JP6739246B2 - 容器密閉アセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、容器密閉アセンブリに関する。
チューブ、ボトル、パウチ等の容器において、これら容器の頸部とねじ込み式のキャップとから成る密閉アセンブリはよく知られている。このような容器に用いられる密閉アセンブリは、締栓時には内容物(例えば、化粧品、食品、練り歯磨き、絵の具等)を外気から遮断して保護し、使用時にはキャップを外して内容物の一部を排出して使用に供し、そしてキャップを再びねじ込むことにより、内容物の残部を再び外気から遮断して保護を継続することができる。
このようなアセンブリは、内容物を保護するため、及び締栓中の内容物の漏洩を防ぐために、確実な密閉状態を形成する必要がある。密閉状態は、容器頸部及びキャップにそれぞれ形成されたネジの噛み合わせにより、及び/又は、容器頸部のリップ部とキャップ基部に形成された密閉手段との接触により、形成される。
締栓したアセンブリを開栓するためにキャップを外す方向にネジを緩めると、キャップはその中心軸上を容器頸部から離れる方向に移動する。このとき、容器頸部とキャップ上部内壁との間の空間体積が増大するから、キャップ内部の圧力が減圧となる。そのため、内容物が容器から吸い出されて液漏れを起こすことがある。
上記の液漏れを防止する技術は、種々提案されている。例えば、特許文献1には、容器頸部外面のネジ部のネジ山に、該ネジ山の谷径よりも深い外気導入溝を縦設し、開栓時にキャップの内部に外気が入るようにして減圧の発生を回避する技術が開示されている。
特開2004−1845号公報
上記特許文献1の技術は、密閉アセンプリ開栓時の減圧の発生を容易な方法によって回避できる技術である。しかしながらこの技術は、キャップ頸部のネジの一部を寸断するものであるため、ネジ山とネジ溝との接触距離を短くし、該アセンブリの密閉信頼性を損なう懸念がある。つまり、特許文献1の技術によるアセンブリは、締栓状態におけるネジ山とネジ溝との間の摩擦が減ぜられているから、締栓保管時(特に該アセンブリをバッグ等に入れて持ち歩いているとき)に自然に又は少しの外力印加で容易に開栓され、内容物が漏洩する可能性が否定できないのである。
特に近年、できるだけ少ない回転数で開栓したいとの要望に応えて登場した急傾斜ネジ又は多条ネジを備えたアセンブリは、締栓状態におけるネジ山とネジ溝との接触距離がもともと短いから、このようなアセンブリに特許文献1の技術を適用すると、自然開栓の危険性はより高くなる。
特許文献1の技術では、更に、外気導入用の溝が縦設されているから、何らかの理由によって容器から漏洩した内容物が、直ちにキャップ下へと流れ出る危険を有する。
本発明は、上記のような現状に鑑みてなされたものである。従って本発明の目的は、密閉アセンブリの開栓時にキャップの内部に形成される減圧による液漏れを回避することができ、及び/又は、急傾斜ネジ又は多条ネジに適用した場合であっても締栓時の密閉信頼性の高い、密閉アセンブリの構成を提供することである。
本発明は、以下に要約される手段によって上記の目的を達成したものである。
[1] 外面にネジ部を有する容器頸部と、
基部及び該基部から突出する周壁を有し、前記周壁の内面に前記容器頸部外面のネジ部と螺合するためのネジ部を有し、前記容器頸部に螺合させて容器を密閉するための容器用キャップと、
から成る容器密閉アセンブリであって、
前記容器頸部の外面及び前記キャップの周壁の内面のうちの少なくとも一方に、前記キャップの内部に外気を導入するための凹設ネジ部を更に有し、該凹設ネジ部と螺合のためのネジ部とが互いに交差しない、前記アセンブリ。
「2」 前記前記凹設ネジ部のネジ溝の幅が、前記螺合のためのネジ部のネジ溝の幅と同じであるか、或いはこれよりも小さい、[1]に記載のアセンブリ。
[3] 容器頸部外面のネジ部に螺合させて容器を密閉するための容器用キャップであって、
基部と、該基部から突出する周壁とを有し、
前記周壁の内面に、前記容器頸部外面のネジ部と螺合するためのネジ部と、前記キャップの内部に外気を導入するための凹設ネジ部と、を有し、前記凹設ネジ部のネジ溝の幅は前記螺合のためのネジ部のネジ溝の幅よりも小さく、そして
前記螺合のためのネジ部と前記凹設ネジ部とが互いに交差しないことを特徴とする、前記キャップ。
[4] 前記キャップの基部が、該基部から突出して容器頸部のリップ部開口内に挿入されるインナーピンと、該基部から突出して容器頸部のリップ部の周囲を囲うアウターリングと、を有する、[3]に記載のキャップ。
[5] 前記キャップの基部が、該基部から突出して容器頸部のリップ部開口内に挿入されるインナーリングと、該基部から突出して容器頸部のリップ部の周囲を囲うアウターリングと、を有する、[3]に記載のキャップ。
[6] 前記基部から突出し、前記周壁の外側を囲う外壁を更に有する、[3]〜[5]いずれか一項に記載のキャップ。
[7] 容器用キャップ周壁内面のネジ部に螺合させて容器を密閉するための容器頸部であって、
外面に、前記キャップ周壁内面のネジ部と螺合するためのネジ部と、前記キャップの内部に外気を導入するための凹設ネジ部と、を有し、前記凹設ネジ部のネジ溝の幅は前記螺合のためのネジ部のネジ溝の幅よりも小さく、そして
前記螺合のためのネジ部と前記凹設ネジ部とが互いに交差しないことを特徴とする、前記容器頸部。
[8] [1]に記載のアセンブリによって密閉されることを特徴とする、容器。
[9] チューブ、ボトル、又はパウチである、[8]に記載の容器。
本発明による密閉アセンブリは、開栓時にキャップ内部に減圧が形成されることがないから、減圧による液漏れを回避することができ;急傾斜ネジ又は多条ネジに適用した場合であっても、締栓時の密閉信頼性の高い密閉アセンブリを与えることができ、及び/又は、外気導入溝が縦設形状ではないから、容器のリップ部から内容物が漏洩した場合であっても、これが直ちにキャップ下へと流れ出ることはない。
図1は、本発明の一実施形態におけるキャップの断面図である。 図2は、本発明のキャップと好ましく螺合する容器上部の側面図である。 図3は、本発明のキャップと容器頸部とから成る密閉アセンブリの一実施形態を示す部分断面図である。 図4は、実施例1で使用したキャップの断面図(a)及び(b)、並びに部分拡大断面図(c)である。 図5は、比較例1及び2で使用したキャップの断面図(a)及び部分拡大断面図(b)である。 図6は、キャップ基部上に突出する密閉手段を示す拡大断面図である(実施例、比較例共通)。 図7は、実施例1及び比較例1で使用したチューブ容器上部の上面図(a)及び側面図(b)である。 図8は、比較例2で使用したチューブ容器上部の上面図(a)及び側面図(b)である。 図9は、容器頸部外面のネジ部を示す拡大断面図である(実施例、比較例共通)。
以下、本発明について、必要に応じて図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書において、キャップを開栓又は再締栓するときの捻じりの回転軸の方向を、以下「軸方向」という。
<密閉アセンブリ>
本発明の密閉アセンブリは、
外面にネジ部を有する容器頸部と、
基部及び該基部から突出する周壁を有し、前記周壁の内面に前記容器頸部外面のネジ部と螺合するためのネジ部を有し、前記容器頸部に螺合させて容器を密閉するための容器用キャップと、
から成る容器密閉アセンブリであって、
前記容器頸部の外面及び前記キャップの周壁の内面のうちの少なくとも一方に、前記キャップの内部に外気を導入するための凹設ネジ部を更に有し、該凹設ネジ部と螺合のためのネジ部とが互いに交差しないことを特徴とする。
本発明の第1の観点によると、上記外気を導入するための凹設ネジ部は、キャップ周壁の内面に形成されており、容器頸部の外面は外気を導入するための凹設ネジ部を有さない。
本発明の第2の観点によると、上記外気を導入するための凹設ネジ部は、容器頸部の外面に形成されており、キャップ周壁の内面は外気を導入するための凹設ネジ部を有さない。
本発明の第3の観点によると、上記外気を導入するための凹設ネジ部は、キャップ周壁の内面及び容器頸部の外面の双方に形成されている。
本発明の密閉アセンブリは、例えば、チューブ、ボトル、パウチ等の容器を密閉するために、好適に用いることができる。特にチューブ又はパウチの密閉アセンブリとして好適である。
<<第1の観点>>
<キャップ>
本発明の第1の観点におけるキャップは、容器頸部外面のネジ部に螺合させて該容器を密閉するための容器用キャップである。
本発明の第1の観点におけるキャップは、基部と、該基部から突出する周壁とを有する。
基部は、周壁及び好ましくは後述の外壁を保持し、開栓及び再締栓時の捻じりに耐え得るサイズ及び強度を有していればよく、それ以外の要件は任意である。形状は、例えば、円盤状、半球状、球欠状、円錐状、円錐台状、角錐状、角錐台状等、及びその他の形状であることができる。基部が円盤状である場合、該基部は任意の厚さを持った円盤状であってよい。基部がその他の形状である場合、該基部は中実の形状であってもよいし、任意の厚さを持った中空の形状であってもよい。
周壁は、前記基部から軸方向に突出し、キャップと螺合する容器頸部を囲う形状を有する。従ってこの周壁は(中空の)円筒状である。
周壁は、その内面に前記容器頸部外面のネジ部と螺合するためのネジ部(以下、「螺合ネジ部」ともいう。)、及びキャップ内部に外気を導入するための凹設ネジ部(以下、「通気ネジ部」ともいう。)を有する。これらのネジ部は、連続して凹設された螺旋状のネジであることが好適である。これらのネジ部は、例えば、締付けの開始から終わりまで至るネジ傾斜を有し、連続したネジ軌道を規定するものであることが好ましい。ネジの傾斜(リード角)は、開栓及び再締付けの容易性を考慮すると、5°以上、8°以上、又は10°以上とすることが好ましく、60°以下又は45°以下であることができる。予期しない自然開栓の危険を排除するためには、30°以下、25°以下、又は20°以下とすることが好ましい。
螺合ネジ部は、容器頸部外面のネジ部と螺合する。従ってこの螺合ネジ部は、自由滑動が可能な平衡ネジであることが好ましい。螺合ネジ部の条数は、容器頸部外面のネジ部の条数に応じて、例えば1〜4条とすることができ、1〜3条であることが好ましく、より好ましくは1条又は2条であり、更に好ましくは1条である。螺合ネジ部のネジ溝のサイズは、これと螺合する容器外面のネジ部のサイズに応じて、適宜に設定することができる。例えば、ネジ谷の高さ(引っ掛かり山の高さ)として、0.3mm以上3.0mm以下程度とすることができる。
螺合ネジ部におけるネジ溝の断面形状としては、例えば、三角形状、半円形状、台形状等、及びこれらの形状の角部が丸まった形状等の任意の形状であることができる。
通気ネジ部は、キャップが開栓方向に緩められたときに、キャップの内部(具体的にはキャップ内部の上部の空間)に外気を導入し、該空間が減圧になることを防ぐ機能を有する。この通気ネジ部は、容器頸部外面のネジ部と螺合することが予定されていないか、或いは該ネジ部と螺合可能な態様であってもよい。通気ネジ部におけるネジ溝の断面形状は、螺合ネジ部の場合と同様であってよい。
通気ネジ部が容器頸部外面のネジ部と螺合することが予定されていない場合、容器頸部外面のネジ部が誤って通気ネジ部と螺合することを防止するために、この通気ネジ部のネジ溝のサイズは前記螺合ネジ部のネジ溝のサイズよりも小さいことが好ましい。この場合、通気ネジ部のネジ溝のサイズは、誤導入の確実な防止を図るため、螺合ネジ部のネジ溝のサイズに対する比として、ネジ谷の幅及び深さの双方とも、60%以下とすることが好ましく、50%以下とすることがより好ましく、40%以下とすることが更に好ましい。この比は一方で、外気導入の効果を確実とするため、5%以上とすることが好ましく、10%以上とすることがより好ましく、20%以上とすることが更に好ましい。
通気ネジ部と容器頸部外面のネジ部との螺合を避けるためには、通気ネジ溝のサイズを小さくせずに、その入口のみを狭く設計することも考えられる。しかしこの態様は、例えば射出成型後のキャップを金型から外す工程が困難となるため、好ましくない。
通気ネジ部が容器頸部外面のネジ部と螺合可能である場合、通気ネジ部のネジ溝のサイズは螺合ネジ溝のサイズと同じものとすることができる。この場合には、通気ネジ部の条数を容器頸部外面のネジ部の条数よりも多くして、余剰のネジ溝を、外気導入機能を有するものとして機能させることとなる。
具体的には例えば、
容器頸部外面のネジ部の条数を1条として、キャップ周壁内面のネジ部の条数を2条とする場合;
容器頸部外面のネジ部の条数を2条として、キャップ周壁内面のネジ部の条数を3条又は4条とする場合
等が挙げられる。
キャップ周壁内面において、上記の螺合ネジ部と通気ネジ部とは、互いに交差しないことが適切である。これらのネジ部が交差すると、螺合ネジ部の一部を寸断することになるため、締栓状態における雄ネジと雌ネジと間の摩擦が減ぜられ、密閉アセンブリの密閉信頼性を損なうおそれがある。最も好ましくは、螺合ネジ部と通気ネジ部とが平行に形成されている場合である。
本発明の密閉アセンブリは、キャップの内部に外気を導入するための通気ネジ部を有する。従って該アセンブリは、キャップ及び容器頸部間のネジの螺合によって密閉を形成することができない。そのため、本発明の密閉アセンブリは、別途の密閉手段を有することが好ましい。
上記密閉手段としては、例えば、
キャップの基部に、該基部から突出して容器頸部のリップ部開口内に挿入されるインナーピン;
キャップの基部に、該基部から突出して容器頸部のリップ部開口内に挿入されるインナーリング;
キャップの基部に、該基部から突出して容器リップ部の周囲を囲い、容器リップ部のガイドとなるアウターリング;
キャップの基部に、該基部から突出して容器頸部のリップ部頂壁と接触するコンタクトリング;
等を例示することができる。
本発明の密閉アセンブリにおいては、上記の密閉手段のうち、
インナーピン又はインナーリングと、アウターリングと、コンタクトリングと、から選択される1種以上を有するキャップであることができ、強固な密閉を要する用途においてはこれらから選択される2種以上を有するキャップであることが好ましい。
上記インナーピンは、容器頸部のリップ部の開口の径(口内径)が比較的小さい場合に好適に適用することができる。インナーピンが適用される口内径としては、例えば、概ね15mm以下、10mm以下、又は8mm以下であり、例えば1mm以上又は3mm以上である。
インナーピンは、容器頸部の口内径と同じか、これよりもやや大きい直径を有するものであることが好ましい。具体的には、容器頸部の口内径に対して、100%以上105%以下、又は100%以上103%以下とすることができる。インナーピンの長さは、例えば、0.1mm以上、0.3mm以上、又は0.5mm以上とすることができ、3mm以下、2.5mm以下、又は2mm以下とすることができる。このサイズのインナーピンを用いることにより、容易かつ確実に密閉を形成することができ、好ましい。
一方のインナーリングは、容器頸部のリップ部の口内径が比較的大きい場合に好適に適用することができる。インナーリングが適用される口内径としては、例えば、概ね5mm以上、10mm以上、又は15mm以上であり、例えば100mm以下又は50mm以下である。
インナーリングの底部の外径は、容器頸部の口内径と同じか、これよりもやや大きい直径を有するものであることが好ましい。具体的には、容器頸部の口内径に対して、100%以上105%以下、又は100%以上103%以下とすることができる。インナーリングの底部における幅は、第1の密閉手段におけるインナーピンと同様であってよい。
インナーリングの幅は、底部から先の方まで同じであってもよく、底部から先の方に行くに従って徐々に細くなっていてもよく、或いは先端部に球根状の凸起を有する形状であってもよい。インナーリングは、キャップ基部から垂直に突出していてもよい。インナーリングのキャップ基部からの突出高さは、アウターリングよりも低い方が好ましい。
上記アウターリングは、キャップの基部からリング状に突出して容器リップ部の周囲を囲う形状を有する。従って該密閉リングは、キャップの基部から(中空の)略円筒状の形状で突出する。アウターリングの役割は、インナーピンに容器頸部の口が挿入されるように導くガイドとなることである。従って、アウターリングの底部(キャップ基部からの生え際)の内径は、容器頸部の口外径と同じか、これよりもやや大きい直径を有するものであることが好ましい。具体的には、容器頸部の口外径に対して、100%以上105%以下、又は100%以上103%以下とすることができる。アウターリングの底部における幅は、例えば、0.1mm以上2mm以下とすることができる。
アウターリングの幅は、底部から先の方まで同じであってもよく、底部から先の方に行くに従って徐々に細くなっていてもよい。アウターリングは、キャップ基部から垂直に突出していてもよいし、底部から先の方に行くに従って徐々に外側に開いて行く形状であってもよい。
アウターリングのキャップ基部からの突出高さは、例えば、0.1mm以上、0.3mm以上、又は0.5mm以上とすることができ、3mm以下、2.5mm以下、又は2mm以下とすることができる。アウターリングのキャップ基部からの突出高さは、容器頸部の口をインナーピンに誘導するガイドとして機能するよう、インナーピンの突出高さよりも高くすることが好ましい。
上記コンタクトリングは、容器頸部のリップ部の口内径が比較的大きい場合に好適に適用することができる。コンタクトリングが適用される好ましい口内径は、インナーリングの場合と同様である。
コンタクトリングとは、容器頸部の口部において、リップ部の頂壁と接触(好ましくは圧接)することによって密封を形成する機能を有する。リップ部の頂壁とは、リップ部の最先端を意味し、平坦状であってもよいし、断面が例えば半円状の凸形状を有していてもよい。
コンタクトリングがリップ部頂壁と接触する部分の径は、容器頸部のリップ部の口内径よりも大きく、かつ該リップ部の口外径よりも小さいことが好ましい。
コンタクトリングの幅は、底部から先の方まで同じであってもよく、底部から先の方に行くに従って徐々に細くなっていてもよく、或いは先端部に球根状の凸起を有する形状であってもよい。コンタクトリングは、キャップ基部から垂直に突出していてもよい。
上述のとおり、上記の密閉手段はそれぞれを単独で使用した場合でも、効果的な密閉を形成することができる。しかしながら、より強固な密閉を要する用途においては、これらの密閉手段の2種以上を組み合わせて使用することが好ましい。具体的な組み合わせの例としては、例えば、以下の各場合を例示することができる。
口径が比較的小さいリップ部を有する容器頸部に対しては、例えば、
インナーピン及びアウターリングを有するキャップ;
インナーピン及びコンタクトリングを有するキャップ;
インナーピン、アウターリング、及びコンタクトリングを有するキャップ;等。
口径が比較的大きいリップ部を有する容器頸部に対しては、例えば、
インナーリング及びアウターリングを有するキャップ;
インナーリング及びコンタクトリングを有するキャップ;
インナーリング、アウターリング、及びコンタクトリングを有するキャップ;等。
本発明の密閉アセンブリにおけるキャップは、基部から突出し、上記の周壁の外側を囲う外壁を更に有していてもよい。この外壁は、容器頸部のネジ部との螺合には関与せず、例えば、操作直径を大きくして握力の弱い利用者による開栓を容易化する、ユニバーサルデザインの観点等から好ましく配置される。
この外壁の厚さ及び高さは、容器のデザインに応じて適宜に設定されてよい。例えば、0.1mm以上又は0.3mm以上、2mm以下又は1.5mm以下の厚さと、5mm以上又は10mm以上、50mm以下又は30mm以下の高さと、を有することができる。
本発明の密閉アセンブリにおけるキャップは、任意の材料を用いて製造されてよい。該キャップは、適当な可撓性、快適な触感を示し、安価な材料から構成されることが好ましく、この観点から合成樹脂製であることがより好ましい。合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナレフタレート等のポリエステル;(メタ)アクリルン酸アルキル、(メタ)アクリル酸−スチレン共重合体等のアクリル系樹脂等を挙げることができる。これらのうち、ポリオレフィンが好ましく、特に好ましくはポリプロピレンである。
本発明の第1の観点による密閉アセンブリにおけるキャップは、上記の材料を用いて、例えば射出成形により、容易に製造することができる。
<容器頸部及び容器>
本発明の第1の観点による密閉アセンブリは、上記のキャップと、該キャップの螺合ネジ部と螺合するネジ部を外面に有する容器頸部と、から成る。容器頸部のネジ部は、頸部外面に凸設されていることが好適である。
この容器頸部は容器の一部である。該容器は、前記の容器頸部、容器胴部、及びこれらを接続する容器肩部を有することができる。容器がチューブ又はパウチである場合、前記容器胴部は尻部がシールされていてもよく;容器がボトルである場合、容器胴部は尻部が閉じた状態で一体形成されていてもよい。この容器は、上記のキャップと容器頸部とから成る本発明の密閉アセンブリによって密閉される。
容器頸部は、その外面に、上記キャップの有する螺合ネジ部と螺合するネジ部を有する。このネジ部は、好ましくはネジ山である。容器頸部のネジ部、及びキャップにおける螺合ネジ部の双方に、互いに咬合してクリックストップを形成する係止手段を配置してもよい。
容器頸部は、キャップと螺合して密閉を形成し、確実な密閉信頼性を発現する必要があることから、適度の硬度を有することが好ましい。好ましくは、射出成型可能な比較的硬質の樹脂から成ることが好ましく、特に好ましくはHDPE製の頸部である。
容器胴部は、バリア性、適当な可撓性等の機能を有することが好ましいことから、例えば、合成樹脂、金属箔(特にアルミニウム箔)、金属蒸着ポリエステル樹脂(特にアルミニウム蒸着PET)、シリカ蒸着ポリエステル樹脂(特にシリカ蒸着PET)等から選択される2層以上を有するラミネート容器であることが好ましい。上記合成樹脂としてはポリオレフィン系樹脂を挙げることができる。該ポリオレフィン系樹脂としてはポリエチレン系樹脂が好ましく、具体的には例えば、低密度ポリチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、カルボン酸変性ポリエチレン、カルボン酸変性エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等、及びこれらの誘導体、並びにこれらの混合物等が挙げられる。
容器がチューブ又はパウチである場合の容器胴部の尻部のシールは、公知の方法(例えばヒートシール、ホットエアー、超音波シール等)によって形成されてよい。容器がボトルである場合には、容器胴部は尻部が初めから閉じた状態で、前記キャップと一体となって、或いは前記キャップとは別個の部品として、例えばブロー成形によって得ることができる。
容器肩部は、特に容器がチューブ又はパウチである場合に、上記容器頸部と容器胴部とを接続する機能を有し、開栓及び再締付け時の捻じりに耐える材質から成ることが好ましい。この観点から、特に好ましくは肩部をHDPE製とすることである。容器がボトルである場合には、肩部を有さなくてもよい。
<密閉アセンブリ>
本発明の第1の観点による密閉アセンブリは、キャップの内部に外気を導入するための凹設ネジ部を有するから、開栓時にキャップ内部に減圧が形成されることがなく、従って、開栓時の減圧による液漏れを回避することができる。更にこの密閉アセンブリは、開栓時の減圧状態を回避するために、螺合に使用するネジ部に切れ目を形成することを要しない。従って、従来公知の密閉アセンブリと同等の開栓トルク及び締栓トルクを示すから、閉栓状態で保存するとき、特に内容物が充填された容器又は使用途中で内容物が残っている容器をバッグ等に入れて持ち運ぶ際の密閉信頼性が高い。
<第1の観点による密閉アセンブリの具体例>
以下、図面を参照して本発明の第1の観点におけるキャップ及び密閉アセンブリの具体例について詳説する。
図1に本発明の第1の観点の一実施形態におけるキャップ10の断面図を示した。
図1のキャップ10は、基部11と、周壁12と、インナーピン15と、アウターリング16と、外壁17と、を有する。周壁12は、基部11から突出しており、その内壁に、螺合ネジ部13及び通気ネジ部14がそれぞれ凹設されている。これらのネジ部は、いずれも断面が略台形状の形状を有する。通気ネジ部のネジ溝の幅は螺合ネジ部のネジ溝の幅よりも狭く、通気ネジ部のネジ谷の深さは螺合ネジ部のネジ谷の深さよりも小さい。
キャップ10は、密閉手段として、基部11の中心に突出するインナーピン15と、基部11から突出するアウターリング16と、を有する。
キャップ10は更に、周壁12の外側に、基部11から突出して周壁12を囲うように、外壁17を有する。この外壁17は、ネジ部を有さない。
図2は、キャップ10と好ましく螺合する容器上部の側面図である。図2には、本発明の密閉アセンブリを構成する容器の頸部20の他、肩部30及び容器ボディ40も示されている。図2に示された容器頸部20は、リップ部21と、頸部外面に凸設されたネジ山であるネジ部22を有する。
図3は、図1のキャップと図2の容器頸部とから成る密閉アセンブリの一実施形態を示す一部断面図である。図3は、該アセンブリが締付け状態にある場合を示し、簡潔化のために構成要素を特定する引出し線の一部が省略されている。
図3を参照すると、キャップ10における螺合ネジ部13は、容器頸部20外面のネジ部と螺合してこの密閉アセンブリを締め付けていることが分かる。一方、キャップ10の通気ネジ部14は他のネジと螺合しておらず、従ってその凹設部により規定されるネジ軌道はそのまま空間として残っているから、キャップ10内外の空気の流通が可能である。このことにより、アセンブリ開栓時にキャップ内へ減圧印加されることによる内容物の漏洩を防止することができる。
従って図3のアセンブリは、キャップと容器頸部とのネジの螺合によって密閉を形成することができないから、別途の密閉手段を有する。図1〜図3を総合的に参照すると、図3のアセンブリの締付け状態において、キャップ10の基部から突出するインナーピン15が容器リップ部の開口内に挿入され、合わせて基部からリング状に突出するアウターリング16が容器リップ部の周囲を囲っていることが分かる。本発明の密閉アセンブリでは、これらインナーピン15及びアウターリング16と、容器頸部のリップ部との共働により、密閉が形成されるのである。
<<第2の観点>>
<キャップ>
本発明の第2の観点におけるキャップは、容器頸部外面のネジ部に螺合させて該容器を密閉するための容器用キャップであり、基部と、該基部から突出する周壁とを有する。そして、上記の周壁が、その内面に、容器頸部外面のネジ部と螺合するためのネジ部は有するが、外気を導入するための凹設ネジ部を有さないこと以外は、上記第1の観点におけるキャップと同様のものとすることができる。
<容器頸部>
本発明の第2の観点における容器頸部は、その外面に上記キャップの周壁内面に存在するネジ部と螺合するためのネジ部、及びキャップの上部に外気を導入するための凹設ネジ部を有する。これら螺合のためのネジ部及び凹設ネジ部については、本発明の第1の観点による容器密閉アセンブリにおけるキャップの有する螺合ネジ部及び通気ネジ部と同様の態様とすることができ、或いはこれに当業者による適宜の変更を加えた態様とすることができる。
<密閉アセンブリ>
本発明の第2の観点による密閉アセンブリは、上記キャップと上記の容器頸部とから成る。その他の態様及び利点は、本発明の第1の観点の場合と同様であるか、或いはこれに準じて理解することができる。
<<第3の観点>>
<密閉アセンブリ>
本発明の第3の観点における密閉アセンブリは、上記第1の観点におけるキャップと、上記第2の観点における容器頸部と、から成る。該第3の観点による密閉アセンブリの具体的実施態様及び利点は、本発明の第1の観点の場合と同様であるか、或いはこれに準じて理解することができる。
以下においては、容器としてチューブ容器を例に挙げ、本発明の効果を検証した。以下の図面を参照してキャップ及びチューブ容器頸部の形状を特定する。図4〜9における数字の単位は「mm」である。
チューブ容器の製造に用いた積層体を構成する各層の略称は、それぞれ、以下の材料を意味する。
LLDPE:線状低密度ポリエチレン、ペレットで供給されたものを溶融押出法により成膜
LDPEフィルム:低密度ポリエチレンフィルム
EAA:エチレン−アクリル酸共重合体樹脂、ペレットで供給されたものを溶融押出法により成膜
AL箔:アルミニウム箔
EMAA:エチレン−メタクリル酸共重合体樹脂、ペレットで供給されたものを溶融押出法により成膜
PETフィルム:ポリエチレンテレフタレートフィルム
ドライラミネート接着剤:2液硬化型ウレタン系接着剤
LLDPEフィルム:線状低密度ポリエチレンフィルム
<実施例1>
(1)チューブ容器の製造
アルミニウム箔を含む積層体「LLDPE/LDPEフィルム/EAA/AL箔/EMAA/PETフィルム/ドライラミネート接着剤/LLDPEフィルム」(8層を有する積層体、合計厚さ400μm)をカットし、カット面の端部を重ね合わせて高周波シールして筒状にチューブボディを形成した。このチューブボディをマンドレルに挿入し、170℃〜220℃の範囲内に加熱したHDPE樹脂を、チューブボディの上方からドーナツ状に押出してマンドレルヘッド(雄型)上に載せた。このマンドレルヘッドを、チューブ容器頸部及びその外面のネジ部に対応する雌型形状を有する金型に押圧し、冷却後にチューブボディをマンドレルから取り外すことにより、口内径1.2mmφのリップを有する直径25.2mmφの丸型ロングノズル形状のチューブ容器を得た。
ここで成形したチューブ容器の頸部形状の詳細を図7及び図9に示した。実施例1におけるチューブ容器頸部のネジ部は、条数:1条、ネジ山の幅1.8mm、及びネジ山の高さ:0.8mmのネジである。
(2)キャップの製造
図4及び図6に示した形状に相当する金型を準備し、PP樹脂を射出成型することにより、実施例1のキャップを製造した。このキャップの周壁内径は9.9mmφ、周壁の高さは19.0mmである。該キャップは、密閉手段として、インナーピン、アウターリング、及びコンタクトリングを有する。射出成形には電動式射出成型機を使用した。冷却温度は20℃とし、金型の開閉動作により、成形品をランナーから分離した。
実施例1におけるキャップの螺合ネジ部及び通気ネジ部の詳細は、それぞれ、以下のとおりである。
[螺合ネジ部]
条数:1条
ネジ溝の幅:1.8mm
ネジ溝の深さ:0.8mm
[通気ネジ部]
条数:1条
ネジ溝の幅:0.4mm
ネジ溝の深さ:0.6mm
(3)内容物の漏洩試験
チューブ容器のボディ部に、液状粘性体(スキンケア用乳液、粘度:約10,000cp)を充填し、キャップを締め付けて密閉した。そして、キャップを下にした状態で開栓して内容物の漏洩有無を観察し、以下の基準で評価した。評価はn数を5として行った。評価結果は表1に示した。
内容物漏洩がインナーピン側面まででおさまった場合:「○」(耐漏洩性良好)
内容物がインナーピン側面を越えて漏洩した場合:「×」(耐漏洩性不良)
(4)開栓強度試験(開栓トルクの測定)
チューブ容器のボディ部にキャップを締め付けて密閉した。そしてキャップを開栓するときのトルク値を、(株)東日製作所製トルクメーター「2−TM10」を用いて測定した。評価はn数を5として行った。評価結果は表2に示した。
<比較例1>
キャップの形状を図5及び図6に示したとおりに変更した他は実施例1と同様の操作により、通気ネジ部を有さないキャップを製造した。このキャップは、密閉手段として、インナーピン、アウターリング、及びコンタクトリングを有する。該キャップを用いた他は実施例1と同様にして評価を行った。評価結果は表1及び表2に示した。
<比較例2>
チューブ容器頸部の形状を図8及び図9に示したとおりに変更した他は実施例1と同様の操作により、頸部のネジ部に縦設された外気導入用のスリットを有するチューブ容器を製造した。このチューブ容器を用いた他は比較例1と同様にして評価を行った。評価結果は表1及び表2に示した。
Figure 0006739246
Figure 0006739246
表1の結果から、外気導入溝を設けることによって内容物の漏洩が抑制されることが確認できた。
表2の結果から、比較例2のアセンブリのように、頸部のネジ部に縦設された外気導入用のスリットを有する場合には、該スリットの影響によって締栓状態におけるネジ山とネジ溝との間の摩擦が減ぜられているために、開栓トルクが実施例1よりも劣ることが示された。
表1及び表2の結果から分かるように、本発明の一例である実施例1のアセンブリは、内容物の漏洩が抑制され、開栓時のトルクも、外気導入溝のないものと同等のレベルを確保できるものである。
10 キャップ
11 基部
12 周壁
13 螺合ネジ部
14 通気ネジ部
15 インナーピン
16 アウターリング
17 外壁
20 容器頸部
21 リップ部
22 ネジ部
30 容器肩部
40 容器ボディ

Claims (9)

  1. 外面に、螺合のための凸設ネジ部を有する容器頸部と、
    基部及び該基部から突出する周壁を有し、前記周壁の内面に前記容器頸部外面の前記凸設ネジ部と螺合するための凹設ネジ部を有し、前記容器頸部に螺合させて容器を密閉するための容器用キャップと、
    から成る容器密閉アセンブリであって、
    前記容器頸部の外面及び前記キャップの周壁の内面のうちの少なくとも一方に、前記キャップの内部に外気を導入するための凹設ネジ部が凹設されており、
    前記外気導入のための凹設ネジ部のネジ溝の幅が、前記螺合のためのネジ部のネジ溝の幅よりも小さく、
    かつ、
    前記外気導入のための凹設ネジ部と、前記螺合のためのネジ部とが互いに交差しない、
    前記アセンブリ。
  2. 前記外気導入のための凹設ネジ部のネジ溝の幅が、前記螺合のためのネジ部のネジ溝の幅の60%以下である、請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 容器頸部外面の螺合のための凸設ネジ部に螺合させて容器を密閉するための容器用キャップであって、
    基部と、該基部から突出する周壁とを有し、
    前記周壁の内面に、前記容器頸部外面の凸設ネジ部と螺合するための凹設ネジ部と、前記キャップの内部に外気を導入するための凹設ネジ部と、がそれぞれ凹設されており、
    前記外気導入のための凹設ネジ部のネジ溝の幅は前記螺合のための凹設ネジ部のネジ溝の幅よりも小さく、そして
    前記螺合のための凹設ネジ部と前記外気導入のための凹設ネジ部とが互いに交差しないことを特徴とする、
    前記キャップ。
  4. 前記キャップの基部が、該基部から突出して容器頸部のリップ部開口内に挿入されるインナーピンと、該基部から突出して容器頸部のリップ部の周囲を囲うアウターリングと、を有する、請求項3に記載のキャップ。
  5. 前記キャップの基部が、該基部から突出して容器頸部のリップ部開口内に挿入されるインナーリングと、該基部から突出して容器頸部のリップ部の周囲を囲うアウターリングと、を有する、請求項3に記載のキャップ。
  6. 前記基部から突出し、前記周壁の外側を囲う外壁を更に有する、請求項3〜5のいずれか一項に記載のキャップ。
  7. 容器用キャップ周壁内面の螺合のための凹設ネジ部に螺合させて容器を密閉するための容器頸部であって、
    外面に、前記キャップ周壁内面の凹設ネジ部と螺合するための凸設ネジ部が設されており、かつ、
    外面に、前記キャップの内部に外気を導入するための凹設ネジ部が凹設されており、
    前記外気導入のための凹設ネジ部のネジ溝の幅は前記螺合のための凸設ネジ部のネジ溝の幅よりも小さく、そして
    前記螺合のための凸設ネジ部と前記外気導入のための凹設ネジ部とが互いに交差しないことを特徴とする、
    前記容器頸部。
  8. 請求項1に記載のアセンブリによって密閉されることを特徴とする、容器。
  9. チューブ、ボトル、又はパウチである、請求項8に記載の容器。
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