JP6089479B2 - 包装容器 - Google Patents

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本発明は、包装容器に関する。
従来、例えば、粘性を有する液体状またはペースト状の内容物を収容する包装容器として、注出口とキャップとを螺着して封止する包装容器がある。このような、包装容器には、キャップ螺着時に、注出口とキャップとにそれぞれ設けられた突起どうしが引っ掛かったり、凹部と凸部とが嵌合したりすることにより、キャップの回転を抑制し、位置決め及び戻り防止を行って、不用意に開栓されることを防止するロックアップ機構が提案されている。図6に、従来の包装容器の例を示す。図6に示す例では、キャップに形成された乗越え板が、容器本体の係止凸部を乗り越え、乗越え板と係止板との間に、係止凸部が嵌合することで、ロックアップ機構が実現される。
実開平1−161445号公報 実公昭62−31408号公報
内容物を少量ずつ繰り返して取り出すような場合、包装容器には、不用意な開栓を防止する機能に加え、開栓及び閉栓が容易であることが要求される。また、内容物の品質維持のため、高い密閉性が必要となる。また、生産時にキャップの螺着不良を低減することが要求される。
それ故に、本発明は、不用意な開栓を防止する一方、開栓及び閉栓が容易であり、高い密閉性を維持でき、生産時にキャップの螺着不良を低減した、包装容器を提供することを目的とする。
本発明は、容器本体と、容器本体に螺着されるキャップとからなる、包装容器であって、容器本体は、胴部と、2条ねじである外ねじが形成され、注出口を構成する筒形状の側壁と、側壁の下端および容器本体の胴部とを接続する肩部と、肩部の側壁の下端近傍に形成された少なくとも2つの突起部とを備え、キャップは、外ねじと螺合する内ねじが形成された筒形状の螺合部と、螺合部の一端に接続される天面部と、天面部の外周に接続される側面部と、螺合部の外側面に形成された少なくとも2つのツメを備える。ツメは、それぞれ、螺合部の他端を含む面から一部が突出しており、螺着時に少なくとも2つの突起部のいずれかを乗り越える。キャップは、ツメが、突起部のいずれかを乗り越えたのちも、天面部が側壁の上端に当接するまで、いずれのツメもいずれの突起部に接触せずに、螺合が進行する。
本発明によれば、不用意な開栓を防止する一方、開栓及び閉栓が容易であり、高い密閉性を維持でき、生産時にキャップの螺着不良を低減した、包装容器を提供できる。
本発明の実施形態に係る包装容器の正面図 本発明の実施形態に係る容器本体の上面図および側面図 本発明の実施形態に係るキャップの下面図 本発明の実施形態に係る包装容器の拡大断面図 本発明の実施形態に係る容器本体の上面図 従来の包装容器を示す図
本発明の一実施形態を説明する。図1に、本実施形態に係る包装容器100の正面図を示す。包装容器100は、容器本体110とキャップ120とからなる。図1においては、キャップ120の一部をカットして示す。容器本体110およびキャップ120は、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)やポリプロピレン(PP)等の樹脂によって形成される。
容器本体110は、シート材を筒状に巻いて形成した胴部111と、注出口を構成する側壁113と、胴部111の端部と側壁113の端部とを接続する肩部112とを有する。図2の(a)に容器本体110の側壁113及び肩部112の上面図を示す。また、図2の(b)に、側壁113および肩部112の側面図を示す。側壁113は、筒形状をしており、外側面にねじ山114が形成されている。また、肩部112には、側壁113との接続箇所の近傍に、2つの突起部115が、側壁113の中心軸に関して対称に形成されている。
図3にキャップ120を、容器本体110に取付けられる側から見た下面図を示す。また、図4に、キャップ120を、容器本体110に取り付けた状態での包装容器100の断面図を示す。キャップ120は、円形状の天面部121と、天面部121の外周に接続される側面部122と、側面部122の内側において、天面部121に接続する螺合部123とを有する。螺合部123は、筒形状をしており、内側面にねじ山124が形成されている。螺合部123及び側壁113は、ねじ山114およびねじ山124により螺合する。また、螺合部123の外側面には、2つのツメ125が、螺合部123の中心軸に関して対称に形成されている。ツメ125は、螺合部123の天面部121との接続側とは反対の端部を含む面を一部が突出するように形成されている。側面部122には滑り止めの溝が形成されている。
キャップ120を容器本体110に被せて、螺合部123を側壁113に重ねてキャップ120を回転させることにより、螺合が進行し、各ツメ125が、各突起部115を乗り越え、螺合が完了する。突起部115は、丸みを帯びたピークの一方端に、高さが一定以下の緩やかな変化率で変化するスロープと、他方端に高さが一定以上の急な変化率で変化するスロープとを備える。螺合進行時には、ツメ125の先端が、突起部115の高さが緩やかに変化するスロープに当たって徐々に撓み、ピークを乗り越えた後、高さが急に変化するスロープに沿って撓みが解放される。これにより、閉栓完了時には、一定の抵抗感とその後の「カチッ」という感覚とがユーザの手指に伝わるため、閉栓の完了感が好適に得られ、確実な閉栓を行うことができる。その後は、逆方向にキャップ120が回転しようとするとツメ125が突起部115に当たり、不用意な開封を防止するため、ロックアップ機構が実現される。なお、図5の側壁113及び肩部112の上面図に示すように、突起部115のピークとして、所定の高さを有する部分を、ツメ125の進行方向に沿って所定距離にわたって形成し、抵抗感を適宜調整してもよい。また、ツメ125の突起部115に当接する部分の面積に応じて、突起部115を乗り越える際のトルクが変動するため、ツメ125の形状等を適宜選択して、抵抗感を調整することができる。
ねじ山114、124は、2条ねじとなっており、1条ねじに比べて少ない回転数で螺合が可能となる。螺合に要する回転数は1回転未満が好ましく、0.5回転程度がより好ましい。これにより、側面部122をつまみ直す必要がなくなり、容易に開栓及び閉栓が可能となる。
側面部122の直径は、つまみやすさのため、側壁113の直径の2.5倍以上となっている。一般に、ねじの直径に比べて、キャップの直径が非常に大きい場合は、キャップの取り付け時の位置決め誤差が大きくなりやすい。包装容器の製造時に機械でキャップの取り付けをする際、側壁および螺合部のねじ山がかみ合わない状態で回転が開始され、取付け不良が発生するおそれがある。しかし、本実施形態においては、ツメ125が、螺合部123の端面より突出しているため、締め付け時にガイドの働きを奏し、位置決め誤差があっても、螺合部123を側壁113に螺合するよう導くことができる。なお、ツメ125の先端は、螺合部123の中心軸を含む面による断面図において、螺合部123の下端と側面部122の下端とを結ぶ線より下方に突出していることが好ましい。
また、一般に2条ねじは、回転に対する螺合の進行度が大きいため、ねじ山がかみ合う状態であっても螺合進行中のがたつきが大きい。包装容器の製造時に機械でキャップの取り付けをする際、および、ユーザがキャップを取り付け閉栓する際、側壁及び螺合部の各中心軸がずれた状態で、螺合が完了し、密閉性が損なわれるおそれがある。しかし、本実施形態においては、側壁113及び螺合部123の各中心軸がずれている場合、2つのツメ125のうち、一方が、他方より先に突起部115に当たり、この当たった部分が軸となって、中心軸が一致する方向に回転力が発生する。これにより、中心軸が一致した状態で、ツメ125の他方が突起部115に当たって、2つのツメ125が、突起部115を同時に乗り越え、がたつきが解消した状態で螺合が完了する。そのため、密閉性が損なわれるおそれが低減される。
本実施形態においては、ツメ125が突起部115を乗り越えた後、その後のキャップ120の回転を抑制する係止板等がなく、キャップ120の内側の天面部121が側壁113の上端に当たるまで螺合が進行する。図4に示すように、一般に包装容器は、出荷時に側壁の開口をシールで覆ったのちキャップを螺着して、輸送時や保管時の密封性を高める場合がある。この場合、注出時には、キャップを外してシールを剥離し開封し、その後はシールがない状態でキャップが側壁に螺着される。本実施形態においては、ツメ125が突起部115を乗り越えた勢いによって、キャップ120の回転が継続し、シールを除去してもシールの厚み分、さらに螺合が進行するため、キャップ120の内側の天面部121と側壁113の上端とが当接する。これにより、密閉性が損なわれるおそれが低減される。
以上のように、本実施形態の包装容器は、2条ねじによって開栓及び閉栓が容易であり、ロックアップ機構により不用意な開栓を防止し、ロックアップ後の螺合進行が可能であるためシール除去後の繰り返し使用においても密閉性を維持でき、ツメがガイド及びがたつき防止の機能を有するためキャップの螺着不良を低減できる。なお、本発明の包装容器は、2条ねじの代わりに3条以上のねじを備えてもよく、3つ以上のツメおよび突起部を備えてもよい。
本発明は、包装容器等に有用であり、とくに、開栓及び閉栓を繰り返す包装容器に有用である。
100 包装容器
110 容器本体
111 胴部
112 肩部
113 側壁
114 ねじ山
115 突起部
120 キャップ
121 天面部
122 側面部
123 螺合部
124 ねじ山
125 ツメ

Claims (1)

  1. 容器本体と、前記容器本体に螺着されるキャップとからなる、包装容器であって、
    前記容器本体は、
    胴部と、
    2条ねじである外ねじが形成され、注出口を構成する筒形状の側壁と、
    前記側壁の下端および前記容器本体の胴部とを接続する肩部と、
    前記肩部の、前記側壁の下端近傍に形成された少なくとも2つの突起部とを備え、
    前記キャップは、
    前記外ねじと螺合する内ねじが形成された筒形状の螺合部と、
    前記螺合部の一端に接続される天面部と、
    前記天面部の外周に接続される側面部と、
    前記螺合部の外側面に形成された少なくとも2つのツメを備え、
    前記ツメは、それぞれ、前記螺合部の他端を含む面から一部が突出しており、螺着時に前記少なくとも2つの突起部のいずれかを乗り越え、
    前記キャップは、前記ツメが、前記突起部のいずれかを乗り越えたのちも、前記天面部が前記側壁の上端に当接するまで、いずれの前記ツメもいずれの前記突起部に接触せずに、螺合が進行する、包装容器。
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