JP6003674B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬貨をシュートを介して排出する自動取引装置に関する。
自動取引装置として、例えば、顧客の操作に応じて乗車券や航空券等を自動で販売する自動券売機が知られている。このような自動券売機は、例えば、駅の改札口付近に設置されており、顧客は自動券売機を操作して乗車券を購入する。
上記の自動券売機では、乗車券等を購入した際のつり銭硬貨を受け皿に排出するための硬貨シュートが設けられている。例えば、下記の特許文献1には、硬貨シュートの反発部で衝突した硬貨が、受け皿に排出される構成が開示されている。
特開2000−339524号公報
ところで、硬貨シュートの中には、シュート内部の硬貨の移動路が曲折している(例えば、移動路が略L字状に曲折している)ものがある。かかる構成において、硬貨シュートの底面や側面に接触した硬貨同士が、さらに接触する場合がある。このように接触状態が維持されると、硬貨シュート内で硬貨が詰まってしまい、滞留する恐れがある。この結果、硬貨が受け皿に適切に排出されないことになる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、移動路が曲折している硬貨シュート内で硬貨を滞留させずに適切に排出可能な、新規かつ改良された自動取引装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、硬貨を繰り出す処理ユニットと、前記処理ユニットから繰り出された硬貨を受け止める受け部材と、前記処理ユニットと前記受け部材の間を連結し、前記処理ユニットから繰り出された硬貨が前記受け部材へ向けて移動する移動路が曲折している硬貨シュートと、を備え、前記硬貨シュートの底面と側面とを繋ぐ部分に、円弧状の曲げ部が形成されている、自動取引装置が提供される。
かかる自動取引装置の場合には、円弧状の曲げ部が、硬貨シュートの底面と側面とを繋ぐ部分に形成されているので、硬貨が曲げ部に沿って立った状態で勢い良く転がる。このため、硬貨シュート内で硬貨同士が接触した状態が維持されることを抑制できるので、硬貨が詰まることを防止できる。この結果、移動路が曲折している硬貨シュート内の硬貨の滞留を防止できる。
また、上記の自動取引装置において、前記硬貨シュートは、内方側の短い内方側面と、外方側の長い外方側面とを有し、前記曲げ部は、前記硬貨シュートの底面と前記外方側面とを繋ぐ部分に形成されていることとしても良い。
また、上記の自動取引装置において、前記硬貨シュートは、前記処理ユニットから硬貨が流入する流入口と、前記受け部材へ硬貨が流出する流出口とを有し、前記曲げ部は、前記流入口と前記流出口のうちの前記流出口側に形成されていることとしても良い。
また、上記の自動取引装置において、前記流出口の開口面積は、前記流入口の開口面積よりも小さく、前記流入口から前記流出口へ向けて前記硬貨シュートの幅が小さく形成されていることとしても良い。
また、上記の自動取引装置において、前記外方側面は、前記流入口側の第1側面と、前記第1側面と略直交する前記流出口側の第2側面と、前記第1側面と前記第2側面を連結する連結面と、を有し、前記連結面は、前記第1側面及び前記第2側面に交差するように形成されていることとしても良い。
また、上記の自動取引装置において、前記曲げ部は、前記硬貨シュートの底面と前記第2側面とを繋ぐ部分に形成されていることとしても良い
また、上記の自動取引装置において、前記曲げ部の円弧の長さは、前記硬貨の直径よりも大きいこととしても良い。
また、上記の自動取引装置において、前記底面は、互いに傾きが異なる二つの面を繋げて形成されていることとしても良い。
また、上記の自動取引装置において、前記移動路は、略L字状に形成されていることとしても良い。
また、上記の自動取引装置において、前記曲げ部は、前記硬貨シュートの底面と前記側面とを繋ぐ部分、及び前記底面に連続して形成されていることとしても良い。
また、上記の自動取引装置において、前記硬貨シュートの底面に段差部が形成されていることとしても良い。
また、上記の自動取引装置において、前記硬貨シュートの底面に突起部が形成されていることとしても良い。
以上説明したように本発明によれば、移動路が曲折している硬貨シュート内で硬貨を滞留させずに適切に排出することが可能となる。
本実施形態に係る自動発券機1の外観構成の一例を示す斜視図である。 下側操作部30の構成例を説明するための図である。 硬貨処理ユニット60と硬貨シュート70と硬貨排出受け38の関係を示す斜視図である。 図3をZ軸方向から見た平面図である。 図3をY軸方向から見た正面図である。 硬貨シュート70を示す斜視図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 図4のC−C断面図である。 図5のD−D断面図である。 比較例における硬貨シュート170での硬貨の移動態様を説明するための図である。 本実施形態に係る硬貨シュート70での硬貨の移動態様を説明するための図である。 硬貨シュート70の第1変形例を示す模式図である。 硬貨シュート70の第2変形例を示す模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<自動取引装置の概要>
図1を参照しながら、自動取引装置の一例である自動発券機1の構成例について説明する。図1は、本実施形態に係る自動発券機1の外観構成の一例を示す斜視図である。
自動発券機1は、例えば駅の改札口の付近等に設置されており、顧客は自動発券機1を操作することにより乗車券(切符)を購入等できるようになっている。自動発券機1は、筐体10と、顧客操作部12とを有する。筐体10は、縦長の箱状の形状を成している。顧客操作部12は、筐体10の前面上部に設けられており、顧客の操作に供される。
顧客操作部12は、上端側から下端側へ向けて傾斜している。また、筐体10の前に立つ顧客が見下ろして容易に操作できるように、顧客操作部12の傾斜角と高さが設定されている。顧客操作部12は、図1に示すように、上側操作部20と下側操作部30を含む。
上側操作部20は、各種の情報を含む画面を表示する表示部22を有する。また、表示部22は、顧客が画面にタッチ可能なタッチパネル機能を有する。そして、上側操作部20では、表示部22に乗車券の購入に関する各種案内情報を表示させ、顧客が表示部22に表示されたボタン画像等をタッチすることで、所望の乗車券等を選択できる。
下側操作部30では、顧客がクレジットカード、紙幣、硬貨を挿入又は投入することで乗車券の代金を支払うことができる。また、支払いに応じた乗車券を排出することで、顧客は乗車券を受け取ることができる。また、乗車券の代金が支払われたときのつり銭を排出することで、顧客がつり銭を受け取ることができる。下側操作部30は、凹状操作部31と、凸状操作部32とを有する。凹状操作部31は、筐体10の左側に設けられ、筐体10の奥側に窪んでいる。凸状操作部32は、筐体10の右側に設けられ、筐体10の前方に突出している。
(下側操作部30の詳細構成例)
図2は、下側操作部30の構成例を説明するための図である。凹状操作部31は、図2に示すように、カード挿入排出口34と、紙幣挿入口35と、発券口36と、紙幣排出口37と、受け部材の一例である硬貨排出受け38と、を有する。
カード挿入排出口34は、ICカードやクレジットカード等のカード状媒体の挿入又は排出ができるようになっている。カード挿入排出口34は、凹状操作部31の上部左側に横長のスリット状に設けられている。例えば、カード挿入排出口34は、顧客が乗車券の代金をクレジットカードで支払う場合にクレジットカードが挿入される口であり、又は挿入されたクレジットカードを顧客に返却する排出口である。
紙幣挿入口35は、顧客が乗車券の代金を紙幣で支払う場合に紙幣を挿入する口である。紙幣挿入口35は、凹状操作部31の上部右側に横長のスリット状に設けられている。紙幣挿入口35は、紙幣を1枚ずつ、又は複数枚の紙幣を纏めて挿入できるようになっている。
発券口36は、顧客が購入した乗車券(切符)を排出する排出口である。発券口36は、凹状操作部31の下部左側(カード挿入排出口34の下方)に横長のスリット状に設けられている。
紙幣排出口37は、例えば乗車券を購入した際に、つり銭としての紙幣を排出する排出口である。紙幣排出口37は、凹状操作部31の下部右側(紙幣挿入口35の下方)に横長のスリット状に設けられている。なお、紙幣排出口37は、複数枚の紙幣を重ねた状態で纏めて排出できるようになっている。
硬貨排出受け38は、凸状操作部32の硬貨排出口43から排出される硬貨を受けて、集積する。硬貨排出受け38は、凹状操作部31の底面右側に、硬貨排出口43と連結するように形成されたトレイである。硬貨排出受け38は、集積された硬貨を容易に認識できるように暗色系の色(例えば黒色)となっている。なお、凹状操作部31の硬貨排出受け38以外の他の部分は、硬貨排出受け38とは異なる例えば明色系の色となっている。
凸状操作部32は、図2に示すように、硬貨投入口41と、テンキー部42と、硬貨排出口43と、を有する。
硬貨投入口41は、顧客が乗車券の購入代金として硬貨を投入するための口である。硬貨投入口41は、凸状操作部32の上部に設けられている。
テンキー部42は、凸状操作部32の硬貨投入口41の下方左寄りの位置に設けられている。テンキー部42は、「0」〜「9」等の数字のそれぞれに対応する数字キーを有し、例えば暗証番号の入力に用いられる。
硬貨排出口43は、凸状操作部32の側壁部の下端側に形成されている。硬貨排出口43は、つり銭としての硬貨を排出する開口である。硬貨排出口43から排出された硬貨は、硬貨排出受け38に落下して集積される。
<硬貨シュートの構成>
自動発券機1は、内部に硬貨に関する各種の処理を行う硬貨処理ユニットを有している。そして、硬貨処理ユニットが硬貨を繰り出した場合には、硬貨は硬貨シュートを落下して硬貨排出受け38に集積される。
図3は、硬貨処理ユニット60と硬貨シュート70と硬貨排出受け38の関係を示す斜視図である。図4は、図3をZ軸方向から見た平面図である。図5は、図3をY軸方向から見た正面図である。図6は、硬貨シュート70を示す斜視図である。図7は、図4のA−A断面図である。図8は、図4のB−B断面図である。図9は、図4のC−C断面図である。図10は、図5のD−D断面図である。
硬貨処理ユニット60は、図2に示す硬貨投入口41(図3等では、説明の便宜上省略されている)を有する。硬貨処理ユニット60は、硬貨投入口41から投入された硬貨を集積すると共に、つり銭としての硬貨を排出する。また、硬貨処理ユニット60は、図3等に示すように、硬貨を繰り出す繰出口61を有する。
硬貨シュート70は、硬貨処理ユニット60の繰出口61と硬貨排出受け38との間を連結しており、繰出口61から繰り出された硬貨を硬貨排出受け38に導く。硬貨シュート70は、例えば金属製の板金で構成されている。図3に示すように繰出口61は硬貨排出受け38よりも上方に位置しており、繰出口61から繰り出された硬貨は、硬貨シュート70を落下して硬貨排出受け38に集積される。
また、図3に示すように繰出口61と硬貨排出受け38はX方向においてずれて位置しているため、硬貨シュート70において繰出口61から繰り出された硬貨が硬貨排出受け38へ向けて移動する移動路は、曲折している。具体的には、図4に示すように硬貨シュート70の硬貨の移動路Sは、略L字状に形成されている。
硬貨シュート70は、図6に示すように、底面71と、内方側の短い内方側面である短側面72と、外方側の長い外方側面である長側面73とを有する。なお、硬貨シュート70の上面側は、開口していても良い。このため、硬貨シュート70の断面形状は、図8に示すように略U字状である。
硬貨シュート70は、図6に示すように、硬貨処理ユニット60から硬貨が流入する流入口74と、硬貨排出受け38へ硬貨が流出する流出口75とを有する。流入口74は、繰出口61に対向する位置に形成された開口であり、流出口75は、硬貨排出受け38に対応する位置に形成された開口である。
なお、流出口75の開口面積は、流入口74の開口面積よりも小さくても良い。かかる場合には、流入口74から流出口75へ向けて、硬貨シュート70の幅が小さく形成されることになる。ただし、上記に限定されず、例えば、流出口75の開口面積は、流入口74の開口面積と同じであっても良い。
長側面73は、流入口74側の第1側面73aと、第1側面73aと略直交する流出口75側の第2側面73bと、第1側面73aと第2側面73bを連結する連結面73cと、を有する。ここで、連結面73cは、第1側面73a及び第2側面73bに交差するように形成されている。ここで、連結面73cが第1側面73a及び第2側面73bに交差する状態とは、連結面73cが第1側面73a及び第2側面73bと十字状に交わっている状態、連結面73cが第1側面73aと第2側面73bを接続している状態、連結面73cが第1側面73a及び第2側面73bを連結している状態を含むものとする。また、連結面73cは、硬貨の移動路(図4の移動路S)において、略中間位置に位置する。
底面71は、互いに傾きが異なる二つの面71a、71bを繋げて形成されている。面71aが短側面72側に位置し、面71bが長側面73側に位置する。硬貨シュート70を落下する硬貨は、面71aから面71bに跨るように移動する。
<硬貨シュート70内の硬貨の滞留>
ところで、硬貨シュート70の内部の硬貨の移動路が曲折している場合には、硬貨シュート70内において硬貨が滞留する恐れがある。そして、硬貨シュート70内において硬貨が滞留すると、硬貨排出受け38に硬貨が適切に排出されない問題が生じる。
具体的には、硬貨シュート70の流入口74から流入した硬貨が、硬貨シュート70の中央部(長側面73の連結面73cの周辺)で一旦溜まる。そして、溜まった複数枚の硬貨が、それぞれ短側面72や長側面73に沿って移動する。この際、短側面72に沿って移動中に底面71及び短側面72に接触した硬貨と、長側面73に沿って移動中に長側面73に接触した硬貨とが、互いに接触する場合がある。このように複数の点で接触した硬貨同士は、詰まってしまい、その後移動しなくなる。
そこで、本実施形態では、硬貨シュート70において硬貨が滞留することを防止するために、図6に示すように、硬貨シュート70の底面71(具体的には、底面71の面71b)と長側面73(具体的には、長側面73の第2側面73b)とを繋ぐ部分に、円弧状の曲げ部76が形成されている。そして、曲げ部76は、流入口74と流出口75のうちの流出口75側に形成されている。曲げ部76の円弧は、硬貨が引っ掛からないように所定曲率で形成されている。ここで、曲げ部76の円弧の長さは、硬貨の直径よりも大きくても良い。
このような円弧状(いわゆるR形状)の曲げ部76を設けることにより、流入口74から流入した硬貨が、曲げ部76に沿って立った状態で勢い良く転がる。これにより、長側面73の連結面73cの周辺で硬貨が一旦溜まることを抑制できるので、その後に硬貨同士が接触した状態が維持されることに起因して硬貨が詰まることを防止できる。この結果、移動路が曲折している硬貨シュート70内の硬貨の滞留を防止できる。
前述したように硬貨シュート70の移動路が略L字状(図4)の場合には、特に短側面72側において硬貨が滞留しやすい。これに対して、本実施形態に係る曲げ部76を設けることにより、硬貨が長側面73に沿って転がりやすくなるため、連結面73c周辺で硬貨が一旦溜まることを抑制できる。これにより、連結面73c周辺で溜まった硬貨が短側面72側に沿って移動することを抑制できるため、短側面72側において硬貨が滞留することを防止できる。
また、前述したように流出口75の開口面積が流入口74の開口面積よりも小さい場合には、硬貨シュート70内の硬貨の移動がゆっくりとなりやすい。これに対して、曲げ部76を設けることにより、硬貨を勢い良く移動させることができるため、硬貨シュート70内の硬貨の滞留を防止できる。
また、本実施形態の長側面73の連結面73cは、短側面72との距離を小さくするように形成されている。このため、連結面73cの周辺で硬貨が一旦溜まることを抑制できる。この結果、硬貨が短側面72に沿って移動することを抑制できるので、硬貨の滞留をより効果的に防止できる。
また、曲げ部76の円弧の長さを硬貨(例えば、硬貨シュート70内を移動する最大直径の硬貨)の直径よりも大きくすることにより、硬貨が曲げ部76上を転がりやすくなる。
なお、上記では、円弧状の曲げ部76が、硬貨シュート70の底面71と長側面73との繋ぐ部分のみに形成されていることとしたが、これに限定されない。例えば、底面71も円弧状に曲げられていても良い。すなわち、曲げ部76が、底面71と長側面73とを繋ぐ部分、及び底面71に連続して形成されても良い。かかる場合には、曲げ部が広範囲に形成されるので、硬貨シュート70内を硬貨の滞留を効果的に防止できる。
また、上記では、曲げ部76の円弧が所定曲率で形成されていることとしたが、これに限定されない。例えば、曲げ部76の円弧の曲率が変動していても良い。また、曲げ部76の円弧の長さは、硬貨の直径よりも小さくても良い。
(比較例との対比)
以下では、比較例と対比しながら、本実施形態の有効性について詳しく説明する。図11は、比較例における硬貨シュート170での硬貨の移動態様を説明するための図である。図12は、本実施形態に係る硬貨シュート70での硬貨の移動態様を説明するための図である。
図11に示す変形例に係る硬貨シュート170には、本実施形態に係る曲げ部76が形成されていない。また、変形例においては、長側面173の連結面173cと、短側面172との距離が、本実施形態の場合に比べて大きい。すなわち、連結面173cの幅が小さい。
比較例の場合には、硬貨Cは連結面173cの周辺(図11(a)の位置P1)で一旦溜まり易い。そして、溜まった複数の硬貨Cが、流出口175へ向けて纏まって移動することになる。この際、硬貨シュート170の底面や側面に接触した硬貨C同士が図11(b)に示すように接触してしまい、硬貨が移動できなくなり詰まってしまう。特に、硬貨シュート170の短側面172に沿って移動する硬貨Cが増える場合には、硬貨同士が接触しやすくなる。
これに対して、本実施形態においては、曲げ部76を設けることにより、図12に示すように硬貨Cが長側面73に沿って立った状態で転がる。これにより、短側面72に沿って移動する硬貨Cを抑制できるため、図11(b)に示すように硬貨同士が接触する状態を回避できる。この結果、硬貨シュート70内の硬貨の滞留を効果的に防止できる。また、本実施形態の場合には、連結面73cと短側面72との距離が小さくなるように連結面73cの幅を大きくしているので、連結面73cに沿って硬貨が流れやすくなる。
<硬貨シュート70の変形例>
硬貨シュート70として、上記では図6に示す形状を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、以下に説明する図13や図14に示す形状の硬貨シュート70であっても良い。
図13は、硬貨シュート70の第1変形例を示す模式図である。第1変形例においては、硬貨シュート70の底面71に段差部78が形成されている。段差部78は、例えば、硬貨シュート70の中央部に硬貨排出受け38側が低くなるように形成されている。なお、図13では、1段の段差部78が図示されているが、これに限定されず、例えば2段以上の段差部であっても良い。
第1変形例に係る段差部78を設ける場合には、硬貨シュート70を移動中の硬貨Cが、段差部78によって姿勢が変化する(バランスを崩す)。これにより、硬貨C同士が接触した状態を崩すことができるので、硬貨が滞留することを防止できる。
図14は、硬貨シュート70の第2変形例を示す模式図である。第2変形例においては、硬貨シュート70の底面71に突起部79が形成されている。突起部79は、例えば、硬貨シュート70の中央部に底面71から突出するように形成されている。なお、図14では、一つの突起部79が図示されているが、これに限定されず、例えば複数の突起部が形成されても良い。
第2変形例に係る突起部79を設けた場合にも、段差部78を設けた場合と同様に、硬貨シュート70を移動中の硬貨Cが、突起部79によって姿勢が変化する(バランスを崩す)。これにより、硬貨C同士が接触した状態を崩すことができるので、硬貨が滞留することを防止できる。なお、第1変形例及び第2変形例とも、曲げ部76と併用することで、硬貨の滞留を効果的に防止できる。
上記では、自動取引装置として、駅の改札口に設置され乗車券を販売する自動券売機を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、自動取引装置は、飲料類を販売する自動販売機や自動精算機であっても良く、金融機関等に設置されるATMであっても良い。このように、本願発明は、硬貨シュートを介して硬貨排出受けに硬貨を排出する種々の装置に適用できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 自動発券機
38 硬貨排出受け
60 硬貨処理ユニット
61 繰出口
70 硬貨シュート
71 底面
72 短側面
73 長側面
73a 第1側面
73b 第2側面
73c 連結面
74 流入口
75 流出口
76 曲げ部

Claims (10)

  1. 硬貨を繰り出す処理ユニットと、
    前記処理ユニットから繰り出された硬貨を受け止める受け部材と、
    前記処理ユニットと前記受け部材の間を連結し、前記処理ユニットから繰り出された硬貨が前記受け部材へ向けて移動する移動路が曲折している硬貨シュートと、
    を備え、
    前記硬貨シュートの底面と側面とを繋ぐ部分に、円弧状の曲げ部が形成され
    前記硬貨シュートは、内方側の短い内方側面と、外方側の長い外方側面と、前記処理ユニットから硬貨が流入する流入口と、前記受け部材へ硬貨が流出する流出口とを有し、
    前記曲げ部は、前記硬貨シュートの底面と前記外方側面とを繋ぐ部分に形成され、
    前記外方側面は、前記流入口側の第1側面と、前記第1側面と略直交する前記流出口側の第2側面と、前記第1側面と前記第2側面を連結する連結面と、を有し、
    前記連結面は、前記第1側面及び前記第2側面に交差するように形成されている、自動取引装置。
  2. 請求項に記載の自動取引装置において
    記曲げ部は、前記流入口と前記流出口のうちの前記流出口側に形成されている、自動取引装置。
  3. 請求項に記載の自動取引装置において、
    前記流出口の開口面積は、前記流入口の開口面積よりも小さく、
    前記流入口から前記流出口へ向けて前記硬貨シュートの幅が小さく形成されている、自動取引装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動取引装置において、
    前記曲げ部は、前記硬貨シュートの底面と前記第2側面とを繋ぐ部分に形成されている、自動取引装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の自動取引装置において、
    前記底面は、互いに傾きが異なる二つの面を繋げて形成されている、自動取引装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の自動取引装置において、
    前記移動路は、略L字状に形成されている、自動取引装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の自動取引装置において、
    前記曲げ部は、前記硬貨シュートの底面と前記側面とを繋ぐ部分、及び前記底面に連続して形成されている、自動取引装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の自動取引装置において、
    前記硬貨シュートの底面に段差部が形成されている、自動取引装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の自動取引装置において、
    前記硬貨シュートの底面に突起部が形成されている、自動取引装置。
  10. 硬貨を繰り出す処理ユニットと、
    前記処理ユニットから繰り出された硬貨を受け止める受け部材と、
    前記処理ユニットと前記受け部材の間を連結し、前記処理ユニットから繰り出された硬貨が前記受け部材へ向けて移動する移動路が曲折している硬貨シュートと、
    を備え、
    前記硬貨シュートの底面と側面とを繋ぐ部分に、円弧状の曲げ部が形成され、
    前記曲げ部の円弧の長さは、前記硬貨の直径よりも大きい、自動取引装置。
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