JP5192324B2 - 監視システム及び自動取引装置 - Google Patents

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本発明は、金融機関の紙幣類取引装置に代表される自動取引装置向けの監視システムに関する。
昨今、自動取引装置に盗撮カメラ、不正な磁気信号読取り装置、フィッシングポスター等の不審物を設置する事件が問題となっている。盗撮カメラや磁気信号読取り装置からは、暗証番号や口座番号といった秘密情報が盗み取られる危険性がある。フィッシングポスターについては、例えばポスターに偽の連絡先が書いておき、連絡してきた人に関係者のふりをして不正を働くといった危険性がある。
上記のような不審物を速やかに撤去するため、不審物を自動検知する方式が求められている。その場合、既に広く用いられている監視カメラを用いて、画像処理を用いる方式が現実的かつ有効である。
画像処理を用いた不審物検知において、当然誤検知は少なく保ったまま、検知性能を向上することが求められる。特許文献1には、人が立ち去ったあと一定時間のみ不審物検知を行う方法が公開されている。不審物は人が設置するので、不審物設置の恐れのある時間のみ不審物検知を動作させればよい、という考え方である。これによって、人がいない時間帯の誤検知を減少させることが可能である。
特開2007−300531号
しかしながら、上記従来例では、(1)不審物を設置した人物が立ち去ってからのみ不審物検知が可能であり、不審物の設置中には検知ができないという問題がある。(2)さらに、人が何も操作をせずに通りかかっただけで不審物検知が動作する場合がある、という問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、不審物を設置した人物が立ち去る前であっても不審物の検知を可能とし、また、人が何らかの操作を行い、不審物を設置した可能性のあるときに不審物検知の感度を高く設定することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、カードの情報を読み込むカード機構部と、貨幣の入出金を行う貨幣処理部と、入出金取引に関する情報を受け付ける操作部と、を有する自動取引装置と、前記自動取引装置の所定の部位を撮影する監視カメラと、前記監視カメラが撮影した画像を解析する監視計算機と、を備えた監視システムであって、前記自動取引装置は、前記操作部よりも上方に前記カード機構部を設け、前記自動取引装置の縁部側に前記監視カメラを設け、当該監視カメラが撮影した画像には、前記カード機構部または前記貨幣処理部の少なくとも一方を含む第一の画像領域と、前記カード機構部及び前記貨幣処理部を含まない第二の画像領域が設けられ、前記監視計算機は、前記監視カメラが撮影した画像を格納する画像格納部と、前記第二の画像領域から動物体を検知する動物体検知部と、め設定した感度情報に基づいて前記検知された動物体が不審物か否かを判定する不審物検知部と、前記動物体検知部が動物体を検知したときには、前記感度情報を高感度に変更する監視制御部と、を備える。
したがって、本発明によれば、第一に、自動取引装置の操作において、手を長時間静止させることは稀なので、自動取引装置の縁部側に設置した監視カメラによって、利用者が自動取引装置を手で操作している期間においても不審物の検知が可能となる。これによって、不審物を設置した人物が立ち去る前であっても、不審物を検知することが可能となる。
第二に、自動取引装置に対して何も操作がない時間は不審物を検知する感度情報を低く設定することができる。これによって誤検知を低減することができる。
第三に、監視カメラの撮影領域を複数の領域に分けて、通常の操作では触れる必要のない領域で動物体を検知した場合には不審物設置の危険性が高いので、検知感度を高く設定することができる。これによって不審物の検知性能を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、第1の実施形態を示し、本発明を適用する自動取引装置の構成を示す概略図である。
自動取引装置100は、硬貨の出し入れを行う硬貨入出金部110と、紙幣の出し入れを行う紙幣入出金口111と、カードの情報を読み込むカード機構部112と、通帳の情報を読み書きする通帳機構部113と、文字や数値の入出力等を行って入出金取引に関する情報を受け付けるタッチパネル114と、自動取引装置100の所定の範囲を撮影する監視カメラ120と、監視カメラ120が撮影した映像を記憶し、不審物の設置を監視する監視計算機121と、監視計算機121に接続されて情報を表示する監視用ディスプレイ122と、監視カメラ120と監視計算機121を接続する通信路(またはネットワーク)140から構成される。
本発明では、自動取引装置100の操作面の内、利用者に対向する前面のパネルをフロントパネル部130と呼び、タッチパネル114を含んでほぼ水平な方向または所定の傾斜を備える操作面をフラットパネル部131と呼ぶ。
監視カメラ120としては、モノクロ、カラー、赤外、距離(画素値が距離をあらわす)カメラなど各種カメラが利用できる。
図2は、図1に示した自動取引装置100を側面から見た図である。図2に示すように、自動取引装置100は、水平方向から所定の傾斜を備えて自動取引装置100の直前に立つ利用者201の手で操作可能なフラットパネル部131と、利用者201が手で操作するタッチパネル114(操作部)を含むフラットパネル部131の接続部132から所定の角度で上方へ立ち上がるフロントパネル部130から構成される。また、図1で示したように、自動取引装置100は、タッチパネル114よりも上方のフロントパネル部130に、カード機構部112と、通帳機構部113を備える。
そして、監視カメラ120は自動取引装置100のフラットパネル部131上で、フラットパネル部131の縁部133側に設置され、フロントパネル部130とフラットパネル部131の接続部132側を撮影可能な方向に設定される。縁部133は、自動取引装置100を操作する利用者201側のフラットパネル部131の終端である。監視カメラ120は、タッチパネル114よりもフラットパネル部131の縁部133側に設置することで、自動取引装置100のフロントパネル部130とフラットパネル部131を撮影範囲(撮影領域)に設定し、自動取引装置100利用する利用者201の手の挙動とカード機構部112や通帳を撮影することが可能となる。
このため、監視カメラ120は、フラットパネル部131の縁部133側に設置され、図1で示すように、フラットパネル部131の左端の縁部133など、利用者201の手とフラットパネル部131及びフロントパネル部130を撮影する。なお、監視カメラ120は、タッチパネル114よりもフラットパネル部131の縁部133側に設置することが望ましい。縁部133側に監視カメラ120を設置することで、利用者201の手の挙動とフロントパネル部130を確実に撮影することができる。
図3は、監視カメラ120が撮影した画像を監視計算機121の監視用ディスプレイ122に表示した画面イメージを示す。
フラットパネル部131の左側の縁部133に設置した監視カメラ120で撮影した画像(以降、撮影画像301と称す)は、図3に示すように、自動取引装置100のカード機構部112、通帳機構部113の少なくともいずれかひとつ、望ましくは両方が撮影画像301に含まれ、さらに硬貨入出金部110と紙幣入出金部111の一部または全部が撮影画像301に含まれる。さらに望ましくは、フロントパネル部130全体及び紙幣入出金部111の少なくとも一部が撮影画像301に含まれるように監視カメラ120の撮影方向と設置位置を設定する。ただし、利用者201の個人情報も入力するタッチパネル114は監視カメラ120の撮影範囲に含まないように監視カメラ120の位置及び撮影方向を設定するのが望ましい。
監視カメラ120の撮影画像301は監視計算機121に送られて不審物の判定などが行われる。監視カメラ120から受信した撮影画像301に基づいて監視計算機121で処理される機能要素のブロック図を図4に示す。監視計算機121は、図示しないプロセッサとメモリ及びストレージ装置を備え、図4に示す各機能要素(処理)はプログラムとしてプロセッサにより実行されるものである。
図4において、監視計算機120は監視制御部400、動物体検知部401、不審物検知部402、画像格納部403、領域分け情報格納部404、動物体検知結果格納部405、基本画像格納部406、感度マップ格納部407、滞留マップ格納部408、パラメータ格納部409から構成され、監視カメラ120に接続している。
先述のように、監視計算機121は監視カメラ120から撮影画像301を受け取り、監視制御部400の制御の下で、動物体検知部401、不審物検知部402が後述するようにそれぞれの処理を実行する。画像格納部403は、撮影画像301を複数フレーム格納するバッファである。基本画像格納部406は、不審物検知部402が利用するものであり、自動取引装置100の監視領域(監視カメラ120の撮影範囲)に不審物が設置されていない状態の撮影画像301を基本画像として保存しておき、現在の撮影画像301との違いを検知することで、不審物を検知する。パラメータ格納部409には、図8に示すように、監視制御部400、動物体検知部401、不審物検知部402で用いる各種パラメータが格納されている。パラメータには図8に示すように、閾値や、検知時間(検知時間以上滞留した物体を、不審物と見なす)などがある。
感度マップ格納部407は、図5に示す不審物感度マップ500を格納する。図5において、不審物感度マップ500は、各要素Ms(x,y)が撮影画像301上の位置(例えば、画素)と対応している二次元配列で、各要素Ms(x,y)の値の大きさは不審物検知の感度を表し、値が大きくなるにつれて感度も高くなるように設定される。なお、各要素Ms(x,y)の値は、監視制御部400により設定されたものであり、図5では感度マップのサイズが320×240の要素の例を示す。一般的に不審物検知とは、不審物の設置によって生じる信号変化を捉える手法であり、感度が高いとは、微小な信号変化を検知できるという意味である。本実施形態では、一例として、画像上の画素値の変化を検知して行う不審物検知手法について説明するが、この場合は不審物感度マップ500の要素の値が大きいと、画素値の変化が微小な不審物を検知しやすくなるという意味がある。
不審物感度マップ500のサイズが、撮影画像301のサイズと同じである場合、不審物感度マップ500の各要素と前記画像の画素とは1対1に対応する。サイズが異なる場合でも、不審物感度マップ500上の位置と、監視カメラ120の画像の位置の対応付けは、例えば線形補間を利用することで可能である。
滞留マップ格納部408には、滞留マップが格納される。滞留マップは図5に示した不審物感度マップ500と同様の二次元配列であり、不審物検知部402が利用する。滞留マップは二次元配列Bc(x,y)の要素毎に不審物と推定される動物体の滞留時間を格納しており、滞留マップ上の値が予め設定した検知時間t1(805)を超えた場合、不審物検知部402は、最終的に不審物が発生した(または設置された)と判定する。
領域分け情報格納部404は、図6に示すような領域分け情報を格納する。領域分け情報は、領域を表す頂点の座標を格納するのでもよいし、撮影画像301と同じサイズの二次元配列を用意して各要素に領域に対応した番号を格納するのでもよい。
図6の例では、撮影画像301に対して検知領域600と検知領域601が設定されているが、検知領域600は通常の操作で利用者201が手を入れる領域を表し、検知領域601は通常ならば手が入らない領域を表している。どちらの領域に動物体があるかにより不審物検知の感度を細かく制御することが可能となる。例えば、検知領域600には、紙幣入出金部111、カード機構部112、通帳機構部113などの通常の利用で手が撮影される可能性が高い領域(または手が触れる可能性が高い領域)として設定され、検知領域601は通常の利用で利用者201の手が撮影される可能性が低い領域(または手が触れる可能性が低い領域)として設定される。なお、動物体とは、撮影画像301を時系列的に解析したときに、移動する物体(画像)を指し、利用者201の体の一部や利用者201が手にした物体などである。
領域分け情報は、監視カメラ120の設置位置、撮影方向、画角、ATMのデザインにより異なるが、通常の操作で利用者201の手が入る(撮影される)領域か否かは、次のような方法で知ることが可能である。すなわち、硬貨入出金部110、紙幣入出金部111、カード機構部112、通帳機構部113、タッチパネル114の映っている近傍は通常の操作で利用者201の手が入る領域であるし、それ以外は通常の操作では手が入らない領域と考えられる。また、実際に自動取引装置100を利用者201に操作してもらった映像を撮影し、その映像を人手あるいは画像解析により分析することで、手の入る位置を決定することも可能である。
動物体検知結果格納部405は、図7に示すようなバッファであり、最新の結果から所定の範囲の過去の結果までの、検知領域600、601ごとの動物体検知の有無を記録する。番号0の結果を最新、番号nの結果を最新の結果から数えてn個さかのぼった結果とし、現在時刻を0として、何秒前の結果であるかという時刻も記録されている。結果については、例えば、動物体を検知したならば1、そうでないならば0を検知領域(701、702)毎に記録する。
監視制御部400は、動物体検知結果格納部405を用いて不審物感度マップ500の各要素の値Ms(x,y)を調整する。その際の考え方は次のとおりである。まず、何も動物体が検知されていない状態では、不審物が新たに設置された可能性は低いので、不審物感度マップ500全体の閾値を通常の感度(例えば図8の感度Sa(800))とする。
一方、動物体検知結果格納部405に動物体が検知された場合、監視カメラ120の位置、撮影方向から、動物体は主に利用者201の手である可能性が高いと考えられる。つまり、利用者201が何らかの作業を行っていると考えてよい。もし不審物が設置されるとしたらそのタイミングであるから、動物体が検知されてから一定時間(例えば検知時間t1(805))は、監視制御部400は不審物検知部402に指示を出し、不審物感度マップ500の各要素の感度を通常の感Sa(800)よりも高く設定する(例えば、感度Sb(801))。このとき、動物体が検知されたのが検知領域600であった場合と検知領域601であった場合とで異なる感度を設定することが望ましい。例えば、通常の利用で手等が撮影される可能性が低い検知領域601の不審物感度マップ500の値(例えば図8の感度Sc(802))を、通常の利用で手等が撮影される可能性が高い検知領域600の不審物感度マップ500の値(例えば図8の感度Sb(803))よりも高く設定する。なお、不審物感度マップ500上で値を設定する領域は、動物体の検知された領域に対応させる。すなわち、検知領域600で動物体が検知されたならば、感度マップ不審物500上でその領域に対応する部分(要素の値Ms(x,y))に対して、例えば感度Sb(802)値をそれぞれ設定する。
次に、監視計算機121で実行される監視処理全体を図9のフローチャートを用いて説明する。監視処理の大まかな流れは、まず監視制御部400が動物体検知部401に処理を実行させ、動物体の検知結果を動物体検知結果格納部405に書き込み、動物体の検知結果を用いて不審物感度マップ500を調整してから、不審物検知部402に処理を実行させる、というものである。
まず、監視制御部400は、監視カメラ120から取得した撮影画像301を格納することで基本画像格納部406を初期化する(900)。ただし、事前に人が自動取引装置100を確認し、不審物が設置されていない状態にする必要がある。さらに、滞留マップ格納部408に格納された滞留マップについて、全ての要素を0にすることで初期化する(901)。
次に、不審物感度マップ500の全要素の値Ms(x,y)を図8の感度Saで初期化する(902)。ステップ902の処理により不審物感度マップ500の全要素の値Ms(x,y)はSaとなる。
続いて、監視制御部400は、監視カメラ120から入力された撮影画像301を受け取り(903)、撮影画像301を画像格納部403に蓄積する(904)。続いて動物体検知処理401を実施する(905)。動物体検知処理401は複数フレームの撮影画像301を入力とし、出力は例えば画像上の所定の領域における動物体の有無である。この処理の詳細は図10で後述する。
監視制御部400は、ステップ905の動物体検知の結果を動物体検知結果格納部405に蓄積する(906)。次に、監視制御部400は動物体検知結果格納部405の結果を参照して、過去の所定t1時間(805)以内に動物体が検知されていたか否かを判定する(907)。ステップ907で動物体が検知されていれば、ステップ908へ進み、動物体が検知されていなければステップ912へ進む。
ステップ908では、さらに通常の利用で手が撮影される可能性の高い検知領域600で動物体が検知されていたか否かを判定する(908)。ステップ908の判定において検知領域600で動物体が検知されていれば、ステップ909へ進み、そうでなければ912へ移行する。
ステップ909では、不審物感度マップ500上の領域600に該当する部分(検知領域600に対応する要素Ms)を感度Sbで更新する(909)。ここで更新とは、新たな値で不審物感度マップ500を上書きすることを言う。
ステップ909の処理の後、ステップ910に進んで動物体が検知領域601で検知されていたか否かを判定する(910)。動物体が検知領域601で検知されていればステップ911に進み、そうでなければステップ912へ進む。
ステップ911では、不審物感度マップ500のうち検知領域601に対応する要素Msを感度Sc(801)で更新する。
ステップ911の処理の後、ステップ912へ進んで不審物検知処理(912)を実施する。不審物処理の詳細については図11で後述する。
図10を用いて、図9に示した動物体検知処理905の一例について説明する。動物体検知部401は、まず画像格納部403から最新の撮影画像301と、1フレーム前の撮影画像301を取得する(1000)。続いて、撮影画像301上の座標x、yに関してのループ処理を実施する(1001)。
ループ処理は、まず、画像格納部403の現フレームの画素値I0(x,y)と1フレーム前の画素値I-1(x,y)を取得し(1002)、画素値の差分の絶対値を次式のように求めて、予め設定した図8の閾値Sm(803)と比較する(1003)。
Figure 0005192324
上記比較の結果、画素値の差分の絶対値が閾値Smよりも大きければ、二次元配列Bm(x,y)に1を代入し(1004)、そうでなければ0を代入する(1005)。なお、二次元配列Bm(x,y)は、撮影画像301の画素に対応する二次元配列である。
上記ループ処理1001〜1005を撮影画像301の全ての画素について実施する。これにより、最新の撮影画像301と、直前の撮影画像301の画素値の差分の絶対値が閾値を超えて変化のあった画素は、動物体が撮影されていると判定されて二次元配列Bm(x、y)の値が1に設定される。
次に、二次元配列Bm(x,y)に関して、例えば二値画像におけるモルフォロジー処理などを用いてノイズ除去を行う(1006)。続いて、図6で設定したような各検知領域600,601に対してループ処理を行う(1007)。
検知領域600、601に対するループ処理は、まず、対象となる検知領域600または601の画素に対応する二次元配列Bm(x,y)で、1となる要素数の和ΣBm(x,y)を算出し、図8の閾値Saと比較する(1008)。1となる要素数和ΣBm(x,y)が閾値Saよりも大きければ動物体ありと判定し(1009)、1となる要素数和ΣBm(x,y)が閾値Sa以下であれば動物体なしと判定する(1010)。
次に、上記検知領域600,601毎に動物体の判定結果を図7に示した動物体検知結果格納部405のバッファに格納する(1011)。図7で示したように、このバッファに動物体の判定結果を時系列的にNフレーム分を蓄えて置き、それらを統合して動物体の有無について最終的な結果を返す(1012)。例えば、Nフレーム分の動物体の判定結果の多数決とする方法、あるいはNフレームのうち所定の割合以上で動物体が検知されていた場合、最終的な結果を動物体検知とする方法などがある。
次に、上記図9のステップ912で実行される不審物検知処理の詳細について図11のフローチャートを参照しながら不審物検知部402における処理について説明する。
まず、監視カメラ120から取得した撮影画像301について、画像上の座標x、yに関してのループを実施する(1100)。
現在(最新)の撮影画像301の画素値I0(x,y)と、基本画像格納部406に格納された基本画像の画素値Ibase(x,y)を取得する(1101)。
次に、現在の撮影画像301の画素値I0(x,y)と、予め記憶しておいた基本画像の画素値Ibase(x,y)の画素値の差分の絶対値を求め、図5に示した不審物感度マップ500の値Ms(x,y)とを比較する(1102)。
Figure 0005192324
現在の画素値I0(x,y)と、基本画像の画素値Ibase(x,y)の画素値の差分の絶対値が不審物感度マップの値Ms(x,y)よりも大きければ、動物体が存在するため二次元配列Bs(x,y)に1を代入し(1103)、そうでなければ0を代入する(1104)。なお、二次元配列Bs(x,y)は、撮影画像301の画素に対応する二次元配列である。
上記ステップ1100〜1104のループを全ての画素について実行し、基本画像に対して画素値が閾値を超えた画素を示す二次元配列Bs(x,y)を生成する。
続いて、二次元配列Bsに関して、例えば二値画像におけるモルフォロジー処理などを用いてノイズ除去を行う(1105)。
次に、二次元配列Bs(x,y)について全てのx、yに関するループ処理を実施する(1108)。
二次元配列Bs(x,y)が1であるか否かを判定し(1109)、1であれば不審物であるか否かを監視するため、二次元配列である滞留マップBc(x,y)の値に、前回フレームから現在のフレームまでの経過時間を加える(1110)。この経過時間は、例えば、図7に示す動物体検知結果格納部405の時刻情報700を用いれば計算できる。
上記ステップ1108〜1110のループ処理を二次元配列Bs(x,y)の全てのx、yに実行することで、動物体の存在が継続する経過時間が更新されて現在の撮影画像301に対する滞留マップBc(x,y)が生成される。
続いて、滞留マップBc(x、y)に、検知時間t1(図8の805)を超える要素があるか否かを判定する(1111)。滞留マップBc(x,y)に検知時間t1(図8の805)を超える要素があった場合には、監視用ディスプレイ122に不審物があることを示す判定結果を出力し(1112)、終了する。そうでなければそのまま終了する。
以上の処理により、自動取引装置100を操作している期間で、カード機構部112や通帳機構部113等で利用者201が手等を長時間静止させることは稀なので、監視カメラ120の撮影画像301から動物体を検知した後に、当該動物体が所定時間t1を超えて同じ位置に残留する場合は不審物が設置されたと判定することができる。
そして、自動取引装置100のタッチパネル114(操作部)よりも利用者201側の縁部133側に監視カメラ120を設置して、フロントパネル部130及びフラットパネル部131を含んで利用者201の手の挙動を撮影することで、利用者201が自動取引装置100を操作している期間中であっても不審物の検知が可能となる。これによって、不審物を設置した人物が立ち去る前であっても、不審物を検知して警報を発することが可能となり犯罪の発生を未然に防ぐことができる。
さらに、動物体検知部401により、自動取引装置100に対して何も操作がない時間は検知感度を低く設定することができ、誤検知を低減することができる。また、動物体検知部401は、通常の操作では触れる必要のない検知領域601に動物体を検知した場合に不審物設置の危険性が高いと判断することができ、不審物の検知感度を高く設定することができ、これにより不審物の検知性能を向上させることができる。
<第2実施形態>
図12は本発明の第2の実施形態を示し、自動取引装置100の制御装置1200と監視計算機121とをネットワーク141により接続し、相互に通信できるように構成される。第2の実施形態における監視計算機121の機能要素のブロック図を図13に示す。
図12、図13に示す構成では、監視計算機121は、ネットワーク141を介して自動取引装置100に関する情報を受け取ることができる。特に、自動取引装置100がどの処理を実行中かを監視計算機121へ送信することで、監視計算機121は、硬貨入出金部110、紙幣入出金部111、カード機構部112、通帳機構部113の各部に対して、利用者201の手が触れる必要があるか否かを判定することができる。手が触れる必要がないタイミングで各部の近傍に動物体があった場合、それは不審物を設置する危険性があると判断でき、不審物感度マップ500の感度を高く設定することが望ましい。
本第2の実施形態では、自動取引装置100の処理に同期した監視を実現するため、前記第1実施形態と比較して図6に示した領域分け情報をより細かく設定する。つまり、撮影画像301において、硬貨入出金部110、紙幣入出金部111、カード機構部112、通帳機構部113のそれぞれを含む検知領域を設定し、手の触れる必要のないタイミングで動物体が各領域内に存在したとき、不審物設定の危険性が高いと判断できる。このときの領域分け情報格納部404に格納される領域分け情報の例を図14に示す。
図14は、前記第1実施形態の検知領域600に加えて、検知領域600を細分化した検知領域を示し、通常の操作で利用者201が手で操作を行う領域として、主にカード機構部112を監視する検知領域1400と、通帳機構部113を監視する検知領域1401と、硬貨入出金部110を監視する検知領域1402と、紙幣入出金部111を監視する検知領域1403が設定される。一方、通常の操作で利用者201が手を触れない領域としては前記第1実施形態と同様に検知領域601が設定される。
監視計算機121で実行される処理の詳細なフローチャートを図15に示す。図15において、ステップ911の処理までは、前記第1実施形態の図9と同じであり、動物体を検知すると、通常の利用で手が触れる検知領域600と、手が触れない検知領域601でそれぞれ不審物感度マップ500の値を変更する。
続いて、検知領域1400〜1403に関してループ処理を行う(1500)。ループの中では、まず対象検知領域において動物体が検知されたか否かで分岐する(1501)。動物体が検知されていなければ、次のループに進む。検知されていればステップ1502の処理に移る。ステップ1502では、自動取引装置100の制御装置1200から現在実行中の処理を受信し、対象となっている検知領域に触れる必要のある処理中か否かを判定する。該処理中でなければ、不審物感度マップ1500上の、対象検知領域における値を図8に示す感度Scに更新し(1503)、次のループに進む。つまり、利用者201の手が触れる必要はないのに、動物体が検知された領域の感度をScとして感度を上げている。ステップ1502の処理で、対象となる検知領域に触れる必要のある処理中であれば、そのまま次のループに進む。
以上のループ処理の後、前記第1実施形態と同様の不審物検知処理を行う(912)。
通常の利用で手で触れる領域のうち、詳細な検知領域1400〜1403について、自動取引装置100の制御装置1200が実行する処理を取得し、当該処理に対して不適切な検知領域1400〜1403で動物体が検知されると、当該詳細な検知領域1400〜1403に対応する不審物感度マップ500の感度を向上させることができる。これにより、監視計算機121は、自動取引装置100に不審物を設置された場合には、具体的な部位を特定して監視用ディスプレイ122に警告等を出力することが可能となり、不審物の検知精度を向上させることが可能となる。
<第3実施形態>
上記第1実施形態または第2実施形態に示した不審物検知技術を応用して、硬貨、紙幣の取り忘れ検知も可能である。第3の実施形態では、硬貨、紙幣の取り忘れ検知を行う例を示す。第3実施形態の構成としては、次の二通りが考えられる。第一は、監視カメラ120の方向を、撮影画像301に硬貨入出金部110および紙幣入出金部111が含まれる方向とする構成である。第二は、図16に示すように硬貨入出金部110および紙幣入出金部111が反射して撮影画像301に映るように、図1に示した第1実施形態の構成に鏡1600を付加する構成である。なお、鏡1600は、光を反射する材質であれば何を用いてもよい。
図16においては、硬貨入出金部110および紙幣入出金部111が撮影画像301に映るように鏡1600を設置する例を示したが、同様にカード機構部112、通帳機構部113が撮影画像301に映るように鏡を設置することも可能である。その場合、監視カメラ120の設置位置の自由度が向上するという効果が得られる。
上記第一または第二のいずれの構成でも、硬貨、紙幣の取り忘れ検知の処理は、前記第1または第2実施形態の不審物検知と同様に、硬貨入出金部110および紙幣入出金部111に動物体が存在し、所定の検知時間t1を超えて滞留したときに取り忘れを判定すればよい。
硬貨、紙幣の取り忘れ検知の処理の一例を、図17のフローチャートを用いて説明する。ここでは簡単のため、紙幣のみの取り忘れについて説明するが、硬貨についても同様の手順である。
まず、監視制御部400は、前記第1実施形態と同様に監視カメラ120から撮影画像301を取得し、基本画像格納部406に格納することで基本画像格納部406を初期化する(1700)。このとき、紙幣入出金部111の蓋を開けて、さらに、紙幣が入っていない状態を監視カメラ120で撮影する。続いて、滞留マップ格納部408に格納された滞留マップについて、全ての要素を0にすることで初期化する(901)。
続いて、自動取引装置100の制御装置1200からの、紙幣入出金部111の蓋を開けたか否かの情報を取得し、紙幣入出金部111の蓋が開いたか否かの判定を行う(1701)。紙幣入出金部111の蓋を開けていなければ同じ分岐をループし続ける。紙幣入出金部111の蓋を開けていた場合は次の処理に移り、既に説明した処理902〜906を行う。
紙幣入出金部111の蓋が開いてから動物体が検知されていたか否かの判定を行い(1702)、動物体があった場合はステップ1703に移り、そうでなければステップ912に移る。ステップ1703の処理では、動物体が検知領域1403(撮影画像301における、紙幣入出金部111を含む近傍領域である)に含まれるか否かを判定し、動物体があればステップ1704に移り、そうでなければステップ912に移る。
ステップ1702、1703の判定により、ステップ1704の段階では、紙幣入出金部111の蓋が開いた後、その付近に動物体(手と考えられる)が存在していたことを示す。紙幣の取り忘れを確認するため、不審物検知を実施する(912)。動物体がない場合は、不審物検知の結果によらず取り忘れ発生の危険性がないので、不審物検知処理(912)は実施しない。
続いて、不審物を検知したか否かを判定し(1704)、不審物を検知していれば監視用ディスプレイ122やタッチパネル114へ警告を発する(1705)。例えば、タッチパネル114に警告を表示する、音で警告する、といった処理を行い、ステップ1706の判定に移る。不審物を検知していなければステップ1706に移る。
続いて、自動取引装置100の制御装置1200からの、紙幣入出金部111の蓋を閉じたか否かの情報を取得し、紙幣入出金部111の蓋が閉じたか否かの判定を行う(1706)。通常、紙幣入出金部111の蓋を開いてから所定の時間後、あるいは利用者201がタッチパネル114で所定の入力をしたときに、自動取引装置100は紙幣入出金部111の蓋を閉じる。ステップ1706の判定において、紙幣入出金部111の蓋を閉じていなければ、ステップ902に戻る。一方、紙幣入出金部111の蓋が閉じていれば、続いて、蓋が開いてから閉じるまでに動物体を検知したか否かを判定する(1707)。蓋が開いてから閉じるまでに動物体を検知していなければ、ステップ1709に移る。一方、動物体を検知していれば、続いて直前の不審物検知処理912で、不審物を検知したか否かを判定する(1708)。不審物を検知していなければ、取り忘れ無しという結果を出力し(1710)、検知していれば取り忘れありという結果を出力する(1709)。取り忘れ有りの場合には、自動取引装置100に警報を出力させるようにしても良い。
以上のように、本発明の不審物検知処理を用いて、紙幣などの取り忘れの検知を行うことができる。
上記第3実施形態では、鏡1600の下方かつタッチパネル114側に硬貨入出金部110および紙幣入出金部111を備えた例を示したが、鏡1600の下方かつタッチパネル114側にカード機構部112と通帳機構部113を設けるようにしても良い。
なお、上記第1〜第3実施形態では、本発明を自動取引装置100に付加する監視計算機121を示したが、図示はしないが、自動取引装置100の制御装置1200に監視計算機121の機能を統合しても良い。あるいは、複数の自動取引装置100の監視カメラ120を監視計算機121で監視する監視システムに本発明を適用することができる。
また、上記第1ないし第3実施形態では、硬貨の出し入れを行う硬貨入出金部110と、紙幣の出し入れを行う紙幣入出金部111とをともに備えた自動取引装置100を示したが、紙幣または硬貨の少なくとも一方の貨幣を出し入れする貨幣入出力部を備えていれば良い。さらに、自動取引装置100が払出専用の場合には、紙幣または硬貨の少なくとも一方の貨幣を払い出す貨幣出力部を備えていればよい。
また、上記第1ないし第3実施形態では、カードの情報を読み込むカード機構部112と、通帳の情報を読み書きする通帳機構部113とを共に備えた自動取引装置100を示したが、少なくともカードの情報を読み込むカード機構部112を備えていればよい。この場合、監視カメラ120は、少なくともカード機構部112を検知領域600に含めばよい。
以上のように、本発明は、現金やカード、通帳を取り扱う自動取引装置の監視装置や、監視装置を備えた自動取引装置または自動取引装置の監視システムに適用することができる。
第1の実施形態を示し、本発明を適用する監視システムの構成を示す概略図である。 第1の実施形態を示し、図1に示した自動取引装置100の側面図である。 第1の実施形態を示し、監視カメラが撮影した画像を監視計算機の監視用ディスプレイに表示した画面イメージ。 第1の実施形態を示し、監視計算機で処理される機能要素のブロック図。 第1の実施形態を示し、不審物感度マップの一例を示すマップである。 第1の実施形態を示し、領域分け情報の一例を示す説明図である。 第1の実施形態を示し、動物体検知結果格納部の一例を示す説明図である。 第1の実施形態を示し、パラメータ格納部に設定されたパラメータの一例を示す説明図。 第1の実施形態を示し、監視計算機で実行される監視処理のフローチャート。 第1の実施形態を示し、図9に示した動物体検知処理905の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態を示し、図9のステップ912で実行される不審物検知処理の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態を示し、本発明を適用する監視システムの構成を示す概略図である。 第2の実施形態を示し、監視計算機で処理される機能要素のブロック図。 第2の実施形態を示し、領域分け情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態を示し、監視計算機で実行される監視処理のフローチャート。 第3の実施形態を示し、本発明を適用する監視システムの構成を示す概略図である。 第3の実施形態を示し、監視計算機で実行される監視処理のフローチャート。
符号の説明
100 自動取引装置
110 硬貨入出金部
111 紙幣入出金部
112 カード機構部
113 通帳機構部
114 タッチパネル
130 フロントパネル部
131 フラットパネル部
120 監視カメラ
121 監視計算機
122 監視用ディスプレイ
140 通信路
201 利用者
301 撮影画像
400 監視制御部
401 動物体検知部
402 不審物検知部
403 画像格納部
404 領域分け情報格納部
405 動物体検知結果格納部
406 基本画像格納部
407 感度マップ格納部
408 滞留マップ格納部
409 パラメータ格納部
1200 制御部
1600 鏡

Claims (9)

  1. カードの情報を読み込むカード機構部と、貨幣の入出金を行う貨幣処理部と、入出金取引に関する情報を受け付ける操作部と、を有する自動取引装置と、
    前記自動取引装置の所定の部位を撮影する監視カメラと、前記監視カメラが撮影した画像を解析する監視計算機と、を備えた監視システムであって、
    前記自動取引装置は、
    前記操作部よりも上方に前記カード機構部を設け、前記自動取引装置の縁部側に前記監視カメラを設け、当該監視カメラが撮影した画像には、前記カード機構部または前記貨幣処理部の少なくとも一方を含む第一の画像領域と、前記カード機構部及び前記貨幣処理部を含まない第二の画像領域が設けられ、
    前記監視計算機は、
    前記監視カメラが撮影した画像を格納する画像格納部と、
    前記第二の画像領域から動物体を検知する動物体検知部と、
    め設定した感度情報に基づいて前記検知された動物体が不審物か否かを判定する不審物検知部と、
    前記動物体検知部が動物体を検知したときには、前記感度情報を高感度に変更する監視制御部と、
    を備えたことを特徴とする監視システム。
  2. 請求項1に記載の監視システムであって、
    前記自動取引装置は、
    前記監視カメラの撮影領域内に、前記カード機構部または貨幣処理部の少なくとも一方を映す反射部材を設けたことを特徴とする監視システム。
  3. 請求項1に記載の監視システムであって、
    前記監視制御部は、
    前記動物体検知部が動物体を検知した後の所定の時間内で、前記感度情報の値を第一の感度に設定し、その他の時間を第二の感度に設定し、前記第一の感度は前記第二の感度よりも高く設定されたことを特徴とする監視システム。
  4. 請求項3に記載の監視システムであって、
    前記監視制御部は、
    前記監視カメラの撮影領域内に複数の領域を設定し、前記複数の領域のそれぞれについて異なる感度を設定することを特徴とする監視システム。
  5. 請求項1に記載の監視システムであって
    前記第一の画像領域に設定する第一の感度よりも、前記第二の画像領域に設定する第二の感度を高く設定することを特徴とする監視システム。
  6. 請求項1に記載の監視システムであって、
    前記自動取引装置は、
    通帳の読み書きを行う通帳機構部を前記操作部の上方に設け、
    前記監視カメラは前記カード機構部と前記通帳機構部を前記撮影領域に含むことを特徴とする監視システム。
  7. 請求項1に記載の監視システムであって、
    前記貨幣処理部は、
    紙幣の入出金を行う紙幣処理部または硬貨の入出金を行う硬貨処理部の少なくとも一方を備えたことを特徴とする監視システム。
  8. カードの情報を読み込むカード機構部と、
    貨幣の入出金を行う貨幣処理部と、
    入出金取引に関する情報を受け付ける操作部と、
    所定の部位を撮影する監視カメラと、
    前記監視カメラが撮影した画像を解析する監視計算機と、を備えた自動取引装置であって、
    前記操作部よりも上方に前記カード機構部を設け、前記自動取引装置の縁部側に前記監視カメラを設け、当該監視カメラが撮影した画像には、前記カード機構部または前記貨幣処理部の少なくとも一方を含む第一の画像領域と、前記カード機構部及び前記貨幣処理部を含まない第2の画像領域が設けられ
    前記監視計算機は、
    前記監視カメラが撮影した画像を格納する画像格納部と、
    前記第二の画像領域の画像から動物体を検知する動物体検知部と、
    め設定した感度情報に基づいて前記検知された動物体が不審物か否かを判定する不審物検知部と、
    前記動物体検知部が動物体を検知したときには、前記感度情報を高感度に変更する監視制御部と、
    を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  9. 請求項1に記載の監視システムであって、
    前記監視制御部は、前記動物体が触れる必要のないタイミングで前記動物体を検知した際、前記感度情報を高感度に変更することを特徴とする監視システム。
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