JP2010178667A - 凍結調味液パック並びに凍結調味液パックを含む冷凍麺及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 別個に氷塊乃至氷片を準備する必要がなく、包装が過大になるのを可及的に回避することができ、そしてまた電子レンジでの簡単な調理により迅速に喫食に供することができ、調味液(スープ)の独特な食感、所謂「シャリシャリ」感、を享受できる冷凍麺を具現する凍結調味液パック(2)並びにかかる凍結調味液パックを含む冷凍麺及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 矩形状の合成樹脂フィルム製パウチ(4)に調味液を充填した調味液パックを2つ折りして凍結して凍結調味液パック(2)を構成する。
【選択図】図1
【解決手段】 矩形状の合成樹脂フィルム製パウチ(4)に調味液を充填した調味液パックを2つ折りして凍結して凍結調味液パック(2)を構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、パウチに調味液を充填した調味液パックを凍結した凍結調味液パック並びにかかる凍結調味液パックと冷凍麺塊とを組み合わせた冷凍麺及びその製造方法に関する。
電子レンジで調理し冷し麺として喫食する冷凍麺として、下記特許文献1には、茹麺を凍結して製造した麺塊、複数個の氷塊並びに小袋に収容した調味液及び具材を合成樹脂容器内に収容して合成樹脂フィルムで一体的に包装した冷凍麺が開示されている。また、下記特許文献2には、冷凍麺塊、氷片パック、濃縮調味液パック、並びに薬味及び具材パックを合成樹脂容器内に収容した冷凍冷麺が開示されている。
而して、上述した従来の冷凍麺においては、冷凍麺塊及び調味液とは別個に氷塊乃至氷片を準備することが必要であり、これに起因して製氷機が必要である、氷塊乃至氷片は嵩高であるので包装が過大になる傾向がある、喫食する際に氷塊乃至氷片を適宜に砕くことが比較的困難であると共に氷塊乃至氷片の凍解に相当の時間を要する、という問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、別個に氷塊乃至氷片を準備する必要がなく、包装が過大になるのを可及的に回避することができ、そしてまた電子レンジでの簡単な調理により迅速に喫食に供することができ、調味液(スープ)の独特な食感、所謂「シャリシャリ」感、を享受できる冷凍麺を具現する、新規且つ改良された凍結調味液パック並びにかかる凍結調味液パックを含む冷凍麺及びその製造方法を提供することである。
本発明者等は、鋭意検討の結果、矩形状の合成樹脂フィルム製パウチに調味液を充填した調味液パックを2つ折りして凍結して凍結調味液パックを構成することによって、上記主たる技術的課題を達成することができることを見出した。
即ち、本発明の第一の局面によれば、上記主たる技術的課題を達成する調味液パックとして、矩形状の合成樹脂フィルム製パウチに調味液を充填した調味液パックを2つ折りして凍結した、ことを特徴とする凍結調味液パックが提供される。
好ましくは、該調味液パックは2つ折りする前の状態で厚さが13mm以下である。該調味液パックの2つ折り目の少なくとも片端縁には開封開始手段が配設されているのが好適である。該調味液はストレートスープタイプであるのが好都合である。
本発明の第二の局面によれば、上記主たる技術的課題を達成する冷凍麺として、上述した凍結調味液パックと冷凍麺塊との組合せから構成された、ことを特徴とする冷凍麺が提供される。
本発明の第三の局面によれば、上記主たる技術的課題を達成する冷凍麺の製造方法として、α化処理した麺線を凍結して凍結麺塊を製造する冷凍麺塊製造工程と、矩形状の合成樹脂フィルム製パウチに調味液を充填した調味液パックを2つ折りして凍結する凍結調味液パック製造工程と、該冷凍麺塊と該凍結調味液パックとを一体に包装する包装工程とを含む、ことを特徴とした冷凍麺の製造方法が提供される。
本発明の凍結調味液パックによれば、パウチを開封して凍結した調味液を、例えば電子レンジで加熱した麺上に供給して混ぜ合わせ、かくして冷し麺を喫食することができる。調味液自体が凍結状態であるので、別個に氷塊乃至氷片を準備する必要はない。麺に混入された凍結調味液は所謂「シャリシャリ」感を呈し、独特な食感を享受することができる。調味液がストレートスープタイプ(即ち希釈することなくそのまま使用するタイプ)であり、容量が比較的大きい場合でも、凍結調味液パックは調味液パックを2つ折りしたものであるので、充分にコンパクトである。2つ折りして凍結した凍結調味液パックにおいては、折り目には調味液が実質的に上存在せず、それ故に折り目に沿ってパウチを容易に引裂くことができる(パウチの引裂部位に凍結調味液が存在すると、凍結調味液によってパウチの引裂が阻害されてパウチの引裂が困難になり、そしてまたパウチの引裂の際に凍結調味液が飛散してしまう虞もある)。折り目に沿ってパウチを引裂くと、折り目の両側から円滑に凍結した調味液を排出することができる。パウチを引裂く前に或いはパウチから排出する際に、凍結した調味液を好都合に崩すことができる。
2つ折りする前の調味液パックの厚さ(パウチを構成している合成樹脂製フィルムの厚さは調味液の厚さと比べて著しく薄いので、調味液パックの厚さは実質的に調味液の厚さにほかならない)を13mm以下にせしめると、充分容易に凍結調味液を崩すことができ、そしてまた凍結調味液の解凍を迅速に進行せしめることができる。調味液パックの折り目の少なくとも片端縁に、適宜の形状の切欠或いは単なる切れ目でよい開封開始手段が配設されている場合には、折り目に沿ったパウチの引裂を充分容易に遂行することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成された凍結調味液パック並びに凍結調味液パックと凍結麺塊とを組み合わせた冷凍麺及びその製造方法の好適実施形態について、更に詳述するが、本発明はそれらの記載に限定されるものではない。
図1には本発明に従って構成された凍結調味液パックの好適実施形態が図示されている。全体を番号2で示す凍結調味液パックは、最初に、図2に図示するとおりの状態に形成される。図2に図示する状態においては、パウチ4に調味液6を充填して調味液パック2を形成している。パウチ4は、ポリエチレン或いはポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂フィルムの単層或いはこれらを適宜に積層せしめた合成樹脂フィルム素材から形成されており、全体として矩形状である。2枚の合成樹脂フィルム素材を重ね合わせて3辺を加熱溶着した後に、或いは1枚の合成樹脂フィルム素材を2つ折りして2辺を加熱溶着した後に、未溶着辺に存在する開口を通して調味液6を充填し、しかる後に未溶着辺を加熱溶着し、かくして図2に図示する如く4辺が密封されたパウチ4内に調味液6が充填された調味液パック2が形成される。図2に図示する状態、即ち2つ折りして凍結する前の調味液パック2の厚さ(パウチ4を構成している合成樹脂フィルムの厚さは収容されている調味液6の厚さと比べて著しく薄いので、実質的には収容されている調味液6の厚さ)は13mm以下であるのが好ましい。調味液6はストレートスープタイプ、即ち希釈することなくそのまま使用されるタイプ、のものであるのが好都合である。パウチ4の1辺、図示の実施形態においては長辺4a及び4bの一方4a、の長さ方向中央部位には、開封開始手段8が配設されている。かかる開封開始手段8は、例えばV字形状の切欠或いは単なる切れ目等から構成することができる。所望ならば、長辺4bにも開封開始手段8を配設することもできる。
本発明の凍結調味液パック2は、パウチ4に調味液6を充填した調味液パック2を2つ折りして凍結することによって完成される。図1及び図2を参照することによって明確に理解される如く、図示の実施形態においては、パウチ4に調味液6が充填された調味液パック2を、パウチ4の長辺4a及び4bの中央部位、即ち開封開始手段8が形成されている部位、を折り目10として2つ折りし、しかる後に調味液6を凍結する。パウチ4に調味液6が充填された調味液パック2を2つ折りすると、折り目10には調味液6が実質的に存在しなくなり、後に更に言及する如く、凍結調味液パック2を展開して2つ折りを解除すると、図3に図示する如く、パウチ4内の凍結調味液6は折り目10には存在せず折り目10の両側に存在することになる。
図4には、上述した凍結調味液パック2と組み合わされる凍結麺塊12が図示されている。図示の実施形態においては、上面が開放された箱状でよい容器14内に凍結麺塊12が収容されている。容器14は適宜の合成樹脂から形成することができるが、電子レンジによる凍結麺塊12の解凍の際に充分な耐熱性を有する合成樹脂、例えばポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン或いはポリエステル、から形成されているのが好都合である。凍結麺塊12は、α化処理した麺線を凍結することによって形成することができる。麺線としては、冷やし麺として喫食することができる種々の麺、例えばラーメン(中華麺)、日本蕎麦、素麺、うどん、冷麦及びパスタを挙げることができる。図示の実施形態においては、必須ではないが、容器14内には、更に、凍結した焼き豚及び野菜の如き凍結具材16も収容されている。凍結麺塊12及び凍結具材16を収容した容器14は、例えば周知のピロー包装の如き適宜の包装手段18で包装されているのが好都合である。包装手段18は電子レンジでの加熱の際に加熱空気を逃がす通気手段が配設された形態であるのが好都合である。
図5を参照して説明を続けると、凍結麺塊12及び凍結具材16を収容し且つ包装手段18で包装された容器14は、図1に図示する凍結調味液パック2と組み合わされる。更に詳述すると、凍結麺塊12及び凍結具材16を収容し且つ包装手段18で包装された容器14上に凍結調味液パック2が載置され、そしてこれらの全体がピロー包装でよい適宜の外包装手段(図示していない)によって一体に包装され、商品即ち冷凍麺として流通される。2つ折りされている凍結調味液パック2の平面図における面積は容器14の上面の面積と略同一或いはこれより幾分小さいのが好都合である。麺塊12とストレートタイプの調味液6との重量比は、麺塊12を加熱して調理した麺塊12に凍結調味液6を混ぜることによって凍結調味液6が溶ける等の見地から、麺線の種類にもよるが、一般に、4:6乃至6:4程度であるのが好都合である。所望ならば、図示していないが、別の実施形態として、容器内に凍結麺塊12及び凍結調味液パック2を収容して蓋をし、外包装手段を施すこともできる。
冷凍麺を喫食する際には、外包装手段(図示していない)を外し、包装手段18に包装された状態の容器14を電子レンジに収容し、容器14内の凍結麺塊12及び凍結具材16を加熱する。次いで、包装手段18を外し、容器14内の加熱された麺12及び具材16を適宜の器(図示していない)に移す。そして、器内の麺12及び具材16に凍結調味液パック2の調味液6をかけて混ぜ合わせて喫食する。凍結調味液パック2の調味液6を麺12及び具材16にかける際には、2つ折り状態の凍結調味液パック4を展開して図3に図示する状態にせしめる。しかる後に、パウチ4を折り目10に沿って部分的に引裂き、例えば、図6に図示する如く、折り目10の両側において指で圧力を加えて未だ凍結状態にある調味液を割り乃至崩して、引裂かれた折り目10から調味液6を排出する。パウチ4を折り目10に沿って引裂く前にも折り目10の両側において指で圧力を加えて未だ凍結状態にある調味液6を適宜に割る乃至崩すこともできる。折り目10に沿ったパウチ4の引裂は、開封開始手段8が形成されていることに加えて、折り目10には調味液が実質的に存在しない故に、充分容易に遂行することができる。また、この引裂により、折り目10の両側から円滑に凍結した調味液6を排出することができる。図2に図示する状態において調味液パック2の厚さ(実質的に調味液6の厚さ)が13mm以下である場合には、後述する実施例からも理解される如く、調味液6を充分容易に割る乃至崩すことができる。パウチ4から排出され、麺12及び具材16にかけられ混合せしめられた調味液6は部分的凍結状態にあり、それ故に調味液(スープ)6の独特な食感、即ち所謂「シャリシャリ」感、を享受することができる。
実施例1
調味液としてラーメン用ストレートスープ150gをパウチに充填して、図2に図示するとおりの形態の調味液パックを形成した。パウチは大日本印刷株式会社から販売されている厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムと厚さ15μmのナイロンフィルムとをラミネートしたフィルムを2枚重ねて4辺を溶着したものであり、長辺の長さは160mmで短辺の長さは140mmで、4辺の溶着幅は10mmであった。調味液パックの厚さは13mmであった。次いで、調味液パックを2つ折りして凍結し、図1に図示するとおりの形態の凍結調味液パックを形成した。調味液パックの折り目には開封開始用の長さ3mmの切れ目を形成した。
一方、準強力紛970g、澱粉30g及び卵白5gを混合した原料紛に、カンスイ10g、塩15g、クチナシ色素2g及び水360gから成る錬水を加えてミキシングした後、複合、圧延して厚さ1.5mmの麺帯とし、次いで、#20の切刃を通して麺線とし、略25cmの長さにカットして2分間茹でた。茹でた麺線を水洗した後、水切りして150g毎計量して容器に収容し、更にその上に焼き豚10g、葱10g及びメンマ10gを載せて急速凍結し、数個の小穴を有するポリプロピレンフィルムでピロー包装した。
凍結調味液パックとピロー包装した麺塊及び具材はセットにして家庭用冷凍庫(−18℃)で1週間保管した。
しかる後に、ピロー包装した麺塊及び具材をそのまま電子レンジにて500wで3分間加熱し、ピロー包装を開封して器(丼)移した。そして、調味液を解凍することなくそのまま割り、凍結調味液パックのパウチを折り目に沿って引裂き、調味液を解凍することなくそのまま崩して麺及び具材に添加し混合して喫食した。調味液の割り易さ、調味液パックのパウチの引裂容易性、パウチからの調味液の排出容易性、調味液の溶解性、及び官能評価を試験した。官能評価においては、麺は冷たくて弾力があり、スープは冷たくて「シャリシャリ」感を享受できるか否かを検討した。結果は下記表1に記載のとおりであった。
調味液としてラーメン用ストレートスープ150gをパウチに充填して、図2に図示するとおりの形態の調味液パックを形成した。パウチは大日本印刷株式会社から販売されている厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムと厚さ15μmのナイロンフィルムとをラミネートしたフィルムを2枚重ねて4辺を溶着したものであり、長辺の長さは160mmで短辺の長さは140mmで、4辺の溶着幅は10mmであった。調味液パックの厚さは13mmであった。次いで、調味液パックを2つ折りして凍結し、図1に図示するとおりの形態の凍結調味液パックを形成した。調味液パックの折り目には開封開始用の長さ3mmの切れ目を形成した。
一方、準強力紛970g、澱粉30g及び卵白5gを混合した原料紛に、カンスイ10g、塩15g、クチナシ色素2g及び水360gから成る錬水を加えてミキシングした後、複合、圧延して厚さ1.5mmの麺帯とし、次いで、#20の切刃を通して麺線とし、略25cmの長さにカットして2分間茹でた。茹でた麺線を水洗した後、水切りして150g毎計量して容器に収容し、更にその上に焼き豚10g、葱10g及びメンマ10gを載せて急速凍結し、数個の小穴を有するポリプロピレンフィルムでピロー包装した。
凍結調味液パックとピロー包装した麺塊及び具材はセットにして家庭用冷凍庫(−18℃)で1週間保管した。
しかる後に、ピロー包装した麺塊及び具材をそのまま電子レンジにて500wで3分間加熱し、ピロー包装を開封して器(丼)移した。そして、調味液を解凍することなくそのまま割り、凍結調味液パックのパウチを折り目に沿って引裂き、調味液を解凍することなくそのまま崩して麺及び具材に添加し混合して喫食した。調味液の割り易さ、調味液パックのパウチの引裂容易性、パウチからの調味液の排出容易性、調味液の溶解性、及び官能評価を試験した。官能評価においては、麺は冷たくて弾力があり、スープは冷たくて「シャリシャリ」感を享受できるか否かを検討した。結果は下記表1に記載のとおりであった。
実施例2
調味液パックにおけるパウチの長辺の長さが170mmで短辺の長さが140mmで、厚さが12mmであったことを除いて実施例1と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
調味液パックにおけるパウチの長辺の長さが170mmで短辺の長さが140mmで、厚さが12mmであったことを除いて実施例1と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
実施例3
調味液パックにおけるパウチの長辺の長さが180mmで短辺の長さが140mmで、厚さが11mmであったことを除いて実施例1と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
調味液パックにおけるパウチの長辺の長さが180mmで短辺の長さが140mmで、厚さが11mmであったことを除いて実施例1と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
実施例4
調味液パックにおけるパウチの長辺の長さが190mmで短辺の長さが140mmで、厚さが10mmであったことを除いて実施例1と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
調味液パックにおけるパウチの長辺の長さが190mmで短辺の長さが140mmで、厚さが10mmであったことを除いて実施例1と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
実施例5
調味液パックにおけるパウチの長辺の長さが200mmで短辺の長さが140mmで、厚さが9mmであったことを除いて実施例1と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
調味液パックにおけるパウチの長辺の長さが200mmで短辺の長さが140mmで、厚さが9mmであったことを除いて実施例1と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
比較例1
比較のために、調味液パックを2つ折りすることなく凍結して凍結調味液パックを形成したこと、及び調味液パックのパウチの長辺の片側縁から20mmの部位に切れ目を形成したことを除いて実施例1と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
比較のために、調味液パックを2つ折りすることなく凍結して凍結調味液パックを形成したこと、及び調味液パックのパウチの長辺の片側縁から20mmの部位に切れ目を形成したことを除いて実施例1と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
比較例2
比較のために、調味液パックを2つ折りすることなく凍結して凍結調味液パックを形成したこと、及び調味液パックのパウチの長辺の片側縁から20mmの部位に切れ目を形成したことを除いて実施例2と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
比較のために、調味液パックを2つ折りすることなく凍結して凍結調味液パックを形成したこと、及び調味液パックのパウチの長辺の片側縁から20mmの部位に切れ目を形成したことを除いて実施例2と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
比較例3
比較のために、調味液パックを2つ折りすることなく凍結して凍結調味液パックを形成したこと、及び調味液パックのパウチの長辺の片側縁から20mmの部位に切れ目を形成したことを除いて実施例3と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
比較のために、調味液パックを2つ折りすることなく凍結して凍結調味液パックを形成したこと、及び調味液パックのパウチの長辺の片側縁から20mmの部位に切れ目を形成したことを除いて実施例3と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
比較例4
比較のために、調味液パックを2つ折りすることなく凍結して凍結調味液パックを形成したこと、及び調味液パックのパウチの長辺の片側縁から20mmの部位に切れ目を形成したことを除いて実施例4と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
比較のために、調味液パックを2つ折りすることなく凍結して凍結調味液パックを形成したこと、及び調味液パックのパウチの長辺の片側縁から20mmの部位に切れ目を形成したことを除いて実施例4と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
比較例5
比較のために、調味液パックを2つ折りすることなく凍結して凍結調味液パックを形成したこと、及び調味液パックのパウチの長辺の片側縁から20mmの部位に切れ目を形成したことを除いて実施例5と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
比較のために、調味液パックを2つ折りすることなく凍結して凍結調味液パックを形成したこと、及び調味液パックのパウチの長辺の片側縁から20mmの部位に切れ目を形成したことを除いて実施例5と同様な試験をした。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
実施例6
調味液として日本蕎麦用ストレートスープ140gを使用したこと、パウチの長辺の長さは150mmで短辺の長さは140mmで、4辺の溶着幅は10mmであったこと、麺線は強力紛700g、蕎麦紛300g及び卵白5gを混合した原料紛に、塩10g及び水360gから成る錬水を加えてミキシングした後、複合、圧延して厚さ1.3mmの麺帯とし、次いで、#18の切刃を通して形成したこと、具材を使用しなかったことを除き、実施例1と同様にして喫食した。麺は冷たくてしなやかで、スープは「シャリシャリ」感を享受できる冷やし日本蕎麦であった。
調味液として日本蕎麦用ストレートスープ140gを使用したこと、パウチの長辺の長さは150mmで短辺の長さは140mmで、4辺の溶着幅は10mmであったこと、麺線は強力紛700g、蕎麦紛300g及び卵白5gを混合した原料紛に、塩10g及び水360gから成る錬水を加えてミキシングした後、複合、圧延して厚さ1.3mmの麺帯とし、次いで、#18の切刃を通して形成したこと、具材を使用しなかったことを除き、実施例1と同様にして喫食した。麺は冷たくてしなやかで、スープは「シャリシャリ」感を享受できる冷やし日本蕎麦であった。
実施例7
調味液としてうどん用ストレートスープ170gを使用したこと、パウチの長辺の長さは180mmで短辺の長さは140mmで、4辺の溶着幅は10mmであったこと、麺線は中力紛950g及び澱粉50gを混合した原料紛に、塩20g及び水400gから成る錬水を加えてミキシングした後、複合、圧延して厚さ2.5mmの麺帯とし、次いで、#12の切刃を通して形成したこと、麺線を10分間茹でたこと、具材は使用しなかったこと、麺塊は電子レンジに収容し500wで3分間加熱したことを除き、実施例1と同様にして喫食した。麺は冷たくて腰とツルツル感があり、スープは「シャリシャリ」感を享受できる冷やしうどんであった。
調味液としてうどん用ストレートスープ170gを使用したこと、パウチの長辺の長さは180mmで短辺の長さは140mmで、4辺の溶着幅は10mmであったこと、麺線は中力紛950g及び澱粉50gを混合した原料紛に、塩20g及び水400gから成る錬水を加えてミキシングした後、複合、圧延して厚さ2.5mmの麺帯とし、次いで、#12の切刃を通して形成したこと、麺線を10分間茹でたこと、具材は使用しなかったこと、麺塊は電子レンジに収容し500wで3分間加熱したことを除き、実施例1と同様にして喫食した。麺は冷たくて腰とツルツル感があり、スープは「シャリシャリ」感を享受できる冷やしうどんであった。
実施例8
調味液としてパスタ用ストレートソース150gを使用したこと、パウチの長辺の長さは180mmで短辺の長さは140mmで、4辺の溶着幅は10mmであったこと、麺線は市販乾麺(デュラム小麦粉のパスタで直径1.5mm)を9分間茹で、水洗い冷却し130g毎計量して容器に収容したこと、更にその上に具材としてコーン10g、ブロッコリー10g及びなすフライ10gを載せて急速冷凍しピロー包装したことを除き、実施例1と同様にして喫食した。麺は冷たくてぷりっとした弾力があり、ソースは冷たくて「シャリシャリ」感を享受できる冷やしパスタであった。
調味液としてパスタ用ストレートソース150gを使用したこと、パウチの長辺の長さは180mmで短辺の長さは140mmで、4辺の溶着幅は10mmであったこと、麺線は市販乾麺(デュラム小麦粉のパスタで直径1.5mm)を9分間茹で、水洗い冷却し130g毎計量して容器に収容したこと、更にその上に具材としてコーン10g、ブロッコリー10g及びなすフライ10gを載せて急速冷凍しピロー包装したことを除き、実施例1と同様にして喫食した。麺は冷たくてぷりっとした弾力があり、ソースは冷たくて「シャリシャリ」感を享受できる冷やしパスタであった。
2:(凍結)調味液パック
4:パウチ
6:(凍結)調味液
8:開封開始手段
10:折り目
12:凍結麺塊
14:容器
16:具材
18:包装手段
4:パウチ
6:(凍結)調味液
8:開封開始手段
10:折り目
12:凍結麺塊
14:容器
16:具材
18:包装手段
Claims (6)
- 矩形状の合成樹脂フィルム製パウチに調味液を充填した調味液パックを2つ折りして凍結した、ことを特徴とする凍結調味液パック。
- 該調味液パックは2つ折りする前の状態で厚さが13mm以下である、請求項1記載の凍結調味液パック。
- 該調味液パックの2つ折り目の少なくとも片端縁には開封開始手段が配設されている、請求項1又は2記載の凍結調味液パック。
- 該調味液はストレートスープタイプである、請求項1から3のいずれかに記載の凍結調味液パック。
- 請求項1から4のいずれかに記載の凍結調味液パックと冷凍麺塊との組合せから構成された、ことを特徴とする冷凍麺。
- α化処理した麺線を凍結して凍結麺塊を製造する冷凍麺塊製造工程と、矩形状の合成樹脂フィルム製パウチに調味液を充填した調味液パックを2つ折りして凍結する凍結調味液パック製造工程と、該冷凍麺塊と該凍結調味液パックとを一体に包装する包装工程とを含む、ことを特徴とした冷凍麺の製造方法。
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JP2009024729A JP2010178667A (ja) | 2009-02-05 | 2009-02-05 | 凍結調味液パック並びに凍結調味液パックを含む冷凍麺及びその製造方法 |
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Cited By (4)
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