた高さ位置にすることができ、コンペンチェーン16の案内装置17、18への乗り上げを防止することができる。
かご12が最上階に上昇したときと、最下階に下降したときとでは、メインロープ13のうちの巻上機15からかご12までの部分のロープ長と、巻上機15から釣合い錘14までのロープ長とに極端な差が生じる。高層ビルではテールコード27による巻上機15への荷重も最上階、最下階間で差が生じる。かご12側と、釣合い錘14側との間で極端な重量アンバランスになることがあるが、コンペンチェーン16が重量アンバランスを補償する。
一般にエレベータが設置される高層ビルは強風や地震により揺れることがあり、昇降路11の揺れにメインロープ13及びコンペンチェーン16が共振することがある。かご12の走行による振動も発生する。
図2において仮に案内装置17、18がコンペンチェーン16の湾曲部分の範囲に設けられているとすると、コンペンチェーン16の振れ量が大きくなったときに、コンペンチェーン16の湾曲部分が案内装置17、18の何れかに乗り上げる現象が発生する。コンペンチェーン16が弛むため、一方例えば案内装置17のローラ31〜34がコンペンチェーン16を噛み、コンペンチェーン16は案内装置17に挟まれる。コンペンチェーン16が案内装置17に挟まれ或いは絡まると、コンペンチェーン16には引張り力が作用して破断する。案内装置17、18を、コンペンチェーン16の直線部分の高さ範囲に設けたため、コンペンチェーン16の案内装置17、18への乗り上げによる破断は生じない。
一方案内装置17、18のかご12及び釣合い錘14との干渉を避けるためには、エレベータの設置時に、ピット寸法(ピット深さ)を大きく確保する必要がある。他方、ピット寸法は小さければ小さいほどよい。このため、エレベータを設置する予定のビルにおいて大きいピット寸法を確保できない場合、案内装置17、18の干渉を避けるために、案内装置17、18の高さをピット部10の底39に接近させなければならない。案内装置17、18の高さ位置を底39寄りにすることは、案内装置17、18の高さ位置を、コンペンチェーン16の湾曲部分の範囲に入れることを意味する。
本実施形態に係るエレベータによれば、案内装置17、18をなるべく上方に設けることができ、コンペンチェーン16の湾曲部分が案内装置17、18に乗り上げる現象を避けることができる。
また、本実施形態に係るエレベータでは、かご12の通常走行時において、案内装置17、18がかご12、釣合い錘14に干渉しない状態を保ち続けることができる。万が一、案内装置17、18がかご12、釣合い錘14に干渉しても、プランジャ20、24の緩衝ストロークに同期して案内装置17、18が下方に変位することができる。従って本実施形態に係る補償索の案内装置およびエレベータによれば、コンペンチェーン16をかご12及び釣合い錘14間に掛け渡しても、図2のように、コンペンチェーン16の直線部分の高さが、ピット面から離れた位置になるため、ビルのピット寸法を大きくせず、干渉を避けてエレベータを設置することができる。
このように本実施形態に係る補償索の案内装置およびエレベータによれば、案内装置17、18をピット部10で上方に設置することが可能になる。
上記実施形態では、補償索の例にはコンペンチェーン16が用いられていたが、実施の形態に係る補償索の案内装置は、コンペンロープを補償索に用いてもよい。コンペンロープを使った場合、実施の形態に係るエレベータは、ピット部10にコンペンロープを巻き掛けたコンペンシーブを設ける。
また、実施の形態に係る補償索の案内装置は、かご及び釣合い錘の底にそれぞれ下方への出っ張り部を設けておき、この出っ張り部が、プランジャに取り付けた縦のブラケットを押すという構造をとってもよい。出っ張り部とはかご枠及び釣合い錘の枠に下方へ突き出て取付けられた棒体を用いてもよい。
図2の例では、異なるローピング方式を用いてもよく、例えばかご12のかご枠下梁に2つのかご下シーブを軸支して設けてもよい。案内装置17、18はかご下シーブに干渉しないように設けられる。
図1〜図4の内容は例示であり、それらに限定されるものではない。図示された構造は種々変形可能である。ブラケット19、23の寸法は各図間で適宜変えて表示されている。
緩衝器22、26は複数段のプランジャを設けてもよい。図3のスプリングコイル40の代わりに弾性体として板バネがフレーム35及び底39間に設けられてもよい。あるいはゴムなどの弾性部材やアクチュエータが弾性体として設けられてもよい。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…可動式コンペンチェーン案内装置、11…昇降路、12…かご、13…メインロープ(主索)、14…釣合い錘、15…巻上機、16…コンペンチェーン(補償索)、17,18…案内装置(案内部)、19,23…ブラケット(連結具)、20,24…プランジャ、21,25…バッファ本体(緩衝器本体)、22,26…緩衝器。
Claims (9)
- ピット部を有する昇降路を昇降するエレベータのかごと、
このかごに主索によって連結された釣合い錘と、
この釣合い錘および前記かごに連結され前記主索の重量の不均衡を補償する補償索と、
この補償索が垂下する直線部分の高さ範囲に前記ピット部に設けられ前記補償索の振れを抑える案内部と、
この案内部に連結具で固定されたプランジャおよびこのプランジャを上下動させる緩衝器本体を有する緩衝器と、
前記連結具に固定され前記案内部を支持する枠体と、
この枠体および前記ピット部の底の間に設けられ前記枠体を上方へ付勢する弾性体とを備え、
前記緩衝器の前記プランジャの伸縮によって前記案内部は上下動することを特徴とする補償索の案内装置。 - 前記案内部および前記緩衝器はそれぞれ前記かごおよび前記釣合い錘毎に設けられたことを特徴とする請求項1記載の補償索の案内装置。
- 前記案内部は、
前記かごの最下部および前記釣合い錘の最下部のうちの何れか低い方の高さよりも低く、且つ前記緩衝器のプランジャの上死点よりも下方に設けられたことを特徴とする請求項1記載の補償索の案内装置。 - 前記案内部は、前記緩衝器のプランジャの緩衝ストロークの範囲で上下動することを特徴とする請求項1記載の補償索の案内装置。
- 前記案内部は、
互いに平行な一対のローラと、それぞれ前記一対のローラの上又は下に設けられ前記ローラの軸方向に交差する軸を有する互いに平行な他の一対のローラとを備えたことを特徴とする請求項1記載の補償索の案内装置。 - 前記かご及び前記釣合い錘にそれぞれ下方への出っ張り部を設け、前記出っ張り部により、前記プランジャを伸縮する請求項1記載の補償索の案内装置。
- ピット部を有する昇降路を昇降するエレベータのかごと、
このかごに主索によって連結された釣合い錘と、
これらのかごおよび釣合い錘を昇降駆動する前記主索に巻掛けられた巻上機と、
この巻上機の巻上駆動による前記主索の重量の不均衡を補償する前記釣合い錘および前記かごに連結された補償索と、
この補償索が垂下する直線部分の高さ範囲に前記ピット部に設けられ前記補償索の振れを抑える案内部と、
この案内部に連結具で固定されたプランジャおよびこのプランジャを上下動させる緩衝器本体を有する緩衝器と、
前記連結具に固定され前記案内部を支持する枠体と、
この枠体および前記ピット部の底の間に設けられ前記枠体を上方へ付勢する弾性体とを備え、
前記緩衝器の前記プランジャの伸縮によって前記案内部は上下動することを特徴とするエレベータ。 - 前記案内部は、
前記かごの最下部および前記釣合い錘の最下部のうちの何れか低い方の高さよりも低く、且つ前記緩衝器のプランジャの上死点よりも下方に設けられたことを特徴とする請求項7記載のエレベータ。 - 前記案内部は、前記緩衝器のプランジャの緩衝ストロークの範囲で上下動することを特徴とする請求項7記載のエレベータ。
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