JP2784123B2 - 容器入り冷凍食品 - Google Patents

容器入り冷凍食品

Info

Publication number
JP2784123B2
JP2784123B2 JP4302957A JP30295792A JP2784123B2 JP 2784123 B2 JP2784123 B2 JP 2784123B2 JP 4302957 A JP4302957 A JP 4302957A JP 30295792 A JP30295792 A JP 30295792A JP 2784123 B2 JP2784123 B2 JP 2784123B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
frozen
food
solid food
inner lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4302957A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06125756A (ja
Inventor
義隆 平野
信宏 上西
加恵 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAUSU SHOKUHIN KK
Original Assignee
HAUSU SHOKUHIN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAUSU SHOKUHIN KK filed Critical HAUSU SHOKUHIN KK
Priority to JP4302957A priority Critical patent/JP2784123B2/ja
Publication of JPH06125756A publication Critical patent/JPH06125756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2784123B2 publication Critical patent/JP2784123B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Noodles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器入り冷凍食品に関
するものである。さらに詳細には、電子レンジにより解
凍するだけで食べられる、容器入り冷凍食品に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子レンジで解凍するだけで食べ
られるようにした冷凍食品が多く出回るようになり、そ
の中には、米飯の上に具入り調味液をかけて食べる、い
わゆる丼物のようなものも見受けられるようになってき
た。これら丼物のような冷凍食品は、概して、蓋付き容
器中に凍結した米飯が入れられ、その上に、凍結した具
材入り調味液が載った構造となっていた。しかしなが
ら、上記のような冷凍食品を電子レンジで解凍すると、
解凍された具材入り調味液が徐々に、解凍されつつある
米飯中にしみ込んでいき、解凍が完了した時点では米飯
がタレを吸ってふやけたような食感、あるいは煮込んだ
ような食感となっており、また、具も水分不足でコゲた
りして、食堂で注文した時に出てくるような丼物などか
らみると、いかにもまずそうなものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、米飯など
に、必要により、フライなどを載せ、具を含む、あるい
は含まない調味液をかけて温かい状態で食べるような食
品に関し、電子レンジで解凍するだけで、食堂で注文し
た時に出てきた直後のような、できたての状態で食べら
れるようにした容器入り冷凍食品の提供を目的とする。
【0004】さらに本発明は、電子レンジでの解凍後
に、簡単な開封操作で、食堂で注文した時に出てきた直
後のような、できたての状態のものが食べられるように
した容器入り冷凍食品の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器の底に入
れた凍結米飯と、その上にのせる具材入り凍結調味液と
の間に凹状にしたラップで仕切りを入れることにより、
上記課題がほぼ解決できるという知見に基づいてなされ
たものである。
【0006】即ち、容器の底部に凍結した主固形食品が
入れられ、必要により、該主固形食品の上に冷凍した副
固形食品が載せられ、これらの上部に、柔軟な包材から
なり、縦断面が丸みを帯びたW字状で、中央部分が該容
器の高さよりも若干上に突起した形の中蓋が、該容器の
中程を塞ぐようにして戴置され、該中蓋の上面底部に
は、具を含む、あるいは含まない凍結した調味液が入れ
られており、さらに蒸気抜き孔を上面中央部に設けた上
蓋が、該蒸気抜き孔から該中蓋の中央部分を若干突出さ
せた状態で該容器の開口部に嵌着されてなる容器入り冷
凍食品を提供するものである。
【0007】以下に、本発明の容器入り冷凍食品につい
て詳細に説明する。本発明の対象となる食品としては、
具体的には、牛丼、親子丼、中華丼、天津飯、マーボ
丼、カツ丼、天丼、カレーライス、カツカレー、ハンバ
ーグカレー、ハヤシライス、カレーうどん、きつねうど
ん、ラーメン、スパゲティ(ナポリタンソース、ミート
ソース)など、熱くした調味液をかけて食するような食
品が挙げられる。
【0008】以上に挙げた食品から明らかなように、本
発明における主固形食品とは、炭水化物を主原料とする
もので、具体的には米飯や茹でためん類、パスタ類が挙
げられるが、同じく炭水化物を主原料とするもので、冷
凍および解凍による影響を受けにくいものであれば特に
限定されるものではない。一方、本発明における副固形
食品とは、上記主固形食品の上に載せるもので、具体的
にはフライ、天ぷら、ハンバーク、ミートボール、卵焼
き、あるいは、焼豚、油揚などの麺用具などが挙げられ
る。
【0009】また、本発明における具を含む、あるいは
含まない調味液(以下、単に調味液という)とは、調理
済の調味液であり、これを前記主固形食品の上、必要に
より副固形食品の上に熱くした状態でかけることによ
り、前記食品を形成するものをいい、目的とする食品に
合わせて常法により調整すればよい。
【0010】次に、本発明における容器入り冷凍食品の
構成を図面に基づいて説明する。(1)は容器であり、
その底部には米飯などの主固形食品(2)が冷凍された
状態で入れられている。カツ丼などの場合には、さらに
主固形食品(2)の上にトンカツなどの副固形食品
(7)が冷凍された状態で載せられている。
【0011】その上に、中蓋(3)が容器(1)の中程
を塞ぐようにして戴置され、中蓋(3)の上面底部には
調味液(4)がリング状に冷凍された状態で入れられて
いる。さらに中蓋(3)の中央部分は、容器(1)の開
口部に篏着されている上蓋(5)の上面に設けられた蒸
気抜き孔(6)から若干突出した状態となっている。
【0012】本発明における容器の形状は、上記の構成
を考慮すれば、ある程度の高さと適度の面積を備えたカ
ップ状のものが好ましい。また、容器、中蓋および上蓋
の材質としては、冷凍されたり、電子レンジにより加熱
されたりするので、耐冷凍性及び耐熱性があることが必
要であり、また容器および中蓋についてはさらに耐水性
があることが必要であり、さらに中蓋については上蓋の
蒸気抜き孔から引き抜けるような柔軟性が必要である
が、上記条件が満たされれば特に限定はされない。具体
的には、紙、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチ
レン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)などが
挙げられる。
【0013】次いで、本発明における容器入り冷凍食品
の製造方法について図面に基づいて説明する。まず、米
飯などの主固形食品を容器(1)に適量入れてから冷凍
庫などで冷凍するか、あるいは、別途適量を容器の形に
合わせて冷凍したものを容器(1)に入れる。次に、必
要により、別途冷凍した副固形食品(7)を主固形食品
(2)の上に載せる。次いで、その上に図のように成形
したラップなどの柔軟な包材からなる中蓋(3)を容器
(1)の中程を塞ぐように載せ、別途適量の調味液を中
蓋の底部の径に合わせてリング状に冷凍したものを入れ
るか、あるいは、型にはめた中蓋(3)の底部に適量の
調味液を流し込んでから冷凍したものを容器(1)の中
程を塞ぐように載せる。最後に、上蓋(5)の蒸気抜き
孔(6)に中蓋(3)の中央部分を若干突出させた後、
上蓋(5)を容器(1)の開口部に嵌着して完成する。
また、他の製造方法として、冷凍前の固形食品、揚げ物
および調味液をすべて容器内にセットしてから一度に冷
凍することが考えられるが、冷凍が完了するまでに時間
がかかるので好ましくない。
【0014】次に、本発明における容器入り冷凍食品の
電子レンジによる解凍作用および解凍後の開封操作につ
いて図面に基づいて説明する。電子レンジに容器入り冷
凍食品を入れて加熱を開始してしばらくすると、冷凍の
主固形食品(2)、調味液(4)および食品によっては
副固形食品(7)が解凍し始め、主固形食品(2)から
は含まれている水分が蒸気となって中蓋(3)の底との
間にできた空間において対流を始め、この蒸気が主固形
食品(2)自身と副固形食品(7)はもちろん、中蓋
(3)の底部を加熱するので結果的に調味液(4)をも
加熱することになる。また、この蒸気は徐々に中蓋
(3)と容器の側壁との隙間から逃げていくので、中蓋
(3)は蒸気の圧力で外れるようなことはない。さら
に、この蒸気は調味液(4)と上蓋(5)との間にでき
た空間においても、調味液(4)から発生した蒸気と一
緒になって対流を起こし、今度は調味液(4)を上部か
ら加熱することになる。最後に、これらの蒸気は上蓋
(5)の蒸気抜き孔(6)から逃げていく。
【0015】電子レンジによる解凍が完了したら、容器
ごと電子レンジから取り出して、上蓋(5)の蒸気抜き
孔(6)から突出している中蓋(3)の中央部分を引き
抜いてから、上蓋(5)を外せば、目的とする食品が完
成する。
【0016】以上のように、本発明においては、電子レ
ンジで解凍するだけで、食堂などで注文して出てきたと
きの状態のカツ丼などの食品が簡単に出来上がるだけで
なく、従来の容器入り冷凍食品に比べて解凍時間が大幅
に短縮することができるものである。また、中蓋がある
にもかかわらず、開封の手間が従来のものと殆ど変わっ
ていない。
【0017】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明の容器入り冷凍
食品を具体的に説明する。 実施例1 まず、常法により炊飯した米飯100gをカップ状容器
(直径100mm×高さ100mm、材質/紙)に平ら
になるように入れ、−40°Cの冷凍庫内で100分間
の冷凍処理をした。次に、上記米飯の上にしかるべき形
状とした中蓋(中央部分の高さ60mm、底部の深さ4
0mm、材質ポリプロピレンフィルム)を載せ、別途加
熱調理した牛丼用の調味液150gを−40°Cの冷凍
庫内で100分間の冷凍処理をして外径90mm、内径
30mmのリング状に冷凍したものを、上記中蓋の中央
部分に通して底部に入れ、さらに上記中蓋の中央部分を
上蓋(厚紙)の蒸気抜き孔から突出させた後、上記上蓋
を上記容器の開口部に嵌着した。
【0018】比較例 中蓋を使わずに、冷凍した米飯の上に冷凍した牛丼用の
調味液を直接載せる以外は、実施例1と同様に製造し
た。
【0019】実施例1と比較例の容器入り冷凍食品を、
それぞれ500Wの電子レンジで3分間加熱し、実施例
1については、その後中蓋を上蓋の蒸気抜き穴から引き
抜いて調味液を米飯の上にかけた後、両者を比較した。
その結果、実施例1のものは完全に解凍されていて、し
かも見た目にも出来たての状態であったが、比較例のも
のは米飯の中心部がまだ未解凍の状態であり、一方解凍
した部分は煮込んだような食感となっており、さらに具
材のネギなどにコゲを生じて、いかにもまずそうであっ
た。
【0020】実施例2 まず、常法により炊飯した米飯100gをカップ状容器
(直径100mm×高さ100mm、材質/紙)に平ら
になるように入れ、−40°Cの冷凍庫内で100分間
の冷凍処理をした後、別途冷凍処理したトンカツを米飯
の上に載せた。次に、上記米飯の上にしかるべき形状と
した中蓋(中央部分の高さ60mm、底部の深さ40m
m、材質/ポリプロピレンフィルム)を載せ、別途加熱
調理した牛丼用の調味液150gを−40°Cの冷凍庫
内で100分間の冷凍処理をして外径90mm、内径3
0mmのリング状に冷凍したものを、上記中蓋の中央部
分に通して底部に入れ、さらに上記中蓋の中央部分を上
蓋(厚紙)の蒸気抜き孔から突出させた後、上記上蓋を
上記容器の開口部に嵌着した。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、調味液が主固形食品や
副固形食品と直接接触していないので、電子レンジで解
凍したときに、解凍された調味液が主固形食品や副固形
食品に滲み込まず、従って、固形食品がタレを吸ってふ
やけた食感、あるいは煮込んだ食感になったり、副固形
食品の衣が崩れたり、具材が水分不足でコゲたりするこ
とはない。また、固形食品から出る蒸気が中蓋のために
容器の外へ直接逃げないので固形食品が乾燥しにくくな
るとともに均一に加熱されるようになるために早く解凍
でき、さらに上記蒸気が調味液を下側から温めるので全
体として解凍時間が短縮される。さらに、中蓋があるに
もかかわらず開封する手間が従来のものと殆ど変わって
いない。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における容器入り冷凍食品の構成を示し
た縦断面図である。
【符号の説明】 1 容器 2 冷凍主固形食品 3 中蓋 4 冷凍調味液 5 上蓋 6 蒸気抜き孔 7 冷凍副固形食品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65D 81/34 B65D 81/34 V (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/10 - 1/162 A23L 3/36 - 3/54 B65D 67/00 - 79/02 B65D 81/18 - 81/30,81/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の底部に凍結した主固形食品が入れ
    られ、必要により、該主固形食品の上に冷凍した副固形
    食品が載せられ、これらの上部に、柔軟な包材からな
    り、縦断面が丸みを帯びたW字状で、中央部分が該容器
    の高さよりも若干上に突起した形の中蓋が、該容器の中
    程を塞ぐようにして戴置され、該中蓋の上面底部には、
    具を含む、あるいは含まない凍結した調味液が入れられ
    ており、さらに蒸気抜き孔を上面中央部に設けた上蓋
    が、該蒸気抜き孔から該中蓋の中央部分を若干突出させ
    た状態で該容器の開口部に嵌着されてなる容器入り冷凍
    食品。
  2. 【請求項2】 主固形食品が米飯、めん類、パスタ類で
    あることを特徴とする請求項1記載の容器入り冷凍食
    品。
  3. 【請求項3】 副固形食品がフライ、天ぷら、ハンバー
    グ、ミートボール、卵焼き、あるいは、焼豚、油揚等の
    麺用具であることを特徴とする請求項1記載の容器入り
    冷凍食品。
  4. 【請求項4】 容器の形状がカップ状であることを特徴
    とする請求項1記載の容器入り冷凍食品。
JP4302957A 1992-10-14 1992-10-14 容器入り冷凍食品 Expired - Fee Related JP2784123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4302957A JP2784123B2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 容器入り冷凍食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4302957A JP2784123B2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 容器入り冷凍食品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06125756A JPH06125756A (ja) 1994-05-10
JP2784123B2 true JP2784123B2 (ja) 1998-08-06

Family

ID=17915192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4302957A Expired - Fee Related JP2784123B2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 容器入り冷凍食品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2784123B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2161640B1 (es) * 2000-02-01 2002-07-01 Soto Jose Maria Valenciano Procedimiento de obtencion de una paella preparada para cocinar y paella obtenida con dicho procedimiento.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06125756A (ja) 1994-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6180148B1 (en) Method for cooking fresh noodles in a microwave oven
KR100375356B1 (ko) 포장된즉석조리파스타및면류의제조방법
WO2016121897A1 (ja) 容器入り冷凍食品
JP2779105B2 (ja) 容器入り冷凍食品
JP2784123B2 (ja) 容器入り冷凍食品
JP3178786B2 (ja) 容器入り冷凍食品の調理方法
CA2195278C (en) Process for producing quick-boiling or instant cooking pastas and noodles
JPH0711594Y2 (ja) 電子レンジ解凍用容器入り冷凍食品
JPH0731397A (ja) 容器入り冷凍スパゲッティ
JPS5836355A (ja) 調理米飯の処理方法
JP3985877B2 (ja) 電子レンジ用包装袋
JP2779117B2 (ja) 容器入り冷凍食品
JP2800090B2 (ja) 焦げ目つき麺類の製造方法
JPH10295302A (ja) 早茹でパスタ及び早茹で麺の調理方法
JP2779116B2 (ja) 容器入り冷凍食品
GB2236469A (en) Method of preparing a food product; packaged food product
JP3576814B2 (ja) 電子レンジ調理用容器入り冷凍麺及びその製造方法
JPH0260558A (ja) 電子レンジ用冷凍麺
JPH1056999A (ja) パスタ類、麺類の調理方法
JPH099886A (ja) 即席揚げ物用の冷凍食品およびその製造方法
JP2812647B2 (ja) 容器入り冷凍食品
JP3191395U (ja) 直火加熱用冷凍食品
WO2015156287A1 (ja) 直火加熱用冷凍食品
JP2002112737A (ja) 成形肉加工食品及びその製造方法
JPS63109748A (ja) 容器入り層状冷凍ソ−ス掛け食品

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees