JP2000149551A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JP2000149551A JP2000149551A JP10321008A JP32100898A JP2000149551A JP 2000149551 A JP2000149551 A JP 2000149551A JP 10321008 A JP10321008 A JP 10321008A JP 32100898 A JP32100898 A JP 32100898A JP 2000149551 A JP2000149551 A JP 2000149551A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 昇圧電圧に起因するリーク電流の削減を図っ
たDRAMを提供する。 【解決手段】 メモリセルアレイ1と、メモリセルの読
み出しデータの増幅及び書き込みデータの保持を行うセ
ンスアンプ回路2と、メモリセルアレイ1のワード線を
選択するロウデコーダを含むワード線選択駆動回路5
と、メモリセルアレイ1のビット線を選択するカラムデ
コーダ6とを備え、ワード線選択駆動回路5は、ロウデ
コーダのワード線ドライバに昇圧されたワード線駆動電
圧を供給するワード線ドライバ選択回路を有し、ワード
線ドライバ選択回路は、メモリセルアレイが活性化され
てメモリセルのデータ読み出しが完了した時点でメモリ
セルアレイ及び活性化されているセンスアンプ回路領域
へのワード線駆動電圧の供給を停止し、メモリセルアレ
イがプリチャージ状態に入る時に再度ワード線駆動電圧
を供給する制御を行う。
たDRAMを提供する。 【解決手段】 メモリセルアレイ1と、メモリセルの読
み出しデータの増幅及び書き込みデータの保持を行うセ
ンスアンプ回路2と、メモリセルアレイ1のワード線を
選択するロウデコーダを含むワード線選択駆動回路5
と、メモリセルアレイ1のビット線を選択するカラムデ
コーダ6とを備え、ワード線選択駆動回路5は、ロウデ
コーダのワード線ドライバに昇圧されたワード線駆動電
圧を供給するワード線ドライバ選択回路を有し、ワード
線ドライバ選択回路は、メモリセルアレイが活性化され
てメモリセルのデータ読み出しが完了した時点でメモリ
セルアレイ及び活性化されているセンスアンプ回路領域
へのワード線駆動電圧の供給を停止し、メモリセルアレ
イがプリチャージ状態に入る時に再度ワード線駆動電圧
を供給する制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイナミック型
半導体記憶装置(DRAM)に係り、特にDRAM活性
化時のロウデコーダ或いはセンスアンプ回路等のワード
線駆動電圧による消費電流低減を考慮した低消費電力型
超高密度DRAMに関する。
半導体記憶装置(DRAM)に係り、特にDRAM活性
化時のロウデコーダ或いはセンスアンプ回路等のワード
線駆動電圧による消費電流低減を考慮した低消費電力型
超高密度DRAMに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、1トランジスタ/1キャパシタ型
のメモリセル構造を持つダイナミック型半導体記憶装置
(DRAM)は、メモリセルの改良や微細加工技術、回
路設計技術の進歩により、高集積化及び微細化が進んで
いる。この様なDRAMの高集積化に伴い、低消費電力
化の要求は厳しくなっている。低消費電力化を考える際
の重要なポイントの一つとして、ワード線の選択駆動等
の制御を行うロウデコーダ及びロウデコーダを含むワー
ド線制御系のワード線駆動電圧Vpp系のリーク電流があ
る。これは、ワード線駆動電圧Vppとして、電源電圧V
CCより昇圧された電圧が用いられること、ワード線の選
択駆動回路部がDRAMチップの中の大きな面積を占め
ること、等の理由で問題になる。
のメモリセル構造を持つダイナミック型半導体記憶装置
(DRAM)は、メモリセルの改良や微細加工技術、回
路設計技術の進歩により、高集積化及び微細化が進んで
いる。この様なDRAMの高集積化に伴い、低消費電力
化の要求は厳しくなっている。低消費電力化を考える際
の重要なポイントの一つとして、ワード線の選択駆動等
の制御を行うロウデコーダ及びロウデコーダを含むワー
ド線制御系のワード線駆動電圧Vpp系のリーク電流があ
る。これは、ワード線駆動電圧Vppとして、電源電圧V
CCより昇圧された電圧が用いられること、ワード線の選
択駆動回路部がDRAMチップの中の大きな面積を占め
ること、等の理由で問題になる。
【0003】昇圧されたワード線駆動電圧Vppを用いる
のは、セルトランジスタとしてNMOSトランジスタを
用いた場合に、“H”レベルのデータ書き込みを確実に
行うためには、“H”レベル電圧よりセルトランジスタ
のしきい値分以上高いゲート電圧を必要とするためであ
る。即ち、“H”レベル電圧をVblh、セルトランジス
タのしきい値をVthとして、昇圧電圧Vppとしては、V
pp=Vblh+Vth以上が必要になる。この昇圧電圧Vpp
はチップ内部で発生させる。
のは、セルトランジスタとしてNMOSトランジスタを
用いた場合に、“H”レベルのデータ書き込みを確実に
行うためには、“H”レベル電圧よりセルトランジスタ
のしきい値分以上高いゲート電圧を必要とするためであ
る。即ち、“H”レベル電圧をVblh、セルトランジス
タのしきい値をVthとして、昇圧電圧Vppとしては、V
pp=Vblh+Vth以上が必要になる。この昇圧電圧Vpp
はチップ内部で発生させる。
【0004】ワード線選択駆動回路部でのリークの問題
は、具体的に説明すると次の通りである。まず、ワード
線にはそれぞれ、ワード線ドライバが設けられて、ロウ
デコーダにより選択されたワード線に対して、ワード線
ドライバを介して昇圧されたワード駆動電圧Vppが供給
される。ワード線ドライバは、例えばCMOSインバー
タ構成を持つ。このCMOSインバータ構成のPMOS
トランジスタのソースは、ワード線駆動電圧Vppが与え
られる端子であり、ゲートはVpp−VSSの振幅を持つロ
ウデコーダ出力により駆動される。
は、具体的に説明すると次の通りである。まず、ワード
線にはそれぞれ、ワード線ドライバが設けられて、ロウ
デコーダにより選択されたワード線に対して、ワード線
ドライバを介して昇圧されたワード駆動電圧Vppが供給
される。ワード線ドライバは、例えばCMOSインバー
タ構成を持つ。このCMOSインバータ構成のPMOS
トランジスタのソースは、ワード線駆動電圧Vppが与え
られる端子であり、ゲートはVpp−VSSの振幅を持つロ
ウデコーダ出力により駆動される。
【0005】このとき、ロウデコーダにより選択された
ワード線のドライバのみ、PMOSトランジスタがオン
となって、ワード線駆動電圧Vppがワード線に伝達され
る。非選択のワード線については、ワード線ドライバの
PMOSトランジスタがオフを保ち、ワード線駆動電圧
Vppはワード線に伝達されない。この様に非選択のワー
ド線ドライバのPMOSトランジスタは、ソースに駆動
電圧Vppが与えられた状態でオフを保つから、ここでの
リーク電流が無視できなくなる。特に、セルアレイが活
性化される時間が長く、またリーク特性のよくないPM
OSトランジスタが含まれている場合には、大きな消費
電力が発生することになる。
ワード線のドライバのみ、PMOSトランジスタがオン
となって、ワード線駆動電圧Vppがワード線に伝達され
る。非選択のワード線については、ワード線ドライバの
PMOSトランジスタがオフを保ち、ワード線駆動電圧
Vppはワード線に伝達されない。この様に非選択のワー
ド線ドライバのPMOSトランジスタは、ソースに駆動
電圧Vppが与えられた状態でオフを保つから、ここでの
リーク電流が無視できなくなる。特に、セルアレイが活
性化される時間が長く、またリーク特性のよくないPM
OSトランジスタが含まれている場合には、大きな消費
電力が発生することになる。
【0006】DRAMの多バンク化により活性化される
メモリセルアレイが増えると、一層無駄な消費電力が多
くなる。具体的に例えば、512ロウ×2048カラム
の1Mビットセルアレイ64個から構成され、これが1
6のバンクとして扱われる64MビットDRAMを例に
とると、同時に活性化されるセルアレイのワード線数、
従ってワード線ドライバの数は、512×4=2048
にもなる。
メモリセルアレイが増えると、一層無駄な消費電力が多
くなる。具体的に例えば、512ロウ×2048カラム
の1Mビットセルアレイ64個から構成され、これが1
6のバンクとして扱われる64MビットDRAMを例に
とると、同時に活性化されるセルアレイのワード線数、
従ってワード線ドライバの数は、512×4=2048
にもなる。
【0007】また、同様に、DRAMセルアレイが活性
化されたとき、ワード線昇圧電圧Vppが与えられる回路
には、センスアンプ領域に配置されるセルアレイ選択ト
ランジスタ(MUX)がある。即ち通常のフォールデッ
ドビット線構造のセルアレイは、間にセンスアンプを挟
んで配列され、センスアンプは両側のセルアレイで共有
される。この共有センスアンプ方式の場合、センスアン
プとセルアレイの間の接続、非接続を行うためにセルア
レイ選択トランジスタが用いられる。
化されたとき、ワード線昇圧電圧Vppが与えられる回路
には、センスアンプ領域に配置されるセルアレイ選択ト
ランジスタ(MUX)がある。即ち通常のフォールデッ
ドビット線構造のセルアレイは、間にセンスアンプを挟
んで配列され、センスアンプは両側のセルアレイで共有
される。この共有センスアンプ方式の場合、センスアン
プとセルアレイの間の接続、非接続を行うためにセルア
レイ選択トランジスタが用いられる。
【0008】このセルアレイ選択トランジスタのゲート
には、スタンバイ状態で電源VCC又は昇圧電圧Vppが与
えられ、セルアレイのビット線とセンスアンプのノード
を同電位に保つ。セルアレイが選択された場合、選択さ
れたセルアレイ側のセルアレイ選択トランジスタのゲー
トには、昇圧電圧Vppが与えられ、非選択側のセルアレ
イ側のセルアレイ選択トランジスタのゲートはVSSに落
とされる。
には、スタンバイ状態で電源VCC又は昇圧電圧Vppが与
えられ、セルアレイのビット線とセンスアンプのノード
を同電位に保つ。セルアレイが選択された場合、選択さ
れたセルアレイ側のセルアレイ選択トランジスタのゲー
トには、昇圧電圧Vppが与えられ、非選択側のセルアレ
イ側のセルアレイ選択トランジスタのゲートはVSSに落
とされる。
【0009】セルアレイ選択時に、セルアレイ選択トラ
ンジスタのゲート電圧に昇圧電圧Vppを与えるのは、セ
ルトランジスタの駆動の場合と同様に、転送される電圧
のしきい値による電圧降下を防止するためである。しか
し、ビット線イコライズの時間を短縮する目的でしきい
値を低くしたイコライズ回路を用いた場合のイコライズ
回路のリークや、ワード線とビット線の間に弱いリーク
がある場合、セルアレイ選択トランジスタのゲートに昇
圧電圧Vppを用いることによる消費電力の増大がやはり
無視できなくなる。
ンジスタのゲート電圧に昇圧電圧Vppを与えるのは、セ
ルトランジスタの駆動の場合と同様に、転送される電圧
のしきい値による電圧降下を防止するためである。しか
し、ビット線イコライズの時間を短縮する目的でしきい
値を低くしたイコライズ回路を用いた場合のイコライズ
回路のリークや、ワード線とビット線の間に弱いリーク
がある場合、セルアレイ選択トランジスタのゲートに昇
圧電圧Vppを用いることによる消費電力の増大がやはり
無視できなくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、昇圧電
圧を用いてワード線駆動やセルアレイ選択トランジスタ
の駆動を行うDRAMにおいては、セルアレイの活性化
の時間が長くなり、またセルアレイ容量が大きくなるに
つれて、リーク電流による消費電力増大が問題になる。
圧を用いてワード線駆動やセルアレイ選択トランジスタ
の駆動を行うDRAMにおいては、セルアレイの活性化
の時間が長くなり、またセルアレイ容量が大きくなるに
つれて、リーク電流による消費電力増大が問題になる。
【0011】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、ワード線駆動やセルアレイ選択トランジスタの
駆動に用いられる昇圧電圧に起因するリーク電流の削減
を可能としたDRAMを提供することを目的としてい
る。
もので、ワード線駆動やセルアレイ選択トランジスタの
駆動に用いられる昇圧電圧に起因するリーク電流の削減
を可能としたDRAMを提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、ダイナミッ
ク型メモリセルがマトリクス配列されたメモリセルアレ
イと、このメモリセルアレイのビット線に接続されてメ
モリセルの読み出しデータの増幅及び書き込みデータの
保持を行うセンスアンプ回路と、前記メモリセルアレイ
のワード線に選択的にワード線駆動電圧を供給するため
の、各ワード線毎に設けられたワード線ドライバを含む
ロウデコーダと、前記メモリセルアレイのビット線を選
択するカラムデコーダと、アドレスにより選択されて前
記ロウデコーダのワード線ドライバに前記ワード線駆動
電圧を供給するためのワード線ドライバ選択回路とを備
えた半導体記憶装置において、前記メモリセルアレイが
活性化されてメモリセルのデータ読み出しが完了した時
点で、前記メモリセルアレイ及び活性化されているセン
スアンプ回路領域への前記ワード線駆動電圧の供給が停
止され、前記メモリセルアレイがプリチャージ状態に入
る時に再度前記ワード線駆動電圧が供給されるようにし
たことを特徴とする。
ク型メモリセルがマトリクス配列されたメモリセルアレ
イと、このメモリセルアレイのビット線に接続されてメ
モリセルの読み出しデータの増幅及び書き込みデータの
保持を行うセンスアンプ回路と、前記メモリセルアレイ
のワード線に選択的にワード線駆動電圧を供給するため
の、各ワード線毎に設けられたワード線ドライバを含む
ロウデコーダと、前記メモリセルアレイのビット線を選
択するカラムデコーダと、アドレスにより選択されて前
記ロウデコーダのワード線ドライバに前記ワード線駆動
電圧を供給するためのワード線ドライバ選択回路とを備
えた半導体記憶装置において、前記メモリセルアレイが
活性化されてメモリセルのデータ読み出しが完了した時
点で、前記メモリセルアレイ及び活性化されているセン
スアンプ回路領域への前記ワード線駆動電圧の供給が停
止され、前記メモリセルアレイがプリチャージ状態に入
る時に再度前記ワード線駆動電圧が供給されるようにし
たことを特徴とする。
【0013】この発明に係る半導体記憶装置はまた、そ
れぞれにダイナミック型メモリセルがマトリクス配列さ
れた複数のサブセルアレイと、各サブセルアレイの間に
隣接するサブセルアレイで共有されるように配置され
て、メモリセルの読み出しデータの増幅及び書き込みデ
ータの保持を行うセンスアンプ回路と、各センスアンプ
回路のセンスノードとサブセルアレイのビット線の間の
接続と切り離しを行うためのNMOSトランジスタによ
り構成されたセルアレイ選択回路と、前記各サブセルア
レイのワード線に選択的にワード線駆動電圧を供給する
ための、各ワード線毎に設けられたワード線ドライバを
含むロウデコーダと、前記メモリセルアレイのビット線
を選択するカラムデコーダと、前記セルアレイ選択回路
のNMOSトランジスタを選択的に電源電圧でオン駆動
すると共に、前記センスアンプ回路に保持されたデータ
を選択されたサブセルアレイのビット線に転送する期間
のみ電源電圧より昇圧された電圧でオン駆動する制御回
路と、を有することを特徴とする。
れぞれにダイナミック型メモリセルがマトリクス配列さ
れた複数のサブセルアレイと、各サブセルアレイの間に
隣接するサブセルアレイで共有されるように配置され
て、メモリセルの読み出しデータの増幅及び書き込みデ
ータの保持を行うセンスアンプ回路と、各センスアンプ
回路のセンスノードとサブセルアレイのビット線の間の
接続と切り離しを行うためのNMOSトランジスタによ
り構成されたセルアレイ選択回路と、前記各サブセルア
レイのワード線に選択的にワード線駆動電圧を供給する
ための、各ワード線毎に設けられたワード線ドライバを
含むロウデコーダと、前記メモリセルアレイのビット線
を選択するカラムデコーダと、前記セルアレイ選択回路
のNMOSトランジスタを選択的に電源電圧でオン駆動
すると共に、前記センスアンプ回路に保持されたデータ
を選択されたサブセルアレイのビット線に転送する期間
のみ電源電圧より昇圧された電圧でオン駆動する制御回
路と、を有することを特徴とする。
【0014】この発明に係る半導体記憶装置は更に、そ
れぞれにダイナミック型メモリセルがマトリクス配列さ
れた複数のサブセルアレイと、各サブセルアレイの間に
隣接するサブセルアレイで共有されるように配置され
て、メモリセルの読み出しデータの増幅及び書き込みデ
ータの保持を行うセンスアンプ回路と、各センスアンプ
回路のセンスノードとサブセルアレイの間の接続と切り
離しを行うためのNMOSトランジスタにより構成され
たセルアレイ選択回路と、前記各サブセルアレイのワー
ド線に選択的にワード線駆動電圧を供給するための、各
ワード線毎に設けられたワード線ドライバを含むロウデ
コーダと、前記各サブセルアレイのビット線を選択する
カラムデコーダと、アドレスにより選択されて前記ロウ
デコーダのワード線ドライバに前記ワード線駆動電圧を
供給するすると共に、前記サブセルアレイが活性化され
てメモリセルのデータ読み出しが完了した時点で前記サ
ブセルアレイ及び活性化されているセンスアンプ回路領
域への前記ワード線駆動電圧の供給を停止し、前記サブ
セルアレイがプリチャージ状態に入る時に再度前記ワー
ド線駆動電圧を供給するようにしたワード線ドライバ選
択回路と、前記セルアレイ選択回路のNMOSトランジ
スタを選択的に電源電圧でオン駆動すると共に、前記セ
ンスアンプ回路に保持されたデータを選択されたサブセ
ルアレイのビット線に転送する期間のみ電源電圧より昇
圧された電圧でオン駆動する制御回路と、を有すること
を特徴とする。
れぞれにダイナミック型メモリセルがマトリクス配列さ
れた複数のサブセルアレイと、各サブセルアレイの間に
隣接するサブセルアレイで共有されるように配置され
て、メモリセルの読み出しデータの増幅及び書き込みデ
ータの保持を行うセンスアンプ回路と、各センスアンプ
回路のセンスノードとサブセルアレイの間の接続と切り
離しを行うためのNMOSトランジスタにより構成され
たセルアレイ選択回路と、前記各サブセルアレイのワー
ド線に選択的にワード線駆動電圧を供給するための、各
ワード線毎に設けられたワード線ドライバを含むロウデ
コーダと、前記各サブセルアレイのビット線を選択する
カラムデコーダと、アドレスにより選択されて前記ロウ
デコーダのワード線ドライバに前記ワード線駆動電圧を
供給するすると共に、前記サブセルアレイが活性化され
てメモリセルのデータ読み出しが完了した時点で前記サ
ブセルアレイ及び活性化されているセンスアンプ回路領
域への前記ワード線駆動電圧の供給を停止し、前記サブ
セルアレイがプリチャージ状態に入る時に再度前記ワー
ド線駆動電圧を供給するようにしたワード線ドライバ選
択回路と、前記セルアレイ選択回路のNMOSトランジ
スタを選択的に電源電圧でオン駆動すると共に、前記セ
ンスアンプ回路に保持されたデータを選択されたサブセ
ルアレイのビット線に転送する期間のみ電源電圧より昇
圧された電圧でオン駆動する制御回路と、を有すること
を特徴とする。
【0015】この発明によると、ワード線ドライバにつ
いて、メモリセルからのデータ読み出し及びメモリセル
へのデータ書き込みに必要とされる時間帯を除いて、ワ
ード線駆動端子を駆動電圧供給端子から切り離してフロ
ーティング状態にする制御を行うことにより、オン状態
のワード線ドライバにおいて無駄なリーク電流を抑制す
ることが可能になる。更にこの発明によると、セルアレ
イ選択回路のNMOSトランジスタ制御を、センスアン
プデータをサブセルアレイのビット線に転送するに必要
な時間帯のみ昇圧された駆動電圧で駆動するような制御
を行うことにより、メモリセルに書き込まれる“H”レ
ベルの低下を防止しながら、無駄なリーク電流を抑制す
ることが可能になる。
いて、メモリセルからのデータ読み出し及びメモリセル
へのデータ書き込みに必要とされる時間帯を除いて、ワ
ード線駆動端子を駆動電圧供給端子から切り離してフロ
ーティング状態にする制御を行うことにより、オン状態
のワード線ドライバにおいて無駄なリーク電流を抑制す
ることが可能になる。更にこの発明によると、セルアレ
イ選択回路のNMOSトランジスタ制御を、センスアン
プデータをサブセルアレイのビット線に転送するに必要
な時間帯のみ昇圧された駆動電圧で駆動するような制御
を行うことにより、メモリセルに書き込まれる“H”レ
ベルの低下を防止しながら、無駄なリーク電流を抑制す
ることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【0017】実施の形態1 図1はこの発明を適用したDRAMのブロック構成を示
す。DRAMは、ダイナミック型メモリセルを配列した
メモリセルアレイ1、メモリセルの読み出しデータを増
幅し書き込みデータを保持するセンスアンプ回路2、メ
モリセルアレイ1のワード線の選択駆動を行うロウデコ
ーダを含むワード線選択駆動回路5、メモリセルアレイ
1のビット線選択を行うカラムデコーダ6を有し、更に
他の制御回路やDC電圧発生回路等を有する。
す。DRAMは、ダイナミック型メモリセルを配列した
メモリセルアレイ1、メモリセルの読み出しデータを増
幅し書き込みデータを保持するセンスアンプ回路2、メ
モリセルアレイ1のワード線の選択駆動を行うロウデコ
ーダを含むワード線選択駆動回路5、メモリセルアレイ
1のビット線選択を行うカラムデコーダ6を有し、更に
他の制御回路やDC電圧発生回路等を有する。
【0018】センスアンプ回路2とデータ入出力回路4
の間のデータ転送は、データコントロール回路3により
制御される。外部から供給されるアドレスADDはアド
レスバッファ7に取り込まれて、カラムデコーダ6及び
ワード線選択駆動回路5に送られる。クロックバッファ
8は外部から供給される制御信号CLKを取り込み、制
御信号発生回路9は取り込まれた制御信号に基づいてロ
ウ系活性化信号ROWACT、センスアンプ活性化信号
SAP,bSANその他の各種制御信号を発生する。
の間のデータ転送は、データコントロール回路3により
制御される。外部から供給されるアドレスADDはアド
レスバッファ7に取り込まれて、カラムデコーダ6及び
ワード線選択駆動回路5に送られる。クロックバッファ
8は外部から供給される制御信号CLKを取り込み、制
御信号発生回路9は取り込まれた制御信号に基づいてロ
ウ系活性化信号ROWACT、センスアンプ活性化信号
SAP,bSANその他の各種制御信号を発生する。
【0019】図2は、メモリセルアレイ1とその周辺の
具体構成を示している。メモリセルアレイ1は共有セン
スアンプ方式を採用しており、複数のサブセルアレイ1
1(11a,11b,…)がその両側にセンスアンプ2
1(21a,21b,…)を配置して配列される。各サ
ブセルアレイ11は、図示のようにワード線WLとビッ
ト線対BL,bBLが交差して配設され、それらの交差
部にダイナミック型メモリセルMCが配置される。各サ
プセルアレイ11のワード線端部に、ワード線の選択及
び駆動を行うロウデコーダ51(51a,51b,…)
が配置され、各ロウデコーダ51K領域に隣接してロウ
デコーダ51のワード線ドライバを選択するドライバ選
択回路52(52a,52b,…)が配置される。図1
に示すワード線選択駆動回路は、図2におけるロウデコ
ーダ51と、ドライバ選択回路52を含むものである。
具体構成を示している。メモリセルアレイ1は共有セン
スアンプ方式を採用しており、複数のサブセルアレイ1
1(11a,11b,…)がその両側にセンスアンプ2
1(21a,21b,…)を配置して配列される。各サ
ブセルアレイ11は、図示のようにワード線WLとビッ
ト線対BL,bBLが交差して配設され、それらの交差
部にダイナミック型メモリセルMCが配置される。各サ
プセルアレイ11のワード線端部に、ワード線の選択及
び駆動を行うロウデコーダ51(51a,51b,…)
が配置され、各ロウデコーダ51K領域に隣接してロウ
デコーダ51のワード線ドライバを選択するドライバ選
択回路52(52a,52b,…)が配置される。図1
に示すワード線選択駆動回路は、図2におけるロウデコ
ーダ51と、ドライバ選択回路52を含むものである。
【0020】ロウデコーダ51には、図示しない昇圧回
路から発生される昇圧電圧Vppがワード線駆動電圧とし
て供給される。またドライバ選択回路52には、昇圧電
圧Vppと共に、制御信号発生回路9から発生されるロウ
系活性化信号ROWACTが供給される。
路から発生される昇圧電圧Vppがワード線駆動電圧とし
て供給される。またドライバ選択回路52には、昇圧電
圧Vppと共に、制御信号発生回路9から発生されるロウ
系活性化信号ROWACTが供給される。
【0021】図3は、サブセルアレイ11の間のセンス
アンプ回路領域21の構成例を示す。図3に示すよう
に、センスアンプ回路領域21には、センスアンプ30
の他、ビット線イコライズ回路31a,31b、カラム
選択回路33が配置され、またセンスアンプ回路領域2
1を両側のサブセルアレイと選択的に接続、非接続とす
るためのセルアレイ選択回路32a,32bが配置され
ている。
アンプ回路領域21の構成例を示す。図3に示すよう
に、センスアンプ回路領域21には、センスアンプ30
の他、ビット線イコライズ回路31a,31b、カラム
選択回路33が配置され、またセンスアンプ回路領域2
1を両側のサブセルアレイと選択的に接続、非接続とす
るためのセルアレイ選択回路32a,32bが配置され
ている。
【0022】ビット線イコライズ回路31a,31b
は、相補ビット線対の間に接続されてゲートがイコライ
ズ信号EQLL,EQLRにより制御されるイコライズ
用NMOSトランジスタQN31と、同じくゲートがイ
コライズ信号EQLL,EQLRにより駆動されて、ビ
ット線プリチャージ電圧VBLEQが与えられるプリチ
ャージ用NMOSトランジスタQN32,QN33によ
り構成されている。センスアンプ30は、PMOSトラ
ンジスタQP31,QP32の対によるPMOSセンス
アンプと、NMOSトランジスタQN38,QN39の
対によるNMOSセンスアンプとから構成されている。
は、相補ビット線対の間に接続されてゲートがイコライ
ズ信号EQLL,EQLRにより制御されるイコライズ
用NMOSトランジスタQN31と、同じくゲートがイ
コライズ信号EQLL,EQLRにより駆動されて、ビ
ット線プリチャージ電圧VBLEQが与えられるプリチ
ャージ用NMOSトランジスタQN32,QN33によ
り構成されている。センスアンプ30は、PMOSトラ
ンジスタQP31,QP32の対によるPMOSセンス
アンプと、NMOSトランジスタQN38,QN39の
対によるNMOSセンスアンプとから構成されている。
【0023】カラム選択回路33は、カラム選択信号C
SLにより選択されて、ビット線BL,bBLをデータ
線DQ,bDQに接続するためのNMOSトランジスタ
QN36,QN37により構成されている。セルアレイ
選択回路32a,32bは、サブセルアレイ11のビッ
ト線対とセンスアンプ21のセンスノードの間に介在さ
れ、それぞれ制御信号MUXL,MUXRによりゲート
が駆動されるNMOSトランジスタQN34,QN35
により構成されている。
SLにより選択されて、ビット線BL,bBLをデータ
線DQ,bDQに接続するためのNMOSトランジスタ
QN36,QN37により構成されている。セルアレイ
選択回路32a,32bは、サブセルアレイ11のビッ
ト線対とセンスアンプ21のセンスノードの間に介在さ
れ、それぞれ制御信号MUXL,MUXRによりゲート
が駆動されるNMOSトランジスタQN34,QN35
により構成されている。
【0024】図4は、図2に示す各ロウデコーダ51の
構成例を示している。ロウデコーダ51は、図示のよう
に、アドレスデコーダ511と、このデコーダ511に
より選択される複数のワード線ドライバ512とから構
成される。この図において、アドレスデコード部511
の1組に対して、ワード線ドライバ512が4セットに
なっているのは、主に設計上の都合であり、この関係に
制限はない。
構成例を示している。ロウデコーダ51は、図示のよう
に、アドレスデコーダ511と、このデコーダ511に
より選択される複数のワード線ドライバ512とから構
成される。この図において、アドレスデコード部511
の1組に対して、ワード線ドライバ512が4セットに
なっているのは、主に設計上の都合であり、この関係に
制限はない。
【0025】アドレスデコーダ511は、ロウアドレス
が入る所定個数(図の例では3個)直列接続されたNM
OSトランジスタQN1〜QN3と、この直列回路をワ
ード線駆動電圧Vppが供給される端子(以下、Vpp端子
という)の間に設けられたPMOSトランジスタQP1
とからなるNANDゲートを主体とする。PMOSトラ
ンジスタQP1のゲートは、プリチャージ期間に“L”
となる制御信号bPRCHにより制御される。
が入る所定個数(図の例では3個)直列接続されたNM
OSトランジスタQN1〜QN3と、この直列回路をワ
ード線駆動電圧Vppが供給される端子(以下、Vpp端子
という)の間に設けられたPMOSトランジスタQP1
とからなるNANDゲートを主体とする。PMOSトラ
ンジスタQP1のゲートは、プリチャージ期間に“L”
となる制御信号bPRCHにより制御される。
【0026】NANDゲート出力ノードN1は、PMO
SトランジスタQP3とNMOSトランジスタQN4か
らなる初段インバータI11及び、PMOSトランジス
タQP4とNMOSトランジスタQN5からなる2段目
インバータI12を介して、複数のワード線ドライバ5
12の共通制御ノードN2につながる。これらのインバ
ータI11,I12のPMOSトランジスタのソースも
Vpp端子に接続されている。初段インバータI11のP
MOSトランジスタQP3に併設されたPMOSトラン
ジスタQP2は、ノードN1のプルアップ用である。
SトランジスタQP3とNMOSトランジスタQN4か
らなる初段インバータI11及び、PMOSトランジス
タQP4とNMOSトランジスタQN5からなる2段目
インバータI12を介して、複数のワード線ドライバ5
12の共通制御ノードN2につながる。これらのインバ
ータI11,I12のPMOSトランジスタのソースも
Vpp端子に接続されている。初段インバータI11のP
MOSトランジスタQP3に併設されたPMOSトラン
ジスタQP2は、ノードN1のプルアップ用である。
【0027】各ワード線ドライバ512は、共通制御ノ
ードN2により駆動されるCMOSインバータ構成のP
MOSトランジスタQP5とNMOSトランジスタQN
6を有する。PMOSトランジスタQP5はドレインが
ワード線WLに接続され、ソースは、ドライバ選択回路
52により選択的にワード線駆動電圧Vppが与えられる
ワード線駆動端子WDRViに接続されている。NMO
SトランジスタQN6は、ドレインがワード線WLに接
続され、ソースは接地電位VSSに接続されている。NM
OSトランジスタQN7は、アドレスデコーダにより選
択されたワード線ドライバのうち、WDRViが低レベ
ルになっている非選択ワード線WLをVssに接地するた
めのもので、WDRViの逆相信号であるWRSTiに
より制御される。
ードN2により駆動されるCMOSインバータ構成のP
MOSトランジスタQP5とNMOSトランジスタQN
6を有する。PMOSトランジスタQP5はドレインが
ワード線WLに接続され、ソースは、ドライバ選択回路
52により選択的にワード線駆動電圧Vppが与えられる
ワード線駆動端子WDRViに接続されている。NMO
SトランジスタQN6は、ドレインがワード線WLに接
続され、ソースは接地電位VSSに接続されている。NM
OSトランジスタQN7は、アドレスデコーダにより選
択されたワード線ドライバのうち、WDRViが低レベ
ルになっている非選択ワード線WLをVssに接地するた
めのもので、WDRViの逆相信号であるWRSTiに
より制御される。
【0028】ワード線ドライバ選択回路52は、ロウデ
コーダ51によって選択されるワード線ドライバの中か
ら一つのドライバを選択するものである。言い換えれ
ば、図4に示す複数のワード線ドライバ512のワード
線駆動端子WDRViのうち、選択された一つにのみワ
ード線駆動電圧Vppを供給する働きをする。ワード線ド
ライバ選択回路52は、例えば図5に示すように、ワー
ド線活性化信号WLENBが入力されるCMOSインバ
ータ列I21〜I24を主体として構成され、4段目イ
ンバータI24の出力ノードがワード線駆動端子WDR
Viに接続されている。ワード線活性化信号WLENB
は、ロウ系活性化信号ROWACTに同期して、ワード
線活性化信号発生回路521により発生されるものであ
る。
コーダ51によって選択されるワード線ドライバの中か
ら一つのドライバを選択するものである。言い換えれ
ば、図4に示す複数のワード線ドライバ512のワード
線駆動端子WDRViのうち、選択された一つにのみワ
ード線駆動電圧Vppを供給する働きをする。ワード線ド
ライバ選択回路52は、例えば図5に示すように、ワー
ド線活性化信号WLENBが入力されるCMOSインバ
ータ列I21〜I24を主体として構成され、4段目イ
ンバータI24の出力ノードがワード線駆動端子WDR
Viに接続されている。ワード線活性化信号WLENB
は、ロウ系活性化信号ROWACTに同期して、ワード
線活性化信号発生回路521により発生されるものであ
る。
【0029】初段インバータI21のNMOSトランジ
スタQN51のソース側には、ワード線ドライバ選択ア
ドレスXaddが入るNMOSトランジスタQN55が
設けられている。ワード線ドライバ選択アドレスXad
dは例えば、図4に示す4組のワード線ドライバの中の
一つを選択するアドレスである。初段から3段目までイ
ンバータI21〜I23のPMOSトランジスタQP5
1,QP52,QP53のソースは直接Vpp端子に接続
されているが、4段目インバータI24のPMOSトラ
ンジスタQP54は、更に選択用のPMOSトランジス
タQP55を介してVpp端子に接続されている。
スタQN51のソース側には、ワード線ドライバ選択ア
ドレスXaddが入るNMOSトランジスタQN55が
設けられている。ワード線ドライバ選択アドレスXad
dは例えば、図4に示す4組のワード線ドライバの中の
一つを選択するアドレスである。初段から3段目までイ
ンバータI21〜I23のPMOSトランジスタQP5
1,QP52,QP53のソースは直接Vpp端子に接続
されているが、4段目インバータI24のPMOSトラ
ンジスタQP54は、更に選択用のPMOSトランジス
タQP55を介してVpp端子に接続されている。
【0030】この実施の形態では、ワード線駆動端子W
DRViにつながる出力段インバータI24のVpp端子
側の選択用PMOSトランジスタQP55のゲートは、
ワード線WLが活性化されている期間の中で更に駆動端
子WDRViをフローティングにする制御を行う。この
ために、PMOSトランジスタQP55を、ワード線駆
動信号bWLONにより制御するようにしている。この
ワード線駆動信号bWLONは、ロウ系活性化信号RO
WACTに同期してワード線駆動信号発生回路522に
より発生されるもので、後に詳細を説明するが、ロウ系
が活性化されている期間の中の所定期間“H”となる信
号である。
DRViにつながる出力段インバータI24のVpp端子
側の選択用PMOSトランジスタQP55のゲートは、
ワード線WLが活性化されている期間の中で更に駆動端
子WDRViをフローティングにする制御を行う。この
ために、PMOSトランジスタQP55を、ワード線駆
動信号bWLONにより制御するようにしている。この
ワード線駆動信号bWLONは、ロウ系活性化信号RO
WACTに同期してワード線駆動信号発生回路522に
より発生されるもので、後に詳細を説明するが、ロウ系
が活性化されている期間の中の所定期間“H”となる信
号である。
【0031】従ってこのドライバ選択回路52は、基本
的には、ワード線活性化信号WLENBが“H”であ
り、且つワード線ドライバ選択アドレスXaddが
“H”である場合に、ワード線駆動端子WDRViが
“H”レベル=Vppとなり得る活性状態に設定される
が、更にその活性状態の中でワード線駆動信号bWLO
Nが“L”である期間のみ、PMOSトランジスタQP
55がオンになって、Vpp端子がワード線駆動端子WD
RViに接続されることになる。
的には、ワード線活性化信号WLENBが“H”であ
り、且つワード線ドライバ選択アドレスXaddが
“H”である場合に、ワード線駆動端子WDRViが
“H”レベル=Vppとなり得る活性状態に設定される
が、更にその活性状態の中でワード線駆動信号bWLO
Nが“L”である期間のみ、PMOSトランジスタQP
55がオンになって、Vpp端子がワード線駆動端子WD
RViに接続されることになる。
【0032】ワード線駆動信号発生回路522から発生
されるワード線駆動信号bWLONは、選択されたメモ
リセルのデータがビット線に読み出される期間、及び読
み出されたデータがメモリセルに再書き込みされる期間
に“L”となるように制御される。この実施の形態に関
係するロウ系信号の動作波形を図9に示す。ワード線ド
ライバ選択アドレスXaddが“H”の期間にロウ系活
性化信号ROWACTが“H”になり、この活性化信号
ROWACTの立ち上がりと同期して、ワード線活性化
信号WLENBが“H”になる。ワード線活性化信号W
LENBは、ロウ系活性化信号ROWACTが“L”に
なった後も所定期間“H”を保つ。ワード線駆動信号b
WLONは、ロウ系活性化信号ROWACTの立ち上が
りに同期して一定期間T1の間“L”となる。この期間
T1は、選択メモリセルのデータをビット線に読み出す
に必要な時間に設定される。
されるワード線駆動信号bWLONは、選択されたメモ
リセルのデータがビット線に読み出される期間、及び読
み出されたデータがメモリセルに再書き込みされる期間
に“L”となるように制御される。この実施の形態に関
係するロウ系信号の動作波形を図9に示す。ワード線ド
ライバ選択アドレスXaddが“H”の期間にロウ系活
性化信号ROWACTが“H”になり、この活性化信号
ROWACTの立ち上がりと同期して、ワード線活性化
信号WLENBが“H”になる。ワード線活性化信号W
LENBは、ロウ系活性化信号ROWACTが“L”に
なった後も所定期間“H”を保つ。ワード線駆動信号b
WLONは、ロウ系活性化信号ROWACTの立ち上が
りに同期して一定期間T1の間“L”となる。この期間
T1は、選択メモリセルのデータをビット線に読み出す
に必要な時間に設定される。
【0033】そして、ワード線駆動信号bWLONが
“L”になることにより、図5に示すドライバ選択回路
52の出力段インバータI24のVpp端子側のPMOS
トランジスタQP55がオンになって、ワード線駆動端
子WDRViがVppに充電される。その後、ワード線駆
動信号bWLONが“H”になると、ワード線駆動端子
WDRViは、Vppを保ってフローティングとなり、同
時にワード線WLiもフローティングになる。この間、
センスアンプが活性化されて、ビット線に読み出された
データが増幅されラッチされる。
“L”になることにより、図5に示すドライバ選択回路
52の出力段インバータI24のVpp端子側のPMOS
トランジスタQP55がオンになって、ワード線駆動端
子WDRViがVppに充電される。その後、ワード線駆
動信号bWLONが“H”になると、ワード線駆動端子
WDRViは、Vppを保ってフローティングとなり、同
時にワード線WLiもフローティングになる。この間、
センスアンプが活性化されて、ビット線に読み出された
データが増幅されラッチされる。
【0034】ロウ系活性化信号ROWACTが“L”に
低下するのと同期して、ワード線駆動信号bWLONは
再度“L”になる。ロウ系活性化信号ROWACTが
“L”に低下した後、ワード線駆動信号bWLONが
“L”になる期間T2は、読み出されたデータをメモリ
セルに再書き込みするに必要な時間に設定される。これ
により、ワード線駆動端子WDRViは再度Vppに充電
され、これがワード線WLiに与えられて、メモリセル
への再書き込みが確実に行われることになる。
低下するのと同期して、ワード線駆動信号bWLONは
再度“L”になる。ロウ系活性化信号ROWACTが
“L”に低下した後、ワード線駆動信号bWLONが
“L”になる期間T2は、読み出されたデータをメモリ
セルに再書き込みするに必要な時間に設定される。これ
により、ワード線駆動端子WDRViは再度Vppに充電
され、これがワード線WLiに与えられて、メモリセル
への再書き込みが確実に行われることになる。
【0035】その後は、ビット線プリチャージサイクル
に入る。即ちワード線活性化信号WLENBは、データ
再書き込みに必要な時間を経過した後“L”になり、そ
の後アドレス信号Xaddが“L”になる。ワード線が
“L”になった後、センスアンプは非活性化され、その
後イコライズ回路31a,31bが活性になって、ビッ
ト線のイコライズ/プリチャージが行われる。
に入る。即ちワード線活性化信号WLENBは、データ
再書き込みに必要な時間を経過した後“L”になり、そ
の後アドレス信号Xaddが“L”になる。ワード線が
“L”になった後、センスアンプは非活性化され、その
後イコライズ回路31a,31bが活性になって、ビッ
ト線のイコライズ/プリチャージが行われる。
【0036】以上のようなワード線駆動信号bWLON
を発生させるワード線駆動信号発生回路522は、例え
ば図6に示すように、ロウ系活性化信号ROWACTの
立ち上がり及び立ち下がりの両エッジを検出するエッジ
検出回路により構成される。即ち、NANDゲートG1
により、ロウ系活性化信号ROWACTと、これを反転
して一定時間遅延させるインバータチェーンτ1の出力
との一致検出を行うことにより、立ち上がりエッジに一
定時間幅のパルスが得られる。ロウ系活性化信号ROW
ACTをインバータI0により反転した信号について同
様に、NANDゲートG2により、インバータチェーン
τ2の出力との一致検出を行うことによって、立ち下が
りエッジが検出される。これらのNANDゲートG1,
G2の出力の反転出力をORゲートG3を通すことによ
り、図9に示した、ロウ系活性化信号ROWACTの両
エッジで“L”となるワード線駆動信号bWLONが得
られる。
を発生させるワード線駆動信号発生回路522は、例え
ば図6に示すように、ロウ系活性化信号ROWACTの
立ち上がり及び立ち下がりの両エッジを検出するエッジ
検出回路により構成される。即ち、NANDゲートG1
により、ロウ系活性化信号ROWACTと、これを反転
して一定時間遅延させるインバータチェーンτ1の出力
との一致検出を行うことにより、立ち上がりエッジに一
定時間幅のパルスが得られる。ロウ系活性化信号ROW
ACTをインバータI0により反転した信号について同
様に、NANDゲートG2により、インバータチェーン
τ2の出力との一致検出を行うことによって、立ち下が
りエッジが検出される。これらのNANDゲートG1,
G2の出力の反転出力をORゲートG3を通すことによ
り、図9に示した、ロウ系活性化信号ROWACTの両
エッジで“L”となるワード線駆動信号bWLONが得
られる。
【0037】以上のようにこの実施の形態によれば、図
4に示すノードN2により共通駆動されて同時に選択状
態になる複数のワード線ドライバ512のうち更に図5
に示すワード線ドライバ選択アドレスXaddにより選
択された一つのワード線ドライバについてのみ、PMO
SトランジスタQP54がオンになって昇圧された駆動
電圧Vppがワード線駆動端子WDRVに供給される。
4に示すノードN2により共通駆動されて同時に選択状
態になる複数のワード線ドライバ512のうち更に図5
に示すワード線ドライバ選択アドレスXaddにより選
択された一つのワード線ドライバについてのみ、PMO
SトランジスタQP54がオンになって昇圧された駆動
電圧Vppがワード線駆動端子WDRVに供給される。
【0038】この実施の形態では、選択されて“H”レ
ベルに昇圧されるべきワード線WLに対応するワード線
駆動端子WDRVが、メモリセルからビット線にデータ
読み出しを行うに必要な期間と、その後再書き込みを行
うに必要な期間についてのみ実際に昇圧駆動電圧Vppを
与え、その間の期間は、フローティングに保つようにし
ている。これにより、選択されているワード線駆動端子
WDRVにリークパスがある場合の無駄なリークを抑制
することができる。フローティングにしたワード線の電
位がリークにより多少低下したとしても、センスアンプ
にラッチされたデータを再書き込みする際に再度ワード
線に昇圧駆動電圧Vppを与えることにより、書き込みレ
ベルの低下は防止される。
ベルに昇圧されるべきワード線WLに対応するワード線
駆動端子WDRVが、メモリセルからビット線にデータ
読み出しを行うに必要な期間と、その後再書き込みを行
うに必要な期間についてのみ実際に昇圧駆動電圧Vppを
与え、その間の期間は、フローティングに保つようにし
ている。これにより、選択されているワード線駆動端子
WDRVにリークパスがある場合の無駄なリークを抑制
することができる。フローティングにしたワード線の電
位がリークにより多少低下したとしても、センスアンプ
にラッチされたデータを再書き込みする際に再度ワード
線に昇圧駆動電圧Vppを与えることにより、書き込みレ
ベルの低下は防止される。
【0039】実施の形態2 実施の形態2では、上述した実施の形態1でのワード線
制御と同時に、或いはこれとは独立に、図3に示すセル
アレイ選択回路31a,31bの制御端子MUXL,M
UXRについて、必要な期間のみ昇圧駆動電圧Vppが与
えられるような制御を行う。
制御と同時に、或いはこれとは独立に、図3に示すセル
アレイ選択回路31a,31bの制御端子MUXL,M
UXRについて、必要な期間のみ昇圧駆動電圧Vppが与
えられるような制御を行う。
【0040】図7及び図8は、この実施の形態2におけ
る、セルアレイ選択回路32a,32bの制御を行う制
御回路71a,71bの構成を示している。ROWAC
TR,ROWACTLは、図10に示すように、先に示
したワード線活性化信号WLENBと同様にロウ系活性
化信号ROWACTに基づいて発生される信号である。
る、セルアレイ選択回路32a,32bの制御を行う制
御回路71a,71bの構成を示している。ROWAC
TR,ROWACTLは、図10に示すように、先に示
したワード線活性化信号WLENBと同様にロウ系活性
化信号ROWACTに基づいて発生される信号である。
【0041】制御回路71a,71bは、これらの信号
ROWACTR,ROWACTLにより制御される同様
の構成を有し、電源VCCを制御端子MUXL,MUXR
に供給するためのインバータI71a,I71bと、昇
圧電圧Vppと電源VCCを切り替えて制御端子MUXL,
MUXRに供給するためのインバータI72a,I72
1b及びPMOSトランジスタQP74を有する。イン
バータI72a,I72bは、図10に示すようにロウ
系活性化信号ROWACTの立ち下がりエッジに発生さ
れる制御信号BSTにより活性,非活性が制御される。
制御信号BSTは、制御端子MUXR又はMUXLを電
圧Vppまで昇圧する期間を決定する。
ROWACTR,ROWACTLにより制御される同様
の構成を有し、電源VCCを制御端子MUXL,MUXR
に供給するためのインバータI71a,I71bと、昇
圧電圧Vppと電源VCCを切り替えて制御端子MUXL,
MUXRに供給するためのインバータI72a,I72
1b及びPMOSトランジスタQP74を有する。イン
バータI72a,I72bは、図10に示すようにロウ
系活性化信号ROWACTの立ち下がりエッジに発生さ
れる制御信号BSTにより活性,非活性が制御される。
制御信号BSTは、制御端子MUXR又はMUXLを電
圧Vppまで昇圧する期間を決定する。
【0042】制御端子MUXL側の制御回路71aで
は、インバータI72aは、信号BSTによりゲートが
共通駆動されるPMOSトランジスタQP72とNMO
SトランジスタQN71、及び信号ROWACTLによ
りゲートが共通駆動されるPMOSトランジスタQP7
1とNMOSトランジスタQN72をVpp端子と接地端
子の間に直列接続して構成されている。インバータI7
1aは、電源VCCにより駆動されるもので、信号ROW
ACTRによりゲートが共通駆動されるPMOSトラン
ジスタQP73とNMOSトランジスタQN74を主体
とする。電源VCCとPMOSトランジスタQP73の間
には、ゲートがインバータI72aの出力により駆動さ
れるNMOSトランジスタQN73が挿入されている。
インバータI71aの出力が制御端子MUXLに接続さ
れる。この制御端子とVpp端子の間に更に、インバータ
I72aの出力により制御されるPMOSトランジスタ
QP74が設けられている。
は、インバータI72aは、信号BSTによりゲートが
共通駆動されるPMOSトランジスタQP72とNMO
SトランジスタQN71、及び信号ROWACTLによ
りゲートが共通駆動されるPMOSトランジスタQP7
1とNMOSトランジスタQN72をVpp端子と接地端
子の間に直列接続して構成されている。インバータI7
1aは、電源VCCにより駆動されるもので、信号ROW
ACTRによりゲートが共通駆動されるPMOSトラン
ジスタQP73とNMOSトランジスタQN74を主体
とする。電源VCCとPMOSトランジスタQP73の間
には、ゲートがインバータI72aの出力により駆動さ
れるNMOSトランジスタQN73が挿入されている。
インバータI71aの出力が制御端子MUXLに接続さ
れる。この制御端子とVpp端子の間に更に、インバータ
I72aの出力により制御されるPMOSトランジスタ
QP74が設けられている。
【0043】制御端子MUXR側の制御回路71bは、
基本的に制御回路71aと同様の構成のインバータI7
1bとI72bを持つ。インバータI71bには信号R
OWACTLが入り、インバータI72bには信号RO
WACTRとBSTが入る。インバータI72bの出力
により制御されるPMOSトランジスタQP74を持つ
ことも、制御回路71aと同様である。
基本的に制御回路71aと同様の構成のインバータI7
1bとI72bを持つ。インバータI71bには信号R
OWACTLが入り、インバータI72bには信号RO
WACTRとBSTが入る。インバータI72bの出力
により制御されるPMOSトランジスタQP74を持つ
ことも、制御回路71aと同様である。
【0044】制御端子MUXL側の制御回路71aで
は、信号ROWACTLと信号BSTが同時に“H”で
ある時に、インバータI72aの出力が“L”となり、
それ以外は“H”(=Vpp)出力を出す。また信号RO
WACTRが“H”であり、且つインバータI72aの
出力が“H”である時に、インバータI71aではPM
OSトランジスタQP73及びNMOSトランジスタQ
N73がオンになって、制御端子MUXLにVCCが与え
られる。信号ROWACTRが“H”であり、且つイン
バータI72aの出力が“L”になると、インバータI
71aのNMOSトランジスタQN73がオフ、PMO
SトランジスタQP74がオンになり、制御端子MUX
Lに昇圧電圧Vppが与えられる。
は、信号ROWACTLと信号BSTが同時に“H”で
ある時に、インバータI72aの出力が“L”となり、
それ以外は“H”(=Vpp)出力を出す。また信号RO
WACTRが“H”であり、且つインバータI72aの
出力が“H”である時に、インバータI71aではPM
OSトランジスタQP73及びNMOSトランジスタQ
N73がオンになって、制御端子MUXLにVCCが与え
られる。信号ROWACTRが“H”であり、且つイン
バータI72aの出力が“L”になると、インバータI
71aのNMOSトランジスタQN73がオフ、PMO
SトランジスタQP74がオンになり、制御端子MUX
Lに昇圧電圧Vppが与えられる。
【0045】制御端子MUXR側の制御回路71bでは
同様に、信号ROWACTRと信号BSTが同時に
“H”である時に、インバータI72bの出力が“L”
となり、それ以外は“H”(=Vpp)出力を出す。また
信号ROWACTLが“H”であり、且つインバータI
72bの出力が“H”である時に、インバータI71b
ではPMOSトランジスタQP73及びNMOSトラン
ジスタQN73がオンになって、制御端子MUXRにV
CCが与えられる。信号ROWACTLが“H”であり、
且つインバータI7baの出力が“L”になると、イン
バータI71bのNMOSトランジスタQN73がオ
フ、PMOSトランジスタQP74がオンになり、制御
端子MUXRに昇圧電圧Vppが与えられる。
同様に、信号ROWACTRと信号BSTが同時に
“H”である時に、インバータI72bの出力が“L”
となり、それ以外は“H”(=Vpp)出力を出す。また
信号ROWACTLが“H”であり、且つインバータI
72bの出力が“H”である時に、インバータI71b
ではPMOSトランジスタQP73及びNMOSトラン
ジスタQN73がオンになって、制御端子MUXRにV
CCが与えられる。信号ROWACTLが“H”であり、
且つインバータI7baの出力が“L”になると、イン
バータI71bのNMOSトランジスタQN73がオ
フ、PMOSトランジスタQP74がオンになり、制御
端子MUXRに昇圧電圧Vppが与えられる。
【0046】より具体的に、制御回路71a,71bに
よる制御端子MUXR,MUXLの制御例を、図10を
参照して説明する。図10に示すように、ロウ系活性化
信号ROWACTが立ち上がる前のスタンバイ状態で
は、制御信号ROWACTR,ROWACTL,BST
いずれも“L”である。このとき制御回路71a,71
bともに、インバータI71a,I71bのPMOSト
ランジスタQP73及びNMOSトランジスタQN73
がオンであり、制御端子MUXR,MUXL共に、VCC
である。
よる制御端子MUXR,MUXLの制御例を、図10を
参照して説明する。図10に示すように、ロウ系活性化
信号ROWACTが立ち上がる前のスタンバイ状態で
は、制御信号ROWACTR,ROWACTL,BST
いずれも“L”である。このとき制御回路71a,71
bともに、インバータI71a,I71bのPMOSト
ランジスタQP73及びNMOSトランジスタQN73
がオンであり、制御端子MUXR,MUXL共に、VCC
である。
【0047】ロウ系活性化信号ROWACTが立ち上が
り、制御信号ROWACTL=“H”(=VCC)、RO
WACTR=“L”(=VSS)になったとする。この活
性化信号ROWACTの“H”の期間、信号BSTは
“L”である。このとき、制御回路71aでは、インバ
ータI72aの出力はフローティングになるが、インバ
ータI71aのNMOSトランジスタQN73及びPM
OSトランジスタQP73が共にオンを保ち、制御端子
MUXLはVCCに保持される。またこのとき、制御回路
71bでは、インバータI71bのNMOSトランジス
タQN74がオンとなるから、制御端子MUXRはVSS
になる。この状態で、図3の左側のセルアレイ選択回路
31aがオン、右側のセルアレイ選択回路31bがオフ
となる。
り、制御信号ROWACTL=“H”(=VCC)、RO
WACTR=“L”(=VSS)になったとする。この活
性化信号ROWACTの“H”の期間、信号BSTは
“L”である。このとき、制御回路71aでは、インバ
ータI72aの出力はフローティングになるが、インバ
ータI71aのNMOSトランジスタQN73及びPM
OSトランジスタQP73が共にオンを保ち、制御端子
MUXLはVCCに保持される。またこのとき、制御回路
71bでは、インバータI71bのNMOSトランジス
タQN74がオンとなるから、制御端子MUXRはVSS
になる。この状態で、図3の左側のセルアレイ選択回路
31aがオン、右側のセルアレイ選択回路31bがオフ
となる。
【0048】ロウ系活性化信号ROWACTが“L”に
なって、信号BSTが“H”になると、制御回路71a
側ではインバータI72aの出力が“L”になる。これ
により、インバータI71aのNMOSトランジスタQ
N73がオフ、代わってPMOSトランジスタQP74
がオンになり、制御端子MUXLはVCCからVppまで昇
圧される。このとき、制御回路71b側では、インバー
タI71bのNMOSトランジスタQN74がオン状態
を保持するため、制御端子MUXRはVSSに保持され
る。
なって、信号BSTが“H”になると、制御回路71a
側ではインバータI72aの出力が“L”になる。これ
により、インバータI71aのNMOSトランジスタQ
N73がオフ、代わってPMOSトランジスタQP74
がオンになり、制御端子MUXLはVCCからVppまで昇
圧される。このとき、制御回路71b側では、インバー
タI71bのNMOSトランジスタQN74がオン状態
を保持するため、制御端子MUXRはVSSに保持され
る。
【0049】図10に示した信号BSTが“H”になる
タイミングは、図9で説明したロウ系活性化信号ROW
ACTが“L”となった後のデータ再書き込みタイミン
グに相当する。即ちこの図7及び図8の制御回路71
a,71bによるセルアレイ選択回路32a,32bの
制御は、選択されたセルアレイに対するデータの再書き
込みを行う期間のみ、選択トランジスタQN34,QN
35のゲートに昇圧電圧Vppを与えるというものであ
る。
タイミングは、図9で説明したロウ系活性化信号ROW
ACTが“L”となった後のデータ再書き込みタイミン
グに相当する。即ちこの図7及び図8の制御回路71
a,71bによるセルアレイ選択回路32a,32bの
制御は、選択されたセルアレイに対するデータの再書き
込みを行う期間のみ、選択トランジスタQN34,QN
35のゲートに昇圧電圧Vppを与えるというものであ
る。
【0050】この様にこの実施の形態では、センスアン
プの保持データを選択セルアレイのビット線に転送する
際にのみ、その転送を行う選択トランジスタのゲートに
昇圧電圧Vppを与えるという制御を行っている。これに
より、選択トランジスタでのデータ転送に際して、その
しきい値による電圧降下を防止して、書き込みデータの
“H”レベルを確保しながら、イコライズ回路やセルア
レイ等でのリークの影響を抑制することができる。更
に、ビット線データのセンス時、セルアレイ選択回路3
2a,32bは、VCCで駆動された状態にあるから、デ
ータセンス時にも昇圧電圧Vppでセルアレイ選択回路を
駆動する場合と異なり、センスアンプとビット線の間の
電気的接続が不十分の状態に保たれる。この結果、セン
スアンプによるデータラッチは高速になる。
プの保持データを選択セルアレイのビット線に転送する
際にのみ、その転送を行う選択トランジスタのゲートに
昇圧電圧Vppを与えるという制御を行っている。これに
より、選択トランジスタでのデータ転送に際して、その
しきい値による電圧降下を防止して、書き込みデータの
“H”レベルを確保しながら、イコライズ回路やセルア
レイ等でのリークの影響を抑制することができる。更
に、ビット線データのセンス時、セルアレイ選択回路3
2a,32bは、VCCで駆動された状態にあるから、デ
ータセンス時にも昇圧電圧Vppでセルアレイ選択回路を
駆動する場合と異なり、センスアンプとビット線の間の
電気的接続が不十分の状態に保たれる。この結果、セン
スアンプによるデータラッチは高速になる。
【0051】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、ワ
ード線駆動やセルアレイ選択トランジスタの駆動に用い
られる昇圧電圧に起因するリーク電流の削減を図ったD
RAMを提供することができる。
ード線駆動やセルアレイ選択トランジスタの駆動に用い
られる昇圧電圧に起因するリーク電流の削減を図ったD
RAMを提供することができる。
【図1】この発明を適用したDRAMのブロック構成を
示す。
示す。
【図2】同DRAMのメモリセルアレイとロウデコーダ
系の構成を示す。
系の構成を示す。
【図3】同DRAMのセルアレイ間のセンスアンプ回路
領域の具体構成を示す。
領域の具体構成を示す。
【図4】図2におけるロウデコーダ/ワード線ドライバ
の具体構成を示す。
の具体構成を示す。
【図5】図2におけるワード線ドライバ選択回路の具体
構成を示す。
構成を示す。
【図6】図5におけるワード線駆動信号発生回路の具体
構成を示す。
構成を示す。
【図7】図3の左側セルアレイ選択回路の制御回路を示
す。
す。
【図8】図3の右側セルアレイ選択回路の制御回路を示
す。
す。
【図9】ワード線駆動端子制御の動作波形を示す。
【図10】セルアレイ選択回路の制御端子の制御動作波
形を示す。
形を示す。
1…メモリセルアレイ、2…センスアンプ回路、3…デ
ータコントロール回路、4…データバッファ、5…ワー
ド線駆動回路、6…カラムデコーダ、7…アドレスバッ
ファ、8…クロックバッファ、11…サブセルアレイ、
21…センスアンプ回路領域、51…ロウデコーダ、5
2…ワード線ドライバ選択回路、511…アドレスデコ
ーダ、512…ワード線ドライバ、521…ワード線活
性化信号発生回路、522…ワード線駆動信号発生回
路、71a,71b…制御回路。
ータコントロール回路、4…データバッファ、5…ワー
ド線駆動回路、6…カラムデコーダ、7…アドレスバッ
ファ、8…クロックバッファ、11…サブセルアレイ、
21…センスアンプ回路領域、51…ロウデコーダ、5
2…ワード線ドライバ選択回路、511…アドレスデコ
ーダ、512…ワード線ドライバ、521…ワード線活
性化信号発生回路、522…ワード線駆動信号発生回
路、71a,71b…制御回路。
Claims (4)
- 【請求項1】 ダイナミック型メモリセルがマトリクス
配列されたメモリセルアレイと、 このメモリセルアレイのビット線に接続されてメモリセ
ルの読み出しデータの増幅及び書き込みデータの保持を
行うセンスアンプ回路と、 前記メモリセルアレイのワード線に選択的にワード線駆
動電圧を供給するための、各ワード線毎に設けられたワ
ード線ドライバを含むロウデコーダと、 前記メモリセルアレイのビット線を選択するカラムデコ
ーダと、 アドレスにより選択されて前記ロウデコーダのワード線
ドライバに前記ワード線駆動電圧を供給するためのワー
ド線ドライバ選択回路とを備えた半導体記憶装置におい
て、 前記メモリセルアレイが活性化されてメモリセルのデー
タ読み出しが完了した時点で、前記メモリセルアレイ及
び活性化されているセンスアンプ回路領域への前記ワー
ド線駆動電圧の供給が停止され、前記メモリセルアレイ
がプリチャージ状態に入る時に再度前記ワード線駆動電
圧が供給されるようにしたことを特徴とする半導体記憶
装置。 - 【請求項2】 前記ワード線ドライバ選択回路は、前記
メモリセルアレイが活性化され、メモリセルのデータ読
み出しが完了した時点で、前記ワード線ドライバへの前
記ワード線駆動電圧の供給を停止し、前記メモリセルア
レイがプリチャージ状態に入るときに再度前記ワード線
駆動電圧を供給することを特徴とする請求項1記載の半
導体記憶装置。 - 【請求項3】 それぞれにダイナミック型メモリセルが
マトリクス配列された複数のサブセルアレイと、 各サブセルアレイの間に隣接するサブセルアレイで共有
されるように配置されて、メモリセルの読み出しデータ
の増幅及び書き込みデータの保持を行うセンスアンプ回
路と、 各センスアンプ回路のセンスノードとサブセルアレイの
ビット線の間の接続と切り離しを行うためのNMOSト
ランジスタにより構成されたセルアレイ選択回路と、 前記各サブセルアレイのワード線に選択的にワード線駆
動電圧を供給するための、各ワード線毎に設けられたワ
ード線ドライバを含むロウデコーダと、 前記メモリセルアレイのビット線を選択するカラムデコ
ーダと、 前記セルアレイ選択回路のNMOSトランジスタを選択
的に電源電圧でオン駆動すると共に、前記センスアンプ
回路に保持されたデータを選択されたサブセルアレイの
ビット線に転送する期間のみ電源電圧より昇圧された電
圧でオン駆動する制御回路と、を有することを特徴とす
る半導体記憶装置。 - 【請求項4】 それぞれにダイナミック型メモリセルが
マトリクス配列された複数のサブセルアレイと、 各サブセルアレイの間に隣接するサブセルアレイで共有
されるように配置されて、メモリセルの読み出しデータ
の増幅及び書き込みデータの保持を行うセンスアンプ回
路と、 各センスアンプ回路のセンスノードとサブセルアレイの
間の接続と切り離しを行うためのNMOSトランジスタ
により構成されたセルアレイ選択回路と、 前記各サブセルアレイのワード線に選択的にワード線駆
動電圧を供給するための、各ワード線毎に設けられたワ
ード線ドライバを含むロウデコーダと、 前記各サブセルアレイのビット線を選択するカラムデコ
ーダと、 アドレスにより選択されて前記ロウデコーダのワード線
ドライバに前記ワード線駆動電圧を供給するすると共
に、前記サブセルアレイが活性化されてメモリセルのデ
ータ読み出しが完了した時点で前記サブセルアレイ及び
活性化されているセンスアンプ回路領域への前記ワード
線駆動電圧の供給を停止し、前記サブセルアレイがプリ
チャージ状態に入る時に再度前記ワード線駆動電圧を供
給するようにしたワード線ドライバ選択回路と、 前記セルアレイ選択回路のNMOSトランジスタを選択
的に電源電圧でオン駆動すると共に、前記センスアンプ
回路に保持されたデータを選択されたサブセルアレイの
ビット線に転送する期間のみ電源電圧より昇圧された電
圧でオン駆動する制御回路と、を有することを特徴とす
る半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10321008A JP2000149551A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10321008A JP2000149551A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000149551A true JP2000149551A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18127770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10321008A Pending JP2000149551A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000149551A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8929128B2 (en) | 2012-05-17 | 2015-01-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Storage device and writing method of the same |
-
1998
- 1998-11-11 JP JP10321008A patent/JP2000149551A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8929128B2 (en) | 2012-05-17 | 2015-01-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Storage device and writing method of the same |
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