JP3527397B2 - 引出し装置 - Google Patents

引出し装置

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JP3527397B2 JP28572797A JP28572797A JP3527397B2 JP 3527397 B2 JP3527397 B2 JP 3527397B2 JP 28572797 A JP28572797 A JP 28572797A JP 28572797 A JP28572797 A JP 28572797A JP 3527397 B2 JP3527397 B2 JP 3527397B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車に
備えられるカップホルダなど、引き出して使用される引
出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のインストルメン
トパネル中央のセンタクラスタなどに備えられるカップ
ホルダなどについて、必要に応じて手前側に引き出して
使用されるとともに、使用しない際は奥に押し込まれて
収納される引出し装置が知られている。そして、このよ
うな引出し装置では、車体側に固定されるケース体と、
このケース体から手前側に引き出されるホルダ本体とを
備えるとともに、ホルダ本体の手前側の端部には、つま
みとなるリッドが取り付けられ、外観および操作性の向
上が図られている。
【0003】そして、このリッドには、操作力が加わ
り、特に、引出し操作に連動して種々の部材を駆動する
構成では、ホルダ本体を引き出す際の抵抗が大きくなる
ため、リッドを強固に固定する必要があり、複数の方向
からねじ止めし、あるいは弾性的に係合する複数の係合
部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のように、複
数の方向からねじ止めする構成では、部品点数の削減が
困難であるとともに、作業が煩雑になり、また、弾性的
に係合する係合部を形成する構成では、アンダーカット
部が生じるため、金型の構造が複雑になるなどし、構造
の簡略化が困難で、製造コストの低減が困難な問題を有
している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、リッドを備えるとともに製造コストを低減できる
引出し装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の引出し装
置は、ケース部と、前端上縁に立上がり部を設けた取付
枠を設けたリッド取付部を前端部に形成し、前記ケース
部から手前側に進退自在に引き出される引出し本体と、
リッド本体及び固着具を備えたリッドとを具備し、前記
固着具は、前記引出し本体に取り付けられる支持部を備
前記リッド本体は、下端に位置し引出し操作時に手
前側上方に向かう操作力が加わる操作部、および前記支
持部を通る前後方向に沿った直線に対して前記操作部の
反対側で引出し操作時に奥側下方に向かう力が加わって
前記引出し本体の立上がり部に当接する当接部を備えた
ものである。
【0007】そして、この構成では、操作部に手を掛け
て力を加え、引出しホルダ本体をケース部から引き出
す。この際、引出し本体を移動させる抵抗が支持部に加
わり、この支持部を中心としてリッドを回転させようと
する力が生じるが、この力は当接部が引出し本体の取付
枠の前端上縁の立上がり部に当接することにより受け止
められる。そこで、リッドが引出し本体に取り付けられ
る支持部を多数箇所に設ける必要がなく、また、当接部
は係合可能な複雑な形状とする必要もないため、部品点
数が削減され、構造が簡略化されて、製造コストが低減
される。
【0008】請求項2記載の引出し装置は、請求項1記
載の引出し装置において、リッドは、枠状に突設されて
前記取付枠の外周に略嵌合する上板部、両側の側板部、
下板部を備え、操作部および当接部を一体に設けたリッ
ド本体と、支持部を設け、前記リッド本体の下板部に形
成した円孔に下側から挿入され係止される固着具とを具
備したものである。
【0009】そして、この構成では、リッド本体が簡略
な構造とされ、また、固着具はリッド本体の側からの
作業で取り付けされるため、作業が容易になり、製造コ
ストが低減される。
【0010】請求項3記載の引出し装置は、請求項1ま
たは2記載の引出し装置において、操作部は、支持部よ
手前側に位置するものである。
【0011】そして、この構成では、操作部に手を掛け
て力を加え、引出し本体をケース部から引き出す際に、
支持部が引っ張られる状態となり、引出し本体が円滑に
引き出される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の引出し装置の一実
施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】図2および図3において、11は引出し装置
で、この引出し装置11は、例えば、自動車などの車両の
インストルメントパネル中央のセンタクラスタ、あるい
は、インストルメントパネルに対向した両側の座席間の
センタコンソールなどに備えられ、缶、コップなどであ
る飲料のカップCを保持する、いわゆる引き出し式カッ
プホルダーを構成している。
【0014】そして、この引出し装置11は、ケース部12
と、引出し本体(引出し式物入れ部)としてのホルダ本
体14とを備えている。そして、ケース部12は、それぞれ
合成樹脂にて一体に形成されたケース本体15とケース蓋
16とを互いに係合して組み合わせ、乗員に対する手前側
から奥側すなわち長手方向である車両に対する後側から
前側に連通開口する偏平な角筒状に形成され、このケー
ス部12の内側が、ホルダ収納部18となっている。また、
ケース部12には、ホルダ収納部18に面し、両側の外方に
凹設された案内凹部19が前後方向に沿って形成されてい
る。さらに、ケース本体15の手前側の部分は、筒状をな
す筒状部21として形成されている。そして、この筒状部
21の上面には、両側一対の案内体取付部23が形成されて
いる。そして、各案内体取付部23には、上下に貫通する
図示しない孔部と、一対のかしめピン25とが形成されて
いる。
【0015】そして、これら案内体取付部23に、両側一
対の案内体26が取り付けられている。そして、各案内体
26には、略矩形板状をなす基板部27と、この基板部27か
らレール状に下方に突設された案内部28と、この基板部
27を上下に貫通するかしめ孔29とが一体に形成されてい
る。なお、各案内体26は、ケース本体15を構成する樹脂
よりも耐摩耗性が大きい樹脂にて形成されている。そし
て、各案内体26は、案内部28を孔部に挿入した状態で、
かしめ孔29に挿入したかしめピン25を熱かしめして、案
内体取付部23に固着されている。また、各案内体26の案
内部28は、手前側の端部近傍で屈曲した平面略くの字状
の板状をなし、すなわち、幅方向の中心である中心線に
向う側(以下、内側)の面は、手前側に向うに従い内側
に傾斜する第1の傾斜面31と、手前側に向うに従いわず
かに外側に傾斜する第2の傾斜面32とが、角部33で連結
された形状に形成されている。さらに、この案内部28に
は、第1および第2の傾斜面31,32の反対側の面に位置
し、奥側に向うに連れて下方に突設する図示しない復帰
用傾斜面が形成されている。
【0016】また、ケース部12の両外側部には、手前側
に位置して、車体側の部材に固定される取付部37が突設
されているとともに、この取付部37の後方に位置して、
ケース蓋16の両側部に形成した係合孔38に係合する複数
の係合爪39が形成されている。さらに、ケース本体15の
筒状部21の上面の奥側の端部は、前部ストッパ部41とな
っているとともに、ケース本体15のホルダ収納部18の奥
側には、下面から上側に向かい後部ストッパ部42が一体
に突設されている。なお、ケース蓋16の上面および筒状
部21の上下面には補強用のリブが格子状に形成されてい
る。
【0017】一方、ホルダ本体14は、金属製のホルダ基
体44と、このホルダ基体44の上側を覆うようにしてこの
ホルダ基体44にねじ45にて固定されたホルダ覆い部46と
を備えている。そして、ホルダ覆い部46の奥側部の両側
にそれぞれ形成した上下一対の案内突条48が、案内凹部
19に摺動自在に嵌合し、ホルダ本体14は、ケース部12の
ホルダ収納部18内に所定方向に沿った前後方向に摺動自
在に嵌合する。また、ホルダ覆い部46の奥側の端部近傍
には、上側に向かい前位置規制部51が突設されていると
ともに、この前位置規制部51の手前側に位置して、下側
に向かい後位置規制部52が突設されている。そこで、こ
のホルダ本体14は、後位置規制部52が後部ストッパ部42
に当接する位置が後退限となり、前位置規制部51が前部
ストッパ部41に当接する位置が前進限となり、この前進
限と後退限との間が、ホルダ本体14が進退する所定範囲
となっている。
【0018】また、このホルダ本体14の前側部には、両
側一対のカップ保持部54が設けられている。そして、こ
のカップ保持部54は、カップが上側から挿入して保持さ
れる空間部55が形成され、この空間部55は、ホルダ覆い
部46およびホルダ基体44を外側から内側に向って平面略
半円状に切り欠いた内側支持部56と、この内側支持部56
に対向する略円弧状をなす外側支持部57を形成したアー
ム部(保持アーム)58とにより外側面を囲まれるととも
に、空間部55の下側には、ロアホルダ59が配置されてい
る。
【0019】そして、各アーム部58は、合成樹脂にて一
体に形成され、外側支持部57の奥側に、上下方向を回転
軸とする軸部61が形成され、この軸部61は、上下をホル
ダ本体14のホルダ覆い部46とホルダ基体44とに形成され
た円孔に挿入され、水平方向に回転自在に支持されてい
る。なお、この軸部61は、若干のあそびをもって支持さ
れ、過大な力がアーム部58に作用した際に軸部61が若干
傾動可能になっている。また、この軸部61に対し外側支
持部57の反対側である奥側には、突片部63が突設され、
さらに、この突片部63の上側に、円柱状であるピン状の
案内受部64が突設されている。そして、この案内受部64
は、ホルダ覆い部46に形成した図示しない円弧状の溝部
を介して、ホルダ覆い部46の上側に突出している。
【0020】また、各アーム部58は、図示しないコイル
スプリングなどの付勢手段により、外側支持部57が内側
支持部56に向う方向、すなわち空間部55を狭める方向に
回動するように付勢されている。同時に、このコイルス
プリングなどの付勢手段により、各アーム部58は下方に
向かって付勢され、各アーム部58の軸部61が傾かないよ
うに弾性的に保持されている。
【0021】また、ロアホルダ59は、平面略T字状をな
して合成樹脂にて一体に形成され、奥側の端部近傍に設
けられた軸部66が、ホルダ覆い部46から一体に下方に突
設された両側一対の軸受部67に回動可能に軸支されてい
る。そして、この軸部66と軸受部67とは、若干の摺動抵
抗をもって嵌合しており、ロアホルダ59は、自重に抗し
て、位置を保持できるようになっている。さらに、ロア
ホルダ59の奥側の端部には、ホルダ基体44の下面に接離
する位置決部が形成され、ロアホルダ59は、ホルダ基体
44の下面と平行な水平状態から、所定の範囲で下方に回
動可能に支持されている。また、ホルダ基体44の下面に
は、ロアホルダ59に当接する位置に、フェルトなどの消
音手段が貼着などして設けられ、異音の発生が抑制され
ている。
【0022】また、ホルダ本体14の前端部には、リッド
取付部(引出し操作部)70が形成され、このリッド取付
部70を覆うようにして、つまみであるリッド71が取り付
けられている。そして、このリッド取付部70には、傾斜
した枠状をなす取付枠73が設けられているとともに、下
方に開口する円筒状をなす両側一対の取付ボス74が形成
されている。
【0023】また、リッド71は、合成樹脂にて一体に形
成されたリッド本体76と、固着具としての金属製の2本
のビス(ねじ)77とを備えている。そして、リッド本体
76には、手前側に膨出する曲面状などをなす表板部81が
形成されているとともに、この表板部81の外周部から
は、上板部82、両側の側板部83、下板部84が枠状に突設
され、取付枠73の外周に略嵌合するようになっている。
そして、上板部82の下面が、取付枠73の前端上縁の立上
がり部85に当接する当接部86となっている。また、下板
部84の両側方向の中間部は、後側から切り欠かれ、操作
部88が形成されている。さらに、この操作部88の両外側
方に位置し、表板部81と上板部82と下板部84とを連結す
る補強リブ89が形成されているとともに、下板部84に
は、ビス77が下側から挿入される円孔91が形成されてい
る。
【0024】また、ビス77は、この円孔91の周囲に係止
される頭部93を備えるとともに、この頭部93から突設さ
れ、円孔91を挿通して取付ボス74に螺合するねじ部が支
持部95となっている。
【0025】なお、リッド本体76、特に表板部81は、車
室内の内装に、色調および表面処理なとが合わせられ、
例えば、茶色の表面にしぼが形成され、皮革風に形成さ
れている。
【0026】次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0027】まず、ホルダ本体14をケース部12の奥側に
押し込むと、ホルダ本体14は、後位置規制部52が後部ス
トッパ部42に当接する後退限まで後退し、リッド71がケ
ース部12の手前側の開口を覆う。この状態では、各アー
ム部58の案内受部64には力は加わっておらず、各アーム
部58は付勢手段の付勢力により回動し、外側支持部57が
内側に移動して、ホルダ本体14は小さいホルダ収納部18
に収納される。
【0028】そして、この閉状態からリッド71の操作部
88に手を掛けてホルダ本体14を手前側に引き出すと、ま
ず、各アーム部58の案内受部64が第1の傾斜面31に摺接
し、各アーム部58の外側支持部57が外側に回動して開
き、カップを容易に収納できるようになる。そして、案
内受部64が案内部28の角部33を乗り越えるときに、引き
出しに要する操作力が最大になり、クリック感が生じ、
この後は、第1の傾斜面31に対して逆テーパとなる第2
の傾斜面32に案内受部64が摺接し、付勢手段の付勢力に
よりホルダ本体14を手前側に押し出そうとする力が生
じ、ロック感が生じて操作感が良好になるとともに、逆
戻りが防止される。そして、ホルダ本体14の前位置規制
部51が前部ストッパ部41に当接する前進限に到達した状
態で、ホルダ本体14が位置決めされ停止する。このよう
に、アーム部58を広げる機構が、ホルダ本体14を逆戻り
しないように位置決めするロック機構を兼ねており、付
勢手段の付勢力を共用できるため、部品点数を削減し、
構造を簡略化して、製造コストを低減できる。また、付
勢手段の付勢力により、アーム部58のがたつきを抑制
し、異音の発生が抑制されている。
【0029】また、この引出し操作時にリッド71に加わ
る力は、図1に示すように、下端に位置する操作部88す
なわち作用点Cに操作力Fが加わるとともに、ホルダ本
体14の各アーム部58を駆動する摺動抵抗などの抵抗は、
作用点Cより上方の支持部95、例えば支持点Dに力Fa
が作用する。そして、操作部88は下端部に設けられてい
るため、操作部88に加わる操作力Fは手前側上方に向う
ものとなり、リッド71には、支持点Dを中心に回動する
ように力が加わり、すなわち、リッド71上側の当接部86
に奥側下方に向う力Gが加わって、この当接部86がホル
ダ本体14の取付枠73の前端上縁の立上がり部85に当接す
るため、リッド71が回動することはなく、リッド71は2
本のビス77で強固に固定された状態を保持する。
【0030】一方、ホルダ本体14を格納する操作の際
は、ホルダ本体14を奥側に押し込むと、矢印Hに示すよ
うな力が作用し、リッド71全体がホルダ本体14に押しつ
けられ、案内受部64は案内部28の角部33を逆方向に乗り
越えるとともに、ロアホルダ59はケース部12の手前側の
端部の下部に当接して水平状になり、ホルダ本体14がケ
ース部12のホルダ収納部18に収納される。
【0031】なお、アーム部58の軸部61は傾動可能であ
り、付勢手段の付勢力により弾性的に支持されているた
め、万一、ホルダ本体14に引き出し方向に過大な外部応
力が加わった際などには、軸部61が傾動して、案内受部
64が弾性的に下方に退避などして案内部28の手前側に外
れることにより、ケース部12およびホルダ本体14などの
破損を抑制できる。さらに、このオーバーストロークの
状態で、ホルダ本体14をホルダ収納部18側に押し込むこ
とにより、案内部28の復帰用傾斜面に案内されて案内受
部64が弾性的に退避し、案内部28の奥側に復帰し、その
まま利用できるようになっている。
【0032】このように、本実施の形態によれば、リッ
ド71の操作部88に手を掛けて略所定方向に操作力を加
え、ホルダ本体14をケース部12から引き出す際、ホルダ
本体14の進退作動軸を中心に、下側に支持点Dを配置
し、さらに、この支持点Dの下側に作用点(操作点)C
を配置するとともに、進退作動軸の上側にホルダ本体14
に当接する当接点となる当接部86を設けたため、リッド
71をホルダ本体14に強固に固定した状態とできる。そこ
で、リッド71がホルダ本体14に取り付けられる支持部95
を多数箇所に設ける必要がなく、また、当接部86は固定
を補助するための係合可能な複雑な形状とする必要もな
く単なる平面状にできるため、部品点数を削減し、構造
を簡略化して、製造コストを低減できる。すなわち、本
実施の形態では、リッド本体76は、アンダーカット部が
なく、上下に開く単純な形状の金型で容易に形成できる
とともに、支持部95は、一方向からの作業で螺合する2
本のビス77にて構成されるため、部品点数を削減できる
とともに組み立て作業を容易にでき、製造コストを低減
できる。
【0033】さらに、本実施の形態では、操作部88すな
わち作用点Cを、支持部95すなわち支持点Dより引き出
し方向である操作者の手前側に位置させたため、操作部
88に手を掛けて手前側に向って力を加え、ホルダ本体14
をケース部12から引き出す際に、支持部95が引っ張られ
る状態となり、ホルダ本体14を円滑に引き出すことがで
きる。
【0034】なお、上記の実施の形態では、引出し装置
11として、カップホルダ装置について説明したが、灰
皿、小物入れなど、引き出し式の装置に広く適用でき
る。
【0035】また、ケース部12は、壁部を有する箱状の
ものに限られず、枠状のものとすることもできる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の引出し装置によれば、操
作部に手を掛けて力を加え、引出し本体をケース部から
引き出すことができる。この際、引出し本体を移動させ
る抵抗が支持部に加わり、この支持部を中心としてリッ
ドを回転させようとする力が生じるが、この力は当接部
が引出し本体の取付枠の前端上縁の立上がり部に当接す
ることにより受け止められ、リッドは引出し本体に強固
に固定された状態となる。そこで、リッドが引出し本体
に取り付けられる支持部を多数箇所に設ける必要がな
く、また、当接部は係合可能な複雑な形状とする必要も
ないため、部品点数を削減し、構造を簡略化して、製造
コストを低減できる。
【0037】請求項2記載の引出し装置によれば、請求
項1記載の効果に加え、リッド本体を簡略な構造とで
き、また、固着具はリッド本体の側からの作業で取り
付けできるため、作業を容易にでき、製造コストを低減
できる。
【0038】請求項3記載の引出し装置によれば、請求
項1または2記載の効果に加え、操作部を、支持部より
手前側に位置させることにより、操作部に手を掛けて力
を加え、引出し本体をケース部から引き出す際に、支持
部が引っ張られる状態となり、引出し本体を円滑に引き
出しできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の引出し装置の一実施の形態を示す一部
の断面図である。
【図2】同上引出し装置の斜視図である
【図3】同上引出し装置の図2のI−I断面図である。
【図4】同上引出し装置の図2のII矢視の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 引出し装置 12 ケース部 14 引出し本体としてのホルダ本体70 リッド取付部 71 リッド73 取付枠 76 リッド本体 77 固着具としてのビス82 上板部 83 側板部 84 下板部 85 立上がり部 86 当接部 88 操作部91 円孔 95 支持部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース部と、 前端上縁に立上がり部を設けた取付枠を設けたリッド取
    付部を前端部に形成し、前記ケース部から手前側に進退
    自在に引き出される引出し本体と、リッド本体及び固着具を備えたリッドとを具備し、 前記固着具は、 前記引出し本体に取り付けられる支持部
    を備えリッド本体は、下端に位置し引出し操作時に手
    前側上方に向かう操作力が加わる操作部、および前記支
    持部を通る前後方向に沿った直線に対して前記操作部の
    反対側で引出し操作時に奥側下方に向かう力が加わって
    前記引出し本体の立上がり部に当接する当接部を備えた
    とを特徴とする引出し装置。
  2. 【請求項2】 リッドは、 枠状に突設されて前記取付枠の外周に略嵌合する上板
    部、両側の側板部、下板部を備え、操作部および当接部
    を一体に設けたリッド本体と、 支持部を設け、前記リッド本体の下板部に形成した円孔
    に下側から挿入され係止される固着具とを具備したこと
    を特徴とする請求項1記載の引出し装置。
  3. 【請求項3】 操作部は、支持部より手前側に位置する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の引出し装置。
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