JP6082540B2 - 凍結調味液の製造方法、冷やし麺の製造方法 - Google Patents

凍結調味液の製造方法、冷やし麺の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6082540B2
JP6082540B2 JP2012172107A JP2012172107A JP6082540B2 JP 6082540 B2 JP6082540 B2 JP 6082540B2 JP 2012172107 A JP2012172107 A JP 2012172107A JP 2012172107 A JP2012172107 A JP 2012172107A JP 6082540 B2 JP6082540 B2 JP 6082540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frozen
seasoning liquid
producing
ice making
noodles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012172107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014031935A (ja
Inventor
浩基 島田
浩基 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tablemark Co Ltd
Original Assignee
Tablemark Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tablemark Co Ltd filed Critical Tablemark Co Ltd
Priority to JP2012172107A priority Critical patent/JP6082540B2/ja
Publication of JP2014031935A publication Critical patent/JP2014031935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6082540B2 publication Critical patent/JP6082540B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Noodles (AREA)
  • Seasonings (AREA)

Description

本発明は凍結調味液の製造方法及びかかる方法を用いて得られる冷やし麺に関する。
麺類などに添加して麺とともに食する調味液は、食塩、水産物、畜産物又は野菜などから抽出された出汁、化学調味料、香辛料などによって作られている。これらの調味液は、濃縮状態や粉末状態で流通し、食する前に適当な濃度に希釈、または溶解されるのが通常である。
調味液は、温めた状態で麺にかけたり、麺をつけたりして食されている。
また、特に夏場において、冷やしうどんや冷やし中華、冷製パスタ、冷たいスープ等、調味液は冷やした状態で食される場合がある。
ところで近年では、食文化の多様化に伴い、従来では見られなかった喫食形態も増えてきている。喫食形態の多様化、さらには食品の流通性や保存性を考慮すると、調味液を凍結させた凍結調味料とすることが好ましい。特に夏場において、冷やしうどんや冷製パスタ等の冷やし麺の消費量が増加するため、これらに用いられるつゆやソースを凍結させた、凍結調味液のニーズがある。
つゆ等の調味液は、アミノ酸などのうまみ成分を主成分とするいわゆる出汁に、食塩や糖、さらには具材等が複雑に配合されているために、各成分の物性などに起因して均一に凍らせることが非常に困難であった。特に高濃度に塩分が含まれている場合、凍結濃縮をおこし、均一に凍結させることができないといった問題や、製氷装置を腐食させるといった問題があった。
高濃度の塩分を含む水を製氷する手段として、特許文献1〜3には海水を凍らせる方法が開示されている。
特開2011−85388号公報 特開2006−266641号公報 特開2008−281294号公報
しかしながら、上記の方法は、主に海水魚の鮮度維持のために、冷却効率のよい凍結海水をつくることを目的としており、高濃度に塩分を含むつゆ等の調味液を均一に凍らせる試みはされていなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、高濃度に塩分を含むつゆ等の調味液を均一に凍らせることができ、保存性や調理性に優れた凍結調味液の製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、かかる課題を解決するため鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、塩分濃度が2.0質量%以上の調味液を、表面温度が−60℃〜−10℃である製氷面に吹き付け、急速に冷凍し、生成物を割氷及び/又は製氷面から剥落させる凍結調味液の製造方法であって、前記凍結調味液が、フレーク状であることを特徴とする、凍結調味液の製造方法である。
本発明において、調味液の固形分濃度は、Brix換算で10〜30%であることが好ましい。
本発明において、凍結調味液は、フレーク状であることが好ましい。
本発明は、調味液のなかでもつゆを凍結することに適している。
また、本発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法により凍結調味液を製造し、前記凍結調味液を温かい麺と混ぜ、前記凍結調味液の解凍と麺の冷却とを同時に行う、冷やし麺の製造方法である。
本発明の凍結調味液の製造方法によれば、高濃度に塩分を含むつゆ等の調味液を均一に凍らせることができ、保存性や調理性に優れた凍結調味液の製造方法を提供することができる。
本発明の凍結調味液の製造方法において好ましい製氷装置の概略図である。
以下に本発明について具体例をあげて詳細に説明する。
本発明における調味液は、カツオ節を代表とする各種節類、昆布、煮干しなどに含まれるうま味を主体とする水溶性成分を浸出させた出汁汁に醤油、塩、砂糖、みりん、調味料等を含み調味された食用の液状物であれば特に限定されないが、塩分を0.3質量%以上の割合で含有する。本発明における調味液は、塩分を0.3質量%以上の割合で含有し、1.0質量%以上の割合で含有することが好ましく、2.0質量%以上の割合で含有することが特に好ましい。
本発明の凍結調味液の製造方法において、調味液の固形分濃度はBrix換算で好ましくは60%以下、より好ましくは40%以下、最も好ましくは10〜30%である。
調味液としては、麺つゆ、パスタソース、冷やし中華用タレなどが挙げられる。これらは通常の麺つゆ、パスタソース、タレの製造法に従い調製されたそれらが挙げられる。
麺つゆとしては、うどん、そば、そう麺、冷麦などの麺類と一緒に食するつゆであり、
カツオ節を代表とする各種節類、昆布、煮干しなどに含まれる旨味を主体とする出汁に、醤油、みりん等の調味料を加えたものが挙げられる。
パスタソースとしては、茹でたスパゲッティーやマカロニ等のパスタと和えてパスタ料理に仕上げるためのソースが挙げられ、特に冷製パスタのソースに用いられるトマトベースのパスタソースや、バジルベースのパスタソースが挙げられる。
冷やし中華用のタレとしては、ごまだれベースや醤油だれベースのタレが挙げられる。
本発明の凍結調味液の製造方法は、上記の調味液を製氷面に吹き付け、急速に冷凍し、生成物を割氷及び/又は製氷面から剥落させることにより製造する。
本発明において、調味液を吹き付ける製氷面は、吹き付けられた調味液を急速に冷凍できる温度にまで冷却されていることが好ましい。具体的には−60℃〜−10℃、好ましくは−50℃〜−20℃、特に−45℃〜−30℃であることが好ましい。
上記の温度にまで冷却された製氷面に調味液を吹き付け、急速に冷凍することにより、生成物を得る。本発明において、生成物とは、上記の温度にまで冷却された製氷面に調味液を吹き付け、急速に冷凍することにより得られる厚さ1mm〜5mmの薄い凍結調味液をいう。
本発明において、製氷面に吹き付ける調味液の量は、製氷面に厚さ1mm〜5mmの薄い生成物が形成できる量に任意に調整することができる。
上記製氷面を冷却するために用いる冷媒は、一般的な凍結サイクルに用いられる公知の媒体を用いることができる。
上記の温度にまで冷却しておくことにより、大きな塊の氷を作らず、吹き付けた調味液を瞬間的に―20℃〜−10℃にまで凍結させることで調味液と水が均一に分散した状態のまま凍結させることができると考えられる。
凍結調味液は、流通過程において、−20℃〜−15℃の業務用冷凍庫等で長期間保管される場合が想定される。本発明の冷凍調味液の製造方法により製造した冷凍調味液は、デフロスト等で冷凍庫内の温度が変動しても、調味液の染みだしや氷結晶の成長を防ぐことができ、保存性に優れた凍結調味液を得ることができると考えられる。その理由は以下のように推察される。
デフロスト等で冷凍庫内の温度が上がり、氷の温度が上がり始めると、水より融点の低い調味液は融解するが、保管温度では融点に達さないため凍結しないと考えられる。また、調味液よりも伝熱性が高い氷は、冷凍庫内においては熱を奪いやすい状態にあるため、調味液の凍結を抑止すると考えられる。この調味液が氷同士の固着を防ぐため、保管温度が水の融点以下であれば、クラッシュ状の氷はバラバラのまま存在できると考えられる。
パスタソースやタレ等、油分を含む調味液を凍結する場合は、製氷面に吹き付ける前に撹拌等の操作により、油分を均一に分散させておくことが好ましい。
本発明は、製氷面で調味液を急速に冷却し、生成物を割氷及び/又は製氷面から剥落させる。割氷には、ドリルやエンドミル、リーマ等を用いることができる。また、製氷面からの剥落には、スクレーパー等を用いることができる。
本発明において、割氷と製氷面からの剥落は、両方行ってもよいし、どちらか一方のみでもよいが、割氷した後に製氷面から剥落することが好ましい。
本発明において、凍結調味液はフレーク状であることが好ましい。上記のように割氷後に製氷面から剥落することにより、フレーク(薄片)状の凍結調味液とすることができる。フレークの大きさは1〜10mm×1〜10mm×1〜10mmであると、調理性が向上するため、好ましい。特に好ましくは、1〜5mm×3〜7mm×3〜7mmである。
本発明において、調味液はつゆである場合に特に効果を発揮できる。つゆは通常、吸い物の汁や煮物の汁、あるいはうどんやそば等の麺類のつけ汁をさすが、本発明においては、うどんやそば等の麺類のつけ汁に特に効果を発揮できる。
本発明の凍結調味液の製造方法おいて、上記の調味液を製氷面に吹き付け、急速に冷凍し、生成物を割氷及び/又は製氷面から剥落させることが可能な製氷装置等を用いて凍結調味液を製造することが好ましい。
上記の工程を経ることができる製氷装置であれば特に限定されないが、例えば、特許第4976879号公報に記載の製氷装置等が好ましい。以下、本発明の凍結調味液の製造方法において、好ましい製氷装置の形態を図を用いて説明する。
図1に本発明の凍結調味液の製造方法において、好ましい製氷装置の概略図を示す。製氷装置は、内周面11を製氷面とする略円筒状の製氷シリンダ10と、製氷シリンダ10内周面に向けて凍結させる調味液を吹き付け供給する吹き付け部20と、製氷シリンダ10下側に配設されて製氷シリンダ10で凍結せず流下した調味液を受止めて貯溜する底容器部30と、製氷シリンダ10の内側に回転可能に配設される可動支持部40と、この可動支持部40に回転自在に支持されて製氷シリンダ10内周面に沿って移動しつつ氷を割るリーマ50と、前記可動支持部40の製氷シリンダ10内周面近傍位置に配設されるスクレーパー60とを備える構成であることが好ましい。
前記製氷シリンダ10は、伝熱性に優れた内壁と、外部に対し断熱状態とされた外壁とを有する二重構造の略円筒体であることが好ましく、内壁と外壁の間には製氷用の冷媒通路が内蔵され、冷媒の働きにより冷却される内壁の内周面11を製氷面とする構成であってもよい。内壁と外壁の間には、例えば、冷媒通路12を設け、外部の装置と共に公知の冷凍サイクルを構築し、この冷媒通路部分に冷媒を導入して冷凍サイクルの蒸発器として働き、前記冷却手段として内周面11を冷却する仕組みであってもよい。冷却された内周面11に吹き付けられた調味液が付着して凍結することで、生成物を生じさせることができる。
製氷シリンダ10の冷媒通路12に導入される冷媒は、一般的な冷凍サイクルに用いられる公知の媒体であり、その詳細な説明は省略するが、塩分を含んだ調味液が確実に凍結して生成物を生じさせることができる温度まで、内周面11を十分冷却可能とする状態で導入されるものであることが好ましい。
前記吹き付け部20は、所定量の調味液を一時的に貯溜可能な容器状として形成され、その外周部分には、内部の調味液を製氷シリンダ10の内周面11各部に向かわせる吹き付け用の孔21が多数穿設されてなる構成であることが好ましい。この吹き付け部20は、可動支持部40の上部に一体化させて配設され、製氷シリンダ10の内側の空間のうち、リーマ50及びスクレーパー60による氷の剥落が行われる領域を除いた所定範囲において、シリンダ内周壁に向けて前記各孔21から生成物を生じさせるための調味液を散水しつつ、可動支持部40と共に回転することで、生成物の剥がし落し動作と並行して、散水箇所を移動させて製氷シリンダ10の内周面11各部にもれなく生成物を生じさせられる仕組みであることが好ましい。
本発明は、上記の凍結調味液の製造方法により得られた凍結調味液を、温かい麺と混ぜ、凍結調味液の解凍と麺の冷却を同時に行うことにより得られる冷やし麺を提供することができる。
本発明の冷やし麺は、例えば、上記の凍結調味液の製造方法により得られた凍結調味液を、鍋で茹でたり、電子レンジ等で茹で調理した直後の温かいうちに麺と混ぜることにより、調理できる。凍結調味液の解凍と麺の冷却を同時に行うことができるため、調理時間を短縮でき、また使用する調理器具を省略することができる。
本発明の凍結調味液が凍結つゆである場合、凍結つゆは特に冷凍うどんを用いた冷やしうどんに有用である。電子レンジで解凍可能な冷凍うどんを電子レンジを用いて解凍し、解凍直後に前記と同様に混ぜ調理することにより、短時間で、さらに最少限の調理器具のみで冷やしうどんを調理することができる。
本発明の冷やし麺には、急速冷凍させた具材(Individual Quick Frozen、いわゆる「IQF具材」)を加えてもよい。IQF具材としては例えば、肉みそやキムチ、味付けあげ、大根おろし、オクラ、とろろ、おろししょうが、ねぎ等が挙げられる。
IQF具材は、凍結調味液と同様に、温かい麺と混ぜることにより解凍でき、具入りの冷やし麺を調理することができる。IQF具材は、溶け残りを防止するため、フレーク状の凍結調味液と同程度に細かくしておくことが好ましい。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
≪凍結つゆの製造≫
下記表1に示すように配合した麺つゆ(食塩濃度2.6質量%)を製氷機(ジェネグラス社製、F90SW)を用いて瞬間的に−15℃付近まで冷却して凍結させ、該製氷機に備え付けられたリーマで割氷し、該製氷機に備え付けられたスクレーパーで製氷面から剥落することにより、凍結つゆ(サイズ3mm×5〜50mm×5〜50mm)を得た。その後、ハンマーを用いて砕き、大きさ3mm×5mm×5mmのフレーク状にした。この時、凍結つゆの温度は−12〜−20℃であった。
Figure 0006082540
≪凍結ソースの製造≫
実施例2
下記表2に示すように配合したトマトベースのパスタソース(食塩濃度3%、Brix14%)をROBOMICS(TOKUSHU KIKA KOGYO製)を用いて8000rpmで2分間撹拌し、オリーブオイルを液中に均一に分散させた。その後、速やかに実施例1と同様の操作で製氷した。
Figure 0006082540
≪凍結だれの製造≫
実施例3
下記表3に示すように配合した冷やし中華ごまだれ(食塩濃度5.3%、Brix27%)を実施例2と同様にROBOMICSを用いて8000rpmで2分間撹拌した。その後、速やかに実施例1と同様の操作で製氷した。
Figure 0006082540
≪凍結だれの製造≫
実施例4
下記表4に示すように配合した冷やし中華醤油だれ(食塩濃度4%、Brix20%)を実施例2と同様にROBOMICSを用いて8000rpmで2分間撹拌した。その後、速やかに実施例1と同様の操作で製氷した。
Figure 0006082540
比較例1
上記表1に示すように配合した麺つゆ(食塩濃度2.6%)を製氷皿(約10mm角立方体)にいれ、業務用冷凍庫(CMM社製、BFC40)を用いて−40℃で2時間凍らせた。その後、アイスクラッシャー(池永鉄工株式会社製、型番CR−L)をもちいて粉砕し凍結つゆを得た。
比較例2
寒天製剤(寒天製剤イナゲルN−65P、伊那食品製)を0.5%添加した上記表1に示すように配合した麺つゆ(食塩濃度約2.6%)を比較例1と同条件で冷凍、粉砕し、凍結つゆを得た。
≪外観評価≫
実施例1〜4、比較例1〜2の凍結調味液の外観を表5に示す。
Figure 0006082540
試験1
≪冷やしぶっかけうどんのつゆとしての調理評価及び官能評価≫
冷凍うどん(テーブルマーク社製、さぬきうどん200g)を600Wで3分30秒間電子レンジ(東芝社製、ER−F7(S))にかけ、解凍した。解凍直後のあたたかいうどんに、実施例1、比較例1〜2の凍結つゆをそれぞれ150gをかけてよくかき混ぜ、冷やしぶっかけうどんを調理した。
<調理評価>
実施例1のフレーク状の氷を用いた場合には、容易に融け、麺も5〜10℃程度に良く冷えて調理性は良好であった。比較例1の凍結つゆは、氷が融けやすく、すぐに液体となってしまい、麺をよく冷やすことができなかった。一方、比較例2の凍結つゆは、一部がゲル状に溶け残り、つゆらしさは感じられなかった。
<官能評価>
訓練された5名のパネラーにて、官能評価を行った。その結果を表6に示す。
Figure 0006082540
試験2
≪具入り冷やしうどんのつゆとしての調理評価及び官能評価≫
冷凍うどん(テーブルマーク社製、さぬきうどん200g)を600Wで3分30秒間電子レンジ(東芝社製、ER−F7(S))にかけ、解凍した。解凍直後のあたたかいうどんに、実施例1、比較例1〜2の凍結つゆをそれぞれ110gとIQF状態の肉味噌25g、キムチ15gをかけてよくかき混ぜ、具入り冷やしうどんを調理した。
<調理評価>
実施例1の凍結つゆと具材は、温かいうどんと混ぜることにより溶け、麺は5〜10℃程度に良く冷えて良好であった。この時、IQFの具材はフレーク状の凍結調味液と同程度に細かくしておいたほうが、とけ残りが無く、良好であった。また、比較例1の凍結つゆは、容易に融解してしまい、麺をよく冷やすことができなかった。さらに、比較例2は、つゆに粘度がついてしまい、冷やし麺つゆとしては不適であった。
<官能評価>
訓練された5名のパネラーにて、官能評価を行った。その結果を表7に示す。
Figure 0006082540
試験3
≪凍結つゆの保存性に関する検討≫
実施例1〜4、比較例1〜2の凍結調味液を120gに小分けして、ポリビニール袋に入れて封入した。そして、その小袋を−18℃設定の業務用冷凍庫(サンヨー社製、SRF−EV1883)に半年間保管した。その間、ドアの開閉やデフロスト等により冷凍庫内は最大で−10℃付近まで昇温していた。半年保管した後の結果を表8に示す。
Figure 0006082540
本発明により、高濃度の塩分を含む調味液を均一に凍結させることができ、調理性や保存性にすぐれた凍結調味液を得ることができた。
1 製氷装置
10 製氷シリンダ
11 内周面
12 冷媒通路
20 吹き付け部
21 孔
30 底容器部
40 可動支持部
50 リーマ
60 スクレーパー

Claims (5)

  1. 塩分濃度が2.0質量%以上の調味液を、表面温度が−60℃〜−10℃である製氷面に吹き付け、急速に冷凍し、生成物を割氷及び/又は製氷面から剥落させる凍結調味液の製造方法であって、
    前記凍結調味液が、フレーク状であることを特徴とする、凍結調味液の製造方法。
  2. 前記調味液の固形分濃度がBrix換算で10〜30%である請求項1に記載の凍結調味液の製造方法。
  3. 前記調味液がつゆである請求項1又は2に記載の凍結調味液の製造方法。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の方法により凍結調味液を製造し、前記凍結調味液を温かい麺と混ぜ、前記凍結調味液の解凍と麺の冷却とを同時に行う、冷やし麺の製造方法。
  5. 前記凍結調味液が凍結つゆであり、前記温かい麺が、茹で調理した直後のうどんである、請求項に記載の冷やし麺の製造方法。
JP2012172107A 2012-08-02 2012-08-02 凍結調味液の製造方法、冷やし麺の製造方法 Active JP6082540B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012172107A JP6082540B2 (ja) 2012-08-02 2012-08-02 凍結調味液の製造方法、冷やし麺の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012172107A JP6082540B2 (ja) 2012-08-02 2012-08-02 凍結調味液の製造方法、冷やし麺の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014031935A JP2014031935A (ja) 2014-02-20
JP6082540B2 true JP6082540B2 (ja) 2017-02-15

Family

ID=50281900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012172107A Active JP6082540B2 (ja) 2012-08-02 2012-08-02 凍結調味液の製造方法、冷やし麺の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6082540B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180092996A (ko) 2015-11-19 2018-08-20 블랑테크 가부시키가이샤 플레이크 아이스 제조 장치, 플레이크 아이스 제조 시스템, 플레이크 아이스 제조 방법 및 이동체
EP3504986B1 (en) * 2016-08-26 2020-10-14 Ajinomoto Co., Inc. Soup base
JP7349780B2 (ja) * 2018-09-19 2023-09-25 テーブルマーク株式会社 凍結調味液と冷凍麺を含む冷凍麺セット
JP7421834B1 (ja) 2023-07-26 2024-01-25 株式会社武蔵野ホールディングス 冷凍食品、および冷凍食品の製造方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3863462A (en) * 1973-06-29 1975-02-04 Allan J Treuer Flake ice producing machine
JPS58190371A (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 Akita:Kk 調味、味付剤
JPS59198954A (ja) * 1982-10-13 1984-11-10 Oriental Yeast Co Ltd シヤ−ベツト状ドレツシング
JPH0194094U (ja) * 1987-12-15 1989-06-21
GB8802142D0 (en) * 1988-02-01 1988-03-02 Air Prod & Chem Method of freezing liquid & pasty products & freezer for carrying out said method
JPH0267788U (ja) * 1988-11-10 1990-05-22
JPH02242652A (ja) * 1990-02-10 1990-09-27 Ninben:Kk 氷結共晶調味料の製造方法
US5199279A (en) * 1991-08-13 1993-04-06 Reynolds Martin M Drum contact freezer system and method
US5735136A (en) * 1995-09-11 1998-04-07 Howe Corporation Flake freezing machine and system using same
JPH09299052A (ja) * 1996-05-15 1997-11-25 Toshio Kobayashi 冷凍パスタの解凍容器と解凍方法
JP3019294B2 (ja) * 1996-05-24 2000-03-13 日本合成化学工業株式会社 光硬化性樹脂組成物及びその用途
JP2000245388A (ja) * 1999-03-04 2000-09-12 Nippon Shigen Kk シャーベット状ポンズの製造方法
JP2002360199A (ja) * 2001-06-08 2002-12-17 Misohan:Kk 容器入り冷凍冷麺
JP2004113164A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Yamaki Co Ltd 汎用凍結濃縮しらだし及びその製造方法
JP2004113161A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Yamaki Co Ltd 汎用凍結濃縮しらだし及びその製造方法
JP3735357B2 (ja) * 2003-07-10 2006-01-18 焼津水産化学工業株式会社 凍結だし製造方法
JP4716768B2 (ja) * 2005-03-25 2011-07-06 三菱電機株式会社 塩水混合シャーベット状アイスの製造方法
JP3816940B2 (ja) * 2005-09-01 2006-08-30 焼津水産化学工業株式会社 凍結だし
JP4976879B2 (ja) * 2007-02-20 2012-07-18 有限会社柴田熔接工作所 製氷装置
JP2010142184A (ja) * 2008-12-20 2010-07-01 Fukuya:Kk 冷凍味付麺食品の製造方法および冷凍味付麺食品
JP2010178667A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Nissin Frozen Foods Co Ltd 凍結調味液パック並びに凍結調味液パックを含む冷凍麺及びその製造方法
JP6013909B2 (ja) * 2009-04-09 2016-10-25 マーヤ−マシイネンファブリーク・ヘルマン・シル・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト フレークアイスを製氷するための装置およびフレークアイスを製氷するための装置の洗浄、脱灰および/または殺菌するための方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014031935A (ja) 2014-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101088415B (zh) 芥辣墨鱼丸及其制备方法
JP6082540B2 (ja) 凍結調味液の製造方法、冷やし麺の製造方法
CN102919870A (zh) 盐水鹅的生产加工方法
CN102669624A (zh) 一种辣椒蘸水及其制作方法
JP7349780B2 (ja) 凍結調味液と冷凍麺を含む冷凍麺セット
CN104256365A (zh) 一种蒸面面条的加工方法
JP5893613B2 (ja) 冷凍パスタ
CN104738536A (zh) 特色牛肉酱制作方法
JP4129007B2 (ja) 電子レンジ加熱調理用の包装冷やし麺体冷凍食品及びその調理方法
CN103892329A (zh) 一种牛羊肉混合酥肉的制作方法
EP4278902A1 (en) Method for manufacturing frozen block, frozen block, and frozen food
CN104522706A (zh) 一种八宝鸡爪及其制备方法
JP6445766B2 (ja) 冷凍食品及び冷凍食品の製造方法
KR100358253B1 (ko) 복을 이용한 냉면 육수 및 그 제조방법
JP6886325B2 (ja) 顆粒状ソース及び容器詰冷凍食品
CN103349230B (zh) 一种即食麻辣青豆白米虾的制备方法
KR100441303B1 (ko) 해물을 이용한 냉면육수의 제조방법
JP6640488B2 (ja) 砕氷状冷凍食品の製造方法
JP3217402U (ja) 液体調味料用容器
JP2015149938A (ja) 冷たい麺の製造方法とその製造容器
KR20100113224A (ko) 한천을 이용한 즉석 자장면의 양념 제조방법
CN106418227A (zh) 一种特色酱卤肉及其制作方法
JPH08242823A (ja) 容器入り冷凍スープ
JP5008686B2 (ja) 冷凍パスタソースおよびその製造方法
JPH10127260A (ja) 急速調理可能なスープ、ソース及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20140630

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20140724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140725

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6082540

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250