JP6858625B2 - チャック付き袋 - Google Patents

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Description

本発明はチャックテープが取り付けられたチャック付き袋に関する。チャック付き袋は、例えば小麦粉やふりかけ、飴玉等の粉粒体をはじめ、各種物品を収納することができる袋で、内容物の取り出し口を自在に開閉できる袋である。
ふりかけ等の食品は、しばしばチャック付き袋に充填され、販売されている。チャック付き袋からふりかけ等を取り出す際には、チャックを解除して袋の口を開き、開口状態を保ったまま、袋を傾ける必要がある。
特許文献1は、片手で内容物を速やかに取り出し得る包装袋に関する発明で、サイドシール部の中間部にくびれ部があることを特徴とする。くびれ部を握って袋を開口すると、袋の胴部に不要なシワが入らず、スムーズに内容物を取り出すことができる。
しかしながら該袋は、チャック(プラスチックチャック部)とくびれ部とが離れているため、くびれ部を握っても、その撓みがチャックまで伝わり難く、口が開き難いという問題があった。離れた位置にあるくびれ部を握ってチャックを開口させるためには、くびれ部を深く握る必要がある。そのため包装袋の幅が広くなると、くびれ部を十分に握れなくなり、袋の口があまり開かなくなる。
特許文献2に開示された袋は、コーナー部にチャックと窪み部を有することを特徴とする。該袋は窪み部に指先をかけ摘むようにして開口する為、袋の幅が多少広くても開口は容易である。しかしながら該窪み部は袋のコーナー部にある為、窪み部を摘んで(袋を開口状態にしたまま)袋を傾けることが難しい。袋が比較的小さい場合は、他の指を添えて傾けることもできるが、該作業は安定性を欠くものであった。
特開2013−141994号公報 特開2009−208816号公報
本発明は、片手で内容物をスムーズに取り出すことのできるチャック付き袋の提供を課題とする。詳しくは、チャックを解除して袋の口を開いた後、二本の指先で、袋の口を開いたまま、安定して袋を傾けることができるチャック付き袋の提供を課題とする。
本発明によると上記を解決する為の手段として、プラスチックフィルムからなり、上部にチャックテープを備え、両側にサイドシール部を有し、幅が16cm以下であるチャック付き袋において、両側の前記サイドシール部には、それぞれに切り欠き部が形成されており、該切り欠き部の上端から前記チャックテープの爪部の中心までの距離は、それぞれ0mmを超え、15mm以下であり、かつ前記切り欠き部が前記爪部に掛かっていないことを特徴とするチャック付き袋が提供される。
た袋の側辺を、前記切り欠き部を除いて、繋いだ線をサイドラインとしたとき、前記切り欠き部のうちの少なくとも一つは、サイドラインから離れるに従い、漸次、幅が狭くなることを特徴とする前記チャック付き袋が提供される。
また前記切り欠き部と前記サイドラインとの二つの交点のうち、チャックテープに近い方の交点をα、チャックテープに遠い方の交点をβとし、切り欠き部上の点のうちサイドラインから最も遠い点をγとしたとき、前記切り欠き部のうちの少なくとも一つは、線分αγ<線分βγであることを特徴とする前記チャック付き袋が提供される。
更に前記切り欠き部のうちの少なくとも一つは、そのチャックテープ側に、チャックテープと平行な2mm以上の直線部を有することを特徴とする前記チャック付き袋が提供される。
また、前記切り欠き部の形状が、略コの字もしくは略フの字であることを特徴とする前記チャック付き袋が提供される。
また前記サイドシール部が袋中心側に突出しており、該突出部を形成するシールラインが形成する角がいずれも90°を超えていることを特徴とする前記チャック付き袋が提供される。
また前記サイドシール部が袋中心側に突出しており、該突出部よりもチャックテープ側のサイドシール部の幅をW1、該突出部のサイドラインからの距離をW2としたとき、W1=W2であることを特徴とする前記チャック付き袋が提供される。
また前記サイドシール部が袋中心側に突出していないことを特徴とする前記チャック付き袋が提供される。
本発明のチャック付き袋は、切り欠き部とチャックテープとが非常に近い位置に設けられているため、切り欠き部に二本の指の指先を掛けて軽く摘むだけで、袋を開口させることができる。また切り欠き部により、指先から袋が滑り落ちにくくなっている為、袋を開口したまま持ち上げ、更には傾けることができる。尚、本発明は幅が16cm以下のチャック付き袋に適用される。幅が16cmを超えると、片手で袋を持つことが困難になる。
該切り欠き部の深さは2〜15mmであると、切り欠き部を指先で摘む際や、摘んだまま袋を傾ける際に、特に指先から袋が滑り落ちにくい。
袋の側辺を、切り欠き部を除いて繋いだ線をサイドラインとしたとき、切り欠き部のうちの少なくとも一つが、サイドラインから離れるに従い幅が狭くなる形状であると、切り欠き部を指先で摘む際に、指先が切り欠き部に固定される為、袋を摘んだり傾けたりし易い。
更に、切り欠き部と前記サイドラインとの二つの交点のうち、チャックテープに近い方の交点をα、チャックテープに遠い方の交点をβとし、切り欠き部上の点のうちサイドラインから最も遠い点をγとしたとき、線分αγ<線分βγであると、チャック部を指先で摘んだ時に、指先の力がチャックテープ側に伝わりやすく、袋が特に開きやすい。
また切り欠き部が、チャックテープ側に2mm以上、チャックテープと平行な直線部を備えていると、袋を持ち上げる際に、特に袋が滑り落ちにくい。
内容物が小麦粉やふりかけといった小さいものの場合、サイドシール部が切り欠き部の形状に沿って袋の中心側に突出していると、該突出部分周辺に内容物が詰まりやすくなる。サイドシール部が袋中心側に突出している場合、該突出部を形成するシールラインが形成する角がいずれも90°を超えていると、突出部周辺において内容物が詰まりやすいという問題が改善される。
また突出部のチャックテープ側に内容物が詰まると、チャックを確実に閉鎖することが困難になる。よってサイドシール部が袋中心側に突出したチャック付き袋の場合、該突出部よりもチャックテープ側のサイドシール部の幅をW1、該突出部のサイドラインからの距離をW2としたとき、(0.9×W2)≦W1≦(1.2×W2)であることが望ましい。(0.9×W2)≦W1≦(1.2×W2)であると、突出部のチャックテープ側に内容物が詰まりやすいという問題が大きく改善され、尚且つ袋の容量低下もほとんど発生しない。
尚、サイドシール部が袋の中心側に突出していないと、突出部周辺における内容物の詰りの問題は発生しない。
本発明の一実施形態を示す模式的平面図である。 図1の切り欠き部周辺を拡大した模式的平面図(A)とそx−x’の矢視断面図(B)である。 切り欠き部の実施形態を表す模式的平面図(A)(B)(C)である。 本発明の実施形態を表す模式的平面図 突出部を形成するサイドシール部を粗合わす模式的平面図(A)(B)である。
本発明のチャック付き袋はプラスチックフィルムとチャックテープとからなる。
プラスチックフィルムには、例えば直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリアミド(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などから成るフィルムを採用することができ、これらのフィルムを単層で、あるいは複層で用いることができる。また内容物の性状に応じ、プラスチックフィルムにアルミ蒸着やシリカ蒸着等を行ったり、プラスチックフィルムに紙や金属箔等をラミネートしたりしてもよい。
チャックテープは、長尺のテープ部上に雄型の爪部あるいは雌型の爪部が形成されたもので、テープ部の裏面でもってプラスチックフィルムに貼合される。チャックテープはプラスチックフィルムと融着可能な樹脂から成ることが望ましい。例えば、プラスチックフィルムの最内層が直鎖状低密度ポリエチレンや低密度ポリエチレンからなる場合、チャックテープもまたポリエチレン系樹脂から成ることが望ましい。また該チャックテープは押出成型により連続して製造することができる。
図1は、本発明のチャック付き袋1の一実施形態を表す模式的平面図である。本発明では、各図中、同一符号は同一または同等の構成要素を表している。また本発明のチャック付き袋は、これらの形態に限定されるものではなく、種々の形態をとることができる。
本発明のチャック付き袋1は上部にチャックテープ2を備え、袋の両側にサイドシール部3を有し、幅Wが16cm以下である。図1に示すチャック付き袋1は、更に上辺7にトップシール部6を有し、下辺8はシールされていない。内容物を該下辺8側から充填し、内容物充填後に下辺8側をヒートシールすると、内容物が充填された包装体となる。尚、本発明のチャック付き袋は、内容物を下辺8側から充填するものに限られず、例えば一枚のプラスチックフィルムが半折され、サイドシールのみが施された袋であっても良く、二枚のプラスチックフィルムが重ね合わされ、サイドシール及びボトムシールが施されたものであっても良い。また内容物充填後にトップシール部6を施すものであっても良い。
図2は、図1に示すチャック付き袋1の切り欠き部4周辺の拡大図(A)とそのx−x’断面図(B)である。本発明における切り欠き部とは、袋の両側に形成された窪んだ部分を意味しで、例えばサイドシール部の一部を打ち抜くことにより成形することができる。
本発明のチャック付き袋1の最大の特徴は、サイドシール部3に切り欠き部4を有し、該切り欠き部4とチャックテープ2の距離が非常に短いところである。切り欠き部4の上端からチャックテープ2の爪部21の中心までの距離aは0mmを超え15mm以下である。距離aが0mm以下である(即ち、切り欠き部4とチャックテープ2の爪部21中心とが接している、あるいは切り欠き部4が爪部21中心を超えている)と、切り欠き部4を打ち抜く際に、爪部21の中心部分をも打ち抜く必要が生じる。爪部21の中心は特に肉厚になっている為、打ち抜き難い。また距離aが15mmを超えると、切り欠き部4を指先で軽く摘むだけでは、袋1を大きく開口させることが難しくなる。距離aが大きくなると、切り欠き部4を撓ませても、その撓みがチャックテープ2まで伝わり難くなる。尚、該距離aは10mm以下であることが望ましく、特に5mm以下であることが望ましく、特に3mm以下であることが望ましい。距離aが小さくなるほど、小さな力で袋を大きく開口させることが可能となる。また切り欠き部2は爪部21には掛からず、長尺のテープ部22にのみ掛かることが特に望ましい。長尺のテープ部22は弾性が高いため、切り欠き部2が長尺のテープ部22に掛かっていると、切り欠き部22を非常に小さな力で摘んだだけで、テープ部22が撓み、袋が大きく開口する。
尚、本発明のチャック付き袋1は、左右のサイドシール部3それぞれに切り欠き部4が形成されているが、本発明では左右それぞれの切り欠き部4からチャックテープまでの距離aが、共に0mmを超え15mm以下である。またチャックテープ2から各切り欠き部4までの距離aは、左右で異なっていても良く、同じであっても良い。切り欠き部4の形状も左右で異なっていても良く、同じであっても良い。意匠性を重視する場合は、各切り欠き部の位置や大きさが、左右で同じであることが望ましい。また機能性を重視する場合は、一方の切り欠き部が親指に対応し、他方の切り欠き部が人差し指に対応するよう、形や位置をカスタマイズすることが望ましい。
また切り欠き部4の深さbは、左右の切り欠き部4の少なくとも一方、好ましくは双方が、2mm以上15mm以下であることが望ましい。切り欠き部4の深さが2mm未満では、切り欠き部4に指先をかけることが困難となる。また切り欠き部の深さが15mmを超えても、指先の掛りはあまり変化せず、袋の容量が低下するだけである。尚、深さbは、3mm以上12mm以下であることが更に好ましく、6mm以上10mm以下であることが特に好ましい。
尚、本発明における「切り欠き部4の深さb」とは、袋の側辺を、切り欠き部4を除いて、繋いだ線であるサイドライン5から、切り欠き部4上の各点までの距離のうち、最も長いものを指す。
図1に示す切り欠き部4は、三つの直線部からなる略コの字状をしているが、本発明の切り欠き部4は当該形状に限定されるものではない。図3は切り欠き部4の一例を表す模式的平面図(A)(B)(C)である。図3(A)は切り欠き部4が略半円で、図3(B)は切り欠き部4が一本の直線と曲線とからなる略フの字状である。図3(C)に示す切り欠き部4は二本の直線からなる略くの字状であるが、サイドライン5から最も遠い点γがチャックテープ側に寄っている。即ち、切り欠き部4とサイドライン5との二つの交点のうち、チャックテープに近い方の交点をα、チャックテープに遠い方の交点をβとし、切り欠き部上の点のうちサイドラインから最も遠い点をγとしたとき、線分αγ<線分βγである。
図3に示す切り欠き部4は、いずれもサイドライン5から離れるに従い、その幅が漸次狭くなっている。その為、切り欠き部4を指先で摘む際に、指先が、その幅とほぼ同じ幅の切り欠き部4の位置まで進み、そこで固定される。よって、袋を摘む際に指先がずれにくい。
また図1に示す切り欠き部4(略コの字状)や図3(B)に示す切り欠き部4(略フの字状)は、切り欠き部4のうちのチャックテープ側の辺が2mm以上、チャックテープ2と平行になっている。該平行な部分は、チャックテープ2の剛性により撓みにくくなっているため、袋を持ち上げたり傾けたりする際に変形しにくく、特に指先から袋が滑り落ちることを防止する効果に優れる。
図3(C)に示す切り欠き部4は、サイドライン5から最も遠い点γがチャックテープ2側によっているため、該切り欠き部4に指先を入れ袋を摘むと、指先の力がチャックテープ2に伝わりやすい。そのため、小さな力で袋を開口し易い。また図3(C)における切り欠き部は、その端縁(点α、点β)が尖らないよう丸められている。よって切り欠き部4に指先を掛ける際に、端縁が当たって痛いという問題が改善されている。
また図1に示すサイドシール部3は、袋中心側に突出していない(袋中心側のシール線が直線状である)。その為、袋の内容物を取り出す際に、サイドシール部3の突出部周辺に内容物が詰まるといった問題は発生しない。しかしながら袋中心側のシール線が直線状のサイドシール部3を設ける為には、切り欠き部4の幅以上にサイドシール部3の幅を広げる必要があり、袋の容量減少につながる。
図4に示すチャック付き袋は、二枚のフィルムが重ねられ、両側にサイドシール部が形成され、下辺8にボトムシール部9が形成されている。該チャック付き袋1は、サイドシール部3がほぼ一定の幅であり、袋の中心側に突出している。その為、図1のチャック付き袋よりもサイドシール部3の面積を狭くすることができ、袋の内容量を高めることができる。しかしながら、袋は内容物が突出部10周辺に詰まりやすいという問題があった。図4における点ε等は、直角であるため特に内容物が詰まりやすい。また図4における点δは、内容物を多く充填した際に、力が加わりやすく、破れやすい。
図5は突出部10を形成するサイドシール部3を表す模式的平面図(A)(B)である。図5(A)に示すサイドシール部3は袋中心側に突出しており、突出部10を形成する。そして該突出部10を形成するシールラインがなす角(C1〜C8)がいずれも90°を超えている。その為、内容物が突出部10の周辺に詰まり難く、さらには突出部10周辺でシール部の角部からプラスチックフィルムが裂けるといった問題も発生し難い。
図5(B)に示すチャック付き袋1もまた、前記サイドシール部3が袋中心側に突出している。該突出部10よりもチャックテープ2側のサイドシール部3の幅をW1、該突出部10におけるサイドライン5からの距離をW2としたとき、W1=W2である。その為、チャックテープ2と突出部10との間に内容物は詰まり難く、尚且つ袋の容量減少も抑えられている。尚、(0.9×W2)≦W1≦(1.1×W2)であると、チャックテープ2と突出部10との間の内容物の詰りの問題は改善される。
以下、実施例に基づき本発明をさらに詳細に説明する。尚、各チャック付き袋の性能は以下の要領で評価する。
[開口状態保持性]
両手でチャックを開口した後、一方の切り欠き部に右手の親指、他方の切り欠き部に右手人差し指を当て、袋を摘んで開口させる。軽く摘んだだけで袋が大きく開口したものは◎、袋を普通に摘むと開口したものは○、強めに摘むと開口したものは△、強く摘んでも袋があまり開口しなかったものは×とする。
[滑り難さ]
一方の切り欠き部に右手の親指、他方の切り欠き部に右手人差し指を当て、二本の指で袋を持ち上げて、傾ける。右手の二本の指だけで安定して持ち上げることができ、更に簡単に傾けることができたものは◎、二本の指で持ち上げ、傾けることが問題なくできたものは○、右手の別の指を必要としたものは△、左手を添える必要があったものは×とする。
[実施例1]
基材層/バリア層/シーラント層からなるラミネートフィルムを用いて、幅12cm、高さ15.5cmのチャック付き袋を成形する。尚チャックテープは、袋の上端から5mmのところにチャックテープの上端が位置するように貼着する。
次いでチャック付き袋の両方のサイドシール部に切り欠き部をそれぞれ一つずつ形成する。切り欠き部の形状はいずれも略半円形で、切り欠き部上端とチャックテープの爪部中心までの距離aはいずれも1mm、切り欠き部の深さbいずれもは8mmとする。
[実施例2、3]
切り欠き部の形状以外は、実施例1と同様にして、チャック付きテープを得る。尚、実施例2では切り欠き部の形状を略コの字状、実施例3では略フの字状とした。
[実施例4〜6]
チャックテープと切り欠き部の距離a、切り欠き部の深さbを、表1に記すように変更した以外は、実施例1と同様にしてチャック付きテープを得た。
[比較例1、2]
チャックテープと切り欠き部の距離aを表1に記すように変更した以外は、実施例1と同様にしてチャック付きテープを得た。
実施例1〜6、比較例1、2のチャック付き袋について、開口状態保持性、傾け易さについて評価した。結果を表1に併せて記す。
Figure 0006858625
実施例1から3のチャック付き袋は、開口状態保持性、傾け易さはいずれも良好であった。特に切り欠き部が略コの字状、略フの字状であるものは、袋を開口し易く、袋を持ち上げたり、傾けたりする作業に安定感があった。比較例1のチャック付き袋は、切り欠き部を形成する為にチャックテープの爪部を切断する必要があり、成形が困難であった。比較例2のチャック付き袋は、切り欠き部を摘んでも袋があまり開口しなかった。
1 チャック付き袋
2 チャックテープ
21 爪部
22 テープ部
3 サイドシール部
4 切り欠き部
5 サイドライン
6 トップシール部
7 上辺
8 下辺
9 ボトムシール部
10 突出部

Claims (8)

  1. プラスチックフィルムからなり、上部にチャックテープを備え、両側にサイドシール部を有し、幅が16cm以下であるチャック付き袋において、
    両側の前記サイドシール部には、それぞれに切り欠き部が形成されており、該切り欠き部の上端から前記チャックテープの爪部の中心までの距離は、それぞれ0mmを超え、15mm以下であり、かつ前記切り欠き部が前記爪部に掛かっていないことを特徴とするチャック付き袋。
  2. 袋の側辺を、前記切り欠き部を除いて、繋いだ線をサイドラインとしたとき、
    前記切り欠き部のうちの少なくとも一つは、サイドラインから離れるに従い、漸次、幅が狭くなることを特徴とする請求項1に記載のチャック付き袋。
  3. 前記切り欠き部と前記サイドラインとの二つの交点のうち、チャックテープに近い方の交点をα、チャックテープに遠い方の交点をβとし、切り欠き部上の点のうちサイドラインから最も遠い点をγとしたとき、前記切り欠き部のうちの少なくとも一つは、線分αγ<線分βγであることを特徴とする請求項1又は2に記載のチャック付き袋。
  4. 前記切り欠き部のうちの少なくとも一つは、そのチャックテープ側に、チャックテープと平行な2mm以上の直線部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のチャック付き袋。
  5. 前記切り欠き部の形状が、略コの字もしくは略フの字であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のチャック付き袋。
  6. 前記サイドシール部が袋中心側に突出しており、該突出部を形成するシールラインが形成する角がいずれも90°を超えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のチャック付き袋。
  7. 前記サイドシール部が袋中心側に突出しており、該突出部よりもチャックテープ側のサイドシール部の幅をW1、該突出部のサイドラインからの距離をW2としたとき、W1=W2であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のチャック付き袋。
  8. 前記サイドシール部が袋中心側に突出していないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のチャック付き袋。

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