JP6089652B2 - カップホルダー - Google Patents

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Description

本発明は、車両や飛行機,船舶等の乗物室内に設けられるカップホルダーに関する。
従来、車両や飛行機,船舶等の車室内における座席の周囲には、各種の飲料用容器等を安定的に保持するカップホルダー(ドリンクホルダー)が装備されている。一般的なカップホルダーには、乗物の振動時や加減速時に容器内の飲料をこぼすことなく、容器をしっかりと保持する機能が求められ、容器の底面を支持する部位や側面を把持する把持部位等が設けられる。近年では、把持部位を揺動可能に設けることで、多様な形状,外径の容器に対応するものも知られている。
例えば、特許文献1には、薄型四角箱状のユニット本体の内部に略板状のホルダー本体を前後方向移動可能に収容し、ホルダー本体にカップ保持穴を設けるとともに、ホルダー本体の上面にアーム体をスイング可能に取り付けたカップホルダーユニットが記載されている。この技術では、アーム体とカップ保持穴の内周面とで囲まれたカップ保持領域の内径が、ホルダー本体の引き出し量に応じて変化するように構成されている。このような構造より、外径の異なる容器を保持することができるとされている。
また、特許文献2には、ホルダー本体のホルダー収納室に対する出し入れに伴い、保持アームを保持凹部に対して離反・接近させるように構成された乗物用カップホルダーが記載されている。この技術では、保持アームに突設された被ガイド軸が弾性部材で形成されている。これにより、被ガイド軸に外力を作用させて保持アームと保持凹部との間のカップ保持空間を大きくすることができ、径の異なるカップを保持することができるとされている。
特開平7-186808号公報 特開2004-161124号公報
しかしながら、上記のような従来のカップホルダーは、円筒状や角柱状の飲料用容器をおもな保持対象としたものであって、飲料用容器以外の物品を保持させることが難しく、利便性を向上させにくいという課題がある。
例えば近年では、携帯電話機,スマートフォン等の音楽サービスや道案内サービスを利用しながら乗物に搭乗するユーザーが増加しつつある。この場合、ユーザーが着座した姿勢で画面を確認することができるような位置に携帯電話機やスマートフォンを設置することが望まれる。一方、一般的なカップホルダーは、ユーザーが着座した姿勢で飲料用容器を取り扱うことができる位置に設置される。このような点で、カップホルダーは、携帯電話機等の電子機器を一時的に保持させる用途にも好適であると考えられる。しかし、電子機器の大きさは多種多様であるため、そのサイズによっては把持部位から大きくはみ出し、安定的に保持させることができない場合がある。
本件の目的の一つは、上記のような課題に鑑み創案されたもので、飲料用容器だけでなく他の物品をも保持可能とし、汎用性及び利便性を向上させることができるようにしたカップホルダーを提供することである。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも、本件の他の目的として位置づけることができる。
(1)ここで開示するカップホルダーは、保持対象を保持すべく、軸部を介して互いに回転可能に連結されるとともに保持幅を狭める方向に付勢された一対の腕部を備える。また、前記軸部の近傍で前記一対の腕部のそれぞれから延設された一対の足部と、前記一対の腕部及び前記一対の足部を引き出し自在に収容するケース部とを備える。
さらに、前記ケース部から前記一対の腕部を引き出した状態で、前記ケース部内で前記足部の一側に当接する位置に設けられ、前記保持幅を狭める方向への前記足部の移動を規制する規制部と、前記ケース部内における前記足部の他側に設けられ、前記保持幅を広げる方向への前記足部の移動を許容する空間部とを備える。なお、前記空間部とは、前記足部を挟んで前記規制部とは反対側に設けられた空間であることが好ましい。
た、前記一対の腕部が、第一腕部及び第二腕部を具備する。
前記第一腕部は、第一円弧,第二円弧及び第三円弧を持つルーローの三角形において前記第一円弧を中央で分割してなる一方の半円弧とこれに隣接する前記第二円弧とに対応する水平断面形状を有する。また、前記第二腕部は、前記第一円弧を中央で分割してなる他方の半円弧とこれに隣接する前記第三円弧とに対応する水平断面形状を有する。さらに、前記軸部が、前記一方の半円弧と前記他方の半円弧とが重合するように、前記第二円弧と前記第三円弧との交点に対応する位置で前記第一腕部と前記第二腕部とを軸支する。
ここで、前記第一円弧,前記第二円弧及び前記第三円弧のそれぞれに対向する頂点を、第一頂点,第二頂点及び第三頂点と呼ぶ。前記第一円弧は前記第一頂点を中心とした円弧であり、前記第二円弧は前記第二頂点を中心とした円弧であり、前記第三円弧は前記第三頂点を中心とした円弧である。
また、前記第一円弧を中央で分割してなる二つの半円弧のそれぞれを左半円弧,右半円弧と呼び、前記左半円弧は前記第二円弧に隣接する円弧であって、前記右半円弧は前記第三円弧に隣接する円弧であるとする。前記左半円弧及び前記右半円弧はともに、前記第一頂点を中心とした円弧である。なお、前記第一腕部及び前記第二腕部は、前記左半円弧と前記右半円弧とが重合するように軸支されるため、前記第一腕部における前記左半円弧に対応する部位の曲率半径と、前記第二腕部における前記右半円弧に対応する部位の曲率半径とが僅かに相違することが好ましい。
)また、前記第一腕部が、前記一方の半円弧及び前記第二円弧から前記第二腕部側に向かって水平方向に延在し半円状の切り欠きが形成された第一面状部を有し、前記第二腕部が、前記他方の半円弧及び前記第三円弧から前記第一腕部側に向かって水平方向に延在し半円状の切り欠きが形成された第二面状部を有することが好ましい。この場合、前記第一面状部の切り欠き及び前記第二面状部の切り欠きが、前記一対の腕部を前記ケース部から引き出した状態で円形の輪郭をなすように欠成されていることが好ましい。
)また、前記第一腕部が、前記第一面状部において、前記半円状の切り欠きから前記一方の半円弧及び前記第二円弧の交点に向かって欠成してなる第一係止部を有し、前記第二腕部が、前記第二面状部において、前記半円状の切り欠きから前記他方の半円弧及び前記第三円弧の交点に向かって欠成してなる第二係止部を有することが好ましい。
なお、前記第一係止部,前記第二係止部は、例えば薄板状の携帯電話機やスマートフォン,タブレット型情報端末,ポータブルGPS装置といった電子機器類を前記一対の腕部間に保持させる際に、それらの両端辺を保持するように機能する程度の大きさに欠成されることが好ましい。
)また、前記軸部が、前記一対の腕部を前記ケース部から引き出した状態で、前記ケース部の外側に位置するように設けられることが好ましい。つまり、前記一対の腕部の保持幅を広げる際に少なくとも前記ケース部と干渉しないように、前記ケース部に対する前記一対の腕部の引き出し量が設定されていることが好ましい。
)また、前記一対の足部が、互いに交差することなく前記一対の腕部の引き出し方向に沿って延設されることが好ましい。この場合、前記規制部が、前記軸部を中心として前記足部の外側の一側に当接する位置に設けられるとともに、前記空間部が、前記軸部を中心として前記足部の内側に設けられることが好ましい。
開示のカップホルダーによれば、ケース部内に規制部と空間部とを設けることで、一対の腕部に保持幅を狭める力を作用させつつ、引き出した状態での保持幅を設定することができ、例えば飲料用容器を載せるための幅を確保することができる。また、ケース部内での足部の移動が許容されるため、腕部の保持幅を広げて過開きの状態にすることができ、例えば直径の大きな飲料用容器や、飲料用容器以外の物品を腕部間に保持させることができる。具体的には、携帯電話機やスマートフォン,タブレット型情報端末,ポータブルGPS装置等の電子機器をカップホルダーに保持させることが可能となり、カップホルダーの汎用性及び利便性を向上させることができる。
一実施形態に係るカップホルダーが取り付けられた車室内を示す斜視図である。 図1に示すカップホルダーの全体構造を示す分解斜視図である。 図2に示すカップホルダーの腕部を示す斜視図であり、(a)及び(b)は第一腕部、(c)は第二腕部である。 図3に示す腕部の上面図であり、(a)は第一腕部及び第二腕部を開いた通常状態、(b)は第一腕部及び第二腕部を閉じた収納状態、(c)は第一腕部及び第二腕部を押し広げた過開き状態に対応する。 (a)〜(c)はそれぞれ、図4(a)〜(c)中の腕部の形状に対応するルーローの三角形を説明するための図である。 図2に示すカップホルダーの本体部の構成を示す図であり、(a)は分解斜視図、(b)は上面図である。 図2に示すカップホルダーのケース部の構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)はケース部の内部からの見上げ図、(c)は縦断面図である。 図1に示すカップホルダーの動作を説明すべく、内部の構造を透過させて示した上面図であり、(a)は収納状態、(b)は通常状態、(c)は過開き状態に対応するものである。 変形例としてのカップホルダーの構造を透過させて示した上面図であり、(a)は収納状態、(b)は通常状態、(c)は過開き状態に対応するものである。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができるとともに、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることが可能である。
[1.構成]
本実施形態のカップホルダー1は、図1に示す自動車のインストルメントパネル2に対して、車両前後方向に出し入れ自在に収容される、引き出し式のホルダーである。図1中のカップホルダー1の配設位置は、インストルメントパネル2の車室側に面した部位のうち、運転席と助手席とに挟まれた位置に設定されている。以下の説明では、図1中に示すように、車幅方向のことを「幅方向」と呼び、車両前後方向のことを「引き出し方向」と呼ぶ。ここでいう幅方向の左右は、車幅方向の左右に対応する。一方、引き出し方向の前方は車両の後方向に対応し、引き出し方向の後方は車両の前方向に対応するものとする。
図2に示すように、このカップホルダー1には、一対の腕部10,20と、これらを支持する本体部30と、本体部30が収容されるケース部40とが設けられる。一対の腕部10,20は、保持対象となる物品(例えば、飲料用容器や紙コップの他、携帯電話機やスマートフォン,タブレット型情報端末,ポータブルGPS装置等の電子機器など)を掴んで保持する部位であり、本体部30は、それぞれの腕部10,20を同一の回転軸Cで軸支しつつ、保持対象の底面側を支持する部位である。
ケース部40は、一対の腕部10,20を含む本体部30の全体が引き出し方向にスライド自在となるように、これらを収容する部位である。以下、一対の腕部10,20,本体部30,ケース部40のそれぞれの構造について順に説明する。また、図1,2に示すように、インストルメントパネル2の正面に向かって右側に配置される腕部のことを第一腕部10と呼び、第一腕部10と対をなして向かって左側に配置される腕部のことを第二腕部20と呼ぶ。回転軸Cを基準とすれば、本体部30の引き出し方向の前方に向かって左側に配置される腕部が第一腕部10であり、右側に配置される腕部が第二腕部20である。
[1−1.第一腕部]
第一腕部10及び第二腕部20はともに、上面視で略L字状に屈曲した形状に形成されている。第一腕部10の形状は、第二腕部20の形状と略鏡映対称形状であるが、第一腕部10の方が若干大きめに形成される。第一腕部10には、その先端側に配置される第一半円弧面11と、基端側に配置される第一円弧面12とが設けられる。
図3(a),(b)に示すように、第一半円弧面11は、回転軸Cが曲率の中心となる曲面状の部位であり、水平面に対して略鉛直に配置される。また、第一円弧面12は、第一半円弧面11と略同一の曲率半径を持つ曲面状の部位であり、水平面に対して略鉛直に配置され、第一半円弧面11と一体に形成される。言い換えれば、第一半円弧面11,第一円弧面12はそれぞれ、水平面状に描かれた円弧を鉛直方向に延設してなる部分的な筒面形状である。
これらの第一半円弧面11及び第一円弧面12は、上面視における接合部近傍でのそれぞれの法線同士のなす角度が約120°となるように接合される。第一半円弧面11及び第一円弧面12のそれぞれの高さ方向の寸法は、略同一とされる。また、上面視における第一半円弧面11の表面に沿った長さは、第一円弧面12の表面に沿った長さの略半分程度とされる。
第一半円弧面11及び第一円弧面12の上端辺には、水平な平面状に展開する第一上面13(第一面状部)が延設される。第一上面13の延設方向は、図3(a),(b)に示すように、回転軸Cから見て第一円弧面12よりも右側(円弧の内側であって、円弧よりも中心側)であり、上面視で第一半円弧面11と第一円弧面12とによって挟まれる領域に面する側である。また、第一上面13と同様に、第一半円弧面11及び第一円弧面12の下端辺には、第一下面15(第一面状部)が延設される。第一下面15は、第一上面13と略同一形状に形成され、第一上面13の鉛直下方で第一上面13に対して略平行に配置される。
第一上面13及び第一下面15のそれぞれには、略同一な半円形状の切り欠きが形成される。ここで、第一上面13の切り欠きを第一上面欠成部14と呼び、第一下面15の切り欠きを第一下面欠成部16と呼ぶ。これらの第一上面欠成部14,第一下面欠成部16は、図3(a),(b)に示すように円弧状に湾曲した輪郭を持ち、第一腕部10と第二腕部20との間に把持される保持対象の側面に接触する部位となる。
第一円弧面12には、その表面から第一上面13の延設方向と同一方向(第一腕部10の内側方向)に向かって膨出した第一膨出部18が設けられる。第一膨出部18は、第一上面欠成部14や第一下面欠成部16と同様に、保持対象の側面に接触して押止するように機能する。つまり、上面視において、第一膨出部18の輪郭線が第一上面欠成部14及び第一下面欠成部16の輪郭線に接するような形状とされる。
また、第一上面13には、半円状の切り欠きからさらに外側に向かって欠成されてなる第一上面切り欠き部19が設けられる。第一上面切り欠き部19の輪郭形状は、図3(a),(b)に示すように、略半分の楕円形状であり、第一半円弧面11と第一円弧面12との接合部に向かって第一上面欠成部14の切り欠きをさらに切り欠いたような形状とされる。この第一上面切り欠き部19は、例えば薄板状の携帯電話機やスマートフォン,タブレット型情報端末,ポータブルGPS装置等の電子機器類を一対の腕部10,20間に保持させる際に、それらの端辺を係止するように機能する。
第一腕部10の基端側には、第一腕部10の回転軸Cとして機能する第一軸部17(軸部)が設けられる。第一腕部10は、第一軸部17を介して本体部30に対して回動可能に支持される。第一軸部17の形状は例えば中空円筒状に形成され、その内筒面側で後述する第二腕部20の第二軸部27と摺接するとともに、その外筒面側で後述する本体部30の軸受け孔34と摺接する。なお、本実施形態の第一腕部10は樹脂製であり、上記の各要素が一体に成型された一部品として製造される。
また、第一腕部10には、第一軸部17よりも後方に向かって延設された第一足部60が設けられる。この第一足部60は、第一上面13と略同一平面上に位置する平面形状を持った第一延出部61と、第一延出部61に固定された第一突起部62及び第一ばね受け部63とを有する。
第一延出部61は、図4(a),(b)に示すように、上面視で第一軸部17の近傍における第一円弧面12の法線方向に向かって突出した形状に形成される。また、第一突起部62は、図3(a),(b)に示すように、第一延出部61の先端上面から上方に向かって突出した部位である。第一突起部62は、本体部30やケース部40に対する第一腕部10の相対回転角度を規制するための部位である。一方、第一ばね受け部63は、第一延出部61の先端下面から下方に向かって突出した部位である。この第一ばね受け部63は、第一腕部10と第二腕部20とに閉鎖方向の付勢力を与えるばね52を係合させるための突起である。
第一円弧面12の後端部には、後述するフラップ50との干渉を防止するための第一フラップ切り欠き部54が設けられる。第一フラップ切り欠き部54の具体的な形状は任意であるが、本実施形態では上面視で第一円弧面12の後端部に位置する端辺から、第一半円弧面11側に向かって矩形の窓状に欠成されている。図3(b)に示すように、第一円弧面12の後端部には第一腕部10の回転軸Cがあるため、第一フラップ切り欠き部54は回転軸Cに近接して設けられることになる。第一フラップ切り欠き部54の高さ方向の位置は、フラップ50の回動代を考慮して、第一円弧面12の上端部寄りの位置(第一上面13に近接する位置)とされる。
[1−2.第二腕部]
図3(c)に示すように、第二腕部20には、第一軸部17と同一の回転軸Cを持つ第二軸部27が設けられる。第二軸部27の形状は、例えば中空円筒状の第一軸部17の内径に対応する外径を持つ円筒状とされる。第一軸部17及び第二軸部27は、第一腕部10と第二腕部20とが互いに回転軸Cを中心として回転自在となるように、滑らかに嵌合する。これにより、第二腕部20は、第一腕部10とともに本体部30に対して回動可能に支持されるとともに、第一腕部10に対しても回動可能となる。
この第二腕部20には、第一腕部10と同様の各要素が設けられる。つまり、第一腕部10の第一半円弧面11,第一円弧面12,第一上面13,第一下面15のそれぞれに対応するように、第二腕部20には第二半円弧面21,第二円弧面22,第二上面23,第二下面25が設けられる。
第二半円弧面21は、回転軸Cを曲率の中心とする曲面形状である。第二半円弧面21の曲率半径は、第一半円弧面11の曲率半径と略同一とされ、あるいはそれよりもやや小さい値に設定される。なお、第二半円弧面21の曲率半径は、好ましくは、第一半円弧面11の曲率半径から第一半円弧面11の板厚を減じた値よりも小さく設定される。また、第二円弧面22の曲率半径は、第一円弧面12又は第二半円弧面21の曲率半径と略同一とされる。これらの第二半円弧面21及び第二円弧面22は、上面視における接合部近傍でのそれぞれの法線同士のなす角度が約120°となるように接合される。第二半円弧面21及び第二円弧面22の高さ寸法は略同一であり、第一半円弧面11及び第一円弧面12の高さ寸法よりも若干小さい寸法とされる。また、上面視における第二半円弧面21の表面に沿った長さは、第二円弧面22の表面に沿った長さの略半分程度とされる。
第二上面23及び第二下面25(第二面状部)はそれぞれ、第二半円弧面21及び第二円弧面22の上端辺及び下端辺から水平に延設された平面状の部位である。これらの第二上面23及び第二下面25の延設方向は、回転軸Cから見て第二円弧面22よりも左側である。また、これらの第二上面23及び第二下面25のそれぞれには、第一上面欠成部14や第一下面欠成部16と同様に、第二上面欠成部24及び第二下面欠成部26が設けられる。第二上面欠成部24及び第二下面欠成部26は、上面視において略同一の半円形状の切り欠きであり、円弧状に湾曲した輪郭を持つ。第二上面欠成部24及び第二下面欠成部26の輪郭線となる円の半径は、第一上面欠成部14及び第一下面欠成部16の輪郭線となる円の半径と同一とする。
第二円弧面22には、その表面から第二腕部20の内側方向に向かって膨出した第二膨出部28が設けられる。第二膨出部28の膨出形状は、その輪郭線が上面視において第二上面欠成部24及び第二下面欠成部26の輪郭線に接触するような形状である。また、第二上面23には、第一上面切り欠き部19と同様に、半楕円形状に切り欠かれた第二上面切り欠き部29が設けられる。第二上面切り欠き部29は、第一上面切り欠き部19とともに、電子機器等の両端辺を係止するように機能する。
また、図3(c)に示すように、第二腕部20の基端側には、第二足部70が設けられる。この第二足部70には、第一足部60とは異なり、二本の延出部71,74が設けられる。これらの延出部71,74のうち、上方に位置するものを第二延出部71と呼び、下方に位置するものを第二ばね受け延出部74と呼ぶ。
第二延出部71は、第一延出部61と対をなすように、第二上面23から第二軸部27よりも後方に向かって延設された部位である。第二延出部71の形状は、第二上面23と同一平面上に位置する細長い平面形状であって、図4(a),(b)に示すように、上面視で第二軸部27の近傍における第二円弧面22の法線方向に向かって突出した形状である。
一方、第二ばね受け延出部74は、図3(c)に示すように、上面視で第二延出部71と重合する略同一の形状であり、第二円弧面22上で第二下面25よりもやや上方の位置から後方に向かって延設された部位である。これらの第二延出部71及び第二ばね受け延出部74は、互いに平行に配設される。
第二延出部71の先端上面には、上方に向かって突出した第二突起部72が設けられ、第二ばね受け延出部74の先端上面にも、上方に向かって突出した第二ばね受け部73が設けられる。第二突起部72は、第一突起部62と同様に、本体部30やケース部40に対する第二腕部20の相対回転角度を規制するように機能する。また、第二ばね受け部73は、第一ばね受け部63とともに、ばね52が係合する部位である。
ばね52(弾性部材)は、例えば図3(c)に示すようなコイルスプリングであり、第一腕部10と第二腕部20との組み付け時に、第一ばね受け部63と第二ばね受け部73との間に介装される。例えば、ばね52の一端部52aが第一足部60の第一ばね受け部63に係止されるとともに、ばね52の他端部52bが第二足部70の第二ばね受け部73に係止される。このとき、各足部60,70が互いに離隔する方向に付勢力が作用するように、ばね52が取り付けられる。つまり、第一腕部10及び第二腕部20には、第一円弧面12と第二円弧面22との距離を狭める方向(閉鎖方向)に互いを付勢するばね力が与えられる。
第二円弧面22の後端部には、第一フラップ切り欠き部54と同様に、フラップ50との干渉を防止するための第二フラップ切り欠き部55が設けられる。第二フラップ切り欠き部55の高さ方向の位置は、第二延出部71よりも下方であって第二ばね受け延出部74よりも上方とされる。
[1−3.第一腕部と第二腕部との関係]
図4(a)〜(c)は、第一腕部10と第二腕部20とを組み付けた状態の上面図であり、図4(a)は、第一腕部10と第二腕部20との間の保持幅(開き幅)が、例えば円筒状の飲料用容器を保持対象としたときに適した保持幅の状態(通常状態)を示す。一般的な飲料用容器を保持する際には、第一腕部10の第一上面欠成部14の輪郭線と、第二腕部20の第二上面欠成部24の輪郭線とが上面視で略円形となるような保持幅とされる。このとき、第一軸部17近傍における第一腕部10の外表面の接線(一点鎖線で示す)と、第二腕部20の外表面の接線(二点鎖線で示す)とのなす角度は、図4(a)中に示すように、約120°である。
図4(b)は、例えば第一腕部10及び第二腕部20をケース部40の中に収納するときに適した保持幅の状態(収納状態)を示す。カップホルダー1を使用しないときには、例えば第二腕部20の第二半円弧面21の先端が第一腕部10の第一円弧面12に当接するように、第一腕部10と第二腕部20とが重なり合った状態とされる。このとき、第一軸部17近傍における第一腕部10の外表面の接線(一点鎖線で示す)と、第二腕部20の外表面の接線(二点鎖線で示す)とのなす角度は、図4(b)中に示すように、約90°である。
図4(c)は、図4(a)の状態から第一腕部10と第二腕部20との保持幅をさらに広げた「過開き」の状態を示す。例えば、直径の大きな飲料用容器や、飲料用容器以外の物品(携帯電話機やスマートフォン,タブレット型情報端末,ポータブルGPS装置等の電子機器類)を保持させる際には、このような過開きの状態とされる。このとき、第一軸部17近傍における第一腕部10の外表面の接線(一点鎖線で示す)と、第二腕部20の外表面の接線(二点鎖線で示す)とのなす角度は、図4(c)に示すように、最大で約180°(あるいは、一点鎖線と二点鎖線とが平行)程度とされる。なお、本実施形態の第一足部60及び第二足部70は、図4(a)〜(c)に示すように、第一腕部10及び第二腕部20の相対角度の大小に関わらず、互いに交差しないように設けられる。
ここで、図5(a)〜(c)を用いて、第一腕部10及び第二腕部20の形状を概念的に説明する。図5(a)中に示す図形はルーローの三角形であり、正三角形ABCのそれぞれの頂点から各辺の長さに等しい半径を持つ三本の円弧を描いて繋いだものである。また、点Dは、角BACの二等分線と円弧BCとの交点である。上記の第一腕部10の上面視での形状(水平断面形状)は、図5(a)中の円弧AB及び円弧BDに対応する形状である。同様に、第二腕部20の上面視での形状(水平断面形状)は、円弧AC及び円弧CDに対応する形状である。
図5(b)は、図5(a)中の点Aを中心として、半径ABと半径ADとで囲まれる扇形ABD及び円弧ABを時計回りに15°回転させるとともに、半径ADと半径ACとで囲まれる扇形ADC及び円弧ACを反時計回りに15°回転させた図形である。これらのような回転操作により、二つの扇形ABD,ADCが完全一致し、点Bと点Cとを結ぶ直線の延在方向についての幅寸法が減少することになる。なお、図5(b)中に示す寸法Lの大きさは、図5(a)中に示す寸法Lのおよそ6割弱となる。
同様の原理により、図4(a)に示す状態から第一軸部17(第二軸部27)の回転軸Cを中心として、第一腕部10及び第二腕部20を互いに接近する方向に回転させると、図4(b)に示すように、第一半円弧面11と第二半円弧面21とが半径方向に重合した状態となる。このとき、図4(b)に示す状態での第一腕部10及び第二腕部20の幅寸法Mは、図4(a)に示す状態での幅寸法Mのおよそ6割弱となる。このように、第一腕部10,第二腕部20は、水平断面形状がルーローの三角形を分割した形状に形成され、互いに回動可能となるように連結される。
ルーローの三角形の内接円は、第一腕部10と第二腕部20との間に保持される保持対象の形状に対応する。この内接円は、図5(a)に示すように、三角形ABCの重心Oを中心として、点Dを通る円となる。このとき寸法Lは、内接円の直径のおよそ1.18倍となる。つまり、内接円の直径を1としたとき、その内接円の先端部分(点D)からの引き出し方向の距離が1.18倍程度となる位置に回転軸Cを設ければ、図5(a)に示すようなルーローの三角形に対応する第一腕部10及び第二腕部20の回転軌跡が描かれることになる。
なお、ここで図5(a)中の正三角形ABCの点A,点C,点Bのそれぞれを第一頂点,第二頂点,第三頂点と呼び、各頂点に対向する各円弧を第一円弧,第二円弧,第三円弧と呼ぶ。また、第一円弧を中央で分割してなる二つの半円弧のそれぞれを左半円弧,右半円弧と呼ぶ。上記の第一腕部10は、左半円弧と第二円弧とに対応する断面形状を持ち、第二腕部20は、右半円弧と第三円弧とに対応する断面形状を持つ。そして、第一腕部10と第二腕部20とが第一頂点で回動可能に軸支される。
図5(c)は、図5(a)中の点Aを中心として、半径ABと半径ADとで囲まれる扇形ABD及び円弧ABを反時計回りに30°回転させるとともに、半径ADと半径ACとで囲まれる扇形ADC及び円弧ACを時計回りに30°回転させた図形である。これらのような回転操作により、円弧ABの曲率中心と円弧ACの曲率中心とが一致し、すなわち点Aにおける円弧ABの接線と円弧ACの接線とが一致する。図5(c)中に示す寸法Lの大きさは、図5(a)中に示す寸法Lのおよそ1.73倍となる。なお、この寸法Lは、三角形ABCの内接円の直径に対しておよそ2.05倍となる。
本実施形態のカップホルダー1では、ルーローの三角形に対応する第一腕部10及び第二腕部20の開閉状態として、上記のような三種類の状態が達成されるように、第一腕部10と第二腕部20との相対角度範囲が設定される。第一腕部10及び第二腕部20は、図3(c)に示すように、ばね52によって保持幅を狭める方向に付勢されているため、例えば図4(a)に示す状態を基準として、ユーザーが第一腕部10と第二腕部20との隙間を手で押し広げることで、図4(c)に示す状態を達成し、隙間に保持対象を保持させることも可能である。しかし、本実施形態ではユーザーの使い勝手を考慮して、第一足部60及び第二足部70が移動しうる回転範囲に制限を加えるための構造を本体部30及びケース部40に適用する。
[1−4.本体部]
図6(a)に示すように、本体部30には、箱状部31,本体底面部37及び取手部39が設けられる。箱状部31は、第一腕部10及び第二腕部20を軸支する部位であり、本体底面部37は保持対象の底面側を支持する部位である。本体底面部37は、平面状の部材であり、第一腕部10及び第二腕部20の下方で水平に設けられる。また、取手部39は、本体部30を後述するケース部40から引き出すときに指を掛ける取手となる部位であり、本体底面部37における引き出し方向の前端から鉛直上方に立設された立設面39aと、立設面39aに対してその引き出し方向前方に所定の間隔をあけて並設された指掛け部39bとを有する。
図6(a)に示すように、箱状部31には、本体底面部37と略平行に配置された平面状の上板部32と、上板部32の幅方向端部から本体底面部37までの間を鉛直方向に接続する鉛直板部33とが設けられる。上板部32と本体底面部37との間の鉛直方向の隙間寸法は、第一腕部10及び第二腕部20の鉛直方向の最大寸法よりも僅かに大きく形成される。また、鉛直板部33は、上面視で引き出し方向に沿って延在するように配置される。鉛直板部33の引き出し方向の前端部は、第一腕部10及び第二腕部20を過開きしたときに干渉しないように、上板部32の前端部よりもやや後方に奥まった位置に設定される。
上板部32には、軸受け孔34(軸部),本体外れ止め部35及びガイド孔36が設けられる。軸受け孔34は、第一腕部10の第一軸部17及び第二腕部20の第二軸部27を支持する軸受けとして機能する部位であり、例えば第一軸部17の外径に対応する内径を持つ丸穴として形成される。軸受け孔34は、回転軸Cを中心として第一軸部17を回転自在に支持する。また、本体外れ止め部35は、後述するケース部40から本体部30が脱落することを防止するための突起である。この本体外れ止め部35は、上板部32の表面から僅かに上方に突出した状態で上下方向に出没自在に設けられる。
ガイド孔36は、第一足部60の第一突起部62と第二足部70の第二突起部72との可動範囲に対応した形状に穿孔された長穴である。このガイド孔36は、本体部30に組み付けられた第一腕部10及び第二腕部20を回転させたときに、第一突起部62及び第二突起部72が上板部32と干渉しないように設けられる。ガイド孔36の形状は、図6(b)に示すように、軸受け孔34を中心とした円弧状であり、第一突起部62及び第二突起部72と接触しない程度に余裕を持って、やや大きめに形成される。
第一突起部62は、図6(b)中で下方に位置する第一ガイド孔36aの内部を通って上板部32よりも上部に突出するように組み付けられる。同様に、第二突起部72は、第一ガイド孔36aと対をなす第二ガイド孔36bの内部を通って上板部32の上方に向かって突設される。第一ガイド孔36aと軸受け孔34との距離は、第一軸部17と第一突起部62との距離に対応する。また、第二ガイド孔36bと軸受け孔34との距離は、第二軸部27(第一軸部17)と第二突起部72との距離に対応する。
本実施形態の第一ガイド孔36a,第二ガイド孔36bのうち、それぞれが互いに近接する内側端部36dは、第一腕部10及び第二腕部20を過開きしたときに、第一突起部62,第二突起部72が当接する部位である。したがって、図4(c)に示すような過開きの状態での幅寸法Mは、内側端部36dの位置に応じて設定される。
図6(b)中の符号36cは、第一腕部10及び第二腕部20と本体部30との艤装性を考慮して形成された第一突起部62,第二突起部72の通し孔である。この通し孔36cは、例えば各々のガイド孔36a,36bから引き出し方向に沿った直線状の長孔として穿孔される。なお、第一腕部10及び第二腕部20と本体部30との組み付け手法や組み付け順序等に応じて、通し孔36cを省略することも可能である。
箱状部31の前端部の下方には、引き出し方向に向かって塔状に延びたフラップ受け座53が設けられ、その先端にフラップ50が取り付けられる。このフラップ50は、一対の腕部10,20間に保持対象が置かれたときに、その側面を係止するように機能するものである。図6(a)に示すように、フラップ50は、フラップ受け座53に対して幅方向に延在する回転軸について回動可能に枢支される。また、フラップ50とフラップ受け座53との間には、フラップばね51(コイルスプリング,弾性部材)が介装される。フラップばね51は、フラップ50の姿勢が水平となるような方向に付勢力を与える。
本体底面部37の左右幅方向の端辺には、ケース部40に対して本体部30を引き出し方向に摺動自在に支持するための引き出しレール部38が設けられる。本実施形態の引き出しレール部38は、図6(a),(b)に示すように、縦断面で幅方向に突出した凸形状に形成されるとともに、本体底面部37の端辺において、引き出し方向に沿って直線状に設けられる。
[1−5.ケース部]
ケース部40は、引き出し方向の前面側が開放された筒状の部材であり、本体部30を引き出し方向の前後に摺動自在に収容する。図7(a)に示すケース部40は直方体状に形成されたものであり、インストルメントパネル2に面する側の一面のみが開放され、他の五方が閉塞されている。ケース部40は、その開放された一面がインストルメントパネル2の表面と略同一面に位置するように車体に固定される。このケース部40には、引き出しレール受け部43,外れ止め部44,規制部45及び空間部46が設けられる。
引き出しレール受け部43は、本体部30の引き出しレール部38を摺動自在に支持する部位であり、引き出しレール部38に対応する形状に形成される。本実施形態の引き出しレール受け部43は、図7(a)に示すように、ケース部40の幅方向左右の壁面をなす壁部42の下端部近傍において、引き出し方向に沿った直線状に形成される。また、引き出しレール受け部43の断面形状は、縦断面でケース部40の外側に凹んだ凹形状とされる。
外れ止め部44は、本体部30のケース部40からの脱落を防止するための部位であり、例えば上板部32から突設された本体外れ止め部35を係止しうる大きさの孔として設けられる。外れ止め部44は、本体部30がある程度引き出されると、本体外れ止め部35に対して係合し、本体部30がそれ以上引き出されないように働く。本実施形態の外れ止め部44は、図7(a)に示すように、ケース部40の天井部41の幅方向中央部に設けられる。外れ止め部44の引き出し方向の位置は、本体部30の引き出し量を最大としたときに、軸受け孔34(第一軸部17及び第二軸部27)がケース部40の外側に位置する状態となるように設定される。
ケース部40の内部には、規制部45及び空間部46が設けられる。規制部45は、第一突起部62,第二突起部72の一側に当接して、足部60,70が移動する回転範囲を制限するように機能する部位である。一方、空間部46は、第一突起部62,第二突起部72の移動を許容するように機能する空間である。つまり、第一突起部62,第二突起部72の移動は、規制部45に当接しない限り、空間部46の内部で許容される。
本実施形態の規制部45は、図7(c)に示すように、左右の壁部42,42と天井部41とに挟まれた角部分を内側に膨出させた梁形状に形成され、それぞれの梁形状が引き出し方向に沿って延設される。また、ケース部40の幅方向について、二つの規制部45の間に挟まれた空間が、上記の空間部46となる。つまり、ケース部40内の上端部近傍において、幅方向内側(中央部)に空間部46が設けられるとともに、空間部46を幅方向に挟むように、幅方向外側に一対の規制部45が設けられる。
図7(c)に示すように、第一突起部62,第二突起部72は、規制部45の下面よりも上方に突出するように設けられる。これらの第一突起部62,第二突起部72は、ばね52の付勢力を受けて、ケース部40の外側に向かって付勢された状態である。これにより、第一突起部62は、その一側(図中右側)に規制部45が当接する位置よりも右側に押し付けられた状態で、右側への移動が規制される。一方、その他側(図中左側)への移動は、空間部46によって許容される。つまり、ばね52の付勢力よりも大きい力を作用させることで、足部60は回転軸Cを中心として反時計回りに回動可能となる。
第二突起部72についても同様であり、その一側(図中左側)に向かって付勢された状態で、左側への移動が規制されるとともに、その他側(図中右側)への移動が許容される。このように、第一突起部62,第二突起部72の幅方向の移動範囲は、二つの規制部45に挟まれた範囲内に制限される。
二つの規制部45は、図7(b)に示すように、それらの間の距離が引き出し方向の前方側ほど狭くなるように形成される。例えば、ケース部40内で引き出し方向の後側では、規制部45間の幅寸法がWに設定され、引き出し方向の前方ではWよりも小さい値Wとされる。これにより、本体部30の引き出し量に応じて第一突起部62等が当接しうる二つの規制部45の幅寸法が変化する。以下、幅寸法がWとなる規制部45のことを第一規制部45aと呼び、幅寸法がWとなる部分を第二規制部45bと呼ぶ。第一規制部45a及び第二規制部45bは、第一突起部62等との当接面が連続するように滑らかに接続される。
第一規制部45aの幅寸法Wは、第一腕部10及び第二腕部20が図4(b)に示す収納状態となるように、一対の足部60,70の回転移動を規制する寸法とされる。一方、第二規制部45bの幅寸法Wは、第一腕部10及び第二腕部20が図4(a)に示す通常状態となるように、一対の足部60,70の回転移動を規制する寸法とされる。
[2.作用]
[2−1.収納時]
上記のカップホルダー1の組み付け後にケース部40から本体部30を引き出したときの動作を、図8(a)〜(c)を用いて説明する。本体部30がケース部40の中に完全に収容された状態では、第一足部60及び第二足部70間に介装されるばね52の付勢力により、第一突起部62及び第二突起部72が互いに離隔方向に付勢され、第一腕部10及び第二腕部20が保持幅を狭める方向に付勢される。
一方、これらの突起部62,72の移動は、ケース部40内の規制部45によって規制される。すなわち、図8(a)に示すように、第一突起部62,第二突起部72の一側に第一規制部45aが当接した状態となる。したがって、第一腕部10,第二腕部20は、互いに接近する方向(閉じる方向)に押し付けられた状態で重ね合わされて収納状態となり、幅方向の寸法がコンパクト化される。
なお、第一突起部62,第二突起部72が、第一規制部45aと当接したときに第一ガイド孔36a,第二ガイド孔36bの外側端部にも当接するように、各ガイド孔36a,36bのサイズを設定してもよい。この場合、各突起部62,72の移動は、第一規制部45aだけでなく、各ガイド孔36a,36bによっても規制されることになる。また、第一規制部45aを省略して、各ガイド孔36a,36bの外側端部のみで各突起部62,72の移動を規制してもよい。この場合にも、第一腕部10と第二腕部20とが閉じて、図8(a)に示すような収納状態となる。
[2−2.通常の引き出し時]
本体部30をケース部40から引き出すと、第一突起部62,第二突起部72が第一規制部45aの表面に沿って摺動し、第二規制部45bに当接した状態となる。したがって、第一腕部10及び第二腕部20の保持幅が収納状態よりもやや拡張し、図4(a)に示すような通常状態となる。
また、本体部30をさらに引き出すと本体外れ止め部35が外れ止め部44と係合し、図8(b)に示すように、それ以上の引き出しが阻止される。このとき、各突起部62,72が第二規制部45bと接触した状態となり、第一腕部10と第二腕部20との間に上面視で略円形となる保持空間が維持される。したがって、例えば円筒状の飲料用容器を保持対象とする場合には、この通常状態で飲料用容器をカップホルダー1に保持させればよい。また、本体部30の軸受け孔34は、図8(b)に示すように、ケース部40の前端よりも前方に飛び出した状態となる。つまり、第一腕部10,第二腕部20の回転軸Cがケース部40の外側に位置する状態となり、各腕部10,20を過開きしようとしたときにケース部40と干渉することがない。
また、第一腕部10と第二腕部20との間に挟まれる保持対象は、フラップ50によってその側面を係止される。保持対象が第一上面欠成部14及び第二上面欠成部24の輪郭線に対応する円と略同径の場合、フラップ50が保持対象に押し込まれて輪郭線の外側に移動し、保持対象の側面に対して水平方向に係止力を与える。また、保持対象がこれよりも小径の場合であっても、フラップ50がやや傾斜した状態で保持対象の側面に当接し、水平方向に係止力を与える。したがって、外径の大小に関わらず、保持対象が安定的に保持される。
[2−3.過開き時]
図8(b)に示す通常状態では、各突起部62,72の一側に第二規制部45bが当接している。このとき、各突起部62,72の他側であるケース部40の内側は空間部46となっており、すなわち各突起部62,72を挟んで第二規制部45bとは反対側には、各突起部62,72の移動の障害となるようなものがない。したがって、ばね52の付勢力よりも大きな力で第一腕部10と第二腕部20との間の保持幅を押し広げると、各突起部62,72がガイド孔36の内部でケース部40の内側に向かって移動し、過開き状態となる。各突起部62,72がガイド孔36の内側端部36dに当接したとき、第一腕部10と第二腕部20との間の保持幅が最大となり、図8(b)に示す第一上面欠成部14及び第二上面欠成部24の輪郭線に対応する円の直径の略二倍の保持幅となる。
このとき、第一腕部10及び第二腕部20は、保持幅を狭める方向に付勢されている。したがって、最大保持幅に対して保持対象のサイズが小さかったとしても、自動的に第一腕部10及び第二腕部20が保持対象を挟み込むように付勢される。これにより、保持対象はばね52の付勢力によって安定的に保持される。また、例えば図8(c)に示すように、薄板状の携帯電話機やスマートフォン,タブレット型情報端末,ポータブルGPS装置といった電子機器類56を保持対象とした場合には、電子機器類の端辺が第一上面切り欠き部19及び第二上面切り欠き部29の間に係止され、保持対象の保持位置がより確実に固定される。
なお、第一下面15及び第二下面25には、このような切り欠きが形成されていないため、電子機器類56の下端部は第一下面15及び第二下面25の上に載置され、本体部30の本体底面部37に対してやや浮いた状態で保持される。飲料用容器を保持させた場合と比較して、電子機器類56を保持させた場合にはその下端位置が上方に移動することになるため、電子機器類56の表面に設けられた画面の視認性が向上する。
[3.効果]
(1)上記のカップホルダー1には、一対の腕部10,20のそれぞれから一対の足部60,70が延設され、各足部60,70に突起部62,72が設けられる。また、各突起部62,72の一側となるケース部40の外側には、図7(c)に示すように規制部45が設けられ、各腕部10,20間の保持幅を狭める方向への移動が規制される。これに対し、各突起部62,72の他側となるケース部40の内側には空間部46が設けられて、保持幅を広げる方向への各突起部62,72の移動が許容される。
このように、ケース部40の内部に規制部45を設けることで、一対の腕部10,20に保持幅を狭める力を作用させつつ、引き出した状態での最小保持幅を設定することができる。これにより、一対の腕部10,20を例えば図4(a)に示すような通常状態とすることができ、円筒状の飲料用容器を保持させるのに適した腕部姿勢を容易に提供することができるとともに、標準的な飲料用容器を保持させるための保持幅を確保することができる。
また、各突起部62,72を挟んで、規制部45とは反対側には空間部46が設けられるため、ばね52の付勢力よりも強い力を加えることで各腕部10,20の保持幅を広げて過開きの状態にすることができる。これにより、例えば直径の大きな容器や、飲料用容器以外の物品を腕部10,20間に保持させることができる。具体的には、その幅寸法に関わらず、携帯電話やスマートフォン,タブレット型情報端末,ポータブルGPS装置等の電子機器類をカップホルダー1に保持させることが可能となり、利便性を向上させることができる。
(2)上記のカップホルダー1の第一腕部10は、図5(a)に示すルーローの三角形の円弧ABに対応する水平断面形状の第一円弧面12と、円弧BDに対応する水平断面形状の第一半円弧面11とを有している。同様に、第二腕部20は、円弧ACに対応する水平断面形状の第二円弧面22と、円弧CDに対応する水平断面形状の第二半円弧面21とを有している。これらの第一腕部10及び第二腕部20は、第一半円弧面11及び第二半円弧面21が互いに重なり合うように、第一軸部17及び第二軸部27を介して本体部30の軸受け孔34に軸支される。
このような構造により、図4(b),図5(b)に示すように、扇形ABDに対応する第一腕部10の内側部分と、扇形ADCに対応する第二腕部20の内側部分とを重ね合わせることができ、腕部同士の幅を狭めて収容性を高めることができる。一方、図5(a)に示すように、腕部同士の幅を過度に広げなくても、それぞれの腕部10,20を約15°回転させれば、ルーローの三角形に内接する最大円を得ることができ、すなわち外径の大きな飲料用容器にも対応することができる。
また、ルーローの三角形の構造を利用することで、例えば特許文献1,2に記載されたような従来のカップホルダーと比較して、飲料用容器の表面から回転軸Cまでの距離を短縮することができる。例えば、図5(a)に示すように、第一腕部10及び第二腕部20の引き出し方向の寸法を短縮することができる。つまり、保持対象が保持される位置(例えば、第一上面欠成部14及び第二上面欠成部24の輪郭線に対応する円)に対して、回転軸Cの位置を近づけることができる。これにより、カップホルダー1に要求される機能を満たしつつ、簡素な構造で小型化を図ることができる。
また、従来のカップホルダーと比較して、回転軸Cの位置を引き出し方向前方に移動させることができるため、各腕部10,20を回転させるために要する引き出し量を減少させることができる。つまり、カップホルダー1の使用時におけるインストルメントパネル2からの突出量を削減することができ、カップホルダー1の配設位置の自由度を高めることができる。
さらに、ルーローの三角形形状を利用して腕部10,20を形成することで、図4(c)に示すように、小さな引き出し量で各腕部10、20を大きく過開きすることができる。例えば、図5(a),(c)に示すように、三角形ABCの内接円の直径に対して、約1.2倍の引き出し量で約二倍の寸法の物品を保持させることが可能となる。これにより、車室内のスペースを効率的に利用しつつ、利便性を向上させることができ、車室空間のユーザビリティーを高めることができる。
(3)上記のカップホルダー1の一対の腕部10,20には、第一上面欠成部14及び第二上面欠成部24が設けられる。これらの輪郭形状は、図4(a)に示すように、第一腕部10と第二腕部20とのなす角度が約120°であるときに略円形となるように形成されている。このように、第一腕部10と第二腕部20とのなす角度が最大値のときに、第一上面13及び第二上面23の切り欠きの形状が略円形となるため、円筒状の飲料用容器の保持性を向上させることができる。
(4)一対の腕部10,20の第一上面13,第二上面23には、図3(a)〜(c)に示すように、第一上面切り欠き部19,第二上面切り欠き部29が設けられる。円筒状の保持対象を想定した輪郭線を持つ第一上面欠成部14,第二上面欠成部24の外側にこれらの切り欠きを設けることで、腕部10,20を過開き状態としたときの保持対象の保持性を向上させることができる。例えば、図8(c)に示すように、薄板状の電子機器類を保持対象としたときの安定性を向上させることができ、カップホルダー1の利便性をさらに向上させることができる。
(5)上記のカップホルダー1では、本体部30をケース部40から最大まで引き出したときに、軸受け孔34(第一軸部17及び第二軸部27)がケース部40の外側に位置する。つまり、第一腕部10,第二腕部20の回転軸Cがケース部40の外側に位置する状態となり、各腕部10,20を過開きしようとしたときにケース部40と干渉することがない。したがって、例えば図4(c)に示すような過開き状態を難なく実現することができ、カップホルダー1の利便性を向上させることができる。
(6)上記のカップホルダー1では、第一足部60及び第二足部70が互いに交差しないように設けられ、各突起部62,72の外側に一対の規制部45が配置されるとともに、これらの規制部45の間に空間部46が配置される。つまり、規制部45の内側は、各突起部62,72が何とも接触,干渉しないような空洞が設けられていればよいため、ケース部40の構造を簡素化することができ、部品製造時の成型性や施工性を向上させることができる。
[4.変形例]
上述の実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができ、上述の実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択してもよく、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上述の実施形態では、図4(a)〜(c)に示すように、第一足部60と第二足部70とが互いに交差することなく引き出し方向の後方に延設されたものを例示したが、このような構成に代えて、第一足部60と第二足部70とを交差するように延設してもよい。この場合、図9(a)に示すように、本体部30がケース部40に収容された状態で、第一突起部62,第二突起部72がガイド孔36の内側端部36dに当接するように形成することが考えられる。これらの各突起部62,72は、ケース部40の内側に向かって付勢される。また、図9(b)に示すように、本体部30をケース部40から引き出した状態では、各突起部62,72がケース部40のやや外側に向かって押し戻されるように第二規制部45bを設ける。つまり、ケース部40の内側に規制部45を設け、規制部45の外側となる幅方向の左右両側方に空間部46を設ける。
上記のような構造の場合であっても、第一腕部10と第二腕部20との間の保持幅を押し広げると、図9(c)に示すように、各突起部62,72がガイド孔36の内部でケース部40の外側へと移動し、過開き状態が実現される。したがって、上述の実施形態と同様に、例えば直径の大きな容器や、飲料用容器以外の物品を腕部10,20間に保持させることができ、カップホルダー1の利便性を向上させることができる。なお、各突起部62,72がガイド孔36の外側端部に当接したときに、第一腕部10と第二腕部20との間の保持幅が最大となる。
また、上述の実施形態では、図3に示すように、第一腕部10の上端辺及び下端辺のそれぞれから、第一上面13及び第一下面15が水平に延設されているものを示したが、これらを省略することも可能である。また、第一膨出部18についても省略可能である。さらに、第一腕部10だけでなく第二腕部20についても同様である。少なくとも、第一半円弧面11,第一円弧面12,第二半円弧面21,第二円弧面22で形成されるルーローの三角形状の構造を形成すれば、その内側に飲料用容器を内接させて保持することができる。
なお、上述の実施形態では、図4,図5に示すように、第一腕部10及び第二腕部20の形状がルーローの三角形形状をなすように形成されたカップホルダー1を例示したが、少なくとも保持対象を保持しうる形状であればよく、必ずしもルーローの三角形形状に対応する形状である必要はない。一方、第一腕部10及び第二腕部20の形状をルーローの三角形形状に対応させることで、過開き時の引き出し量を減少させることができ、すなわち過開き構造を容易に形成することが可能となる。
また、上述の実施形態では、自動車のインストルメントパネル2に収容されるカップホルダー1を例示したが、カップホルダー1の具体的な適用対象はこれに限定されず、例えばトラックやバス,電車等の車両や飛行機,船舶など、乗物全般の室内に設けることができる。
1 カップホルダー
10 第一腕部(腕部)
11 第一半円弧面
12 第一円弧面
13 第一上面(第一面状部)
15 第一下面(第一面状部)
17 第一軸部(軸部)
20 第二腕部(腕部)
21 第二半円弧面
22 第二円弧面
23 第二上面(第二面状部)
25 第二下面(第二面状部)
27 第二軸部(軸部)
30 本体部
34 軸受け孔(軸部)
40 ケース部
45 規制部
46 空間部
60 第一足部(足部)
62 第一突起部
70 第二足部(足部)
72 第二突起部
C 回転軸

Claims (5)

  1. 保持対象を保持すべく、軸部を介して互いに回転可能に連結されるとともに保持幅を狭める方向に付勢された一対の腕部と、
    前記軸部の近傍で前記一対の腕部のそれぞれから延設された一対の足部と、
    前記一対の腕部及び前記一対の足部を引き出し自在に収容するケース部と、
    前記ケース部から前記一対の腕部を引き出した状態で、前記ケース部内で前記足部の一側に当接する位置に設けられ、前記保持幅を狭める方向への前記足部の移動を規制する規制部と、
    前記ケース部内における前記足部の他側に設けられ、前記保持幅を広げる方向への前記足部の移動を許容する空間部とを備え、
    前記一対の腕部が、
    第一円弧,第二円弧及び第三円弧を持つルーローの三角形において前記第一円弧を中央で分割してなる一方の半円弧とこれに隣接する前記第二円弧とに対応する水平断面形状を有する第一腕部と、
    前記第一円弧を中央で分割してなる他方の半円弧とこれに隣接する前記第三円弧とに対応する水平断面形状を有する第二腕部と、を具備し、
    前記軸部が、前記一方の半円弧と前記他方の半円弧とが重合するように、前記第二円弧と前記第三円弧との交点に対応する位置で前記第一腕部と前記第二腕部とを軸支する
    ことを特徴とする、カップホルダー。
  2. 前記第一腕部が、前記一方の半円弧及び前記第二円弧から前記第二腕部側に向かって水平方向に延在し半円状の切り欠きが形成された第一面状部を有し、
    前記第二腕部が、前記他方の半円弧及び前記第三円弧から前記第一腕部側に向かって水平方向に延在し半円状の切り欠きが形成された第二面状部を有するとともに、
    前記第一面状部の切り欠き及び前記第二面状部の切り欠きが、前記一対の腕部を前記ケース部から引き出した状態で円形の輪郭をなすように欠成されている
    ことを特徴とする、請求項記載のカップホルダー。
  3. 前記第一腕部が、前記第一面状部において、前記半円状の切り欠きから前記一方の半円弧及び前記第二円弧の交点に向かって欠成してなる第一係止部を有し、
    前記第二腕部が、前記第二面状部において、前記半円状の切り欠きから前記他方の半円弧及び前記第三円弧の交点に向かって欠成してなる第二係止部を有する
    ことを特徴とする、請求項記載のカップホルダー。
  4. 前記軸部が、前記一対の腕部を前記ケース部から引き出した状態で、前記ケース部の外側に位置するように設けられる
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のカップホルダー。
  5. 前記一対の足部が、互いに交差することなく前記一対の腕部の引き出し方向に沿って延設され、
    前記規制部が、前記軸部を中心として前記足部の外側の一側に当接する位置に設けられるとともに、
    前記空間部が、前記軸部を中心として前記足部の内側に設けられる
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のカップホルダー。
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