JP2022147121A - 硬貨入金装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬貨受入口への液体の流入を防ぐことが可能な硬貨入金装置を提供する。【解決手段】本実施形態の硬貨入金装置は、硬貨を投入するための孔を有する硬貨投入部と、前記硬貨投入部に隣接して設けられ、少なくとも硬貨を載置することが可能な金銭載置面と、前記金銭載置面から前記硬貨投入部に向かって上がる傾斜部と、前記硬貨投入部に投入された前記硬貨を受け入れて入金処理を行う処理部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、硬貨入金装置に関する。
近年、スーパーマーケット等の店舗では、客自身で決済処理を行うことが可能なPOS(Point Of Sales)端末、所謂セルフチェックアウト装置が用いられている。セルフチェックアウト装置では、金銭をドロアにしまう前に一時的に置いて確認するためのエリア(以下、載置部)が設けられたものが存在している。このような載置部は、吟味台や検銭台と呼ばれている。従来、載置部と硬貨受入口とを直線的に連接することで、載置部から硬貨受入口へ硬貨を投入可能な構成が提案されている。
上述した載置台は、金銭を容易に載置することができるように、セルフテックアウト装置の平坦面等に設けられるが、その一方で金銭以外の異物も受けやすいという特性を有する。そのため、硬貨受入口に硬貨とともに入り込んだゴミ等の異物を除去するための構成を有するものが提案されている。
ところで、載置部が受ける異物は固体に限らず、水滴等の液体を受ける可能性がある。例えば、商品によっては水分を含むものや水分が付着したものがあるため、商品から漏れた水分(液体)が載置部に落ちる場合がある。このような場合、載置部から硬貨受入口へ液体が入ってしまうと、故障や誤動作が発生する可能性があり、液体の流入を防ぐための技術が望まれている。なお、上述した従来の技術は、固体の異物を除去するものであり、硬貨受入口への液体の流入を防ぐことはできない。
本発明が解決しようとする課題は、硬貨受入口への液体の流入を防ぐことが可能な硬貨入金装置を提供することである。
本実施形態の硬貨入金装置は、硬貨を投入するための孔を有する硬貨投入部と、前記硬貨投入部に隣接して設けられ、少なくとも硬貨を載置することが可能な金銭載置面と、前記金銭載置面から前記硬貨投入部に向かって上がる傾斜部と、前記硬貨投入部に投入された前記硬貨を受け入れて入金処理を行う処理部と、を備える。
図1は、実施形態にかかるセルフチェックアウト装置の外観を示す正面図である。 図2は、決済端末の扉を開放とした状態の外観を示す斜視図である。 図3は、セルフチェックアウト装置を上方から見た状態の外観を示す斜視図である。 図4は、硬貨投入部付近の外観を示す平面図である。 図5は、図4に示したA-Aラインでの断面を模式的に示す図である。 図6は、硬貨投入部付近の変形例の外観を示す平面図である。 図7は、図6に示したB-Bラインでの断面を模式的に示す図である。
以下に添付図面を参照して、硬貨入金装置の実施形態を詳細に説明する。本実施形態は、硬貨入金装置として、客が自身で商品登録及び決済を行うためのセルフチェックアウト装置の決済端末を適用した例について説明するものである。
図1は、実施形態にかかるセルフチェックアウト装置100の外観を示す正面図である。図1に示すように、セルフチェックアウト装置100は、決済端末1と、籠置き棚2と、袋詰め棚3とを備えている。決済端末1は、入出金部4、読取部5及び表示操作部6等を備えている。また、決済端末1は、その内部に各部を制御する図示しない制御部を備えている。
決済端末1は、第1筐体11と第2筐体12とを備えている。第1筐体11は、開放及び閉止可能な扉111を備える。扉111は、ヒンジ部1111を中心に上下方向に回動する。第1筐体11は、内部に、入出金部4を構成する紙幣釣銭機(紙幣入出金装置)41及び硬貨釣銭機(硬貨入出金装置)42(何れも図2参照)を収納している。第2筐体12は、内部に、図示しない制御部を収納している。
読取部5は、商品を特定するために、商品の外観や商品に付された符号(バーコード等のコードシンボル)を読み取るスキャナ50を備えている。また、読取部5は、レシート等を印字するプリンタ51を備えている。プリンタ51は、排出されたレシートを支持するレシート排出台511を第1筐体11から突出させている。すなわち、レシート排出台511は、第1筐体11の壁面に突出して設けられた凸形状の凸部である。さらに、読取部5は、クレジットカード等の読取りを行うカードリーダ52を備えている。
表示操作部6は、モニタ61と、タッチパネル62とを備える。モニタ61は、図示しない制御部の制御に従って画像を表示する。タッチパネル62は、モニタ61の表面に設けられており、オペレータが触れた位置に基づく情報を図示しない制御部に出力する。
籠置き棚2は、籠内の商品を取り出して読取部5にかざす動作を行う際に、籠の置き場とする物置台である。籠置き棚2は、決済端末1の一側方に設けられている。
袋詰め棚3は、スキャン後の商品を袋詰めするための台である。袋詰め棚3は、決済端末1の他側方(籠置き棚2の反対側)に設けられている。
図2は、決済端末1の扉111を開放とした状態の外観を示す斜視図である。図2に示すように、第1筐体11は、扉111を上方に回動させることで第1筐体11の内部を開放し、紙幣釣銭機41及び硬貨釣銭機42を露出する。紙幣釣銭機41と硬貨釣銭機42とは、第1筐体11内に重ねて収納されており、紙幣釣銭機41が硬貨釣銭機42の下に位置している。
紙幣釣銭機41は、後述する紙幣投入口411を介して取り込んだ紙幣の正否を判別して正貨を収納し、釣銭としての紙幣を後述する紙幣排出口412から出金する。硬貨釣銭機42は、後述する硬貨投入部421から取り込んだ硬貨の正否を判別して収納し、釣銭としての硬貨を硬貨排出皿422から出金する。また、硬貨釣銭機42は、正貨でないと判別した場合、取り込んだ非硬貨をリジェクト皿423から出金する。すなわち、硬貨釣銭機42は、硬貨投入部421に投入された硬貨を受け入れて入金処理を行う処理部の一例として機能する。紙幣釣銭機41及び硬貨釣銭機42は、収納した貨幣の金額を図示しない制御部へ連絡する。また、紙幣釣銭機41及び硬貨釣銭機42は、図示しない制御部から、釣銭として出金すべき金額の連絡を受ける。
図3は、セルフチェックアウト装置100を上方から見た状態の外観を示す斜視図である。図3に示すように、第1筐体11は、その上面に硬貨釣銭機42に入金する硬貨の投入口となる硬貨投入部421と、金銭載置部70とを並べて設けている。なお、図3では、決済端末1の左方から右方に向けて、金銭載置部70と硬貨投入部421とを並設した例を示しているが、配置の順序や方向はこれに限らないものとする。例えば、決済端末1の右方から左方に向けて、金銭載置部70と硬貨投入部421とを並設したものであってもよい。また、決済端末1の奥側から手前側に向けて、金銭載置部70と硬貨投入部421とを並列したものであってもよい。
また、第1筐体11(入出金部4)は、硬貨投入部421及び金銭載置部70が設けられた奥側から手前側に向けて、硬貨排出皿422及びリジェクト皿423と、紙幣投入口411及び紙幣排出口412とを順に階段状に設けている。すなわち、硬貨投入部421及び金銭載置部70が設けられている面が上段、硬貨排出皿422及びリジェクト皿423が設けられている面が中段、紙幣投入口411及び紙幣排出口412が設けられている面が下段である。このように各種の投入口や排出口(排出皿)を階段状に配設することにより、奥側から手前にかけて全ての投入口や排出口(排出皿)を見渡すことができるようになっている。
硬貨排出皿422は、硬貨釣銭機42から排出された硬貨を受ける受け皿である。リジェクト皿423は、変形硬貨、外国銭、偽貨等の硬貨釣銭機42内に収容すべきではない硬貨(リジェクト硬貨)を受ける受け皿である。硬貨投入部421と硬貨排出皿422とリジェクト皿423との位置関係は、硬貨釣銭機42の構造に依存している。
図3に示すように、硬貨排出皿422は、硬貨投入部421が設けられた決済端末1の幅方向端部とは反対側端部に設けられている。このように硬貨投入部421と硬貨排出皿422とは、高さ方向と幅方向と奥行き方向においてそれぞれずらして設けられているので、硬貨排出皿422に対する視認性、操作性が良好なものとなっている。なお、リジェクト皿423は、硬貨投入部421の下方位置において硬貨排出皿422に並べられて設けられている。
紙幣投入口411は、紙幣釣銭機41に入金する紙幣の投入口である。紙幣排出口412は、紙幣釣銭機41から排出される紙幣の排出口である。紙幣投入口411と紙幣排出口412との位置関係は、紙幣釣銭機41の構造に依存している。
次に、図4及び図5を参照して、硬貨投入部421及び金銭載置部70付近の構成について説明する。ここで、図4は、硬貨投入部421付近の外観を示す平面図である。図5は、図4に示したA-Aラインでの断面を模式的に示す図である。
図4に示すように、第1筐体11(扉111)は、硬貨投入部421と、当該硬貨投入部421に対して決済端末1の幅方向に並ぶ位置に連設された金銭載置部70とを備えている。
金銭載置部70は、一般には、吟味台や検銭台と呼ばれている。金銭載置部70は、決済端末1の決済処理の際に、客が財布から金銭を取り出して並べ、支払いに使用する金銭を目視で確認するためのものである。
金銭載置部70は、第1筐体11の面上から窪んだ凹形状を有する。より詳細には、金銭載置部70は、凹形状の底部を形成する平面形状の金銭載置面71と、凹形状の壁部を形成する案内壁72とを備えている。なお、金銭載置面71は、平面形状に限るものではなく、凹面形状に湾曲していてもよい。
金銭載置面71は、金銭(硬貨、紙幣)を載せるための面である。客は、財布から金銭を取り出して金銭載置面71に載置することで、支払いに使用する金銭を確認することができる。
また、金銭載置面71から硬貨を滑らして硬貨投入部421に投入するような場合、金銭載置面71の面上をスムーズに移動できることが操作性の観点から要求される。
そこで、本実施形態では、金銭載置面71の摩擦係数を当該金銭載置面71が設置される第1筐体11の設置面の摩擦係数より低く設定している。より詳細には、金銭載置面71の面上には、摩擦係数より低くするための加工が施されている。例えば、金銭載置面71の面上に、フッ素樹脂等の低摩擦材をコーティングすることで、第1筐体11の設置面の摩擦係数より低く設定される。また、例えば、金銭載置面71の面上に、微細なディンプル形状やリブ形状等の凹凸を形成することで、第1筐体11の設置面の摩擦係数より低く設定される。
図4では、金銭載置面71の面上に、フッ素樹脂等の低摩擦材がコーティングされたシート711を貼付した例を示している。図4のように、金銭載置面71の面上に、第1筐体11の設置面の摩擦係数より低い摩擦特性を有するシート711等を貼付することで、一体的に金銭載置面71を形成してもよい。
なお、金銭載置面71の面上にシート711を貼付する場合、シート711は、金銭載置面71の面上において、後述する排水孔73が設けられた領域を除く他の領域に貼付することが好ましい。また、金銭載置面71の面上にシート711を貼付することで、載置された硬貨によって金銭載置面71が汚れたり傷ついたりするのを防止することができる。
このように、金銭(硬貨)が載置される金銭載置面71の面上は、第1筐体11の設置面の摩擦係数より低く設定されているため、硬貨をスムーズに滑らすことができる。したがって、金銭載置面71から硬貨投入部421への硬貨の投入をスムーズに行うことができるため、客は硬貨の投入を容易に行うことができる。
また、セルフチェックアウト装置では、操作に不慣れな客も多いため、金銭載置面71をどのように使用すればよいのか把握し難いという問題がある。
そこで、本実施形態では、金銭載置面71の面上に金銭載置部70(金銭載置面71)の使用態様(使用方法)を説明する文字やイラスト等の情報を表示する。なお、表示方法は特に問わず、種々の形態が可能である。
例えば、図4に示すように、硬貨を載置可能なことを案内するガイド情報74やガイド情報75を、金銭載置面71の面上に表示する。これにより、客はガイド情報74及びガイド情報75を見ることで、金銭載置面71の面上に硬貨を載置することを容易に把握することができる。また、図4に示すように、硬貨投入部421の方向に硬貨を滑らすことを案内するガイド情報76を、金銭載置面71の面上に表示する。
これにより、客はガイド情報76を見ることで、硬貨投入部421の方向に硬貨を滑らすことを容易に把握することができる。なお、図4では、シート711の面上に表示した例を示しているが、シート711を貼付しない場合には、金銭載置面71の面上に直接表示する構成としてもよい。
このように、金銭載置面71の面上に使用態様(使用方法)を表示することで、客は金銭載置面71の使用方法を容易に把握することができるため、利便性の向上を図るとともに、硬貨の投入を容易に行うことができる。
また、金銭載置面71の縁部には、案内壁72が設けられている。より詳細には、案内壁72は、金銭載置面71における硬貨投入部421(傾斜面4211)との連接部分(辺)を除く縁部に設けられる。案内壁72は、金銭載置面71よりも上方に突出して当該金銭載置面71上に載置された金銭(特に、硬貨)の側部を支持する。案内壁72は、金銭載置面71に対して垂直に、又は金銭載置面71に下る傾斜を有して設けられる。案内壁72の高さ、つまり金銭載置部70の凹形状の深さは、硬貨の厚みよりも大きな値、例えば15mm等である。なお、金銭載置部70の凹形状部分の深さは、第1筐体11の内部を開放した状態において、プリンタ51のレシート排出台511との衝突を回避可能な深さに設定される。
また、案内壁72の下方は、金銭載置面71と滑らかに繋がるように形成されている。より詳細には、金銭載置面71と案内壁72とを接続する隅部は、金銭載置面71と案内壁72とを滑らかに接続する曲面状に形成されている。この曲面形状により、金銭載置面71から案内壁72に沿って硬貨をスムーズに滑らすことができるため、金銭載置部70から硬貨を取り出す際の容易性を実現できる。なお、隅部の曲率半径は特に問わず、例えば10R等としてもよい。
なお、図4の例では、金銭載置面71と案内壁72とを接続する隅部の全てを曲面状としたが、これに限らず、一部の隅部のみを曲面状としてもよい。例えば、利用者により硬貨の取り出しが行われる手前側の隅部を曲面状としてもよい。また、案内壁72の上方と第1筐体11とを接続する角部(後述する周縁部91の上端部)は、上記と同様に曲面状としてもよいし、平面的(直線的)に接続する構成としてもよい。
このように第1筐体11の扉111に凹形状で形成された金銭載置部70は、扉111を上方に回動させて第1筐体11の内部を開放した状態において、プリンタ51のレシート排出台511に干渉する位置に設けられる。
また、図4に示すように、第1筐体11は、金銭載置部70近傍において、当該第1筐体11の奥側にセットバックしている。つまり、金銭載置部70での手前側の案内壁72と、当該案内壁72に対向する第1筐体11の壁面との間の距離は、硬貨投入部421での距離と比較し短く形成されている。これにより、金銭載置部70の下方に存在する硬貨排出皿422を客から見えやすくすることができる。また、第1筐体11の縁に親指等をかけた状態で、金銭載置部70から硬貨を摘まむように取り出すことできるため、金銭載置部70から硬貨を取り出す際の操作性を向上させることができる。
一方、硬貨投入部421は、外側から内側へ向かって下る漏斗状の傾斜面4211と、傾斜面4211の最下部に設けられた孔4212とを有している。また、硬貨投入部421は、金銭載置面71と連接する位置(連接部分)に、傾斜面4211から連なる連接部4213を有している。なお、本実施形態では、連接部4213を、硬貨投入部421の一部としたが、金銭載置面71の一部であってもよいし、硬貨投入部421及び金銭載置面71とは独立した部材であってもよい。
孔4212は、1枚以上の硬貨が通過可能な大きさを有する。つまり、孔4212の寸法は、長手方向には、径が最大の硬貨の直径よりも大きく、長手方向に直交する幅方向には、最も厚い硬貨の厚さよりも大きい。また、孔4212の寸法は、複数枚の硬貨が重なって通過できる程度であるとより好ましい。つまり、孔4212の幅方向の寸法が、最も厚い硬貨の厚さの2倍よりも大きければより好ましい。
また、孔4212は、長孔であって、決済端末1の正面に立った客から見て縦長である。つまり、孔4212の長辺が、金銭載置部70及び硬貨投入部421の並び方向と直交する方向(決済端末1の前後方向)に沿うように配置されている。このように、孔4212を配置することで、硬貨投入部421は、金銭載置面71上から投入される硬貨を効率的に受け入れることが可能となる。
傾斜面4211は、孔4212に硬貨を滑落させるためのガイド部材である。傾斜面4211は、孔4212を前後に挟む一対の第1傾斜面42111、第2傾斜面42112と、孔4212を左右から挟む一対の第3傾斜面42113、第4傾斜面42114とを有する。傾斜面4211は、孔4212に向かって下る傾斜を形成する。ここで、傾斜面42113の上端は連接部4213(金銭載置面71)に連接される。また、傾斜面42111、42112及び42114は、滑らかに連接され、その上端は案内壁72と同等の高さとなっている。また、傾斜面42111、42112は、連接部4213を介して案内壁72に連接される。これにより、金銭載置部70及び硬貨投入部421は一体的な形状を呈する。
また、本実施形態では、金銭載置部70(金銭載置面71)と硬貨投入部421とが直線的に連接される。これにより、金銭載置部70から硬貨投入部421への硬貨の移動(投入)が容易となる。
さらに、本実施形態では、図4等に示すように、金銭載置部70(金銭載置面71)と硬貨投入部421との周縁に、当該周縁を一体的に囲む凸状の周縁部91を設けている。具体的には、周縁部91は、上記した金銭載置部70の案内壁72に上端部、傾斜面4211(42111、42112、42114)の上端部及び連接部4213の上端部に設けられる。周縁部91は、凸状の形状を有し、金銭載置部70及び硬貨投入部421を第1筐体11の上面に設置した際に、当該上面より突出するよう形成される。また、周縁部91の上端の角部は、曲面状に形成される。なお、周縁部91の高さは、特に問わないものとするが、指が引っ掛かる程度の高さ(例えば7mm等)とすることが好ましい。
このように、金銭載置部70と硬貨投入部421との周縁に凸状の周縁部91を設けることで、金銭載置部70から硬貨投入部421に硬貨を投入する際の操作性を向上させることができる。例えば、金銭載置部70から硬貨を滑らして硬貨投入部421に投入する場合、周縁部91に沿って親指をスライドさせながら、金銭載置面71上の硬貨を人差し指を滑らすことで、硬貨投入部421の方向に硬貨を容易に移動させることができる。したがって、金銭載置面71から硬貨投入部421への硬貨のスムーズな投入を実現することができる。
また、周縁部91の上端の角部が曲面状に形成されているため、手や指が周縁部91に触れた際の感触を良くすることができる。また、この構成により、金銭載置部70や硬貨投入部421から硬貨を取り出す際の操作性を向上させることができる。例えば、第1筐体11の正面側から硬貨を取り出す場合、周縁部91に親指をかけた状態で、硬貨を取り出すことができる。また、第1筐体11の奥側から硬貨を取り出す場合、周縁部91に人差し指をかけた状態で、親指により硬貨を取り出すことができる。したがって、金銭載置部70や硬貨投入部421から硬貨をスムーズに取り出すことができる。
ところで、店舗で販売される商品の中には、水分を含むものや水分が付着したものが存在する。このような商品を籠置き棚2から袋詰め棚3に移動するような場合、商品から漏れた水分や商品に付着した水分(以下、液体という)が、金銭載置部70(金銭載置面71)に落ちる可能性がある。このような場合、金銭載置面71から硬貨投入部421(孔4212)に液体が流入されてしまうと、故障や誤動作が発生する可能性がある。また、本実施形態の構成では、硬貨投入部421への硬貨投入動作に伴い、金銭載置面71上の液体が硬貨投入部421の方向に移動されることになるため、硬貨投入部421に液体が流入しやすい構造となっている。
そこで、本実施形態の決済端末1では、金銭載置面71から硬貨投入部421への液体の流入を防ぐため、金銭載置面71から硬貨投入部421に向かって上がる傾斜部425を設けている。具体的には、図4及び図5に示す決済端末1では、連接部4213に傾斜部425を設けている。以下、傾斜部425について説明する。
傾斜部425は、金銭載置面71から硬貨投入部421への液体の流入を防ぐための部材である。具体的には、傾斜部425は、硬貨投入部421と金銭載置面71とを繋ぐ連接部4213に設けられ、金銭載置面71から硬貨投入部421に向かけて上がるように形成されている。傾斜部425は、連接部の奥行き方向の全域亘って設けられ、金銭載置面71と硬貨投入部421とを隔てる隔壁となる。
ここで、傾斜部425を形成する傾斜面のうち、金銭載置面71から硬貨投入部421に向けて上がる面は、金銭載置面71と滑らかに接続される。また、傾斜部425を形成する傾斜面のうち、高さ方向の頂点位置から硬貨投入部421に向けて下る面は、第3傾斜面42113に接続される。なお、傾斜部425の高さは、金銭載置部70の凹形状の深さ未満とすることが好ましい。
このように、決済端末1では、金銭載置面71と硬貨投入部421との間に傾斜部425を備えることで、金銭載置面71に溜まった液体が硬貨投入部421に流入してしまうことを防ぐことできる。また、傾斜部425は、金銭載置面71と滑らかに接続されるため、金銭載置面71から硬貨投入部421への硬貨のスムーズな投入を実現することができる。
また、本実施形態の決済端末1は、金銭載置面71の面上に、当該面上に溜まった液体を排水(排除)するための排水孔73を設けている。以下、排水孔73について説明する。
排水孔73は、硬貨が落ちない程度の大きさで形成されている。具体的には、排水孔73の直径(長径)は、硬貨の外径よりも小さく形成される。より好ましくは、排水孔73の直径は、硬貨釣銭機42に入金可能な硬貨のうち、その径(外径)が最も小さな硬貨よりも小さく形成される。これにより、硬貨を金銭載置面71上に留めたまま、金銭載置面71上に溜まった液体を排水孔73から落下させることができる。
また、排水孔73は、図4に示すように長孔状に形成してもよい。この場合、排水孔73の短辺(短径)は、硬貨の厚みよりも小さく形成される。より好ましくは、排水孔73の短辺は、硬貨釣銭機42に入金可能な硬貨のうち、その厚みが最も小さな硬貨よりも小さく形成される。なお、排水孔73を長孔状とする場合、排水孔73の長辺は、金銭載置面71から傾斜部425に向かう方向に沿って配置することが好ましい。
このように配置することで、金銭載置面71から傾斜部425の方向に硬貨を滑らせた際に、硬貨が排水孔73に嵌ったり、引っ掛かったりすることを防ぐことができる。これにより、金銭載置面71上の硬貨をスムーズに硬貨投入部421に運ぶことができ、硬貨の投入を容易に行うことができる。なお、排水孔73の形状は、長孔状に限らず、円や矩形等、他の形状であってもよい。
また、排水孔73は、多孔で構成してもよい。例えば、図4に示すように、長孔(スリット)状の排水孔73を、千鳥状又は格子状等に配列して構成してもよい。このように配列することで、金銭載置面71の平面形状を確保したまま、排水孔73の面積や設置領域を拡大することができるため、金銭載置面71上の液体を効率的に排除することができる。
また、排水孔73は、例えば、図4に示すように、金銭載置面71における傾斜部425の最下点、つまり傾斜部425に隣接する位置に設けられる。これにより、客が硬貨を硬貨投入部421の方向に滑らせた際に、当該硬貨とともに運ばれてきた液体を排水孔73から落下させることができるため、金銭載置面71上に溜まった液体を効率的に排除することができる。また、傾斜部425をつたって金銭載置面71の方向に滑落した水分を排水孔73から落下させることができるため、液体の排除を効率的に行うことができる。
なお、排水孔73の設置位置は、図4の例に限らず、金銭載置面71の面上の他の位置に設けてもよい。また、図4では、金銭載置面71の一部に排水孔73を設けているが、これに限らず、複数の部分に排水孔73を設けてもよいし、金銭載置面71の全面に排水孔73を設けてもよい。また、排水孔73は、金銭載置面71上に載置された貨幣以外の固体の異物(例えばゴミ等)を排除するためのゴミ落とし孔を兼ねてもよい。
金銭載置面71の裏面側の排水孔73に対応する位置には、排水孔73から落下した水分を保持するための保持部80(図5参照)が設けられている。保持部80は、金銭載置面71の裏面側に開口部(図示せず)を有し、排水孔73を通過した液体を収容スペース81に溜める。なお、収容スペース81の液体を別の場所に移動するための管(図示せず)を設けて、別の場所で保持する形態としてもよい。また、保持部80は、第1筐体11(金銭載置面71)と着脱自在に構成される。
また、本実施形態の決済端末1は、商品から落下した液体が硬貨投入部421に直接流入することを防ぐため、遮蔽部424を備えている。以下、遮蔽部424について説明する。
遮蔽部424は、硬貨投入部421を覆う遮蔽材である。具体的には、遮蔽部424は、硬貨投入部421の上方、例えば硬貨投入部421の周縁部91に設けられ、少なくとも孔4212の上方を覆う。図4及び図5では、遮蔽部424は、硬貨投入部421の全域を覆うとともに、金銭載置部70寄りの端部を連接部4213(傾斜部425)の位置まで延設した形態を示している。より詳細には、遮蔽部424の金銭載置部70寄りの端部は、傾斜部425の頂点位置と同等の位置、又は、当該頂点位置を超えた金銭載置部70寄りの位置まで延設される。
これにより、硬貨投入部421の上方から液体が落下してきた場合であっても、硬貨投入部421(孔4212)に液体が流入することを防ぐことができる。なお、遮蔽部424は、外部から孔4212の位置や硬貨の動きを観察できるように、例えば光透過性の透過部材で構成することが好ましい。
また、遮蔽部424は、連接部4213との間に開口を形成する。より詳細には、遮蔽部424は、連接部4213に設けられた傾斜部425との間に開口(間隙)を形成する。ここで、開口の大きさは、少なくとも硬貨1枚分の厚みよりも大きく形成されており、当該開口を介して硬貨投入部421に硬貨が投入される。
ここで、傾斜部425の傾斜角度、及び遮蔽部424と傾斜部425の間の開口の大きさは、特に問わないものとするが、金銭載置面71から硬貨投入部421への硬貨の投入をスムーズに行うことができる値で形成されるものとする。
なお、遮蔽部424は、硬貨投入部421の上方に固定的に設けられてもよいし、開閉可能(着脱可能)に設けられてもよい。例えば、硬貨投入部421の周縁部91にスライド機構を設け、当該スライド機構を介して遮蔽部424を開閉可能な構成としてもよい。
また、決済端末1は、当該金銭載置面71の上又は当該金銭載置面71の周辺に置かれた物体(財布や硬貨等)を検出する図示しないセンサを備えている。センサとしては、光センサ、磁気センサ、画像センサ等が挙げられる。光センサは、例えば、当該光センサの光軸が金銭載置面71を這うように配され、光軸が遮られると金銭載置面71上に物体があると判定する。磁気センサは、例えば、金銭載置面71の裏側にあたる位置に配され、金属を検知すると金銭載置面71上に物体があると判定する。画像センサは、例えば、金銭載置面71の上方に配され、画像認識により金銭載置面71上に物体があると判定する。図示しない制御部は、センサの判定結果に基づき、金銭の残留を報知する処理等を実行する。
上記の構成により、第1筐体11(入出金部4)では、金銭載置部70から硬貨投入部421への硬貨投入を可能にしている。具体的には、客は、決済端末1の決済処理の際に、財布から支払いに用いる金銭(硬貨、紙幣)を取り出して金銭載置部70の金銭載置面71に並べて確認する。次に、客は、金銭載置面71上を滑らせて硬貨投入部421に硬貨を運ぶ。この際、金銭載置部70の案内壁72は、硬貨の側部を支持することで、金銭載置面71から硬貨が落下するのを阻止する。
また、決済端末1は、金銭載置面71と硬貨投入部421との間に傾斜部425を備えることで、金銭載置面71に溜まった液体が硬貨投入部421に流入してしまうことを防ぐことできる。また、決済端末1は、金銭載置面71の面上に排水孔73を備えるため、金銭載置面71に溜まった液体を排除することができる。さらに、決済端末1は、硬貨投入部421(孔4212)の上方を覆う遮蔽部424を備えるため、硬貨投入部421の上方から液体が落下してきた場合であっても、硬貨投入部421(孔4212)に液体が流入することを防ぐことができる。
なお、上述した実施形態は、上述した各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
上述の実施形態では、硬貨入金装置として、顧客が自身で商品登録及び決済を行うためのセルフチェックアウト装置100の決済端末1を適用した例について説明したが、これに限るものではない。例えば、決済装置として、セミセルフのチェックアウトレーンに設置され、店員による商品登録の後、顧客による決済処理に用いられる会計機を適用するようにしてもよい。また、決済装置として、飲食店の食券等を発行する券売機(発券機)、駐車場や駅等の精算機、自動販売機等を適用することもできる。さらに、硬貨入金装置の適用先は、決済装置以外であってもよく、硬貨や貨幣以外のコインの投入を伴う装置であれば、その種別や用途は特に問わないものとする。
(変形例2)
上述の実施形態では、傾斜部425を、硬貨投入部421と金銭載置面71とを繋ぐ連接部4213に設けた構成を説明したが、傾斜部425の構成はこれに限るものではない。例えば、傾斜部425は、金銭載置面71(及び連接部4213)の全域に亘って設けてもよい。
以下、図6及び図7を参照して、本変形例に係る硬貨投入部421及び金銭載置部70付近の構成例について説明する。ここで、図6は、本変形例に係る硬貨投入部421付近の外観を示す平面図である。図7は、図6に示したB-Bラインでの断面を模式的に示す図である。
ここで、本変形例に係る傾斜部426は、金銭載置面71と連接部4213との全域亘って設けられ、金銭載置面71から硬貨投入部421に向かって上がるように形成されている。具体的には、傾斜部426は、金銭(硬貨、紙幣)を載せるための金銭載置面として機能するとともに、金銭載置面71から硬貨投入部421に流入する液体を阻止するための阻止部材として機能する。
また、本変形例では、傾斜部426の最下点に排水孔731を設けることで、金銭以外の水分を傾斜部426(金銭載置面71)の面上から取り除く。さらに、傾斜部426の裏面側の排水孔731に対応する位置には、排水孔731から落下した水分を収納するための保持部801(図7参照)が設けられている。保持部801は、傾斜部426の裏面側に開口部(図示せず)を有し、排水孔731を通過した水分を収容スペース811に溜める。
本変形例によれば、上述した実施形態と同様に、金銭載置面71から硬貨投入部421に液体が流入してしまう事態を防ぐことができる。
(変形例3)
上述の実施形態では、硬貨投入部421への液体流入を防ぐため、遮蔽部424、傾斜部426及び排水孔731の三つの要素を備える決済端末1の構成を説明したが、この構成に限定されるものではない。例えば、決済端末1は、遮蔽部424、傾斜部426及び排水孔731の三つの要素のうち、何れか一つ又は二つの要素を備える構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 決済端末
11 第1筐体
4 入出金部
41 紙幣入出金装置
411 紙幣投入口
412 紙幣排出口
42 硬貨入出金装置
421 硬貨投入部
4211 傾斜面
4212 孔
4213 連接部
422 硬貨排出皿
424 遮蔽部
425 傾斜部
426 傾斜部
70 金銭載置部
71 金銭載置面
72 案内壁
73 排水孔
731 排水孔
80 保持部
801 保持部
81 収容スペース
811 収容スペース
91 周縁部
特開2017-138939号公報

Claims (5)

  1. 硬貨を投入するための孔を有する硬貨投入部と、
    前記硬貨投入部に隣接して設けられ、少なくとも硬貨を載置することが可能な金銭載置面と、
    前記金銭載置面から前記硬貨投入部に向かって上がる傾斜部と、
    前記硬貨投入部に投入された前記硬貨を受け入れて入金処理を行う処理部と、
    を備える硬貨入金装置。
  2. 前記傾斜部は、前記金銭載置面と前記硬貨投入部との連接部、又は前記金銭載置面の全域に亘って設けられる、
    請求項1に記載の硬貨入金装置。
  3. 前記硬貨投入部の上方を覆う遮蔽部を更に備え、
    前記遮蔽部は、前記傾斜部との間に開口を形成する、
    請求項1又は2に記載の硬貨入金装置。
  4. 前記遮蔽部は、光透過性の透明部材で構成される、
    請求項3に記載の硬貨入金装置。
  5. 前記金銭載置面の面上で且つ前記傾斜部の最下点又は当該最下点に隣接する位置に、前記金銭載置面に溜まった液体を排水するための排水孔を更に備える、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の硬貨入金装置。
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