JPH01257439A - パスタ類、麺類の調理方法および調理用耐熱容器、包装麺類 - Google Patents

パスタ類、麺類の調理方法および調理用耐熱容器、包装麺類

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JPH01257439A
JPH01257439A JP63056571A JP5657188A JPH01257439A JP H01257439 A JPH01257439 A JP H01257439A JP 63056571 A JP63056571 A JP 63056571A JP 5657188 A JP5657188 A JP 5657188A JP H01257439 A JPH01257439 A JP H01257439A
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noodles
heat
pasta
water
cooking
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Application number
JP63056571A
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English (en)
Inventor
Chiaki Yamazaki
山崎 千晶
Motoo Imayasu
今安 元男
Hideki Toriyama
秀樹 通山
Yasumasa Kishi
岸 恭正
Toyohiko Nagao
長尾 豊彦
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NIPPN Corp
Original Assignee
Nippon Flour Mills Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スパゲティー、マカロニなどのパスタ類やこ
の他にそば、うどん、ビーフンなどを曾む麺類を水和さ
せて食用に供する調理方法と、この調理方法に使用する
調理用耐熱容器および包装麺類に関するものである。
(従来の技術) 一般にパスタ類を調理する際には、パスタ類の重石の約
10倍量の熱湯を用意し、この熱湯中に乾燥したパスタ
類を投入して、約2〜20分間で茹で上げている。パス
タ類を如で上げた後には熱湯中からパスタ類を取出して
、皿盛りなどをするとともに、熱湯の処分を行っている
またこの他に、電子レンジを利用した調理方法が知られ
ており、乾燥パスタに水を加え、これをマイク[]波加
熱しで、スープスパゲティーを得ている。
さらに、実開昭59−159781号には即席珀にゼラ
チン質被膜により被覆された香味油のソフトカプセルを
混合させて、熱湯を注ぐ調理法が示され−Cいる。
(発明が解決しようする課題) しかし、従来の調理方法のうち第1の方法によれば、長
時間の如で」−げが必要であり、調理が面倒で、長時間
を要するという問題点がある。また、当然に、潟の沸I
Iをや茹で湯の廃棄処理が必要となり、調理を益々面倒
なものとしている。
また、第2の調理方法は、スープスパゲティーの調理方
法に関するものであり、マイクロ波加熱の前に加える水
は、乾燥パスタ類の水和に必要な9以上を用いており、
加熱後には、スープとして多くの水分が残存している。
さらに第3の調理方法は、つゆを有する頚を得るための
調理に関するものであり、上記と同様にスープ状でない
乾燥パスタ類の調理に応用することはできない。したが
ってラフl−力プセルの香味油は麺もしくはつゆへの香
味を与えるために用いられているにづぎない。
この発明は、上記課題を解決することを基本的な目的と
し、熱湯中での’FA′C−上げが不要となり、短時間
で如でたでのパスタ類、麺類が得られるパスタ類、麺類
の調理方法およびこの方法に用いる耐熱容器、包装麺類
を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、第1の発明は耐熱容器内に半
乾燥パスタ類または乾燥パスタ類と、水和必要量の水分
とを収容し、マイクロ波加熱してパスタ類を水和さける
ことを特徴とするものである。
次に、第2の発明は耐熱容器内に麺類と、水和必要♀の
水分と、食用油脂とを収容し、マイクロ波加熱して麺類
を水和させることを特徴とするものである。
上記第1.2の発明に用いられる耐熱容器は、底面を凹
凸状とするのが望ましい。
さらに、第3の発明の包装争類は、耐熱容器の1対の対
向壁が非平面で形成され、この対向壁間に長尺形状の麺
類が配置されており、この麺類の長さは、対向壁間の間
隔以下で、水和膨張時には対向壁間間隔を超える長さと
したことを特徴とするものである。
尚、前記耐熱容器における両側壁(対向壁に対する)は
外方に膨出させて湾曲形状とするのが望ましい。
ここで、発明の作用を述べるに先立ち、発明を実施する
ための具体的な説明を行なう。
まず第1の発明について説明すると、パスタ類とは、デ
ュラムセモリナ、小麦粉を主成分とするスパゲティー、
マカロニなどの麺をいう。
これを例示すれば、スパゲティー、マカロニ、エルボ、
アルファベット、バーミセリ、ラザニエ、カール、フエ
ットチーネ、ボカテイーニ、ホイール、シェル、トリポ
リニ、ペンネ、トリベリ、テリーネ、ツイストなどを挙
げることができる。
また、上記パスタ類は、半乾燥、乾燥のいずれであって
もよく、熱変成の度合い、有無などが限定されるもので
はない。ここで、半乾燥パスタ類は、加熱状態の違いか
ら半生類と即席麺とに分類することができ、その含有水
分量は、一般には約20〜30%程度である。
また乾燥パスタ類は、同様に乾麺と即席麺と分類するこ
とができ、その含有水分量は、一般には約5〜20%程
度である。
例えば、乾麺とした乾燥パスタ類では、原料をパスタマ
シンなどで整形した後乾燥させており、一方即席如とし
た乾燥パスタ類では、同様に整形した後、蒸煮処理、油
揚げ処理、熱風処理などして、澱粉、蛋白質などを予め
熱変性させたちのや、熱変性させた原料を使用してパス
タ状に整形したものを用いることができる。ただし、食
感の点からは、熱変性させていない乾麺とした乾燥パス
タ類を用いるのが望ましい。
上記パスタ類の形状は、特に限定されるものではないが
、短時間での如で上げが可能となるように、肉厚を薄く
するのが望ましく、例えば0.2〜1.0mmの肉厚と
する。ここで、肉厚を1.Ornmを越えるものとすれ
ば、4(1で上げに時間がかかり、食感にむらが生じて
しまう。一方、0.2mtt+未満とすれば、肉厚が薄
くなりすぎて、弾力のない食感になってしまうためであ
る。ただし、これは好ましい肉厚であって、本願発明が
これに限定されるものではない。尚、ここで肉厚とは、
第4図へF3)C)に示すように、各種形状のパスタ類
10におりる図示tで表す厚みをいう。
さらに、パスタ類10は、水との接触面積を増大させる
ように表面積が大きな形状が好ましく、例えば第5図へ
B(Qに示すように、断面形状を中空状、溝付き状、凹
凸状などとする。
次に、水分は、半乾燥パスタ類または乾燥パスタ類が水
和して適度な食感を有するに至るに必要な量とする。
具体的には、半乾燥パスタ類100重量部に対しては、
100〜250重吊部の水を用い、乾燥パスタ類100
重量部に対しては、150〜300重量部の水を用いる
。これをマイクロ波加熱して、パスタ類の含水率が例え
ば60〜75重量%になるようにする。
尚、使用する水は常温のものでよいことは勿論のこと、
湯温のものであってもよい。
また、水分としては全通をスープ(例えば液状のキノコ
スープ)としたものや、一部をスープとして残りを水と
したものを用いることも可能である。
さらに耐熱容器は、マイクロ波加熱に耐え得るトレー容
器が好ましい。例えば、ナイロン、不飽和ポリエステル
、ポリプロピレン、フッ素樹脂、ポリ−4−メチルペン
テン−1、ポリブデレンデレフタレート、ポリフェニレ
ンυルファイトなどの合成樹脂、紙、ざらにF記を複数
ラミネートしたものを用いることが可能である。
この耐熱容器は、麺類の上面が水にかくれるような大き
さ、深さなどを有するものを適宜選択する。また、必要
に応じて耐熱容器の底部を凹凸状としたものを使用する
ことができる。
このように底面を凹凸状とすることにより、底部の外側
では、下方からのマイクロ波の反射波を受けやすくなり
、加熱効率が向上する。また底部の内側では、乾燥パス
タ類よりも小さい凹凸形状とすることにより、加熱後に
若干余分な水が残った場合にも、画部分でパスタ類が支
持され、凹部分に水が落込むので、パスタ類が水に接触
し続けて延びるようなことはない。
この凹凸形状の形成は、第6図へ〜Cに示されるように
、例えば耐熱容器11aの底面に所定間隔で突条12・
・・12を設けたり、耐熱容器11bの底面に原状の突
条13を設けたり、耐熱容器11Cの底面に突部14を
設けることなどにより行なう。
また、耐熱容器の全体形状は、長尺な麺類では略直方体
形状とするのが望ましい。このように耐熱容器を略直方
体形状とすることにより、容器に乾燥パスタ類を均等に
配置することかでき、マイクロ波加熱時の泡立ちを有効
に防止することができる。
この耐熱容器に、前記した半乾燥パスタ類または乾燥パ
スタ類と水とを収容し、マイクロ波加熱する。このマイ
クロ波による加熱時間は、耐熱容器内へのパスタ類など
の収容量によって異なるが、例えば400〜600Wの
電子レンジを用いて、1人前当り2〜10分間加熱する
このようにして調理したパスタ類には、必要に応じて、
ミートソース、ナポリタンソース、ホワイトソース、ボ
ンゴレソース、ブラウンソース、タラ]ソース、ヤキソ
バソース、和風ソース、中華ソースなどで、粉末状、ペ
ースト状、液状であったり、ざらに肉類、魚介類、野菜
類などの貝を含有する調味ソース類を軽く混ぎ合せたり
、上面に盛付ける。
次に、第2の発明は、第1の発明における半乾燥パスタ
類または乾燥パスタ類をより広い概念である麺類に置き
換えるとともに、この麺類、水に加え、食用油脂を耐熱
容器内に収容してマイクロ波加熱するものである。
ここで麺類とは、前述したパスタ類の他に、うどん、そ
ば類、中華麺や、ビーフン、はるさめなどの澱粉麺も含
むものである。
この麺類を含有水分量で分類すれば、未乾燥麺(約30
〜65%)、半乾燥麺(約20〜30%)、乾燥麺(約
5〜20%)となる。
さらに、それぞれを加熱状態で分類すれば、未乾燥麺は
生麺とa麺もしくは蒸麺とに分類でき、半乾燥麺は、第
1の発明と同様に半生類(例えば特開昭52−1455
39号の半乾めんや特開昭57−63061号の半乾燥
麺なと)と即席麺(例えば特開昭51−130545号
の半乾燥麺など)、乾燥麺は乾麺と即席麺とに分類され
る。
また、麺類の形状(厚み、断面形状等)が限定されない
ことは、第1の発明におけるパスタ類と同様である。
これら麺類に対し、耐熱容器内に収容する水分の吊は、
半乾燥麺、乾燥麺では前記第1の発明と同程度であり、
未乾燥麺では100重量部に対し、200重倒部以下程
度とする。
また、前記食用油脂には、動物性、植物性のいずれを用
いることもでき、例えばパーム油、小麦胚芽油、大豆油
、なたね油、トウモロコシ油、米油、サフラワー油、オ
リーブ油、ラード、ヘッド、バター、ショートニングな
どを用い、また動物性油脂、植物性油脂を混合したもの
を用いることもできる。
この食用油脂の収容量は、食用油脂の状態(固体、液体
、エマルジョン化等)にもよるが、麺類100重役部に
対して、0.1〜14重M部程度とする。
これは、収容量が多いと、油脂により麺類の水和が妨げ
られて調理時間が長くなり、一方、収容量が少ないと、
食用油脂の添加による効果が不十分となるためである。
この食用油脂の状態は、液状、固状のいずれであっても
よく、さらに粉末とすることも可能である。
粉末油脂は、例えばベースとなる油脂を乳化さu1噴露
乾燥することによって、ベースの油脂が微粒子となり、
これにコーティング剤でコーティングを施すことにより
得られる。この粉末油脂は、水分散性および乳化安定性
に優れたものが好ましく、具体的には粉末マーガリンが
よい。
さらに、粉末マーガリンに、粉末アルコールなどの天然
の消泡剤を併用すると、マイクロ波加熱時の吹きこぼれ
を防止できる。
したがって、乳化剤などの添加によりエマルジョン化す
るのがより好適である。
さらに食用油脂は、カプセル化して供給することができ
る。
すなわら、食用油脂を、ゼラチンを主体としてソルビッ
トやグリセリンなどを添加したカプセル被膜で封入して
、ソフトカプセルを作る。このカプセルの製造方法は特
に限定されるものではなく、平板法、ロータリー法、特
開昭60−・40056号に示される点滴法などを採用
することができる。
食用油脂をこのようにカプセル化することにより、変質
、酸化を防止することができ、長期間の保存が可能とな
る。
尚、カプセル被膜の重量は、適宜定めることができるが
、通常は、食用油脂も含むカプセル重量に対し、5〜7
0%とする。食用油脂を含むカプセルは、例えば、大き
さを5〜25rnM、単品を0゜1〜59とする。
上記食用油脂またはカプセル被膜には、乳化剤を添加し
ておき、水分散性および乳化安定性を向上させるのが好
ましい。さらに、食用油脂やカプセル被膜には、所望に
よりビタミン剤その伯の添加剤を加えることも可能であ
る。
次に、食用油脂は、カゼインナトリウムなどを壁材とし
てマイクロカプセル化づることも可能である。
このようなマイクロカプセル化により、前記力ブレル被
膜と同様に、油脂の保存性が向上するとともに、水分を
加えた際の拡散性が良好となる。
これら発明では、耐熱容器内へのパスタ類や水分などの
収容順序は特に限定されるものではなく、任意に定め得
るものである。例えば第2の発明では、麺類を収容し、
その後に水分を加え、次いで粉末の食用油脂を加える。
また、麺類収容後に、カプセル化した食用油脂を収容し
ておき、水分を加えるようにづることもできる。さらに
、食用油脂が水分中でエマルジョン化したものを耐熱容
器内に収容し、その後そのまま調理に供することができ
る。またはエマルジョンの収容に続いて不足の水分を補
給した後調理に供することもできる。
次に、第4の発明で、耐熱容器の対向壁は、非平面であ
ればよく、したがって、曲面や複数平面が屈曲して連結
された屈曲面とする。
尚、非平面であるから、1つの方向で非直線状となれば
よく、例えば水平方向または垂直方向で非直線状とし、
望ましくは、両方向で非直線状とする。
また、この耐熱容器に配置する麺類は、水和前には、対
向壁の間隔以下で、水和伸長時に対向壁間隔を越えれば
よいので、麺類の種類、伸長率などによりj6宜長さを
定めておく。また、耐熱容器に配置する麺類には、上記
長さの条件を満たさない、例えば短い麺が含まれていて
もよく、後述する曲げ作用を果たして、相互の付着を防
止できる程度に、艮ざの条件を満たす麺が配置されてい
ればよい。
(作 用) 本願発明のうち、第1の発明では、耐熱容器内に収容さ
れた半乾燥または乾燥パスタ類は、水分で覆われており
、これをマイクロ波で加熱すると水分が沸騰するととも
に、パスタ類が吸水しながら加熱され、湯中でおどる。
この加熱続行により水分は全てがパスタ類への吸水と蒸
発とに消費されて、調理を終了する。
また、マイクロ波加熱の際には、麺類の表面から溶出し
た澱粉により泡が出やすくなるが、第2の発明によれば
、食用油脂や、これに加えた界面活性剤によりdlj泡
され、吹きこぼれが抑止される。
したがって、吹きこぼれ防止のために、耐熱容器の高さ
を大きくする必要はない。また、調理後にも麺類は油脂
で覆われた状態にあり、相互の付着が防止される。
また、カプセル化した食用油脂では、マイクロ波による
加熱当初にカプセルが徐々に溶解し、内部の食用油脂は
、水分中に拡散Vず、麺類の吸水が速やかになされる。
加熱がさらに進むと、食用油脂は次第に湯中に拡散し、
前記消泡作用や付着防止効果が得られる。尚、加熱終了
時には、カプセル被膜は完全に溶解しており、食味増大
をもたらす。また、この発明の調理方法に、第4の発明
である包装麺類を用いることにより、麺類の相互の付着
を防止することができる。
すなわら、加熱時の水和により麺類は伸長して、容器壁
に突き当たり、さらに麺類が伸長することにより麺類が
曲がって移動するので、麺類同士の静的な付着を防止す
る。しかも、上記容器壁は、非平面としたので、麺類の
端部が容器壁に沿って複数方向に移動し、端部同士の付
着も防止ける。
尚、容器の両側壁を外方に膨出させることにより、曲が
った麺類の逃げ場所ができ、麺類相互の付着がより有効
に防止される。
(実施例1) 以下に、本願発明のうち第1および第4の発明について
の実施例を第1図に基づいて説明づる。
長さが180#の乾燥スパゲティー1 (80g)を用
意し、これをポリプロピレン製の耐熱容器2に収容する
。尚、第1図で乾燥スパゲティー1は一部のみ図示され
ている。この耐熱容器2は略四角形状からなり、四辺に
丸みをもたせた形状からなる。さらに容器2の壁面は、
垂直方向にも丸みがもたせである。この容器2を寸法で
表わせば、長さ180#、幅100m、深さ30mの基
本形状において、両側壁2bでそれぞれ外方に10馴湾
曲させ、対向壁2aで5mmずつ外方に湾曲させたもの
である。
この耐熱容器2へは、前記乾燥スパゲティー1に加え、
水160qを収容し、5O−OWの電子レンジにより7
分間の加熱を行なった。
この加熱により水が沸騰するとともに、乾燥スパゲティ
ーへの吸水がなされる。加熱の終了により、水はほと/
Vどが乾燥スパゲティーへの吸水と蒸散とに消費された
スパゲティーは吸水により伸長し、容器の対向壁2 a
、2aに突き当たって曲がり、両側壁2b、2bの拡が
りにより側方にまで拡がった。このようにして得られた
スパゲティーは、相互の付着がなく、均一に復水して、
シコシコした如で上げの風味と食感があった。この水和
スパゲティーの−に面に、レトルト処理をしたミーl−
ソース120qを盛付けて、ミートソーススパゲティー
として食することができた。
尚、比較例として190x120X30mmの直方体形
状の耐熱性容器を用い、その伯は前記実施例1と同様に
して調理を行なった。その結果は、風味、食感ともに良
好であったが、スパゲティーの端部で相互の付着があっ
た。これは容器の対向壁が平面で形成されているので、
乾燥スパゲティーが加水伸長して突き当たった際に、端
部の移動がなく、従って端部同士に付着現象が生じてし
まうためと考えられる。
(実施例2) 次に他の実施例を以下に説明する。
水分含有量を21.3%とした半生スパゲティー809
を、ポリプロピレン製からなり、190X120X30
mmの寸法を右する耐熱性容器に収容した。
また、予め精製ラード2J1グルタミン酸ソーダ0.1
g、食塩0.19、HAP19.薄口しょう油5gを1
つの小袋に詰めて用意してあり、これを開封して、内容
物を前記容器内に収容した。
次いで、水859を加えて、500Wの電子レンジで6
分間のマイクロ波加熱を行なった。加熱に従い、半生ス
パゲティーへの吸水がなされるとともに、ラードが溶解
拡散して、泡立ちを防止した。
加熱終了後には、水分は吸水と蒸散とに消費し尽されて
いた。また水和スパゲティーは、表面が口出油脂で被覆
された状態にあり、相互の付着が有効に防止された。ま
た得られたスパゲティーは良好な風味と食感とを右して
おり、ミートソースなどをかけて食することができた。
(実施例3) 次に、長さ15c+++、外径1.9m、内径0.9履
の中空状の乾燥スパゲティー(ボカティーニ)56gと
粉末マーガリン77とを170x150×25#の寸法
を右するポリプロピレン製耐熱容器に収容し、さらにこ
れに水道水120gを加えた。粉末マーガリンは、直ち
に水平面上に分散した状態となり、これを500Wの電
子レンジで4分間マイクロ波加熱した。調理時の泡立ら
は防止されて、ふきこぼれににり電子レンジ内がよごれ
ることもなかった。その後、レトルト処理したミートソ
ース70tJを上面に盛付り、スパゲティーミートソー
スを得た。このスパゲティーミートソースは、スパゲテ
ィー相互の付着がなくて、シ]シ]した弾力を有し、し
かも歯切れが良く、茹であげの風味、食感を右していた
(実施例4) 次に、他の実施例を以下に説明する。
緑豆澱粉911重部、小麦粉9市川部、食塩0゜3手早
部、水28手ω部をパドルミキサーで混合し、620 
all(]の減圧下で脱気処理を施しつつ、さらにパド
ルミキサーと連結したスパゲティー用エクストルーダー
のホッパーに供給した。このエクストルーダーは直径4
5#、長さ400mm、圧縮比1:1で毎分27回転す
るスクリューを有し、先端部には直径1#III+のダ
イスが配置されている。
このダイス温度を60℃に設定して、押出成型した後、
湿度70%、温度50℃で5時間乾燥し、150姻の良
さに切断して、はるさめ様の乾燥澱粉麺を得た。
この乾燥澱粉麺100りを165X80X30mmの寸
法を有するポリプロピレン製の耐熱容器に収容し、粉末
油脂3gを加えるとともに、水210gを加えた。これ
を500Wの電子レンジで7分間マイクロ波加熱した。
加熱時にはふきこぼれはなく、水が消費し尽された後に
も、麺の付着はなかった。
得られた水和澱粉麺は、表面が滑らかで艶があり、弾力
感のある歯ごたえを右していた。
(実施例5) さらに他の実施例を以下に説明Jる。
内寸において、長さ190mmX幅120a++X高さ
30咽であるポリプロピレン製の直方体耐熱容器内に、
長さ180#、太さ1.5mm径の乾燥スパゲティー8
09と、1個宛0.47のオリーブオイル入りゼラチン
カプセル(オリーブオイル0゜2q、ゼラチン被膜0.
29)5個とを入れ、さらに水180SJを加えた。こ
れを50owa′)電子レンジに入れ、7分間のマイク
ロ波加熱を行なった。この加熱により水が加熱されてG
温が上がり、乾燥スパゲティーへの吸水がなされた。加
熱開始から約1分経過後に、食用油脂カプセルの溶解に
より内部から水中へと食用油脂が流出し、泡立ちを防止
した。すなわち加熱開始から約1分間は食用油脂の流出
はごく僅かであるか、殆んどないので、乾燥スパゲティ
ーへの吸水は速やかに行われた。7分11■の加熱によ
り、水(まはとlvとが蒸散と乾燥−スパゲティーへの
吸水に消費され、得られた水和スパゲティーは、スパゲ
ティー相互の付着がなく、均一に復水して、シコシコし
た茹であげの風味と食感とがあった。また、加熱時に、
泡立ちを防止できるので、湯の吹きこぼれがなく、電子
レンジ内を汚すこともなかった。
この水和スパゲティーの上面に、し1〜ルト処理をした
ミートソース120rJを盛付けて、ミートソーススパ
ゲティーとして食することができた。
(実施例6) 次に他の実施例を以下に説明する。
内寸において、長さ140sX幅90mm×高さ30#
であるポリプロピレン製の直方体耐熱容器内に、肉厚0
.4mm、長さ125mmのポカデイ一二40gと1.
4gのサラダ油入りゼラチンカプセル(サラダ油0.7
5g、コハク化ゼラチン被膜0.654?>1個とを入
れ、さらに水90gを加える。これを500Wの電子レ
ンジに入れ、4分間のマイクロ波加熱を行った。この実
施例でも、加熱の際に吹きこtまれはなく、加熱終了後
の水和スパゲティーは、相互の付着がなく、しかも均一
に水和して加熱され、シコシコした弾力を有していた。
この水和スパゲティーに粉粒状のタラコンース15gを
混ぜて、タラ]スバゲディーとした。
上記タラコスパゲティーは、前記のように弾力を有し、
風味、食感ともに優れていた。
(実施例7) 常法により、麺帯から切り出した中華麺線を平箱に入れ
、これを110℃の乾燥機の中で13分間処理して、水
分22%の半生中華麺を得た。
この半生中華D100sを、ポリプロピレンと紙とをラ
ミネートして構成した耐熱容器に収容した。
また、水200g、大豆サラダ油4g、ショ糖脂肪酸エ
ステル1gにより、ゴーリンホモゲナイザー(Gaul
in HOmO(]eniZer)でエマルジョン20
5gを得ている。このエマルジ」ンを上記耐熱容器に加
え、500Wの電子レンジで6分間マイクロ波加熱をし
た。
上記エマルジョンによりサラダ油は均一に拡散しており
、泡立らを有効に防1にするとともに、水和後には、中
華麺相互の付着を有効に防止した。
尚、得られた中華麺は食感、風味ともに良好であった。
(実施例8) 次に、この実施例に用いられる耐熱容器3は、第3図に
示されるように、底部4に凹凸条5・・・5が形成され
ており、隣接する凹凸条5.5の間隔は約llMnで、
収容するシェルの大きさよりも小さくしである。
この耐熱容器3に、肉厚0.4#lII+のシェルフ0
9と水130gとを収容し、さらに11gの粉末油脂を
加えた。粉末油脂は直ちに水面1−に分散した状態とな
った。これを600Wの電子レンジで3.5分間マイク
ロ波加熱した。調理時吹きこぼれることなく、したがっ
て、電子レンジ内を汚すことはなかった。
得られたシェルは良好な歯ごたえがあり、シェ′ル同士
の付着もなかった。これに粉末状の和風ソース18gと
、調理した野菜類、肉類と共に軽く混ぜて食に供した。
尚、容器の底部4には凹凸条5により隙間ができ、下面
からの反射波を受けて効率よく加熱され、またシェルは
凹凸条5で支持されるので、水分が過剰で加熱後に水分
が残ってしまった場合にも、水分は凹部に残るので、シ
ェルの水切れがに<、食感をより良好にする。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、第1の発明では
耐熱容器内に半乾燥パスタ類または乾燥パスタ類と水和
必要量の水分とを収容し、マイクロ波加熱してパスタ類
を水和させ、第2の発明では耐熱容器内に麺類と、水和
必要量の水分と食用油脂とを収容し、マイクロ波加熱し
て麺類を水和させるので、相互の付着がなく、食感、風
味の良好なパスタ類、麺類(パスタ類を含む)を調理す
ることができ、しかも調理の手間が飛躍的に簡略化され
るという効果がある。
また、第3の発明では耐熱容器の底面を凹凸状とし/、
−ので、加熱効率が向トし、麺類の水切れも良好になる
という効果がある。
さらに、第4の発明では耐熱容器の1対の対向壁を非平
面で形成し、この対向壁間に、長尺形状の麺類を配置し
、この麺類の長さは、対向壁間の間隔以下で、水和膨張
時に対向壁間間隔を超える長さとしたので、加熱時に麺
類が伸長して、相互の付着を有効に防止することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の実施例1に用いられる包装麺類の平
面図、第2図は同じく断面図、第3図は同じ〈実施例8
の耐熱容器の断面図、第4国人、B)、C)はこの発明
に用いるパスタ類の肉厚を示す斜視図、第5国人、B)
、(0はパスタ類の断面形状を示す断面図、第6図(5
)、B)、0は同じく耐熱容器の変更例を示す平面図で
ある。 1・・・乾燥スパゲティー 2.3・・・耐熱容器2a
・・・対向壁     2b・・・側壁4・・・底部 
      5・・・凹凸条特許出願人  日本製粉株
式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 耐熱容器内に、半乾燥パスタ類または乾燥パスタ類
    と水和必要量の水分とを収容し、マイクロ波加熱してパ
    スタ類を水和させることを特徴とするパスタ類の調理方
    法 2 耐熱容器内に、麺類と、水和必要量の水分と、食用
    油脂とを収容し、マイクロ波加熱して麺類を水和させる
    ことを特徴とする麺類の調理方法3 少なくとも麺類と
    水和必要量の水分とを収容して、マイクロ波加熱により
    麺類を水和させるための耐熱容器であって、底面を凹凸
    状とした調理用耐熱容器 4 耐熱容器の1対の対向壁が非平面で形成され、この
    対向壁間に、長尺形状の麺類が配置されており、この麺
    類の長さは、対向壁間の間隔以下で、水和膨張時に対向
    壁間間隔を超える長さとした包装麺類 5 耐熱容器は、対向壁に対する両側壁が、外方に膨出
    していることを特徴とする請求項4記載の包装麺類
JP63056571A 1987-07-17 1988-03-10 パスタ類、麺類の調理方法および調理用耐熱容器、包装麺類 Pending JPH01257439A (ja)

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