JP6635898B2 - 安全キャップ - Google Patents
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Description
また、上記安全キャップ装置においては、容器に突起部を設けたものが使用されており、通常の容器には使用できないという問題があった。
さらに、外キャップの具体的実施形態として、操作部は、窓部上方から屈曲部を介して連設されることを特徴とする構成、および、操作部は、窓部下方から屈曲部を介して連設されることを特徴とする構成を採用する。
また、様々な容器に利用可能であり、特に、チューブ容器の場合には、チューブが変形して押圧して回転しづらくなるため、チューブ容器の肩部に立ち上げ壁を設けることによって使用することが可能となる。
肩部2の外方端部には、段差状の立ち上げ壁5が形成され、口筒部4の外周には、雄ネジ6が螺設されている。
第1頂壁10の上面には、図3に示すように、後述する外キャップDと噛み合うラチェット歯14が円周上に等間隔で4個設けられている。
なお、本実施例では、ラチェット歯14は、4個設けられているが、複数設けられていれば、ラチェット歯14の個数は、いくつでも構わない。
図3に示すように、外筒壁13の外周には、断面形状が蒲鉾型の外向きリブ17が等間隔に複数個形成されている。
なお、本実施例では、外向きリブ17の断面形状は、蒲鉾型をなしているが、三角状や台形状でも構わない。外向きリブ17の幅(太さ)および長さ(位置)は適宜設定できるが、後述する外キャップDの内向きリブ29と、操作部28を押圧したときに係合する範囲でなければならない。
第2頂壁20の下面には、前述の内キャップ本体Cの第1頂壁10の上面に設けられたラチェット歯14に対向する位置に、ラチェット爪22が円周上に等間隔で4個設けられている。
なお、本実施例では、ラチェット爪22は、4個設けられているが、ラチェット歯14の個数に応じて複数設けられていれば、ラチェット爪22の個数は、いくつでも構わない。
また、第2頂壁20の外方下面には、前述の外筒壁13の先端部と当接する環状に凹設された保持部23が形成されている。
さらに、第2側周壁21は、直径方向に対向する2箇所の窓部26が形成され、窓部26の内側には、上方から屈曲部27を介して連設された操作部28が垂設されている。
操作部28の内面には、前述の外向きリブ17と対向する断面形状が蒲鉾型の内向きリブ29が等間隔に複数個形成されている。
なお、本実施例では、内向きリブ29の断面形状は、外向きリブ17と同様に蒲鉾型をなしているが、三角状や台形状でも構わない。内向きリブ29の幅(太さ)および長さ(位置)は、内キャップCの外向きリブ17と同様に、操作部28を押圧して外向きリブ17と係合する範囲で適宜設定できる。
本実施例の安全キャップBは、射出成形によって製造された合成樹脂製の内キャップCと外キャップDを組み合わせることから始める。
内キャップCの上から外キャップDを被せていくと、外キャップDの第2側周壁21の抜け止め突部25が内キャップCの張出部16に当接するが、さらに押し込むと簡単に抜け止め突部25が張出部16を乗り越えることができ、張出部16は、外キャップDの嵌合凹部24に収まる。
同時に、外キャップDの保持部23に、内キャップCの外筒壁13の先端部が当接し、内キャップCは外キャップD内に組み合わされる。
螺合が終了すると、外キャップDの抜け止め突部25は、チューブ容器本体Aの立ち上げ壁5に当接し、図2(a)の状態となる。
チューブ容器本体Aへの内容物の充填は、チューブ容器本体Aの胴部1の充填口(図示しない)から内容物を充填し、充填口をシールすることで完了する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
操作部128の内面には、上方に断面形状が蒲鉾型の内向きリブ129が等間隔に複数個形成されている。
なお、内キャップCの外筒壁13の外周には、外向きリブ117が等間隔に複数個形成されており、内向きリブ129が上方にある関係上、外向きリブ117も外筒壁13の上方まで形成されている。
その他の構成は第1実施例と同じであり、同様の作用効果を奏する。
また、本実施例では、窓部を2箇所形成したが、窓部を1箇所とすることも可能であり、その場合、親指を窓部に入れて操作部を押圧すれば、内キャップの外向きリブを外キャップの内向きリブでしっかり係合されるので、外キャップの回転によって内キャップも回転可能となる。
なお、チューブ容器本体とした場合、チューブ容器が変形しやすいため、押圧しながらのキャップの回転がしづらくなるのを防ぐため、本実施例ではチューブ容器の肩部に立ち上げ壁が設けられているが、チューブ容器以外の容器においては、一般的には立ち上げ壁は不要となる。
B 安全キャップ
C 内キャップ
D 外キャップ
1 胴部
2 肩部
3 注出口
4 口筒部
5 立ち上げ壁
6 雄ネジ
10 第1頂壁
11 第1側周壁
12 フランジ壁
13 外筒壁
14 ラチェット歯
15 雌ネジ
16 張出部
17、117 外向きリブ
20 第2頂壁
21 第2側周壁
22 ラチェット爪
23 保持部
24 嵌合凹部
25 抜け止め突部
26、126 窓部
27、127 屈曲部
28、128 操作部
29、129 内向きリブ
Claims (6)
- 容器本体に螺合される内キャップと、内キャップに対して、回動および上下動が可能に嵌合された外キャップからなる安全キャップであって、
内キャップは、容器本体の注出口を覆う第1頂壁と、第1頂壁の周縁から垂下され、容器本体と螺合する第1側周壁と、第1側周壁の下端からフランジ壁を介して立設され、外周に外向きリブを有する外筒壁を備え、
外キャップは、内キャップを覆う第2頂壁と、第2頂壁の周縁から垂下される第2側周壁とを備え、
第2側周壁には、少なくとも1箇所の窓部を形成し、窓部の内側に屈曲部を介し、内面に内向きリブを有する操作部を連設し、
操作部を押圧したときのみ、内キャップの外向きリブと、外キャップの内向きリブが係合して、内キャップと外キャップとを同時に回動できるようにしたことを特徴とする安全キャップ。 - 外キャップは、第2側周壁に直径方向に対向する2箇所の窓部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の安全キャップ。
- 内キャップは、第1頂壁の上面に設けられたラチェット歯を有し、
外キャップは、第2頂壁の下面に設けられたラチェット歯と対向するラチェット爪を有し、
外キャップを閉方向に回転したときには、ラチェット歯にラチェット爪が係合して内キャップも回転するが、開方向に回転したときには、外キャップが上昇して空回り状態となることを特徴とする請求項1または2記載の安全キャップ。 - 操作部は、窓部上方から屈曲部を介して連設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の安全キャップ。
- 操作部は、窓部下方から屈曲部を介して連設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の安全キャップ。
- 容器本体は、チューブ容器本体であり、
チューブ容器本体は、肩部付近に設けられた立ち上げ壁を有し、
立ち上げ壁は、外キャップの第2側周壁の下端部内周と当接していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の安全キャップ。
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