JP6434358B2 - キャップ及びキャップ付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器の開口部に取り付けられるキャップと、このキャップを備えたキャップ付き容器に関するものである。
ボトル状の容器のキャップとして、容器の開口部に取り付けられる、プルリングを有する封止用の中栓と、中栓に螺合されこれを閉じる上蓋とを組み合わせたものが一般的に知られている(特許文献1参照)。
このようなキャップでは、上蓋の開栓後に中栓のプルリングを開口方向に斜めに引っ張ることで中栓の開口が行われる。
しかし、このようなプルリングを用いるキャップでは、中栓の開口の際にウェルド等の切れやすい部分でプルリングがちぎれてしまい、開口できなくなる場合がある。
また、例えばスコア部のピンホール防止のためにスコア部を厚くすると、中栓の開口強度が上がり、子供や高齢者等の利用者による開口が困難になってしまう。
また、プルリングのリング部の大きさを様々な利用者の指が入るように大きく確保する場合には、こうしたプルリングを小口径の中栓に用いることは困難になってしまい、またプルリングの大型化に伴いキャップ全体のデザインも制限されてしまう。
また、開口した後に残るプルリングはごみとなり、通常これを放置することは周辺環境の美観を損ねるため、食事や調理の最中においてもこの廃棄作業が必要となり煩雑である。
そこで、プルリングを用いないキャップであって、上蓋の回転動作のみにより中栓の開口を行うことができ、小口径の中栓にも用いることができ、キャップのデザインに制限を与えず、かつ開口後にごみを発生することの無いものが提案されている(特許文献2参照)。
こうした上蓋の回転動作により中栓の開口を行うことのできるキャップでは、容器に取り付けられる中栓は当初の状態において容器を密閉している。そして、上蓋の回転動作により中栓の一部である分離部が中栓本体より分離し上蓋に固定されることで中栓の開口が行われるとともに、開口後にごみを発生することの無いようになっている。
こうした上蓋の回転動作により中栓を開口する機構は、様々な種類のキャップに応用されている。
特開平8−58816号公報 特開2012−210982号公報
ところで、上述した従来のキャップ付き容器では、中栓の開封後に上蓋に固定された分離部が使用者により誤って取り外された等、何らかの理由で脱落した場合には、開封後の中栓の密閉を十分に行えず、内容物が中栓の開口部からキャップ内部に漏れ出し、更に容器の外部に漏れ出してしまうことがあった。
これは、中栓の開口後における中栓の密閉は、上蓋を閉じた際に分離部が中栓の開口部に当接することで行われているためである。分離部が無くなることで中栓の開口部を密閉することができず、内容物が当該開口部から、中栓の開口部と上蓋との間に生じる空隙を通じてキャップ内部を経て、更に中栓と上蓋との間の間隙から外部に漏れ出してしまう。
そのため、中栓の開封後に上蓋に固定された分離部が除去された場合においてもこうした内容物の外部への漏出を防止することのできるキャップがあれば望ましい。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、中栓の開封後に上蓋に固定された分離部が除去された場合においても内容物の外部への漏出を防止することのできるキャップ及びキャップ付き容器を提供することを目的とする。
第1発明に係るキャップは、容器本体の開口部に取り付けられる中栓と、前記中栓の外側に取り付けられる筒状の上蓋とからなるキャップであって、前記中栓は、前記容器本体の開口部に取り付けられる中栓本体と、前記中栓本体にスコアを介して連結された分離部と、前記中栓本体の外周面であって前記スコアの周縁部において径方向の外側に向けて突出して形成された円環状の上段環状凸部及び前記上段環状凸部よりも下側に形成された下段環状凸部と、を備え、前記上蓋は、基底面と、前記基底面から内側に立設して設けられ前記分離部と係合可能な係止部と、を備え、前記上蓋の前記中栓に対する取り付けが全閉状態まで行われたとき、前記分離部が前記中栓本体から分離して前記係止部に嵌合し、前記上段環状凸部が前記分離部に当接するとともに前記下段環状凸部が前記係止部に当接し、かつ前記中栓本体から分離し前記係止部に係止した前記分離部が前記係止部から取り外された状態で、前記上蓋の前記中栓に対する取り付けが全閉状態まで行われても、前記下段環状凸部が前記係止部に当接することを特徴とする。
発明に係るキャップは、容器本体の開口部に取り付けられる中栓と、前記中栓の外側に取り付けられる筒状の上蓋とからなるキャップであって、前記中栓は、前記容器本体の開口部に取り付けられる中栓本体と、前記中栓本体にスコアを介して連結された分離部と、前記中栓本体の外周面であって前記スコアの周縁部において径方向の外側に向けて斜め上方に突出して形成された円環状の環状凸部を備え、前記上蓋は、基底面と、前記基底面から前記上蓋の内側に立設して設けられ前記分離部と係合可能な係止部と、前記係止部の径方向外側において前記基底面から前記上蓋の内側に立設して形成されたリブと、を備え、前記分離部は、スコアに連結した筒状の周壁部と、前記周壁部の上端に連続して設けられた円板状の基底部と、前記基底部の周縁部から上方に垂直に立設された嵌合壁と、前記嵌合壁の先端部分を径方向内側に垂直に折り返して形成された係止爪を備え、前記係止部の外周面には、周方向に沿い円環状に把持突条部が形成され、前記把持突条部の外径は、前記分離部の前記係止爪の内径よりも大きく、前記上蓋の前記中栓に対する取り付けが全閉状態まで行われたとき、前記分離部が前記中栓本体から分離して前記係止部に嵌合し、前記環状凸部が前記リブに当接し、かつ前記中栓本体から分離し前記係止部に係止した前記分離部が前記係止部から取り外された状態で、前記上蓋の前記中栓に対する取り付けが全閉状態まで行われても、前記環状凸部が前記リブに当接することを特徴とする。
発明に係るキャップ付き容器は、開口部が形成された筒状の容器本体と、前記容器本体に取り付けられて前記容器本体を開閉可能に密閉するキャップと、を備えたキャップ付き容器であって、前記キャップは第1発明又は発明に係るキャップであることを特徴とする。
上述した本発明に係るキャップ及びキャップ付き容器によると、中栓の開封後に上蓋に固定された分離部が除去された場合においても内容物の外部への漏出を防止することが可能となる。
本発明の実施形態に係るキャップ付き容器の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るキャップ付き容器の流通状態における断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。 上蓋が最大限に締め込まれた全閉状態を示す断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。 図3のA領域の拡大図である。 図3のキャップ付き容器の開閉蓋を開いた状態を示す断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。 分離部が除去された状態における全閉状態を示す断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。 図6のA’領域の拡大図である。 本発明の実施形態に係るキャップ付き容器について別の態様の下段環状凸部を採用した状態を示す断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。 本発明の実施形態に係るキャップ付き容器について更に別の態様の下段環状凸部を採用した状態を示す断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。 本発明の第1変形例に係るキャップの流通状態を示す断面図である。 図10のキャップの全閉状態を示す断面図である。 キャップの分離部が除去された状態における全閉状態を示す断面図である。 本発明の第2変形例に係るキャップの流通状態を示す断面図である。 図13のキャップの全閉状態を示す断面図である。 キャップの分離部が除去された状態における全閉状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るキャップ及びキャップ付き容器について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るキャップ付き容器1の分解斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るキャップ付き容器1の流通状態における断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。
本発明の実施形態に係るキャップ付き容器1は、容器本体2と、容器本体2の開口部21に取り付けられるキャップ3とを備えて構成されている。
容器本体2は開口部21を有するボトル状の容器であって、樹脂やガラス等、種々の素材により構成されているものを用いることができる。以下の説明において、この容器本体2には内容物として、調味料、飲料等を始めとした液体が封入される場合を例に取り説明をするが、これに限定されるものではなく、粉状物や粒状物等、いかなる内容物が封入されていてもよい。
キャップ3は、樹脂成形品であり、容器本体2の開口部21に取り付けられる中栓4と、中栓4の外側を覆うように中栓4に螺合されて取り付けられる上蓋5とを備えて構成されている。
中栓4は、弾性変形可能な樹脂製の一体成形品であり、中栓本体44と、肉薄のスコア45を介して連結された分離部46とを備えて形成されている。
中栓本体44は、上方(図1、図2の紙面上方)に先細りの注ぎ口47を有するとともに、下方(図1、図2の紙面下方)に注ぎ口47に連続して形成された円筒状の胴部48と、胴部48の下方に連続して形成された下部内周壁41及び下部外周壁42を有する筒状の部材である。
注ぎ口47の先細りの形状は、開口後に容器本体2内の内容物を注ぎやすくするための形状であるが、本発明においてはこの形状に限定する必要はなく、円筒状等、他の形状であってもよい。
注ぎ口47の上端外周縁部分、すなわちスコア45の周縁部には、径方向の外側に向けて斜め上方に突出した、弾性変形可能な円環状の上段環状凸部471が形成されている。
また、上段環状凸部471よりも下側には、上段環状凸部471と同様に径方向の外側に向けて斜め上方に突出した、弾性変形可能な円環状の下段環状凸部472が形成されている。
胴部48の外周面には、螺旋状に形成されたねじ山であり上蓋5との螺合に用いられる中栓側突条部43が形成されている。
下部内周壁41及び下部外周壁42は、容器本体2の開口部21への中栓本体44の取り付けに供する部分であり、開口部21に嵌合し固定される。
また、注ぎ口47の先端の内側部分には、薄肉のスコア45を介して分離部46が連結して設けられている。
分離部46は、スコア45に連結した筒状の周壁部461と、周壁部461の上端に連続して設けられた円板状の基底部462とを備えて構成されている。基底部462の上面側の周縁部は径方向の外側に向けて落ち込む傾斜面になっている。
上蓋5は、樹脂製の一体成形品であり、中栓4の外側に螺合される円筒状の蓋体である。上蓋5は、円筒でいう底の部分に相当する基底面57と、基底面の外周縁部に形成された大径円筒部51と、大径円筒部51に連結部53を介して連結されている小径円筒部52と、基底面57の内周面から立設する嵌合円筒部56と、を備えて構成されている。
基底面57は円盤状の板状部材である。基底面57の内周面側の周縁部には大径円筒部51が立設されている。また、大径円筒部51よりも径方向の内側において、基底面57の内周面から円環状に嵌合円筒部56が立設されている。この基底面57は、大径円筒部51の一部とともに、後述する開閉蓋55を形成している。
大径円筒部51は、径方向における最外部に位置する周壁であり、中栓4を内部に挿通可能となっている円筒状の部材である。大径円筒部51は上下に分離可能な構成となっていて、大径円筒部51の上側の部分は、上述した基底面57とともに開閉蓋55を形成している。
連結部53は、大径円筒部51と小径円筒部52とを連結する円環状の平板部材である。連結部53の上面側には円周方向に沿い凹部531が形成されている。この凹部531は、中栓4の開口後に形成される開口部450に付着した内容物が開口部450から注ぎ口47の外周面に垂れた場合に、当該内容物が更に垂れ広がり外部に漏出することを防止する機能を有する。
なお、本実施形態においては大径円筒部51と小径円筒部52とが連結部53を介して連結されている態様となっているが、本発明においては連結部53は必須の構成では無く、これを設けない態様であってもよい。この場合、例えば中栓本体44又は容器本体2と螺合する突条部を大径円筒部51の内周壁に設ける態様であってもよい。
また、ヒンジ54と軸線Xの対角の位置における大径円筒部51の上側部分の下端部近傍には、爪部532が形成されている。この爪部532は、後述する開閉蓋55の凸部552を係止するために設けられている。
小径円筒部52は、円板状の連結部53においてこれを上下に貫通するよう形成されている円筒状の部材である。小径円筒部52の内周面には、螺旋状に形成されたねじ山であり、中栓4の中栓側突条部43と螺合する上蓋側突条部521が形成されている。
嵌合円筒部56は、基底面57の内周面から円環状に立設して設けられている。嵌合円筒部56の内周側の先端部分は、嵌合円筒部56の内側に向けて落ち込む傾斜面になっている。嵌合円筒部56の内周側の先端部分近傍には、周方向に沿い円環状に把持突条部561が形成されている。この把持突条部561の内径は分離部46の基底部462の外径よりも小さくなっている。
上述した上蓋5の基底面57と、上下に分離可能な大径円筒部51のうち上側の部分とにより、開閉蓋55が形成されている。
開閉蓋55は、大径円筒部51の下側の部分に対してヒンジ54を介して連結されている開閉可能な蓋体である。開閉蓋55のヒンジ54が形成されている側と反対側の端部の外周面側(すなわちヒンジ54と反対側に位置する大径円筒部51の上側部分の下端に位置する外周面側)には、使用者による開閉の際に使用者が指を引っ掛けるための突起部551が設けられる。
また、大径円筒部51の突起部551が形成されている部分における内周面には、大径円筒部51の上側部分の下端部近傍に形成されている爪部532に係止可能な凸部552が形成されている。
上述した容器本体2、中栓4及び上蓋5が図2に示す状態に組み立てられる際には、容器本体2の開口部21が中栓4の下部内周壁41及び下部外周壁42の間に挿通、固定されるとともに、中栓4と上蓋5との螺合が行われる。
中栓4と上蓋5との螺合は、中栓4の中栓側突条部43と上蓋5の上蓋側突条部521との螺合により行われる。
次に、キャップ付き容器1の使用時、すなわち内容物を容器本体2外部に放出する際の手順について説明する。
図3は、上蓋が最大限に締め込まれた全閉状態を示す断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。図4は、図3のA領域の拡大図である。
キャップ付き容器1の使用時には、まず、中栓4の開封が行われる。中栓4の開封は、スコア45を破断し、中栓本体44と分離部46とを分離し、開口部450を形成することで行われる。
具体的には、まず、図2の状態から更に図3の状態、すなわち上蓋5の締め込みが最大限まで行われた状態(全閉状態)に至るまで、使用者による上蓋5の締め込みが行われる。
こうして上蓋5の締め込みが進行するに伴い、上蓋5の基底面57とこれに形成される嵌合円筒部56が中栓4方向に押し下げられていき、やがて嵌合円筒部56の先端部分が分離部46の基底部462と当接した状態となる。
そこから更に上蓋5の締め込みが進行し、嵌合円筒部56が押し下げられていく。この際、分離部46の基底部462の外径は嵌合円筒部56の把持突条部561の内径よりも大きいが、嵌合円筒部56は径方向に弾性変形可能であるため、嵌合円筒部56が弾性変形し、基底部462はその内部に挿通される。
この挿通時、基底部462の周縁部に形成された傾斜面と、嵌合円筒部56の先端部分の内周側に形成された傾斜面とがガイド機能を奏することにより、当該挿通をスムーズに行うことができる。
そして、基底部462が嵌合円筒部56内に挿通され開閉蓋55の基底面57に当接した状態となった後、更に上蓋5が締め込まれることで分離部46が下方に押圧され、この押圧力によりスコア45が押し切られる。
このスコア45が破断された部分は開口部450となり、容器本体2内部に収容された内容物を外部に放出する際には内容物は開口部450を通じて外部に放出されるようになる。
そして図3に示すように基底部462が注ぎ口47の先端部分に当接し開口部450を覆った状態になったところで、これ以上上蓋5を締め込むことができない全閉状態となり、上蓋5の締め込みが完了する。
この全閉状態において、分離部46が嵌合円筒部56内に嵌合した状態となっていて、嵌合円筒部56の把持突条部561は、分離部46を係止する係止部として機能している。
また、上段環状凸部471が分離部46に弾性変形しつつ当接するとともに、下段環状凸部472が嵌合円筒部56の把持突条部561に弾性変形しつつ当接した状態となっている。
次に、使用者により開閉蓋55が開かれる。図5は、図3のキャップ付き容器1の開閉蓋55を開いた状態を示す断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。
開閉蓋55が開かれると、中栓4の開口部450が外部に開放された状態となり、キャップ付き容器1内部の収容物を外部に放出可能な状態となる。
このとき、嵌合円筒部56内に挿通された基底部462は、嵌合円筒部56の把持突条部561に係止し、嵌合円筒部56から脱落しないようになっている。そのため、中栓4の開封後に分離部46がキャップ付き容器1から脱落し、廃棄作業が必要となる不用な部品が発生することがない。
また、内容物を外部に放出した後は、開閉蓋55を閉じることで、図3に示す、注ぎ口47の先端の開口部450が分離部46により閉じられた状態となり、内容物が外部に流出することが防止される。
この流出防止効果は、主に開口部450の内周面が分離部46の周壁部461と当接することで実現されている。また、分離部46の基底部462の下面が注ぎ口47の先端部分と当接することで、流出防止効果の補強が行われている。
ところで、上蓋5の嵌合円筒部56内に嵌合している分離部46が使用者により誤って取り外される場合や、嵌合円筒部56内に嵌合される前に使用者により分離部46が取り外される場合等、何らかの理由で分離部46が除去されてしまい、嵌合円筒部56内に嵌合した状態とならないことがある。
そして、分離部46が除去された状態では、上述した分離部46による内容物の流出防止効果を発揮することができなくなってしまう。
更に中栓本体44の開口後に上蓋5に固定された分離部46により本来占めるべき空間、すなわち中栓本体44と上段環状凸部471と嵌合円筒部56と基底面57の内周面で構成された空間が間隙として存在してしまう。そして、仮に他の漏出防止手段が無い場合には、容器本体2の内容物はこの間隙を通じて外部に流出可能となってしまう。
しかし、本実施形態に係るキャップ付き容器1では、分離部46が除去された状態においても下段環状凸部472が更に内容物の漏出防止効果を発揮する。以下に下段環状凸部472による内容物の流出防止効果について説明する。
図6は、分離部46が除去された状態における全閉状態を示す断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。図7は、図6のA’領域の拡大図である。
上述したように、上蓋5が全閉状態にある場合、下段環状凸部472が嵌合円筒部56の把持突条部561に弾性変形しつつ当接した状態となっている。
これにより、内容物が漏出する経路となる間隙である、中栓本体44と下段環状凸部472と嵌合円筒部56と基底面57の内周面で構成された空間を密閉することができ、中栓本体44を密閉することができる。
そのため、分離部46が除去され、注ぎ口47の先端の開口部450が周壁部461により閉じられなくなった状態においても内容物を中栓本体44と下段環状凸部472と嵌合円筒部56と基底面57の内周面で構成された空間内に留めることができ、内容物の外部への漏出を効果的に防止することが可能となる。
また、開閉蓋55が開かれキャップ付き容器1の内容物を外部に放出可能な状態とした際に、注ぎ口47の開口部450に付着した内容物が注ぎ口47の外周面に垂れることがある。こうした場合であっても、その量が少量であれば下段環状凸部472がこれを受け止めることができる。
そして、垂れた内容物の量が下段環状凸部472が受け止めきれない量である場合でも、上述した凹部531がこれを受け止めることで、垂れた内容物が外部に漏出することを防止することができる。
なお、上述した実施形態において本発明をヒンジ式のキャップに適用した場合について説明したが、本発明においてはこうしたキャップに限られず、上蓋の開閉をねじで行うスクリュー式のキャップ、すなわちヒンジにより開閉する開閉蓋の無いタイプのキャップに適用してもよい。
また、本発明においては下段環状凸部の形状及び嵌合円筒部56への当接の態様についても上述した実施形態に限定されず、種々の態様を採用することができる。
図8は、本発明の実施形態に係るキャップ付き容器1について別の態様の下段環状凸部472’を採用した状態を示す断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。
例えば、図8に示すように、下段環状凸部472’を径方向の外側に、水平方向に向けて突出するように形成してもよい。下段環状凸部472’の先端部分は、その上面側が径方向の外側に向かうに従い下方に傾斜するテーパ状になっている。
この下段環状凸部472’は、分離部46が除去された状態において、その先端部分のテーパ面が嵌合円筒部56の先端部分に当接する態様となっている。下段環状凸部472’の先端部分を嵌合円筒部56の先端部分よりもやや長めに設定することで、嵌合円筒部56が外向きに弾性変形し、確実な当接に繋がる。なお、下段環状凸部472’が弾性変形する態様であってもよい。
こうした態様によっても、分離部46が除去され、注ぎ口47の先端の開口部450が周壁部461により閉じられなくなった状態においても内容物を中栓本体44と下段環状凸部472’と嵌合円筒部56と基底面57の内周面で構成された空間内に留めることができ、キャップ付き容器1の内容物の外部への漏出を効果的に防止することが可能となる。
図9は、本発明の実施形態に係るキャップ付き容器1について更に別の態様の下段環状凸部472’’を採用した状態を示す断面図であり、軸線XよりもL側は上蓋のみの断面を示し、R側は上蓋と中栓の断面を示している。
図9に示すように、下段環状凸部472’’は、径方向の外側に、水平方向に向けて突出するように形成されている。この下段環状凸部472’’は、上下の面が水平面となっていて、分離部46が除去された状態において、その上面が嵌合円筒部56の先端部分に当接する態様となっている。
こうした態様によっても、分離部46が除去され、注ぎ口47の先端の開口部450が周壁部461により閉じられなくなった状態においても内容物を中栓本体44と下段環状凸部472’’と嵌合円筒部56と基底面57の内周面で構成された空間内に留めることができ、キャップ付き容器1の内容物の外部への漏出を効果的に防止することが可能となる。
次に、本発明の第1変形例について説明する。図10は、本発明の第1変形例に係るキャップの流通状態を示す断面図である。
図10に示すキャップ3’はスクリュー式のキャップであるが、上述した実施形態と同様に中栓4の開封に伴い中栓4を密封していた分離部46’が分離し、上蓋5’に固定される態様のキャップ3’である。
キャップ3’は、中栓4’と上蓋5’を備えて構成されている。
中栓4’は、弾性変形可能な樹脂製の一体成形品である。
中栓4’は、上方(図8の紙面上方)に先細りの注ぎ口47を有するとともに、下方(図10の紙面下方)に注ぎ口47に連続して形成された台座部49と、台座部49の下方に連続して形成された下部内周壁41及び下部外周壁42と、注ぎ口47に肉薄のスコア45を介して連結された分離部46’と、を有して構成されている。
注ぎ口47の先細りの形状は、開口後に容器内の内容物を注ぎやすくするための形状であるが、本発明においてはこの形状に限定されず他の形状も採用することができる。
注ぎ口47の上端外周縁部分、すなわちスコア45の周縁部には、径方向の外側に向けて突出した、弾性変形可能な円環状の環状凸部471’が形成されている。
台座部49は、中栓4’の径方向に沿い水平に形成されていて、注ぎ口47の下端部分を囲む円環状の構成である。
下部内周壁41及び下部外周壁42は、上述した実施形態と同様に、容器本体(不図示)の開口部への中栓4’の取り付けに供する部分である。
また、注ぎ口47の先端の内側部分には、薄肉のスコア45を介して分離部46’が設けられている。
分離部46’は、スコア45に連結した筒状の周壁部461と、周壁部461の上端に連続して設けられた円板状の基底部462とを備えて構成されている。
基底部462の周縁部462aは、中栓4’の平面視において環状凸部471’よりも径方向の内側に位置している。
周縁部462aの周縁上部には、外周に沿い突条部462bが径方向の外側に向けて突出して形成されている。
上蓋5’は、樹脂製の一体成形品であり、容器の外側に螺合される円筒状の蓋である。上蓋5’の内周面には、容器との螺合に用いられる上蓋側突条部521’が形成されている。
また、上蓋5’の基底面57の内周面には、その中央部分において円筒状に立設され径方向に弾性変形可能な嵌合円筒部56が形成されている。
嵌合円筒部56の内周側の先端部分の近傍には、周方向に沿い円環状に把持突条部561が形成されている。この把持突条部561の内径は分離部46’の突条部462bの外径よりも小さくなっている。
嵌合円筒部56の把持突条部561が形成されている位置よりも先端側の内周面には、分離部46’の周縁部462aが当接した状態となっている。
また、基底面57の内周面であって嵌合円筒部56の径方向における外側には、リブ58が設けられている。本変形例においてリブ58は嵌合円筒部56よりも長く形成されているが、本発明においてはこれに限られず、同一の長さであってもよい。
リブ58は台座部49の上方に設けられていて、後述するように上蓋5’の締め込みが進行するとリブ58と台座部49が当接し、それ以上の上蓋5’の締め込みを行わなくするように形成されている。
図11は、図10のキャップ3’の全閉状態を示す断面図である。上述した実施形態に係るキャップ3と同様に、本変形例に係るキャップ3’においても、上蓋5’の締め込みによりスコア45の破断と中栓4’の開栓が行われる。
具体的には、上蓋5’の締め込みの進行に伴い、上蓋5’の基底面57とこれに形成される嵌合円筒部56及びリブ58が中栓4’方向に押し下げられていく。
その際に、嵌合円筒部56の把持突条部561と分離部46’の突条部462bとが当接するが、嵌合円筒部56と突条部462bは径方向に弾性変形可能であるため、この弾性変形により突条部462bが把持突条部561を乗り越えることができ、基底部462が嵌合円筒部56の内部に挿通されていく。
そして、基底部462が嵌合円筒部56内に挿通され外蓋5’の基底面57に当接した状態となった後、更に上蓋5が締め込まれることで分離部46’が下方に押圧され、この押圧力によりスコア45が押し切られる。
このスコア45が破断された部分は開口部450となり、容器内部に収容された内容物を外部に放出する際には内容物は開口部450を通じて外部に放出されるようになる。
そして図11に示すように基底部462が注ぎ口47の先端部分に当接し開口部450を覆うとともに、リブ58が台座部49に当接した状態になったところで、これ以上上蓋5’を締め込むことができない全閉状態となり、上蓋5’の締め込みが完了する。
この全閉状態では、分離部46’が嵌合円筒部56内に嵌合していて、嵌合円筒部56の把持突条部561は、分離部46’を係止する係止部として機能している。
また、注ぎ口47の先端部分に形成された環状凸部471’が、嵌合円筒部56の内周面に弾性変形しつつ当接した状態となっている。
このように、開口部450が分離部46’により閉じられるとともに、開口部450の周縁部が弾性変形した環状凸部471’の復元力により密閉されることで、全閉状態における開口部450の密閉が行われる。
そして、本変形例に係るキャップ3’においても、中栓4’から分離して上蓋5’に固定された分離部46’が、使用者により誤って取り外される等、何らかの理由で除去された際には、容器内の内容物の外部への漏出が効果的に防止される。
図12は、キャップ3’の分離部46’が除去された状態における全閉状態を示す断面図である。
分離部46’が除去された状態でも、全閉状態では環状凸部471’が弾性変形しつつ嵌合円筒部56の内周面に当接した状態となっている。
そのため、開口部450の周縁部が環状凸部471’の復元力により密閉された状態となり、分離部46’が除去された状態でも、容器内の内容物の外部への漏出を効果的に防止することができる。
次に、本発明の更に別の変形例について説明する。図13は、本発明の第2変形例に係るキャップの流通状態を示す断面図である。
第2変形例に係るキャップ3’’は、中栓4’’の分離部46’’及び上蓋5’’の嵌合円筒部56’の形状と、上蓋5’’のリブ58が形成されている位置が上述した第1変形例と異なる他は、上述した第1変形例と同様の構成を備えている。そのため、これらの異なる点を中心に説明するとともに、上述した第1変形例と同様の構成については同一の符号を付している。
分離部46’’は、スコア45に連結した筒状の周壁部461と、周壁部461の上端に連続して設けられた円板状の基底部462と、基底部462の周縁部から上方に垂直に立設された嵌合壁463と、嵌合壁463の先端部分を径方向内側に垂直に折り返して形成された係止爪464を備えて構成されている。
上蓋5’’の基底面57の内周面の中央部分において円筒状に立設された嵌合円筒部56’は、上述した第1変形例と同様に、径方向に弾性変形可能に形成されている。
嵌合円筒部56’の外周面には、周方向に沿い円環状に把持突条部561’が形成されている。この把持突条部561’の外径は、分離部46’’の係止爪464の内径よりも大きくなっている。
上蓋5’’の基底面57の内周面であって嵌合円筒部56’の径方向外側には、リブ58が設けられている。リブ58は嵌合円筒部56’よりも長く形成されている。
本変形例に係るリブ58は、上述した第1変形例に係るリブ58と形状は同一であるものの、第1変形例に係るリブ58よりも内側であって、中栓4’’の注ぎ口47の外側傾斜面の上方に設けられている。
また、嵌合円筒部56’とリブ58は、中栓4’’と上蓋5’’を容器に取り付けた状態において、分離部46’’の嵌合壁463及び係止爪464を挟み込む位置に形成されている。
そのため、上蓋5’’の締め込みが進行すると、嵌合壁463及び係止爪464が、嵌合円筒部56’とリブ58の間に進入するようになっている。
こうした構成を備えるキャップ3’’を容器に取り付け、流通状態から更に上蓋5’’を締め込むと、上蓋5’’の基底面57とこれに形成される嵌合円筒部56’及びリブ58が中栓4’’方向に押し下げられていく。
そして嵌合円筒部56’は分離部46’’の嵌合壁463内に挿通されていくが、このとき、嵌合円筒部56’の把持突条部561’と嵌合壁463の係止爪464とが当接することで、当該挿通を妨げるように抵抗が生じる。
しかし、嵌合円筒部56’及び嵌合壁463は径方向に弾性変形可能であるため、これらが弾性変形することで、係止爪464が把持突条部561’を乗り越えることができ、嵌合円筒部56’が嵌合壁463に挿通される。
そして、嵌合円筒部56’が嵌合壁463内に挿通され、嵌合壁463の先端部分が上蓋5’’の基底面57の内周面に当接した後、更に上蓋5’’が締め込まれることで、分離部46’’が下方に押圧され、この押圧力によりスコア45が押し切られる。
図14は、図13のキャップの全閉状態を示す断面図である。
スコア45が破断された部分は開口部450となり、容器内部に収容された内容物を外部に放出する際には内容物は開口部450を通じて外部に放出されるようになる。
そして図14に示すように基底部462が注ぎ口47の先端部分に当接し開口部450を覆い、係止爪464の上端面と基底面57の内周面とが当接した状態になったところで、これ以上上蓋5’’を締め込むことができない全閉状態となり、上蓋5’’の締め込みが完了する。
この全閉状態において、分離部46’’は嵌合円筒部56’の外側を覆って嵌合した状態となっていて、把持突条部561’の上に係止爪464が当接していることで、把持突条部561’は、分離部46’’を係止する係止部として機能している。また、環状凸部471’がリブ58の内周面に弾性変形しつつ当接した状態となっている。
このように、開口部450が分離部46’’により閉じられるとともに、開口部450の周縁部が弾性変形した環状凸部471’の復元力により密閉されることで、全閉状態における開口部450の密閉が行われる。
そして、本変形例に係るキャップ3’’においても、中栓4’’から分離して上蓋5’’に固定された分離部46’’が、使用者により誤って取り外される等、何らかの理由で除去された際、容器内の内容物の外部への漏出が効果的に防止される。
図15は、キャップ3’’の分離部46’’が除去された状態における全閉状態を示す断面図である。
分離部46’’が除去された状態でも、全閉状態において環状凸部471’は弾性変形しつつリブ58の内周面に当接した状態となっている。
そのため、開口部450の周縁部が環状凸部471’の復元力により密閉された状態となり、分離部46’’が除去された状態でも、容器内の内容物の外部への漏出を効果的に防止することができる。
1 キャップ付き容器
2 容器本体
3、3’、3’’ キャップ
4、4’、4’’ 中栓
5、5’、5’’ 上蓋
21 開口部
41 下部内周壁
42 下部外周壁
43 中栓側突条部
44 中栓本体
45 スコア
46、46’、46’’ 分離部
47 注ぎ口
48 胴部
51 大径円筒部
52 小径円筒部
53 連結部
54 ヒンジ
55 開閉蓋
56 嵌合円筒部
57 基底面
58 リブ
450 開口部
461 周壁部
462 基底部
462b 突条部
471 上段環状凸部
472、472’、472’’ 下段環状凸部
531 凹部
532 爪部
551 突起部
552 凸部
561 把持突条部

Claims (3)

  1. 容器本体の開口部に取り付けられる中栓と、前記中栓の外側に取り付けられる筒状の上蓋とからなるキャップであって、
    前記中栓は、前記容器本体の開口部に取り付けられる中栓本体と、前記中栓本体にスコアを介して連結された分離部と、前記中栓本体の外周面であって前記スコアの周縁部において径方向の外側に向けて突出して形成された円環状の上段環状凸部及び前記上段環状凸部よりも下側に形成された下段環状凸部と、を備え、
    前記上蓋は、基底面と、前記基底面から内側に立設して設けられ前記分離部と係合可能な係止部と、を備え、
    前記上蓋の前記中栓に対する取り付けが全閉状態まで行われたとき、前記分離部が前記中栓本体から分離して前記係止部に嵌合し、前記上段環状凸部が前記分離部に当接するとともに前記下段環状凸部が前記係止部に当接し、かつ
    前記中栓本体から分離し前記係止部に係止した前記分離部が前記係止部から取り外された状態で、前記上蓋の前記中栓に対する取り付けが全閉状態まで行われても、前記下段環状凸部が前記係止部に当接すること
    を特徴とするキャップ。
  2. 容器本体の開口部に取り付けられる中栓と、前記中栓の外側に取り付けられる筒状の上蓋とからなるキャップであって、
    前記中栓は、前記容器本体の開口部に取り付けられる中栓本体と、前記中栓本体にスコアを介して連結された分離部と、前記中栓本体の外周面であって前記スコアの周縁部において径方向の外側に向けて斜め上方に突出して形成された円環状の環状凸部を備え、
    前記上蓋は、基底面と、前記基底面から前記上蓋の内側に立設して設けられ前記分離部と係合可能な係止部と、前記係止部の径方向外側において前記基底面から前記上蓋の内側に立設して形成されたリブと、
    を備え、
    前記分離部は、スコアに連結した筒状の周壁部と、前記周壁部の上端に連続して設けられた円板状の基底部と、前記基底部の周縁部から上方に垂直に立設された嵌合壁と、前記嵌合壁の先端部分を径方向内側に垂直に折り返して形成された係止爪を備え、
    前記係止部の外周面には、周方向に沿い円環状に把持突条部が形成され、前記把持突条部の外径は、前記分離部の前記係止爪の内径よりも大きく、
    前記上蓋の前記中栓に対する取り付けが全閉状態まで行われたとき、前記分離部が前記中栓本体から分離して前記係止部に嵌合し、前記環状凸部が前記リブに当接し、かつ
    前記中栓本体から分離し前記係止部に係止した前記分離部が前記係止部から取り外された状態で、前記上蓋の前記中栓に対する取り付けが全閉状態まで行われても、前記環状凸部が前記リブに当接すること
    を特徴とするキャップ。
  3. 開口部が形成された筒状の容器本体と、
    前記容器本体に取り付けられて前記容器本体を開閉可能に密閉するキャップと、
    を備えたキャップ付き容器であって、前記キャップは請求項1又は2に記載されているキャップであること
    を特徴とするキャップ付き容器。
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