JP6086673B2 - 嵌合具及び嵌合具付き袋体 - Google Patents

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Description

本発明は、嵌合具及び嵌合具付き袋体に関する。
食品、薬品、雑貨等の様々な分野において、袋本体の開口部近傍の内面に、開口部を開閉自在に封じる嵌合具が取り付けられた嵌合具付き袋体が広く用いられている。嵌合具としては、例えば、一対の帯状の基材のそれぞれの対向面に、突条の雄側嵌合部及び該雄側嵌合部に着脱自在に嵌合する雌側嵌合部が、それら基材の長手方向に沿ってそれぞれ設けられた嵌合具が知られている。嵌合具付き袋体においては、該嵌合具が袋体の開口部近傍の内面に取り付けられ、嵌合具の雄側嵌合部と雌側嵌合部とを嵌合することにより、袋体の開口部を閉じることができる。また、袋本体の各々の開口端をそれぞれ把持し、それらを離間する方向に引っ張り、嵌合具の雄側嵌合部を雌側嵌合部から脱離させることで、開口部を開くことができる。
しかし、このような嵌合具付き袋体では、袋体の開口部を開く際、袋本体の開口端を掴んだ指が滑り、嵌合具に力がうまく伝わらずに開口部を開くことが困難なことがある。
一方、袋体に取り付けた嵌合具における対向面の開口部側に、リブが設けられた嵌合具が提案されている(例えば、特許文献1)。該嵌合具は、開口部を開く際にリブに指を引っ掛けることができるため、リブがない場合に比べて指が滑り難く、嵌合具を開くことが容易になる。
しかし、特許文献1のような嵌合具を用いた場合でも、開口部を開く際に指が滑ることを抑制する効果が充分でないことがある。そのため、さらに指が滑り難く、容易に開口部を開くことができる嵌合具が求められている。
特開2007−119043号公報
本発明は、袋体の開口部を開く際に指が滑り難く、容易に開口部を開くことができる嵌合具、及び該嵌合具を備えた嵌合具付き袋体の提供を目的とする。
本発明の嵌合具は、一対の帯状の基材と、前記一対の基材のそれぞれの対向面に長手方向に沿って設けられた、互いに着脱自在に嵌合する一対の嵌合部と、前記一対の基材の少なくとも一方の対向面に長手方向に沿って設けられたリブと、を有し、前記リブが前記嵌合部よりも軟質であることを特徴とする。
本発明の嵌合具は、前記リブの曲げ弾性率が300MPa以下であることが好ましい。
本発明の嵌合具付き袋体は、内容物を収容する袋本体と、該袋本体の開口部の内面に設けられた本発明の嵌合具とを具備する。
本発明の嵌合具を用いれば、袋体の開口部を開く際に指が滑り難く、容易に開口部を開くことができる。
また、本発明の嵌合具付き袋体は、袋体の開口部を開く際に指が滑り難く、容易に開口部を開くことができる。
本発明の嵌合具を示した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体を示した正面図である。 図2の嵌合具付き袋体を直線I−I’で切断したときの断面図である。 図2の嵌合具付き袋体を開封した様子を示した斜視図である。
以下、本発明の嵌合具の一例を図1に基づいて説明する。図1は、本発明の嵌合具の一例である嵌合具10を幅方向に沿って切断したときの断面図である。
嵌合具10は、図1に示すように、一対の帯状の第1の基材11及び第2の基材12と、第1の基材11及び第2の基材12のそれぞれに設けられた突条の雄側嵌合部13及び雄側嵌合部13に着脱自在に嵌合する雌側嵌合部14と、第1の基材11及び第2の基材12のそれぞれに設けられた第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dと、を有している。
雄側嵌合部13は、第1の基材11の対向面11aに、第1の基材11の長手方向に沿って設けられている。雌側嵌合部14は、第2の基材12の対向面12aに、第2の基材12の長手方向に沿って設けられている。
第1のリブ15a〜15dは、第1の基材11の対向面11aにおける一方の側端11c(以下、単に「側端11c」という。)と雄側嵌合部13の間に、第1の基材11の長手方向に沿って設けられている。第2のリブ16a〜16dは、第2の基材12の対向面12aにおける一方の側端12c(以下、単に「側端12c」という。)と雌側嵌合部14の間に、第2の基材12の長手方向に沿って設けられている。
嵌合具10は、第1の基材11の側端11cと第2の基材12の側端12cを袋体に形成する開口部側とし、第1の基材11の他方の側端11d(以下、単に「側端11d」という。)と、第2の基材12の他方の側端12d(以下、単に「側端12d」という。)を袋体の内容物側とするように袋本体に取り付ける。つまり、嵌合具10は、第1のリブ15a〜15dと、第2のリブ16a〜16dが袋体の開口部側となるように取り付けられる。
第1の基材11は、特に限定されず、公知の嵌合具の基材に使用されるものが使用でき、積層フィルムからなる基材が好ましい。積層フィルムからなる第1の基材11としては、例えば、対向面11a側から、耐熱層とヒートシール層が積層されたフィルムが挙げられる。また、第1の基材11は、耐熱層とヒートシール層の間にバリア層を有していてもよい。
耐熱層の材質としては、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリプロピレン等が挙げられる。
ヒートシール層の材質としては、直鎖状低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等が挙げられる。
バリア層の材質としては、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
第1の基材11は、1種の樹脂からなっていてもよく、2種以上の樹脂を含む樹脂組成物からなっていてもよい。また、必要に応じて安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等の公知の添加剤が添加されていてもよい。
また、第1の基材11は、積層フィルムからなる基材には限定されず、単層フィルムからなる基材であってもよい。
第2の基材12としては、第1の基材11と同じ基材が挙げられ、好ましい態様も同じである。
雄側嵌合部13は、第1の基材11の対向面11aから立ち上がる幹部13aと、幹部13aの先端側に設けられ、幹部13aよりも大きい頭部13bを有している。雌側嵌合部14は、第2の基材12の対向面12aから断面円弧状に立ち上がる一対の第1のアーム部14aと第2のアーム部14bからなり、第1のアーム部14aと第2のアーム部14bによって凹部14cが形成されている。
雄側嵌合部13と雌側嵌合部14は、雄側嵌合部13の頭部13bを雌側嵌合部14の凹部14cに嵌め込むことで、着脱自在に嵌合できるようになっている。
雄側嵌合部13及び雌側嵌合部14の断面形状は、雄側嵌合部13と雌側嵌合部14を互いに着脱することで、袋本体の開口部の開閉が繰り返し行えるものであればよい。例えば、雌側嵌合部は、第2の基材12の対向面12aから立ち上がる首部と、該首部から断面円弧状に立ち上がる一対のアーム部とを有し、それら一対のアーム部によって雄側嵌合部の頭部を嵌め込む凹部が形成される雌側嵌合部であってもよい。
雄側嵌合部13及び雌側嵌合部14の材質としては、第1の基材11及び第2の基材12と同じ材質が使用できる。
第1の基材11の対向面11aにおける雄側嵌合部13と側端11cとの間には、第1の基材11の長手方向に沿って4本の第1のリブ15a,15b,15c,15dが設けられている。すなわち、第1の基材11の対向面11aにおける雄側嵌合部13よりも開口部側に、第1の基材11の長手方向に沿って4本の第1のリブ15a〜15dが設けられている。
また、第2の基材12の対向面12aにおける雌側嵌合部14と側端12cとの間には、第2の基材12の長手方向に沿って4本の第2のリブ16a,16b,16c,16dが設けられている。すなわち、第2の基材12の対向面12aにおける雌側嵌合部14よりも開口部側に、第2の基材12の長手方向に沿って4本の第2のリブ16a〜16dが設けられている。
第1の基材11と第2の基材12に、第1のリブ15a〜15dと第2のリブ16a〜16dが設けられていることにより、嵌合具10によって閉じた袋体の開口部を開く際に充分なグリップ力が確保され、指が滑らずに開口部を容易に開くことができる。具体的には、嵌合具10によって閉じた袋体の開口部を開く際、袋本体の開口端と共に第1の基材11及び第2の基材12における雄側嵌合部13及び雌側嵌合部14よりも開口部側を掴み、第1のリブ15a〜15dと第2のリブ16a〜16dにそれぞれ親指を引っ掛けることにより、指が滑り難くなる。そのため、嵌合具10における第1の基材11及び第2の基材12の開口部側を開いて、嵌合具10の雄側嵌合部13を雌側嵌合部14から脱離させることが容易になる。
嵌合具10は、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dが、雄側嵌合部13及び雌側嵌合部14よりも軟質であることを特徴とする。すなわち、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dが、雄側嵌合部13及び雌側嵌合部14を形成する材料よりも軟らかい材料で形成されていることを特徴とする。これにより、嵌合具10によって閉じた袋体の開口部を開く際、特に優れたグリップ力が得られ、指が滑り難く、開口部を容易に開くことが可能となる。
従来の嵌合具では、通常、雄側嵌合部及び雌側嵌合部やリブの材質は、基材の対向面側の材質と同じものが使用されており、雄側嵌合部及び雌側嵌合部とリブは同等の硬さになっている。一方、雄側嵌合部と雌側嵌合部は、互いを嵌合するために一定の柔軟性を有しているものの、互いの嵌合によって袋体の開口部をしっかりと閉じる必要があることから、必要以上に変形しすぎることのない材質が選択される。そのため、雄側嵌合部及び雌側嵌合部と同じ材質で形成されるリブも柔軟性が特に大きいものではなく、リブが設けられていても指が滑って開口部を開くことが困難になることがあったと考えられる。
これに対し、嵌合具10では、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dが雄側嵌合部13及び雌側嵌合部14よりも軟質であることから、第1の基材11と第2の基材12の開口部側を掴んだ際に、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dにおける指で掴まれた部分が指の形状に合わせて変形しやすくなる。その結果、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dに引っ掛けた指が滑り難くなり、第1の基材11と第2の基材12の開口部側を開く力が充分に伝わりやすくなる。
第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dの曲げ弾性率は、300MPa以下が好ましく、250MPa以下がより好ましく、200MPa以下がさらに好ましい。前記曲げ弾性率が上限値以下であれば、優れたグリップ力が得られ、嵌合具10によって閉じた開口部を開く際に指が滑り難く、袋体の開口部を開くことが容易になる。
また、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dの曲げ弾性率は、30MPa以上が好ましく、50MPa以上がより好ましく、70MPa以上がさらに好ましい。前記曲げ弾性率が下限値未満であると、成形する際に困難であり好ましくない。
なお、前記曲げ弾性率は、JIS K7171により規定される値である。
第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dの断面形状は、この例では矩形状である。ただし、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dの断面形状は特に限定されず、例えば、台形状、三角形状等であってもよい。
なお、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dの断面形状とは、嵌合具10を幅方向に沿って切断したときの断面形状である。
第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dの幅及び高さは、指を滑り難くする効果を損なわない範囲であれば特に限定されない。
嵌合具10では、第1の基材11の対向面11aに4本の第1のリブ15a〜15dが設けられているが、第1の基材11の対向面11aに設けるリブの本数は4本には限定されず、3本以下であってもよく、5本以上であってもよい。同様に、第2の基材12の対向面12aに4本の第2のリブ16a〜16dが設けられているが、第2の基材12の対向面12aに設けるリブの本数は4本には限定されず、3本以下であってもよく、5本以上であってもよい。
第1の基材11の対向面11aに設けるリブの本数は、特に規定はないが、開口部を開く際に指が滑り難くなることから、1〜10本が好ましく、1〜5本がより好ましい。同様の理由から、第2の基材12の対向面12aに設けるリブの本数は、1〜10本が好ましく、1〜5本がより好ましい。
第1の基材11の対向面11aに設けるリブの本数と、第2の基材12の対向面12aに設けるリブの本数は、同じであっても異なっていてもよい。
第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dは、第1の基材11の対向面11a及び第2の基材12の対向面12aに、長手方向に沿って連続的に実線状に設けてもよく、断続的に点線状又は破線状に設けてもよい。
また、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dは、直線状に設けてもよく、波線状に設けてもよく、折れ線状に設けてもよく、それらを複合した形状に設けてもよい。また、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dは、第1の基材11及び第2の基材12の長手方向に対して傾斜して設けられてもよい。
第1の基材11の対向面11aに設けられた第1のリブ15a〜15dと、第2の基材12の対向面12aに設けられた第2のリブ16a〜16dは、幅方向の位置が互いに揃えられていてもよく、幅方向の位置がずれていてもよい。
また、本実施形態の嵌合具10のように、基材の対向面に複数本のリブを設ける場合、それら複数本のリブは互いに並行して交わらないようになっていてもよく、互いに交わっていてもよい。
嵌合具10の製造方法としては、特に限定されず、例えば、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dを形成する材料と、第1の基材11、第2の基材12、雄側嵌合部13及び雌側嵌合部14を形成する材料とを組み合わせた二色成形等が挙げられる。
[嵌合具付き袋体]
以下、本発明の嵌合具付き袋体の一例として、前述した嵌合具10を備えた嵌合具付き袋体1(以下、「袋体1」という。)について説明する。
本実施形態の袋体1は、図2に示すように、内容物を収容する密封された状態の袋本体20と、袋本体20の上部の内面に、横方向に沿って取り付けられた嵌合具10とを具備している。
袋本体20は、第1のフィルム材21と第2のフィルム材22が重ね合わされ、それらの周縁部23が全てヒートシールされることで形成されており、密封された状態になっている。また、袋本体20における嵌合具10よりも上部側には、横方向に沿って切断補助線24が設けられており、その端部にノッチ25が形成されている。
嵌合具10は、図3に示すように、嵌合具10の第1の基材11の外面11bが袋本体20の第1のフィルム材21に溶着され、嵌合具10の第2の基材12の外面12bが袋本体20の第2のフィルム材22に溶着されている。また、図2に示すように、嵌合具10は、第1の基材11の側端11c及び第2の基材12の側端12cが上部側、第1の基材11の側端11d及び第2の基材12の側端12dが下部側に向くように袋本体20に取り付けられている。すなわち、嵌合具10は、袋体1の上部側に形成される開口部側に第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dが位置するように袋本体20に取り付けられている。
袋本体20の形状は、本実施形態では矩形である。ただし、袋本体20の形状は矩形には限定されない。また、袋本体20の大きさも特に限定されず、袋本体20に収容する内容物によって適宜選定すればよい。
袋本体20を形成する第1のフィルム材21と第2のフィルム材22は、ヒートシールにより嵌合具10を溶着できるものであればよく、内面側からシーラント層と基材層を少なくとも有する積層フィルムが好ましい。
基材層としては、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリプロピレン等で形成される層が挙げられる。
シーラント層としては、直鎖状低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等で形成される層が挙げられる。
また、前記積層フィルムには、バリア層等の機能層を設けてもよい。
また、第1のフィルム材21と第2のフィルム材22は、シーラント層のみからなる単層フィルムであってもよい。
切断補助線24は、袋本体20を切断して開封するのを補助する線である。切断補助線24としては、例えば、袋本体20の第1のフィルム材21及び第2のフィルム材22における切断補助線24の部分をそれ以外の部分に比べて薄肉化した弱化線、ミシン目からなる弱化線、列状に形成された細孔からなる弱化線が挙げられる。また、切断補助線24は、前記弱化線には限定されず、ハサミやカッター等で切断する位置を示す、印刷等で形成した線であってもよい。
切断補助線24は、本実施形態では袋本体20の横方向に沿って形成されているが、この形態には限定されず、袋本体20の横方向に対して傾斜して設けられていてもよい。
ノッチ25の形状は、この例では三角形状であるが、特に限定されず、半円形状、直線状等であってもよい。
袋体1は、ノッチ25から切断補助線24に沿って袋本体20の上部を切断して除去することで、図4に示すように、上部に開口部26を形成して開封することができる。袋体1に形成した開口部26は、嵌合具10の雄側嵌合部13と雌側嵌合部14を着脱することで繰り返し開閉できる。
袋体1は、嵌合具10によって閉じた開口部26を開く際、第1のフィルム材21の開口端21a及び第2のフィルム材22の開口端22aと共に、嵌合具10の第1の基材11及び第2の基材12の開口部側を掴むことで、第1のリブ15a〜15d及び第2のリブ16a〜16dによって指が滑り難い。そのため、嵌合具10の雄側嵌合部13を雌側嵌合部14から脱離させて袋体1の開口部26を容易に開くことができる。
なお、本発明の嵌合具及び嵌合具付き袋体は、前記嵌合具10及び袋体1には限定されない。
例えば、本発明の効果を損なわない範囲であれば、雄側嵌合部13と雌側嵌合部14を嵌合したときに、第1のリブ15a〜15dと第2のリブ16a〜16dが互いに接触し、第1の基材11と第2の基材12の開口部側が開いた状態になるようにしてもよい。これにより、袋体の開口端同士が密着して該開口端が掴み難くなることが抑制される。
また、リブは、一方の基材の対向面にのみ設けられていてもよい。袋体の開口部をより容易に開くことができる点では、嵌合具10のように、両方の基材の対向面にそれぞれリブが設けられていることが好ましい。
また、嵌合具は、嵌合部が二対以上設けられていてもよい。また、嵌合具は、一対の基材の対向面のそれぞれに複数の雄側嵌合部を設け、それら雄側嵌合部の頭部同士を互いに引っ掛けて嵌合するものであってもよく、一対の基材の対向面のそれぞれに雌側嵌合部を設け、それら雌側嵌合部のアーム同士を引っ掛けて嵌合するものであってもよい。
また、嵌合具付き袋体の袋本体は特に限定されず、嵌合具付き袋体の袋本体として知られる様々な形態の袋本体を採用できる。例えば、袋体1は切断補助線24を利用して開封するまでは密封状態の袋体であったが、予め開口部が形成された袋本体を有する嵌合具付き袋体であってもよい。
1・・・嵌合具付き袋体、10・・・嵌合具、11・・・第1の基材、11a・・・対向面、12・・・第2の基材、12a・・・対向面、13・・・雄側嵌合部、14・・・雌側嵌合部、15a〜15d・・・第1のリブ、16a〜16d・・・第2のリブ、20・・・袋本体、21・・・第1のフィルム材、22・・・第2のフィルム材、23・・・周縁部、24・・・切断補助線、25・・・ノッチ、26・・・開口部。

Claims (3)

  1. 一対の帯状の基材と、
    前記一対の基材のそれぞれの対向面に長手方向に沿って設けられた、互いに着脱自在に嵌合する一対の嵌合部と、
    前記一対の基材の少なくとも一方の対向面に長手方向に沿って設けられたリブと、を有し、
    前記リブが前記嵌合部よりも軟質であることを特徴とする嵌合具。
  2. 前記リブの曲げ弾性率が300MPa以下である請求項1に記載の嵌合具。
  3. 内容物を収容する袋本体と、該袋本体の開口部の内面に設けられた請求項1又は2に記載の嵌合具とを具備する嵌合具付き袋体。
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