JP6077927B2 - 記憶装置 - Google Patents

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Description

記憶装置及び記憶装置の書き込み方法に関する。
半導体集積回路などに用いられる記憶装置として、例えば揮発性記憶装置であるDRAM(Dynamic Random Access Memory)などが挙げられる。DRAMは、容量素子に電荷を保持することによって、データを記憶する記憶装置である。
近年、酸化物半導体(OS:Oxide Semiconductor)をトランジスタに用いた記憶装置の研究がなされており、DRAMと同様の構成で不揮発性の記憶装置が示されている(特許文献1参照。)。酸化物半導体は、広いバンドギャップ(例えば3eV程度。)を有し、さらに正孔の有効質量が大きいことから、非常に低いオフリーク電流(トランジスタのオフ状態におけるリーク電流。)を示す。そのため、DRAMにおけるトランジスタに酸化物半導体を用いることによって、容量素子に保持した電荷を長期間保持することが可能となる。
またDRAMなどの記憶装置において、データの書き込みを確実に行うため、書き込み電圧を電源電圧から昇圧して用いる方法がある(例えば特許文献2など。)。また、書き込み電圧を昇圧することによって、書き込みに用いるトランジスタのオン電流が増加するため、書き込み時間を短縮することができる。
特開2011−109084号公報 特開2000−149551号公報
上記のようにDRAMの書き込み電圧を昇圧して書き込みを行うと、高電圧による書き込み(容量素子に電荷を貯める。)後の書き込み電圧遮断によって、フィードスルーという現象が発生する。該フィードスルーによって、容量素子に書き込んで保持した電圧が低下してしまう。また、フィードスルーによる電圧の低下は、書き込み電圧を高くするほど大きくなってしまう。
そこで本発明の一態様は、記憶装置における高電圧による書き込みにおいて、保持した電圧がフィードスルーによって低下することを抑制した記憶装置を提供することを課題の一とする。
また本発明の一態様は、記憶装置における高電圧による書き込みにおいて、保持した電圧がフィードスルーによって低下することを抑制した記憶装置の書き込み方法を提供することを課題の一とする。
本発明は、記憶装置へデータを書き込む際に電源電圧から昇圧させた電圧により書き込みを行い、データ確定後は徐々に書き込み電圧を低下させることによって、書き込み時間の短縮と、フィードスルーによる電圧の低下を抑制することを技術思想とする。
本発明の一態様は、書き込み回路と、ビット線と、ワード線と、トランジスタと、容量素子と、を有し、トランジスタのゲートはワード線と電気的に接続され、トランジスタのソース及びドレインの一方はビット線と電気的に接続され、トランジスタのソース及びドレインの他方は容量素子の一方の端子と電気的に接続され、容量素子の他方の端子はグラウンドと電気的に接続され、書き込み回路は、書き込み電圧を保持する素子及び書き込み電圧を保持する素子から徐々に電圧を降下させる回路、を有し、書き込み回路から、ワード線に書き込み電圧が出力される記憶装置である。
本発明の一態様は、上記トランジスタは、酸化物半導体膜を有することが好ましい。それにより、上記記憶装置を不揮発とすることができる。
本発明の一態様は、書き込み回路と、ビット線と、ワード線と、第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、を有し、第1のトランジスタのゲートはワード線と電気的に接続され、第1のトランジスタのソース及びドレインの一方はビット線と電気的に接続され、第1のトランジスタのソース及びドレインの他方は第2のトランジスタのゲートと電気的に接続され、書き込み回路は、書き込み電圧を保持する素子及び書き込み電圧を保持する素子から徐々に電圧を降下させる回路、を有し、書き込み回路から、ワード線に書き込み電圧が出力される記憶装置である。
本発明の一態様は、上記第1のトランジスタは、酸化物半導体膜を有することが好ましい。それにより、上記記憶装置を不揮発とすることができる。
本発明の一態様は、第1のトランジスタのソース及びドレインの他方及び第2のトランジスタのゲートと電気的に接続する容量素子を備えてもよい。
本発明の一態様は、書き込み電圧を保持する素子に保持容量素子を用いることができる。また、徐々に電圧を降下させる回路に定電流回路を有することができる。
本発明の一態様は、データを記憶するメモリ素子と、データを書き込むための電圧を供給する書き込み回路と、を有する記憶装置の書き込み方法であって、書き込み回路により、電源電圧から昇圧された電圧をメモリ素子に出力する第1の書き込みステップと、書き込み回路により、昇圧された電圧を徐々に降下させながらメモリ素子に出力する第2の書き込みステップと、を有する記憶装置の書き込み方法である。
本発明の一態様は、第1の書き込みステップを一定時間行った後、第2の書き込みステップを行う記憶装置の書き込み方法としてもよい。
本発明の一態様は、第2の書き込みステップ中に、書き込み回路からの電圧の供給を遮断する記憶装置の書き込み方法としてもよい。
本発明の一態様は、上記メモリ素子は、酸化物半導体膜を有するトランジスタを備えることが好ましい。
本発明の一態様により、記憶装置における高電圧による書き込みにおいて、保持した電圧がフィードスルーによって低下することを抑制した記憶装置を提供することができる。
また本発明の一態様により、記憶装置における高電圧による書き込みにおいて、保持した電圧がフィードスルーによって低下することを抑制した記憶装置の書き込み方法を提供することができる。
本発明の一態様に係る記憶装置の一例を示すブロック図。 本発明の一態様に係る書き込み回路の一例を示す回路図。 本発明の一態様に係る記憶素子の一例を示す回路図。 本発明の一態様に係る記憶装置のタイミングチャート図。 本発明の一態様に係る記憶装置を示す回路図。 本発明の一態様に係る記憶装置を示す回路図。 本発明の一態様に係る記憶装置を示す回路図。 本発明の一態様に係る記憶装置を示す回路図。 書き込み方法におけるフィードスルーによる電圧降下を説明する図。 本発明の一形態に係る記憶装置を示す断面図。
本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する本発明の構成において、同一部分または同様な機能を有する部分には、同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。
なお、本明細書で説明する各図において、各構成の大きさ、膜の厚さ、または領域は、明瞭化のために誇張されている場合がある。よって、必ずしもそのスケールに限定されない。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様に係る記憶装置について、図1乃至図3を用いて説明する。
図1は複数の書き込み回路110及び複数の記憶素子150を有する記憶装置100の例を示す。書き込み回路110と記憶素子150は、ワード線(WL)により電気的に接続されている。また、記憶素子150はビット線(BL)と電気的に接続されている。
1つの記憶素子150に対して1つの書き込み回路110を備える構成としてもよく、図1に示すように、複数の記憶素子に対して1つの書き込み回路を備える構成としてもよい。複数の記憶素子に対して1つの書き込み回路を備える構成とすることによって、記憶装置の面積縮小を図ることができる。
また、記憶素子150において用いられるトランジスタに、酸化物半導体膜を有するトランジスタを用いることが好ましい。また、書き込み回路110において用いられるトランジスタは、電界効果移動度の高い、単結晶シリコンを有するトランジスタを用いることが好ましいが、一部に酸化物半導体膜を有するトランジスタを用いてもよい。酸化物半導体膜を有するトランジスタは、例えば単結晶シリコンを有するトランジスタによって形成された素子層と、積層させて設けることができる。そのため、記憶装置を小型化することができる。
また、図1に示す記憶装置100では、記憶素子150がマトリクス状に配置した構成を示しているが、これに限定されず、必要に応じて配置を変更すればよい。
書き込み回路110は、例えば図2(A)に示すような回路構成とすることができる。書き込み電圧を保持する素子及び該書き込み電圧を保持する素子に保持した電圧を、徐々に降下させる回路を有している。書き込み電圧を保持する素子としては、例えば保持容量素子111を用いればよい。徐々に電圧を降下させる回路は、例えば定電流回路112を用いればよい。
図2(A)に示すように、書き込み回路110は、書き込み電圧VCC端子と、第1のトランジスタ114と、保持容量素子111と、定電流回路112と、AND回路115と、NOR回路116と、バッファ119と、オペアンプ(ボルテージフォロアともいう。)113と、第2のトランジスタ117と、第3のトランジスタ118と、第1の信号線Sig1と、第2の信号線Sig2と、第3の信号線Sig3と、ワード線WLと、を有する。
第1のトランジスタ114、第2のトランジスタ117及び第3のトランジスタ118は、導通又は非導通を制御するスイッチであればよく、トランジスタ以外の素子を用いても構わない。また、AND回路115及びNOR回路116は、回路動作のタイミングを制御するための回路であり、他の論理回路で代替しても構わない。バッファ119は、第2のトランジスタ117及び第3のトランジスタ118の駆動能力が小さい場合(チャネル幅が小さい場合など。)には、特に設けない構成としてもよい。
図2(A)に示す書き込み回路110において、書き込み電圧VCC端子は第1のトランジスタ114のソース及びドレインの一方と接続され、第1のトランジスタ114のゲートは第1の信号線Sig1及びAND回路115の入力端子と接続され、第1のトランジスタ114のソース及びドレインの他方は定電流回路112、保持容量素子111、オペアンプ113のプラス端子並びに第2のトランジスタ117のソース及びドレインの一方と接続され、第2のトランジスタ117のソース及びドレインの他方はグラウンドと接続され、第2の信号線Sig2はAND回路115の入力端子及びNOR回路116の入力端子と接続され、AND回路115の出力端子は定電流回路112と接続され、第3の信号線Sig3はNOR回路116の入力端子と接続され、NOR回路116の出力端子は、バッファ119を介して第2のトランジスタ117のゲート及び第3のトランジスタ118のゲートと接続され、オペアンプ113の出力端子はオペアンプ113のマイナス端子、第3のトランジスタ118のソース及びドレインの一方並びにワード線WLと接続され、第3のトランジスタ118のソース及びドレインの他方はグラウンドと接続されている。
また、図2(A)に示すように、電源電圧VDDを昇圧して生成した書き込み電圧VCCを、書き込み回路110に入力する構成としてもよく、図2(B)に示すように、書き込み回路190内において電源電圧VDDを昇圧して書き込み電圧VCCを生成する構成としてもよい。その場合、書き込み回路190内に、チャージポンプ120及びレギュレータ121などの、電源電圧VDDを昇圧するための回路を設ければよい。
記憶素子150は、例えば図3(A)に示すDRAMのような構成とすることができる。つまり、データを書き込むための書き込みトランジスタ151と、データを保持する容量素子152と、を有する。
書き込みトランジスタ151のゲートはワード線WLと接続され、該ワード線WLは、書き込み回路110においてオペアンプ113の出力端子と接続されている。書き込みトランジスタ151のソース及びドレインの一方は、ビット線BLと接続され、書き込みトランジスタ151のソース及びドレインの他方は、容量素子152の一方の電極と接続され、容量素子152の他方の電極はグラウンドと接続されている。
書き込みトランジスタ151には、酸化物半導体膜を有することが好ましい。つまり、書き込みトランジスタ151のチャネル形成領域に酸化物半導体膜を用いることによって、オフ電流の小さいトランジスタとすることができる。それにより、容量素子152に書き込まれた電圧が、書き込みトランジスタ151のオフリーク電流によって低下することを抑制することができる。通常DRAMは揮発性の記憶装置であるが、書き込みトランジスタ151を、酸化物半導体膜を有するトランジスタとすることによって、不揮発性の記憶装置とすることができる。
また、図3(B)の記憶素子160に示すように、ゲインセルメモリのような構成としてもよい。つまり、データを書き込むための書き込みトランジスタ151と、読み出しトランジスタ161と、を有する。
書き込みトランジスタ151のゲートはワード線WLと接続され、該ワード線WLは、書き込み回路110においてオペアンプ113の出力端子と接続されている。書き込みトランジスタ151のソース及びドレインの一方は、ビット線BLと接続され、書き込みトランジスタ151のソース及びドレインの他方は、読み出しトランジスタ161のゲートと接続されてフローティングノードFNが形成される。
書き込みトランジスタ151には、酸化物半導体膜を有することが好ましい。つまり、書き込みトランジスタ151のチャネル形成領域に酸化物半導体膜を用いることによって、オフ電流の小さいトランジスタとすることができる。それにより、フローティングノードFNに書き込まれた電圧が、書き込みトランジスタ151のオフリーク電流によって低下することを抑制することができる。通常ゲインセルメモリは揮発性の記憶装置であるが、書き込みトランジスタ151を、酸化物半導体膜を有するトランジスタとすることによって、不揮発性の記憶装置とすることができる。
以上のような構成とすることによって、本実施の形態における記憶装置は、高電圧による書き込みにおいて、保持した電圧がフィードスルーによって低下することを抑制した記憶装置とすることができる。
<記憶装置への書き込み動作>本実施の形態の記憶装置100において、書き込み回路110を用いた記憶素子150へのデータの書き込み動作について図4乃至図8を用いて説明する。
図4に、記憶装置100における書き込み動作のタイミングチャート図を示す。書き込みは、記憶素子150の情報を0から1すなわちL(Low)からH(High)へ書き換える動作である。図4は、第1の信号線Sig1、第2の信号線Sig2、第3の信号線Sig3、ワード線WL及びビット線BLに供給される電圧の変化を示すタイミングチャート図である。また、図4に示すタイミングチャート図では、書き込み動作期間を、期間t1、t2、t3及びt4に分割して説明する。
なお、図4に示すタイミングチャート図において、High(H)信号の電圧は例えばVDDとすればよく、Low(L)信号の電圧は例えばグラウンド(GND)とすればよい。また、VCCは、VDDよりも高い電圧とすればよい。
まず、期間t1について説明する。また、期間t1における記憶装置100の状態を図5に示す。図4に示すように、期間t1において、Sig1にH、Sig2にL、Sig3にLが入力される。このとき、第1のトランジスタ114はpチャネルトランジスタであるため、ゲートにHが入力されてオフ状態(非導通状態)となる。Sig1がH、Sig2がLであるため、定電流回路112への入力信号はLとなる。そのため定電流回路112はオフ状態となり電流は流れない。Sig2がL、Sig3がLであるため、バッファ119の出力はHとなる。第2のトランジスタ117及び第3のトランジスタ118は、nチャネルトランジスタであるため、ゲートにHが入力されてオン状態(導通状態)となる。第2のトランジスタ117がオン状態となるため、オペアンプ113の入力(VIN)はグラウンド(GND)に固定される。そのため、オペアンプ113の出力と接続されるワード線(WL)の電圧はオペアンプ113の入力(VIN)と同じ電圧となり、さらに第3のトランジスタ118もオン状態であるためワード線の電圧もGNDとなる。また、ワード線が選択されていない(GNDである)、つまり書き込み動作期間では無いため、ビット線(BL)の電圧はVDD/2の状態である。このように、書き込み動作期間以外では、ビット線はVDD/2の電圧にプリチャージされている。また、ワード線の電圧はGNDであるため、書き込みトランジスタ151はオフ状態であり、容量素子152にはLが保持されている状態となる。
次に期間t2について説明する。また、期間t2における記憶装置100の状態を図6に示す。図4に示すように、期間t2において、Sig1にL、Sig2にL、Sig3にHが入力される。このとき、第1のトランジスタ114はpチャネルトランジスタであるため、ゲートにLが入力されてオン状態となる。それによって保持容量素子111にVCCが充電される。Sig1がL、Sig2がLであるため、定電流回路112への入力信号はLとなる。そのため定電流回路112はオフ状態となり電流は流れない。Sig2がL、Sig3がHであるため、バッファ119の出力はLとなる。第2のトランジスタ117及び第3のトランジスタ118は、nチャネルトランジスタであるため、ゲートにLが入力されてオフ状態となる。そのためオペアンプ113の入力はGNDからVCCに遷移する。オペアンプ113の出力と接続されるワード線(WL)の電圧はオペアンプ113の入力(VIN)と同じ電圧となり、さらに第3のトランジスタ118もオフ状態であるためワード線の電圧もVCCとなる。また、ビット線(BL)の電圧は書き込みの電圧VDDとなる。また、ワード線の電圧はVCCであるため、書き込みトランジスタ151はオン状態となる。そのため容量素子152は充電され、容量素子152に保持されている電圧はL(GND)からH(VDD)となる。なお、ワード線の電圧VCCが十分に高く、瞬時に容量素子152を充電可能な場合などにおいては、期間t2を設けなくとも構わない。
次に期間t3について説明する。また、期間t3における記憶装置100の状態を図7に示す。図4に示すように、期間t3において、Sig1にH、Sig2にH、Sig3にHが入力される。このとき、第1のトランジスタ114はpチャネルトランジスタであるため、ゲートにHが入力されてオフ状態となる。Sig1がH、Sig2がHであるため、定電流回路112への入力信号はHとなり、定電流回路112はオン状態となる。そのため定電流回路112に定電流(Iconst)が流れる。そのため保持容量素子111に保持された電圧VCCの放電が開始される。Sig2がH、Sig3がHであるため、バッファ119の出力はLとなる。第2のトランジスタ117及び第3のトランジスタ118は、nチャネルトランジスタであるため、ゲートにLが入力されてオフ状態となる。オペアンプ113の入力(VIN)及び保持容量素子111に保持されていたVCCは、定電流回路112において定電流(Iconst)が流れることによって放電される。そのため、オペアンプ113の入力(VIN)は、定電流が流れる時間(T)と、保持容量素子111の容量値(C)を用いると、VIN=VCC−(Iconst×T/C)で表される。オペアンプ113の出力と接続されるワード線(WL)の電圧はオペアンプ113の入力(VIN)と同じ電圧となり、さらに第3のトランジスタ118もオフ状態であるためワード線の電圧もVINとなる。つまり、ワード線の電圧も、VCCから徐々に電圧が降下する。また、ワード線の電圧はVCCから徐々に降下するが、書き込みトランジスタ151はワード線の電圧が書き込みトランジスタ151の閾値電圧(Vth)より大きい間はオン状態のままである。ワード線の電圧が閾値電圧より小さくなると書き込みトランジスタ151にはほぼ電流が流れず、オフ状態となる。また、ビット線(BL)の電圧は書き込みの電圧VDDである。また、容量素子152に保持されている電圧はH(VDD)のままである。
次に期間t4について説明する。また、期間t4における記憶装置100の状態を図8に示す。図4に示すように、期間t4において、Sig1にH、Sig2にL、Sig3にLが入力される。このとき、第1のトランジスタ114はpチャネルトランジスタであるため、ゲートにHが入力されてオフ状態となる。Sig1がH、Sig2がLであるため、定電流回路112への入力信号はLとなり、定電流回路112はオフ状態となる。そのため定電流回路112には電流が流れない。そのため保持容量素子111からの放電は停止する。Sig2がL、Sig3がLであるため、バッファ119の出力はHとなる。第2のトランジスタ117及び第3のトランジスタ118は、nチャネルトランジスタであるため、ゲートにHが入力されてオン状態となる。そのため、オペアンプ113の入力(VIN)及び出力の電圧は、一気にGNDまで放電される。それにより、ワード線WLの電圧もGNDとなる。書き込みトランジスタ151はオフ状態であり、容量素子152に保持されている電圧はH(VDD)のままである。また、書き込みトランジスタ151が完全にオフ状態となった後、ビット線BLの電圧をVDD/2とし、書き込み動作が終了する。
次に、本発明の一態様である記憶装置の書き込み方法によって記憶素子にデータの書き込みを行った場合の、容量素子に保持された電圧の変化について計算した結果を示す。なお、本発明の一態様で示す書き込み回路を用いない記憶素子へのデータの書き込み方法を行った場合の、容量素子に保持された電圧の変化について計算した結果を比較例として示す。
図9(A)に、比較例の書き込みを行う記憶素子180の回路図を示す。記憶素子180は、書き込みトランジスタ181と、容量素子182を有し、書き込みトランジスタ181のゲートはワード線WLと接続され、書き込みトランジスタ181のソース及びドレインの一方はビット線BLと接続され、書き込みトランジスタ181のソース及びドレインの他方は、容量素子182と接続されている。書き込みトランジスタ181は、本実施の形態で示した記憶素子150における書き込みトランジスタ151と同様にすればよく、容量素子182は、本実施の形態で示した記憶素子150における容量素子152と同様にすればよい。
記憶素子150及び記憶素子180における異なる点は、記憶素子150へのデータの書き込みは、書き込みトランジスタ151のゲートに入力されるワード線WLの電圧を、書き込み回路110を用いて調節しているが、記憶素子180へのデータの書き込みは、書き込みトランジスタ181のゲートに入力されるワード線WLの電圧は、直接電源電圧が入力される、という点のみである。
次に、図9(B)に本発明の一態様である記憶装置の書き込み方法における、ワード線の電圧及び容量素子に保持された電圧の変化について計算した結果を示す。また、図9(C)に比較例の記憶装置の書き込み方法における、ワード線の電圧及び容量素子に保持された電圧の変化について計算した結果を示す。
図9(B)及び図9(C)は、横軸に時間を示し、縦軸に電圧を示している。データの書き込み時間(T)において、本発明の一態様における容量素子152に保持される電圧がVDDに安定するまでの時間をT1、その後書き込みが終了するまでの時間をT2とする。同様に、データの書き込み時間(T)において、比較例における容量素子182に保持される電圧がVDDに安定するまでの時間をT11、その後書き込みが終了するまでの時間をT12とする。
本発明の一態様における書き込み動作において、ワード線の電圧をV(WL1)とし、容量素子152に保持された電圧をV(C1)として示す。また、書き込み終了後にワード線の電圧をVSSとすることによって発生するフィードスルーによる電圧降下量をΔV1と示す。また、比較例における書き込み動作において、ワード線の電圧をV(WLref)とし、容量素子182に保持された電圧をV(Cref)として示す。また、書き込み終了後にワード線の電圧をVSSとすることによって発生するフィードスルーによる電圧降下量をΔVrefと示す。
図9(B)及び図9(C)に示す計算結果より、比較例における書き込み方法と比べ、本発明の一態様における書き込み方法によって、フィードスルーによる電圧降下量ΔVが小さくなることがわかる。
フィードスルーによる電圧降下量(ΔV)は、容量素子における容量値(Cs)、書き込みトランジスタの寄生容量値(Cp)及び書き込み電圧降下量、つまりワード線の電圧降下量(Vmax―Vmin)で表される。つまりΔV=(Vmax―Vmin)×(Cp/Cp+Cs)で表される。このことから、ワード線の電圧降下量(Vmax―Vmin)が大きいほどフィードスルーによる電圧降下量(ΔV)が大きくなってしまう。そのため、データの読出し時に、データ検出不良などの恐れが生じる。
図9(B)及び図9(C)に示すように、本発明の一態様における書き込み方法の場合、ワード線の電圧降下量(Vmax―Vmin)は、ほぼ(VDD―VSS)で示される電圧降下量によるものである。しかし、比較例における書き込み方法の場合、ワード線の電圧降下量(Vmax―Vmin)は(1.5VDD―VSS)で示される電圧降下量によるものであることから、本発明の一態様における書き込み方法を用いることによって、フィードスルーによる電圧降下量(ΔV)を低減することができることがわかる。
以上のことから、本発明の一態様に示す書き込み方法を用いることによって、書き込み開始のワード線の電圧に高い電圧を用いることで書き込み速度を向上させた場合においても、フィードスルーによる電圧降下量の低減を実現することができる。つまり、本発明では、期間T2において、ワード線の電位をVCCからVDDまで連続的に変化させている。一方、比較例では、期間T12の直後において、ワード線の電位を1.5VDDからVSSまで瞬間的に変化させている。このように、ワード線の電位を連続的に変化させる本発明は、ワード線の電位を瞬間的に変化させる比較例と比べると、電圧降下量の低減を実現することができる。
以上に示した書き込み動作によって、本発明の一態様は、高電圧による書き込みにおいて、保持した電圧がフィードスルーによって低下することを抑制した記憶装置の書き込み方法とすることができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて用いることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1に示す記憶装置100に含まれるトランジスタの断面構造の一例について、図10を用いて説明する。
本実施の形態では、トランジスタ900は半導体基板901の一部を有するトランジスタ、トランジスタ202は酸化物半導体を有するトランジスタを示しているが、これに限定されるものではない。また、トランジスタ900上に積層させてトランジスタ202が形成された構成を示すが、積層順は逆でもよく、また同一平面状にトランジスタが形成されていてもよい。また、トランジスタ900とトランジスタ202が配線によって接続している構成を示すが、これに限らず他の接続方法や、接続しない構成としてもよい。
例えば実施の形態1に示す第1のトランジスタ114などをトランジスタ900とすればよく、また書き込みトランジスタ151などをトランジスタ202とすればよい。
トランジスタ900は、半導体基板901と、半導体基板901に設けられた素子分離絶縁膜902と、半導体基板901上のゲート絶縁膜904と、ゲート絶縁膜904上のゲート電極905と、半導体基板901においてゲート電極905と重畳しない領域に形成されたソース領域およびドレイン領域903と、層間絶縁膜906と、層間絶縁膜を加工して形成したコンタクトホールにおいてゲート電極905およびソース領域およびドレイン領域903と接続する配線907と、を有する。
トランジスタ202は、下地絶縁膜908と、下地絶縁膜908上の酸化物半導体膜909と、酸化物半導体膜909と接するソース電極およびドレイン電極910と、酸化物半導体膜909、ソース電極およびドレイン電極910上のゲート絶縁膜911と、ゲート絶縁膜911上において、酸化物半導体膜909と重畳するゲート電極912と、ゲート電極912およびゲート絶縁膜911上の層間絶縁膜913と、を有する。
なお、図10に示すように、トランジスタ202のバックチャネル側に、下地絶縁膜908を介してバックゲート電極920が形成されていてもよい。バックゲート電極920は、図10のように配線907と同一層によって形成してもよく、また別に設けても構わない。バックゲート電極920を設けることによって、トランジスタ202の閾値電圧を容易に制御することができる。
また、トランジスタ202はトップゲート構造について示したが、ボトムゲート構造でも構わない。
半導体基板901としては、単結晶シリコン基板(シリコンウェハ)、化合物半導体基板(SiC基板、GaN基板等)を用いることができ、本実施の形態においては、p型のシリコン基板を用いた場合について説明する。
また、半導体基板901の代わりに、SOI(Silicon On Insulator)基板として、鏡面研磨ウェハに酸素イオンを注入した後、高温加熱することにより、表面から一定の深さに酸化層を形成させるとともに、表面層に生じた欠陥を消滅させて作られた所謂SIMOX(Separation by IMplanted OXygen)基板や、水素イオン注入により形成された微小ボイドの熱処理による成長を利用して半導体基板を劈開するスマートカット法や、ELTRAN法(Epitaxial Layer Transfer:キャノン社の登録商標)等を用いて形成したSOI基板を用いてもよい。
素子分離絶縁膜902は、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法またはSTI(Shallow Trench Isolation)法等を用いて形成する。
ゲート絶縁膜904は、酸素雰囲気にて熱処理を行い(熱酸化法ともいう。)半導体基板901の表面を酸化させて酸化シリコン膜を形成することができる。また、熱酸化法により酸化シリコン膜を形成した後に、窒化処理を行うことによって酸化シリコン膜の表面を窒化させることにより、酸化シリコン膜と酸素と窒素を有するシリコン膜(酸化窒化シリコン膜)との積層構造で形成してもよい。また、プラズマCVD法などの堆積法を用いて成膜してもよい。
また、高誘電率物質(high−k材料ともいう)であるタンタル酸化物、酸化ハフニウム、酸化ハフニウムシリケート、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、などの金属酸化物、または酸化ランタンなどの希土類酸化物等を、CVD法、スパッタリング法等により形成してもよい。
ゲート電極905は、タンタル、タングステン、チタン、モリブデン、クロム、ニオブ等から選択された金属、またはこれらの金属を主成分とする合金材料若しくは化合物材料を用いることができる。また、リン等の不純物元素を添加した多結晶シリコンを用いることができる。また、金属窒化物膜と上記の金属膜の積層構造でゲート電極905を形成してもよい。金属窒化物としては、窒化タングステン、窒化モリブデン、窒化チタンを用いることができる。金属窒化物膜を設けることにより、金属膜の密着性を向上させることができ、剥離を防止することができる。また、ゲート電極905は、スパッタリング法などにより形成させることができる。
なお、ゲート電極905の側面にサイドウォール絶縁膜を有する構成としてもよい。サイドウォール絶縁膜を設けることによって、トランジスタのソース電極およびドレイン電極間における電界を緩和することができ、素子の信頼性を向上させることができる。
ソース領域およびドレイン領域903は、ゲート電極905をマスクにして、半導体基板901に、導電性を付与する不純物元素を添加することによって形成することができる。このようにゲート電極905をマスクにすることによって、セルフアラインでソース領域およびドレイン領域903を形成することができる。本実施の形態では、p型のシリコン基板に対して、n型の導電性を付与するリン(P)を添加することによって、n型のシリコンからなるソース領域およびドレイン領域903を形成すればよい。
層間絶縁膜906は、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム、窒化酸化アルミニウム、窒化アルミニウムなどを用いればよく、積層または単層で設ければよい。なお、層間絶縁膜906に窒化シリコンをCVD法により形成することで、層間絶縁膜906に水素を多く含んだ膜を形成させることができる。このような層間絶縁膜906を用いて加熱処理を行うことによって、半導体基板へ水素を拡散させ、この水素により半導体基板におけるダングリングボンドを終端させ、それによって半導体基板中の欠陥を低減させることができる。
また、層間絶縁膜906に、水素など不純物の拡散を抑制する膜を用いることが好ましい。それにより、トランジスタ900を構成する膜に含まれる水素などの不純物が、トランジスタ202に拡散することを抑制できる。
また、層間絶縁膜906として、BPSG(Borophosphosilicate Glass)などの無機材料、または、ポリイミド、アクリルなどの有機材料を用いて形成することで、層間絶縁膜906の平坦性を高めることができる。
配線907は、アルミニウム、チタン、クロム、ニッケル、銅、イットリウム、ジルコニウム、モリブデン、銀、タンタル、またはタングステンからなる単体金属、またはこれを主成分とする合金を単層構造または積層構造として用いる。例えば、シリコンを含むアルミニウム膜の単層構造、アルミニウム膜上にチタン膜を積層する二層構造、タングステン膜上にチタン膜を積層する二層構造、銅−マグネシウム−アルミニウム合金膜上に銅膜を積層する二層構造、チタン膜と、そのチタン膜上に重ねてアルミニウム膜を積層し、さらにその上にチタン膜を形成する三層構造などがある。なお、酸化インジウム、酸化錫または酸化亜鉛を含む透明導電材料を用いてもよい。また、配線907は、スパッタリング法などにより形成させることができる。
また、配線907はトランジスタ202のバックゲート電極として機能させることができる。
下地絶縁膜908は、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、酸化イットリウム、酸化ガリウム、酸化ランタン、酸化セシウム、酸化タンタル及び酸化マグネシウムの一種以上を選択して、単層または積層で用いればよい。また下地絶縁膜908は、CVD法又はスパッタリング法などにより形成させることができる。
また、下地絶縁膜908は十分な平坦性を有することが好ましい。具体的には、平均面粗さ(Ra)が1nm以下、好ましくは0.3nm以下、さらに好ましくは0.1nm以下となるように下地絶縁膜を設ける。上述の数値以下のRaとすることで、酸化物半導体膜に結晶領域が形成されやすくなる。なお、Raとは、JIS B 0601:2001(ISO4287:1997)で定義されている算術平均粗さを曲面に対して適用できるよう三次元に拡張したものであり、「基準面から指定面までの偏差の絶対値を平均した値」で表現でき、数式1にて定義される。
Figure 0006077927
ここで、指定面とは、粗さ計測の対象となる面であり、座標(x1,y1,f(x1,y1)),(x1,y2,f(x1,y2)),(x2,y1,f(x2,y1)),(x2,y2,f(x2,y2))の4点で表される四角形の領域とし、指定面をxy平面に投影した長方形の面積をS、基準面の高さ(指定面の平均の高さ)をZとする。Raは原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)にて測定可能である。
酸化窒化シリコンとは、その組成において、窒素よりも酸素の含有量が多いものを示し、例えば、酸素が50原子%以上70原子%以下、窒素が0.5原子%以上15原子%以下、シリコンが25原子%以上35原子%以下、水素が0原子%以上10原子%以下の範囲で含まれるものをいう。また、窒化酸化シリコンとは、その組成において、酸素よりも窒素の含有量が多いものを示し、例えば、酸素が5原子%以上30原子%以下、窒素が20原子%以上55原子%以下、シリコンが25原子%以上35原子%以下、水素が10原子%以上25原子%以下の範囲で含まれるものをいう。但し、上記範囲は、ラザフォード後方散乱法(RBS:Rutherford Backscattering Spectrometry)や、水素前方散乱法(HFS:Hydrogen Forward scattering Spectrometry)を用いて測定した場合のものである。また、構成元素の組成は、その合計が100原子%を超えない値をとる。
また、下地絶縁膜908は、加熱処理により酸素を放出する絶縁膜を用いると好ましい。
「加熱処理により酸素を放出する」とは、TDS(Thermal Desorption Spectroscopy:昇温脱離ガス分光法)分析にて、酸素原子に換算しての酸素の放出量が1.0×1018atoms/cm以上、好ましくは3.0×1020atoms/cm以上であることをいう。
ここで、TDS分析にて、酸素原子に換算しての酸素の放出量の測定方法について、以下に説明する。
TDS分析したときの気体の放出量は、スペクトルの積分値に比例する。このため、測定したスペクトルの積分値と標準試料の基準値との比により、気体の放出量を計算することができる。標準試料の基準値は、所定の原子を含む試料の、スペクトルの積分値に対する原子の密度の割合である。
例えば、標準試料である所定の密度の水素を含むシリコンウェハのTDS分析結果、及び絶縁膜のTDS分析結果から、絶縁膜の酸素分子の放出量(NO2)は、数式2で求めることができる。ここで、TDS分析で得られる質量数32で検出されるスペクトルの全てが酸素分子由来と仮定する。質量数32のものとしてほかにCHOHがあるが、存在する可能性が低いものとしてここでは考慮しない。また、酸素原子の同位体である質量数17の酸素原子及び質量数18の酸素原子を含む酸素分子についても、自然界における存在比率が極微量であるため考慮しない。
Figure 0006077927
H2は、標準試料から脱離した水素分子を密度で換算した値である。SH2は、標準試料をTDS分析したときのスペクトルの積分値である。ここで、標準試料の基準値を、NH2/SH2とする。SO2は、絶縁膜をTDS分析したときのスペクトルの積分値である。αは、TDS分析におけるスペクトル強度に影響する係数である。数式2の詳細に関しては、特開平6−275697公報を参照する。なお、上記絶縁膜の酸素の放出量は、電子科学株式会社製の昇温脱離分析装置EMD−WA1000S/Wを用い、標準試料として1×1016atoms/cmの水素原子を含むシリコンウェハを用いて測定する。
また、TDS分析において、酸素の一部は酸素原子として検出される。酸素分子と酸素原子の比率は、酸素分子のイオン化率から算出することができる。なお、上述のαは酸素分子のイオン化率を含むため、酸素分子の放出量を評価することで、酸素原子の放出量についても見積もることができる。
なお、NO2は酸素分子の放出量である。酸素原子に換算したときの放出量は、酸素分子の放出量の2倍となる。
酸化物半導体膜を用いたトランジスタの場合、下地絶縁膜から酸化物半導体膜に酸素が供給されることで、酸化物半導体膜と下地絶縁膜との界面準位密度を低減できる。この結果、トランジスタの動作などに起因して、酸化物半導体膜と下地絶縁膜との界面にキャリアが捕獲されることを抑制することができ、信頼性の高いトランジスタを得ることができる。
さらに、酸化物半導体膜の酸素欠損に起因して電荷が生じる場合がある。一般に酸化物半導体膜の酸素欠損は、一部がドナーとなりキャリアである電子を放出する。この結果、トランジスタのしきい値電圧がマイナス方向にシフトしてしまう。そこで、下地絶縁膜から酸化物半導体膜に酸素が十分に供給され、好ましくは酸化物半導体膜に酸素が過剰に含まれていることにより、しきい値電圧がマイナス方向へシフトする要因である、酸化物半導体膜の酸素欠損密度を低減することができる。
酸化物半導体膜909に用いる材料としては、少なくともインジウム(In)あるいは亜鉛(Zn)を含むことが好ましい。特にInとZnを含むことが好ましい。また、該酸化物半導体膜909を用いたトランジスタの電気特性のばらつきを減らすためのスタビライザーとして、それらに加えてガリウム(Ga)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてスズ(Sn)、ハフニウム(Hf)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)またはジルコニウム(Zr)を有することが好ましい。
また、他のスタビライザーとして、ランタノイドである、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)のいずれか一種あるいは複数種を有してもよい。
例えば、酸化物半導体として、酸化インジウム、酸化ガリウム、酸化スズ、酸化亜鉛、In−Zn系酸化物、Sn−Zn系酸化物、Al−Zn系酸化物、Zn−Mg系酸化物、Sn−Mg系酸化物、In−Mg系酸化物、In−Ga系酸化物、In−Ga−Zn系酸化物(IGZOとも表記する。)、In−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、Sn−Ga−Zn系酸化物、Al−Ga−Zn系酸化物、Sn−Al−Zn系酸化物、In−Hf−Zn系酸化物、In−La−Zn系酸化物、In−Ce−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系酸化物、In−Nd−Zn系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸化物、In−Gd−Zn系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化物、In−Ho−Zn系酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物、In−Yb−Zn系酸化物、In−Lu−Zn系酸化物、In−Sn−Ga−Zn系酸化物、In−Hf−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Hf−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系酸化物を用いることができる。
以下、CAAC−OS膜について説明する。
CAAC−OS膜は、複数の結晶部を有する酸化物半導体膜の一つであり、ほとんどの結晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさである。従って、CAAC−OS膜に含まれる結晶部は、一辺が10nm未満、5nm未満または3nm未満の立方体内に収まる大きさの場合も含まれる。
CAAC−OS膜を透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)によって観察すると、結晶部同士の明確な境界、即ち結晶粒界(グレインバウンダリーともいう。)を確認することができない。そのため、CAAC−OS膜は、結晶粒界に起因する電子移動度の低下が起こりにくいといえる。
CAAC−OS膜を、試料面と概略平行な方向からTEMによって観察(断面TEM観察)すると、結晶部において、金属原子が層状に配列していることを確認できる。金属原子の各層は、CAAC−OS膜の膜を形成する面(被形成面ともいう。)または上面の凹凸を反映した形状であり、CAAC−OS膜の被形成面または上面と平行に配列する。
一方、CAAC−OS膜を、試料面と概略垂直な方向からTEMによって観察(平面TEM観察)すると、結晶部において、金属原子が三角形状または六角形状に配列していることを確認できる。しかしながら、異なる結晶部間で、金属原子の配列に規則性は見られない。
断面TEM観察および平面TEM観察より、CAAC−OS膜の結晶部は配向性を有していることがわかる。
CAAC−OS膜に対し、X線回折(XRD:X−Ray Diffraction)装置を用いて構造解析を行うと、例えばInGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法による解析では、回折角(2θ)が31°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは、InGaZnOの結晶の(009)面に帰属されることから、CAAC−OS膜の結晶がc軸配向性を有し、c軸が被形成面または上面に概略垂直な方向を向いていることが確認できる。
一方、CAAC−OS膜に対し、c軸に概略垂直な方向からX線を入射させるin−plane法による解析では、2θが56°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは、InGaZnOの結晶の(110)面に帰属される。InGaZnOの単結晶酸化物半導体膜であれば、2θを56°近傍に固定し、試料面の法線ベクトルを軸(φ軸)として試料を回転させながら分析(φスキャン)を行うと、(110)面と等価な結晶面に帰属されるピークが6本観察される。これに対し、CAAC−OS膜の場合は、2θを56°近傍に固定してφスキャンした場合でも、明瞭なピークが現れない。
以上のことから、CAAC−OS膜では、異なる結晶部間ではa軸およびb軸の配向は不規則であるが、c軸配向性を有し、かつc軸が被形成面または上面の法線ベクトルに平行な方向を向いていることがわかる。従って、前述の断面TEM観察で確認された層状に配列した金属原子の各層は、結晶のab面に平行な面である。
なお、結晶部は、CAAC−OS膜を成膜した際、または加熱処理などの結晶化処理を行った際に形成される。上述したように、結晶のc軸は、CAAC−OS膜の被形成面または上面の法線ベクトルに平行な方向に配向する。従って、例えば、CAAC−OS膜の形状をエッチングなどによって変化させた場合、結晶のc軸がCAAC−OS膜の被形成面または上面の法線ベクトルと平行にならないこともある。
また、CAAC−OS膜中の結晶化度が均一でなくてもよい。例えば、CAAC−OS膜の結晶部が、CAAC−OS膜の上面近傍からの結晶成長によって形成される場合、上面近傍の領域は、被形成面近傍の領域よりも結晶化度が高くなることがある。また、CAAC−OS膜に不純物を添加する場合、不純物が添加された領域の結晶化度が変化し、部分的に結晶化度の異なる領域が形成されることもある。
なお、InGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法による解析では、2θが31°近傍のピークの他に、2θが36°近傍にもピークが現れる場合がある。2θが36°近傍のピークは、CAAC−OS膜中の一部に、c軸配向性を有さない結晶が含まれることを示している。CAAC−OS膜は、2θが31°近傍にピークを示し、2θが36°近傍にピークを示さないことが好ましい。
CAAC−OS膜は、不純物濃度の低い酸化物半導体膜である。不純物は、水素、炭素、シリコン、遷移金属元素などの酸化物半導体膜の主成分以外の元素である。特に、シリコンなどの、酸化物半導体膜を構成する金属元素よりも酸素との結合力の強い元素は、酸化物半導体膜から酸素を奪うことで酸化物半導体膜の原子配列を乱し、結晶性を低下させる要因となる。また、鉄やニッケルなどの重金属、アルゴン、二酸化炭素などは、原子半径(または分子半径)が大きいため、酸化物半導体膜内部に含まれると、酸化物半導体膜の原子配列を乱し、結晶性を低下させる要因となる。なお、酸化物半導体膜に含まれる不純物は、キャリアトラップやキャリア発生源となる場合がある。
また、CAAC−OS膜は、欠陥準位密度の低い酸化物半導体膜である。例えば、酸化物半導体膜中の酸素欠損は、キャリアトラップとなることや、水素を捕獲することによってキャリア発生源となることがある。
不純物濃度が低く、欠陥準位密度が低い(酸素欠損の少ない)ことを、高純度真性または実質的に高純度真性と呼ぶ。高純度真性または実質的に高純度真性である酸化物半導体膜は、キャリア発生源が少ないため、キャリア密度を低くすることができる。従って、当該酸化物半導体膜を用いたトランジスタは、しきい値電圧がマイナスとなる電気特性(ノーマリーオンともいう。)になることが少ない。また、高純度真性または実質的に高純度真性である酸化物半導体膜は、キャリアトラップが少ない。そのため、当該酸化物半導体膜を用いたトランジスタは、電気特性の変動が小さく、信頼性の高いトランジスタとなる。なお、酸化物半導体膜のキャリアトラップに捕獲された電荷は、放出するまでに要する時間が長く、あたかも固定電荷のように振る舞うことがある。そのため、不純物濃度が高く、欠陥準位密度が高い酸化物半導体膜を用いたトランジスタは、電気特性が不安定となる場合がある。
また、CAAC−OS膜を用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動が小さい。
好ましくは、酸化物半導体膜909は、CAAC−OS膜とする。
また、CAAC−OSのように結晶部を有する酸化物半導体では、よりバルク内欠陥を低減することができる。さらに、表面の平坦性を高めることによって、アモルファス状態の酸化物半導体以上の移動度を得ることができる。表面の平坦性を高めるためには、平坦な表面上に酸化物半導体を形成することが好ましく、具体的には、平均面粗さ(Ra)が1nm以下、好ましくは0.3nm以下、より好ましくは0.1nm以下の表面上に形成するとよい。
酸化物半導体膜909は、スパッタリング法、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法、CVD法、パルスレーザ堆積法、ALD(Atomic Layer Deposition)法等を適宜用いることができる。また、酸化物半導体膜909は、スパッタリングターゲット表面に対し、ほぼ垂直に複数の基板表面がセットされた状態で成膜を行うスパッタ装置を用いて成膜してもよい。
また、酸化物半導体膜909において、銅、アルミニウム、塩素などの不純物がほとんど含まれない高純度化されたものであることが望ましい。トランジスタの製造工程において、これらの不純物が混入または酸化物半導体膜909表面に付着する恐れのない工程を適宜選択することが好ましく、酸化物半導体膜909表面に付着した場合には、シュウ酸や希フッ酸などに曝す、またはプラズマ処理(NOプラズマ処理など)を行うことにより、酸化物半導体膜909表面の不純物を除去することが好ましい。具体的には、酸化物半導体膜909の銅濃度は1×1018atoms/cm以下、好ましくは1×1017atoms/cm以下とする。また酸化物半導体膜909のアルミニウム濃度は1×1018atoms/cm以下とする。また、酸化物半導体膜909の塩素濃度は2×1018atoms/cm以下とする。
ソース電極及びドレイン電極910は、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、銅(Cu)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)から選ばれた元素を含む金属膜、または上述した元素を成分とする金属窒化物膜(窒化チタン膜、窒化モリブデン膜、窒化タングステン膜等)を用いることができる。また、Al、Cuなどの金属膜の下側又は上側の一方または双方にTi、Mo、Wなどの高融点金属膜またはそれらの金属窒化物膜(窒化チタン膜、窒化モリブデン膜、窒化タングステン膜等)を積層させた構成としても良い。また、導電性の金属酸化物で形成しても良い。導電性の金属酸化物としては酸化インジウム(In)、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム酸化スズ(In−SnO)、酸化インジウム酸化亜鉛(In−ZnO)またはこれらの金属酸化物材料に酸化シリコンを含ませたものを用いることができる。またソース電極及びドレイン電極910は、スパッタリング法などにより形成することができる。
ゲート絶縁膜911は、プラズマCVD法又はスパッタリング法等により形成することができ、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ガリウム、酸化マグネシウム、酸化タンタル、酸化イットリウム、酸化ジルコニウム、酸化ランタン及び酸化ネオジムを含む材料から一種以上選択して、単層または積層して用いればよい。
また、ゲート絶縁膜911の材料として酸化ハフニウム、酸化イットリウム、ハフニウムシリケート(HfSi(x>0、y>0))、窒素が添加されたハフニウムシリケート(HfSiO(x>0、y>0))、ハフニウムアルミネート(HfAl(x>0、y>0))、酸化ランタンなどのhigh−k材料を用いることでゲートリーク電流を低減できる。また、ゲート絶縁膜911をキャパシタに用いる場合、容量を増加させることができるため好ましい。また、ゲート絶縁膜911は、単層構造としても良いし、積層構造としても良い。
ゲート電極912は、モリブデン、チタン、タンタル、タングステン、アルミニウム、銅、クロム、ネオジム、スカンジウム等の金属材料またはこれらを主成分とする合金材料を用いて形成することができる。また、ゲート電極912としてリン等の不純物元素をドーピングした多結晶シリコン膜に代表される半導体膜、ニッケルシリサイドなどのシリサイド膜を用いてもよい。ゲート電極912は、単層構造としてもよいし、積層構造としてもよい。またゲート電極912は、スパッタリング法などにより形成することができる。
また、ゲート電極912は、酸化インジウム酸化スズ、酸化タングステンを含むインジウム酸化物、酸化タングステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム酸化物、酸化チタンを含むインジウム錫酸化物、酸化インジウム酸化亜鉛、酸化ケイ素を添加したインジウム錫酸化物などの導電性材料を適用することもできる。
また、ゲート絶縁膜911と接するゲート電極912の一層として、窒素を含む金属酸化物、具体的には、窒素を含むIn−Ga−Zn−O膜や、窒素を含むIn−Sn−O膜や、窒素を含むIn−Ga−O膜や、窒素を含むIn−Zn−O膜や、窒素を含むSn−O膜や、窒素を含むIn−O膜や、金属窒化膜(InN、SnNなど)を用いることができる。これらの膜は5eV(電子ボルト)以上、好ましくは5.5eV(電子ボルト)以上の仕事関数を有し、ゲート電極として用いた場合、トランジスタのしきい値電圧をプラスにすることができる。
層間絶縁膜913は、下地絶縁膜908と同様の材料により形成すればよい。
層間絶縁膜913は、比誘電率が小さく、かつ十分な厚さを有すると好ましい。例えば、比誘電率が3.8程度である酸化シリコン膜を用い、300nm以上1000nm以下の厚さとすればよい。層間絶縁膜913の表面は、大気成分などの影響でわずかに固定電荷を有し、その影響により、トランジスタのしきい値電圧が変動することがある。そのため、層間絶縁膜913は、表面に生じる電荷の影響が十分に小さくなるような範囲の比誘電率及び厚さとすることが好ましい。
以上に示したような構成によって、トランジスタ900と、トランジスタ202を形成することができる。また、このようにトランジスタ900とトランジスタ202を積層させて形成させることができるため、記憶装置を小型化することができる。
本実施の形態は、上記実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
100 記憶装置
110 書き込み回路
111 保持容量素子
112 定電流回路
113 オペアンプ
114 第1のトランジスタ
115 AND回路
116 NOR回路
117 第2のトランジスタ
118 第3のトランジスタ
119 バッファ
120 チャージポンプ
121 レギュレータ
150 記憶素子
151 書き込みトランジスタ
152 容量素子
160 記憶素子
161 読み出しトランジスタ
180 記憶素子
181 書き込みトランジスタ
182 容量素子
190 書き込み回路
202 トランジスタ
900 トランジスタ
901 半導体基板
902 素子分離絶縁膜
903 ドレイン領域
904 ゲート絶縁膜
905 ゲート電極
906 層間絶縁膜
907 配線
908 下地絶縁膜
909 酸化物半導体膜
910 ドレイン電極
911 ゲート絶縁膜
912 ゲート電極
913 層間絶縁膜
920 バックゲート電極

Claims (6)

  1. 第1の回路と、メモリセルと、を有し、
    前記第1の回路は、ワード線を選択する電圧を生成する機能を有し、
    前記第1の回路は、前記電圧を保持する機能を有する素子と、前記電圧を徐々に降下させる機能を有する第2の回路と、を有することを特徴とする記憶装置。
  2. 第1の回路と、メモリセルと、を有し、
    前記メモリセルは、トランジスタと、容量素子と、を有し、
    前記第1の回路は、ワード線を選択する電圧を生成する機能を有し、
    前記第1の回路は、前記電圧を保持する機能を有する素子と、前記電圧を徐々に降下させる機能を有する第2の回路と、を有することを特徴とする記憶装置。
  3. 請求項2において、
    前記トランジスタは、チャネル形成領域に酸化物半導体を有することを特徴とする記憶装置。
  4. 第1の回路と、メモリセルと、を有し、
    前記メモリセルは、第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、を有し、
    前記第1の回路は、ワード線を選択する電圧を生成する機能を有し、
    前記第1の回路は、前記電圧を保持する機能を有する素子と、前記電圧を徐々に降下させる機能を有する第2の回路と、を有することを特徴とする記憶装置。
  5. 請求項4において、
    前記第1のトランジスタは、チャネル形成領域に酸化物半導体を有することを特徴とする記憶装置。
  6. 請求項4または請求項5において、
    前記メモリセルは、容量素子を有することを特徴とする記憶装置。
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