JP3405385B2 - 自動車のフロアコンソール - Google Patents

自動車のフロアコンソール

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JP3405385B2
JP3405385B2 JP03944697A JP3944697A JP3405385B2 JP 3405385 B2 JP3405385 B2 JP 3405385B2 JP 03944697 A JP03944697 A JP 03944697A JP 3944697 A JP3944697 A JP 3944697A JP 3405385 B2 JP3405385 B2 JP 3405385B2
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孝祥 山内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体フロアへの
取り付け・取り外しの作業性及びユーティリティを向上
させた自動車のフロアコンソールに関する。
【0002】
【関連する背景技術】自動車の左右のフロントシートの
間には、フロアトンネル上にコンソールボックス、つま
り、フロアコンソールが取り付けられている。フロアコ
ンソールは、フロア上に突出する変速操作装置やパーキ
ングブレーキ操作装置を覆い、車室内の美観を確保する
ばかりでなく、収納スペースを確保し、また、乗員のア
ームレストとしても利用できる有用な内装部品である。
【0003】フロアコンソールのなかには、インストル
メントパネルからパーキングブレーキレバー付近までを
覆うフロントコンソールと、その後方に配置され、収納
ボックスやアームレストとして使用されるリヤコンソー
ルとに分割されたタイプのものがある。例えば、実開平
1−104843号公報には、リヤコンソールに相当す
る部分に引き出し可能なスライドボックスを備えたフロ
アコンソールが開示されている。このフロアコンソール
では、スライドボックスが存在するため、フロアへの固
定をその内部にて行うことができず、フロアコンソール
の左右の側壁がフロアに固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したフロアコンソ
ールは、引き出し式のスライドボックスによりそのユー
ティリティーを更に向上させている。しかしながら、上
述のようにフロアコンソールは左右のフロントシートの
間に配置され、且つ側壁がフロアに固定されているた
め、フロントシートの取り付けの前にフロアコンソール
を取り付けなければ、フロア上へのその左右の側壁の締
結作業を行うことができない。それ故、整備の都合から
フロアコンソールを取り外す必要があるときは、フロン
トシートを先に取り外しておかなければならない。
【0005】この発明は上述した事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、引き出し可能な収
納ボックスが内蔵されていても、その内部からのフロア
への取り付け・取り外しを可能とする自動車のフロアコ
ンソールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の自動車のフロアコンソールは、車両のフ
ロアに設けられるブラケットと、ブラケットへの取付部
を有し、この取付部を介してブラケットに固定されるコ
ンソール本体と、コンソール本体内に引き出し可能にし
て格納された収納部と、ブラケットに取付部を締結する
締結手段と、コンソール本体に設けられ、収納部が格納
された状態にあるとき締結手段に対する締結工具のアク
セスを不能とする一方で、収納部が引き出されたとき、
締結手段に対する締結工具のアクセスをコンソール本体
の上方から許容するアクセス部とを備え、収納部はカッ
プホルダであり、コンソール本体にカップホルダを収容
可能な中空のホルダケースが設けられており、ホルダケ
ースはカップホルダの上下をそれぞれ引き出し方向に延
びる天板および底板を有し、底板に取付部となる凹部が
形成されている。
【0007】請求項1の自動車のフロアコンソールによ
れば、先ず、ブラケットは左右のシートの間のフロアに
固定される。コンソール本体は、ブラケットにホルダケ
ースの底板に設けられた取付部が締結手段により締結さ
れることで、ブラケットを介してフロアに固定される。
このとき、コンソール本体のカップホルダホルダケー
スから引き出された状態にあり、コンソール本体の上方
からアクセス部およびホルダケースの天板に設けられた
アクセス窓を通じて締結手段に対する締結工具のアクセ
スが可能となる。なお、取付部の締結作業が終了すれ
ば、カップホルダホルダケース内ひいてはコンソール
本体内に格納される。
【0008】請求項2の自動車のフロアコンソールの場
合、アクセス部は、コンソール本体の上面に開口したア
クセス通路と、このアクセス通路の開口端を閉じる開閉
可能な蓋とからなっている。この場合、締結工具のアク
セスは、アクセス部の蓋を開け、アクセス通路の上端を
開口させた状態で行われる。コンソール本体の固定が終
了すれば、アクセス通路の上端開口は蓋により閉じられ
る。この発明において、次の好ましい態様が挙げられ
る。ホルダケースの天板には凹部と対向するアクセス窓
が開口して形成されており、このアクセス窓とアクセス
通路および凹部が略同一の垂直線上に位置付けられてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して自動車のフ
ロアコンソールの実施例を説明する。図1を参照する
と、自動車1の室内の一部が側面から示されている。な
お、同図には左右のフロントシートのうち、運転席であ
る右側のシート2Rのみが示されており、助手席である
左側のシートは図示されていない。
【0010】公知のように、自動車1のフロアパネル4
には、車体の幅方向の中央、即ち、左右のフロントシー
ト間を前後方向に延びるフロアトンネル6が形成されて
いる。また、フロアパネル4及びフロアトンネル6に
は、内装用のカーペット8が貼り付けられている。フロ
アトンネル6上にはフロアコンソールアセンブリが配置
されており、このフロアコンソールアセンブリは左右の
フロントシート間に位置付けられている。フロアコンソ
ールアセンブリは、フロントコンソール12と、発明の
対象であるリヤコンソール14とからなり、フロントコ
ンソール12は、インストルメントパネルから後方に向
けて延び、シフトレバー16やパーキングブレーキレバ
ー18の収容部を備えている。リヤコンソール14は、
フロントコンソール12の後端からフロアトンネル4に
沿って延び、フロントコンソール12よりも上方に突出
した箱形状をなしている。このリヤコンソール14には
収納ボックスが形成されているとともに、カップホルダ
22が内蔵されている。収納ボックス20はリヤコンソ
ール14の上面にて開口しており、そして、カップホル
ダ22はリヤコンソール14の前面から引き出し可能と
なっている。また、リヤコンソール14の上面にクッシ
ョン付きリッドを開閉可能に設けておけば、リッドは収
納ボックス20を閉じたとき、乗員のアームレストとし
ても使用することができる。
【0011】図2はリヤコンソール14の分解斜視図で
ある。また、図3はフロアパネル4に取り付けられた状
態での、リヤコンソール14の縦断面図である。以下に
は、図2及び図3を参照してリヤコンソール14につい
て詳細に説明する。先ず、リヤコンソール14はコンソ
ール本体となるシェル24と、カップホルダ22、この
カップホルダ22を格納するホルダケース26と、そし
て、前後一対のブラケット28a,28bから主に構成
されている。
【0012】シェル24は中空の箱体からなり、リヤコ
ンソール14の全体の外形を形成している。このシェル
24の後部には、上述した収納ボックス20が一体にし
て形成されている。また、シェル24の前面はその上部
が傾斜しており、この傾斜面には開口30が形成されて
いる。この開口30には、スイッチパネル29をはめ込
み可能となっている。
【0013】シェル24の内壁にはインナフランジ31
が形成されており、このインナフランジ31は収納ボッ
クス20よりも前側のシェル24内にあり、その内周壁
及び収納ボックス20の外周壁に沿って延び、縦長の矩
形形状をなしている。インナフランジ31の左右の長辺
部分にはそれぞれ2つずつのアッパーラグ32が左右対
称にして形成されており、これらアッパーラグ32はシ
ェル24内に突出されている。また、各アッパーラグ3
2には挿通孔33がそれぞれ形成されている。
【0014】ホルダケース26は前面及び背面が開口し
た中空の直方体からなり、その内部にカップホルダ22
が摺動自在に格納され、その前面開口から引き出し可能
となっている。ホルダケース26の上面にはその左右の
側縁からそれぞれ2つずつのロワーラグ34がアッパー
ラグ32に対応して突設されている。これらのロワーラ
グ34にはねじ孔35がそれぞれ形成されている。従っ
て、図3に示すように、ホルダケース26はそのロワー
ラグ34をアッパーラグ32に下方から重ね合わせ、ア
ッパーラグ32の挿通孔33を通じてロワーラグ34の
ねじ孔35にねじ36をねじ込むことで、シェル24に
ねじ止めすることができる。
【0015】シェル24の前面下部にはインナフランジ
31よりも下方に位置してホルダスロット38が開口さ
れており、シェル24内にホルダケース26が固定され
ると、ホルダケース26の前面開口40、つまり、カッ
プホルダ22の前面がホルダスロット38に合致され
る。従って、カップホルダ22はホルダスロット38を
介してシェル24の外側に引き出すことができる。
【0016】ホルダケース26の底板42には、リヤコ
ンソール14の取付部となる凹部44が一体に形成され
ており、この凹部44は下方に突出されている。ここ
で、凹部44はカップホルダ22が引き出されたとき、
カップホルダ22の後端から外れ、ホルダケース26内
に露出する位置に配置されている。そして、ホルダケー
ス26の天板56には凹部44と対向してアクセス窓5
8が形成されており、シェル24内にホルダケース26
が取り付けられた状態にて、シェル24の開口30、ア
クセス窓58及び凹部44は略同一の垂直線に位置し
ている。
【0017】凹部44の底部には、2つの挿通孔46が
左右に適当な間隔を存して形成されている。また、収納
ボックス20の底部にもまた、同様にして左右に2つの
挿通孔48が形成されている。そして、前述したブラケ
ット28a,28bには、挿通孔46,48に対応した
ボルト孔50,52がそれぞれ形成されている。前後の
ブラケット28a,28bは、不等辺のアングル部材か
らなり、これらブラケット28a,28bはともにフロ
アパネル4上に溶接されている。また、各ブラケット2
8a,28bの上面、つまり、取付面のレベルは、シェ
ル24がフロアトンネル6を覆うようにして載置された
とき、前方のブラケット28aの取付面が凹部44の底
部を支持し、後方のブラケット28bの取付面が収納ボ
ックス20の底部を支持するように設定されている。従
って、図3に示すように、凹部44をブラケット28a
に、そして、収納ボックス20をブラケット28bにそ
れぞれ、ねじ54により締結することで、シェル24を
ブラケット28a,28bを介してフロアパネル4に固
定することができる。
【0018】ここで、ブラケット28a,28bに対す
る凹部44及び収納ボックス20のそれぞれの締結につ
いて詳述する。上述のように、リヤコンソール14のフ
ロアパネル4への取り付けや取り外しに当たっては、そ
の作業をリヤコンソール14の上方から行うことができ
れば、左右のフロントシートを前もって取り外しておく
必要がない。
【0019】収納ボックス20は上方に向けて開口して
いるから、収納ボックス20での締結及び取り外し作業
は何ら問題なく行うことが可能である。即ち、図2及び
図3からも明らかなように、ねじ54に対するドライバ
のアクセスは収納ボックス20の内部を通じて可能であ
る。これに対して、凹部44での締結及び取り外しを行
うためには、先ず、カップホルダ22を手前に引き出す
と、この状態では図4に示されているようにリヤコンソ
ール14の上方から、シェル24の開口30及びホルダ
ケース26のアクセス窓58を通じて凹部44の底を視
認することができる。つまり、リヤコンソール14の開
口30から凹部44の底に至るアクセス通路が真っ直ぐ
に確保される。従って、図5に示されているように、ア
クセス通路を通じて、ねじ54とともにドライバDを差
し入れ、ねじ54により凹部44をブラケット28aに
締結することができる。この後、シェル24の開口30
にはスイッチパネル29がはめ込まれ、このスイッチパ
ネル29は開口30を閉塞する。なお、スイッチパネル
29には自動車の補機類のための操作スイッチが取り付
けられる。
【0020】一方、自動車の整備の都合上、リヤコンソ
ール14を取り外す必要が生じたときは、スイッチパネ
ル29を取り外し、そして、カップホルダ22を引き出
すことで、前述したアクセス通路を確保することができ
る。そして、アクセス通路を通じてドライバDを差し入
れ、凹部44のねじ54を緩めて取り外すことで、ブラ
ケット28aに対する凹部44の締結を解除することが
できる。
【0021】上述したアクセス通路は、ホルダケース2
6の中央に形成されるので、そのアクセス通路をホルダ
ケース26の側方に確保する必要はなく、ホルダケース
26、つまり、カップホルダ22の幅がアクセス通路の
ために減少してしまうことはない。また、アクセス通路
は真っ直ぐ延びているので、ドライバDの操作も容易と
なる。
【0022】次に、図6から図9までを参照して、カッ
プホルダ22について詳細に説明する。先ず図6は平面
図であり、図7は側面図である。これら図6及び図7に
は、カップホルダ22がホルダケース26から引き出さ
れた状態、つまり、カップホルダとしての使用状態が示
されている。カップホルダ22の本体は、中空の直方体
からなるフレームボックス60から形成されている。こ
のフレームボックス60は、カップホルダ22全体がホ
ルダケース26内をスライドするときのスライダ枠とも
なるものである。即ち、フレームボックス60は、図
6、図7からも明らかなようにホルダケース26の内面
にはまり込む幅と高さを有しており、フレームボックス
60の外面とホルダケース26の内面との間には僅かな
隙間が確保されている。また、図6、図7には、フレー
ムボックス60が最大限手前に引き出された状態で示さ
れており、フレームボックス60はこの位置で、図示し
ないストッパ機構を介してホルダケース26と係合する
ようになっている。従って、通常では、フレームボック
ス60はホルダケース26から完全に引き出されること
はない。ただし、ストッパ機構はシェル24の外側から
解除することが可能であり、このストッパ機構を解除す
れば、フレームボックス60をホルダケース26から完
全に引き出す、つまり、抜き取ることができる。
【0023】フレームボックス60の前端面にはハンド
ル62が取り付けられており、後端面は開口している。
また、フレームボックス60が最大限に引き出されたと
き、外側に露出するフレームボックス60の部位はその
両側壁及び底壁がなく、そして、その部位の天板64
は、左右一対の略半円状の切り欠き66が設けられてい
る。従って、フレームボックス60の前記部位は、その
前端面と後端部との間を繋ぐ接続部となっている。この
接続部の下側に左右一対のガイドアーム68が備えられ
ており、これらガイドアーム68はその基端がピン70
を介して水平方向に回動可能となっている。更に、接続
部の下方にはトレイ76が配置されており、このトレイ
76はヒンジ78を介してフレームボックス60の後端
部に連結され、ヒンジ78を中心として上下に回動可能
となっている。より詳しくは、トレイ76は、ヒンジア
ーム76aとカップCを載置するためのプレート76p
からなり、図7に示すように、ヒンジアーム76aはプ
レート76pより上方へ折り曲げられている。また、ヒ
ンジ78は、プレート76pが水平となる角度で下方へ
の回動が停止するようになっている。
【0024】図6に示されているように左右一対のガイ
ドアーム68がフレームボックス60の側方に突出する
ように回動されると、トレイ76の上方位置にて、各ガ
イドアーム68は円弧形状の切り欠き66とともに環状
の保持リングを構成する。従って、これら環状の保持リ
ング内にカップCを上方から差し込み、このカップCを
トレイ76上に載置することができる。即ち、カップホ
ルダ22は、ホルダケース26から引き出された状態で
左右に2つのカップCを保持することができる。
【0025】一方、図6に示す状態から、ハンドル62
を介してカップホルダ22をホルダケース26内に押し
込んでいくと、左右のガイドアーム68は、シェル24
におけるホルダスロット38の左右の開口側端に当接
し、ピン70を中心として互いに内側に回動して図8に
示されているようにフレームボックス60内、つまり、
その接続部の下側に潜り込み、カップホルダ22の格納
を阻害することはない。
【0026】また、カップホルダ22がホルダケース2
6内に押し込まれると、トレイ76もまたそのヒンジア
ーム76aがホルダスロット38の開口下端に当接し、
図9に示されるようにヒンジ78を介して上方へ回動し
てフレームボックス60内に収められ、カップホルダ2
2の格納を阻害することはない。なお、カップホルダ2
2を使用するときは、図8及び図9に示す状態から上述
のストッパ機構が作動する位置まで、フレームボックス
60をハンドル62を介して引き出す。そして、左右の
ガイドアーム68を外側へ回動させて開けば、上記のよ
うにカップCを保持することができる。なお、トレイ7
6はそれ自身の重みで自然に下方へ回動するので、この
トレイ76は、フレームボックス60を引き出すだけで
図7に示す状態となる。また、左右のガイドアーム68
にねじりコイルばねを用いて外側への付勢力を与えてお
けば、これらガイドアーム68もまた、その付勢力によ
りフレームボックス60を引き出すだけで図6に示す状
態となる。
【0027】上述した実施例のフロアコンソールによれ
ば、スイッチパネル29を取り外してカップホルダ22
を引き出せば、シェル24の開口30、アクセス窓58
そしてホルダケース26内部を介して、凹部44の挿通
孔46又はねじ54を視認したり、これらに真上からね
じ54やドライバをアクセスさせることができる。従っ
て、リヤコンソールの取り付け・取り外し作業を上方か
ら行うことができる。また、凹部44は、上述のように
アクセス通路が確保されていれば、ホルダケース26に
対していろいろな位置に設けることができる。例えば、
ねじ孔46の位置やその数を自由に変更することが可能
であり、位置の選定により整備性を向上させることがで
きる。その他、ねじ54の取り付け点をホルダケース2
6の両外側に持ってくる必要もなく、限られたフロアコ
ンソールの幅内にてカップホルダ22の幅を広く設定す
ることができる。
【0028】また、カップホルダ22は、引き出した状
態で左右に開くガイドアーム68と、下方に開くトレイ
76を備えているので、横方向に2つのカップを安定し
て保持することができる。そして、これらはカップホル
ダ22が押し込まれれば上述のようにコンパクトにホル
ダケース26内に格納されることができるので、フロア
コンソールのユーティリティを向上させることができ
る。
【0029】なお、この発明は上述の実施例のほかに変
形が可能である。図10を参照すると、ホルダケース2
6及び凹部44の変形例が示されている。なお、その他
の各部については上述の実施例と同様である。先ず、同
図から明らかなように、ホルダケース26’には取付部
が形成されていない。そして、シェル24のホルダスロ
ット38’は、ホルダケース26’の外部がはまり込む
大きさに形成されている。また、シェル24内にインナ
フランジ31はなく、代わりにインナボトム31’が備
えられている。このインナボトム31’は、上面のレベ
ルがホルダスロット38’の下端と収納ボックス20の
底面に一致しており、シェル24の内部を上下に仕切っ
ている。ホルダケース26’は、このインナボトム3
1’の上面に載置された状態で締結される。なお、ホル
ダケース26の側面下端には、実施例と同様にラグ3
4’が形成されており、ホルダケース26はこのラグ3
4’を介してインナボトム31’に締結されている。な
お、インナボトム31’には、ラグは形成されておら
ず、単に挿通孔が形成されているだけである。
【0030】インナボトム31’には凹部44’が形成
されており、ブラケット28aに対する位置は上述の実
施例と同様である。そして、ホルダケース26’のアク
セス窓58は、その天板56だけでなく底板42にも形
成されている。従って、図10に示すようにカップホル
ダ22を引き出した状態で、ドライバDはシェル24の
開口30と、ホルダケース26’の上下のアクセス窓5
8を介してねじ54にアクセスすることができるように
なっている。なおこの場合、カップホルダ22について
は上述の実施例と同様のものを使用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜の自
動車のフロアコンソールによれば、コンソール本体内に
ホルダケースを介して引き出し可能なカップホルダを備
えていても、このカップホルダが締結工具に干渉するこ
とがなく、コンソール本体を上方から取り付け・取り外
しすることができる。またその際、取付部の締結作業を
アクセス部およびホルダケースの天板に設けられたアク
セス窓を介してコンソール本体の上方から行うことがで
きる。従って、フロアコンソールの取り付けや整備の作
業性を大幅に向上させることができる。
【0032】また、請求項2の自動車のフロアコンソー
ルによれば、締結作業の終了後にアクセス通路を蓋によ
り閉じておくことができる。従って、使用する必要がな
ければアクセス部を蓋で隠蔽しておけば、自動車のフロ
アコンソールの外観処理上も有利であるし、この蓋にス
イッチパネルを使用すれば、フロアコンソールの機能の
向上もまた図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の室内を示す側面図である。
【図2】実施例の自動車のフロアコンソールの各部を分
解して示した斜視図である。
【図3】リヤコンソールの前後方向に沿う縦断面図であ
る。
【図4】リヤコンソールの平面図である。
【図5】アクセス通路を介して、ねじにドライバをアク
セスさせた状態を示す図である。
【図6】カップホルダの使用状態を示す平面図である。
【図7】カップホルダの使用状態を示す側面図である。
【図8】カップホルダが格納された状態を示す平面図で
ある。
【図9】カップホルダが格納された状態を示す側面図で
ある。
【図10】リヤコンソールの別の実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
4 フロアパネル 22 カップホルダ 24 シェル 26 ホルダケース 28a ブラケット 29 スイッチパネル 30 開口 44 取付部 46 ねじ孔 54 ねじ 58 アクセス窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロアに設けられるブラケット
    と、 前記ブラケットへの取付部を有し、この取付部を介して
    前記ブラケットに固定されるコンソール本体と、 前記コンソール本体内に引き出し可能にして格納された
    収納部と、 前記ブラケットに前記取付部を締結する締結手段と、 前記コンソール本体に設けられ、前記収納部が格納され
    た状態にあるとき前記締結手段に対する締結工具のアク
    セスを不能とする一方で、前記収納部が引き出されたと
    き、前記締結手段に対する締結工具のアクセスを前記コ
    ンソール本体の上方から許容するアクセス部とを具備
    し、 前記収納部はカップホルダであり、 前記コンソール本体
    に前記カップホルダを収容可能な中空のホルダケースが
    設けられており、 前記ホルダケースは前記カップホルダの上下をそれぞれ
    引き出し方向に延びる天板および底板を有し、前記底板
    に前記取付部となる凹部が形成されていることを特徴と
    る自動車のフロアコンソール。
  2. 【請求項2】 前記アクセス部は、前記コンソール本体
    の上面に開口したアクセス通路と、このアクセス通路の
    開口端を閉じる開閉可能な蓋とを含むことを特徴とする
    請求項1に記載の自動車のフロアコンソール。
  3. 【請求項3】 前記ホルダケースの前記天板には前記凹
    部と対向するアクセス窓が開口して形成されており、前
    記アクセス窓と前記アクセス通路および前記凹部が略同
    一の垂直線上に位置付けられていることを特徴とする請
    求項に記載の自動車のフロアコンソール。
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