JP6079019B2 - 自動券売機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動券売機に関し、例えば、顧客の操作に応じて乗車券や航空券などの券を自動で販売する自動券売機に適用して好適なものである。
従来、顧客の操作に応じて乗車券や航空券などの券(以下、これらを総称して切符と呼ぶ)を自動で販売する自動券売機が知られている。このような自動券売機は、例えば、駅の改札口付近に設置されていて、顧客はこの自動券売機を操作して電車の切符を購入するようになっている。
このような自動券売機は、例えば図18に示す自動券売機100のように、筐体101の前面上部が顧客操作部102となっていて、さらにこの顧客操作部102が、上側となる上側操作部103と、下側となる下側操作部104とで構成されている。
上側操作部103には、タッチパネル機能を有するディスプレイ105が設けられている。一方、下側操作部104は、筐体101の前方から見て左側が、奥側に凹んだ凹状操作部106となっていて、右側が前方に凸する凸状操作部107となっている。
さらに、凹状操作部106には、カード挿入排出口108、紙幣挿入口109、発券口110、紙幣排出口111、硬貨排出口112、硬貨排出受け113などが設けられ、凸状操作部107には、硬貨投入口114、テンキー部115などが設けられている。
実際、この自動券売機100で切符を購入する場合、顧客は、ディスプレイ105の画面に表示される各種情報を確認して所望の切符を選択すると共に紙幣挿入口109又は硬貨投入口114に代金を投入して、発券口110から排出される切符を受け取る。
尚、この自動券売機100では、紙幣、硬貨の代わりに、クレジットカードをカード挿入排出口108に挿入することで、クレジットカードで切符の代金を支払うこともできる。
ところで、このような自動券売機100では、不正行為への対策が大きな課題となっている。不正行為としては、例えば、紙幣排出口111から排出される釣銭としての紙幣を故意に取り忘れて、自動券売機100の取り忘れ紙幣回収機能によって紙幣が回収される直前に、紙幣を抜き取るといった行為が知られている。
また、硬貨排出口112の内部にガムを貼り付けることで、その後に第三者が自動券売機100を利用したときに硬貨排出口112を故意に詰まらせ、硬貨排出口112に詰まった釣銭としての硬貨を後で窃取するといった行為も知られている。
このような釣銭に関する不正行為に対してはカメラ撮影による監視が有効であり、従来、凹状操作部106の側面にカメラを設置して、このカメラで凹状操作部106の紙幣排出口111と硬貨排出口112を横から撮影するようにした自動券売機(図示せず)が提案されている(例えば特許文献1参照)。
この自動券売機によれば、紙幣排出口111及び硬貨排出口112をカメラで撮影して監視することで釣銭に関する不正行為を抑制できるようになっている。
特開2010−198480号公報
また一方で、自動券売機に対する不正行為としては、例えば、紙幣挿入口109へ不正な紙幣を挿入するといった行為、すなわち入金紙幣に関する不正行為も存在する。
このような不正行為に対してもカメラ撮影による監視が有効であるが、この場合、紙幣挿入口109にどのような紙幣が挿入されたのかをカメラの画像から特定できるようにすることが望ましい。
そこで、例えば、凹状操作部106の側面ではなく上端にカメラを設置して、紙幣挿入口109に挿入される紙幣の上面を撮影するようにすれば、紙幣挿入口109にどのような紙幣が挿入されたのかをカメラの画像から特定できるようになるものと考えられる。
しかしながら、自動券売機の多くは、紙幣挿入口109の下方に紙幣排出口111が配置されるレイアウトのため、単に凹状操作部106の上端にカメラを設置しただけだと、カメラから見て手前側に位置する紙幣挿入口109によって、奥側に位置する紙幣排出口111の一部又は全部が隠れてしまう。
すなわち、この場合、紙幣挿入口109を上から撮影するようにしたことで入金紙幣に関する不正行為は抑制できるようになる反面、紙幣排出口111の一部又は全部がカメラの死角に入ってしまうことで釣銭に関する不正行為への対策が十分ではなくなる。
このように、従来の自動券売機は、凹状操作部106に設けられた各取扱口(カード挿入排出口108、紙幣挿入口109、発券口111、紙幣排出口111、硬貨排出口112など)の全てを撮影して監視することができず、結果として、種々の不正行為に対する対策が十分ではなく、種々の不正行為を抑制できるものではなかった。
本発明は以上の点を考慮したもので、種々の不正行為を抑制し得る自動券売機を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、筐体と、筐体の前面に設けられた操作部と、元カメラとを具え、操作部は、表示部を有する上側操作部と、当該上側操作部の下方に位置し、取引対象の媒体を挿入又は排出する複数の取扱口が配置された下側操作部とを有し、下側操作部は、取扱口が横方向に並べて配置される上側壁部と、当該上側壁部の下方に設けられ、取扱口が横方向に並べて配置される下側壁部とを有し、下側壁部に配置された取扱口が上側壁部に配置された取扱口よりも前方に位置するように、下側壁部が上側壁部よりも前方に突出し、手元カメラは、下側操作部の上端に配置され、当該下側操作部を上から撮影するようにした。
これにより、下側操作部を上から撮影するときに、上側壁部に配置された取扱口により下側壁部に配置された取扱口が隠れることなく、各取扱口の全てを上から撮影して監視できるので、各取扱口へ媒体を挿入するときの不正行為や、各取扱口から媒体が排出されるときの不正行為を十分抑制することができる。
本発明によれば、各取扱口へ媒体を挿入するときの不正行為や、各取扱口から媒体が排出されるときの不正行為を十分抑制することができ、かくして種々の不正行為を抑制し得る自動券売機を実現できる。
第1の実施の形態による自動券売機の構成(1)を示す略線図である。 第1の実施の形態による設置状態の自動券売機を示す略線図である。 第1の実施の形態による自動券売機の構成(2)を示す略線図である。 第1の実施の形態による自動券売機の構成(3)を示す略線図である。 凹状操作部の構成(断面)を示す略線図である。 カード挿入排出口及び紙幣挿入口の形状を示す略線図である。 紙幣挿入口に複数枚の紙幣を一遍に挿入する様子を示す略線図である。 上から見た凹状操作部を示す略線図である。 紙幣挿入口の上面の角度の設定例を示す略線図である。 第2の実施の形態による自動券売機の構成を示す略線図である。 第3の実施の形態による自動券売機の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による自動券売機の構成(1)を示す略線図である。 他の実施の形態による自動券売機の構成(2)を示す略線図である。 他の実施の形態による自動券売機の構成(3)を示す略線図である。 他の実施の形態による自動券売機の構成(4)を示す略線図である。 他の実施の形態による自動券売機の構成(5)を示す略線図である。 他の実施の形態による凹状操作部の構成(断面)を示す略線図である。 従来の自動券売機の構成を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.自動券売機の構成]
まず第1の実施の形態について説明する。図1に外観を示すように、第1の実施の形態の自動券売機1は、縦長の箱状でなる筐体2を中心に構成され、筐体2の前に立つ顧客から見て操作し易い箇所、すなわち前面上部に、顧客操作部3が設けられている。
この自動券売機1の顧客操作部3は、上端側より下端側が手前にくるよう傾斜していて、筐体2の前に立つ顧客が見下ろすようにして容易に操作できるよう、その高さと傾斜角度が選定されている。
この顧客操作部3の上方には、掲示部4が設けられている。この掲示部4は、平均的な大人の身長に基づいて、例えば、筐体2の前に立つ顧客の顔のほぼ正面となる高さに設けられている。
自動券売機1は、この掲示部4に、自動券売機1で購入可能な切符の種別、広告などを表示するようになっている。またこの掲示部4には、例えばその中央に、筐体2の前に立つ顧客の上半身を撮影するための上半身カメラ5が設けられている。
さらに顧客操作部3の下端には、前方に突き出るようにして平板状の支持台6が水平に設けられている。
実際、この自動券売機1は、例えば図2に示すように、駅の改札口付近の壁内に、顧客操作部3、掲示部4、支持台6を露出させるようにして設置され、この顧客操作部3を介して顧客が切符を購入できるようになっている。尚、支持台6は、例えば、設置場所にカウンターなどが設けられている場合には、省略してもよい。
この自動券売機1の顧客操作部3は、図1にくわえて図3に示すように、上側に位置する上側操作部7と下側に位置する下側操作部8とで構成され、上側操作部7には、タッチパネル機能を有するディスプレイ9が設けられている。
この上側操作部7では、ディスプレイ9に切符の購入に関する各種案内情報を表示させ、またディスプレイ9に表示させたボタン画像をタッチするなどの操作入力を受け付けることで、顧客が所望の切符を選択できるようになっている。
一方、下側操作部8は、前方から見て右側が、前方に迫り出すように突する凸状操作部10となっていて、前方から見て左側が、後方に切り欠いたように凹んだ凹状操作部11となっている。
凸状操作部10は、その上部に、切符の購入代金として硬貨を投入するための硬貨投入口12が設けられている。
さらにこの硬貨投入口12の下方左寄りの位置に、上下方向に長い長方形状の開口を有する凹部13が形成されていて、この凹部13内にテンキー部14が配置されている。
このテンキー部14は、「0」〜「9」までの数字のそれぞれの入力に対応するキーを有し、暗証番号などの入力に用いられる。またこのテンキー部14は、凹部13内に配置されていることにより、横から覗き見されることを防止するようにもなっている。
一方、凹状操作部11は、下端に水平に設けられた左右方向に長い長方形状の底面部15と、この底面部15の左端から垂直に立ち上がる左側側壁部16と、この底面部15の右端から垂直に立ち上がる右側側壁部17と、この底面部15の後端から垂直に立ち上がる奥側壁部18とで構成されている。
このうち奥側壁部18は、図3にくわえて図4にも示すように、上側に位置する上側壁部18aと、下側に位置する下側壁部18bと、上側壁部18aの下端と下側壁部18bの上端との間を繋ぐ中間壁部18cとで構成されている。
上側壁部18a及び下側壁部18bは、ともに左右方向に長い長方形状の垂直な壁面であり、図5の断面図に示すように、上側壁部18aより下側壁部18bの方が例えば数センチほど前方に迫り出している。尚、図5は、紙幣挿入口20と紙幣排出口22のそれぞれの左右方向の中心を通る垂直な切断線(図示せず)で凹状操作部11を前後方向に切断した場合の断面図である。
中間壁部18cは、このような前後方向の位置が異なる上側壁部18aと下側壁部18bとを繋ぐように、上側壁部18aの下端から下側壁部18bの上端へと傾斜する壁面となっている。
また奥側壁部18の上側壁部18aには、図4に示すように前方から見て左側にカード挿入排出口19が設けられ、前方から見て右側に紙幣挿入口20が設けられている。
さらに奥側壁部18の下側壁部18bには、前方から見て左側に発券口21が設けられ、前方から見て右側に紙幣排出口22が設けられている。
このうちカード挿入排出口19は、ICカードやクレジットカードなどのカード状媒体の挿入又は排出ができるようになっている。例えば、顧客が切符の代金をクレジットカードで支払う場合にクレジットカードを挿入する口であり、また挿入されたクレジットカードを顧客に返却するために排出する口である。
このカード挿入排出口19は、横長のスリット状となっていて、クレジットカードを、その表面を上にして挿入するようになっている。
紙幣挿入口20は、顧客が切符の代金を紙幣で支払う場合に紙幣を挿入する口である。この紙幣挿入口20も、横長のスリット状となっていて、紙幣を、その表面又は裏面を上にして挿入するようになっている。
これらカード挿入排出口19及び紙幣挿入口20は、例えば図6に示すように、カード又は紙幣を挿入し易いよう、上面23に角度をつけることで開口24を上方向に広げた断面V字型の末広がり形状となっている。
また紙幣挿入口20は、一枚ずつはもちろんのこと、複数枚の紙幣を一遍に挿入できるようにもなっている。この場合、例えば、複数枚の紙幣を束にして紙幣挿入口20に挿入すると、図7に示すように、紙幣の束25の後端部が紙幣挿入口20からはみ出た状態で紙幣の束25が保持され、紙幣の束25の1番上の紙幣から1枚ずつ順に紙幣挿入口20の奥へと取り込まれるようになっている。
発券口21は、顧客が購入した切符を排出する口である。この発券口21も、横長のスリット状となっていて、切符が、その表面を上にして排出されるようになっている。
紙幣排出口22は、釣銭としての紙幣を排出する口である。この紙幣排出口22も、水平なスリット状となっていて、釣銭としての紙幣が、その表面又は裏面を上にして排出されるようになっている。
この紙幣排出口22は、釣銭としての紙幣が複数枚であれば、複数枚の紙幣を重ねた状態で一遍に排出するようにもなっている。
さらに図3に示すように、凹状操作部11の右側側壁部17には、その下端に、硬貨排出口26が設けられている。
また凹状操作部11の底面部15には、前方から見て右側に、右側側壁部17の下端に設けられた硬貨排出口26と連結するようにして硬貨排出受け27が設けられている。
このうち硬貨排出口26は、釣銭としての硬貨を排出する口であり、四角形の開口を有している。一方、硬貨排出受け27は、トレイ状であり、硬貨排出口26から排出された硬貨を集積するようになっている。
またこの硬貨排出受け27は、集積された硬貨を容易に視認できるよう暗色系の色(例えば黒色)となっている。尚、凹状操作部11の硬貨排出受け27以外の他の部分は、硬貨排出受け27とは異なる例えば明色系の色となっている。
このような構成でなる下側操作部8では、クレジットカード、又は紙幣、硬貨を、顧客が挿入又は投入することで切符の代金を支払うことができ、これに応じて切符を排出することで、顧客が切符を受け取ることができるようになっている。
またこの下側操作部8では、切符の代金が支払われたときの釣銭を排出することで、顧客が釣銭を受け取ることができるようにもなっている。
さらにこの自動券売機1は、図3乃至図5に示すように、凹状操作部11の上側壁部18aの上端中央に、半円板状のカメラ保持部28が前方に突き出るようにして設けられている。
このカメラ保持部28は、図5に示すように、その前端が、下側壁部18bの壁面とほぼ同じ位置となるように、もしくは下側壁部18bの壁面より若干前方に位置するように、上側壁部18aから前方に突き出るようになっている。
尚、図5は、カメラ保持部28の前端が下側壁部18bの壁面より若干前方に位置するように設けられている例である。
このカメラ保持部28には、その下面から露出するようにして手元カメラ29が下向きに取り付けられている。この手元カメラ29は、左右方向の位置が、上側壁部18aの中央で、前後方向の位置が上側壁部18aと下側壁部18bとの間となるように(すなわち中間壁部18cの上方に位置するように)取り付けられている。
[1−2.動作及び効果]
以上の構成でなる自動券売機1は、例えば、顧客が切符を購入する購入取引時、掲示部4に設けられた上半身カメラ5で顧客の上半身を撮影すると共に、上側壁部18aの上端中央に設けられた手元カメラ29で凹状操作部11を上から撮影する。
このとき、自動券売機1は、取引開始から取引終了までの間、上半身カメラ5と手元カメラ29とで動画を撮影し、この結果得られる、顧客の上半身を撮影した動画と、凹状操作部11に対する顧客の操作を撮影した動画とを、取引時刻及び取引内容を示す情報とともに、図示しないハードディスクなどの記憶媒体にデータとして保存するようになっている。
ここで、上述したように、凹状操作部11の奥側壁部18は、下側壁部18bに設けられた発券口21及び紙幣排出口22が上側壁部18aに設けられたカード挿入排出口19及び紙幣挿入口20より前方に位置するように、下側壁部18bが上側壁部18aより前方に突出するようになっている。
このように、自動券売機1では、カード挿入排出口19及び紙幣挿入口20の位置と、発券口21及び紙幣排出口22の位置が、前後方向にずれていることで、例えば図8に示すように、手元カメラ29で凹状操作部11を上から撮影するときに、カード挿入排出口19及び紙幣挿入口20により発券口21及び紙幣排出口22が隠れてしまうことなく、カード挿入排出口19、紙幣挿入口20、発券口21、及び紙幣排出口22のそれぞれを確実に上から撮影して監視できる。
さらに、自動券売機1では、発券口21及び紙幣排出口22の前に、硬貨排出口26と硬貨排出受け27が位置していることで、これら硬貨排出口26及び硬貨排出受け27についても、手元カメラ29で確実に上から撮影して監視できる。
このように、自動券売機1は、カード挿入排出口19、紙幣挿入口20、発券口21、紙幣排出口22、硬貨排出口26、及び硬貨排出受け27のそれぞれを確実に上から撮影して監視できる。
上述のように、自動券売機1は、カード挿入排出口19に対する顧客の操作を監視できるので、カードに関する不正行為を抑制できると共に、万が一このような不正行為が行われたとしても、保存した動画(すなわち顧客の上半身を撮影した動画と、凹状操作部11に対する操作を撮影した動画)を証拠として、不正者を特定することができる。
また、自動券売機1は、紙幣挿入口20に対する顧客の操作も監視できるので、入金紙幣に関する不正行為を抑制できると共に、万が一このような不正行為が行われたとしても、保存した動画を証拠として、不正者を特定することができる。
さらにこの場合、紙幣挿入口20に挿入される紙幣の上側の面を撮影できるので、紙幣挿入口20にどのような紙幣が挿入されたのかを、保存した動画から十分特定することができる。
また、紙幣挿入口20に紙幣の束が挿入される場合も、束の1番上の紙幣から1枚ずつ順に紙幣挿入口20の奥へと取り込まれるときに、それぞれの紙幣の上側の面を撮影できるので、紙幣挿入口20に1枚ずつどのような紙幣が挿入されたのかを、保存した動画から十分特定することができる。
さらに、紙幣挿入口20は、上面23に角度を付けることで開口24が上方向に広げられた末広がり形状となっている。これにより、紙幣が挿入し易くなるばかりでなく、手元カメラ29で紙幣挿入口20を上から撮影したときに、数センチ程度ではあるが紙幣挿入口20の奥まで撮影することができる。
これにより、紙幣挿入口20の奥へと取り込まれていく紙幣をより確実に撮影することができる。
またこの場合、例えば図9に示すように、上面23の角度を、手元カメラ29の画角に合わせるようにしてもよく、このようにすれば、紙幣挿入口20を一段と奥まで撮影できるようになる。
尚、紙幣挿入口20に限らず、カード挿入排出口19についても同様に、上面23の角度を、手元カメラ29の画角に合わせるようにしてもよい。
さらに、自動券売機1は、発券口21、紙幣排出口22、硬貨排出口26、硬貨排出受け27に対する顧客の操作についても監視できるので、切符及び釣銭に関する不正行為を抑制できると共に、万が一このような不正行為が行われたとしても、保存した動画を証拠として、不正者を特定することができる。
実際、自動券売機1は、紙幣排出口22から取り忘れ紙幣を抜き取るといった不正行為や、硬貨排出口26の内部にガムを貼り付けて釣銭を窃取するといった不正行為についても十分抑制できる。
以上の構成によれば、自動券売機1は、手元カメラ29により、カード挿入排出口19、紙幣挿入口20、発券口21、紙幣排出口22、硬貨排出口26、及び硬貨排出受け27の全てを確実に上から撮影して監視でき、これにより、カード、入金紙幣、釣銭、切符に関する種々の不正行為を十分抑制できる。
また自動券売機1は、凹状操作部11の奥側壁部18の上端中央から前方に突き出るようにカメラ保持部28を設けるようにした。このように、カメラ保持部28を、顧客から見て目立つ位置に設けるようにしたことで、顧客に対してカメラで監視している旨を十分認識させることができ、これによっても、種々の不正行為を抑制できる。
くわえて、この自動券売機1では、カメラ保持部28を奥側壁部18の上端中央に設けると共に、奥側壁部18からのカメラ保持部28の突出量を極力小さくしていることで、カメラ保持部28が、凹状操作部11を操作するときに邪魔にならないことも利点である。
さらに、この自動券売機1では、カメラ保持部28に、その下面から露出するようにして手元カメラ29を下向きに取り付けるようにした。こうすることで、手元カメラ29で撮影するときに、外光の影響を抑制することができ、且つ手元カメラ29のレンズを汚れ難くすることができる。
さらに自動券売機1は、凹状操作部11の底面部15に設けられた硬貨排出受け27を暗色系の色(例えば黒色)とした。こうすることで、硬貨排出受け27に集積された、例えば銀色又は銅色でなる硬貨を容易に顧客に視認させ得るばかりでなく、手元カメラ29で撮影した動画から、硬貨排出受け27に集積された硬貨を容易に特定できる。
また、このように硬貨排出受け27を、暗色系の色(例えば黒色)としたことで、外光がこの硬貨排出受け27に反射することを防ぐこともできる。
さらに、凹状操作部11の硬貨排出受け27以外の他の部分は、硬貨排出受け27とは異なる明色系の色とした。これにより、硬貨排出受け27と他の部分とのコントラストを強調でき、例えば、凹状操作部11を上から撮影して得られた動画から、底面部15のどの部分が硬貨排出受け27なのかを容易に特定できる。
尚、自動券売機1では、手元カメラ29で凹状操作部11を上から撮影するときに、カード挿入排出口19、紙幣挿入口20、発券口21、紙幣排出口22、硬貨排出口26、及び硬貨排出受け27のそれぞれが、撮影範囲内に収まるように、手元カメラ29のカメラ設定(ズーム率など)、上側壁部18aと下側壁部18bの前後方向の間隔などが設定されている。
ちなみに、上側壁部18aと下側壁部18bの前後方向の間隔を、紙幣挿入口20から紙幣の束の後端部がはみ出ている状態でも、下方の紙幣排出口22が隠れない程度の間隔にすれば、紙幣挿入口20に複数毎の紙幣を一遍に挿入したときでも、紙幣排出口22を確実に撮影できる。
また手元カメラ29は、必ずしも真下を向いている必要はなく、撮影範囲が最適となるよう前後左右に傾けられていてもよい。
さらに、この自動券売機1では、手元カメラ29とテンキー部14との間に、凹状操作部11の右側側壁部17が位置することで、手元カメラ29ではテンキー部14を撮影できないようになっている。自動券売機1は、このようにして顧客の暗証番号などの個人情報を保護するようにもなっている。
[2.第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、手元カメラの位置が第1の実施の形態とは異なる実施の形態である。
尚、手元カメラの位置が異なる以外は、第1の実施の形態とほぼ同様であるので、第1の実施の形態を参照とする。ゆえに、ここでは、主に手元カメラの位置について説明する。
[2−1.手元カメラの位置]
第1の実施の形態では、カメラ保持部28を、凹状操作部11の奥側壁部18の上端中央に設けるようにしたが、この第2の実施の形態では、図10に示すように、カメラ保持部40を、奥側壁部18の上端左隅に設けるようになっている。
より具体的には、奥側壁部18の左端と左側側壁部16の後端との角部の上端に、板状略扇形のカメラ保持部40が右前方に突き出るようにして設けられている。
このカメラ保持部40も、その前端が、下側壁部18bの壁面とほぼ同じ位置となるように、もしくは下側壁部18bの壁面より若干前方に位置するように、上側壁部18aから前方に突き出るようになっている。
さらにこのカメラ保持部40には、その下面から露出するようにして手元カメラ41が下向きに取り付けられている。この手元カメラ41は、左右方向の位置が、上側壁部18aの左端で、前後方向の位置が上側壁部18aと下側壁部18bとの間となるように(すなわち中間壁部18cの上方に位置するように)取り付けられている。
そしてこの第2の実施の形態の自動券売機1では、この位置(すなわち奥側壁部18の上端左隅)に取り付けられた手元カメラ41により、凹状操作部11を左上から撮影する。
この手元カメラ41で凹状操作部11を上から撮影すると、第1の実施の形態とくらべて、手元カメラ41が左側に寄っている分、左側に位置するカード挿入排出口19及び発券口21が右側に位置する紙幣挿入口20及び紙幣排出口22より若干大きく映るものの、カード挿入排出口19及び紙幣挿入口20によって発券口21及び紙幣排出口22が隠れてしまうことなく、カード挿入排出口19、紙幣挿入口20、発券口21、及び紙幣排出口22のそれぞれを確実に上から撮影して監視できる。
さらに、手元カメラ41は、硬貨排出口26及び硬貨排出受け27についても、確実に上から撮影して監視できる。
このように、この第2の実施の形態の自動券売機1でも、カード挿入排出口19、紙幣挿入口20、発券口21、紙幣排出口22、硬貨排出口26、及び硬貨排出受け27のそれぞれに対する顧客の操作を監視できる。
さらに、この第2の実施の形態の自動券売機1でも、手元カメラ41とテンキー部14との間に、凹状操作部11の右側側壁部17が位置するので、手元カメラ41ではテンキー部14を撮影できないようになっている。
また、この第2の実施の形態の自動券売機1では、手元カメラ41を、凹状操作部11の左上隅に設けるようにしたことで、凹状操作部11を操作するときに邪魔になることなく、手元カメラ41で凹状操作部11を撮影できる。
尚、この手元カメラ41も、必ずしも真下を向いている必要はなく、撮影範囲が最適となるよう前後左右に傾けられていてもよい。
また、ここでは説明を省略したが、この第2の実施の形態の自動券売機1では、第1の実施の形態の自動券売機1で得られる他の効果についても、同様に得ることができる。
[3.第3の実施の形態]
次に第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態は、手元カメラの位置が第1の実施の形態とも第2の実施の形態とも異なる実施の形態である。
尚、手元カメラの位置が異なる以外は、第1の実施の形態とほぼ同様であるので、第1の実施の形態を参照とする。ゆえに、ここでは、主に手元カメラの位置について説明する。
[3−1.手元カメラの位置]
第1の実施の形態では、カメラ保持部28を奥側壁部の上端中央に設け、第2の実施の形態では、カメラ保持部40を奥側壁部18の上端左隅に設けるようにしたが、この第3の実施の形態では、図11に示すように、カメラ保持部50を奥側壁部18の上端右隅に設けるようになっている。
より具体的には、奥側壁部18の右端と右側側壁部17の後端との角部の上端に、板状略扇型のカメラ保持部50が左前方に突き出るようにして設けられている。
このカメラ保持部50も、その前端が、下側壁部18bの壁面とほぼ同じ位置となるように、もしくは下側壁部18bの壁面より若干前方に位置するように、上側壁部18aから前方に突き出るようになっている。
さらにこのカメラ保持部50には、その下面から露出するようにして手元カメラ51が下向きに取り付けられている。この手元カメラ51は、左右方向の位置が、上側壁部18aの右端で、前後方向の位置が上側壁部18aと下側壁部18bとの間となるように(すなわち中間壁部18cの上方に位置するように)取り付けられている。
そしてこの第3の実施の形態の自動券売機1では、この位置(すなわち奥側壁部18の上端右隅)に取り付けられた手元カメラ51により、凹状操作部11を右上から撮影する。
この手元カメラ51で凹状操作部11を上から撮影すると、第1の実施の形態とくらべて、手元カメラ51が右側に寄っている分、右側に位置する紙幣挿入口20及び紙幣排出口22が左側に位置するカード挿入排出口19及び発券口21より若干大きく映るものの、カード挿入排出口19及び紙幣挿入口20により発券口21及び紙幣排出口22が隠れてしまうことなく、カード挿入排出口19、紙幣挿入口20、発券口21、及び紙幣排出口22のそれぞれを確実に上から撮影して監視できる。
さらに、手元カメラ51は、硬貨排出口26及び硬貨排出受け27ついても、確実に上から撮影して監視できる。
このように、この第3の実施の形態の自動券売機1でも、カード挿入排出口19、紙幣挿入口20、発券口21、紙幣排出口22、硬貨排出口26、及び硬貨排出受け27のそれぞれに対する顧客の操作を監視できる。
さらに、この第3の実施の形態の自動券売機1でも、手元カメラ51とテンキー部14との間に、凹状操作部11の右側側壁部17が位置するので、手元カメラ51ではテンキー部14を撮影できないようになっている。
また、この第3の実施の形態の自動券売機1では、手元カメラ51を、凹状操作部11の右上隅に設けるようにしたことで、凹状操作部11を操作するときに邪魔になることなく、手元カメラ51で凹状操作部11を上から撮影できる。
尚、この手元カメラ51も、必ずしも真下を向いている必要はなく、撮影範囲が最適となるよう前後左右に傾けられていてもよい。
またここでは説明を省略したが、この第3の実施の形態の自動券売機1では、第1及び第2の実施の形態の自動券売機1で得られる他の効果についても、同様に得ることができる。
[4.他の実施の形態]
[4−1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1乃至第3の実施の形態では、手元カメラを凹状操作部11の上端に設けて、凹状操作部11を上から撮影するようにした。
これに対して、手元カメラを凹状操作部11の下端に設けて、凹状操作部11を、下から撮影するようにしてもよい。
例えば、図12に示すように、凹状操作部11の左下隅に、カメラ保持部60を設けるようにする。
より具体的には、底面部15の左端と左側側壁部16の下端との角部に、断面略扇型で箱状のカメラ保持部60を設けるようにする。尚、ここでは、カメラ保持部60の形状を、断面略扇型の箱状としたが、これに限らず、断面略扇型の箱状以外の形状であってもよい。
そしてこのカメラ保持部60には、その上部から露出するようにして手元カメラ61が上向きに取り付けられていて、この手元カメラ61により凹状操作部11を左下から撮影する。
このように、手元カメラ61を凹状操作部11の左下隅に設けるようにしたことで、凹状操作部11を操作するときに手元カメラ61が邪魔にならず、手元カメラ61により凹状操作部11の視認を妨げられることがない。
また、カメラ保持部60の上部から露出するようにして手元カメラ61を上向きに取り付けていることにより、顧客が手元カメラ61を視認できるので、顧客に対してカメラで監視している旨を十分認識させることができ、これにより不正行為を抑制できる。
また別の例としては、図13に示すように、底面部15の前端中央に、カメラ保持部70を設けるようにする。
このカメラ保持部70は、半円板状でなり、底面部15の前端中央に、上方に凸するようにして設けられている。尚、ここでは、カメラ保持部70の形状を、半円板状としたが、これに限らず、台形板状や四角形板状など、半円板状以外の形状であってもよい。
そしてこのカメラ保持部70には、その上部から露出するようにして手元カメラ71が上向きに取り付けられていて、この手元カメラ71により凹状操作部11を下から撮影する。
この場合も、手元カメラ71は凹状操作部11の下端に設けられているので、凹状操作部11を操作するときの邪魔にならず、手元カメラ71により凹状操作部11の視認を妨げられることがない。
また、カメラ保持部70の上部から露出するようにして手元カメラ71を上向きに取り付けていることにより、顧客が手元カメラ71を視認できるので、顧客に対してカメラで監視している旨を十分認識させることができ、これにより不正行為を抑制できる。
さらにこれに限らず、手元カメラを凹状操作部11の左端に設けて、凹状操作部11を、横から撮影するようにしてもよい。
より具体的には、図14に示すように、左側側壁部16の下端から中央近くまでの部分を他の部分より厚くして、この厚くした部分に、その上部(左側側壁部16の中央付近)から露出するようにして手元カメラ80を横向き(すなわち右向き)に取り付けるようにする。
そしてこの手元カメラ80により凹状操作部11を左側から撮影するようにする。この場合も、手元カメラ80は凹状操作部11の左端に設けられているので、凹状操作部11を操作するときの邪魔にならず、手元カメラ80により凹状操作部11の視認を妨げられることがない。
また、左側側壁部16の中央付近に露出するようにして手元カメラ80を横向きに取り付けていることにより、顧客が手元カメラ80を視認できるので、顧客に対してカメラで監視している旨を十分認識させることができ、これにより不正行為を抑制できる。
また、これに限らず、上述の手元カメラ61、71、80を、第1乃至第3の実施の形態の自動券売機1に追加で設けるようにしてもよい。
ここで、第1の実施の形態の自動券売機1に、手元カメラ71を追加で設けた例を、図15に示す。すなわち、この自動券売機1は、凹状操作部11の奥側壁部18の上端中央に設けられたカメラ保持部28に第1の手元カメラとしての手元カメラ29が取り付けられていると共に、凹状操作部11の底面部15の前端中央に設けられたカメラ保持部70に第2の手元カメラとしての手元カメラ71が取り付けられている。
また別の例として、第3の実施の形態の自動券売機1に、手元カメラ61を追加で設けた例を、図16に示す。すなわち、この自動券売機1は、凹状操作部11の奥側壁部18の上端右隅に設けられたカメラ保持部50に第1の手元カメラとしての手元カメラ51が取り付けられていると共に、凹状操作部11の左下隅に設けられたカメラ保持部60に第2の手元カメラとしての手元カメラ61が取り付けられている。
このように、凹状操作部11を撮影する手元カメラを2つ設けるようにすれば、例えば一方の手元カメラが隠されてしまったとしても、もう一方の手元カメラで撮影を行うことができるので、凹状操作部11をより確実に撮影して監視できる。
またこのように異なる2箇所に設けられた2つの手元カメラで凹状操作部11を撮影するようにすれば、それぞれ別の角度から凹状操作部11を撮影できるので、万が一不正行為が行われたとしても、その不正行為を一段と確実に特定できる。
[4−2.他の実施の形態2]
また、上述した第1乃至第3の実施の形態では、凹状操作部11の奥側壁部18の上側壁部18aと下側壁部18bをともに垂直な壁面とした。
これに限らず、例えば図17に示すように、上側壁部18aと下側壁部18bとをともに、上端より下端が前方に位置するように傾斜させるようにしてもよい。
またこれに限らず、例えば、上側壁部18aのみ、もしくは下側壁部18bのみを傾斜させるようにしてもよい。
[4−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した第1乃至第3の実施の形態では、手元カメラ29、41、51を、それぞれ凹状操作部11の奥側壁部18の上端中央、上端左隅、又は上端右隅に設けるようにした。
これに限らず、凹状操作部11の上部で、且つ凹状操作部11に設けられた各取扱口(カード挿入排出口19、紙幣挿入口20、発券口21、紙幣排出口22、硬貨排出口26)を上から撮影できる箇所であれば、これら以外の位置に手元カメラを設けるようにしてもよい。
[4−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した第1の実施の形態では、手元カメラ29の前後方向の位置を、上側壁部18aと下側壁部18bとの間(すなわち中間壁部18cの上方)とした。
これに限らず、凹状操作部11の操作の邪魔にならない範囲で、カメラ保持部28を前方にさらに突出させ、このカメラ保持部28に、下側壁部18bより前方に位置するようにして手元カメラ29を取り付けるようにしてもよい。
第2及び第3の実施の形態についても同様であり、手元カメラ41、51を、それぞれ下側壁部18bより前方となる位置に取り付けるようにしてもよい
[4−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した第1の実施の形態では、切符を購入する購入取引の開始から終了までの間、上半身カメラ5と手元カメラ29で動画を撮影するようにした。
これに限らず、例えば、自動券売機1の筐体2の所定位置に、筐体2の前に立つ人を感知する人感センサを設け、この人感センサが筐体2の前に立つ人を感知している間、上半身カメラ5と手元カメラ29で動画を撮影するなどしてもよい。
さらに、上述した第1乃至第3の実施の形態では、上半身カメラ5と手元カメラ29で動画を撮影するようにした。
これに限らず、例えば、静止画を撮影するようにしてもよい。ただし、不正行為が行われたときに、その証拠を得るには、静止画より動画の方が望ましい。
また上半身カメラ5では、例えば取引開始時に静止画を撮影して、手元カメラ29では、例えば取引開始から取引終了まで動画を撮影するなどしてもよい。
[4−6.他の実施の形態6]
さらに、上述した第1乃至第3の実施の形態では、自動券売機1の前方から見て右側を凸状操作部10、左側を凹状操作部11とした。
また凹状操作部11の上側壁部18aには、前方から見て左側にカード挿入排出口19、右側に紙幣挿入口20を設け、下側壁部18bには、前方から見て左側に発券口21、右側に紙幣排出口22を設けるようにした。
さらに凹状操作部11の右側側壁部17の下端に硬貨排出口26を設け、底面部15に硬貨排出受け27を設けるようにした。
これらカード挿入排出口19、紙幣挿入口20、発券口21、紙幣排出口22、硬貨排出口26などの取扱口、及び硬貨排出受け27の配置は一例であり、例えば、それぞれの位置が入れ替えられていてもよく、第1乃至第3の実施の形態の配置とは異なる配置となっていてもよい。
[4−7.他の実施の形態7]
さらに、上述した第1の実施の形態では、凹状操作部11の上側壁部18aの上端中央に、半円板状のカメラ保持部28を前方に突き出るようにして設けるようにした。
これに限らず、カメラ保持部28については、台形板状や四角形板状など、半円板状以外の形状であってもよい。
また、上述した第2の実施の形態では、カメラ保持部40を、板状略扇型としたが、これに限らず、三角形板状や四角形板状など、板状略扇型以外の形状であってもよい。
同様に、上述した第3の実施の形態のカメラ保持部50についても、板状略扇型以外の形状であってもよい。
[4−8.他の実施の形態8]
さらに、上述した第1乃至第3の実施の形態では、本発明を、駅の改札口付近に設置された、列車の切符を販売する自動券売機1に適用した。
本発明はこれに限らず、航空機の航空券などを販売する他の自動券売機に適用してもよく、またATMなどに適用してもよい。すなわち、本発明は、媒体の取扱口を有していて、利用者が取扱口に媒体を挿入して取扱口から排出される媒体を受け取ることにより自動で取引が行われる様々な自動取引装置に適用できる。
[4−9.他の実施の形態9]
さらに、本発明は、上述した第1乃至第3の実施の形態と、上述した他の実施の形態とに限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した第1乃至第3の実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、例えば、切符を販売する自動券売機で利用することができる。
1、100……自動券売機、2、101……筐体、3、102……顧客操作部、5……上半身カメラ、7、103……上側操作部、8、104……下側操作部、10、107……凸状操作部、11、106……凹状操作部、15……底面部、16……左側側壁部、17……右側側壁部、18……奥側壁部、18a……上側壁部、18b……下側壁部、18c……中間壁部、19、108……カード挿入排出口、20、109……紙幣挿入口、21、110……発券口、22、111……紙幣排出口、23……上面、26、112……硬貨排出口、27、113……硬貨排出受け、28、40、50、60、70……カメラ保持部、29、41、51、61、71、80……手元カメラ。

Claims (11)

  1. 筐体と、
    上記筐体の前面に設けられた操作部と、
    手元カメラと
    を具え、
    上記操作部は、
    表示部を有する上側操作部と、当該上側操作部の下方に位置し、取引対象の媒体を挿入又は排出する複数の取扱口が配置された下側操作部とを有し、
    上記下側操作部は、
    上記取扱口が横方向に並べて配置される上側壁部と、当該上側壁部の下方に設けられ、上記取扱口が横方向に並べて配置される下側壁部とを有し、
    上記下側壁部に配置された取扱口が上記上側壁部に配置された取扱口よりも前方に位置するように、上記下側壁部が上記上側壁部よりも前方に突出し、
    上記手元カメラは、
    上記下側操作部の上端に配置され、当該下側操作部を上から撮影する
    自動券売機
  2. 上記下側操作部は、
    前方に突する凸状操作部と、当該凸状操作部と横方向に隣接していて後方に凹んだ凹状操作部とを有し、
    上記凹状操作部が上記上側壁部と上記下側壁部とを有し、当該凹状操作部の上端に上記手元カメラが配置されている
    請求項1に記載の自動券売機
  3. 上記上側壁部の上端中央に、前方に突するカメラ保持部が設けられ、
    上記手元カメラは、
    上記カメラ保持部に、当該カメラ保持部の下面から露出するようにして下向きに取り付けられている
    請求項1又は2に記載の自動券売機
  4. 上記上側壁部の上端の左隅又は右隅に、前方に突するカメラ保持部が設けられ、
    上記手元カメラは、
    上記カメラ保持部に、当該カメラ保持部の下面から露出するようにして下向きに取り付けられている
    請求項1又は2に記載の自動券売機
  5. 上記凹状操作部は、
    上記凹状操作部の下端に位置する底面部と、当該底面部の左右両端から立ち上がる左側側壁部及び右側側壁部と、当該底面部の後端から立ち上がる奥側壁部とで構成され、当該奥側壁部の上部が上記上側壁部であり、当該奥側壁部の下部が上記下側壁部となっている
    請求項2に記載の自動券売機
  6. 上記凹状操作部の左側側壁部及び右側側壁部の一方の下端に、媒体としての硬貨を排出する硬貨排出口が設けられ、上記凹状操作部の底面部に、当該硬貨排出口から排出された硬貨を集積する硬貨排出受けが設けられ、
    上記硬貨排出受けは、当該硬貨排出受けに排出される硬貨よりも暗い暗色系の色で設けられている
    請求項5に記載の自動券売機
  7. 上記下側操作部の上側壁部には、媒体としての紙幣を挿入する紙幣挿入口が設けられ、
    上記紙幣挿入口は、
    上面に角度を付けた末広がり形状でなり、
    上記紙幣挿入口の上面の角度が、上記手元カメラの画角に応じて設定されている
    請求項1又は2に記載の自動券売機
  8. 上記手元カメラは、
    上記下側操作部の上端から、当該下側操作部が利用者に操作される様子を動画で撮影する
    請求項1又は2に記載の自動券売機
  9. 上記筐体に取り付けられ、利用者の上半身を撮影する上半身カメラを
    さらに具え、
    上記手元カメラで撮影した画像を、上記上半身カメラで撮影した画像とともに所定の記憶部に記憶する
    請求項1又は2に記載の自動券売機
  10. 上記下側操作部には、当該下側操作部を上から撮影する上記手元カメラを第1の手元カメラとして、当該第1の手元カメラとは別の箇所に、上記下側操作部を撮影する第2の手元カメラが取り付けられている
    請求項1又は2に記載の自動券売機
  11. 上記第2の手元カメラは、
    上記下側操作部の下端に取り付けられ、当該下側操作部を下から撮影する
    請求項10に記載の自動券売機
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