JP2001039198A - 車両用カップホルダー - Google Patents
車両用カップホルダーInfo
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- JP2001039198A JP2001039198A JP11212017A JP21201799A JP2001039198A JP 2001039198 A JP2001039198 A JP 2001039198A JP 11212017 A JP11212017 A JP 11212017A JP 21201799 A JP21201799 A JP 21201799A JP 2001039198 A JP2001039198 A JP 2001039198A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- plate portion
- holder
- cup holder
- vehicle
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機構部が構造的に簡素化できると同時に剛性
も確保でき、ホルダー本体が使用位置の状態で車室スペ
ースを犠牲にしたり、車室外観を損なうことも最小限に
抑えることができる車両用カップホルダーを実現するこ
とにある。 【解決手段】 ホルダー本体3がケース2に収納される
格納位置と、ケース開口から突出される使用位置へ切換
可能な車両用カップホルダーにおいて、ホルダー本体3
は、概略L形をなして、ケース2に対しL形の垂直板部
分9と水平板部分10との角部を回転中心として格納位
置から使用位置へ回動切換可能に取り付けられている。
そして、格納位置では垂直板部分9がケース2の上面開
口を閉じ、使用位置では水平板部分10がカップ類を載
せる載置部となる構成である。
も確保でき、ホルダー本体が使用位置の状態で車室スペ
ースを犠牲にしたり、車室外観を損なうことも最小限に
抑えることができる車両用カップホルダーを実現するこ
とにある。 【解決手段】 ホルダー本体3がケース2に収納される
格納位置と、ケース開口から突出される使用位置へ切換
可能な車両用カップホルダーにおいて、ホルダー本体3
は、概略L形をなして、ケース2に対しL形の垂直板部
分9と水平板部分10との角部を回転中心として格納位
置から使用位置へ回動切換可能に取り付けられている。
そして、格納位置では垂直板部分9がケース2の上面開
口を閉じ、使用位置では水平板部分10がカップ類を載
せる載置部となる構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車室内
に設置されて、カップや缶(以下、これを総称して「カ
ップ類」と言う)を保持する車両用カップホルダーに関
するものである。
に設置されて、カップや缶(以下、これを総称して「カ
ップ類」と言う)を保持する車両用カップホルダーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカップホルダーは各種のものが
実用化されており、格納構造の観点から、カップ類を保
持するホルダー本体がケース内に目視不能に収納される
完全格納タイプと、非使用状態で車室内に露出されてい
る不完全格納タイプとに大別される。本発明は前者の完
全格納タイプを対象としている。
実用化されており、格納構造の観点から、カップ類を保
持するホルダー本体がケース内に目視不能に収納される
完全格納タイプと、非使用状態で車室内に露出されてい
る不完全格納タイプとに大別される。本発明は前者の完
全格納タイプを対象としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した完全格納タイ
プの場合は、本出願人が先に開発した特願平2−574
42号や特願平4−306140号等の例の如く不完全
格納タイプに比して一般的に高級感に優れているが、機
構部が複雑になったり、設置スペースも広く必要とな
る。また、このタイプには、例えば、実開昭53−70
543号等で知られるようにコンソールの開閉蓋を利用
し、該開閉蓋の裏面側等に設けられた凹所にカップ類を
保持する構造もある。しかし、この場合は、カップ類を
安定して保持し難いと共に、開閉蓋が開状態にされて大
きく突出配置されるため車室スペースを狭めたり、見た
目が悪くなる。
プの場合は、本出願人が先に開発した特願平2−574
42号や特願平4−306140号等の例の如く不完全
格納タイプに比して一般的に高級感に優れているが、機
構部が複雑になったり、設置スペースも広く必要とな
る。また、このタイプには、例えば、実開昭53−70
543号等で知られるようにコンソールの開閉蓋を利用
し、該開閉蓋の裏面側等に設けられた凹所にカップ類を
保持する構造もある。しかし、この場合は、カップ類を
安定して保持し難いと共に、開閉蓋が開状態にされて大
きく突出配置されるため車室スペースを狭めたり、見た
目が悪くなる。
【0004】本発明は上記した問題等を解消したもので
ある。その目的は完全格納タイプでありながら、機構部
が構造的に簡素化できると同時に剛性も確保でき、しか
もホルダー本体が使用位置の状態で車室スペースを犠牲
にしたり、車室外観を損なうことも最小限に抑えること
ができる車両用カップホルダーを提供することにある。
他の目的は以下に説明する内容の中で順次明らかにして
行く。
ある。その目的は完全格納タイプでありながら、機構部
が構造的に簡素化できると同時に剛性も確保でき、しか
もホルダー本体が使用位置の状態で車室スペースを犠牲
にしたり、車室外観を損なうことも最小限に抑えること
ができる車両用カップホルダーを提供することにある。
他の目的は以下に説明する内容の中で順次明らかにして
行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図面に例示される如く、ホルダー本体がケー
スに収納される格納位置と、ケース開口から突出される
使用位置へ切換可能な車両用カップホルダーにおいて、
前記ホルダー本体は、概略L形をなして、前記ケースに
対しL形の垂直板部分と水平板部分との角部を回転中心
として前記格納位置から使用位置へ回動切換可能に取り
付けられており、前記格納位置ではL形の垂直板部分が
前記ケースの上面開口を閉じ、前記使用位置ではL形の
水平板部分がカップ類を載せる載置部となる、構成にし
たものである。
本発明は、図面に例示される如く、ホルダー本体がケー
スに収納される格納位置と、ケース開口から突出される
使用位置へ切換可能な車両用カップホルダーにおいて、
前記ホルダー本体は、概略L形をなして、前記ケースに
対しL形の垂直板部分と水平板部分との角部を回転中心
として前記格納位置から使用位置へ回動切換可能に取り
付けられており、前記格納位置ではL形の垂直板部分が
前記ケースの上面開口を閉じ、前記使用位置ではL形の
水平板部分がカップ類を載せる載置部となる、構成にし
たものである。
【0006】以上の構造によれば、ホルダー本体が格納
位置にある場合はカップ類を保持するL形の水平板部分
がケース内に収容され、L形の垂直板部分でケースの上
面開口を閉じている。この格納位置から使用位置にする
ときには、ケースの上面開口を閉じているL形の垂直板
部分をケース上方へ回動操作し、L形の水平板部分をケ
ースの上面開口に位置するよう切り換える。この切換操
作ではホルダー本体を略90度回動することになる。そ
の切換操作では、ホルダー本体の角部側を上から下側へ
押し、ケース上面開口を閉じているL形の垂直板部分の
先端側を浮き上がらせ、その浮き上がった先端部分を摘
んでホルダー本体を回動したり、ケース上面開口を閉じ
ているL形の垂直板部分に凹所等の摘み部を設けてお
き、該摘み部を利用してホルダー本体を回動する方法等
が適宜に採用される。そして、ホルダー本体は使用位置
に切り換えられると、水平板部分が載置部となり、そこ
にカップ類を保持可能となる。この場合、載置部となる
L形の水平板部分には、添付図面の様にカップ類を受け
る比較的深い凹所を形成したり、請求項2や3の様な補
助ホルダーを設けると、カップ類をより確実かつ安定し
て保持可能となる。
位置にある場合はカップ類を保持するL形の水平板部分
がケース内に収容され、L形の垂直板部分でケースの上
面開口を閉じている。この格納位置から使用位置にする
ときには、ケースの上面開口を閉じているL形の垂直板
部分をケース上方へ回動操作し、L形の水平板部分をケ
ースの上面開口に位置するよう切り換える。この切換操
作ではホルダー本体を略90度回動することになる。そ
の切換操作では、ホルダー本体の角部側を上から下側へ
押し、ケース上面開口を閉じているL形の垂直板部分の
先端側を浮き上がらせ、その浮き上がった先端部分を摘
んでホルダー本体を回動したり、ケース上面開口を閉じ
ているL形の垂直板部分に凹所等の摘み部を設けてお
き、該摘み部を利用してホルダー本体を回動する方法等
が適宜に採用される。そして、ホルダー本体は使用位置
に切り換えられると、水平板部分が載置部となり、そこ
にカップ類を保持可能となる。この場合、載置部となる
L形の水平板部分には、添付図面の様にカップ類を受け
る比較的深い凹所を形成したり、請求項2や3の様な補
助ホルダーを設けると、カップ類をより確実かつ安定し
て保持可能となる。
【0007】以上の車両用カップホルダーは完全格納タ
イプとして次の点で優れている。第1に、主な構成部材
はケース及びホルダー本体であり、簡素化が図られ、そ
の結果、機構部の故障も少なくできることである。すな
わち、ケースは、要件的に上面開口し、内部にL形のホ
ルダー本体を収納可能であればよく、例えば、車室内に
設置されるコンソールや各種の収納ボックスの一部をケ
ースとして利用することも可能である。ホルダー本体
は、略L形をなし、形状がシンプルで剛性を確保し易
く、また、請求項5の様に載置部となるL形の水平板部
分を厚く設定してそこにカップ類を受ける凹所等を深め
に形成することもできる。第2に、ホルダー本体は、ケ
ースに対しL形の角部を回転中心として組み付けられ
て、L形の垂直板部分がケースの上面開口を閉じた格納
位置と、L形の水平板部分が載置部となる使用位置とに
回動切換可能となる。すなわち、この構成では、ホルダ
ー本体がL形の角部を回転中心として、車室上下方向に
回動切換されるため、使用位置においても、実開昭53
−70543号等の如くコンソールボックスの開閉蓋自
体を片側をヒンジとして格納位置から使用位置に切り換
える構成等に比して車室スペースを狭めたり、乗員の邪
魔になるということがほとんどなくなり、車室スペース
的にも最適なものとなる。第3に、ホルダー本体は、例
えば、請求項3の様に補助ホルダーを有していると、幅
寸法がカップ類の外径よりも小さくすることも可能であ
り、この点からもコンパクト化がより図り易くなる。
イプとして次の点で優れている。第1に、主な構成部材
はケース及びホルダー本体であり、簡素化が図られ、そ
の結果、機構部の故障も少なくできることである。すな
わち、ケースは、要件的に上面開口し、内部にL形のホ
ルダー本体を収納可能であればよく、例えば、車室内に
設置されるコンソールや各種の収納ボックスの一部をケ
ースとして利用することも可能である。ホルダー本体
は、略L形をなし、形状がシンプルで剛性を確保し易
く、また、請求項5の様に載置部となるL形の水平板部
分を厚く設定してそこにカップ類を受ける凹所等を深め
に形成することもできる。第2に、ホルダー本体は、ケ
ースに対しL形の角部を回転中心として組み付けられ
て、L形の垂直板部分がケースの上面開口を閉じた格納
位置と、L形の水平板部分が載置部となる使用位置とに
回動切換可能となる。すなわち、この構成では、ホルダ
ー本体がL形の角部を回転中心として、車室上下方向に
回動切換されるため、使用位置においても、実開昭53
−70543号等の如くコンソールボックスの開閉蓋自
体を片側をヒンジとして格納位置から使用位置に切り換
える構成等に比して車室スペースを狭めたり、乗員の邪
魔になるということがほとんどなくなり、車室スペース
的にも最適なものとなる。第3に、ホルダー本体は、例
えば、請求項3の様に補助ホルダーを有していると、幅
寸法がカップ類の外径よりも小さくすることも可能であ
り、この点からもコンパクト化がより図り易くなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。この形態は、本発明の好適な例
であるから技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の技術的範囲を制約するものではない。
面に基づいて説明する。この形態は、本発明の好適な例
であるから技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の技術的範囲を制約するものではない。
【0009】図1から図6は本発明に係る車両用カップ
ホルダーの形態例を示している。このうち、図1はカッ
プホルダーを使用位置にした態様で示す概略斜視図、図
2はカップホルダーを収納する直前の態様で示す概略斜
視図、図3はカップホルダーを格納位置にした態様で示
す概略斜視図である。図4は図1の使用位置にあるカッ
プホルダーを上から見た構成図、図5は図4のA−A線
で断面した構成図、図6はカップホルダーを幅方向に断
面した構成図である。これら図に示す車両用カップホル
ダー1は、何れもが樹脂成形体であるケース2と、ホル
ダー本体3とから概略構成されている。なお、この形態
例は、本発明のカップホルダー1を自動車のセンターコ
ンソール4に組み付けた例を示しているが、例えば、車
室内に設けられるセンターコンソール以外のコンソー
ル、インストルメントパネル、座席側のアームレスト、
ドアアームレスト、キャンピング車等に採用されている
車両用テーブルに組み込むことも可能である。図1から
図3において、符号6はセンターコンソール4に組み込
まれた車両駆動系の操作レバーであり、カップホルダー
1がその操作レバー6の隣に位置している。
ホルダーの形態例を示している。このうち、図1はカッ
プホルダーを使用位置にした態様で示す概略斜視図、図
2はカップホルダーを収納する直前の態様で示す概略斜
視図、図3はカップホルダーを格納位置にした態様で示
す概略斜視図である。図4は図1の使用位置にあるカッ
プホルダーを上から見た構成図、図5は図4のA−A線
で断面した構成図、図6はカップホルダーを幅方向に断
面した構成図である。これら図に示す車両用カップホル
ダー1は、何れもが樹脂成形体であるケース2と、ホル
ダー本体3とから概略構成されている。なお、この形態
例は、本発明のカップホルダー1を自動車のセンターコ
ンソール4に組み付けた例を示しているが、例えば、車
室内に設けられるセンターコンソール以外のコンソー
ル、インストルメントパネル、座席側のアームレスト、
ドアアームレスト、キャンピング車等に採用されている
車両用テーブルに組み込むことも可能である。図1から
図3において、符号6はセンターコンソール4に組み込
まれた車両駆動系の操作レバーであり、カップホルダー
1がその操作レバー6の隣に位置している。
【0010】ケース2は、図4から図6に示される如く
上面を開口した長方体の容器であり、センターコンソー
ル4に対し車体前後方向に配置されて、全体がセンター
コンソール4に設けられた取付凹部に埋め込まれた状態
で組み込まれている。このケース2には、両内側にあっ
て、図5等に示す如く前側に弾性係止爪7が対に突出形
成されると共に、図4に示す如く後側には軸受け穴8が
対に形成されている。なお、この様なケース2は、セン
ターコンソール4等に凹状のケース対応部として一体的
に形成することにより省略することも可能である。この
場合は、例えば、前記の弾性係止爪7、或いはそれに相
当する爪部材をそのケース対応部の的位置に付設するこ
とになる。
上面を開口した長方体の容器であり、センターコンソー
ル4に対し車体前後方向に配置されて、全体がセンター
コンソール4に設けられた取付凹部に埋め込まれた状態
で組み込まれている。このケース2には、両内側にあっ
て、図5等に示す如く前側に弾性係止爪7が対に突出形
成されると共に、図4に示す如く後側には軸受け穴8が
対に形成されている。なお、この様なケース2は、セン
ターコンソール4等に凹状のケース対応部として一体的
に形成することにより省略することも可能である。この
場合は、例えば、前記の弾性係止爪7、或いはそれに相
当する爪部材をそのケース対応部の的位置に付設するこ
とになる。
【0011】ホルダー本体3は、略L形をなし、L形の
垂直板部分9及びL形の水平板部分10からなり、両板
部分9,10の角部が回転中心となる様に設計されてい
る。L形の垂直板部分9は、長さ寸法L1がケース2の
上面開口の前後の長さよりも若干小さく設定され、後述
する図3の格納位置にあるときにケース2を閉じる蓋と
して機能する。L形の水平板部分10は、長さ寸法L2
が垂直板部分9とほぼ同じ長さであり、後述する図1等
の使用位置にあるときにカップ類を載せる載置部として
機能する。この水平板部分10は、垂直板部分9に対し
厚く形成され、垂直板部分9の前面にあって、下側から
上側の部分9aを残した状態で一体化されている。ま
た、図1等の使用位置において、水平板部分10の前上
側のコーナー部10aには丸みが付けられ、略中間には
カップ類を受け入れる凹所11が設けられ、前側の両側
面には上から下側に湾曲形の逃げ溝12が形成されてい
る。
垂直板部分9及びL形の水平板部分10からなり、両板
部分9,10の角部が回転中心となる様に設計されてい
る。L形の垂直板部分9は、長さ寸法L1がケース2の
上面開口の前後の長さよりも若干小さく設定され、後述
する図3の格納位置にあるときにケース2を閉じる蓋と
して機能する。L形の水平板部分10は、長さ寸法L2
が垂直板部分9とほぼ同じ長さであり、後述する図1等
の使用位置にあるときにカップ類を載せる載置部として
機能する。この水平板部分10は、垂直板部分9に対し
厚く形成され、垂直板部分9の前面にあって、下側から
上側の部分9aを残した状態で一体化されている。ま
た、図1等の使用位置において、水平板部分10の前上
側のコーナー部10aには丸みが付けられ、略中間には
カップ類を受け入れる凹所11が設けられ、前側の両側
面には上から下側に湾曲形の逃げ溝12が形成されてい
る。
【0012】ここで、凹所11は、上から下に向かって
径小となっており、片側が開口している。すなわち、凹
所11は外観上、略逆半円錐台の窪みに形成されてい
て、図6の如く外径の異なるカップ類S(S1は最小の
250ミリリットル缶、S2は350ミリリットル缶、
S3とS4はそれよりも大きなカップ類を示している)を
上から差し込み可能にし、凹所11の内底面11aにて
受け止める構成である。また、凹所11には補助ホルダ
ー13が揺動可能に組み込まれている。この補助ホルダ
ー13は、小さな略L形に形成されていて、水平片部1
3aの先端側が凹所11内の対応部に軸部14等を介し
て取り付けられている。また、補助ホルダー13は、軸
部14を支点として図1の使用態様から、垂直片部13
bを凹所11内へ押すと、全体が凹所11の開口幅内に
収まる図2の非使用態様に切換可能になっている。な
お、垂直片部13bは、凹所11に対応してカップ類の
周囲部分を受け止めて支持し易くするため多少湾曲した
状態に形成されると共に、上外周縁に沿って突出形成さ
れた鍔部13cを有している。
径小となっており、片側が開口している。すなわち、凹
所11は外観上、略逆半円錐台の窪みに形成されてい
て、図6の如く外径の異なるカップ類S(S1は最小の
250ミリリットル缶、S2は350ミリリットル缶、
S3とS4はそれよりも大きなカップ類を示している)を
上から差し込み可能にし、凹所11の内底面11aにて
受け止める構成である。また、凹所11には補助ホルダ
ー13が揺動可能に組み込まれている。この補助ホルダ
ー13は、小さな略L形に形成されていて、水平片部1
3aの先端側が凹所11内の対応部に軸部14等を介し
て取り付けられている。また、補助ホルダー13は、軸
部14を支点として図1の使用態様から、垂直片部13
bを凹所11内へ押すと、全体が凹所11の開口幅内に
収まる図2の非使用態様に切換可能になっている。な
お、垂直片部13bは、凹所11に対応してカップ類の
周囲部分を受け止めて支持し易くするため多少湾曲した
状態に形成されると共に、上外周縁に沿って突出形成さ
れた鍔部13cを有している。
【0013】そして、以上のホルダー本体3はケース2
に対し回動可能に組み付けられる。この組み付けでは、
ホルダー本体3が図1等の如くケース2内に少しだけ入
れ、上記したケース2の両軸受け穴8に対し垂直板部分
9及び水平板部分10の角部両側に設けられた取付穴等
に軸部15を介して嵌合操作される。ホルダー本体3
は、軸部15と軸受け穴8との嵌合を介しケース2に組
み付けられた状態において、図5等の如く水平板部分1
0がケース2側の弾性係止爪7により受け止められて、
カップ類を保持可能な使用位置になっている。そして、
この使用位置において、カップ類を保持する際は上記し
た補助ホルダー13が使用態様に操作されることにな
る。
に対し回動可能に組み付けられる。この組み付けでは、
ホルダー本体3が図1等の如くケース2内に少しだけ入
れ、上記したケース2の両軸受け穴8に対し垂直板部分
9及び水平板部分10の角部両側に設けられた取付穴等
に軸部15を介して嵌合操作される。ホルダー本体3
は、軸部15と軸受け穴8との嵌合を介しケース2に組
み付けられた状態において、図5等の如く水平板部分1
0がケース2側の弾性係止爪7により受け止められて、
カップ類を保持可能な使用位置になっている。そして、
この使用位置において、カップ類を保持する際は上記し
た補助ホルダー13が使用態様に操作されることにな
る。
【0014】また、ホルダー本体3は、垂直板部分9が
前側へ押されると、水平板部分10が軸部15を支点と
してケース2内へ略90度だけ回動されて、図3に示す
如く格納位置に切り換えられる。この回動切換では、水
平板部分10が初期段階で弾性係止爪7を変形しつつ乗
り越えた後、弾性係止爪7を逃げ溝12で逃げた状態で
回動される。最終位置では、水平板部分10が図6の想
像線で示す如くケース2内の対応部に当たり、垂直板部
9がケース2の上開口を閉じることになる。そして、ホ
ルダー本体3は、図3の格納位置において、厚く重量的
にも重くなった水平板部分10の自重によりその格納位
置に安定維持される。
前側へ押されると、水平板部分10が軸部15を支点と
してケース2内へ略90度だけ回動されて、図3に示す
如く格納位置に切り換えられる。この回動切換では、水
平板部分10が初期段階で弾性係止爪7を変形しつつ乗
り越えた後、弾性係止爪7を逃げ溝12で逃げた状態で
回動される。最終位置では、水平板部分10が図6の想
像線で示す如くケース2内の対応部に当たり、垂直板部
9がケース2の上開口を閉じることになる。そして、ホ
ルダー本体3は、図3の格納位置において、厚く重量的
にも重くなった水平板部分10の自重によりその格納位
置に安定維持される。
【0015】ホルダー本体3を再び使用位置に切り換え
る場合は、例えば、図3の矢印Y方向へホルダー本体3
の角部付近を上から下側へ押し、ケース2の上開口を閉
じている垂直板部分9の先端側を浮き上がらせた後、そ
の浮き上がった先端部分を指で摘んでホルダー本体3を
軸部15を支点として回動操作すると、水平板部分10
が弾性係止爪7を乗り越えた段階で使用位置となる。な
お、この構成に代えて、例えば、図3の符号16で示す
様に垂直板部分9の適位置に凹所等の摘み部を設けてお
き、摘み部16に指を掛けてホルダー本体3を回動する
ことも可能である。摘み部16はフック状のものであっ
ても差し支えない。
る場合は、例えば、図3の矢印Y方向へホルダー本体3
の角部付近を上から下側へ押し、ケース2の上開口を閉
じている垂直板部分9の先端側を浮き上がらせた後、そ
の浮き上がった先端部分を指で摘んでホルダー本体3を
軸部15を支点として回動操作すると、水平板部分10
が弾性係止爪7を乗り越えた段階で使用位置となる。な
お、この構成に代えて、例えば、図3の符号16で示す
様に垂直板部分9の適位置に凹所等の摘み部を設けてお
き、摘み部16に指を掛けてホルダー本体3を回動する
ことも可能である。摘み部16はフック状のものであっ
ても差し支えない。
【0016】図7は以上のカップホルダーを変形した一
例を模式的に示している。この変形例は、上記したホル
ダー本体3が使用位置でより安定保持されるようにし、
また、その保持力を専用の解除部材20により解除して
使用位置から格納位置に切り換えるようにしたものであ
る。なお、図7では上記形態に対し変更箇所を強調して
図示し、補助ホルダー13等を省略している。また、こ
の説明では上記形態と基本的に同じ部材ないしは部位に
同じ符号を付し、変更箇所のみを詳述する。
例を模式的に示している。この変形例は、上記したホル
ダー本体3が使用位置でより安定保持されるようにし、
また、その保持力を専用の解除部材20により解除して
使用位置から格納位置に切り換えるようにしたものであ
る。なお、図7では上記形態に対し変更箇所を強調して
図示し、補助ホルダー13等を省略している。また、こ
の説明では上記形態と基本的に同じ部材ないしは部位に
同じ符号を付し、変更箇所のみを詳述する。
【0017】図7において、ホルダー本体3の水平板部
分10は、前両側部に突出形成された弾性係止爪19を
有している。この弾性係止爪19は、ホルダー本体3が
使用位置にあるときにケース2の対応部に設けられた係
合穴21に嵌合可能になっている。また、ホルダー本体
3は、ケース2に対し解除部材20と共に取付用軸部1
5により組み付けられる。この解除部材20は、垂直板
部分9の周囲に沿って配置可能な略コ形の操作部20a
と、操作部20aの両側に一体化されて水平板部分10
のうち、前記弾性係止爪部19が設けられている部分に
沿って配置される解除部20bとからなる。また、操作
部20aと解除部20bとの角部には前記した軸部15
に対応して取付穴20cが設けられ、解除部20bには
弾性係止爪部19を受け入れる下向きに開口した開口部
分20dが設けられている。
分10は、前両側部に突出形成された弾性係止爪19を
有している。この弾性係止爪19は、ホルダー本体3が
使用位置にあるときにケース2の対応部に設けられた係
合穴21に嵌合可能になっている。また、ホルダー本体
3は、ケース2に対し解除部材20と共に取付用軸部1
5により組み付けられる。この解除部材20は、垂直板
部分9の周囲に沿って配置可能な略コ形の操作部20a
と、操作部20aの両側に一体化されて水平板部分10
のうち、前記弾性係止爪部19が設けられている部分に
沿って配置される解除部20bとからなる。また、操作
部20aと解除部20bとの角部には前記した軸部15
に対応して取付穴20cが設けられ、解除部20bには
弾性係止爪部19を受け入れる下向きに開口した開口部
分20dが設けられている。
【0018】以上の解除部材20は、同図の様にホルダ
ー本体3に配置されて、ケース2に対し軸部15により
ホルダー本体3と共にそれぞれ回動可能に取り付けられ
る。そして、ホルダー本体3の使用位置において、ホル
ダー本体3は弾性係止爪19とケース2側の係合穴8と
の嵌合により安定保持される。同時に、解除部材20は
ホルダー本体3の外周に沿って配置され、開口部分20
dが弾性係止爪19に嵌合して保持される。また、ホル
ダー本体3を使用位置から格納位置に切り換える際は、
先ず、操作部20aをケース2内側へ押す。すると、解
除部材20は、解除部20bの開口部分20dが係合穴
21と嵌合している弾性係止爪19を強制変形し、弾性
係止爪19の嵌合状態を解除する。したがって、ホルダ
ー本体3は、その解除状態から解除部材20と共に格納
位置に切換操作されることになる。この様に、本発明
は、請求項1に記載した構成要素を除いてはこれを基本
にして種々変形可能なものである。
ー本体3に配置されて、ケース2に対し軸部15により
ホルダー本体3と共にそれぞれ回動可能に取り付けられ
る。そして、ホルダー本体3の使用位置において、ホル
ダー本体3は弾性係止爪19とケース2側の係合穴8と
の嵌合により安定保持される。同時に、解除部材20は
ホルダー本体3の外周に沿って配置され、開口部分20
dが弾性係止爪19に嵌合して保持される。また、ホル
ダー本体3を使用位置から格納位置に切り換える際は、
先ず、操作部20aをケース2内側へ押す。すると、解
除部材20は、解除部20bの開口部分20dが係合穴
21と嵌合している弾性係止爪19を強制変形し、弾性
係止爪19の嵌合状態を解除する。したがって、ホルダ
ー本体3は、その解除状態から解除部材20と共に格納
位置に切換操作されることになる。この様に、本発明
は、請求項1に記載した構成要素を除いてはこれを基本
にして種々変形可能なものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る車両
用カップホルダーは、主構成部材が少なく、簡素化が図
られる結果、機構部の故障も少なくできる。同時に、ホ
ルダー本体は、L形の角部を回転中心として、車室上下
方向に回動切換操作されるため、使用位置においても車
室スペースを狭めたり、乗員の邪魔になるということが
ほとんどなくなり、車室スペース的にも最適なものとな
る、等の利点を有している。
用カップホルダーは、主構成部材が少なく、簡素化が図
られる結果、機構部の故障も少なくできる。同時に、ホ
ルダー本体は、L形の角部を回転中心として、車室上下
方向に回動切換操作されるため、使用位置においても車
室スペースを狭めたり、乗員の邪魔になるということが
ほとんどなくなり、車室スペース的にも最適なものとな
る、等の利点を有している。
【図1】形態例の車両用カップホルダーを使用位置で示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
【図2】図1のカップホルダーを異なる態様で示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図1のカップホルダーを格納位置の状態で示す
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図4】図1のカップホルダーを上から見た構成図であ
る。
る。
【図5】図4のA−A線に沿って断面した構成図であ
る。
る。
【図6】図1のカップホルダーを幅方向に断面した概略
構成図である。
構成図である。
【図7】上記カップホルダーの変形例を示す概略構成分
解図である。
解図である。
1はカップホルダー 2はケース 3はホルダー本体 9はL形の垂直板部分 10はL形の水平板部分 11は凹所 13は補助ホルダー 15は軸部(ホルダー本体の回転中心)
Claims (5)
- 【請求項1】 ホルダー本体がケースに収納される格納
位置と、ケース開口から突出される使用位置へ切換可能
な車両用カップホルダーにおいて、 前記ホルダー本体は、概略L形をなして、前記ケースに
対しL形の垂直板部分と水平板部分との角部を回転中心
として前記格納位置から使用位置へ回動切換可能に取り
付けられており、 前記格納位置ではL形の垂直板部分が前記ケースの上面
開口を閉じ、前記使用位置ではL形の水平板部分がカッ
プ類を載せる載置部となることを特徴とする車両用カッ
プホルダー。 - 【請求項2】 L形の載置部に組み付けられて、該載置
部に載せられるカップ類の周囲部分を支持可能な補助ホ
ルダーを有している請求項1に記載の車両用カップホル
ダー。 - 【請求項3】 前記補助ホルダーが、前記載置部に揺動
可能に組み付けられて、載置部の幅寸法内に収まる非使
用態様と、載置部の幅からはみ出す使用態様とに切り換
えられる請求項2に記載の車両用カップホルダー。 - 【請求項4】 前記ケースが、車室内に設置されている
コンソールに組み付けられている請求項1から3の何れ
かに記載の車両用カップホルダー。 - 【請求項5】 前記L形の水平板部分が、前記垂直板部
分よりも厚く設定されると共に、カップ類を入れる凹所
を形成している請求項1から5の何れかに記載の車両用
カップホルダー。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212017A JP2001039198A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 車両用カップホルダー |
TW089111564A TW514610B (en) | 1999-07-27 | 2000-06-14 | Cup holder for use in an automobile |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212017A JP2001039198A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 車両用カップホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001039198A true JP2001039198A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16615508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11212017A Pending JP2001039198A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 車両用カップホルダー |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001039198A (ja) |
TW (1) | TW514610B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2548240A (en) * | 2016-03-08 | 2017-09-13 | Graco Children's Products Inc | Apparatus and method for an adjustable cup holder |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101144383B1 (ko) * | 2010-06-28 | 2012-05-10 | 에코플라스틱 주식회사 | 차량의 컵 홀더 |
-
1999
- 1999-07-27 JP JP11212017A patent/JP2001039198A/ja active Pending
-
2000
- 2000-06-14 TW TW089111564A patent/TW514610B/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2548240A (en) * | 2016-03-08 | 2017-09-13 | Graco Children's Products Inc | Apparatus and method for an adjustable cup holder |
US10059244B2 (en) | 2016-03-08 | 2018-08-28 | Graco Children's Products Inc. | Apparatus and method for an adjustable cup holder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW514610B (en) | 2002-12-21 |
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