JP5442276B2 - 発券装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発券装置に関する。
駅などに設置される発券装置において、釣銭に対する詐欺が発生している。例えば、悪意を持った利用者が故意に釣り札の取り忘れを起こし、釣り札が発券装置の取り忘れ回収機能により回収される前に、釣り札紙幣の一部をつかむ/抜き取る等の不正行為を行う例が知られている。このような不正行為への対応策として、例えば、特許文献1には、釣り札に対する取り忘れ回収に伴う不正行為への対処と抑制をする技術が開示されている。
また、悪意を持った利用者が、予め釣り硬貨の排出口内部に粘着物等を付着させておくことで、故意に第三者の釣り硬貨を詰まらせ、当該第三者が係員を呼びに行く隙に、詰まった釣り硬貨を窃取するという例も知られている。従って、この技術では、釣り札のみならず、釣り硬貨に対する不正をも抑制可能であることが好ましい。しかし、従来は、釣り硬貨に関しては十分な工夫がされていないのが実情であった。
特開2006−24131号公報 特開平7−272014号公報 特開2008−307163号公報
本発明は、釣銭に対する不正行為を抑制する技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することができる。前面に操作開口部を有する発券装置であって、前記操作開口部は、前記発券装置の前面に設けられた前面壁部と、前記前面壁部の左右に設けられた第1の側壁部および第2の側壁部と、前記前面壁部の下端に設けられた底面部と、前記前面壁部に設けられた発券口と、前記前面壁部に設けられた紙幣排出口と、前記底面部に設けられた硬貨排出皿と、を備え、前記紙幣排出口と前記硬貨排出皿は、前記操作開口部の左側もしくは右側に偏って設けられており、前記第2の側壁部の内側には、前記硬貨排出皿に硬貨を排出するための硬貨搬送路出口が設けられており、前記紙幣排出口および前記硬貨排出皿が設けられる側から遠い側の前記第1の側壁部の内側に、前記紙幣排出口から排出される紙幣の重なりと、前記硬貨搬送路出口と、前記硬貨排出皿へ排出される硬貨と、を撮影可能な位置において、前記操作開口部を撮影するためのカメラが設けられている、発券装置。この構成によれば、紙幣排出口と硬貨排出皿を含む操作開口部を撮影可能であるため、釣銭(釣り札、釣り硬貨)に対する不正行為を抑制することができる。また、硬貨排出皿に硬貨を排出するための硬貨搬送路出口の撮影が可能であるため、釣り硬貨の排出口内部に粘着物を付着させる等の不正行為を抑制することもできる。そのほか、本発明は、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
前面に操作開口部を有する発券装置であって、
前記操作開口部は、
前記発券装置の前面に設けられた前面壁部と、
前記前面壁部の左右に設けられた2つの側壁部と、
前記前面壁部の下端に設けられた底面部と、
前記前面壁部に設けられた発券口と、
前記前面壁部に設けられた紙幣排出口と、
前記底面部に設けられた硬貨排出皿と、
を備え、
前記紙幣排出口と前記硬貨排出皿は、前記操作開口部の左側もしくは右側に偏って設けられており、
前記2つの側壁部のうちの一方であって、前記紙幣排出口および前記硬貨排出皿が設けられる側から遠い側の第1の側壁部の内側に、前記紙幣排出口から排出される紙幣の重なりが撮影可能であり、かつ、前記硬貨排出皿へ排出される硬貨が撮影可能な向きにおいて、前記操作開口部を撮影するためのカメラが設けられている、発券装置。
この構成によれば、紙幣排出口と硬貨排出皿を含む操作開口部を撮影可能であるため、釣銭(釣り札、釣り硬貨)に対する不正行為を抑制することができる。
[適用例2]
適用例1記載の発券装置であって、さらに、
前記2つの側壁部のうちの第2の側壁部の内側には、前記硬貨排出皿に硬貨を排出するための硬貨搬送路出口が設けられており、
前記カメラは、前記硬貨搬送路出口の撮影が可能な位置に設けられている、発券装置。
この構成によれば、硬貨排出皿に硬貨を排出するための硬貨搬送路出口の撮影が可能であるため、釣り硬貨の排出口内部に粘着物を付着させる等の不正行為を抑制することができる。
[適用例3]
適用例1または2記載の発券装置であって、さらに、
前記第2の側壁部を挟んで前記操作開口部と反対側の位置に設けられ、暗証番号の入力を受け付けるための暗証番号入力部を備え、
前記カメラは、前記第2の側壁部に遮られて前記暗証番号入力部の撮影が不可能な位置に設けられている、発券装置。
この構成によれば、暗証番号入力部の撮影が不可能であるため、利用者の個人情報を保護することができる。
[適用例4]
適用例1ないし3のいずれか一項記載の発券装置であって、
前記カメラは、広角レンズ付きカメラである、発券装置。
この構成によれば、操作開口部と、利用者の顔の両方を同じ画像の範囲内に納めて撮影可能であるため、釣銭(釣り札、釣り硬貨)に対する不正行為をさらに抑制することができる。
[適用例5]
適用例1ないし4のいずれか一項記載の発券装置であって、さらに、
前記カメラを制御する制御部と、
前記カメラにより撮影された画像を記憶する記憶部と、
を備え、
前記制御部は、前記紙幣排出口からの紙幣の排出と、前記硬貨排出皿への硬貨の排出とのうちの少なくとも一方があった場合に、前記カメラによる保存用撮影画像を前記記憶部へ格納する、発券装置。
この構成によれば、紙幣の排出または硬貨の排出があった場合に撮影画像を記憶部へ格納するため、記憶部への不要な撮影画像の格納を抑制することができる。
[適用例6]
適用例1ないし4のいずれか一項記載の発券装置であって、さらに、
前記カメラを制御する制御部と、
前記カメラにより撮影された画像を記憶する記憶部と、
を備え、
前記制御部は、前記カメラによる撮影画像が変化した場合に、前記カメラによる保存用撮影画像を前記記憶部へ格納する、発券装置。
この構成によれば、手元カメラによる撮影画像に変化があった場合(例えば、利用者が操作開口部に手を差し入れた場合等)に撮影画像を記憶部へ格納するため、紙幣の排出または硬貨の排出がない場合であっても、撮影画像を記憶部へ格納することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、本発明は、発券装置、発券システム、発券方法のほか、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記憶媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施例としての発券装置の外観の構成を示す説明図である。 操作開口部付近の外観の構成を示す説明図である。 発券装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 第1実施例における保存用画像撮影処理の手順を示すフローチャートである。 手元カメラによる撮影画像の一例を示す説明図である。 第2実施例における保存用画像撮影処理の手順を示すフローチャートである。 手元カメラの撮影画像を時系列に並べた説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としての発券装置1の外観の構成を示す説明図である。この発券装置1の前面には、顧客操作部11と、操作開口部2と、硬貨入金口31と、暗証番号入力部12とを備えている。顧客操作部11は、利用者に対して操作案内画面を表示し、その入力操作を受け付けるものであり、例えば、タッチパネルで構成することができる。硬貨入金口31は、硬貨を投入するための投入口である。暗証番号入力部12は、側壁部5を挟んで操作開口部2と反対側の位置に設けられている。暗証番号入力部12は、暗証番号の入力を受け付けるための入力部であり、例えば、クレジットカードを用いて支払いを行う場合等に用いられる。この暗証番号入力部12として、例えば、テンキーを用いることができる。なお、暗証番号入力部12は省略可能である。
図2は、操作開口部2付近の外観の構成を示す説明図である。図2の拡大図は、手元カメラ61が取り付けられている位置に視点を置いて見た場合における発券装置1の拡大図である。操作開口部2は、左右に設けられた2枚の側壁部5、6と、前面壁部7と、底面部8とにより区切られた空間である。前面壁部7には、カード挿入口71と、発券口51と、人物センサ41と、紙幣入金口21と、紙幣排出口22とが設けられている。底面部8には、硬貨排出皿32が設けられている。第1の側壁部としての左側側壁部6の内側には、手元カメラ61が設けられている。
カード挿入口71は、カード類(例えば、クレジットカードやICカード式定期券等)を挿入するための挿入口である。紙幣入金口21は、紙幣を挿入するための挿入口である。人物センサ41は、発券装置1の前方に対する人物の接近を検知するセンサである。このセンサには、赤外線方式や超音波方式などの種々のタイプのセンサを利用可能である。なお、人物センサ41は省略可能である。発券口51は、切符や磁気定期券等を発券するための発券口である。紙幣排出口22は、釣銭としての紙幣(以降、「釣り札」とも呼ぶ。)を排出するための排出口である。釣り札が複数枚ある場合、複数枚の紙幣が揃えて重ねられた状態で紙幣排出口22から排出される。硬貨排出皿32は、釣銭としての硬貨(以降、「釣り硬貨」とも呼ぶ。)を排出するためのトレイである。釣り硬貨は、側壁部5を形成する筐体の内部に設けられた搬送路を通り、第2の側壁部としての側壁部5の内側に設けられた硬貨搬送路出口33から硬貨排出皿32へ排出される(図2:拡大図)。この硬貨搬送路出口33の上部には、透明な素材で形成されたカバー34が設けられている。なお、カバー34は省略可能である。紙幣排出口22と、硬貨排出皿32とは、操作開口部2の右側(側壁部5側)に偏って設けられている。
手元カメラ61は、広角レンズ付きのカメラであり、操作開口部2の画像を撮影する。この撮影画像は、静止画でも良いし、動画でも良い。また、静止画と動画を切り替えて撮影可能としても良い。手元カメラ61は、図2の拡大図のように、紙幣排出口22から排出される紙幣の重なり状態と、硬貨排出皿32へ排出される硬貨と、硬貨搬送路出口33の状態と、の撮影が可能な位置に設けられている。また、手元カメラ61は、図2の拡大図のように、側壁部5に遮られて暗証番号入力部12の撮影が不可能な位置に設けられている。この手元カメラ61は、紙幣排出口22および硬貨排出皿32が設けられる側から遠い側の側壁部の内側に設けられていることが好ましい。なお、手元カメラ61は、広角レンズ付きカメラでなくても良く、硬貨搬送路出口33の撮影が可能な位置に設けられていなくても良い。
図3は、発券装置1の内部構成の概略を示すブロック図である。発券装置1は、制御部100と、記憶部200と、操作部10と、手元撮影部60と、人物検知部40と、カード処理部70と、発券部50と、紙幣処理部20と、硬貨処理部30とを備えている。
記憶部200には、手元カメラ61により撮影された画像が記憶されるほか、発券装置1の取引履歴等が記憶されるものとしても良い。記憶部200は、例えば、ハードディスクや、フラッシュメモリ、光ディスク等のデータ記録装置で構成することができる。操作部10は、顧客操作部11と、暗証番号入力部12とを含み、利用者からの操作を受け付け、制御部100へと伝達する機能を有する。手元撮影部60は、手元カメラ61を含み、操作開口部を撮影する機能を有する。人物検知部40は、人物センサ41を含み、発券装置1に対する人物の接近を検知する機能を有する。
カード処理部70は、カード挿入口71を含み、挿入されたカード類(例えば、クレジットカードやICカード式定期券等)の読み取りや、ICカード式定期券に対する情報の書込み等を行う機能を有する。発券部50は、発券口51を含み、切符や磁気定期券等に対する印字、および、情報の書込み等を行う機能を有する。紙幣処理部20は、紙幣入金口21と、紙幣排出口22とを含み、入出金紙幣の計算、紙幣格納庫(図示せず)に対する紙幣の入出金等を行う機能を有する。硬貨処理部30は、硬貨入金口31と、硬貨排出皿32と、硬貨搬送路出口33と、カバー34とを含み、入出金硬貨の計算、硬貨格納庫(図示せず)に対する効果の入出金等を行う機能を有する。また、カード処理部70、発券部50、紙幣処理部20、硬貨処理部30は、それぞれ、各種媒体の動きや機構の操作状態を検知するためのセンサと、各種機構を動作させるためのアクチュエータ(例えば、モータやソレノイド)を含む。
制御部100は、図示しないCPUと、ROMやRAM等の内部記憶装置を含み、前述の各部を制御する機能を有する。また、制御部100は、内部記憶装置に格納されている各種のプログラムを実行することにより、後述する処理/機能を実現する。
図4は、第1実施例における保存用画像撮影処理の手順を示すフローチャートである。まず、制御部100は、投入された金額と購入された券種から、釣銭の有無を判断する(ステップS110)。具体的には、釣り札または釣り硬貨のうちの少なくとも一方がある場合に釣銭ありと判断される。釣銭がない場合、処理を終了する。一方、釣銭がある場合、制御部100は、手元カメラ61に保存用の画像撮影開始を指示する(ステップS120)。例えば、制御部100は、通常は予め定められた時間間隔で手元カメラ61に静止画を撮影させ、ステップS120以降は、保存用画像として、手元カメラ61に動画を撮影させるものとしても良い。次に、制御部100は、釣銭としての紙幣束および硬貨を排出する(ステップS130)。制御部100は紙幣が全て抜き取られたか否かを判断する(ステップS140)。紙幣が全て抜き取られた場合、制御部100はステップS170の処理を行う。
一方、所定時間経過しても全ての紙幣が抜き取られない場合、制御部100はタイムアウトと判断し(ステップS150)、取り忘れ回収動作を行う(ステップS160)。取り忘れ回収動作とは、具体的には、紙幣排出口22に一旦排出された紙幣束を、発券装置1内部に回収する動作を意味する。この取り忘れ回収動作は、利用者が釣り札を取り忘れてその場を離れてしまった場合等における、第三者による釣り札の窃取を抑制するための機能である。最後に、制御部100は、保存用の画像撮影を終了し、撮影画像を記憶部200へ格納し、保存する(ステップS170)。この撮影画像は、撮影日時、発券装置の識別番号、取引内容(例えば、購入券種、投入金額と釣銭の金額等)とが関連付けられた状態で記憶部200に記憶されることが好ましい。こうすれば、利用者から要請を受けた場合等における係員の確認作業をスムーズに進めることができる。
このように、第1実施例における発券装置は、紙幣排出口と硬貨排出皿を含む操作開口部を撮影可能であり、紙幣または硬貨が排出された時の手元カメラによる撮影画像は記憶部へ記憶される。このため、釣銭(釣り札、釣り硬貨)排出時、釣銭に対する不正行為が行われた場合であっても、後に不正行為が行われた時点の画像を確認することができる。この撮影画像は不正行為の証拠として用いることも可能であるため、不正行為の抑制に寄与することができる。また、この手元カメラは、硬貨排出皿に硬貨を排出するための硬貨搬送路出口の撮影が可能であるため、釣り硬貨の排出口内部に粘着物等を付着させるという不正行為も撮影可能である。さらに、この手元カメラは、暗証番号入力部の撮影が不可能であるため、利用者の個人情報を保護することができる。
図5は、手元カメラ61による撮影画像の一例を示す説明図である。手元カメラは広角レンズ付きカメラであるため、図5に示すように、操作開口部と、利用者の顔の両方を同じ画像の範囲内に納めて撮影可能である。このため、不正行為を行った人物を容易に特定することができ、不正行為の証拠としての信頼性を向上することができる。なお、手元カメラは、発券口を含んだ操作開口部の全体を撮影可能であるため、上記で例示した釣銭(釣り札、釣り硬貨)に対する不正行為のほかにも、発券された切符やクレジットカード、定期券等に対する不正行為をも撮影可能である。以上のように、第1実施例における発券装置では、釣銭(釣り札、釣り硬貨)に対する不正行為を抑制することができる。また、手元カメラによる撮影画像は、紙幣の排出または硬貨の排出があった場合に記憶部へ格納されるため、記憶部への不要な撮影画像の格納を抑制することも可能である。
B.第2実施例:
図6は、第2実施例における保存用画像撮影処理の手順を示すフローチャートである。第2実施例の装置構成は第1実施例と同じである。第2実施例では、まず、制御部100は、手元カメラ61の撮影画像に変化があるか否かを判断する(ステップS210)。具体的には、この判断は次のようにして行う。
図7は、手元カメラ61の撮影画像を時系列に並べた説明図である。現在時刻が時刻t1である場合、制御部100は、時刻t1に撮影された手元カメラ61による撮影画像と、時刻t1よりも所定時間(例えば、0.1秒)前の時刻t0に撮影された手元カメラ61の撮影画像とを比較する。具体的には、例えば、各画素について画素値の差分Δを算出し、画像全体についてこの差分Δの絶対値の和(Σ|Δ|)または差分の2乗和(ΣΔ2)を求める。この和(Σ|Δ|)または2乗和(ΣΔ2)を「画像間差分ΔG」と呼ぶ。なお、画像間差分ΔGは、画像内の一部の画素のみを対象にして算出しても良い。
図7(A)、(B)の例では、画像間差分ΔGは殆ど0に等しいため、制御部100は、画像変化なしと判断する。一方、図7(B)、(C)の例では、時刻t1、t2の画像間差分ΔGが予め定められた閾値Thを超えている。このため、制御部100は、画像変化ありと判断する。このように、制御部100は、所定時間毎に手元カメラ61に画像を撮影させ、手元カメラ61による現在の撮影画像と、手元カメラ61による所定時間だけ前に撮影した画像とを比較し、画像間差分ΔGが予め定められた閾値を超えているか否かを判断することによって、ステップS210の判断を行う。
図6において、手元カメラ61の撮影画像に変化がない場合、制御部100は、ステップS210に戻り、手元カメラ61による撮影画像の監視を継続する。一方、手元カメラ61の撮影画像に変化がある場合、制御部100は、手元カメラ61に保存用の画像撮影開始を指示する(ステップS220)。例えば、第1実施例と同様に、保存用画像として動画を撮影させるような構成としても良い。手元カメラ61の撮影画像を動画にすれば、利用者の手元の動きをそのまま映像として残すことが可能となり、不正行為に対する証拠としての信頼性が向上する。この保存用画像の撮影は、人物センサ41による人物検知がなくなるまで継続する(ステップS230)。人物センサ41による人物検知がなくなった場合、制御部100は、保存用の画像撮影を終了し、撮影画像を記憶部200へ格納する(ステップS240)。
このように、第2実施例においては、手元カメラによる撮影画像に変化があった場合(例えば、利用者が操作開口部に手を差し入れた場合等)に撮影画像を記憶部へ格納するため、紙幣の排出または硬貨の排出がない場合であっても、撮影画像を記憶部へ格納することができる。このため、発券取引の有無とは関係なく、悪意のある利用者の発券装置に対する不正行為の画像を撮影することができる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記実施例では、紙幣排出口と硬貨排出皿は側壁部5側(操作開口部の右側)に偏って設けられ、手元カメラは側壁部6(紙幣排出口および硬貨排出皿が設けられる側から遠い側の側壁部)の内側に設けられるものとした。しかし、上記実施例の構成はあくまで一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意の構成を採用することができる。例えば、紙幣排出口と硬貨排出皿は側壁6側(操作開口部の左側)に偏って設けられるものとし、手元カメラは側壁部5(紙幣排出口および硬貨排出皿が設けられる側から遠い側の側壁部)の内側に設けられるものとしてもよい。
C2.変形例2:
上記実施例では、発券装置各部の構成や機能を説明した。しかし、上記実施例で示した態様は、あくまで発券装置の構成の一例に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様を採用することができる。例えば、各部を構成する部材の形状等を変更しても良いし、上述しない機能(例えば、音声案内部等)を備えるものとしても良い。
1…発券装置
2…操作開口部
5…側壁部
6…側壁部
10…操作部
11…顧客操作部
12…暗証番号入力部
20…紙幣処理部
21…紙幣入金口
22…紙幣排出口
30…硬貨処理部
31…硬貨入金口
32…硬貨排出皿
33…硬貨搬送路出口
34…カバー
40…人物検知部
41…人物センサ
50…発券部
51…発券口
60…手元撮影部
61…手元カメラ
70…カード処理部
71…カード挿入口
100…制御部
200…記憶部

Claims (5)

  1. 前面に操作開口部を有する発券装置であって、
    前記操作開口部は、
    前記発券装置の前面に設けられた前面壁部と、
    前記前面壁部の左右に設けられた第1の側壁部および第2の側壁部と、
    前記前面壁部の下端に設けられた底面部と、
    前記前面壁部に設けられた発券口と、
    前記前面壁部に設けられた紙幣排出口と、
    前記底面部に設けられた硬貨排出皿と、
    を備え、
    前記紙幣排出口と前記硬貨排出皿は、前記操作開口部の左側もしくは右側に偏って設けられており、
    前記第2の側壁部の内側には、前記硬貨排出皿に硬貨を排出するための硬貨搬送路出口が設けられており、
    記紙幣排出口および前記硬貨排出皿が設けられる側から遠い側の前記第1の側壁部の内側に、前記紙幣排出口から排出される紙幣の重なりと、前記硬貨搬送路出口と、前記硬貨排出皿へ排出される硬貨と、を撮影可能な位置において、前記操作開口部を撮影するためのカメラが設けられている、発券装置。
  2. 請求項1記載の発券装置であって、さらに、
    前記第2の側壁部を挟んで前記操作開口部と反対側の位置に設けられ、暗証番号の入力を受け付けるための暗証番号入力部を備え、
    前記カメラは、前記第2の側壁部に遮られて前記暗証番号入力部の撮影が不可能な位置に設けられている、発券装置。
  3. 請求項1または2に記載の発券装置であって、
    前記カメラは、広角レンズ付きカメラである、発券装置。
  4. 請求項1ないしのいずれか一項記載の発券装置であって、さらに、
    前記カメラを制御する制御部と、
    前記カメラにより撮影された画像を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記紙幣排出口からの紙幣の排出と、前記硬貨排出皿への硬貨の排出とのうちの少なくとも一方があった場合に、前記カメラによる保存用撮影画像を前記記憶部へ格納する、発券装置。
  5. 請求項1ないしのいずれか一項記載の発券装置であって、さらに、
    前記カメラを制御する制御部と、
    前記カメラにより撮影された画像を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記カメラによる撮影画像が変化した場合に、前記カメラによる保存用撮影画像を前記記憶部へ格納する、発券装置。
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