JPH10230770A - 車両用保持物ホルダー - Google Patents

車両用保持物ホルダー

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JPH10230770A
JPH10230770A JP3401097A JP3401097A JPH10230770A JP H10230770 A JPH10230770 A JP H10230770A JP 3401097 A JP3401097 A JP 3401097A JP 3401097 A JP3401097 A JP 3401097A JP H10230770 A JPH10230770 A JP H10230770A
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JP
Japan
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holder
holding
vehicle
arm
arms
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JP3401097A
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English (en)
Inventor
Sadanori Kawasaki
禎紀 川▲崎▼
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅の狭いコンパクトなものに形成するととも
に、ホルダーアームをこじ開けなくても保持物を容易に
挿入することができる車両用保持物ホルダーを提供する
こと。 【解決手段】 両側面に第1保持部11が形成されてな
るホルダー本体1と、一方の側面に前記第1保持部11
と共に保持物6を保持可能なる第2保持部12を有する
と共に一端を回転中心にして揺動可能且つホルダー本体
1の第1保持部11側に近接する方向に付勢支持されて
なるホルダーアーム2と、保持物6の底部を支える底部
支持体3とを有し、車室内の格納穴5内に格納引き出し
可能なるように構成し、前記第2保持部12は、夫々の
自由端部が近接される位置に配され且つ前記ホルダー本
体1の上面より高い寸法の突起部21が突出形成されて
なり、前記一方のホルダーアーム2の回転に連動して他
方のホルダーアーム2が開閉動可能なる連動開閉手段1
6とを有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内にてジュー
ス缶やコップまたは角型パック等の保持物を保持する車
両用保持物ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用保持物ホルダー
は、例えば実公平3−12592号公報に開示された考
案が知られている。
【0003】図9及び図10に示すように、本考案の車
両用保持物ホルダー60は、フロントコンソール26に
設けられたラジオ54の左右幅より広い長方形断面を有
する箱形のホルダー本体28の両側面に半円形状の保持
部36、36を形成し、この保持部のそれぞれに対向し
て、一方の面に半円形状の保持部38、38を形成した
ホルダーアーム30、30がその一端を回転中心として
捩じりコイルばね32の付勢により揺動して断面円形の
保持物を保持することを可能なるように構成されてな
る。
【0004】そして、この車両用保持物ホルダー60
は、前記フロントコンソール26に形成されてなる格納
穴50に対して格納自在であり、格納穴50から引き出
した状態では、図9に示すようにホルダー本体28の両
側面に対して揺動自在に配設されたホルダーアーム30
がコイルばね32により付勢されていない半開の状態、
即ち、250cc缶の直径より狭い状態を保っている。
そしてこのホルダー本体28とホルダーアーム30の保
持部36,38間の挿入穴42に保持物を挿入すること
により、ホルダーアーム30が押し広げられ、捩じりコ
イルばね32の付勢にて保持物が挟持される構成となっ
ている。
【0005】また、前記ホルダーアーム30の保持部3
8には、その直径方向に対して、保持物の底部を支持す
る支持棒44を懸垂自在に設けており、この支持棒44
を直径方向に取り付けるために保持部38は半円を越え
る保持面を形成している。従って、その分だけホルダー
アーム30を長く形成している。
【0006】車両用保持物ホルダー60を格納穴50内
に格納した状態は、図10に示すように、ホルダーアー
ム30が格納穴50の側壁に押圧されてホルダーアーム
30の全体がホルダー本体28の箱形内部に深く挿入さ
れている。同時に、底部の支持棒44はホルダー本体2
8の底面に押されて上方に持ち上げられ、ホルダーアー
ム30とともにホルダー本体28内に挿入されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の車両用保持物ホルダー60においては、ホルダーア
ーム30の保持部38の直径部分に支持棒44を取り付
ける関係上、保持部38は半円を越える長さに形成して
いるので、ホルダーアーム30全体をホルダー本体28
の箱形内に挿入するために、ホルダーアーム30が長い
分だけホルダー本体28の幅を広く形成する必要があ
る。このために車室のレイアウト要件によっては幅の狭
いコンパクトな車両用保持物ホルダーを設ける必要があ
る場合に不都合となる。
【0008】また、前記ホルダーアーム30は、その上
面がホルダー本体28の上面より低い位置にて半開きの
状態になっているため、例えば250cc缶(保持物)
を挿入しようとして缶(保持物)の底部を半開きの保持
部36、38に押し当てても容易に缶(保持物)を挿入
することができない。従って、缶(保持物)の底部にて
ホルダーアーム30をこじ開けなければならない。さら
に、一旦挿入した缶(保持物)を抜き取ると、ホルダー
アーム30は、コイルばね32の付勢力により元の位置
に戻ってしまうので、挿入する度にホルダーアーム30
をこじ開けなければならないという問題がある。
【0009】本発明は、前記問題点に鑑みてなされたも
のであり、従来のものに比べて幅の狭いコンパクトなも
のに形成するとともに、ホルダーアームをこじ開けなく
ても保持物を容易に挿入することができる車両用保持物
ホルダーの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、両側面に略半円形状の第1保持
部が形成されてなるホルダー本体と、一方の側面に前記
第1保持部と共に保持物を保持可能なるよう略半円形状
に夫々形成されてなる第2保持部を有すると共に一端を
回転中心にして揺動可能且つ前記ホルダー本体の第1保
持部側に近接する方向に弾性部材により付勢支持されて
なるホルダーアームと、保持物の底部を支える底部支持
体とを有し、前記ホルダー本体とホルダーアームと底部
支持体とを一体にして車室内の格納穴内に格納自在且つ
該格納穴から引き出した状態にて保持物の底部を底部支
持体にて支持しつつホルダー本体とホルダーアーム夫々
の第1、第2保持部間にて保持物を前記弾性部材の付勢
にて挟持することを可能なるように構成した車両用保持
物ホルダーにおいて、前記ホルダーアームの第2保持部
は、夫々の自由端部が近接される位置に配され且つ前記
ホルダー本体の上面より高い寸法の突起部が突出形成さ
れてなり、前記一方のホルダーアームの回転に連動して
他方のホルダーアームが開閉動可能なる連動開閉手段と
を有することを特徴とする。
【0011】請求項1の発明によれば、前記ホルダーア
ームの第2保持部は、夫々の自由端部が近接する長さで
あることにより、前記ホルダーアームを収納するホルダ
ー本体の幅を縮小することが可能となる。
【0012】また、ホルダーアームの上面にホルダー本
体の上面より高く突出した突起部を設けることにより、
保持物をホルダー本体の上面にて水平移動させるだけで
保持物が突起部に当接し、該保持物でもって、ホルダー
アームを開かせることが可能となる。
【0013】さらに、両ホルダーアーム間に連動開閉手
段を設けたことにより、一方のホルダーアームを開くと
同時に他方のホルダーアームが開くことができるので、
ホルダー本体の左右に保持物を保持させることが容易に
なる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
保持物ホルダーであって、前記突起部の突出高さは、ホ
ルダー本体の上面より高く且つ格納穴の上壁内面より低
い位置に設定して成ることを特徴とする。
【0015】請求項2に発明によれば、ホルダーアーム
をホルダー本体に収納した際に、ホルダー本体から露出
する保持部の部分に突起部を設けているので、ホルダー
アームをホルダー本体内に支障なく挿入することが可能
であるとともに、その高さが格納穴の上壁内面より低い
ので、ホルダーを格納穴に格納する際に突起部が格納穴
の上壁に当接することがない。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の車両用保持物ホルダーであって、前記ホルダー
本体及びホルダーアームに形成した略半円形状の第1、
第2保持部に加えて、略半円形状の一部に角形保持部を
形成して成ることを特徴とする。
【0017】請求項3の発明によれば、略半円形状の保
持部に加えて角形保持部を形成したことにより、丸形の
保持物の他に角形の保持物を保持させることが可能とな
る。
【0018】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
に何れか記載の車両用保持物ホルダーであって、前記連
動開閉手段は、対向する両ホルダーアームの回転中心間
において互いに係合するカム機構から成ることを特徴と
する。
【0019】請求項4の発明によれば、両ホルダーアー
ム間の開閉をカム機構を介して連動させることが可能と
なる。
【0020】請求項5の発明は、請求項4記載の車両用
保持物ホルダーであって、前記カム機構は、対向するホ
ルダーアームの回転中心間において、それぞれのホルダ
ーアームから爪を突出させるとともに、それぞれの爪先
を互いに掛止させ、一方の爪の作動により他方の爪を連
動させることを可能に構成して成ることを特徴とする。
【0021】請求項5の発明によれば、両ホルダーアー
ムの回転中心間に爪を突出させてその先端部を相互に掛
止させるカム機構であるので、一方のホルダーアームに
て他方のホルダーアームを連動させ、左右のホルダーア
ームを一定の開度まで同等に開かせることが可能とな
る。なお、一定の開度に開いた状態からさらにホルダー
アームを大きく開くことが可能である。但し、この場合
は一方のカムの先端における掛止面に対して他方のカム
の先端が略直角に方向に接しているので、接触面にて滑
り合うだけであり、一方のホルダーアームに対して他方
のホルダーアームは連動しない。
【0022】請求項6の発明は、請求項4又は請求項5
に記載の車両用保持物ホルダーであって、前記カム機構
は、対向するホルダーアームの回転中心間において、一
方の爪の作動により他方の爪を連動させ、他方の爪の作
動により一方の爪を連動させることを特徴とする。
【0023】請求項6の発明によれば、向き合う方向を
異にする2組のカム機構を併設することにより任意の側
のホルダーアームに対して他方の側のホルダーアームを
連動させることが可能となる。
【0024】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
何れかに記載の車両用保持物ホルダーであって、前記保
持物の底部を支持可能なる底部支持体をホルダー本体の
下面に懸吊自在に、かつホルダー本体の裏面側に対して
収納可能に設けて成ることを特徴とする。
【0025】請求項7の発明によれば、保持物の底部支
持体をホルダー本体の下面に自重で懸吊させるととも
に、ホルダー本体の下面に対して収納自在に構成してお
り、格納穴に格納する際には、格納穴の入口端にて押圧
されることにより自動的にホルダー本体の下面に収納さ
れつつ格納されること可能となる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1の効果は、ホ
ルダーアームの長さを必要最小限に短縮したことにより
車両用保持物ホルダーをコンパクトに構成することが可
能となる。これにより従来に比べて狭小なスペースに取
り付けることが可能となる。またホルダーアームの上面
にホルダー本体の面より高く突出した突起を形成したこ
とにより、突起を水平方向に押圧するでけで容易に開か
せることができるので、従来のようにホルダーアームを
こじあけなくてもよい。
【0027】さらに両ホルダーアーム間に連動開閉手段
を設けたことにより、一方のホルダーアームに連動して
他方のホルダーアームを同時に開くことができ、左右双
方に保持物を保持させることが容易になる。
【0028】請求項2の効果は、ホルダーアームに形成
した突起部は、その形成位置や高さを適切に定めたこと
により、ホルダーアームをホルダー本体に収納する場合
や、ホルダー全体を格納穴に格納する場合に支障が生じ
ない。
【0029】請求項3の効果は、丸形の保持物の他に角
形の保持物を保持させることが可能となる。
【0030】請求項4の効果は、カム機構を介して、一
方のホルダーアームに連動して他方のホルダーアームを
同時に開くことが可能となる。
【0031】請求項5の効果は、所定の開度までは一方
のホルダーアームに連動して他方のホルダーアームを開
かせることができるとともに、所定の開度以上について
は連動させずに開かせることが可能となる。
【0032】請求項6の効果は、向き合う方向を異にす
る2組のカム機構により、任意の側のホルダーアームに
対して他方のホルダーアームを連動させることが可能と
なる。
【0033】請求項7の効果は、保持物の底部支持体を
ホルダー本体の下面に懸吊自在に設けているので、従来
のようにホルダーアームの保持部に支持棒を設けた場合
に比べて、ホルダーアームの長さを短縮することが可能
となる。しかも、格納穴に格納する際には、格納穴の入
口端にて押圧されることにより自動的にホルダー本体の
下面に収納されるので支障が生じない。
【0034】
【発明の実施の形態】図1から図8は、本発明の実施の
形態を示し、図1は車両用保持物ホルダーの平面図、図
2はホルダーアームの斜視図、図3はホルダーアームの
突起部高さの対比を示す図1のA−A断面図、図4は車
両用保持物ホルダーの断面図、図5から図7はホルダー
アームの作動説明図、図8は車両用保持物ホルダーの概
要を示す斜視図である。
【0035】本発明の車両用保持物ホルダー10は、図
1及び図8に示すように、断面長方形の略箱状のホルダ
ー本体1と、該ホルダー本体1の両側面に対抗して揺動
自在に設けられたホルダーアーム2a,2bと、保持物
6の底部を支える底部支持体3と、から成る。
【0036】前記ホルダー本体1は、フロントコンソー
ル4等に形成した格納穴5内に格納され、図示しないロ
ック機構によりロックされていて、使用時には、格納穴
5内に該ホルダー本体1を格納した際にフロントコンソ
ール4の面を封じるよう形成されてなる蓋8を押すこと
により、ロックが外れて図示しない公知の手段により手
前側に引き出しが可能になり、完全に引き出した状態に
してホルダー本体1の両側面とホルダーアーム2a,2
bとの間にジュース缶やコップ等の保持物6を保持する
ことを可能にした構成である。
【0037】前記ホルダー本体1の前部には、前記格納
穴5内をガイド部9にてガイドしつつ摺動する摺動部7
を形成しており、格納穴5の外に引き出したホルダー本
体1の中央部には、夫々略半円形状の保持部11を形成
している。
【0038】ホルダーアーム2a,2bは、ホルダー本
体1の第1保持部11、11に対向して配置しており、
ホルダー本体1に対向した側に略半円形状の第2保持部
12を形成した弓形形状で、その一方の端部において回
転軸13を中心に回転可能に構成し、第2保持部12の
自由端部24は、図2に示すように一段下方に下げた状
態に形成している。
【0039】さらに、前記回転軸13には、弾性部材と
して捩じりコイルばね15を巻装し、その一端を摺動部
7に植設したピン14に掛止し、他端をホルダーアーム
2a,2bに固定した状態に配設しており、この捩じり
コイルばね15にてホルダーアーム2a,2bをホルダ
ー本体1の両側面側に対して押圧可能な状態になってい
る。
【0040】なお、前記捩じりコイルばね15の他端を
ホルダーアーム2a,2bに固定する角度により、ホル
ダー本体1を格納穴5から引き出した際に、ホルダーア
ーム2a,2bを半開きの状態、即ち、250ccのジ
ュース缶6bの直径より小さい幅に開いた状態を(ばね
15の付勢がない状態)保たせることができる。
【0041】また、両ホルダーアーム2a,2bの回転
軸13、13相互間には、両ホルダーアーム2a,2b
を連動させる連動開閉手段としてカム機構16を設けて
おり、このカム機構16は、それぞれのホルダーアーム
2a,2bの端部から爪17及び18を突出形成し、一
方の爪17の先端19は鉤状に、他方の爪18の先端2
0は略先鋭に形成し、この両者の先端19,20を互い
に掛止させている。
【0042】また、この爪17,18は、図2に示すよ
うに、ホルダーアーム2a,2bの回転軸13用の貫通
穴2aa,2bb相互間において上下の2段に形成し、
上段に形成した17aと18aの組み合わせと、下段に
形成した17bと18bの組み合わせとは先端部の形状
が逆向きに掛止している。
【0043】さらに、ホルダーアーム2a,2bは、図
1に示すように、ホルダー本体1内に収納した際に、そ
の自由端部24、24は、点線で示すようにホルダー本
体1の箱形内に挿入された状態で、ホルダーアーム2
a,2bの全体が捩じりコイルばね15の付勢によりホ
ルダー本体1の幅内に収納されるように構成している。
【0044】また、この収納状態にてホルダー本体1の
面1aから露出する第2保持部12の上面に突起部21
を形成しており、この突起部21は、図3において、図
1におけるA−A断面を示すようにその突出高さHが、
ホルダー本体1の上面1aより高く、格納穴5内壁面よ
り低い位置にあり、車両用保持物ホルダー10を格納穴
5内に格納する際に、突起部21が格納穴5の上壁に当
接しないように構成している。
【0045】一方、図8に示すように、保持物6の底部
を支える底部支持体3は、略T字形をなし、図4に示す
ように、ホルダー本体1の下面にて軸受22の軸23を
中心にして斜め下方に自重により揺動自在であり、保持
物ホルダー10が格納穴5から引き出された場合は、そ
の自重にて自動的に斜め下方に懸吊状態となる。格納穴
5に格納する場合は、格納穴5の入口端に当接して持ち
上げられ、ホルダー本体1の裏面側に自動的に収納され
つつ格納される。
【0046】次に、車両用保持物ホルダー10の作用に
ついて説明する。
【0047】不使用時の車両用保持物ホルダー10は、
図1に示すように、格納穴5内に格納されている場合に
限らず、ホルダーアーム2a、2bそれぞれの自由端部
24、24が、ホルダー本体1の箱形内に挿入され、そ
れぞれの自由端部24、24が近接状態となっている。
即ち、カム機構16において、爪18の先端20が、爪
17に先端19における鉤部19aに当接し、捩じりコ
イルばね15の付勢にて押圧することによりホルダーア
ーム2a、2bは連動して第2保持部12を閉じた状態
を保っている。
【0048】なお、格納穴5から引き出した状態では、
図4に示すように、保持物6の底部支持体3がホルダー
本体1の下方に自動的に懸吊して、底部支持体3の座面
3aにて保持物6を支持することが可能な態勢になる。
【0049】次に、保持物ホルダー10に対し、図5に
示すように、保持物6として、例えば250ccのジュ
ース缶6aを保持させる場合について説明する。
【0050】まず、図1において、最初にジュース缶6
aをホルダー本体1の上面1aの略中央に載せ、その状
態を保ちつつ水平方向の左右どちらの方向にでもずらす
ことにより、ジュース缶6aの下端部がホルダーアーム
2a又はホルダーアーム2bの突起21に当接する。
【0051】この状態を保ちつつ、更にずらすことによ
り、ホルダーアーム2a又はホルダーアーム2bはジュ
ース缶6aに押されて容易に開くので、開いた第1、第
2保持部11,12間にジュース缶6aを挿入すると、
既にホルダー本体1の下面に懸吊状態となっている底部
支持体3の座面3aに当接し、その位置にてジュース缶
6aの保持が完了する。保持した状態は、図4に示すと
おりである。
【0052】前記において、250ccのジュース缶6
aを用いて図1における左右どちらか一方の方向、例え
ば右側のホルダーアーム2aを開かせる場合には、カム
機構16におけるホルダーアーム2a側の爪18の先端
20が、対向するホルダーアーム2b側の爪17の掛止
面19bを押圧することにより、ホルダーアーム2bが
連動してホルダーアーム2a,2bが同時に開く。これ
により図5に示すようにホルダー本体1の右側に250
ccのジュース缶6aを保持し、左側はホルダーアーム
2bが開いたままの状態となる。
【0053】次に、図5の状態から、例えばホルダーア
ーム2aを更に開こうとした場合について説明する。図
5において、250ccのジュース缶6aを保持した状
態で、図6に示すようにホルダーアーム2aを更に右方
向に押圧すると、ホルダーアーム2a側の爪18の先端
20が、ホルダーアーム2b側の爪17の先端19の掛
止面19bを下方に摺動して、350ccのジュース缶
6bを保持することができる位置まで開くことが可能と
なる。この場合、爪18の先端20が爪17の先端19
の掛止面19bを下方に摺動するだけで、左側のホルダ
ーアーム2bを開く方向の力は作用しないことによりホ
ルダーアーム2bの位置には変化がなく、250ccの
ジュース缶6aを保持可能な位置を保っている。
【0054】なお、350ccのジュース缶6bを保持
するホルダーアーム2aの位置は、さらに右方向の2点
鎖線で示した位置までオーバーストロークさせることが
可能であり、ストロークに余裕をもたせている。
【0055】そこで、ここまでは、右側のホルダーアー
ム2aを作動させることにより、左側のホルダーアーム
2bを連動させることについて説明したが、カム機構1
6は図2に示すように、爪17、18の先端19,20
の向きが逆に組み合わされた2組が上段と下段に分かれ
た状態にて併設されているので、前記とは逆に、左側の
ホルダーアーム2b側の作動に対して右側のホルダーア
ーム2a側を連動させることも可能である。即ち、ホル
ダーアーム2a,2bのどちらか一方にでも連動して開
かせることが可能である。
【0056】次に、図7に示すように、ホルダーアーム
2a,2bの両方に350ccのジュース缶6bを保持
させた場合について説明する。
【0057】この場合のカム機構16における爪17,
18の掛止状態は、爪18側の先端20が爪17側の先
端19の鉤部19aに当接し、掛止面19bは爪18に
対して略直角の位置にあり、これ以上に連動して開くこ
とは不可能な状態、即ち、ホルダーアーム2a,2bは
最大限に開いた状態を保つている。また、図7におい
て、ホルダーアーム2a,2bの第2保持部12には角
形保持部12aを、ホルダー本体1の第1保持部11に
は角形保持部11aを形成しており、最大に開いた状態
では、この角形保持部11a,12aにて、例えば牛乳
パック等の角形保持物6cを保持させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す車両用保持物ホルダ
ー平面図。
【図2】ホルダーアームの斜視図。
【図3】ホルダーアームの突起部高さの対比を示す図1
のA−A断面図。
【図4】車両用保持物ホルダーの断面図。
【図5】ホルダーアームの作動説明図。
【図6】ホルダーアームの作動説明図。
【図7】ホルダーアームの作動説明図。
【図8】車両用保持物ホルダーの概要を示す斜視図。
【図9】従来の車両用保持物ホルダー斜視図。
【図10】従来の車両用保持物ホルダーを格納穴に格納
した状態を示す図。
【符号の説明】
1 ホルダー本体 2a、2b ホルダーアーム 3 底部支持体 5 格納穴 6 保持物 10 保持物ホルダー 11 第1保持部 12 第2保持部 13 回転軸 15 捩じりコイルばね 16 連動開閉手段としてのカム機構 17.18 爪 19,20 先端部 21 突起部 24 自由端部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側面に略半円形状の第1保持部が形成
    されてなるホルダー本体と、一方の側面に前記第1保持
    部と共に保持物を保持可能なるよう略半円形状に夫々形
    成されてなる第2保持部を有すると共に一端を回転中心
    にして揺動可能且つ前記ホルダー本体の第1保持部側に
    近接する方向に弾性部材により付勢支持されてなるホル
    ダーアームと、保持物の底部を支える底部支持体とを有
    し、前記ホルダー本体とホルダーアームと底部支持体と
    を一体にして車室内の格納穴内に格納自在且つ該格納穴
    から引き出した状態にて保持物の底部を底部支持体にて
    支持しつつホルダー本体とホルダーアーム夫々の第1、
    第2保持部間にて保持物を前記弾性部材の付勢にて挟持
    することを可能なるように構成した車両用保持物ホルダ
    ーにおいて、 前記ホルダーアームの第2保持部は、夫々の自由端部が
    近接される位置に配され且つ前記ホルダー本体の上面よ
    り高い寸法の突起部が突出形成されてなり、 前記一方のホルダーアームの回転に連動して他方のホル
    ダーアームが開閉動可能なる連動開閉手段とを有するこ
    とを特徴とする車両用保持物ホルダー。
  2. 【請求項2】 前記突起部の突出高さは、ホルダー本体
    の上面より高く且つ格納穴の上壁内面より低い位置に設
    定して成ることを特徴とする請求項1記載の車両用保持
    物ホルダー。
  3. 【請求項3】 前記ホルダー本体及びホルダーアームに
    形成した略半円形状の第1、第2保持部に加えて、略半
    円形状の一部に角形保持部を形成して成ることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の車両用保持物ホルダ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記連動開閉手段は、対向する両ホルダ
    ーアームの回転中心間において互いに係合するカム機構
    から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3に何れ
    か記載の車両用保持物ホルダー。
  5. 【請求項5】 前記カム機構は、対向するホルダーアー
    ムの回転中心間において、それぞれのホルダーアームか
    ら爪を突出させるとともに、それぞれの爪先を互いに掛
    止させ、一方の爪の作動により他方の爪を連動させるこ
    とを可能に構成して成ることを特徴とする請求項4記載
    の車両用保持物ホルダー。
  6. 【請求項6】 前記カム機構は、対向するホルダーアー
    ムの回転中心間において、一方の爪の作動により他方の
    爪を連動させ、他方の爪の作動により一方の爪を連動さ
    せることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の車
    両用保持物ホルダー。
  7. 【請求項7】 前記保持物の底部を支持可能なる底部支
    持体をホルダー本体の下面に懸吊自在に、かつホルダー
    本体の裏面側に対して収納可能に設けて成ることを特徴
    とする請求項1乃至請求項6何れかに記載の車両用保持
    物ホルダー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014113847A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd カップホルダー
CN104590078A (zh) * 2014-12-26 2015-05-06 长城汽车股份有限公司 杯托装置以及车辆

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JP2014113847A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd カップホルダー
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