JP3340365B2 - カップホルダ装置 - Google Patents

カップホルダ装置

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JP3340365B2
JP3340365B2 JP28572697A JP28572697A JP3340365B2 JP 3340365 B2 JP3340365 B2 JP 3340365B2 JP 28572697 A JP28572697 A JP 28572697A JP 28572697 A JP28572697 A JP 28572697A JP 3340365 B2 JP3340365 B2 JP 3340365B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車に
備えられ缶やコップなどを保持するカップホルダ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のインストルメン
トパネル中央のセンタクラスタなどに備えられ、飲料用
の缶やコップなどを保持するカップホルダ装置が用いら
れている。そして、このようなカップホルダ装置におい
て、例えば、特開平7−186808号公報に示される
ように、必要に応じて手前側に引き出して使用されると
ともに、使用しない際は奥に押し込まれて小さく収納さ
れる構成が知られている。そして、このカップホルダ装
置では、ケース体から手前側に引き出されるホルダ本体
に、両側一対のアーム部を回動可能に軸支し、これらア
ーム部に設けたガイド突起が、ケース体側に設けたガイ
ド溝に案内されている。また、必要に応じて、これらア
ーム部は付勢手段により内側に付勢され、がたつきの抑
制が図られている。さらに、ホルダ本体には、ケース体
の複数か所に係合するストップ片が設けられ、ホルダ本
体を引き出した状態でケース体に対する位置が保持され
る。そして、この構成では、ホルダ本体を手前側に引き
出すことにより、ガイド溝の斜行部に案内されたアーム
部が外方向に回動してカップの保持領域が拡大し、ホル
ダ本体をケース体に係合し所定の位置で保持することに
より、複数の外径の缶などを保持できるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−186808号公報記載の構成では、アーム部
を開閉させる機構に加えて、ホルダ本体を手前側に引き
出した際のケース体に対するホルダ本体の位置を保持す
る機構が必要であり、特に、アーム部を付勢する構成で
は、この付勢力に抗してホルダ本体の位置を保持する必
要があり、部品点数の削減や構造の簡略化が困難で、製
造コストの低減が困難な問題を有している。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、簡略な構造で操作感良くアーム部を開閉できるカ
ップホルダ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のカップホ
ルダ装置は、ホルダ収納部および案内部を設けたケース
部と、カップを保持するカップ保持部を有し、所定範囲
で所定方向に引き出し可能に前記ホルダ収納部に収納さ
れるホルダ本体とを具備し、前記カップ保持部は、前記
カップが配置される空間部と、この空間部を広げる方向
と狭める方向とに移動可能に支持されたアーム部と、こ
のアーム部に設けられた案内受部と、前記空間部を狭め
る方向に前記アーム部を付勢する付勢手段とを備え、前
記案内部は、前記ホルダ本体を引き出すに従い、前記案
内受部に当接し、前記空間部を広げる方向に前記アーム
部を移動させる第1の傾斜面と、この第1の傾斜面の前
記所定方向側に位置し、前記空間部を狭める方向への前
記アーム部の移動を許容する第2の傾斜面とを備えたも
のである。
【0006】そして、この構成では、ホルダ本体をケー
ス部のホルダ収納部に収納した状態で、アーム部は空間
部を狭める方向に移動し、ホルダ収納部に小さく収納さ
れる。そして、ホルダ本体をホルダ収納部から引き出す
と、アーム部の案内受部が案内部の第1の傾斜面に当接
し、付勢手段の付勢力に抗してアーム部は空間部を広げ
る方向に移動し、カップ保持部の空間部にカップが容易
に収納される状態となる。さらに、アーム部の案内受部
が案内部の第2の傾斜面に到達すると、付勢手段の付勢
力により案内受部が第2の傾斜面に係合されホルダ本体
が位置決めされるとともに、案内受部が第1の傾斜面か
ら第2の傾斜面に移動する際にクリック感が生じ、操作
感が良好になる。また、付勢手段の付勢力により、アー
ム部のがたつきが抑制され、異音の発生も抑制される。
さらに、アーム部を付勢する付勢手段の付勢力により、
ホルダ本体の位置決めも可能になり、部品点数が削減さ
れ、構造が簡略化されて、製造コストが低減される。
【0007】請求項2記載のカップホルダ装置は、請求
項1記載のカップホルダ装置において、案内受部は、ホ
ルダ本体の移動方向およびアーム部の開閉方向に対して
交差する方向に弾性的に退避可能に設けられたものであ
る。
【0008】そして、この構成では、ホルダ本体に引き
出し方向に過大な力が加わった際などに、案内受部が弾
性的に退避して案内部から外れることにより、ケース部
およびホルダ本体などの破損が抑制される。また、この
状態からホルダ本体をホルダ収納部側に押し込むことに
より、案内受部が弾性的に退避して案内部に対して所定
の位置に復帰し、そのまま利用することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカップホルダ装置
の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】図1ないし図5において、11はカップホル
ダ装置で、このカップホルダ装置11は、例えば、自動車
などの車両のインストルメントパネル中央のセンタクラ
スタ、あるいは、インストルメントパネルに対向した両
側の座席間のセンタコンソールなどに備えられ、缶、コ
ップなどである飲料のカップCを保持する、いわゆる引
き出し式カップホルダーを構成している。
【0011】そして、このカップホルダ装置11は、ケー
ス部12と、ホルダ本体14とを備えている。そして、ケー
ス部12は、それぞれ合成樹脂にて一体に形成されたケー
ス本体15とケース蓋16とを互いに係合して組み合わせ、
乗員に対する手前側から奥側すなわち長手方向である車
両に対する後側から前側に連通開口する偏平な角筒状に
形成され、このケース部12の内側が、ホルダ収納部18と
なっている。また、ケース部12には、ホルダ収納部18に
面し、両側の外方に凹設された案内凹部19が前後方向に
沿って形成されている。さらに、ケース本体15の手前側
の部分は、筒状をなす筒状部21として形成されている。
そして、この筒状部21の上面には、両側一対の案内体取
付部23が形成されている。そして、各案内体取付部23に
は、上下に貫通する図示しない孔部と、一対のかしめピ
ン25とが形成されている。
【0012】そして、これら案内体取付部23に、両側一
対の案内体26が取り付けられている。そして、各案内体
26には、略矩形板状をなす基板部27と、この基板部27か
らレール状に下方に突設された案内部28と、この基板部
27を上下に貫通するかしめ孔29とが一体に形成されてい
る。なお、各案内体26は、ケース本体15を構成する樹脂
よりも耐摩耗性が大きい樹脂にて形成されている。そし
て、各案内体26は、案内部28を孔部に挿入した状態で、
かしめ孔29に挿入したかしめピン25を熱かしめして、案
内体取付部23に固着されている。また、各案内体26の案
内部28は、手前側の端部近傍で屈曲した平面略くの字状
の板状をなし、すなわち、幅方向の中心である中心線に
向う側(以下、内側)の面は、手前側に向うに従い内側
に傾斜する第1の傾斜面31と、手前側に向うに従いわず
かに外側に傾斜する第2の傾斜面32とが、角部33で連結
された形状に形成されている。さらに、この案内部28に
は、第1および第2の傾斜面31,32の反対側の面に位置
し、奥側に向うに連れて下方に突設する復帰用傾斜面35
が形成されている。
【0013】また、ケース部12の両外側部には、手前側
に位置して、車体側の部材に固定される取付部37が突設
されているとともに、この取付部37の後方に位置して、
ケース蓋16の両側部に形成した係合孔38に係合する複数
の係合爪39が形成されている。さらに、ケース本体15の
筒状部21の上面の奥側の端部は、前部ストッパ部41とな
っているとともに、ケース本体15のホルダ収納部18の奥
側には、下面から上側に向かい後部ストッパ部42が一体
に突設されている。なお、ケース蓋16の上面および筒状
部21の上下面には補強用のリブが格子状に形成されてい
る。
【0014】一方、ホルダ本体14は、金属製のホルダ基
体44と、このホルダ基体44の上側を覆うようにしてこの
ホルダ基体44にねじ45にて固定されたホルダ覆い部46と
を備えている。そして、ホルダ覆い部46の奥側部の両側
にそれぞれ形成した上下一対の案内突条48が、案内凹部
19に摺動自在に嵌合し、ホルダ本体14は、ケース部12の
ホルダ収納部18内に所定方向である前後方向に摺動自在
に嵌合する。また、ホルダ覆い部46の奥側の端部近傍に
は、上側に向かい前位置規制部51が突設されているとと
もに、この前位置規制部51の手前側に位置して、下側に
向かい後位置規制部52が突設されている。そこで、この
ホルダ本体14は、後位置規制部52が後部ストッパ部42に
当接する位置が後退限となり、前位置規制部51が前部ス
トッパ部41に当接する位置が前進限となり、この前進限
と後退限との間が、ホルダ本体14が進退する所定範囲と
なっている。
【0015】また、このホルダ本体14の前側部には、両
側一対のカップ保持部54が設けられている。そして、こ
のカップ保持部54は、カップCが上側から挿入して保持
される空間部55が形成され、この空間部55は、ホルダ覆
い部46およびホルダ基体44を外側から内側に向って平面
略半円状に切り欠いた内側支持部56と、この内側支持部
56に対向する略円弧状をなす外側支持部57を形成したア
ーム部(保持アーム)58とにより外側面を囲まれるとと
もに、空間部55の下側には、ロアホルダ59が配置されて
いる。
【0016】そして、各アーム部58は、合成樹脂にて一
体に形成され、外側支持部57の奥側に、上下方向を回転
軸とする軸部61が形成され、この軸部61は、上下をホル
ダ本体14のホルダ覆い部46とホルダ基体44とに形成され
た円孔に挿入され、水平方向に回転自在に支持されてい
る。なお、この軸部61は、若干のあそびをもって支持さ
れ、過大な力がアーム部58に作用した際に軸部61が若干
傾動可能になっている。また、この軸部61に対し外側支
持部57の反対側である奥側には、突片部63が突設され、
さらに、この突片部63の上側に、円柱状であるピン状の
案内受部64が突設されている。そして、この案内受部64
は、ホルダ覆い部46に形成した図示しない円弧状の溝部
を介して、ホルダ覆い部46の上側に突出している。
【0017】また、各アーム部58は、図示しないコイル
スプリングなどの付勢手段により、外側支持部57が内側
支持部56に向う方向、すなわち空間部55を狭める方向に
回動するように付勢されている。同時に、このコイルス
プリングなどの付勢手段により、各アーム部58は下方に
向かって付勢され、各アーム部58の軸部61が傾かないよ
うに弾性的に保持されている。
【0018】また、ロアホルダ59は、平面略T字状をな
して合成樹脂にて一体に形成され、奥側の端部近傍に設
けられた軸部66が、ホルダ覆い部46から一体に下方に突
設された両側一対の軸受部67に回動可能に軸支されてい
る。そして、この軸部66と軸受部67とは、若干の摺動抵
抗をもって嵌合しており、ロアホルダ59は、自重に抗し
て、位置を保持できるようになっている。さらに、ロア
ホルダ59の奥側の端部には、ホルダ基体44の下面に接離
する位置決部が形成され、ロアホルダ59は、ホルダ基体
44の下面と平行な水平状態から、所定の範囲で下方に回
動可能に支持されている。また、ホルダ基体44の下面に
は、ロアホルダ59に当接する位置に、フェルトなどの消
音手段が貼着などして設けられ、異音の発生が抑制され
ている。
【0019】また、ホルダ本体14の前端部には、つまみ
であるリッド71がねじ72にて固定されている。
【0020】次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0021】まず、ホルダ本体14をケース部12の奥側に
押し込むと、ホルダ本体14は、後位置規制部52が後部ス
トッパ部42に当接する後退限まで後退し、リッド71がケ
ース部12の手前側の開口を覆う。この状態では、各アー
ム部58の案内受部64には力は加わっておらず、各アーム
部58は付勢手段の付勢力により回動し、外側支持部57が
内側に移動して、ホルダ本体14は小さいホルダ収納部18
に収納される。
【0022】そして、この閉状態からリッド71をつかん
でホルダ本体14を手前側に引き出すと、まず、図3およ
び図4の二点鎖線Iに示す位置で、各アーム部58の案内
受部64がケース部12側の案内部28の第1の傾斜面31に当
接する。この位置からさらにホルダ本体14を手前側に引
き出すと、案内受部64が第1の傾斜面31に摺接し、矢印
F方向に向かう付勢手段の付勢力に抗して内側に移動さ
せられ、すなわち、各アーム部58の外側支持部57が外側
に回動して開いていく。そして、案内受部64が案内部28
の角部33を乗り越えるときに、引き出しに要する操作力
が最大になり、クリック感が生じ、この後は、第1の傾
斜面31に対して逆テーパとなる第2の傾斜面32に案内受
部64が摺接し、付勢手段の付勢力によりホルダ本体14を
手前側に押し出そうとする力が生じ、ロック感が生じる
とともに、逆戻りが防止される。そして、ホルダ本体14
の前位置規制部51が前部ストッパ部41に当接する前進限
に到達した状態で、図3および図4の実線IIに示すよう
に、ホルダ本体14が位置決めされ停止する。なお、この
ニュートラル状態では、内側支持部56と外側支持部57と
の間の空間部55の大きさは、250ミリリットル缶の径
寸法より若干小さく、この空間部55に缶などを押し込む
ことにより、付勢手段の付勢力に抗して拡開され図3の
二点鎖線III に示す位置に移動したアーム部58により、
カップCが安定して支持されるとともに、カップCの下
面は下降したロアホルダ59により支持される。なお、ア
ーム部58の外側支持部57を最大限外側まで回動させたフ
ルストロークの状態では、図4の実線IVに示すように、
案内受部64は案内部28から離間し、350ミリリットル
缶などを収納できるようになっている。
【0023】また、この前進限からホルダ本体14を奥側
に押し込むと、案内受部64は案内部28の角部33を逆方向
に乗り越えるとともに、ロアホルダ59はケース部12の手
前側の端部の下部に当接して水平状になり、ホルダ本体
14がケース部12のホルダ収納部18に収納される。
【0024】そして、本実施の形態によれば、ホルダ本
体14をケース部12のホルダ収納部18に収納した状態で、
付勢手段の付勢力によりアーム部58は空間部55を狭める
方向に移動し、ホルダ収納部18に小さく収納できる。
【0025】そして、ホルダ本体14をホルダ収納部18か
ら引き出すと、アーム部58の案内受部64が案内部28の第
1の傾斜面31に当接し、付勢手段の付勢力に抗してアー
ム部58の外側保持部57が外側に移動する。すなわち、ホ
ルダ本体14の引き出し動作に連動して、空間部55を広
げ、このカップ保持部54の空間部55にカップCを容易に
収納できる。
【0026】さらに、ホルダ本体14を引き出し、案内受
部64が案内部28の第2の傾斜面32に到達すると、付勢手
段の付勢力により案内受部64が第2の傾斜面18に係合さ
れ、ロック感を生じさせつつホルダ本体14を位置決めで
きるとともに、案内受部64が第1の傾斜面31から第2の
傾斜面32に移動する際にクリック感が生じ、操作感を良
好にできる。
【0027】このように、アーム部58を広げる機構が、
ホルダ本体14を逆戻りしないように位置決めするロック
機構を兼ねており、付勢手段の付勢力を共用できるた
め、部品点数を削減し、構造を簡略化して、製造コスト
を低減できる。
【0028】また、付勢手段の付勢力により、アーム部
58のがたつきを抑制し、異音の発生も抑制できる。
【0029】また、本実施の形態では、軸部61は傾動可
能であり、付勢手段の付勢力により弾性的に支持されて
いるため、万一、ホルダ本体14に引き出し方向に過大な
外部応力が加わった際などには、図5に示すように、軸
部61が傾動して、案内受部64が弾性的に下方に退避など
して案内部28の手前側に外れることにより、実線Vに示
すオーバーストロークの状態として、ケース部12および
ホルダ本体14などの破損を抑制できる。
【0030】さらに、このオーバーストロークの状態
で、ホルダ本体14をホルダ収納部18側に押し込むことに
より、案内部28の復帰用傾斜面35に案内された案内受部
64が弾性的に退避し、案内部28の奥側の二点鎖線Iに示
す位置に復帰するいわばリターン機構を備えているた
め、そのまま利用することが可能になる。
【0031】なお、上記の実施の形態では、アーム部58
は、軸部61を中心として、外側支持部57と案内受部64と
を反対側に配置したが、案内受部64は、外側支持部57か
ら突設などして設けることもできる。そして、この場合
には、案内部28の各傾斜面31,32の向きは、中心線と平
行な線を中心として線対称に形成される。
【0032】また、付勢手段は、コイルスプリングに限
られず、板状のばね(スプリング)、ホルダ本体への一
体形成などを用いることもできる。
【0033】さらに、ケース部12は、壁部を有する箱状
のものに限られず、枠状のものとすることもできる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載のカップホルダ装置によれ
ば、ホルダ本体をケース部のホルダ収納部に収納した状
態で、アーム部は空間部を狭める方向に移動し、ホルダ
収納部に小さく収納できるとともに、ホルダ本体をホル
ダ収納部から引き出すと、アーム部の案内受部が案内部
の第1の傾斜面に当接し、付勢手段の付勢力に抗してア
ーム部は空間部を広げる方向に移動し、カップ保持部の
空間部にカップを容易に収納できる。さらに、アーム部
の案内受部が案内部の第2の傾斜面に到達すると、付勢
手段の付勢力により案内受部が第2の傾斜面に係合され
ホルダ本体を位置決めできるとともに、案内受部が第1
の傾斜面から第2の傾斜面に移動する際にクリック感が
生じ、操作感を良好にできる。また、付勢手段の付勢力
により、アーム部のがたつきを抑制し、異音の発生も抑
制できる。さらに、アーム部を付勢する付勢手段の付勢
力により、ホルダ本体の位置決めも可能になり、部品点
数を削減し、構造を簡略化して、製造コストを低減でき
る。
【0035】請求項2記載のカップホルダ装置によれ
ば、ホルダ本体に引き出し方向に過大な力が加わった際
などに、案内受部が弾性的に退避して案内部から外れる
ことにより、ケース部およびホルダ本体などの破損を抑
制でき、この状態からホルダ本体をホルダ収納部側に押
し込むことにより、案内受部が弾性的に退避して案内部
に対して所定の位置に復帰し、そのまま利用することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカップホルダ装置の一実施の形態を示
すホルダ本体を前進限まで引き出した状態の斜視図であ
る。
【図2】同上カップホルダ装置のホルダ本体を前進限ま
で引き出した状態の図1のA−A断面図である。
【図3】同上カップホルダ装置の動作説明図である。
【図4】同上カップホルダ装置の動作説明図である。
【図5】同上カップホルダ装置の動作説明図である。
【符号の説明】
11 カップホルダ装置 12 ケース部 14 ホルダ本体 18 ホルダ収納部 28 案内部 31 第1の傾斜面 32 第2の傾斜面 54 カップ保持部 55 空間部 58 アーム部 64 案内受部 C カップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−230545(JP,A) 特開 平6−247203(JP,A) 実開 平2−82634(JP,U) 実開 平6−67169(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 3/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダ収納部および案内部を設けたケー
    ス部と、 カップを保持するカップ保持部を有し、所定範囲で所定
    方向に引き出し可能に前記ホルダ収納部に収納されるホ
    ルダ本体とを具備し、 前記カップ保持部は、 前記カップが配置される空間部と、 この空間部を広げる方向と狭める方向とに移動可能に支
    持されたアーム部と、 このアーム部に設けられた案内受部と、 前記空間部を狭める方向に前記アーム部を付勢する付勢
    手段とを備え、 前記案内部は、 前記ホルダ本体を引き出すに従い、前記案内受部に当接
    し、前記空間部を広げる方向に前記アーム部を移動させ
    る第1の傾斜面と、 この第1の傾斜面の前記所定方向側に位置し、前記空間
    部を狭める方向への前記アーム部の移動を許容する第2
    の傾斜面とを備えたことを特徴とするカップホルダ装
    置。
  2. 【請求項2】 案内受部は、ホルダ本体の移動方向およ
    びアーム部の開閉方向に対して交差する方向に弾性的に
    退避可能に設けられたことを特徴とする請求項1記載の
    カップホルダ装置。
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JP6120671B2 (ja) * 2013-05-20 2017-04-26 日本プラスト株式会社 カップホルダ

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