JP6086593B2 - 半導電性ローラ - Google Patents

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Description

本発明は、例えばレーザープリンタ、静電式複写機、普通紙ファクシミリ装置、あるいはこれらの複合機等の、電子写真法を利用した画像形成装置において、帯電ローラや現像ローラ等として用いることができる半導電性ローラに関するものである。
画像形成装置において、感光体の表面を一様に帯電させるための帯電ローラや、帯電させた表面を露光して形成した静電潜像をトナー像に現像するための現像ローラとしては、例えば半導電性ゴム組成物を筒状に成形するとともに架橋させ、外周面をウレタン系樹脂等からなるコーティング膜によって被覆するとともに、中心の通孔に金属等からなるシャフトを挿通した半導電性ローラが用いられる(例えば特許文献1等参照)。
半導電性ゴム組成物には、ベースポリマとしてイオン導電性ゴムを用いてイオン導電性を付与するのが一般的である。イオン導電性ゴムとしては、例えばエピクロルヒドリンゴム等が知られている。
またベースポリマとしては、半導電性ローラの機械的強度、耐久性等を向上したり、あるいは半導電性ローラのゴムとしての特性、すなわち柔軟で、しかも圧縮永久歪みが小さくヘタリを生じにくい特性等を向上したりするために、ジエン系ゴムを、イオン導電性ゴムとともに併用する場合もある。
半導電性ローラの外周面をコーティング膜で被覆するのは、当該半導電性ローラを帯電ローラや現像ローラとして、感光体と直接に接触させた状態で使用した際に、当該感光体が、半導電性ゴム組成物中から外周面にブリードしてくる成分によって汚染されて形成画像に影響がでるのを防ぐためである。また、トナーの流動性や帯電性を改善するべくトナーに添加されるシリカ等の添加剤が半導電性ローラの外周面に蓄積されて、形成画像に影響がでるのを防止するためでもある。
しかしコーティング膜は、そのもとになる液状のコーティング剤をスプレー法、ディッピング法等の塗布方法によって半導電性ローラの外周面に塗布したのち乾燥させて形成され、かかる形成過程において埃等の異物の混入、厚みムラの発生等の様々な不良を生じやすいという問題がある。
しかも、かかるコーティング膜の形成は既に確立された技術であって更なる改良の余地は少ないため、これらの不良が発生する割合(不良率)を現状より大幅に低下させるのは難しく、このことが半導電性ローラの歩留まりおよび生産性を低下させ、製造コストを上昇させる一因ともなっている。
そこで、ベースポリマとしてジエン系ゴムを併用した半導電性ゴム組成物によって半導電性ローラを形成したのち、外周面に紫外線照射をしてジエン系ゴムを酸化させることで、当該外周面に、コーティング膜に代わる酸化膜を形成することが提案されている(例えば特許文献2等参照)。
かかる酸化膜は、半導電性ローラの外周面に紫外線を照射して、当該外周面を形成する半導電性ゴム組成物中に含まれるジエン系ゴムそれ自体を酸化反応させて形成されるため、その形成工程において酸化膜中に埃等の異物が混入したりするおそれはない。また酸化反応は、紫外線の照射によって半導電性ローラの外周面で一様に進行できるため、酸化膜に厚みムラが生じたりするおそれもない。
しかし現状の酸化膜は、先に説明した保護膜としての特性が、従来のコーティング膜に比べて不十分である。
特に画像形成装置の長期保管や輸送等を想定した、温度50℃、相対湿度90%の高温、高湿環境下、半導電性ローラの外周面を感光体の表面に接触させた状態で30日間静置したのち画像形成する保管試験において、形成画像に、感光体の汚染等による画像不良を生じやすいという問題がある。
そこで、ベースポリマとしてエピクロルヒドリンゴムとニトリルゴムとを所定の割合で併用するとともに、架橋成分としてチオウレア系架橋成分と硫黄系架橋成分とを併用した半導電性ゴム組成物によって半導電性ローラを形成して、当該半導電性ローラの外周面に形成される酸化膜の、保護膜としての特性を向上することが検討されている(例えば特許文献3等参照)。
特許第3449726号公報 特開2004−176056号公報 特開2011−257723号公報
特許文献3に記載の構成によれば、酸化膜の特性をある程度は向上できる。
ところが発明者が検討したところ、かかる特許文献3に記載の半導電性ローラは、保護膜としての特性に優れた酸化膜が形成されているにも拘らず、例えば特許文献3の実施例に記載のものとは異なる他の画像形成装置に組み込むと、同じ温度50℃、相対湿度90%の高温、高湿環境下、半導電性ローラの外周面を感光体の表面に接触させた状態で30日間静置したのち画像形成する保管試験において、特に湿度の影響を受けてタック(粘着)を生じやすく、タックを生じると、感光体の、半導電性ローラが接触してタックを生じた部分に対応する形成画像の領域に、当該感光体のピッチで筋状に白くなる白スジの画像不良を生じやすいことが明らかとなった。
半導電性ローラを他の画像形成装置に組み込むとタックを生じやすくなるのは、当該半導電性ローラが直接に接触する感光体表面の化学的、あるいは物理的な性状が異なったり、感光体の径や、半導電性ローラの感光体への圧接力等が異なったりするためと考えられる。
本発明の目的は、帯電ローラや現像ローラとしての良好な半導電性を有し、しかも保護膜としての特性に優れた酸化膜を備えているとともに、特に高温、高湿環境下での保管試験で形成画像にタックに伴う白スジの画像不良を生じにくい半導電性ローラを提供することにある。
本発明は、半導電性ゴム組成物の架橋物からなり、外周面に、紫外線照射によって酸化膜が形成された半導電性ローラであって、
前記半導電性ゴム組成物は、ベースポリマ、および前記ベースポリマを架橋させるための架橋成分を含み、かつ
前記ベースポリマは、エピクロルヒドリンゴムE、およびジエン系ゴムDの、質量比E/D=50/50〜80/20の混合物であるとともに、
前記架橋成分は、トリアジン系架橋剤、および硫黄系架橋成分であることを特徴とするものである。
架橋成分として、トリアジン系架橋剤と硫黄系架橋成分とを併用すると、従来の、チオウレア系架橋成分と硫黄系架橋成分とを併用した系と比較して、半導電性ローラの圧縮永久ひずみは殆ど変らないものの、後述する実施例、比較例の結果からも明らかなように、保管試験において湿度によるタックの発生を抑制して、形成画像に、当該タックに伴う白スジの画像不良が生じるのを抑制できる。
なお本発明において、エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDの質量比E/Dが先に説明した範囲に限定されるのは、この範囲よりエピクロルヒドリンゴムEの比率が小さい場合には、半導電性ローラに、帯電ローラや現像ローラとしての良好な半導電性を付与できないためである。また、範囲より酸化膜のもとになるジエン系ゴムDの比率が小さい場合には、半導電性ローラの外周面に、保護膜として十分に機能しうる酸化膜を形成できず、感光体の汚染や外周面へのトナーの蓄積等を生じやすくなるためである。
これに対し、質量比E/Dを先に説明した範囲とすることにより、半導電性ローラに良好な半導電性を付与しながら、その外周面に、保護膜として十分に機能しうる酸化膜を形成して、感光体の汚染等が生じるのを確実に防止できる。
前記トリアジン系架橋剤の配合割合は、ベースポリマの総量100質量部あたり0.5質量部以上、3.0質量部以下であるのが好ましい。
トリアジン系架橋剤の配合割合がこの範囲未満では、半導電性ローラの圧縮永久ひずみが大きくなって、先に説明した保管試験をした際に、感光体が接触していた部分がニップ変形しやすくなり、ニップ変形すると、当該ニップ変形した部分に対応する形成画像の領域に、半導電性ローラのピッチで、やはり白スジの画像不良を生じやすくなるおそれがある。
一方、配合割合が範囲を超える場合には半導電性ローラが硬くなりすぎて、感光体への追従性が低下する結果、当該半導電性ローラのピッチで、形成画像に濃淡を生じるおそれがある。
これに対し、トリアジン系架橋剤の割合を先に説明した範囲とすることにより、半導電性ローラを、適度の圧縮永久ひずみと硬さとを有するものとして、ニップ変形による画像不良や追従性の低下による濃淡等のない良好な画像を形成できる。
硫黄系架橋成分としては、硫黄、および含硫黄系架橋剤からなる群より選ばれた少なくとも1種の架橋剤と、含硫黄系促進剤とを併用するのが好ましい。
また半導電性ゴム組成物は、導電剤として、分子中にフルオロ基およびスルホニル基を有する陰イオンと、陽イオンとの塩(イオン塩)をも含んでいるのが好ましい。
かかるイオン塩を導電剤として含むことで、半導電性ローラにさらに良好な半導電性を付与できる。
さらに半導電性ゴム組成物は、架橋助剤、受酸剤、加工助剤、充填剤、老化防止剤、酸化防止剤、スコーチ防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料、難燃剤、中和剤、および気泡防止剤からなる群より選ばれた少なくとも1種の添加剤をも含んでいるのが好ましい。
これにより、各成分を配合し、混練して半導電性ゴム組成物を調製する際や、当該半導電性ゴム組成物を半導電性ローラの形状に成形する際の加工性、成形性を向上したり、成形後にベースポリマを架橋させて得られる半導電性ローラの機械的強度、耐久性等を向上したり、あるいは半導電性ローラのゴムとしての特性、すなわち柔軟で、しかも圧縮永久歪みが小さくヘタリを生じにくい特性等を向上したりできる。
前記本発明の半導電性ローラは、例えばレーザープリンタ等の、電子写真法を利用した画像形成装置において、感光体の表面に接触した状態で前記感光体を帯電させる帯電ローラとして用いるのが好ましい。
本発明によれば、帯電ローラや現像ローラとしての良好な半導電性を有し、しかも保護膜としての特性に優れた酸化膜を備えているとともに、特に高温、高湿環境下での保管試験で形成画像にタックに伴う白スジの画像不良を生じにくい半導電性ローラを提供できる。
本発明の半導電性ローラの、実施の形態の一例を示す斜視図である。 半導電性ローラのローラ抵抗値を測定する方法を説明する図である。
本発明は、半導電性ゴム組成物の架橋物からなり、外周面に、紫外線照射によって酸化膜が形成された半導電性ローラであって、
前記半導電性ゴム組成物は、ベースポリマ、および前記ベースポリマを架橋させるための架橋成分を含み、かつ
前記ベースポリマは、エピクロルヒドリンゴムE、およびジエン系ゴムDの、質量比E/D=50/50〜80/20の混合物であるとともに、
前記架橋成分は、トリアジン系架橋剤、および硫黄系架橋成分であることを特徴とするものである。
《半導電性ゴム組成物》
〈ベースポリマ〉
ベースポリマとしてのエピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDの質量比E/Dが50/50〜80/20の範囲に限定されるのは、この範囲よりエピクロルヒドリンゴムEの比率が小さい場合には、半導電性ローラに、帯電ローラや現像ローラとしての良好な半導電性を付与できないためである。
また、範囲より酸化膜のもとになるジエン系ゴムDの比率が小さい場合には、半導電性ローラの外周面に、保護膜として十分に機能しうる酸化膜を形成できず、感光体の汚染や外周面へのトナーの蓄積等を生じやすくなるためである。
これに対し、質量比E/Dをかかる範囲とすることにより、半導電性ローラに良好な半導電性を付与しながら、その外周面に、保護膜として十分に機能しうる酸化膜を形成して、感光体の汚染等が生じるのを確実に防止できる。
(エピクロルヒドリンゴム)
エピクロルヒドリンゴムとしては、繰り返し単位としてエピクロルヒドリンを含み、イオン導電性を有する種々の重合体が使用可能である。
かかるエピクロルヒドリンゴムとしては、例えばエピクロルヒドリン単独重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド二元共重合体(ECO)、エピクロルヒドリン−プロピレンオキサイド二元共重合体、エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエーテル二元共重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体(GECO)、エピクロルヒドリン−プロピレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル四元共重合体等の1種または2種以上が挙げられる。
中でも、紫外線の照射によって半導電性ローラの外周面に形成される酸化膜に、保護膜としての優れた特性を付与するためにはECO、および/またはGECOが好ましい。
両共重合体においてエチレンオキサイド含量は、いずれも30モル%以上、特に50モル%以上であるのが好ましく、80モル%以下であるのが好ましい。
エチレンオキサイドは、半導電性ローラの全体でローラ抵抗値を下げる働きをする。しかしエチレンオキサイド含量がこの範囲未満ではかかる働きが十分に得られないため、ローラ抵抗値を十分に低下できないおそれがある。
一方、エチレンオキサイド含量が範囲を超える場合には、エチレンオキサイドの結晶化が起こり分子鎖のセグメント運動が妨げられるため、逆にローラ抵抗値が上昇する傾向がある。また架橋後の半導電性ローラが硬くなりすぎたり、架橋前の半導電性ゴム組成物の、加熱溶融時の粘度が上昇したりするおそれもある。
ECOにおけるエピクロルヒドリン含量は、エチレンオキサイド含量の残量である。すなわちエピクロルヒドリン含量は20モル%以上であるのが好ましく、70モル%以下、特に50モル%以下であるのが好ましい。
またGECOにおけるアリルグリシジルエーテル含量は0.5モル%以上、特に2モル%以上であるのが好ましく、10モル%以下、特に5モル%以下であるのが好ましい。
アリルグリシジルエーテルは、それ自体が側鎖として自由体積を確保するために機能することにより、エチレンオキサイドの結晶化を抑制して、半導電性ローラのローラ抵抗値を低下させる働きをする。しかしアリルグリシジルエーテル含量がこの範囲未満では、かかる働きが得られないため、ローラ抵抗値を十分に低下できないおそれがある。
一方、アリルグリシジルエーテルは、GECOの架橋時に架橋点として機能するため、アリルグリシジルエーテル含量が範囲を超える場合には、GECOの架橋密度が高くなりすぎて分子鎖のセグメント運動が妨げられるため、却ってローラ抵抗値が上昇する傾向がある。
GECOにおけるエピクロルヒドリン含量は、エチレンオキサイド含量、およびアリルグリシジルエーテル含量の残量である。すなわちエピクロルヒドリン含量は10モル%以上、特に19.5モル%以上であるのが好ましく、69.5モル%以下、特に60モル%以下であるのが好ましい。
なおGECOとしては、先に説明した3種の単量体を共重合させた狭義の意味での共重合体のほかに、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合体(ECO)をアリルグリシジルエーテルで変性した変性物も知られており、本発明ではいずれのGECOも使用可能である。
(ジエン系ゴム)
ジエン系ゴムとしては、例えば天然ゴム、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)等の1種または2種以上が挙げられる。
特にNBRを単独で用いるか、当該NBRとCRとを併用するのが好ましい。
このうちNBRは、ジエン系ゴムとしての機能、すなわち紫外線照射によって酸化されて、半導電性ローラの外周面に、保護膜としての優れた特性を有する酸化膜を形成する機能に特に優れている。
またCRは、ジエン系ゴムとしての機能に加えて、分子中に塩素原子を多く含むことから、本発明の半導電性ローラを特に帯電ローラとして使用した際に、その帯電特性を向上させるためにも機能する。
さらにNBR、CRはともに極性ゴムであるため、半導電性ローラのローラ抵抗値を微調整するためにも機能する。
NBRとしては、アクリロニトリル含量が24%以下である低ニトリルNBR、25〜30%である中ニトリルNBR、31〜35%である中高ニトリルNBR、36〜42%である高ニトリルNBR、43%以上である極高ニトリルNBRのいずれを用いてもよい。
またCRは、クロロプレンを乳化重合させて合成されるもので、その際に用いる分子量調整剤の種類によって硫黄変性タイプと非硫黄変性タイプとに分類される。
このうち硫黄変性タイプのCRは、クロロプレンと、分子量調整剤としての硫黄とを共重合したポリマを、チウラムジスルフィド等で可塑化して所定の粘度に調整することで得られる。
また非硫黄変性タイプのCRは、例えばメルカプタン変性タイプ、キサントゲン変性タイプ等に分類される。
このうちメルカプタン変性タイプのCRは、例えばn−ドデシルメルカプタン、tert−ドデシルメルカプタン、オクチルメルカプタン等のアルキルメルカプタン類を分子量調整剤として使用すること以外は、硫黄変性タイプのCRと同様にして合成される。
またキサントゲン変性タイプのCRは、アルキルキサントゲン化合物を分子量調整剤として使用すること以外は、やはり硫黄変性タイプのCRと同様にして合成される。
またCRは、その結晶化速度に基づいて、当該結晶化速度が遅いタイプ、中庸であるタイプ、および速いタイプに分類される。
本発明においてはいずれのタイプのCRを用いてもよいが、中でも非硫黄変性タイプで、かつ結晶化速度が遅いタイプのCRが好ましい。
またCRとしては、クロロプレンと他の共重合成分との共重合体を用いてもよい。かかる他の共重合成分としては、例えば2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、1−クロロ−1,3−ブタジエン、スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、イソプレン、ブタジエン、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、およびメタクリル酸エステル等の1種または2種以上が挙げられる。
ジエン系ゴムとしてCRとNBRの2種を併用する場合、それぞれの機能をいずれも良好に発揮させることを考慮すると、両者を、質量比CR/NBR=15/85〜50/50の範囲で併用するのが好ましい。
〈架橋成分〉
先に説明したように架橋成分としては、トリアジン系架橋剤、および硫黄系架橋成分の2種を併用する。
(トリアジン系架橋剤)
トリアジン系架橋剤としては、分子中にトリアジン構造を有し、なおかつエピクロルヒドリンゴムの架橋剤として機能しうる種々のトリアジン化合物が使用可能である。
トリアジン系架橋剤としては、例えば2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジン〔川口化学工業(株)製のアクター(登録商標)TSH〕、2−アニリノ−4,6−ジメルカプト−s−トリアジン〔三協化成(株)製のジスネット(登録商標)AF〕、2−ジブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−s−トリアジン〔三協化成(株)製のジスネットBD〕等の1種または2種以上が挙げられる。
トリアジン系架橋剤の配合割合は、ベースポリマの総量100質量部あたり0.5質量部以上、3.0質量部以下であるのが好ましい。
トリアジン系架橋剤の配合割合がこの範囲未満では、半導電性ローラの圧縮永久ひずみが大きくなって、先に説明した保管試験をした際に、感光体が接触していた部分がニップ変形しやすくなり、ニップ変形すると、当該ニップ変形した部分に対応する形成画像の領域に、半導電性ローラのピッチで、白スジの画像不良を生じやすくなるおそれがある。
一方、配合割合が範囲を超える場合には半導電性ローラが硬くなりすぎて、感光体への追従性が低下する結果、当該半導電性ローラのピッチで、形成画像に濃淡を生じるおそれがある。
これに対し、トリアジン系架橋剤の割合を先に説明した範囲とすることにより、半導電性ローラを、適度の圧縮永久ひずみと硬さとを有するものとして、ニップ変形による画像不良や追従性の低下による濃淡等のない良好な画像を形成できる。
(硫黄系架橋成分)
硫黄系架橋成分としては、硫黄、および含硫黄系架橋剤からなる群より選ばれた少なくとも1種の架橋剤と、含硫黄系促進剤とを併用するのが好ましい。
このうち含硫黄系架橋剤としては、分子中に硫黄を含み、ジエン系ゴムの架橋剤として機能しうる種々の有機化合物が使用可能である。かかる含硫黄系架橋剤としては、例えば4,4′−ジチオジモルホリン(R)等が挙げられる。
ただし架橋剤としては硫黄が好ましい。
硫黄の配合割合は、ジエン系ゴムを良好に架橋させて、ローラ本体にゴムとしての良好な特性、すなわち柔軟で、しかも圧縮永久歪みが小さくヘタリを生じにくい特性等を付与することを考慮すると、ベースポリマの総量100質量部あたり1質量部以上であるのが好ましく、2質量部以下であるのが好ましい。
また架橋剤として含硫黄系架橋剤を使用する場合、配合割合は、分子中に含まれる硫黄の、ベースポリマの総量100質量部あたりの割合が、かかる範囲内となるように調整するのが好ましい。
含硫黄系促進剤としては、例えばチアゾール系促進剤、チウラム系促進剤、スルフェンアミド系促進剤、ジチオカルバミン酸塩系促進剤等の1種または2種以上が挙げられる。このうちチアゾール系促進剤とチウラム系促進剤とを併用するのが好ましい。
チアゾール系促進剤としては、例えば2−メルカプトベンゾチアゾール(M)、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド(DM)、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩(MZ)、2-メルカプトベンゾチアゾールのシクロヘキシルアミン塩(HM、M60−OT)、2−(N,N−ジエチルチオカルバモイルチオ)ベンゾチアゾール(64)、2−(4′−モルホリノジチオ)ベンゾチアゾール(DS、MDB)等の1種または2種以上が挙げられる。特にジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド(DM)が好ましい。
またチウラム系促進剤としては、例えばテトラメチルチウラムモノスルフィド(TS)、テトラメチルチウラムジスルフィド(TT、TMT)、テトラエチルチウラムジスルフィド(TET)、テトラブチルチウラムジスルフィド(TBT)、テトラキス(2-エチルヘキシル)チウラムジスルフィド(TOT−N)、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド(TRA)等の1種または2種以上が挙げられる。特にテトラメチルチウラムモノスルフィド(TS)が好ましい。
かかる2種の含硫黄系促進剤の併用系において、チアゾール系促進剤の配合割合は、ジエン系ゴムの架橋を促進する効果を十分に発揮させることを考慮すると、ベースポリマの総量100質量部あたり1質量部以上、2質量部以下であるのが好ましい。またチウラム系促進剤の配合割合は、ベースポリマの総量100質量部あたり0.3質量部以上、0.9質量部以下であるのが好ましい。
〈イオン塩〉
イオン塩を構成する、分子中にフルオロ基およびスルホニル基を有する陰イオンとしては、例えばフルオロアルキルスルホン酸イオン、ビス(フルオロアルキルスルホニル)イミドイオン、トリス(フルオロアルキルスルホニル)メチドイオン等の1種または2種以上が挙げられる。
このうちフルオロアルキルスルホン酸イオンとしては、例えばCFSO 、CSO 等の1種または2種以上が挙げられる。
またビス(フルオロアルキルスルホニル)イミドイオンとしては、例えば(CFSO)、(CSO)、(CSO)(CFSO)N、(FSO)(CFSO)N、(C17SO)(CFSO)N、(CFCHOSO)、(CFCFCHOSO)、(HCFCFCHOSO)、[(CF)CHOSO]等の1種または2種以上が挙げられる。
さらにトリス(フルオロアルキルスルホニル)メチドイオンとしては、例えば(CFSO)、(CFCHOSO)等の1種または2種以上が挙げられる。
また陽イオンとしては、例えばナトリウム、リチウム、カリウム等のアルカリ金属のイオン、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム等の第2族元素のイオン、遷移元素のイオン、両性元素の陽イオン、第4級アンモニウムイオン、イミダゾリウム陽イオン等の1種または2種以上が挙げられる。
イオン塩としては、特に陽イオンとしてリチウムイオンを用いたリチウム塩、および陽イオンとしてカリウムイオンを用いたカリウム塩が好ましい。
中でも、半導電性ゴム組成物のイオン導電性を向上して半導電性ローラのローラ抵抗値を低下させる効果の点で、(CFSO)NLi〔リチウム・ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド〕、および/または(CFSO)NK〔カリウム・ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド〕が好ましい。
イオン塩の配合割合は、ベースポリマの総量100質量部あたり0.5質量部以上、特に0.8質量部以上であるのが好ましく、5質量部以下、特に4質量部以下であるのが好ましい。
イオン塩の配合割合がこの範囲未満では、半導電性ローラのイオン導電性を向上して、ローラ抵抗値を低下させる効果が十分に得られないおそれがある。
一方、範囲を超えてもそれ以上の効果が得られないだけでなく、過剰のイオン塩が半導電性ローラの外周面にブルームして、紫外線の照射による酸化膜の形成を妨げたり、感光体を汚染したりするおそれがある。
〈その他の成分〉
半導電性ゴム組成物には、さらに架橋助剤、受酸剤、加工助剤、充填剤、老化防止剤、酸化防止剤、スコーチ防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料、難燃剤、中和剤、および気泡防止剤からなる群より選ばれた少なくとも1種の添加剤を含有させることもできる。
これにより、先に説明した各成分を配合し、混練して半導電性ゴム組成物を調製する際や、半導電性ゴム組成物をローラ本体の形状に成形する際の加工性、成形性を向上したり、成形後にベースポリマを架橋させて得られるローラ本体の機械的強度、耐久性等を向上したり、あるいはローラ本体のゴムとしての特性、すなわち柔軟で、しかも圧縮永久歪みが小さくヘタリを生じにくい特性等を向上したりできる。
架橋助剤としては、例えば酸化亜鉛等の金属酸化物や、ステアリン酸、オレイン酸、綿実脂肪酸等の脂肪酸などの1種または2種以上が挙げられる。
架橋助剤の配合割合は、ベースポリマの総量100質量部あたり3質量部以上、10質量部以下であるのが好ましい。
受酸剤は、半導電性ゴム組成物の架橋時にエピクロルヒドリンゴムEから発生する塩素系ガスの残留、および当該塩素系ガスによる感光体ドラムの汚染を防止する働きをする。受酸剤としては、ゴムに対する分散性に優れていることからハイドロタルサイト類が好ましい。
受酸剤の配合割合は、ベースポリマの総量100質量部あたり1質量部以上、10質量部以下であるのが好ましい。
加工助剤としては、例えばオイル、可塑剤等が挙げられる。
充填剤としては酸化亜鉛、シリカ、カーボンブラック、クレー、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ等が挙げられる。このうちカーボンブラックとしては、同一のローラ本体中での電気抵抗値のばらつきを生じないために絶縁性の、もしくは弱導電性のカーボンブラックが挙げられる。
スコーチ防止剤としてはN−シクロヘキシルチオフタルイミド、無水フタル酸、N−ニトロソジフェニルアミン、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン等が挙げられる。
その他の成分としては、従来公知の任意の化合物が使用可能である。
以上の各成分を含む半導電性ゴム組成物は、従来同様に調製できる。すなわち、エピクロルヒドリンゴムとジエン系ゴムとを所定の割合で配合して素練りし、次いで架橋成分以外の添加剤を加えて混練した後、最後に架橋成分を加えて混練することで半導電性ゴム組成物を調製できる。
混練には、例えばニーダ、バンバリミキサ、押出機等を用いることができる。
《半導電性ローラ》
図1は、本発明の半導電性ローラの、実施の形態の一例を示す斜視図である。
図1を参照して、この例の半導電性ローラ1は、先に説明した各成分を含む半導電性ゴム組成物によって円筒状に形成され、中心の通孔2にシャフト3が挿通されて固定されるとともに、外周面4に、紫外線照射によって酸化膜5が形成されたものである。
シャフト3は、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等の金属によって一体に形成される。半導電性ローラ1とシャフト3とは、例えば導電性を有する接着剤等により電気的に接合されると共に機械的に固定されて一体に回転される。
かかる半導電性ローラ1は、例えばレーザープリンタ等の、電子写真法を利用した画像形成装置に組み込んで、感光体の表面を一様に帯電させるための帯電ローラとして好適に使用できる。
半導電性ローラ1の径方向の厚みは、帯電ローラとして使用する場合、当該帯電ローラの小型化、軽量化を図りながら適度なニップ厚を確保するために0.5mm以上、特に1mm以上であるのが好ましく、15mm以下、中でも10mm以下、特に7mm以下であるのが好ましい。
半導電性ローラ1は、先に説明した各成分を含む半導電性ゴム組成物を用いて、従来同様に形成される。すなわち半導電性ゴム組成物を、押出成形機を用いて混練しながら加熱して溶融させた状態で、半導電性ローラ1の断面形状、すなわち円環状に対応するダイを通して長尺の円筒状に押出成形し、冷却して固化させたのち、通孔2に架橋用の仮のシャフトを挿通して、例えば加硫缶内で加熱して架橋させる。
次いで外周面に導電性の接着剤を塗布したシャフト3に装着しなおして、接着剤が熱硬化性接着剤である場合は加熱により硬化させて半導電性ローラ1とシャフト3とを電気的に接合する共に機械的に固定する。
そして、必要に応じて半導電性ローラ1の外周面4を所定の表面粗さになるように研磨したのち紫外線を照射することで、当該外周面4を構成する半導電性ゴム組成物の架橋物中のジエン系ゴムを酸化させて酸化膜5を生成させる。これにより図1に示す半導電性ローラ1が製造される。
かかる半導電性ローラ1は、先に説明した各成分を含有する半導電性ゴム組成物の架橋物からなるため、帯電ローラや現像ローラとしての良好な半導電性を有する上、先に説明した保管試験を実施した際に、タックと、それに伴う白スジの画像不良とが生じるのを確実に防止できる。
また半導電性ローラ1は、その外周面4を酸化させて形成された、保護膜としての特性に優れた酸化膜5を備えるため、感光体の汚染や外周面へのトナーの蓄積等よる画像不良が生じるのも確実に防止できる。
半導電性ローラ1は、外周面4側の外層と、シャフト3側の内層の2層構造に形成してもよい。その場合、少なくとも外層を、本発明の構成とすればよい。
また半導電性ローラ1は多孔質構造としてもよいが、先に説明した先に説明した保管試験をした際にニップ変形するのを確実に防止することを考慮すると、非多孔質構造であるのが好ましい。
本発明の半導電性ローラ1は、温度23℃、相対湿度55%の常温常湿環境下で測定される、印加電圧200Vにおけるローラ抵抗値が10Ω以上、10Ω未満であるのが好ましい。ローラ抵抗値は、外周面4に酸化膜5を形成した状態での測定値である。
《ローラ抵抗値の測定方法》
図2は、半導電性ローラ1のローラ抵抗値を測定する方法を説明する図である。
図1、図2を参照して、本発明ではローラ抵抗値を、下記の方法で測定した値でもって表すこととする。
すなわち一定の回転速度で回転させることができるアルミニウムドラム6を用意し、かかるアルミニウムドラム6の外周面7に、その上方から、ローラ抵抗値を測定する半導電性ローラ1の、酸化膜5を形成した外周面4を接触させる。
また半導電性ローラ1のシャフト3と、アルミニウムドラム6との間に直流電源8、および抵抗9を直列に接続して計測回路10を構成する。直流電源8は、(−)側をシャフト3、(+)側を抵抗9と接続する。抵抗9の抵抗値rは100Ωとする。
次いでシャフト3の両端部にそれぞれ450gの荷重Fをかけて半導電性ローラ1をアルミニウムドラム6に圧接させた状態で、アルミニウムドラム6を回転(回転数:40rpm)させながら、両者間に、直流電源8から直流200Vの印加電圧Eを印加した際に、抵抗9にかかる検出電圧Vを計測する。
検出電圧Vと印加電圧E(=200V)とから、半導電性ローラ1のローラ抵抗値Rは、基本的に式(1′):
R=r×E/(V−r) (1′)
によって求められる。ただし式(1′)中の分母中の−rの項は微小とみなすことができるため、本発明では式(1):
R=r×E/V (1)
によって求めた値でもって半導電性ローラ1のローラ抵抗値とすることとする。測定の条件は、先に説明したように温度23℃、相対湿度55%である。
また半導電性ローラ1は、その用途等に応じて任意の硬さ、圧縮永久ひずみを有するように調整できる。かかる硬さ、圧縮永久ひずみ、並びにローラ抵抗値等を調整するためには、例えばエピクロルヒドリンゴムとジエン系ゴムの質量比E/Dを先に説明した範囲内で調整したり、架橋成分としてのトリアジン系架橋剤、および硫黄系架橋成分の種類と量を調整したりすればよい。
本発明の半導電性ローラは、帯電ローラのほか、例えば現像ローラ、転写ローラ、クリーニングローラ等としてレーザープリンタ、静電式複写機、普通紙ファクシミリ装置、あるいはこれらの複合機等の、電子写真法を利用した画像形成装置に用いることができる。
以下の実施例、比較例における半導電性ローラの作製および試験を、特記した以外は温度23℃、相対湿度55%の常温、常湿環境下で実施した。
〈実施例1〉
エピクロルヒドリンゴムとしてのECO〔ダイソー(株)製のエピクロマー(登録商標)D、エチレンオキサイド含量:61モル%〕60質量部、ジエン系ゴムとしてのNBR〔JSR(株)製のJSR N250 SL、低ニトリルNBR、アクリロニトリル含量:20%〕40質量部をベースポリマとして、9Lニーダを用いて素練りしながら、イオン塩としてのカリウム・ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド〔K−TFSI、三菱マテリアル電子化成(株)製のEF−N112〕1質量部と、下記表1に示す各成分とを加えてさらに混練して半導電性ゴム組成物を調製した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=60/40であった。
Figure 0006086593
表1中の各成分は下記のとおり。
トリアジン系架橋剤:2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジン〔川口化学工業(株)製のアクター(登録商標)TSH〕
粉末硫黄:架橋剤〔鶴見化学工業(株)製〕
促進剤DM:ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド〔チアゾール系促進剤、大内新興化学工業(株)製のノクセラー(登録商標)DM〕
促進剤TS:テトラメチルチウラムモノスルフィド〔チウラム系促進剤、大内新興化学工業(株)製のノクセラーTS〕
酸化亜鉛2種:架橋助剤〔三井金属鉱業(株)製〕
受酸剤:ハイドロタルサイト類〔協和化学工業(株)製のDHT−4A(登録商標)−2〕
表中の質量部は、先のベースポリマ100質量部あたりの質量部である。
かかる半導電性ゴム組成物をφ60の押出成形機に供給して外径φ11.0mm、内径φ5.0mmの円筒状に押出成形した後、外径φ3mmの架橋用の仮のシャフトを挿通して加硫缶内で160℃×30分間加熱して架橋させた。
次いで、外周面に導電性の熱硬化性接着剤(ポリアミド系)を塗布した外径φ6mmのシャフトに装着し直してオーブン中で150℃×60分間加熱して接着したのち両端をカットし、広幅研磨機を用いて外径がφ9.0mmになるまで外周面を研磨した。
研磨後の外周面をアルコール拭きしたのち、UV光源から外周面までの距離を50mmとしてUV処理装置にセットし、30rpmで回転させながら紫外線を15分間照射することで酸化膜を形成して半導電性ローラを製造した。
〈実施例2〜4〉
トリアジン系架橋剤の配合量を、ベースポリマ100質量部あたり0.5質量部(実施例2)、1.5質量部(実施例3)、3.0質量部(実施例4)としたこと以外は実施例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
いずれもエピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=60/40であった。
〈実施例5〉
エピクロルヒドリンゴムとして、ECO〔前出のダイソー(株)製のエピクロマーD〕15質量部と、GECO〔ダイソー(株)製のエピオン(登録商標)−301、エチレンオキサイド含量:70モル%、アリルグリシジルエーテル含量:4モル%〕45質量部とを併用し、ジエン系ゴムとして、NBR〔前出のJSR(株)製のJSR N250 SL〕40質量部と、CR〔昭和電工(株)製のショウプレン(登録商標)WRT〕10質量部とを併用するとともに、イオン塩としてのカリウム・ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド〔前出のK−TFSI、三菱マテリアル電子化成(株)製のEF−N112〕の配合量を、ベースポリマ100質量部あたり3.4質量部としたこと以外は実施例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=60/40であった。
〈実施例6〉
エピクロルヒドリンゴムとして、ECOに代えてGECO〔前出のダイソー(株)製のエピオン(登録商標)−301〕60質量部を用い、ジエン系ゴムとして、NBR〔前出のJSR(株)製のJSR N250 SL〕40質量部と、CR〔昭和電工(株)製のショウプレン(登録商標)WRT〕10質量部とを併用するとともに、イオン塩としてのカリウム・ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド〔前出のK−TFSI、三菱マテリアル電子化成(株)製のEF−N112〕の配合量を、ベースポリマ100質量部あたり3.4質量部としたこと以外は実施例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=60/40であった。
〈実施例7〉
イオン塩を配合しなかったこと以外は実施例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=60/40であった。
〈実施例8〉
イオン塩として、ベースポリマ100質量部あたり1.0質量部の、リチウム・ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド〔Li−TFSI、三菱マテリアル電子化成(株)製のEF−N115〕を配合したこと以外は実施例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=60/40であった。
〈実施例9〉
エピクロルヒドリンゴムとしてのECO〔前出のダイソー(株)製のエピクロマーD〕の配合量を50質量部、ジエン系ゴムとしてのNBR〔前出のJSR(株)製のJSR N250 SL〕の配合量を50質量部としたこと以外は実施例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=50/50であった。
〈実施例10〉
エピクロルヒドリンゴムとしてのECO〔前出のダイソー(株)製のエピクロマーD〕の配合量を80質量部、ジエン系ゴムとしてのNBR〔前出のJSR(株)製のJSR N250 SL〕の配合量を20質量部としたこと以外は実施例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=80/20であった。
〈比較例1〉
トリアジン系架橋剤を配合せず、チオウレア系架橋剤としてのエチレンチオウレア〔川口化学工業(株)製のアクセル(登録商標)22−S〕0.6質量部と、グアニジン系促進剤としての1,3−ジ−o−トリルグアニジン〔促進剤DT、大内新興化学工業(株)製のノクセラーDT〕0.54質量部とを配合したこと以外は実施例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=60/40であった。
このものは、特許文献3の半導電性ローラを再現したものに相当する。
〈比較例2〉
半導電性ローラの外周面を紫外線照射せず、当該外周面に酸化膜を形成しなかったこと以外は比較例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=60/40であった。
〈比較例3〉
トリアジン系架橋剤を配合しなかったこと以外は実施例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=60/40であった。
〈比較例4〉
エピクロルヒドリンゴムとしてのECO〔前出のダイソー(株)製のエピクロマーD〕の配合量を45質量部、ジエン系ゴムとしてのNBR〔前出のJSR(株)製のJSR N250 SL〕の配合量を55質量部としたこと以外は実施例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=45/55であった。
〈比較例5〉
エピクロルヒドリンゴムとしてのECO〔前出のダイソー(株)製のエピクロマーD〕の配合量を85質量部、ジエン系ゴムとしてのNBR〔前出のJSR(株)製のJSR N250 SL〕の配合量を15質量部としたこと以外は実施例1と同様にして半導電性ゴム組成物を調製し、半導電性ローラを製造した。
エピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDとの質量比E/D=85/15であった。
〈ローラ抵抗値の測定〉
実施例、比較例で製造した半導電性ローラのローラ抵抗値を、温度23℃、相対湿度55%の常温常湿環境下で、先に説明した測定方法によって測定した。なお表2〜表4では、ローラ抵抗値をlogR値で表している。
〈硬さ測定〉
実施例、比較例で製造した半導電性ローラのタイプA硬さを、日本工業規格JIS K6253−3:2006「加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第3部:デュロメータ硬さ」所載の測定方法に則って測定した。
〈実機試験〉
感光体と、当該感光体の表面に常時接触させて配設された帯電ローラとを備え、レーザープリンタ本体に着脱自在とされたフォトコンダクタユニット〔レックスマーク インターナショナル社製〕の、純正の帯電ローラに代えて、実施例、比較例で製造した半導電性ローラを帯電ローラとして組み込んだ。
そして組み立てたフォトコンダクタユニットを、直後にカラーレーザープリンタ〔レックスマーク インターナショナル社製のカラーレーザープリンタC736n〕に装填し、直ちにハーフトーン画像、ベタ画像を印刷して、初期画像として評価した。
評価は、何らかの画像不良が見られたものを「×」、見られなかったものを「○」とした。
また装填して2000枚/日の通紙を5日間実施した後にハーフトーン画像、ベタ画像を各5枚ずつ連続印刷して、通紙後画像として評価した。
評価は、連続印刷の間に何らかの画像不良が見られたものを「×」、見られなかったものを「○」とした。
また別に用意した、組み立てた直後のフォトコンダクタユニットを、温度50℃、相対湿度90%の高温、高湿環境下で30日間静置したのち同じカラーレーザープリンタに装填してハーフトーン画像、ベタ画像を各5枚ずつ枚連続印刷する保管試験を実施した。
評価は、連続印刷中に1枚でも白スジの画像不良が見られたものを「×」、連続印刷の全枚数を通して白スジの画像不良が全く見られなかったものを「○」とした。
以上の結果を表2ないし表4に示す。
Figure 0006086593
Figure 0006086593
Figure 0006086593
表2〜表4の各実施例、比較例のうち比較例1の結果より、架橋成分として、従来のチオウレア系架橋成分と硫黄系架橋成分とを併用した場合には、保護膜としての特性に優れた酸化膜が形成されているにも拘らず、保管試験においてタックに伴う白スジの画像不良が発生することが判った。
また比較例2の結果より、かかる従来の系において外周面に紫外線を照射せず、酸化膜を形成しなかった場合には、保管試験においてタックに伴う白スジの不良が発生するとともに、通紙後の画像に、100枚の連続印刷時点で、感光体の汚染に伴う濃淡ムラの画像不良が発生することが判った。
さらに比較例3の結果より、架橋成分として硫黄系架橋成分のみを使用した場合には、やはり保護膜としての特性に優れた酸化膜が形成されているにも拘らず、保管試験においてタックに伴う白スジの画像不良が発生することが判った。
これに対し実施例1〜10の結果より、架橋成分として、トリアジン系架橋剤と硫黄系架橋成分とを併用することで、保管試験においてタックに伴う白スジの画像不良が発生するのを防止できることが判った。
ただし比較例4の結果より、かかる併用系であっても、ベースポリマとしてのエピクロルヒドリンゴムEとジエン系ゴムDの質量比E/D=50/50よりエピクロルヒドリンゴムが少ない場合には、半導電性ローラのローラ抵抗値が高くなるとともに、通紙後の500枚の連続印刷時点で画像の濃度が上昇して画像不良となることが判った。
また比較例5の結果より、かかる併用系であっても、質量比E/D=80/20より酸化膜のもとになるジエン系ゴムが少ない場合には、保護膜としての特性に優れた酸化膜が形成されないため、通紙後の画像に、100枚の連続印刷時点で、感光体の汚染に伴う濃淡ムラの画像不良が発生することが判った。
これに対し、特に実施例9、10の結果より、質量比E/Dを50/50〜80/20の範囲とすることにより、半導電性ローラに良好な半導電性を付与しながら、その外周面に、保護膜として十分に機能しうる酸化膜を形成して、感光体の汚染等が生じるのを確実に防止できることが判った。
また実施例1〜4の結果より、トリアジン系架橋剤の配合割合は、ベースポリマの総量100質量部あたり0.5質量部以上、3.0質量部以下であるのが好ましいことが判った。
また実施例1、5、6の結果より、ベースポリマのうちエピクロルヒドリンゴムとしては、ECOだけでなく、GECOを使用したり、ECOとGECOとを併用したりできること、ジエン系ゴムとしては、NBRの他に、NBRとCRとを併用できることが判った。
さらに実施例1、7、8の結果より、半導電性ゴム組成物にはイオン塩を配合するのが好ましいこと、イオン塩としては、カリウム塩、リチウム塩が好ましいことが判った。
1 半導電性ローラ
2 通孔
3 シャフト
4 外周面
5 酸化膜
6 アルミニウムドラム
7 外周面
8 直流電源
9 抵抗
10 計測回路
F 荷重
V 検出電圧

Claims (6)

  1. 半導電性ゴム組成物の架橋物からなり、外周面に、紫外線照射によって酸化膜が形成された半導電性ローラであって、
    前記半導電性ゴム組成物は、ベースポリマ、および前記ベースポリマを架橋させるための架橋成分を含み、かつ
    前記ベースポリマは、エピクロルヒドリンゴムE、およびジエン系ゴムDの、質量比E/D=50/50〜80/20の混合物であるとともに、
    前記架橋成分は、トリアジン系架橋剤、および硫黄系架橋成分であることを特徴とする半導電性ローラ。
  2. 前記トリアジン系架橋剤の配合割合は、ベースポリマの総量100質量部あたり0.5質量部以上、3.0質量部以下である請求項1に記載の半導電性ローラ。
  3. 前記硫黄系架橋成分は、硫黄、および含硫黄系架橋剤からなる群より選ばれた少なくとも1種の架橋剤と、含硫黄系促進剤である請求項1または2に記載の半導電性ローラ。
  4. 前記半導電性ゴム組成物は、導電剤としての、分子中にフルオロ基およびスルホニル基を有する陰イオンと、陽イオンとの塩をも含んでいる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導電性ローラ。
  5. 前記半導電性ゴム組成物は、架橋助剤、受酸剤、加工助剤、充填剤、老化防止剤、酸化防止剤、スコーチ防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料、難燃剤、中和剤、および気泡防止剤からなる群より選ばれた少なくとも1種の添加剤をも含んでいる請求項1ないし4のいずれか1項に記載の半導電性ローラ。
  6. 電子写真法を利用した画像形成装置において、感光体の表面に接触した状態で前記感光体を帯電させる帯電ローラとして用いられる請求項1ないし5のいずれか1項に記載の半導電性ローラ。
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